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2018年10月

2018年10月23日 (火)

さようなら隠岐の島@浜吉丸 隠岐の島(海士町)

隠岐の島釣行三日目。この日も朝5時に朝食を出していただき満腹になって宿を出る。

午前6時出船。この日3時のフェリーで島を離れなければならないためお昼までの限られた時間の釣りとなる。
最初は昨日二日目にヒラマサが爆釣したポイントに行く。

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例によってジギング組、キャスティング組に分かれて釣り始める。
昨日キャスティングが爆発したのだから全員キャスティングに気持ちが行きそうなものなのに、青物に興味のない根魚王を始め大好きブラザースの2人も根魚を狙う始末。そういう僕も例によって体調がイマイチだったので投げないでタイラバを落としていた。試合が来たら投げようという魂胆だったのだ。

キャスティングの活性は悪くなかった。開始早々ジギング王にヒットし小ヒラマサながらキャッチする。それを見て僕もキャスティングに竿を持ち替えて投げ始めたのだが、時々出るもののヒットしない。
おそらくルアーアクションの問題かルアーがマッチしていないかのどちらかなのだろう。ジギング王を見ているとルアーも次々と変えてローテーションしている。僕にはそんなにたくさんの種類のルアーがないのでY店長に少ないルアーの中からチョイスしてもらって投げていた。

正直言って、キャスティングの釣りは疲れるのであまり好きでないところもあり、普段からあまり積極的にやっていないし、真面目に探求していないものだから腕に差があるのは至極当然なのであった。


そんな中ジギング王にはポツリポツリとヒラマサが掛かるのだから魚の活性自体は悪くないはずなのだが。

一方の根魚クラブの方はバイク大好きNのタイラバが絶好調。次々に言い方のアコウを釣り上げ根魚王にプレッシャーをかけている。根魚王は昨日のサメファイトで体力を相当消耗したようでなんだか今日は元気がないし腰が痛いと言ってる。

二時間ほどこのポイントを流し変えて攻めてみたがデカヒラマサのでる様子がないので、船長の判断で大移動をし昨日とは違うぶりのポイントに向かった。

船は30分ほど走り沖のポイントに到着。
海は凪で空も青くいい釣り日和となっていた。

水深はおよそ80メートルほど。
魚探には反応がバッチリ映っているので、本格ジギングポイントを攻めるとあって気合を入れてジグを落とししゃくり始める。

最初に竿を曲げたのは昆虫大好きH氏。
でもなんだか引き方がぶりっぽくない。ハガツオ?サバ?なんて周りで勝手なこと言いながら上がる魚を楽しみに見ているとなんとマダイのいいサイズ。外道としては最高の魚だ。

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しばらくしたら何人かの竿が順番に曲がり出した。入れ食いだ〜!でもブリのサイズじゃない、小さいぞ、なんだろう?と上がってきたのはレンコダイ。まずい魚ではないのだけれどサイズも小さいとあってあまり喜ばれなかった。写真すら撮られていないのがそのいい証拠だ。

こういう不当な魚差別というものは釣りにおいてはママある事で、もっとひどいのになると魚の名前さえも、そんな名前にしなくてもいいのに、と言っていいほど不当な名前をつけられた魚もいる。ションベンダイ、などはそのトップクラスと言えるだろう。釣った方も苦虫をかみしめたような顔になるけれど釣られた方だってそんな名前つけんなよ!って怒ってるに違いない。

しばらくはレンコダイの入れ食いが続き流し帰るも、またまたレンコダイ。
僕もレンコダイを釣ったが、次のアタリは何かが触ったようなかすかなアタリ、合わせてみるとなんとなく何かついている感じがする。海藻でもかかったのかしら、と上げてきたらルアーのサイズと大して変わらない大きさのサバがついていた。ありゃあ、こんなちっこいの釣れちゃったよ、と振り向けばミヨシの店長も同じサイズのサバが付いたジグを持って笑っている。

反応はあるが釣れるのは外道ばかり。本命のブリはどこに行った。と懸命にしゃくっていると、この三日間アタリ男となっているNがまたまた何かデカイのをかけた様子。その隣ではジギング王がナニモノかに糸を切られて「なんだよ!」とお怒りのご様子。

引きはいいのだけれどどうもブリとは違う様子、でかいハガツオか?とも思ったが見えてきた魚は妙に長い。タモに入ったのはなんといいサイズのサワラだった。一斉に一同から「いいなあ」という羨ましそうな声が飛ぶ。このサイズのサワラは最高に美味いのだ。ジギング王の糸を切った犯人もこいつだったようだ。

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このサワラを最後にブリは諦めて、もういちどだけ最後に朝一のポイントに戻り投げ流ことにしたがジギング王が小型のヒラマサとシイラをあげただけで終わる。

ジギング王はこのシイラがもしヒラマサだったらキャスティングでのヒラマサでツ抜けだったと悔しがっていた。

昼に港に着き道具を片付けて勝田荘へ戻り風呂を浴びて用意していただいた昼食を食べる。

簡単なお昼ご飯で、と話していたので丼ものかと思っていたらちょっとした割烹料理が並んでいるのに驚いた。
昨日Nが釣ったワラサでブリ尽くしの料理だ。

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これがまた大層美味しくHは昼から4杯お代わりをしていた。大きなお櫃のごはんはみるみるなくなり、風呂から上がっていない人のごはんがなくなるのではないかと心配したが、そこは店主の新さん、抜け目なくお代わりのごはんを大量に用意してくださっていたので、一同満遍なく満腹になる。

食後一休みした後フェリー埠頭まで送っていただき、お礼と再会を誓い船に乗る。来年また来る予定に既になっているのだ。新さんが「いつでも来てください」と何度も言ってくれたのが嬉しかった。梅林船長も大きな荷物を運んでくださりとても助かった。この二人のサービス精神がどれだけ隠岐の島の釣りを心地よく盛り上げてくれるか計り知れないものがある。

フェリーに入ると2等客室のだだっ広い大広間だったので壁沿に枕を並べて横になった。
僕は三日間体調が悪いながらもなんとか釣りができただけで嬉しかった。船は中之島を出ると隣の知夫島(ちぶじま)に寄った。この島では何やら市民マラソンのようなものが行われていたらしく、大会が終わった選手などがドヤドヤと大量に乗り込んで来てそれまでガランとしていた客室はいっぱいになった。

この三日間のことをメモに書き留めているうちに眠くなりそのまま眠りについた。

写真提供: 浜吉丸 Ebb&Flow
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowまで

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2018年10月21日 (日)

ドラマは終わらない@浜吉丸 隠岐の島(海士町)

推定28キロのヒラマサキャッチにデカヒラマサの襲撃、さらにはジギングでも10キロオーバーキャッチと次々と事件並の魚たちが楽しませてくれた隠岐の島釣行二日目。

夕まずめは朝一のデカヒラマサポイントに戻り夢よ再び、ということになりポイントに入った。

僕は今日最後の釣りをキャスティングでしめるほど体力も回復しておりひたすら投げる。
今回使ったリップルフィッシャーの825という竿がとても投げやすくて体に負担をかけなかったので午後から投げ続けた割に疲れも少なかった。しかし残された時間は少ない。

何度か流すと魚は出るのだけど乗らない。
アクションが悪いのか、ルアーがあっていないのか、ジギング王はポツポツとキャスティンングで釣り上げて腕の差を見せつけてくれる。

そんな時に突然根魚王から声が上がった。大物がヒットしたようである。それも午前と同じくらいの大物が。またきたか!全員のテンションが上がる。船長がすぐに全員に竿を上げさせてフォローに入った。

トモまで引きずられて行った根魚王であったがファイトは実に冷静で丁寧だった。
引き出されていたドラグも全員が協力して糸の出て行く方向を船長に伝えることで、糸は少しずつ巻くことができ間を詰めて行った。

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左舷側に惹かれた時には船長も窓からファイトが見えるので操船しやすかったが、逆の右舷側は船長から見えないので、全員でもっと右、バックして、真っ直ぐに、などと声をかけて操船していただく。

魚の引きは重く強く、相当なサイズの魚であることは横で見ていた僕からもわかった。

こうして20分くらいはファイトしただろうか、ようやくリーダー近くまで糸を巻き取ってきて魚が姿を見せきた。

その姿は長く大きくゆったりと重そうに船べりに近づいてきたのだが色が青物色ではない。薄茶色をしているのだ。だれかがサメだ!と叫んだ。さらに巻き上げて上がってきたその姿はゆうに二メートルはあろうかという大ザメだった。

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サメかあ!と全員がっかりしながらも、あまりに大きいので写真に収めようと、根魚王が船べりに寄せていく。誰か写真撮って!という根魚王の声に船長とY店長がカメラを構えた。

シャッターを切る中、もう少しサメが見えるようにと根魚王が竿に力を入れたところで竿の限界がきてしまったらしい。バチッ!と音を立てて竿は折れてしまった。しかし糸はまだ付いたままだったので、危険なためやむなく切る。

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大ザメ相手にあれだけ冷静にファイトできる根魚王はさすがであった。聞けば数ヶ月前にも吐噶喇で大型のサメをかけて引き寄せたとか。使っていたリーダーがフロロの35ポンドという細さだったのにも驚かされた。
本人は「サメはもういい」と嘆いてはいたけれど一堂からは歓声が上がった。

大ザメを見た興奮と落胆の中この日の釣りはこれで終わった。

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朝は小雨がぱらついていた空は曇りに変わり雲間から照らす夕日が島々の岸壁をオレンジ色に色付けて美しかった。

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今日一日だけでなんとドラマチックな日だったのだろうか。ここにもかけなかった多くの魚も上がり、多くの魚をリリースした。

宿、勝田荘に帰ると、我々を待ってるのは豪華な夕食である。
今日は昨日のように寝不足でぐったりしていない上に釣りもなかなかのものだったので一同の表情も明るかったらしい。勝田荘の店主の新さんも僕らの顔を見てホッとしていたようだった。

夕食には昨日僕らが釣ってきたハガツオやアコウが美味しく調理された上に、極上のアワビの蒸し物や隠岐牛の鍋などが豪華絢爛に並び疲れた体を癒してくれた。

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例によって一同美味い美味いとワシワシご飯を食べたのだが、僕は今日こそ最後の雑炊までいただこうとご飯をセーブし、最後のアコウの雑炊をいただいた。

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それは旨味にあふれ上品な雑炊だった。
朝から体調が今ひとつだった僕もこの美味しい料理に癒されて体調は回復に向かっていた。

料理について熱く語る新さんの話を聞きながら、明日最終日の釣りに思いを馳せた。


写真提供: 浜吉丸 Ebb&Flow
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2018年10月20日 (土)

デカマサの襲撃@浜吉丸 隠岐の島(海士町)

隠岐の島釣行二日目、Y店長の推定28キロのデカヒラマサで俄然活気だった船上だった。

魚の活性も明らかに昨日とは異なりポツリポツリと誰かしらが何かを釣り上げるような状況だった。そんな中で僕も珍しいコブダイの子供を釣り上げる。コブダイは制御は大きなコブがおでこにできるのだが、僕の釣ったおチビちゃんはまだコブの形も場所も感じさせないつるんとした綺麗な魚だった。

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珍しい魚を釣り上げて気分は良くなるはずなのだが、意に反して僕の体調は悪くなり、偏頭痛薬の副作用で体が重くなり釣りをするのが辛くなってしまいキャビンに入ってしばらく横になった。

その間も、ヒットの声がなんども聞こえたのでヒラマサ、根魚共に釣れていたのであろう。うとうととしながらそんな声を聞いているうちに幾らか体が楽になってきたのでコーヒーを淹れることにした。船長に無理を言ってお湯を沸かしていただきわざわざ一式持ってきたコーヒーセットを出してコーヒーを淹れる。一昨年に続く第二回EnoCafe隠岐の島店の回転であったが写真を撮る元気もなかった。

コーヒーを飲んだら体の血が流れ始めた感じがして体が軽くなってきたので釣りを再開する。

するとジグで根魚を狙っていたところに青物らしき魚がヒット。不思議なもので寝起きにはよく魚がヒットするものだがその通りになった。だったら時々寝てたらいいじゃん。という声も聞こえそうだが周りが連れているときに居眠りすることは釣り師にはできないのだ。

小型のヒラマサをリリースしたところまでは良かったのだが、針がネットに絡んでしまい外すのにもたついていたその時、事件は再び起こった。

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始まりはジギング王のキャスティングにヒットしたところから始まる。
先ほどのサイズを上回るような強烈な引きと闘うジギング王であったがその様子を見たY店長が「今がチャンスです、活性上がっていますよ〜」と呼びかけに乗ってNがキャスティングを始めたところ数投目にヒット。

一気にドラグを鳴らして魚が突っ走る。「これ、無理!」と早くも敗北宣言をあげながらも逆回転するスプールを左手で止めようと必死だったが、摩擦熱でそれどころではない。糸が出されるトモの方向に引きずられて行く。

すると今度は反対の左舷側でインチクを落としていた根魚王とオッターテールのバカデカアルミジグを落としていたHにも大物がヒット。二人ともほぼ同時にトモの方向に引きずられていった。

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共に三人並んでドラグ鳴らされ糸を出される。
最初に切られてしまったのは根魚王。
Hはしばらくファイトする。Y店長が「サメじゃないっすかあ?ヒラマサだったら相当でかいですよう」などと茶化しているがHの顔は真剣そのもの。

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店長から船長に船をバックさせてもらうように声が飛ぶ。
一瞬Hのドラグが鳴りやみ魚が止まった。チャンスとばかりに巻き始めたがここで無情にも糸は根ズレでプッツンと切れる。

「無理!」と言いながらも最後まで戦っていたNも糸を出される一方だった。水深はわずか十数メートル。とにかく根に擦れたらアウトだ。
船長に再び船を下げるように声が飛び、ミヨシにいた僕を中継して船がバックにギアを入れた瞬間、検討及ばず無念にも糸は切れてしまった。

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三人が大物ヒラマサらしき魚に翻弄されている間にジギング王は冷静に自分の魚をあげていた。重量を測ると10キロちょうど。おそらく他の三人にかかった魚はこれ以上あったに違いない。
三人のファイトを目の当たりにしていたY店長からは20キロオーバーに違いないという声が漏れていた。

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冷静になり気づいてみれば僕と店長以外の全員、ジグなりキャストなり何らかの釣りをしていた人に同時に大型のヒラマサらしき魚がヒットしたのだった。
おそらく大型のヒラマサの群れが船の下を通過し、そこにあるプラグもジグもインチクもとにかく何にでも食らいついて引ったくっていったということだ。

「まだ活性は高い、投げてください」と言われようやく僕もキャスティングの竿を手にして投げ始める。重かった体はアドレナリンのせいか軽くなり楽にキャストできた。

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しかしながら、その後魚はヒットせず。数流し後に船長がサメを見てしまったのを最後にポイントを変えた。

その後はキャスティングのポイントを数カ所回るがヒットには至らず。
午後になり一旦キャスティングはやめてブリのジギングポイントに行こうということになり大移動した。

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                      キャスティングポイントで次々とアコウをキャッチする根魚王

ブリのポイントでは100メートル前後の推進をジギングで攻めた。
周囲には他の船も見られて魚が釣れていることを証明してくれていたのであるが魚の反応は渋かった。地合いでないのか魚探に反応は写るもののジグに食わない。

しばらく流し変えたところで、今回何をやってもハマって釣れているバイク大好きNにワラサがヒットしたがそこからまた沈黙が続く。

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ジグをあれこれ変え、しゃくり方を変えと色々試すがなかなかヒットしてこない。
次は何にジグを変えようか?と迷っていた時に横にいた店長がスキルガンマ280グラムを手にしているのがチラリと見えた。そして次の流しで店長は見事ヒットに持ち込む。

ファイトの様子を見ているとどうもブリにしては引きが強すぎる。「デカイですね。10キロオーバーでしょ?」と声をかけると「小さいっす」とY店長。この人が小さいという時は大体デカイ魚とファイトしているときだ。今朝の推定28キロの時だって「そんなにでかくないっす」と言ってたくらいだから、ファイト中の彼の言葉は信用できない。

案の定上がってきたのは10キロオーバーのヒラマサだった。
キャスティングもジギングも両方とも美味しいところを持っていった、と他の一同からはブーイングが出る始末。


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このあとブリの反応は全くダメだったので、朝一のヒラマサ入れ食いポイントに再び向かう。

残りの時間、もう一度夢を見てキャスティングでヒラマサを!という船長の計らいだったのだったが、ここでまた事件が起こった。


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2018年10月19日 (金)

デカヒラマサ上がる!@浜吉丸 隠岐の島(海士町)

隠岐の島釣行二日目
朝5時になあんと、勝田荘の店主新さんは朝ごはんを用意してくださった。普通朝食のおにぎりを、とかお弁当を作っておきました、というところなのだが気合の入り方が違うのである。熱々の炊きたてご飯に美味しい味噌汁、納豆に卵乗り、それに小鉢がいくつか付いての豪華朝食。

朝から美味い美味い、とワシワシご飯をかきこみ満腹になったところに梅林船長が迎えに来た。

午前6時、うっすらと明るくなる空のもと出船。
とりあえず近場のキャスティングポイントへ向かう。昨日キャスティングが良くなかったので不安半分、今日こそはと期待半分。


最初のポイントは比較的浅い、昨日僕がマハタを釣ったポイント。
この日もキャスティング組と根魚組に分かれて釣りを始めた。

前夜たっぷり寝たにも関わらず頭痛が続いていた僕は力なく根魚組に入る。無理はやめようと決めていた。
キャスティングをしていたのはジギング王とY店長の二人だけ。昨日の活性の悪さからキャスティングは様子を見て始めよう、と考える人が多かったようだ。もちろん僕もその一人。

半信半疑で始めたこの日の釣りだったが海は昨日とは変わっていた。
開始間もなくキャスティング組が賑やかになる。「でた!」「乗らない!」と叫んでいたかと思ったらついに「ヒット!」の声。

Y店長のペンシルベイトにヒラマサが食って来た。
肩は小ぶりだったので余裕のファイトで難なくあげたものの、やっとキャスティングで釣れた一匹目の魚は海千山千の店長にも嬉しかったようだ。

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まもなく今度はトモで投げていたジギング王にヒット。
サイズが少し良くなっているようでファイトを楽しんでいるところにジグをしゃくっていた昆虫大好きHにもヒット。これもまたヒラマサでダブルヒットとなる。

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今日は昨日とは違う、と誰もが確信したようで俄然船上は活気付いた。

キャスティングには小型のヒラマサが次々と飛び出した。
根魚クラブも着々と釣り上げている。特にこの日調子が良かったのはバイク大好きN氏。寝ていたのが釣りを始めたかと思うとすぐに何かを掛けていた。

午前9時を回ったあたりでジギング王にヒット。どうやら型がいいらしい、竿が大きく曲がりこれまでのおチビヒラマサとは違う力強い引きをしている。水深もそれほどないので根ズレを気にしながらファイトしなければならない。今回はキャスティング王と化したジギング王は難なくキャッチ。なんと10キロクラスの見事なヒラマサだった。

一仕事終えたジギング王は気分良く朝からビールを開けて一人祝杯をした。
朝一から10キロクラス、しかも昨日散々苦労しての結果である。誰しも祝杯をあげたくなるところであろう。

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ところがその時事件が起こった。

ミヨシでキャスティングしていたY店長にデカイのが来たのだ。
でた!と叫んだ声に僕が振り向いた時にはすでに竿は弓形に曲がりリールはドラグを鳴らしていた。冗談半分で「バレろ!」と僕が叫ぶと後ろから「切れろ!」とHの声。店長はファイトしながらも誰ですかあ、バレろって言うのはあ!と返してくる。魚はグイグイと首を振りながら店長を右へ左へと引きづり翻弄する。僕は釣りをやめてビデオを回す。

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気づけばトモでビールを飲んでいたジギング王以外全員が店長のファイトを見ていた。デカイ!軽く10キロ、いや20キロはあるんじゃないですか?と声をかけると、イヤイヤそんなにないです、とY店長が返す。彼がこう言う時は大体デカイ魚だと言うことは一同が知っていた。

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ミヨシから左舷にそして右舷側にと魚は走る。店長はうまくかわしながら糸を巻き間を詰める。うまく魚の走りを交わし左舷側に回り込んだところで魚が浮いてきた。
その姿を見て一同息を飲んだ。でかい!10キロなんてもんじゃない、軽く20キロ、いや30キロくらいあるのではないかという魚体の長さ。

船長も興奮しながらタモを出し無事に収まる、ところが船に引き上げようとしたが船長一人では上がらない。誰か手を貸して、と手を貸して船べりから船上に引きづり上げられた魚体は海中に見たものよりさらに一回り大きく感んじられた。

船長がメジャーを取り出して長さを測った。魚の尾は120センチまでのメジャーを軽く超えたところまで伸びていた。重さも測りましょう、と25キロまで測れる秤に口をかけて船長が持ち上げる。魚の胴体を少し船上に残したところで25キロの秤は振り切れてしまった。

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推定28〜9キロはあるのか。船長もこんな大きなヒラマサを見たことはないと興奮している。隠岐の島周辺でこのサイズのヒラマサが釣れたという話も聞いたことがないという。網には大物が入ることはあるものの釣りでは無いらしい。

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船長を始め一同が興奮の坩堝の中で無事リリースする。
しばらくは船上は興奮の空気に包まれていたのだが一人だけ冷静な人がいた。
トモで祝杯をあげていたジギング王である。

せっかくの祝杯がバカデカヒラマサのおかげで台無しになてしまったのだから無理もない。憮然とした表情で一人さっきまで美味しかったビールをチビチビと飲んでいた。 全くY店長は空気が読めないよなあ、せっかく人がいい気分でビール飲んでたっていうのに、というので仕方ないですよ店長のイニシャルはKYですから、と僕が返す。

ともあれこのバカデカヒラマサは隠岐の島の釣りにおいては大事件となるに違いない。この噂が広まれば大物狙いの釣り師は押し寄せてくるだろう。

しかし、事件はこれだけでは終わらなかったのである。

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2018年10月18日 (木)

日本一料理の美味しい民宿@勝田荘 隠岐の島(海士町)

隠岐の島釣行一日目の夜。寝不足におよそ十二時間の釣りでヘトヘトになり宿に転がり込むと異性のいい声が飛んできた。民宿勝田荘のご主人、新さんの声だ。ご主人といってもまだ若い見た所30代後半と言ったところか。

このご主人、割烹料理店を渡り歩いて修行してきた料理人で、従ってこの宿の料理は民宿の概念を超えた美味しさとなる。隠岐の島に釣りに来る目的の半分はこの宿の料理が食べたくて来るからと言っても過言ではないほどだ。

この日、新さんの目に映った我々六人の釣り師は死んだ目でどろ〜んとしてゾンビのようだったらしい。すかさず梅林船長に今日の釣果を聞いたところ思わしくなかったという返事を聞きこれはまずいと思ったという。我々がゾンビだったのは釣れないことよりも極端な睡眠不足が原因だったのだけれど。

ここはひとつ自分の料理で盛り上げねばと腕をふるってくださった。
風呂から上がりさっぱりした我らに用意された料理は豪華絢爛写真の通りである。

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左奥から、ヒラマサとイカのお鍋、枝豆、シロイカの和え物、マイカの肝和え、手前右にきてシロイカのウニ和え、ヒラマサのお造り、サザエ、ヒラマサのヌタと、どうだ!これでもか!参っただろう!とばかりに料理が並ぶ。

風呂から上がった一同は梅林船長も強引に巻き込み乾杯。寝不足のゾンビ状態も幾分晴れた顔になっている。頭痛の僕はノンアルコールビールで我慢したが、この食事を前に酒が飲みたかったことは言うまでもない。

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どの料理も素材の持つポテンシャルを極限まで引き出したうまうま料理。
一同、参った参った、降参です、うまいうまいと酒がガンガン進むもの、いきなりご飯をお代わりしてワシワシと食うものなどに分かれ料理の味を堪能した。
普段はその日の釣りの反省など口にしながらチビチビとご飯を食べるのだが、一同食べるのに集中して美味い美味いの連発。

ヒラマサは旨味甘味共にジューシーであった。サザエはどこまでもコリコリとし、イカは料理によりそれぞれの味付けで異なる顔を見せてくれた。味付けは総じて上品で繊細。同じ素材でこれだけ味の印象が変わるのかと驚かされた。僕の中ではこの宿は日本一料理の美味しい民宿だ。

酒の飲めない僕はご飯ワシワシ組に入りあっという間に普段はお代わりしないご飯をお代わりし、料理もきれいに平らげてしまったら満腹。

寝不足で満腹となれば自ずと睡魔が襲う。明日も4時半起きとなれば早く寝ておきたい。ただでさえ頭痛と疲れで体調はかなり悪い状態だったのでヘトヘトだった。

8時を回ったところで、先に寝ますと席を立ち部屋に向かったところで新さんに厨房の前でばったりあったら、まだまだこれからですよ、何やら以下の豪華料理に美味しい雑炊があるという。

普段の僕なら、ああそうですか、それでは戻っていただきましょう。ということになるのだが、この日は疲れと眠気が極限まで来ていたので丁重にお断りして布団に入った。

不眠症の僕はどんなに眠くても連続して眠ることができないので、こんなに眠いのにさらに睡眠薬を飲んで布団に入った。15分以内には寝ちゃいますから、と隣にいたジギング王に宣言したところで記憶が途切れた。

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2018年10月17日 (水)

海の神様は微笑むか?!隠岐の島2018@浜吉丸

隠岐の島釣行一日目。

狙う魚はキャスティングのヒラマサ、アコウ(キジハタ)を中心とした根魚、ブリなどでありますが、とりあえず最初のポイントはキャスティングと根魚狙いが両立できるようなポイントを浜吉丸の梅林船長が選んでくれた。

僕は頭痛薬の副作用と寝不足で体が動かない状態だったので迷わず根魚クラブに入る。根魚王の隣に釣り座を確保してジグでボトムを探った。最初のポイントの流し始めは推進40メートルから徐々に浅くなっていくポイント。
一方でジギング王、バイク大好きN、Y店長の三人はキャスティングでヒラマサを狙う。

最初にヒットさせたのは根魚王、開始早々にヒットさせたがファイトの仕方を見ていると青物の引き方だ。時折グイグイと引き込むファイトはどうやらヒラマサのようだ。

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上がってきたヒラマサは小ぶりだった。
梅林船長の話では前日は二人で30本のヒラマサを上げたほど活性が良かったというのだが
この日はどうなるのか、小型ながら幸先のいい一本に期待は盛り上がっていったのでした。

僕は根魚狙いでそこをネチネチと攻める。
ジグを着底させ、すぐに糸を巻き二、三度しゃくってまた落とす、というのを繰り返す。ジグは僕の好きなゴビアス・ブルスリムという80グラムのジグのシルバー。
初めて数回めに落としたところでアタリがあったが魚は針に乗らず。

さらに数回落としたところで同じようなアタリがあり今度は腕に重みと魚の動きが伝わり竿がしなる。根魚としてはなかなかの重さを感じたのでこれはいい魚だろうと糸を巻いていくと上がってきたのは1.5キロクラスのマハタだった。

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マハタはこれまでに一度だけ輪島の釣行でおチビちゃんを釣ったことしかなかったので、初めて本物のマハタを釣ることができた気分になり嬉しかった。

今日はいけるかも!と眠気と闘う脳みそにアドレナリンが行き渡り活性が上がる。
ところが入った気合いほどに魚の反応は少なかった。

次にヒットしたのが一時間弱経ってから。
マハタの時と同じような感触でヒットしてきたが重さは軽かった。
上がってきたのアコウ(キジハタ)で現地ではアカミズ(赤水)と呼ぶ。
高級魚ではあるけれどサイズが今ひとつなのでリリースした。

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次に来たのはおよそ30分後、昆虫大好きH氏の竿が曲がった。
上がって来たのは小型のアコウ。これもリリースする。

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一方のキャスティング組の方も苦戦をしており、時折魚の反応はあるらしいのだがヒットには至らない。
どうも魚全体の活性が低いようだ。昨日から急に気温が下がったのが原因かも、と船長が独り言のように話していた。

僕の竿が次に曲がったのは午前10時過ぎ。
ほぼ同時にバイク大好きN氏にもヒット。二人とも上がって来たのはアコウだった。
僕のはおチビなのでリリースしたがNのアコウはいいサイズだったのでキープ。

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魚の反応の低さに自分の活性も下がり睡魔に襲われた僕はこの後キャビンでしばらく寝ていた。

ゆらゆら揺れる船の上でうとうとしていると、時折ヒット、という声が聞こえ洗浄が賑やかになっていたが睡魔には勝てず眠り続けた。

一時間くらい寝ただろうか。少し体が楽になって来たので釣りを再開する。
船はジギングのポイントに移動しており、ジギングでヒラマサを狙った。

このポイントでは一瞬地合いが来たようにNと僕にヒラマサがヒット。
しかし後が続かない。

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この後移動したポイントで小型のハガツオが一時的に入れ食いになったりしたが、全体的に渋めで、根魚王が地道にポツリポツリと根魚を釣り上げていたのが印象的だった。

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午後になり僕は再び昼寝タイムに入りしばし眠った。

そんな間も一睡もせずに投げ続けていたジギング王の姿は素晴らしかった。
ジギング王と勝手に僕が名付けてしまったけれど、この人のキャスティングに対する執念も目を見張るものがあるのだ。

ジギングポイント以外は全て投げ倒し切ったジギング王だったが結局この日は芳しい成果はなく終わってしまったようだ。ようだと書くのは僕が寝ている間に何が起こったのかは分からないからだ。

船長にしてみればこの日の渋さは厳しかったらしい、昨日はあんなに良かったのに今日は全くダメ。ポイントを移動しても行く先行く先ダメとあっては辛いだろう。おそらく胃に穴が開くような気分だったのではないかと思われる。それほどこの梅林船長という人は釣り師の気持ちに寄り添ってくれる船長で、釣れないことが本当に辛いようだった。

夕方6時近くなるまで粘ってみたものの、全体的に結果は思わしくなく船を降りる。
僕にとっては釣果以上に睡魔との戦いの方が辛かった。


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2018年10月16日 (火)

隠岐の島再び

九月末から持病の偏頭痛が出てしまい二週間も続けて頭痛に苦しめられている。
偏頭痛用の薬を医者から処方してもらっているのだけれど、それも切れてしまい悶絶の頭痛日をやり過ごす日も数日あったりしてかなり辛いのだった。

それでも10月11日から予定している隠岐の島ツアーに合わせてなんとか体調回復を試みたのだけれど虚しく終わり、偏頭痛薬を大量に持参しての釣行となったしまった。

11日の木曜日は比較的頭痛も穏やかな感じだったが、薬が無理やり抑えているに過ぎず本質的には頭痛を抱えて羽田空港に向かう。

この日の工程がこれまたハードだった。
20時過ぎの飛行機で米子に向かい、21時半米子空港着、レンタカーで米子駅近くのホテルに着いたのが10時半、チェックインして部屋に入ったのが11時近く、翌朝は2時にロビー集合。午後2時ではない午前2時、すなわち寝る時間はほんのわずか、3時に七類港発の渡船で隠岐の島の島前と呼ばれる四つの島が固まる中の一つ、中ノ島の海士町(あまちょう)に向かい、6時頃から釣りを始めるというのだから呆れたスケジュールである。

それでも三時間弱は眠れる、と思ったのが甘かった。
日常的に不眠症を抱えている僕は睡眠薬を飲まないと眠れない。しかし飲んでしまったらこの短時間で起きることは不可能と考え睡眠薬を飲まずに床についたのだが、夜遅くまで部屋のドアをノックしては廊下でおしゃべりする観光客の音やら、ポタポタといつまでたっても水がしたたり落ちるオンボロトイレの水音、さらには部屋の壁にかけられた時計のコチコチ音まで気になってしまいなかなか寝付けない。一秒でも寝ておこうと必死に目を閉じた。

頭の中で異なるテンポでやってくるポタポタとコチコチ音が波のように交差しいよいよ目が冴えてきてしまう。なんとか眠ろうと目を閉じたものの、ふっと気が付いたら午前1時、そこからはもう眠ったら起きられないと思い起き上がってしまった。

午前2時にヘロヘロになってロビー集合。
七類港へ向かう。米子からの夜道は暗かった。街を外れると不安なくらいに道路も暗い。時間的にも他の車は走っておらず行き先が真っ暗な道を突き進むのは怖かった。

七類港着、すでに多くの磯渡りの釣り客が船に乗り込んでいる。
我々も荷物を積み込み船に乗ると間も無く出航。
ここで睡眠薬を飲んで中ノ島までのおよそ二時間は爆睡する。船が港を出たな、と揺れ方で波の大きくなるのを感じたところで意識はなくなり気づいたら起こされた。

すでに渡船の横には我々が釣りをする浜吉丸が横付けされており、荷物とともに船を移れば釣りの支度開始である。

船長に二年ぶりの再会の挨拶をして船のライトが煌々とつく中で釣りの支度をするとやがて空もうっすらと明るくなってきた。

今回の釣行もいつものルアーショップ、エブアンドフローさん企画のツアー。
メンバーはジギング王、根魚王、昆虫大好きH氏、バイク大好きN氏、Y店長に僕の六人、顔なじみばかりの気楽なメンバーでありました。

寝不足顔のまま午前6時出船

とりあえず港の近くのポイントから攻めていくという。

船長の話によると、昨日はいい釣りをした客がおり、二人でヒラマサ30本をキャスティングで釣ったという。直前の情報でも大型ヒラマサは釣れているだのマグロが入ってきただのというので手持ちの中でも一番強い竿を追加して持ってきたほど期待は膨らんでいた。

沖に出て行くと懐かしい荒涼とした断崖絶壁に囲まれた島々の風景が広がる。
昨年は台風で釣行が中止となってしまったため二年ぶりに訪れたのだが、脳裏に焼き付いていた島の風景はそのままだった。

Img_0307

いよいよ初日の釣りが始まる。果たして今回の兆候は何が待ち構えているのやら、海風に当たるといつの間にか頭痛も忘れていたのでありました。

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