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2019年4月17日 (水)

輪島ブリジギング2019

本ブログの順番からいくと「トカラ列島遠征その3」が来るはずだったんですが、突然輪島にブリを釣りに行くことになったので、記憶の新しいうちにそちらのお話を書かせていただきます。

輪島のブリ釣行というと僕にとってはちょうど6年前に連れて行っていただいたのが本格ジギング初の釣行でありまして、毎年春の輪島釣行は僕にとっては一つの節目になる釣行であります。

初めての時はビギナーズラックで渋い中もブリを2本釣ることができたのですが、その後も回を重ね行く度に自分のジギングのレベルがそれなりに上達しているバロメーター的な釣行になっているのがこの6年間の輪島で、7年目に入る今年はいかに昨年とは違う自分の釣りができるかがそれなりの楽しみな訳なんですね。

ということで、輪島釣行といえ0泊3日とあいかわらずの強行軍。4月15日月曜日の夕方7時過ぎにルアーショップ・エブアンドフローに5名が集合し出発、東名・新東名をぶっ飛ばし岐阜にて午前0時に岐阜の帝王を拾い一気に輪島へと向かいます。

これで6名全員が揃い初めましての挨拶やら再会を懐かしがる声やらで深夜零時の車中は一瞬盛り上がる。帝王とヨッシーさんの話を聞いていたら、以前帝王からKHKさんという本ブログの常連さんに可愛いお姉さんのフィギュアを上げたことについて、ヨッシーさんが自分も欲しい的な発言をしていたように聞こえた。しばらく2人のやりとりがあったのち、ヨッシーさんにも釣れたら帝王からフィギュアのプレゼントという話になったようだ。相変わらず面白い冗談を言う人だと聞き流していた。

そんなこんなで高速を走ること3時間、輪島のコンビニに立ち寄り食事を買い込んで港に到着したのは午前4時過ぎ。まだ明けぬ輪島の港で灯りを煌々と寺にながら待ち受けているのはいつもの天翔丸さんであります。

すぐに荷物を載せて出船。向かうは舳倉島、およそ2時間走る。

徹夜で運転し続けてきたY店長は即キャビンで寝る。他の一同もそれに続けと寝てしまった。ミヨシで釣りの準備をしていた僕は出遅れて寝るスペースの確保ができなくなってしまったものの、空いている隙間に身をねじって入り込み無理やり横になって寝た。

5時半過ぎ、明るくなって目が覚めたので船長の操舵室に行く。このところの釣況や今日の天気などのことをポツリポツリと話しているうちに舳倉島に到着。船が止まり外に出たらキャビンで寝ていたみんなはもう釣りの体制になっていた。

天気は晴れ、北西の風5mくらい、潮は流れているようだが澄んでいるのが気になった。

この日は先日バンド仲間に貰った猫の顔をした帽子で釣りすることに。猫と魚といったら縁が切れない中だからこちらが猫なら魚もやってくるだろうと冗談で被ってみたのだ魚がヒットしたら「にゃー」って言ってね、と帝王から指示が飛ぶ。寒いので防寒にちょうどいい。

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太陽が上がりきって少し暖かく感じ始めた頃、トモで釣っていたAさんにヒット!ところがどうも引きが違う。根魚か?と言いながら上がってきたのはなんとフグ!

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そこからしばらくアタリもなかったが8時半をすぎたあたりで再びAさんにヒット。今度は間違いなくブリ。いい引きをしている。

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それを見ながらしゃくっていたら僕にも「にゃにゃにゃ」とヒット。しかし魚は軽く引かない。ブリじゃないや、寝魚かな?フグかもしれない、などと巻き巻きしてきたらカレイだった。一応猫的にはカレイでも文句ないので顔の前に魚を持って写真を撮る。

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しばらくして今度は僕の右隣にいた帝王に来た!活性は上がりつつあるのか?帝王の魚はなかなかの引きをしていて上がってこない。船長がブリクラスか?と話すも帝王は冷静に重いだけであまり暴れんね、と返していた。魚が見えて来たら二匹付いてる。ああ、これじゃ引かないし重いわけだ、と船長も納得。救おうとした直前に一匹は外れてしまったがとりあえずそつなく一匹キャッチ。

すっかり日が上がりきった9時過ぎヨッシーさんにヒット。これでフィギュアをゲットだ!と冗談言いながらファイトしているが、重くてなかなか上がってこない。ヨッシーさん輪島は二度目で前回はキャスティングできたがゲキ渋の上、やっとかけたワラサを船べりでバラしてしまったのでこの魚が輪島初フィッシュになる可能性がある。

魚はあまり暴れないのだが重いらしくやや長いファイトなので、またまた帝王についでダブル?などと言っていた上がってきたら本当にダブルだった。ヨッシーさんこれで輪島のワラサではあるけどブリを初キャッチとなる。

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さらに少ししてヨッシーさんにまたまたヒット。これでフィギュア確定だね、などとまだ言ってる。

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この間僕はいろいろ試していた。水深が80〜100メートルと比較的深いので沈みの軽いジグは使いずらかったが最小は80グラムから最大は520グラムまで、サイズの違いだけでなくフォールスピードの違いや色などを変えつつ、それに合わせてしゃくり方も早くしゃくってみたり、大きくしゃくってみたりといろいろ試すがヒットがない。こんな中から正解を探し出すのがルアーでの釣りの楽しみでもあるのだ。

10時頃に地合いがきて僕の左隣、ミヨシで釣っていたY店長にヒット。隣が釣れた時はその周りの魚の活性も一瞬上がるのでチャンスとしゃくっていたら僕にもヒット!「ニャ~ゴ!!」と声を上げてみんなに笑われる。バカだなあ。楽しく釣れたらそれでいいのだ。しかし暑くなって頭が蒸れてきたのでニャンコ作戦はここでやめて普段の帽子を被る。

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Y店長も帝王もこの地合いで一匹追加する。帝王はみんなの釣った魚の血抜きなどし始めてすっかり中乗りさん化していた。

しばらくして再びミヨシの店長にヒットした瞬間、チャンスとばかりにしゃくっていた途中のスキルL520グラムを落としてしゃくり始めたらショートフォールにヒット!重いジグで素早くフォールさせる作戦が成功。三年前に輪島で覚えた手だ。型も良く丸々太ったいい魚だったがブリというほどのサイズではなかった。

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さああ、行くぞう!と気合が入ったのだがここからが釣れない。船もポイントを大きく変えたりして魚を探すが、魚探に写っているのに食ってこない。

そんな中Y店長が底付近を巧みに誘っていいサイズの魚を上げた。船長もやっとぶりが上がったと喜ぶ。8キロは超えていそうないい魚だ。しかしその後はさっぱりアタらないすでにお昼近くなっていたので食事をとったら今度は眠くなる。どこかもう一度地合いがくるだろうとそれまでに体力を温存しようと少し寝る。

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1時前から再び釣り始める。しばらくして店長が潮が変わったので釣れるかもしれない、と話していた矢先に地合いがやってきた。

地合いのゴングを鳴らしたのはミヨシの店長のヒット。首を傾げながら上がってきたのはなんとフグだったが、これを合図にしたかのように活性が上がった。

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まずはトモ方面で苦戦していたYさんに待望のヒット、そしてこれがまたまたダブル。

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ほぼ同時に僕にもヒット。フォールで落としたところにドスンと来た。そして他の誰かにもヒットしてトリプルヒットしていたようだだが自分のファイトに精一杯で記憶がない。僕の魚も重くなかなか糸を巻けないのだがさほど暴れない、ひょっとして自分にもか?と思っていたらやはりダブルだった。

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ヨッシーさんもダブルでキャッチ。ダブルがこんなに多いのは初めての経験。よほどたくさんの魚がいるに違いない。何かの拍子に魚にスイッチが入るといきなりジグを奪い合うように食いついてくるのがこの日のパターンだった。

残り時間は少なくなってきたが船上はがぜん賑やかになり誰かしらがヒットさせている状態。

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僕も気合いを入れてしゃくっていたらヨッシーさんとオマツリをしてしまった。船長が解いてくださっている間、何かを感じて自分の道糸を握ってオマツリを解くのに加勢しながら密かに道糸をしゃくってみた。するとオマツリが解けて糸を巻き始めたら重いじゃあないか!魚がついてる、しかも重い。

ラッキーなヒットにみんなマジか?光線とズルイ光線を発していたけれど釣れたらいいのだ。というか釣れる気がしていた。これもまたダブルだったようで魚は重い割りにあまり引かないファイトだったが残り20メートルくらいのところで、ズルッという感触とともに急に軽くなったので一匹外れたらしい。上がって来たのは今日の平均サイズのワラサだった。

さらに残り時間あと10分、という船長のアナウンスがあった直後にフワッとしたアタリ。すかさず合わせたが魚が小さい。引きも根魚の引きだったのでソイあたりかな?と思いながらあげて来たらその通りだった。その間も誰かがファイトしていた様子。

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さらにもう一匹!とジグを投入しようとしたところで船長から時間ですとストップがかかり本日の釣りは終了。

初めは渋く中間ポツポツでどうなることかと思ったが最後には地合いがきてまあまあの釣りになり全員魚をキャッチして良かった。ブリ釣りは地合いが必ず来ると信じてそれに準備することが大切だと思い知らされた。また渋い中でもテクニックで釣り上げてしまうY店長はさすがというしかない。7年目に入った僕の大物釣り人生の門出としては色々と得ることが多くいい釣行となった。

舳倉島から輪島まで2時間、輪島で温泉に浸かってから走ること4時間で岐阜へ、さらに4時間走って横浜に着いたのは午前3時近く。輪島への道は遠いことだけは変わらないのだが、こんなことも6年やっていると精神的には随分と近く感じるようになった。

ところで、フィギュアの冗談を交わしていた岐阜の帝王とヨッシーさんだが、帝王邸に荷物を運ぶときに帝王から声をかけられたヨッシーさんが思いクーラーボックスを一緒に運んで行ったと思ったら思わぬお土産を手にして帰ってきた。ヨッシーさん、魚釣った時より嬉しそう。

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