日本一料理の美味しい民宿@勝田荘 隠岐の島(海士町)
隠岐の島釣行一日目の夜。寝不足におよそ十二時間の釣りでヘトヘトになり宿に転がり込むと異性のいい声が飛んできた。民宿勝田荘のご主人、新さんの声だ。ご主人といってもまだ若い見た所30代後半と言ったところか。
このご主人、割烹料理店を渡り歩いて修行してきた料理人で、従ってこの宿の料理は民宿の概念を超えた美味しさとなる。隠岐の島に釣りに来る目的の半分はこの宿の料理が食べたくて来るからと言っても過言ではないほどだ。
この日、新さんの目に映った我々六人の釣り師は死んだ目でどろ〜んとしてゾンビのようだったらしい。すかさず梅林船長に今日の釣果を聞いたところ思わしくなかったという返事を聞きこれはまずいと思ったという。我々がゾンビだったのは釣れないことよりも極端な睡眠不足が原因だったのだけれど。
ここはひとつ自分の料理で盛り上げねばと腕をふるってくださった。
風呂から上がりさっぱりした我らに用意された料理は豪華絢爛写真の通りである。
左奥から、ヒラマサとイカのお鍋、枝豆、シロイカの和え物、マイカの肝和え、手前右にきてシロイカのウニ和え、ヒラマサのお造り、サザエ、ヒラマサのヌタと、どうだ!これでもか!参っただろう!とばかりに料理が並ぶ。
風呂から上がった一同は梅林船長も強引に巻き込み乾杯。寝不足のゾンビ状態も幾分晴れた顔になっている。頭痛の僕はノンアルコールビールで我慢したが、この食事を前に酒が飲みたかったことは言うまでもない。
どの料理も素材の持つポテンシャルを極限まで引き出したうまうま料理。
一同、参った参った、降参です、うまいうまいと酒がガンガン進むもの、いきなりご飯をお代わりしてワシワシと食うものなどに分かれ料理の味を堪能した。
普段はその日の釣りの反省など口にしながらチビチビとご飯を食べるのだが、一同食べるのに集中して美味い美味いの連発。
ヒラマサは旨味甘味共にジューシーであった。サザエはどこまでもコリコリとし、イカは料理によりそれぞれの味付けで異なる顔を見せてくれた。味付けは総じて上品で繊細。同じ素材でこれだけ味の印象が変わるのかと驚かされた。僕の中ではこの宿は日本一料理の美味しい民宿だ。
酒の飲めない僕はご飯ワシワシ組に入りあっという間に普段はお代わりしないご飯をお代わりし、料理もきれいに平らげてしまったら満腹。
寝不足で満腹となれば自ずと睡魔が襲う。明日も4時半起きとなれば早く寝ておきたい。ただでさえ頭痛と疲れで体調はかなり悪い状態だったのでヘトヘトだった。
8時を回ったところで、先に寝ますと席を立ち部屋に向かったところで新さんに厨房の前でばったりあったら、まだまだこれからですよ、何やら以下の豪華料理に美味しい雑炊があるという。
普段の僕なら、ああそうですか、それでは戻っていただきましょう。ということになるのだが、この日は疲れと眠気が極限まで来ていたので丁重にお断りして布団に入った。
不眠症の僕はどんなに眠くても連続して眠ることができないので、こんなに眠いのにさらに睡眠薬を飲んで布団に入った。15分以内には寝ちゃいますから、と隣にいたジギング王に宣言したところで記憶が途切れた。
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