能登輪島ブリ・ヒラマサ・キャスティング その二@諏訪丸 輪島港
ブリ・ヒラマサをキャスティングで狙おうという今回のツアー、魚からの反応はいまいちで、朝まずめはガンド(ワラサ)とブリ一本で終わってしまいました。
その後ポツリポツリと釣れたものの魚からの反応はイマイチの状態。
僕の方はキャスティングは最初の三十分だけやってね魚狙い、入れ食いと言われていたアコウ(キジハタ)を狙ってネチネチ探るもベラ二匹という貧果でありました。
一度はアコウらしい魚をかけたんですがあえなくバレてしまい心が折れそうになるも
それでも諦めず底付近をジグで攻め続けること二時間、やっときました待望のアタリ、今度は魚もしっかり掛かっている様子、ん?でも引きが根魚とちと違う、糸を巻き巻きしている間首をやたらと振るような感触、一体何が掛かったやら。水面近くまで上がってきたのを恐る恐る見ていたら、あれ?黒っぽい。
釣れたのはビール瓶サイズの見事なアイナメちゃんでした。
夏の金華山で釣れたのと同じくらい太い。確かこれのお刺身は美味しかったんだよなあ、と思い出してニンマリです。
地合いが来たか?と思ったもののその後もアタリは殆どなく本日の根魚商店街はシャッター街化しているご様子。
キャスティング組の皆さんも投げ続けていましたが、時折魚が出るもののヒットはなく日は高く上がりお昼近くになってしまいました。
キャスティングのみならず根魚攻めの体力も使い果たしてしまったワタクシは、ここでキャビンに入りしばしウトウトして体力回復を試みます。
船長に「僕の体力では100投がいいところなので休憩です」といったら、「午後の分50投分の体力を残しておいて」と言われたこともあり「午後にもチャンスはあるな」と体力の温存作戦に入ったのでありました。
しばらくウトウトしている間もこれといった事件は起こらなかったようで、船長も攻めあぐねて悩んでいる様子。
小一時間して根魚クラブに復帰して底をネチネチ初めて間も無く、「深場へ移動しよう」と決断したようで船は少し走ってやや深めのポイントに移動しました。
この移動が大当たり!キャスト開始後すぐに「出た出た〜!」「ヒット」と急に賑やかになってきたじゃありませんか。
根魚クラブの僕も、今が地合いだ!とばかりにキャスティングロッドに持ち替えて投げ始めたら5〜6投したところで魚が出た。
しばらくルアーを追ってきたものの針にはかからず、しかし魚はいる。
次の一投でもまたまた魚が出た。これは釣れるぞ!とキャスティングしてルアーを何度か動かしたら急にグン!と重くなった。
ここで「慌てて竿を立てて合わせると抜けるよ!」と昨夜の焼肉屋さんで船長から口を酸っぱくなるほど指導を受けていたので、そのまま竿を寝かせたまま糸を巻き続けたらしっかりと魚はかかったようで、その重さがグングンと腕に伝わってくる。
先ほどまで寝ぼけていた頭は一気に血が上って熱くなり体も休憩していたのが良かったのか思いの外機敏に反応してくれた。魚はよく引きドラグを出すので軽く締め込んでファイトする。意外と大きいんじゃあないの?なんて期待をしながら巻いてきたらどうやらスレらしい。
針が口にかからず体のどこかにスレていると魚が泳ぎやすいのは釣り師の皆さんならよくご存知と思われますが頭の少し後ろあたりに針がかりしていたので道理でよく引く。
上がってきたのは3キロくらいのガンドでしたがお腹はパンパン、丸々と肥えた見事な魚体に見とれてしまいました。
「シメますか?」と聞かれて、思わず「はい」と答えてしまったので写真を撮る暇もなくシメて血抜きしてしまいましたが、この一匹のファイトでキャスティングは十分満足できたので再び根魚クラブに戻ってネチネチです。だってアコウが食べたいんだもん。それに同じ一匹でもキャスティングの一匹はなぜか満足度が高いものなんですよ。
船上ではヒットがポツポツと出て賑やかな状態。
ほぼ全員がキャスティングでガンドを仕留め船長もツアコンのY店長も少し安心したご様子。
そしてさらにTさんがヒラマサをヒットさせ船上が賑やかになった。
ここ輪島ではヒラマサはブリに比べて数段格が上なんです。これが釣れると釣れないとでは全く話が違う。
ここまで早朝からキャスティング一本で投げ続けてきたTさんも苦労が報われて会心の笑みを浮かべて写真をパチリ。
長いことキャスティングゲームから離れていたマッシーさんは竿とリール一式を新調して今回の釣りに臨んだものの、なかなか要領を掴めなかったようで苦戦を強いられておりました。
一方根性なしの根魚クラブの僕の方はちっこいマハタを釣ったものの、その後またまたアコウらしき魚をバラしてしまい、本命のアコウはとうとう一匹も釣れずじまいで午後時二時の終了時間となってしまいました。
キャスティングの方は渋めながらもなんとか格好がついたものの、この根魚のあまりの沈黙ぶりには船長も首を傾げてしまっておりました。
再び小一時間船は港に向かって走り、僕はキャビンでごろ寝をしました。
普段は滅多にキャビンで寝ないのに投げていない割にはアコウが釣れなかったショックなのか体に疲れを覚えたのであります。
港について素早く片付けをし船長やクルーの皆さんにお礼と挨拶をして一路横浜へ向けて走り始めます。
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