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2018年3月18日 (日)

ヤスモノスコッチは最強なのだ!

本ブログで酒の話はあまり書いていないことに今になって気がついたのだが、決して酒が嫌いなわけではございません。というよりむしろ酒好きのブルイに入る方でして日頃から酒を飲まない日よりも飲む日の方が圧倒的に多い、いや飲まない日は年間を通じて数日か、というほどお酒は好きなんであります。

基本的にはビール好きですね。キンキンに冷えたビールがあれば幸せ!なのでありますが、ビールばかり何リットルも飲むのも芸がないので、というよりビールの後は濃い酒が欲しくなるので、自ずとアルコール度数の高い酒に移行するのが常なのであります。

濃い酒部門ではここ数年は芋焼酎が圧倒的に多かったですね。これは種子島、長崎など九州方面に釣りの遠征に行ったあたりからの傾向でありました。一時は屋久島の三岳に惚れ込んでしまい一升瓶を大人買いするほどでありましたが、三岳の高級ブランド化による?大幅な値上げなどがあっていつの間にか僕の中の芋焼酎ブームは去りました。沖縄の泡盛もよく飲みます。久米仙、八重泉などが好きでよく飲みますね。

焼酎のいいところは何と言っても安くて濃い、つまり安上がりに酔っ払えるところなのでありました。過去形に書くのは、かつては焼酎といえば40度くらいはみなあったのに最近は25度くらいの度数(濃さ)でいささか物足りない、言い方を変えればコスパが悪いのであります。

それでも美味しいから特に疑問も持たずに焼酎の日々を過ごしていたのですが、最近ふとしたことで近所のお酒の量販店KYリカーというお店でスコッチのコーナーを物色していたら、なあんと、むかしは高嶺の花だったジョニー・ウォーカーやらカティ・サークやらのブランドものウィスキーが千円ちょいで棚に並んでいるのを発見してちょっとクラクラするくらいのショックを受けてしまったのであります。

さらに、その棚を見ていたら本場スコッチの初めて見る名前のものがずらりと並んで僕に向かっておいでおいでをしているじゃあありませんか。お値段の方もビックリの千円切りというものまであって、本当に中身は大丈夫なのだろうか?と疑ってしまったものの、その中に「フォートウィリアムス」という名前のものを見つけて、「あ、ホンモノだ!」とピンときたのであります。

フォートウィリアムスというのは恐竜伝説で有名なスコットランドのネス湖から流れる川伝いに北へ北へと進んで行ったちょうど川の河口のにある北の果て的な街の名前なのであります。
なぜそんなことを知っているのかというと、今から三十年ちょっと前、まだセーネンだった僕が初めて行ったヨーロッパの長期滞在ロケの時にこの街を訪れたことがあったからなのであります。

当時の僕は駆け出しのディレクターでこの仕事が初めての海外ロケ。にも関わらず、というか自ずというか、とにかく低予算の仕事だったのでスコットランドにはカメラマン氏と僕の二人だけでロンドンから空席待ちの便で飛ぶというほどのケチくさいもので、「海外ロケ行ってきたんだよ!」なんてエラそうに胸を張ってエバれるようなものとは程遠い仕事でありました。
スコットランドに行って何に一番驚いたかというと、川の水も水道から出てくる水もみ〜んなスコッチウィスキーの色をしていることですね。

スコットランドの地質は泥炭(ピート)と呼ばれるもので、この地層を通る雨水はタンニンの色がついてウィスキーのような琥珀色になるんです。
琥珀色というとキラキラした明るいイメージですが、これが大量に集まり川となり湖となると鉛色になるのであります。僕が行った季節(初冬)が曇りの多い季節ということもあり、重く垂れ込めた雲に少ない光を反射させた水は鉛色をして流れ、あるいは重く輝いておりました。

ネス湖などは一面鉛を張ったように波立たぬその湖面が一瞬でも揺らごうものなら何まブキミな生き物が出てきたと思わざるを得ないほどのブキミな湖でありました。

僕とカメラマンはグラスゴー空港からレンタカーに乗り撮影をしながら、ハリー・ポッターの二作目で車が空を飛んだシーンの舞台のあたりを経由しネス湖を撮影してたどり着いたのがフォートウィリアムスの街だったのであります。

小さな民宿みたいなホテルを行き当たりばったりで探し、古い街並みの街のスーパーで酒のつまみをカタコトも喋れなかった英語でなんとか買い求め宿に帰ったら部屋の風呂のお湯が出しっぱなしになっていて、ウィスキー色のお湯が湯船から溢れ出して風呂場の床までびしょびしょに濡らしてしまい、なんて叱られるのかドキドキしたっけ。

幸い温厚な店主はロクに話が通じないだろうと思ったのか、いくらかの床の補修料を請求しただけで許してくれたのも深い思い出になっている。

このようなぎっしりあった思い出がKYリカーの棚のウィスキーの瓶を見た途端に一気に頭の中に溢れ出してしばらくラベルを見て立ちすくんでいたのでありました。店員さんから見たらさぞや怪しいおっさんに見えたでありましょう。万引きするんじゃないかとチェックしていたかもしれません。
すっかり話が長くなってしまいましたが、そんな経緯でフォートウィリアムスという税別990円のスコッチを買って帰った夜、まだホントにこの値段でスコッチなのか?と疑いつつ、あの日の溢れたお風呂のお湯と同じ色の液体をグラスに注いでストレートでちびりと舐めてみれば、口に広がる香りと風味は間違いなく正しいスコッチの味で再びスコットランドの思い出に浸ってしまったのであります。

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ブレンドウィスキーとはいえこれだけ美味しいお酒が税抜きたったの990円。しかも40度もあるから少量で酔っ払えるしアルコールが体から抜ける飲む比較的スムーズで日本酒の酔い醒めのように翌日の朝までクネクネと絡みついてくる女のようなしつこくない。
こんなにコストパフォーマンスの良いお酒は他にないのではないのか?ということに気づいたのであります。

最近はバーボンなどにもこのくらいの価格のものが登場してきましたが、僕の感じるところでは同じ銘柄のものでも安くなったもの中にはかつての高級値段時代より味が落ちたと感じるものがありメーカーさんとの信頼関係が崩れてしまったので最近はすっかり敬遠がちになってしまったのであります。

その点でスコッチの小規模酒造会社の気合いのブレンドものに軍配をあげるところなのでありますね。

思えばわしらのセーシュン時代にはスコッチなどというのは高嶺の花だった。
中学二年生の時にわざわざ家から離れた酒屋まで買いに行ったサントリーレッドのコークハイ(死後か?)でゲロを吐いたのが我がウイスキー人生の始まりでありますが、当時のレッドが500円。サントリーの角瓶が1500円で、それすら買えず、なんとか買えて飲めるのは1000円のホワイト止まり。ダルマと呼ばれた2000円のサントリーオールドは買えなかった。

当時のスコッチとなると今や1000円ちょいで売られているジョニーウォーカーの赤が3000円くらいしていてお目にかかることすらなかった。その後海外旅行のお土産といえばスコッチという時代になりましたが、当時は一ドル360円時代でまだ海外旅行に出かける人なんてお金持ちの一部くらいだったんです。

そんなセーシュン時代憧れのスコッチが日常的に安価で、しかも焼酎より安く飲める時代が来るなんて思いもよらなかったっちゅうもんです。長生きはしてみるもんだ。

ということで、目下のところ酒といえば安いスコッチにすっかりハマっていまい、くだんのフォートウィリアムスはすぐに空となり先日2本目を購入。
今度も1000円前後のブレンドスコッチで「エインシェント・クラン」( Ancient Clan)というシロモノ。

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これも前出のフォートウィリアムスと同じスコットランドの北部ハイランド地方のスコッチなのでありますね。

早速飲んだら、これもまた美味しい。
同価格の国産ウィスキーとは比べ物にならないおいしさ。
うまさ、お値段、アルコール度数の高さとコスパは抜群。

これでまた一週間くらいは幸せな日々を送ることができると思うとヤスモノスコッチは今の僕にとっては最強のお酒なのであります。


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