初春の東京湾シーバスジギング2019は入れ食い!@第十長崎丸 本牧港
桜の開花宣言も出てすっかり春らしくなってきました。
一方冬の釣りである東京湾のシーバスジギングはそろそろ終盤戦をむかえつつある時期でありまして、最後の爆発的な荒ぐいが期待できる時季でもあります。
今回は釣り仲間のヨッシーさんに誘われての釣行ですが、前日の釣果が最高78匹、というのをネットで見てすぐさまヨッシーさんにメールした。
明日も爆釣ですぜ、へへへ、予約入れときましたんで朝港でよろしく〜!と。
当日朝6時過ぎ、長崎屋さんのお店に行って手続きしてお店を出たところにヨッシーさんが登場したので一緒に港へ。
港に着いたらいつものように中乗りのIさんが倉庫のところでお湯を沸かして待っていてくださったので、シーバス師匠の若林さんがくるタイミングを見計らってコーヒーを淹れエノカフェ長崎丸店を開店する。
話は変わるけれど、最近大阪に「エノカフェ」という名前のカフェが本当にできていて(どちらが先かは不明)なかなか評判がいいらしい。
大阪に行ったら是非訪れて店主とコーヒ談義などして見たいものだ。
話は釣りに戻って、コーヒーを飲みながら師匠も交えて昨日の状況や今日の予測など色々話し合う。
この日は中潮で釣りの時間はずーっと下げ潮の状態、いいらしい。天気も曇り予報だったのだが小雨がぱらつく状況。
気温も予報より低かったが晴天で暖かくなるよりは魚の活性にはいい方向に働く、などと話していたらなんだかワクワクしてくるじゃないですか。
なんと行っても今年のシーバス、入れ食いらしい入れ食いはまだ経験していないので良型のシーバスが次々と釣れてくるのを想像しただけでたまらない。
出船の時間となり港を出る。雨は本降りになってきた。
どうやら最初から羽田のポイントまで船を走らせる様子なので、キャビンに入り入れ食いの話をしたりウトウトしたりしていると雨に煙る羽田空港を通過して北側の誘導灯の橋脚に到着。
昨日同様鳥山が立ち、たくさんのカモメたちが水面で騒いでいる。
鳥山を見ただけでテンションの上がる僕は際いまでの眠気は何処へやら小雨そぼ降るデッキへ飛び出し釣り開始。
すると一投目から小型ながらシーバスがヒットする。なんと出だしのいいことか。
ところが二匹目がなかなか来ない。グズグズしているうちに右隣のヨッシーさんも左隣の若林師匠も数匹釣り上げている。
どうやら前回の釣りで閃いたショートフォールのアタリ取りに固執し過ぎてしまっていたようで、釣り方を少し変えて普段通りに巻きとフォールともに集中して釣り始めたらポツポツと釣れてきた。
この日は前回のような小型ばかりでなく40〜50センチ台の魚も混ざるので油断できない。
しばらくして60センチ台の魚が釣れたのを船長に写真を撮っていただいた。
雨は相川ラスポツポツと小ぶりながらも降り続き座ると古くなった防寒着の尻から水が浸透してが濡れてしまうほどに船は濡れていた。
それでも魚が釣れるので雨など気にせず夢中になって釣りをする。
この日はピンク系のジグが良さそうだったので色々試してみたけれど、”これ!”というパターンにはまるまでに至らず入れ食いとまではいかずプチ入れ食いという感じ。左隣の師匠はすでに入れグッてバケツな魚で満タンになっている。
11時頃までやっただろうか、移動することになった。移動中にリリースしながら魚の数を数えたら21匹。昨日は師匠は同じ場所で40くらい釣ったという。
移動先は木更津の沖に停泊している鉱石船周り。
今年はこの鉱石船周りは良くなかった。例年、爆発的に入れぐう上に型も揃うのがこのポイントなのだけれど、今年は毎度幾たびに魚は船の下に潜り込んで出て来なかったり、釣り船の気配で移動をしてしまったりで釣りにならなかったのが昨日は爆発したらしい。
20分ほど走って船に到着、巨大な塀のような鉱石船を見上げながら船ギリギリにジグを投げ込みフォールのアタリに神経を研ぎ澄ます。
糸がスルスル出て行く途中でフッ!と糸がたるんだり、コツ!と手元にアタリが伝わる瞬間を見逃さずにいると、来た!
手元にコツ!というあたりを感じで即座に竿を居合抜きのごとく素早くしゃくりあげ同時に糸を巻くハンドルを回す。
手元にズン!グググ!という手応えがくる。来た!またまた一投目からヒット!しかもサイズが良さそうだ。
周りを見回すとすでにダブルヒット、トリプルヒットと船の上は大にぎわいになっている。
ここでの僕は先日発売になったプロセレ社のプチブル、という小型のシルエットの80gのジグを使っていた。
これが正解だったようで、ジグが海底に着く前に魚が食って来てしまい立て続けに魚がかかってくる。
途中で外れてしまっても、少し巻き直して再び落とすと食ってくる。
このまま釣れたらいくらでも釣れてしまいそうなのだがそうは甘くなく、水面でエラ洗いした時に針が外れたり、抜き上げに失敗して海に落ちてしまったりと、二割くらいの魚がサヨナラしてしまう。この辺りは技術でカバーできる問題なので今後の課題だなあ。
ともあれ入れ食いは続き、群れが移動したのを追って鉱石船の周りを移動しながらも入れ食い。
さらに別の鉱石船に移動してみると、こちらではさらに入れ食い、この日初めて釣りにきた。という女性客二人が次々に魚をかけて師匠がタモどりしている。
アタリはフォールでもはっきりと手元に感じるくらいいいアタリが出るし、フォールでアタリが取れなかった時にもそこからジグを巻いてくるのを追って食いついてくる。
おかげで僕の使っていたプチブルは表面の塗装が剥がれて下に貼ってあるシルバーのホロと背中とお腹の色だけになってしまったのだが、それでも魚は食ってきた。
激しい当たりの応酬にフロロカーボンのリーダーもボロボロになってしまうので巻き直す。
下げ潮が止まる時間を目安に早上がりしましょうという船長のアナウンス。あと30分と聞き気合いを入れてラストスパートをかけようとしたが
潮が止まると食いも落ちてきて釣れるペースは船長の読み通りに落ちてきてしまった。
正直行って体力的にもそろそろ闇にしたいと思っていたところで、腕の筋肉は張っているは腰わ痛いはで年寄り丸出しだ。
上がりにしましょう。というアナウンスがあり、魚をバケツからデッキに打ちあける、バケツに入れたままだと水の中では魚が泳いでしまって逃げるのでリリースするのに魚をつかみづらく追いかけっこになってしまうからだ。
デッキに横になった魚たちを一匹づつリリースしながら数を数える。
40くらい釣れたかな?と数えて行ったら44匹だった。
中から大きめのものを選んでヨッシーさんに写真を撮っていただく。
ヨッシーさんはこの日風邪気味の体調を押しての釣りだったため、後半釣りが辛くなってきて休んでしまったのだかそれでも30匹以上釣っていた。
ヨッシーさんの写真も撮らせてもらってから走り始めた船の上で片付けに入る。
雨はいつの間にか上がっており雲間から青空も見えていた。
久しぶりの入れ食いに僕もヨッシーさんも大満足して心の中で一日を振り返っていた。
ちなみに師匠は初心者さんへのレクチャーとタモどりをしながらも84匹も釣っており、格の違いをまざまざと見せつけられた。
まだまだ、シーバスの道は長く遠い。
おそらく僕の今シーズンのシーバスは今回が最後になりそうなのですが、釣り船的にはまだチャンスが続いていくと思うので皆さん入れ食いを味わいたかったらお早めに。
ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve
« 早春の箱根ツーリング2019 | トップページ | エノカフェというお店ができたらしい »
「Fishing」カテゴリの記事
- 今年のサクラマスは渋かった@尻屋丸(2025.04.03)
- ようやく行けた今年の初釣り@長崎屋 本牧港(2025.02.08)
- アマダイ釣りでやらかした!@沖衛門丸 茅ヶ崎港(2025.01.16)
- トカラ列島遠征2024その3@マリンチャレンジャー号(2025.01.15)
- トカラ列島遠征2024その2@マリンチャレンジャー号(2025.01.14)
コメント