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2018年5月25日 (金)

岩見淳三トリオ+1with YAYOI@ MUZA川崎 音楽工房

ジャズギタリスト岩見淳三さんのCD発売記念ライブ第二弾と称してのライブがあったので聴きに行って来ました。

前回今年の三月十四日にはCD発売記念ライブ第一弾がありそこに出かけた際に発売されたCD「JAZZ AND BOSSA II」を購入し、本ブログにも感想文を書きましたが、CDでは演奏されていたのに前回のライブには参加していなかったトランペットの伊勢秀一郎さんをどうしても生で聴きたかった、というのが今回出かけて行った一番の動機なんです。

CDで聴ける伊勢さんのトランペットの音は甘く切なく繊細で聴いていて心に染み渡ってくるものがありました。これを生で聴くチャンスを逃すものかというわけです。

会場はJR川崎駅前のMUZA川崎、ここの市民交流室と呼ばれる150人ほど入れる小ホールで行われました。小編成のジャズを聴くにはこのくらいの箱の方が演奏者の息遣いが伝わって来ていいというものです。

午後7時、予定通り開演。
はじめに登場したのは岩見淳三ギター、中村新太郎ベース、山口新語ドラムスのギター・トリオ。CDのメンバーです。

一曲目はアップテンポの曲(曲名は忘れた)ノリノリにスタート。確かこれはCDには入っていない曲だった。岩見さんのMCがあって二曲めに進む。

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二曲めからはギターをクラッシックギターに持ち替えて曲は「Polka dots and moonbeams」
この演奏は最初のギターの一音で涙が滲んで来てしまった。
最近歳のせいか僕は妙に涙もろくなっているのですが、このギターの音、そして素晴らしいタイミングで入って来たベースとドラムすにすっかりやられてしまった。
僕の心の何処かにある琴線に触れてしまたのですね。

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このトリオのコラボレーションは素晴らしく、タイトで控えめながら要所をきちっと決める山口さんのドラム、一音一音気持ちの入った音で歌い上げる中村新太郎さんのベース、そしてその二人をバックに縦横無尽に展開する岩見さんのギターソロのサウンドが会場を温かく包み込んみ、演奏が終われば水を打ったように鎮まった会場から感動の拍手がわいて出た。


「It's the talk of town」では静かな演奏からノリノリのボサノバのリズムに変わり会場全体がスイングする空気が伝わってくる。
この曲も生で聴くのは二度め、CDでは何度も繰り返し聴いているけれどトリオの息のあった演奏がどれも素晴らしい。
曲順は忘れてしまったけれど、この辺りでトランペットの伊勢秀一郎さんが登場し、僕は待ってましたとばかりの拍手で迎えました。

伊勢さんが入っての最初の曲はなんだったか忘れてしまったけれど印象に残っているのはギターとトランペットのデュオで演奏した「There will never be another you」

最初はスローテンポでバラード風に始まる。この伊勢さんのトランペットの音が実に優しく温かく僕を包み込んで癒してくれる。これだよ!これが聴きたかったんだよ!と耳をすます。
テーマを拭き終わったところでインテンポになりソロを展開していく。
伊勢さんのソロは音色と同様メロディアスで優しく包み込むような暖かいソロ。
トランぺとというとやたらとテクニックを見せびらかしたり大きな音を威勢良く強いアタックで吹く人が多い中、伊勢さんのペットは柔らかなその音色とフレーズでギターの音の邪魔をしないのでギターとの間に実に絶妙なバランスが取れた世界が広がる。どこまでも温かく、優しく、全てを許容して包み込んでくれる感じ。まるで子守唄でも聴いているかのような心地よさ。

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岩見さんのギターソロ曲を挟んで舞台にヴォーカルのYAYOIが登場し二曲ほどいつものノリノリの歌を披露。(順番はうろ覚えですが)

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会場一体となって演奏と歌を楽しませてくれたところで第一部の終了となりました。
第二部の始まりは「Foggy forest」という岩見さんのオリジナル曲。
故郷の熊野の山の中にある小さな村の神社の神木を見て作ったというその曲は岩見さんのギターをバックに中村さんの太く力強いベースでテーマのメロディが奏でられはじめる。

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サビの部分でギターの音が流れるサーッと新しい空気が流れ込んできたように世界が広がる瞬間が心地よい。再びベースに戻りテーマが終わるとギターソロへ。
ちょっとフォークソング的なメロディの曲なのだけれどとても幻想的な世界を喚起させられて素晴らしい曲です。

長くなるので端折りますがその後、途中から伊勢さんのトランペットが入りアルバムから「St.VITAS dance」「Zingaro」などの曲が演奏されます。

控えめながら実に細やかな技でバックをサポートする山口さんのドラムが素晴らしい。ドラム・ソロもまた素晴らしかった。

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どの曲も素晴らしい演奏だったのですが一番シビレタのは伊勢さんの入った「Zingaro」かな。シンプルなメロディがうねるようなコード進行の上をなぞっていくような曲なのですが、そのメロディははなんとも切ない響きで、これがまたまた切ない音色の伊勢さんのトランペットで吹くと素晴らしい。
再び不覚にも涙がにじんできてしまい、恥ずかしいので人に見られないように目をつぶって聴いていましたよ。

甘く切ない伊勢さんのトランペットソロの後に続いて岩見さんのギターソロもまた素晴らしい。次アントニオ・カルロス・ジョビン作曲のこの曲、ボサノバ特有の切なさや哀愁を醸し出しつつどこか人生を励まされるようなそんな演奏でした。
続いて一部同様にYAYOIのヴォーカルが順次入って二曲ほど最後は「What a wonderful world」でしっとりと終了しました。
と思ったらアンコールの拍手に呼ばれて岩見さんがギター片手に登場。
ソロで「I'll be seeing you」をしっとり聴かせてくれて暖かい拍手でコンサートは終了しました。

この演奏も岩見さんの気持ちの入ったギターの音色が美しく繊細にそして時に物悲しく時に力強く奏でられ、会場は水を打ったように静まり返り聴き惚れました。東北大震災の追悼イベントで演奏したというこの曲。岩見さんの被災者への寄り添う気持ちがそのまま音になってで奏でられた素晴らしい演奏でした。

ジャズは普段あまり聴かない同行者の感想は、今ままでライブはたくさん見てきたけれど「楽器が歌う」というのを感じたのは初めて!、とても楽しかった、と岩見ファンお僕にとっても嬉しい言葉をいただきました。
なお本ブログに掲載した写真は特別な許可をいただいて取らせていただいたものです。許可なしでの転載は二次使用はご遠慮ください。よろしくお願いいたします。


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