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2018年6月

2018年6月30日 (土)

男女群島遠征2018 その四@サンライズ 呼子港

男女群島一泊目。

夜中に船に叩きつける雨音で何度も目が覚める。
僕が寝ていたのは船底から50センチほど高い棚状に作られたベッドで耳元の壁はふな底の鉄板なのであります。ちょうど耳元あたりに海の水面があり、波が船に当たる音がダイレクトに耳に飛び込んでくる。しかしこの晩はチャプチャプと船に当たる穏やかな波音よりも甲板に叩きつける雨音の方が気になった。

ずいぶん長い時間寝て起き上がると外は明るくなっていたものの雨音は相変わらず聞こえる。

午前七時頃起床。船長が朝食の支度を始めるその前の時間をいただいてコーヒーを淹れ、すでに起きていたメンバーにコーヒーを振る舞った。

雨降りはこちらにくる前の天気予報ではこの日の前半は降り続き後半は上がるだろう、との予報だったので普段は早朝5時過ぎには釣りを始めるところなのだがこの日は朝の時間をゆっくり楽しんだ。

雨にかすむ男女群島をながめながら極上のコーヒーをいただく、というのもなんとも贅沢な時間であり、こんな環境での特別に美味しく感じるコーヒーというのもなかなか飲めるものじゃあない。

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朝食ができると船底からもぞもぞと全員が起き出してきて思いおもいに食らいつく。
トーストにサラダがうまい。
食事が終われば雨の中とはいえ釣り以外にすることはなく船はポイントに向かってエンジンの唸りを上げゆっくりと進み始める、一同も無口になって臨戦態勢に入る。

最初のポイントに入ったのは午前10時近く、水深100メートル前後の場所。
魚の反応は良く潮も流れているようだ。船長の合図とともに釣りを開始したと思うも間も無くいきなりドベ氏とY店長のダブルヒット。天気は悪いが釣り日和なようだ。

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フタチのダブルヒットの写真を撮り、急いで仕掛けを落とした僕にも底から二しゃくりめでガツッ!と何かがアタッた。よく引くのだけれどどうもカンパチではないようだ、カンパチ特有の下へぐいぐいと引き込むファイトではなく首を細かく振るような竿の叩き方、ん?これってもしかして?
と思った通り、上がってきたのは3キロオーバーのマダイでした。

ドベ氏とY店長は仲良く良型のカンパチ、なんで俺だけマダイ?とお思いながらもおめでたい魚が釣れたので嬉しくなってしまった。

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同じポイントを流し変えたところでジギング王にもヒット!
やはり同サイズ、10キロはあろうかという良型のカンパチだ。

雨は一時的は土砂降りとなり釣り師の我々の気を削ごうとした。移動中には一瞬止んだかに見える雨は釣りを開始すると再び降り始め、さらには激しく降ることもあった。

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そんな雨にも負けず釣り続ける僕にかかるのは大きなサバばかり。まるまると太った50センチはあろうかという見るからに美味しそうな大サバが次々とかかる。
サバの固まっている層をジグが通過するところでジグにサバが食いついてきてしまうのでどうすることもできない。瞬く間に5〜6本のサバを釣り上げ、泳がせ釣りのエサ用にと生簀に放り込んだ。

この辺りから潮の流れは緩くなり始め根魚王は泳がせ釣りの体制に入る。
サビキ釣りで釣り上げておいたムロアジやサバの口のところに大きな針をかけ、これを重りで海底に沈めるのであります。

ルアーでこれだけ釣れるのだからエサなら簡単に釣れてしまうのでは?と思われる方も多かろうと思うのでありますが、そう簡単なものではないらしい。
エサの泳がせ方やタナドリにはなかなかのテクニックが必要で根魚王もこれに集中していた。

そんな時船の中程で釣っていたナカシマ氏に何か大物がかかったようだ。
一見して大物とわかる竿の曲がりは竿の根元まで容赦無く弧を描いている。
これはデカイ!とすぐさま全員釣りをやめて船一丸となって大物と闘う、はずであった。

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氏のファイトを記録に残さんと僕はすぐ氏の横に入りビデオを回していた。そこに船長が足元を指差すので目をやると土砂降りの雨に濡れて自然膨張してしまった氏のライフジャケットが浮き輪になって転がっていた。

目配せで、それを取って、と船長がいうので手渡すと、あろうことか必死でファイトするナカシマ氏の頭にかぶせたではないか。こんな時にまさかのおふざけぶりにナカシマ氏も「船長!言っていいですか?!!!え〜〜って!」と半分マジ顔で応戦。周囲は大爆笑。

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船長は記念写真までしっかりと撮り船上は大はしゃぎ、まるでお祭りのようである。
10分余りの爆笑と強烈な引き込みとのガチ勝負の末に上がってきたのは大きなカンパチ。

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水面に姿お見せた瞬間、全員がお〜〜〜〜!っと声を上げるほど大きかった。
早速重さを測るが揺れる船の上で図の針は左右に揺れながら30キロの周辺を前後する。計りを見つめる船長最低は厳しく28.5キロということになった。

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30キロにはわずかに及ばないものの見事なカンパチ。こんなのが自分のジグの周りをウロウロしながらエサか鉛の棒日を品定めしていると想像しただけでワクワクしてくる。

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このカンパチに続けとばかりに泳がせ釣りをしていた根魚王が19キロのヒラマサをあげたのだが、根魚王の狙いはあくまでもクエなのでヒラマサ19キロも彼に取っては外道なのである。

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俺にもあんなヒラマサを!としゃくっていた僕にもヒット!だが小さい。
それなりにファイトを楽しみながらも見えてきた魚に「君じゃないんだよ〜。お父さんを連れて来なさい」と語りかける。

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時計は午後1時近くになりここでお昼の休憩。

船長がいつの間にか作っていたソーメンでお腹を満たす。
野菜や具がたっぷりのソーメンが雨に打たれ疲れ切っていた一同を慰めてくれる。

昼食後、予報ではそろそろ雨が上がってもいいのに‥‥という時刻なのに雨はあがったり降り出したりと意外としつこく降り続けるのでありました。
この時点でパンツまで濡れてしまったY店長がリタイアして寝てしまった。

僕だってパンツまで濡れていたけど一匹が釣りたくて釣りをやめられない。
他の仲間もそんな思いで釣り続けたのでありましょう。
2時半を回ったあたりでドベ氏がカンパチをヒット!

これも10キロくらいありそうな良型。今日はこのサイズがアベレージで、おそらくその周りには先ほどナカシマ氏が釣り上げたような大物が、そしてさらにもっと大きいのもウロウロしているに違いない。

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しばらくして僕に久々のヒット!ドラグが音を立てる。久しぶりの、いや今回一番の大物だ。底は切ったので根ズレの心配はもうないだろう、と慎重にやり取りする。腕に感じる重さからすると10キロ前後か?ファイトはカンパチらしい強烈な引き。

残り30メートルを切理、これは上げるぞ!とさらに慎重にファイトしたのであったが、ここで突然「プッ!」と嫌な感触が手元に伝わったかと思ったら竿が軽くなってしまった。

糸を回収してみたら切れたあたりがザラザラになっている。
根ズレにやられてしまった。海底の起伏の激しい男女群島ではよくあることなので誰も驚かないが悔しいものは悔しい。失ったジグも今回の当たりジグだったのでこれまた失ってしまい悔しい。

もう一人悔しい方がいた。

大物クエを狙い泳がせ釣りをしていた根魚王だ。
アワセのタイミングをつかんだ彼は二匹の量型をかけたのだがいずれも狙うクエではなくカンパチだった。悔しさは表情に出さない根魚王だが魚が上がってきた時の彼の反応にその残念さが浮き出ていた。

そうこうしているうちに時刻は午後6時を回り、やっと雨が上がり西の空が明るくなってきた。


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ところが潮の動きはすっかり止まってしまい、魚のいる反応はあるのだがジグへの反応は全く無くなってしまった。
日没が迫ったところで今日の釣りは終わりにして停泊する浅瀬に向かう途中で船長が気を利かせてくれて「アカハタをやりましょう」と小一時間流してくださった。

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沈む夕日を眺めながら絶景の中でのアカハタ釣り。
これがまた入れ食い状態で、魚がいるところにタイラバ(マダイ釣り用のルアー)を落とすと次々にかかってくる。

小さいのはお腹の空気を抜いてあげてリリースし食べ頃サイズをキープする。このブログでも何度かご紹介したが、このアカハタを近所の中華料理店に持ち込むと絶品料理に仕立て上げてくれるのだ。

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ウミネコの営巣地が近くの断崖の上にありミャアミャアと賑やかだ。上昇気流を捕まえてホバリングしながら上がっていくウミネコの群れが空中に柱のようになって出現し目を奪われる。

自然しかありません。と船長がさっき言ってたっけ。

日没とともに釣りは終了し、今夜もまたカツオのたたき及びスキヤキ山盛り攻撃といううれしい悲鳴をあげたくなる夕食で腹を満たし、男女群島はミャアミャアと闇に包まれて言ったのでありました。

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写真提供:サンライズ、エブ・アンド・フロー

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2018年6月29日 (金)

男女群島遠征2018 その三@サンライズ 呼子港

沖の岩礁帯から男女群島に向かった我ら6人の釣り師を乗せたサンライズ新海号のエンジン音が下がり始めたのは午後3時半を回ったあたりでありました。

潮さえ動けば男女群島は釣れます。

とルアー・ショップ、エブアンドフローのY店長は今回のツアー前、何度も口にしていた。

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その男女群島が目の前にある。
男女群島の釣りといっても、我々の場合、島に上陸して陸から竿を出すわけではなく、島周辺の沖のポイントをサンライズの船長に連れていっていただき、魚の反応が魚群探知機に真っ赤に映し出されたような場所を狙って釣りをするのでありますが、真っ赤に映る魚の群れがどんなに大きかろうと、どんなに濃かろうと、潮の動かない時というのは魚の反応が鈍いものなのであります。

船長はそういった潮の動区タイミングを合わせて我々をポイントに誘うのでありますが、到着時はまだ潮の動きが今一つのようで、魚の反応はあるもののなかなかヒットしてこない。

PE5号にフロロカーボン24号の太い糸に300〜500グラムある思いジグを付け、水中100メートル前後の深さに落とし、短く硬い竿を上下にしゃくりながら糸を巻いてはジグを動かし、そこにいるお魚ちゃん達をだまくらかそうと試みるのでありますが、なかなかそう簡単に食いついてこない。

船長は流すコースを変え、それでもダメならポイントを変えと次々と魚のいるところを狙っていくのでありますが、この日、この時のタイミングはどうもうまく潮が動いていないようなのでありました。

時間は刻々と過ぎ日も傾き始めた頃、ふと気がつくとさっきまで船室で寝ていたY店長が釣りをしている。
この方、いつも船の移動中や釣れない時間帯は船底で寝ていて、起きてきたと思ったらいきなり釣り上げて周囲のヒンシュクを買うのが得意でありまして今回も嫌な予感がした。

と思ったか思わないかというタイミングで竿を曲げている。
一同、ああ、またやってくれちゃったよ、などど言いながら見ていると竿の曲がりからしてかなりいいサイズと見て取れる。ところが本人は、いやあ小さいです7〜8キロくらいっすかね。なんて涼しい顔でそつのないファイトをしている。

そのようなたわごとを信じる者は誰もおらず、魚が上がってきたので集まって見ていたら案の定、どう見ても10キロは軽く超えるいいサイズじゃあありませんか。

船長がタモの収めて甲板に引き上げたら更に大きく感じた。
軽装くしてみたら15キロオーバー。

引率の人が一番いいのを一番最初に釣っちゃって〜!っと一同から羨望とイラダチの混じったような声が飛び交う中写真を撮ってリリース。

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悔しいけど魚はいるのはわかった!次は俺だ!と気合いを入れて水中に落としたジグをしゃくり始めた瞬間、ドスッ!という手応え。底近くでの当たりだったので、もしやこれまたクエちゃんがきちゃったのかもイッヒッヒ〜、と心の中でヤラシク笑いながら巻き巻きしたら妙に暴れるので、これはクエの引きではないとガッカリ。それでもグイグイ引く魚の引きを楽しみにここまでやってきたのですから大いに楽しい。

上がってきたのはなんと釣り師にしか食べられないハガツオという鰹の仲間。

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このカツオは一本釣りで釣れるほど群れを作らないのか、網で採れる事も少ないのでこうして釣った魚でしか手に入らない、その上足も速いので流通しずらく河岸に上がることはほとんどなく、食べられるのは漁師や釣り師の特権ともいうべき美味しいお魚なのであります。

小型ながらもクエに続いて美味系の魚を手に入れてニンマリ。

どうやら潮は動いてきたようでヒットが連発し始めた。
岩礁帯でブレまくっていたナカシマ氏は良型のヒラマサをヒット!

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ジギング王、ドベ氏なども着実に釣り上げていたのだが、みんなが釣りに必死になっているときは写真を撮るものがいないので写真は少なくなるという事象が起こる。

各自様々釣り上げているうちに動いていた潮の流れが緩くなってきた。
そのタイミングを見て船長は根魚王に泳がせ釣りの準備を勧める。

泳がせ釣りというのは50センチはあろうかというムロアジや大サバなどを生きたまま針にかけて重りに結び海底まで落とし、ハリスの長さの分しか身動きの取れなくなったムロアジちゃんたちがオロオロしているところにそれらをひと呑みで食べてしまうような大型の魚がやってきて食らいついたところを一気に合わせて釣り上げる、というエサ釣りの中では豪快さナンバーワンの釣り方なんです。

もちろん、根魚王の狙うのは根魚の王様クエの大物。
そしてその横でジグで釣る我々も、クエがいるポイントを指をくわえて見ているワケにはいかないというものでジグを海底に落としてはジクジク誘ってクエを釣り上げようとするわけです。

何度目かの流し、餌を落とした時の餌の泳ぎ方が不自然なのを船長は見落とさなかった。何かに追われて逃げ惑うような挙動をしていたわけであります。

「これは来るよ!気をつけて!」と言った次の瞬間、竿先は大きくグインと曲がり根魚王は一気に竿を上げ電動リールのスイッチをフルに入れた。

呻くようなモーター音に竿先は海底に一直線に向かって曲がったままになっている。
ウィンウィンと電動リールの糸を巻く音が男女群島に響き渡る。

かかった魚は間違いなくデカイ!そしてそのファイトの仕方はあまり暴れたり泳ぎ回ったりせずひたすら重い感じの手応え。
これは間違いなくクエ(地方名アラ)の大物!と船長も思ったらしく「ア〜ラ〜ッ!」と雄叫びをあげた。

そして、魚影が水中からぼんやり見えて来るのに一同注目していると、ん???なんだか細長い‥‥。

上がってきたのは見事なカンパチだったのだが、すっかりクエだと思っていた船長と根魚王はずっこける。測ってみたら19キロもあった。嬉しいやらがっかりやら複雑な表情で写真に収まる。

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先ほどのY店長のカンパチといい、こんな大きな魚が海底付近をうろうろしているのだからこの島は恐ろしい。
この一匹で時間となり初日の釣りは終了。

船を投錨する浅瀬まで移動し夕暮れを迎えたのでありました。

おりしも前日は夏至、しかも関東からは1000キロ近く西に位置する男女群島の夕暮れは遅く8時になっても薄暮の島々が美しい。

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美しい風景の中で1日を振り返りながらかあるいは明日への闘志を燃やしながらかかたずけをする間、キャビン奥のキッチンでは船長が手早く料理の腕をふるって夕食の支度をしている。


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この後、夕食の宴は博多名物もつ鍋に昼間釣ったカツオのタタキにカルパッチョ。
熱々でブリブリのモツを使ったもつ鍋が胃に染み込むほど美味い。
小瓶一杯6000円もするというトリュフ塩なる感想トリュフの粉末が入った塩が素晴らしく素材の味を引き立たせてくれ、カツオのタタキをポン酢もつけずに塩だけで食べるという初体験をしたが、これがうまいのなんの。キンキンに冷えたビールとこれらのウマすぎ料理一式に一同ウメエウメエとヤギ化しつつあっという間に平らげてしまったのでありました。

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天気予報では翌日は雨、しかも早朝は激しく降る、ということだったので、この日は比較的遅くまで飲んで騒いでいたらしいのでありますが、10ヶ月ぶりの遠征にハシャギすぎたのか、くたくたに疲れてしまった僕はシャワーを浴びると8時過ぎには寝入ってしまったのでありました。


写真提供:サンライズ、エブ・アンド・フロー

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2018年6月28日 (木)

男女群島遠征2018 その二 @サンライズ 呼子港

九州呼子の超有名船サンライズ号に乗った我々エブ・フロ・ツアー御一行が五島列島のはるか数十キロ沖の岩礁帯に着いたのが12時を回ろうかという時間。
船長は手際よく潮の流れや風を読み船を流し始めます。

一同待ってましたとばかりに竿を手にジギングを始めます。海は凪、お天気は晴れ渡り絶好のロケーション。あとは釣るだけです。

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最初にヒットさせたのはドベ氏。開始早々にブリをヒットさせた。
続いて僕にもヒット!久しぶりの大型魚の感触、と思ったらプツッ!と糸が切れてしまった。最高潮だったテンションが一気に下がる。それでも竿を持ち替えてすぐに再開。

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船はコースを微妙に変えながら何度か流し変えて行くと、根魚王に何かがヒット!
クエか!?と船内一瞬沸き立つがフエダイの仲間だった。

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このあと一同の前に突然カツオのナブラ(群れ)が現れた。
迷わずカツオ狙いにキャスティングを始めたのはルアーショップ、エブアンドフローのY店長とジギング王。

カツオの群れは船からほんの10メートルほど先を通過して行き、そこまでルアーが到達しさえすればカツオはルアーに反応し食らいついてくるという絶好の状況。

Y店長、ジギング王と瞬く間に立て続けにカツオをヒットさせるとジグをシャクっていたドベ氏、ナカシマ氏、根魚王、僕の中からナカシマ氏がカツオ・キャスティングに乗り換える。

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船長も自らのカツオ・タックルを手にしてホイホイとカツオを釣り上げ、まるでカツオの一本釣り漁船のようになってしまった。今夜の酒の肴の確保に一同がよろこび船上は歓声が湧き上がる。


ところがこの歓声の中ひとり静かに底をネチネチと探っていた根魚王に何か手応えがあったらしい。掛かった瞬間は強く惹き込んだものそれをいなして巻き上げたら重いだけであまり引かない。これはクエ(地方名アラ) のパターンじゃあないですか?!根魚王はすでにこの時点でクエであると確信していた様子。一同が見守る中、紺碧の海から姿を現したのは狙い通りの本命のクエだった。

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一同根魚王の実力とクエの姿に感嘆のため息を漏らす。
このクエを見て僕は燃えた。僕も絶対釣ってやる。魚はいる。魚の目の前にジグさえ落ちれば食ってくる、と確信したのであります。

一方背中合わせでカツオを狙って投げていたナカシマ氏の心はカツオキャスティングとジギングの間を行ったり来たりと揺れ動くも自らに言い聞かせるように「ブレません!」と宣言しキャストを続けた。

Img_9919 心揺れ動いたナカシマ氏

次に魚をかけたのはまたまたドベ氏。今度はカンパチを釣り上げた。
この方、つっても僕のように騒がないので目立たないけれどいつも一番最初に魚を釣り上げる腕の持ち主。

やがてカツオを群れは船から遠ざかってしまい、船はコースを変え、場所を微妙に変えながらクエ、カンパチのポイントを流し変えていく。

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何回目かの流し、そろそろクエのポイントですよ〜!と船長が言ったところで僕の腕にゴンッ!というアタリがあり竿が引き込まれる。竿先をぐいぐいと引き込むファイトに、これはカンパチだな、と思い「来ましたカンパチ〜!」などと声を張り上げつつもしつこく引き込む魚のファイトを楽しんだ。ところが魚のシルエットがぼんやり見えて来たらカンパチのように細長くない。これはひょっとして、と思いながらさらに糸を巻くと姿を現したのはなあんと!クエじゃあないですか!

思わず「やった!やった!」と声をあげて大はしゃぎ。
この魚を釣りたくてここまで来たんだあ!目標の一つを早くも達成!嬉しくてはしゃぎまわり自ら作ったTシャツの背中に書かれた「爆釣」の文字が見えるように写真を撮っていただく。

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しばらく興奮していたが船が流し変えたら気持ちは次の一匹に切り替わり、今度はでっかいカンパチを!と気合が入ります。

慎重にジグを底まで落とし、着底したらすぐに巻き始める。根掛かりがきつい場所なんです。それでもでかいカンパチはいる。なんたって前回のエブフロツアー4月ではここで43キロの巨大カンパチが上がっているんですから。

一同気合が入りジグをしゃくり続けるのでありますが大型は釣れてこない。

そんな時底から数回しゃくった僕の手元にドス!と鈍い手応え。来たか!?と反射的に合わせたら手元には重さしか伝わってこない。なんと根掛かりだ。これで本日二本目の仕掛けを失ってしまい戦意を大きく喪失。

他の方にも魚の反応がない様子なので船長は移動を決断。
1時間半ほど走ります。といつと舳先を男女群島に向けたのでありました。

男女群島に向かって疾走する船の上、僕は失ってしまった二本のラインシステムを組み直すことを余儀なくされました。
ラインシステムというのは、最近の釣り糸は昔と違ってものフィラメントのテグスではなく PEラインというタコ糸のような細い糸を何本か縒り合わせたしなやかな糸をメインに使い、先端のルアーを結ぶところ3メートルほどだけものフィラメントの糸を接続するんです。

こうすることでいと全体の強度は増し魚からも見破られないラインのシステムが出来上がるわけですが、このラインシステムを揺れる船の上で作るのは意外と厄介な作業でありまして、船酔いに弱い方などは手元を見ながらジクジク作業しているうちによってしまうということなども多々あるらしい。

幸い僕は船酔いをしない体質なので酔うこともなく走る船の上で黙々とシステムづくりにイソシンだのであります。今回のラインシステムはPEラインが5号、先端のラインはフロロカーボンの24号。この太さなら海底の根に擦れて切れる根ズレさえしなければ40キロ台の魚も釣り上げることのできる仕掛けです。

二本とも結び終えホッと一息して立ち上がると、遠くに男女群島の島々が霞んで見えて来たのでありました。

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2018年6月27日 (水)

男女群島遠征2018 その一@サンライズ 呼子港

久しぶりの遠征釣行の話です。しかも行き先は大物釣り師憧れの男女群島、さらに乗る船はサンライズ、ときたら申し分ないじゃないですか。と書いても釣りをなさらない方には何のこっちゃ???と思われるでありましょう。

まずは男女群島ってどこ?という話をしなければいけませんね。まずは頭の中に長崎県の地図を思い浮かべてください、思い浮かばない人はGoogleマップでも何でもいいですから見てみましょう。長崎県の西南に伸びるのが五島列島、その最南端の福江島の延長線を描いてさらに五島列島の長さぶんくらいの距離を南西に伸ばしたところにある小さな無人の群島、それが男女群島であります。

P6243400 男女群島

大陸棚の境目辺りに位置する男女群島は魚の宝庫。
アクセスがとんでもなく悪いことから訪れる釣り師や漁師もそう多くはない。
ということは魚がよく釣れる、ということです。

今回もご近所のルアーショップ、エブ・アンド・フローさんのツアーに乗っての遠征。そのターゲットはキハダマグロ、クエ(アラ)、カンパチ、ヒラマサ、カツオなどでありますが、僕がプライオリティを一番においていたのはクエ。地元九州ではアラと呼ぶ超高級魚で天然物は1キロ1万円くらいのお値段がするほどの魚なんですね。

男女群島では一昨年の5月に訪れた際に生まれて初めてのクエを釣り大いに感動し、また持ち帰って食べても大いに感動したのでありました。あとは何でもいいからでっかいのが釣れたらいいや、くらいの気持ちで出かけたのであります。何と虫がいい話というか、ご都合主義というか、怖いもの知らずというか、とにかく無謀な作戦を立てたのでありました。

男女群島まで我らエブフロ隊6名を運んでくださるのはこの手の釣り業界では超有名船であるサンライズという船であります。
この船、毎年お正月明けに翌年一年分の予約を受け付けるのでありますが、1日で一年分の予約があっという間に埋まってしまうほどの人気船なんですよ。それというのは船の素晴らしさ、船長の腕の良さと人柄、サービスの素晴らしさと理由を上げるときりがないのでありますが、とにかく考えられうる最高の船で最高の釣り場に出かけたのでありました。

6月22日午前5時、佐賀県唐津市の唐津第一ホテルにて船長と合流し、レンタカーに荷物を積み込んだら一路呼子港へ向かい、到着すると素早く船に荷を運び入れて出航であります。

海は凪、空は薄日がさす曇り空。
簡単な釣りの準備を済ませたら眠くなったのでキャビン奥の船底のベッドで寝てしまった。何しろ前日福岡のホテルに入ってのが午後10時頃、今朝は3時に起きてサッカーW杯を前半だけ見て4時前にホテルを出発、と4時間くらいしか寝ていなかったので流石に睡魔に勝てなかった。

エンジンの唸る音と船が水を切って行くとを聞きながらしばらくうとうとし8時頃に目を覚ましたら船はすでに五島列島を見ながら快調に走っていた。空も晴れ上がり最高のお天気。

とりあえずコーヒーでも入れようか、といつもの自家焙煎豆を船上でいれて無理やりみんなに飲ませるエノカフェをサンライズにて開店します。そもそもこのエノカフェを思いついたのも一昨年のサンライズ男女群島遠征だった。そういう意味では開店二周年記念とも言える今回のエノカフェなのであります。

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              コロンビアを濃いめに淹れる


この日にいれたのは先日のW杯日本船初戦での相手だったコロンビアのお豆。前回のブログに書いた日本の勝利を記念して煎ったアレです。コロンビア戦の勝利を祝いつつその勢いを我らの釣行にもあずかろうという魂胆なのであります。

凪の海を疾走する船の上でコーヒーを入れるのは揺れも少なくなんの問題もなく美味しく入れることができました。起きていた一同にコーヒーを配り、まずは船長にテイスティングをしていただいた後みんなで味わいます。
今回の釣りへの様々な期待が会話の中で乱れ飛び釣り師一同のテンションの上がり具合が察せられたのでありました。

そんな優雅な時間を過ごしても男女群島にはまだまだ着きません。
何しろ凪の海をかっ飛ばしても5時間はかかるのでありますから。

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途中ヒラマサのキャスティングポイントで二、三流しして様子を見て退屈をしのぎ、さらに走ること1時間半。エンジン音が下がり外を見たら小さな岩礁帯がありました。


ここは以前僕が20キロ弱のカンパチを上げたポイントであり、エブフロでは今年の四月遠征で43キロのカンパチが上がってる大変なポイントなのでありました。

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さあ、いよいよ本格的な釣りの開始です。
「やるぞう!」と心の中で自分に気合いを入れる一声あげた僕はロッドホルダーからこの春購入したカーペンター社製のジギングロッドを手にしたのでありました。


つづく‥‥


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2018年6月20日 (水)

W杯初戦コロンビア戦勝利を祝ってコロンビアの豆を煎る@コロンビア・エスメラルダ

久しぶりのコーヒー焙煎シリーズです。

なんてったって昨夜のサッカーW杯、初戦コロンビア戦で日本は2対1で勝利をおさめた。サッカー好きのコーヒー好きにとって、日頃から美味しいコーヒーでお世話になってるコロンビアに勝利してしまったのだからお祝いしないわけにはいかない。

勝利してしまった、と書いてしまったが、この試合で日本が勝てるとは正直思っていなかった。良くて引き分けで勝ち点1かと。

ということで今回はコロンビアのエスメラルダというお豆ちゃんを煎ることにしました。

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いつものようにビニール袋から焙煎用のザルにコーヒーの生豆を分けるときにも、豆を手にして、「この豆があのコロンビアから運ばれてきたんだね。ひょっとしたらファルカオやはメス・ロドリゲスの遠い親戚あたりの人がコーヒー農園をやっていて、そこからきたのかもしれない。」などと勝手な想像をしては何と無く豆が愛おしく思えたりして。

その豆を遠火でシャカシャカと炙るように煎っていくとやがて黄色がかってきて生豆に火が入り炒り豆に生まれ変わろうとする瞬間にはなつやや生臭いような独特の香りが立ってくる。

「そうら、いい子だから美味しいコーヒー豆になるんだよ」と心の中で言い聞かせながらさらに煎っていくと、やがてパチッ!パチッ!と思いの外大きな音を立てて爆ぜ始める。

豆の爆ぜる音を聞きながら昨夜の試合を反芻してみる。
何と言っても大きかったのは開始早々の敵ディフェンダーの一発退場だと思うのだ。
もし、あそこでハンドされることなく1点取れていたとしても、相手が11人だったらそのあとの試合運びはどうなっていたのだろうかと思う、10人相手にもバタバタして守勢に回ってしまう時間帯があったことなどをみると、フルメンバーでファルカオとキンテロが思うままにプレーしていたら何点返されたかわからない。

後半の日本は落ち着いて数的有利を生かしてじっくりとボールを回しチャンスと見たらスピードアップして一気に攻める、というまるでブラジルあたりのチームの試合運びのような展開ができたのも相手が10人だったことが大きい。さらに敵のエース、はメス・ロドリゲスが故障で動けなかったのもラッキーだった。

ある意味、ラッキーの連続で勝てた試合だったと振り返る。ただしキンテロにフリーキックを与えた長谷部のファールのミスジャッジを除けばだけれど。

ともあれ、試合を反芻し勝利の喜びを再び湧き上がらせているうちにコロンビア・エスメラルダはハイローストの綺麗な豆に仕上がり煙を立てながら新聞史の上に広げて熱をとる。

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もちろんその新聞は日本勝利の記事の面。
勝利を讃える新聞記事の見出しと写真の上に広げられたコロンビア・エスメラルダの褐色の豆のコラボが美しい。
う〜む、でもこれ、逆の立場になったら屈辱的だろうなあ。コロンビアの皆さんすみません。悪気はないんです。日頃美味しい豆をいただき感謝しておりますしコロンビアには友好的に思っていますよ。単純にサッカーに勝てたのが嬉しくてやってるだけなのでお許しくださいね。

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          美味しそうに煎り上がったコロンビア・エスメラルダ

さて、ここまできて、次の試合に向けて西アフリカあたりを産地とするコーヒー豆を煎ってやろうか、と思い在庫を探して見たのですが、いつもは有るタンザニアやイルガチャフェといったアフリカの豆は無く、あったにしても西アフリカじゃないし、ということで方針変更。南米のチームからの初勝利記念!ということにしてグアテマラの豆を煎りました。

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                                 グアテマラもいい感じに煎れました

グアテマラの皆さん、関係ないのにいいトバッチリですね。すみません、美味しくいただきます。

さあこうなったら決勝ラウンド進出に向けてブラジルの豆を購入しておこうかどうか迷うところでありますが、あまり余計なことをすると必要以上に運を落とすことにもなりかねないのでこの辺でやめておきましょう。

ともあれ、今回の勝利のおかげでサッカー協会のゴタゴタ人事などでイマイチだったW杯の盛り上がりも一気にヒートアップしそうですよね。
サッカー日本代表の皆さん!この先も頑張ってぜひとも予選リーグ突破を果たしてください。


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2018年6月16日 (土)

バイクを探してニシヘヒガシヘ

大型二輪の免許を取ったら次はバイクが欲しくなるというのが自然な流れであります。私とて決して例外では無い。そこでバイク探しとなるわけですが、これがまた色々と悩むことが多くて楽しい。

まずは車種ですね。
どんなバイクに乗りたいのかということであります。
大昔、高校生時代に憧れたのはホンダのCB750やカワサキのマッハやW1ですよ。
1970年代前半に流行った名車ばかり、これがまたびっくりな話なのだけれど、当時のバイクが未だ現役で走っているし中古市場にも出回っているんですね。

先に書いたような名車は程度がいいと200万円以上もするお値段がついているのでびっくり!しかも写真を見るとピカピカでまるで新車のよう!50年近くもこの状態を保持してくるには大変な努力と苦労が伴ったでありましょう、そういうものも含めてのお値段なんでしょうね。

とまあ、昔憧れた名車はとてもじゃないが手の届かないお値段なので、僕のバイク選びはもう少し現実路線で探すことにしました。
最近のバイクの中から好みのものを探してみたんですね。

歳も歳なのでフルカウルのレーサーレプリカでかっ飛ばすなんてことはしないし、だいたい全景の乗車姿勢に疲れてしまって腰痛が出るのが落ち。乗れないに決まってるっちゅうもんです。

かといってオフロードをバンバン走ることもなく基本は街乗りをして、たまに遠くへ出かけてみる程度のライダーなのでありますから、自ずとバイクもそのようなものになっていく。

いわゆるネイキッド系と言われるバイク、あるいはツアラーと言われる遠乗りバイクあたりが僕のライフスタイルにあってくるわけであります。そこで最初に目についたのがBMWのGSシリーズ。オンロード、オフロード両方走れちゃう優れもので取り回しも良いのでちょこちょこ街乗りをするにも苦にならないという評判をネットのレビューなどで読むうちに心が傾いてきた。

どこかで試乗はできぬものかと探したら、以外にも近くのBMWさんでやっているではないか!ためらわずに即申し込んで数日後に乗らせていただいたのがF-700GSという700だけれど800ccの2気筒エンジンのオートバイ。

カタチは好みまたがってみるとなんとか両足がつくしこれなら乗れそう、とお借りして30分ほど街中を走ってみた。
エンジンは気持ちよく吹けるし加速も僕には十分、乗り心地も良くこれは評判通り遠乗りするにも良いバイクなのかもしれない。と、すっかり気に入ってしまったのだけれど、走っているうちに一つ問題が出てきた。
僕のひ弱な左手の握力にクラッチレバーの重さがついていけないんです。
決して思いクラッチではないのだけれど、僕は昔、スキーのお手入れの時に不注意に負ってしまった左手薬指の大きな怪我の傷跡があり未だに握力が弱いんですよ。
そんな悲しい理由ですっかり気に入っていたBMWちゃんとは涙の別れとなってしまい、別な相棒探しの旅に出たのであります。

次に目をつけたのがヤマハのMT-09という850ccのバイク。
エンジンの割には車体がコンパクトで取り回しも良さそうなくせして、かなりパワーのあるバイクとか。
こちらも試乗車を探してみたら、これまた意外に近くのYAMAHAの専門店に試乗車があったので早速申し込み翌日試乗に出かけました。

またがってみたらこれが850ccもあるバイクなの?というくらいコンパクトで両足もべったりカカトまでつく。なあんか大型バイクっぽくねえんじゃね?という気もしたのだけれど、せっかくだからこれまた30分ほど街中を走ってみた。
すると、何と乗りやすい!これまで自分の乗ったバイクの中で一番乗りやすいんじゃないかと思うほどフィーリングがぴったり!三気筒という珍しいエンジンも音も吹け具合もすっかり気に入ってしまった。クラッチも軽いので古傷の影響も皆無。これならいいなあ。と思ったのだけれど、シートが固く感じられたのと荷物の積載量に難があるのかな?などと思った。オプションでつければ済む話なんだけれど。

そこでもう一つくらい乗っておこうとスズキから出ているVストローム650というこれは文字通り650ccのバイク。
これは街乗りバイクというよりは荷物をたくさん積んでキャンプしながら日本一周、とかいうのに向いていそうなバイクで、僕自身もそういうたびに憧れないわけではない。というわけで試乗車を探したら、またまた比較的近所に試乗車があった。横浜方面のバイクをお探しの皆さん、試乗車ありますよ、たくさん!

こちらはタダではないので三千円払っての試乗ですがまあ、買ってから泣きを見るのに比べたら安いもんだ。
早速予約してすぐに乗りに行く。暇なんだなオレ。

またがると、これまで乗った中では最もシート高があり両足の指の付け根くらいしか届かない。あ、私の身長は172cmですね。
とはいえ、車重が軽めなせいか不安はあまりなく、いきなり渋滞の国道に飲み込まれるように走り始めたけれどスムーズに走れるじゃあありませんか。

国道から田舎道に回り込んでのんびり走ってみたら、エンジンは十分力もあるし問題ないのだけれど、V型2気筒エンジンの音と感触がどうも好きになれない。
10分ほど走って、このバイクは好みじゃないと即断。でもせっかくだからと残りに十分走ってみましたが、加速もいいし安定してるし乗りやすいいいバイクでしたよ。V型エンジンが好きな方にはオススメです。

お店に帰ってきたらショールームに先日乗ったヤマハのM-09のツアラータイプ(Vストロームみたいに遠くに旅するやつね)があったのでまたがらせていただいたら、シート高はVストロームと同じくらいの感覚。シートが硬めに感じたのもMT-09と同じ感覚。

これもありかなあ、一度乗ってみたい気もする。
ということで早速またまた試乗車を探したら三週間後くらいに入ってきます、というお返事。
これに乗ってヤマハのMT-09かトレーサーに決めようかな?という方向に絞り込まれてきた。

新車を買うお金はないし、どうせ乗ったら立ちゴケしてすぐに傷だらけにしちゃうんだから、というので探すのは中古です。
ネットであれこれどんなのがあるのか、と探してみたら、以外とドンピシャと合うのがなかなか有りそうで無い。

ネットに載せていないバイク屋さんもあるので何件か近所のお店を回ってみたけれど、惜しいのはあるのだけれど欲しいのが見つからない。
でも、お店の人に直接バイクのことを聞くのは色々ととても参考になってよかった。特にこの6月のボーナス時期は中古の新しいの(なんか変な言い方)が出てくるタイミングなので探すにはいいタイミングということも知った。

そこで、暇にまかせて毎日ネットでバイクをチェックしては気になるのをみに行く、という日々を10日ほど続けていたら有りました!ヤマハのMT-09の型落ちモデルで現行には無いオレンジ色という派手めのバイクが。

シートの硬いという問題はあるけれど、リアにキャリアがついているので荷物の問題はなさそう。ABSもETCもついていそこそこのお値段。これをわざわざ埼玉まで見に行った。と言っても、埼玉の実家に用があったついでなんですけれどね。
お店の人に色々ネチネチ聞いたら丁寧にお答えしてくださったし、立ちごけ傷こそあるものの、そのほかはほぼ僕の要求を満たしていたので購入を決意!

やっと見つけたぜい、おいらの愛車となるべきバイクを!後はカミさんの許可を取りさえできれば購入だ〜!ん?ここのハードルが一番高いのかも。さあてどうなる。


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2018年6月 3日 (日)

二俣川に免許をもらいに行ったら!

めでたく教習所の卒検に合格し、大型二輪免許をいただきに二俣川に出かけましたよ。神奈川県民の方々は皆さんご存知の二俣川運転免許センターというのがあるところです。

ところが行ってみてびっくり!
今まであったセンターが道路を挟んで反対側に引っ越してすごく綺麗な建物になっている。

オートバイの駐車場も綺麗に整備されていて50台くらい停められるようになっていました。

新しいビルに入って行くといきなりど〜んと広い空間が広がり、その真ん中に登り下りのエスカレーターがある。
窓口は全て二階にあるようで、まずはこのエスカレーターを上がればいいようなのでありますが、予定の時間よりかなり早く着いたのでどこかで腹ごしらえをしようと思ったら、館内にコンビニとカフェにうどん屋までできていた。

フードコートのようになっていて、どこのお店で買っても座れる様子だったのでコンビニで何か買おうとしたら、ちょうど昼時だったのでおにぎりやパンの棚はすっからかん!ありゃあ、買うものない!と思ったところにおにぎりの入ったコンテナが積み上げられたまま置かれたので、そこからおにぎりを頂戴して購入。

ちょうど空いていたカウンターのようなところに寄りかかっていただきました。
お店の方も混雑している様子でしたが、パニック的な混雑ではなかったので、施設的にはこういうのができて大変ありがたいですね。

さて、時間になり手続きを。
試験免除の窓口に証紙を購入後に並んで、眼の検査と写真撮り。
目の検査、ここの機械は大きくて見にくく、この1月に取れたメガネ限定がまたついてしまった。

このあと指定された部屋に1時間半後くらいに集合と言われたので、時間つぶしに一階のカフェに行こうとしたら、なんと卒検の時にご一緒した方に偶然遭遇。一緒にコーヒーを飲みながらバイク談義で時間を潰せたのがありがたかった。

時間になり指定された部屋に行くと順次名前を呼び出され、ここで暗証番号の登録と証紙の提出を行いさらに待たされること1時間ほど。

やっと免許証が出来上がり手にすることができました。

これで今日から大型二輪に乗れるぞ!でもバイクがない。(泣)

ここまで書いて思い出したんですが、この免許の交付、更新時と違って平日の朝と昼の限られた時間にしか受付できないので仕事を持っていたら半日潰れるので来るの大変だあ。


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2018年6月 2日 (土)

還暦越えで大型二輪免許を取る その十三@卒検

いよいよクライマックス。卒検です。これに通れば無事免許皆伝となるわけです。

当日午後12時40分に教習所の会議室に集合というので早めに出かける。
12時ちょい過ぎに到着。事務所の屋上でおにぎりを食べてコースを眺めていたらお隣にヘルメットを持ったおじさんが(僕から見たらお兄さん)不安げにコースを見下ろしている。
「検定ですか?」と声をかけたら小さく頷いたので、「緊張しますよね」と話しかけたら「緊張してます」と返ってきた。

集合時間が近くなってきたので会議室に入るとすでに数人集まっていてその中に知った顔がおり、僕の座る席はこっちですと教えてくださった。

ここでもやはり「緊張しますね」と話しかけたら「緊張します」との返事、ほかの人たちからもウンウンと頷いてる空気が伝わってくる。

やがて時間となり教官から検定の流れを説明受け、事務的手続きをした後に細かな注意点などの説明ビデオを見せられる。


このビデオはパワー・ポイントで作ったような、文字とナレーションだけの説明なのだが、検定の中心項目や減点の対象行為を事細かに説明していた。

試験は減点方式。

100点満点で70点までが合格。
最初にこれをやったらその場で検定中止となる項目の説明。

一本橋の脱輪、波状路のコース外れ、から暴走、事故の責任の所在などのことや原点の内容、左右確認、日標識の見落とし、法規通りの走行云々、普段普通にやっていればいいだけのことをわざわざことさら大げさなことのように延々と述べ立てるので、聞いているだけで緊張してしまうので途中で耳を閉ざした。

ビデオが終わった後、教官が席を外していたので「このビデオは緊張を高めるためにあるようなビデオですねえ」と声に出したら全員から小さな笑い声が出て少し緊張が和らぐ。

検定のコースは第二コースと発表があり、プロテクターなど着けてコース横まで出ていよいよ検定の開始。

僕は四番手で全部で六人いた受験者の中の大型車検定の最後だった。
コースが二号コースと聞いてちょっと安心する。不得意科目の一本橋が二号コースでは一番最後なのと、順路も僕的には覚えやすい順路だったから。

いよいよ一番目の方の開始。
緊張が高まる。見ているこちらも緊張してしまう。コースを間違えないか再度一番目の人の走りを見ながら確認して行く。同時にそれぞれの注意すべきポイントも。

それでもどんどん自分が緊張して行き右手が震えているのがわかったので、「普通に走ればかる」と何度か声を出して自分に言い聞かせると少し楽になった。


ほかのメンバーは押し黙ったままじっとコースを走る先行者をみている。
緊張感が上がって行くばかりなので周りに声をかけた。声を出すことで自分の緊張も解けるからだ。
二番手の方は教習でも一緒になったことのある顔見知りなので連体感もある。彼の走りを目で追って行ったら途中コースを間違えてしまった。コース間違えは減点対象にならないのだが、正規のコースに戻るコース取りや運転内容は検定の対象となる。
「コースを間違えたら頭が真っ白になってしまう」と以前聞かされていたので心配したが、なんとかコースに復帰し最後まで走り通した。

ここで休憩が入り10分ほどの休憩。
二番手の方に感想を聞いたら、「一時停止中にエンストしてしまったのでダメかもしれない」と不安そうだったので、中止されなかったのだから大丈夫ですよと元気付ける。

黙ってしまっている若者に、「声を出した方が楽になれますよ。飴とか舐めたらリラックスできますよ」と待合室に置いてある飴を自分も一つ口に放り込んだ。

こうしているうちに自分の緊張感もだいぶ和らいでいき、三番手の方が再開し、そつなく終わるといよいよ我が順番が回ってくる。

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「さあ行くぞ!」と自分に気合を入れてスタート地点に向かう。
バイクのハンドルを掴んだところから検定は始まっているので、一つ一つの動作を頭の中で言いながら発進。

まずは大回りして車線変更、減速、右折、と次の課題を声に出しながらこなしていった。幸い教習所内を走る車が少なかったのでスムーズに走ることができた。

僕にとっての鬼門は最後の一本橋。
これさえうまくいけば大丈夫。と言い聞かせる。急制動はバッチリ、スラロームはちょっとスピード落ちたけれど無事通過。踏切もちゃんと渡って坂道発進もOK、S字カーブは特に問題なし、そしていよいよ一本橋に向かう。

左折、右折とウィンカーもきっちり出して一本橋の入り口に入ったが少し斜めに入ってしまった。
これはもうタイムは捨てて一気に走り抜けるしかないな、と開き直って突入!
勢いよく橋に乗れた。ちょっとスピードが早すぎるので少しだけブレーキをかけたらふらつきそうになり慌てる。半分を通り過ぎたところで一瞬ヒヤッとするくらいふらつくもちょっとエンジンを吹かしてなんとか走りきる。ここで油断するとまずいのでそのあと残り出発点に戻るまでも慎重に走る。

出発点に着きウィンカーを消してエンジンを切りバイクから降りてスタンドを立て、ハンドルを左に曲げてバイクから離れたところで検定終了。

「できた!、大きなミスはないぞ!スラロームと一本橋のタイム、それにウィンカーの消し忘れくらいか?」70点はなんとか取れたろう。と他のみんなの待つところへ戻ると「お疲れ様」とみんなから声をかけられる。

ホッとしたら急に喉が渇き待合所に行きコップに二杯水を飲んだ。
やはり緊張していたのだな、と思った。

コースを間違えてしまった二番手の方が心配そうにしているので、うまく元に戻って最後までいけたのだから大丈夫ですよ、と声をかける。この頃には受験生全員一体となって励まし合いいい雰囲気になっていた。

残り二名は中型二輪の検定。
見ていたところ大きなミスもなく無事負えられた様子。全員終了してお疲れ様と声をかけると一同ホッとした空気になる。

ここからは採点が始まるので終了までの時間は再び会議室に戻りじっと待たなければならない。
ここで、検定中止を受けてしまったり、明らかに落ちたろうと思われる人がいると空気も重苦しくなるのだろうが、一同それぞれになんとか行けた、と感じていたらしく和やかにバイク談義などして一時間ほどの時間を過ごした。

いよいよ教官が書類を持って会議室に入ってくると、再び小さな緊張感に包まれたが、教官から最初に「全員合格です」と告げられたら全員から拍手がわいた。

なんとも心地よい一体感で全員で喜びを味わい噛みしめる。
教官から一人一人に採点評を受け、自分の弱点を告げられた。
僕の場合はやっぱり一本橋のタイム。
10秒でいかなければならないところを7秒くらいで行ってしまったらしい。
それでも総合得点は80点。
上出来じゃあないか!と自分を褒める。

さらに卒業証書を作るまで小一時間待たされたが、全員合格の安堵と喜びから和やかな雰囲気でいい時間になった。
卒業証書を手渡されて試験場での手続き方法などの説明を受けて全てが終了。
こうして僕の還暦過ぎての大型二輪免許取得は無事達成されたのでありました。

あっさり合格しちゃってつまらない、って思う読者の方も多々いらっしゃるでしょうが、そんなこと構ってられない、必死だったんですよ、こっちだって。

いい歳してそんな免許とって寿命を縮めるだけなんじゃないの?とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

今回免許を取ろうと思った動機はいくつかある。
大きいバイクに乗りたい、というのはもちろんのこと。僕の高校生の頃、1970年台半ばは自動二輪の免許は一種類で、とにかくこれを取れば全部乗れた。当時初代ホンダの四本マフラーのナナハンが大人気の時代で、とてもカッコよくみんな憧れた。確か50万円くらいだったかな。
僕もバイクに憧れてバイクの絵なんかばかり教科書やノートに落書きしていたほどだった。
16歳になったら免許を取りたかったのだけれど、しかし我が家系には大きな壁があった。

僕の叔父にあたる人がバイク事故で僕の生まれる前に亡くなっており、我が親戚一同の間では「バイクは死ぬもの=絶対乗ってはダメ」というオキテがあったのだ。

僕より年上でヤンチャな従兄弟も数人いたけれど誰も二輪免許だけは取らせてもらえなかった。当然僕も例外にはならず諦めざるを得なく、原付だけは許してもらってホンダのダックス50に乗って気を紛らわせていたのだが、やはり憧れはナナハン。

僕の通った高校は定時制があった。夕方になるとナナハンにまたがったロン毛の兄ちゃんたちが校舎の前のバスロータリーに集まりバイクを見せびらかされた光景が強烈に脳裏にこびりついていて今でもその顔ぶれまで鮮明に覚えている。
人生死ぬまでに一度憧れのナナハンに乗りたい、という思いはあったのだけれど道交法の改正で大型免許取得が困難になり、その後教習所で取れるようになった頃にはバイクに興味がなくなってしまっていたのでこの歳になってしまった。

ところが二年前に知人から川崎のバリオスを譲り受け乗るうちにバイク好き魂が復活、街中では不自由ないけれど高速はこのサイズのバイクでは怖いなあ、もう少し大きいバイクが欲しいなあ、なんて思い始めたそんな折、BMWからG310GSという僕の好みのタイプのバイクが昨年末に発売され、その試乗ができるというので最寄りのBMWに行って乗せてもらいいたく気に入ったのだ。

ところがその時に渡された新車の見積もりを見て考えた。
この価格なら10万円出して大型免許を取って、中古のさらに大きいタイプを買っても安くつく、と。これが最後のトリガーとなって大型二輪免許を取ろうと実行するきっかけになったのでありました。
そういうわけで今更スピードを求める歳でもないのでのんびり楽に遠くに走りたい派のおっさんライダーを目指してこれからも安全運転を心がけようと思う次第でございます。

このシリーズを最後まで読んでいただいた皆様には感謝を申し上げます。
少しでも大型二輪免許取得の役に立てば、と思い書きましたのでご参考になれば。
教習所の教官の皆さんもこんなおっさんを新設丁寧に指導していただきありがとうございました。
それでは、今後の本ブログのバイク記事をお楽しみに。



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2018年6月 1日 (金)

還暦越えで大型二輪免許を取る その十二@二段階みきわめ

いよいよ最後の教習です。ただしこの教習でヘマをしなければですね。それから卒研でヘマをしなければ、です。

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この時間は最後の最後なのでひたすらコースを自力走行する、という内容でした。
さすがにここまできたらコースも頭の中に入っているので間違うこともなく何度も周りましたよ。

交通法規やウィンカーの出しっ放し、左折時の巻き込み確認なんかが大きなポイント。運転にメリハリをつけることも大事だそうです。

検定は100点満点からの減点方式で70点取れたら合格となります。

4周走って残り時間は一本橋とスラロームをやりましょう、ということになり移動。

一本橋の前で止まると、「なるべくゆっくり粘ってやってみてください」とおっしゃる。「ええええ・・」と思ったけれど出だしからゆっくり入って行ったら案の定4mくらいいったところでふらついて脱輪失格!

教官からは本番ではとにかく落ちないのが大切なので出だしはある程度勢いをつけて乗っかり、途中で危ないと思ったら加速して抜けちゃったほうがいいです、と教わった。脱輪は失格でおしまいだけれどタイムが足らないのは減点なのでなんとかなる、とのアドバイス。そのあとはアドバイス通り、勢いつけて乗っかって、やばそうだったらさっさと抜けちゃう方式で数回やったのも全部パス。

あの大の苦手だった一本橋もだいぶ自信がついてきたというもの。これも教官の皆さんのおかげです。ありがとうございました。

ということで、いよいよ次は本ちゃんの検定です。

平常心でいけば大丈夫!と教官からは太鼓判を押されたものの、どうなることやら。

皆さんが落ちるのを期待しているのはみえみえですよ〜。そうは行くものか!
頑張るぞ〜!


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