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2018年4月13日 (金)

THE JAZZ TRIO@Paul Smith Ray Brown Louis Bellson

先日、月に一度くらいの割合で通っている西新宿にある整体院に行った。

予約時間よりだいぶ早く着いてしまったのでどうやって時間をつぶそうか、喫茶店(て今は言わないか、でも近くにルノアールがあったぞ)でコーヒーを飲むには時間も半端だし、そもそも自分でコーヒーの焙煎を始めてからというもの、街場のカフェのコーヒーの味に対する失望が大きくお金を払ってあまり美味しくもないコーヒーを飲む気にもならないし、さてどうしようか?と、とりあえず整体院の入るビルまで来たところ「中古レコード」の看板が目に入った。


どれどれレコードでも眺めて暇をつぶそうかとお店のある二階へ上がってみたら、店の入り口にレコードが無造作に入った箱がいくつか並んでおり「どれでも一枚200円」という札が立てかけられていた。

こういうのを見ると俄然燃え上がるのが中古レコードエサ箱アサリ魂(そんなのあるのか?)で、箱の中には絶対お宝が眠っているに違いない、待っていろよお宝ちゃん、今僕が君を拾い上げてあげるからね、と早速あさり始めた。

見ていくと段ボールの中のレコードは昭和の歌謡曲、ソウル、アメリカンポップスなどでしめられていて、スタイリスティックス、ダイアナ・ロス、オリビア・ニュートンジョン、なんて思わず懐かしくて買ってしまおうかと心をくすぐってくる。なんたって一枚200円なのだから。

それでも我慢してジャズ以外は無視してあさり続けていくと三箱目でやっとJAZZの文字が目に飛び込んできた。

「THE JAZZ TRIO」というタイトル文字に、おおなんと臆面もなくよくぞつけたジャズの王道を行く的潔いタイトルだ、と手に取りメンバーを見たらpaul smith    ray brown    louis bellson と書かれている。

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レイ・ブラウンとルイ・ベルソンはよ〜く知っているけどピアノのポール・スミスは知らなかった。でもどこかで聞いた響き、ファッションブランドにそんなのがなかったっけ、などと思いつつも、ベースとドラムがこの二人ならリズム隊はドライブしていいレコードに違いない、いや、プロデューサーがピアノが心細いからリズム隊を強力にしたのか?などと考察しつつも200円払って買ってきた。ダメアルバムでも200円なら悔しくない。

整体で修行のようなきつい治療をしていただき調子の悪かった膝がすっかり楽になったところで、この日は下北沢にあるバーで知り合いの画家が個展をやっているので見に行き、居合わせた知人関係の方々とワイワイやりながらお酒を飲んでいたら、ふとカウンターにレコードプレーヤーがおいてあるのを見つけた。 恐る恐るこれかけてくれますか?と200円のポール・スミスを取り出したらマスターが快く受け取ってくださりくるくると回り始めた。
さて、どんな音が飛び出すのか、ワクワクドキドキしながら耳をそばだてていると、なんと実に小気味良いピアノ・トリオのサウンドが流れてくるではありませんか。
あ、これ大当たりだ、とその瞬間思いましたね。
演奏はオーソドックスなモダンジャズ・ピアノ・トリオそのもので奇抜なことは一切なし。真正面からのバップ勝負という演奏が潔く心地よい。

お店のBGMとしても上質なサウンドだったのでお店の方が裏までかけてくださった。
いやあ、今日はなんだか得しちゃったぞ、とその日は心地よく酔っぱらい終電で帰宅した。

翌日、件のアルバムを朝からかけて聴き直す。
酔っ払った勢いで良く聴こえたのかもしれない、という思いと夕べの心地よいサウンドをもう一度という思いとでターンテーブルを回した。

おお、我が家のオーディオの方がお店の小さいスピーカーよりデカイ分迫力があるぞ、レイ・ブラウンのベースがグイングイン唸るし、ルイ・ベルソンのドラムスがシャープに炸裂する。ピアノも軽快で美しいタッチで聞いていて心地よい。演ってる曲もスタンダードのオンパレード。いやあ、渋くていいアルバムだなあ、さらに200円の割にレコード盤の状態も良くノイズがほとんど出てこない。

ポール・スミスさんについては全く知識がなかったのでググってみたら僕の勉強不足が露呈した、エラ・フィッツジェラルドのバック・ピアニストとして有名らしい。

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西海岸の人だということもわかり、ディスクユニオンのページを見たら10枚くらいアルバムがある。ディスクユニオン的には「ソフト・サウンディング・ジャズを代表するピアニスト」らしい。ソフト・サウンディング・ジャズというのは初めて聞くジャンルわけだが、まあ納得できる。サウンドがソフトでそのままだから。

若い頃にトンガッたジャズばかり聴いていたのでこういうオーソドックスな人たちに以外尊いのよね、などと言い訳しつつ朝からソフトなジャズのサウンドにつつまれて幸せな時間を過ごしたのであります。

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裏のライナーノーツを眺めていたら1977年アウトスタンディング・レコードというところで録音されて「insights」というレーベルだ、クレジットに日本人の名前が二人入っている。さらに見て行ったら、あれえ?Printed in Japan ¥2500 て書かれている。ひょっとしてとジャケットの中を見たら解説書まで出て来た。

ジャズ評論家の佐藤秀樹さんがポール・スミスについて詳しく解説している。
なんだ発売元は日本ではRCAだったんじゃないか。すっかり輸入盤だと思い込んでいて見落としていた。

詳しくは書かないけどとにかく素直に心地よく聞けるいいアルバムなのでありました。

もし、何処かで見かけたら買いですよ〜!


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