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2017年11月19日 (日)

Eno Cafe 能登輪島店@諏訪丸 輪島港

毎度、全国各地の遊漁船に自家焙煎コーヒーを持ち込んで、淹れたコーヒーを無理やり飲ませ、さらには無理やり美味しいと言わせるEno Cafeであります。

今回は記念すべき能登輪島での開店となりました。
何故に記念すべきかと申しますと、ワタクシのオフショアの大物釣りの原点がここ輪島でのブリ釣りだったからであります。

あれはおよそ三年半前の忘れもしない四月の八日、ゼロ泊三日の弾丸ツアーで訪れたのと輪島にて開始早々ビギナーズラックでブリをあっさり釣り上げてしまったのでありました。
あの日あの時から三年半余、南に西に北にとずいぶんいろいろな釣りをしてまいりましたが、ワタクシのスタートはあの日の輪島の一匹から始まったことは変えようの無い軌跡となり僕の釣り人生の大きな道標となっているのでありました。

その輪島の船でコーヒーが淹れられるなんて、なんという喜び、自ずと気合も入るというものです。

今回、記念すべきEno Cafe開店の舞台となりましたのは、能登輪島の有名船「諏訪丸」さんであります。

実はここに訪れる前から自宅でEno Cafeの用意をしながら、お湯はあるのかどうかなどいろいろ調べている中、どうも船長が強面の方らしい、という根も葉も無い噂を聞き、本当に船上でコーヒーを淹れられるのだろうか?うっかりコーヒーをこぼしたら日本海に叩き込まれてしまうのでは無いか?などと身勝手に怯えていたのでありましたが、釣りの前日に直接船長の山中さんにお会いしたら気さくな楽しい方だということがわかり、コーヒーくらいどうぞ思う存分淹れてくださいとのこととなり不要な恐怖は喜びと変わり11月13日の記念すべきEno Cafe開店となったのでありました。

当日は早朝五時過ぎに出船、港を出て速度を上げるとウネリがあるのか、いい感じで船が揺れてくださる。最初んポイントまで約一時間走るというので淹れるならここしかないとタイミングを見計らっておりました。

「あと二十分くらいでポイントに着くよ」と船長に告げられた時、迷わず今だとコーヒーをゴリゴリと挽き、諸々の準備をします。
まだ真っ暗な中での準備にはヘッドランプをつけてのゴリゴリです。

Imgp8306

この日の船の揺れはEno Cafe的には10段階のうち8くらいの揺れでしたので、レッドゾーンまで行かずともいイエローゾーンくらいまでは到達した危険な揺れでありましたので、挽いた粉や淹れたコーヒーをこぼさないように、あるいは多少こぼれても問題なさそうな場所を確保しての野点であります。

挽き終わった粉をドリッパーのセットしてからは揺れとの勝負。
お湯を指すのにはクルーの青年の手を借りてお湯をポットから受け渡していただくことでことなきを得ました。このような連携プレー、集団的攻撃無くしてはEno Cafeの開店は不可能なのであります。

現場にいる皆さんの力添えがあって初めて美味しいコーヒーが飲める。
ともの闘い勝利を得たような充実感と達成感、満足感が初めて得られるのであります。

無事に淹れたコーヒーをまずは船長に聞き味していただき、船長の「美味しい」の一言で他の皆さんもまずいとはいいづらくなったところで同船の皆さんにも配り朝のコーヒー・タイムであります。

Imgp8310



船の移動中は必ず寝ているY店長を除いた皆さんでコーヒーを飲めばまだ暗い船内には、これから待ち受けるであろう厳しい釣りの前にたおやかな空気が流れて、みなさん柔らかないい表情を見せてくださったのでありました。

Imgp8308


あれ?でも誰か足らない。
足元を見たらトモで横たわる人間がいた。マッシーさん、そんなところで寝てるからコーヒー上げるの忘れちゃったよ。まあいいか、寝てるし、気づかないし。
この日のEno Cafeは実はもう一つの記念すべき日でありました。
それは、今年の一月から定期参戦した東京湾シーバス・ジギングで毎度のEno Cafe開店の労をねぎらってか、ルアー・デザイナーの若林さんからアルミの削り出しでできたデミタスカップをこの釣行直前に頂き、ここで初めて使わせていただくというもので、これまで紙コップで飲んでたコーヒーをマイカップで飲めるようになった記念すべき日なのでありました。

Imgp8311


輪島の沖で自分で焙煎したコーヒーを飲むなんて三年半前のあの日には夢にも見なかった。

あの日僕の目に焼き付いてたのは今日と同じ輪島の美しい日の出とそれに輝き出されたブリの魚体だった。


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およそ一年半前に突然思い立って始めたこのEno Cafeだけれども、やっとここで一つの区切りがついたような気持ちになり、これから先、もっともっとあちこちの海で美味しいコーヒーを淹れてやろうという新たな意気込みを能登の海に誓ったのでありました。


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