信州バイクツーリング2019春
昨年のちょうど今頃教習所に通い詰め手にした大型バイク免許。昨年7月にはヤマハのMT09という850ccのバイクを購入したものの、昨年の夏は暑すぎてバイクに乗るのが辛かった上に秋から冬にかけては体調不良でとてもじゃなけれどツーリングに出かける余裕などなかったんです。
この春になって体調も万全、暖かくなったらツーリングに行こうと決めていたのですが、やっとその時が来ました。
折しもバイクの車検の時期だったのでツーリング前に車検ついでにバイクの点検をしていただき、オイルを交換しタイヤも新品に換えて準備万端、あとは行くだけなのだけれど忙しいのと天気が安定しないのでなかなか日程が決まらない。
五月末になってやっと時間もでき天気は梅雨の走り的な天気になっていたのですが、天気予報で晴れ間の三日間を狙って出かけて来ました。
5月26日日曜日朝7時横浜の自宅を出発。
この日の予定は中央道を諏訪南で降りて蓼科から白樺湖、霧ヶ峰を走って下諏訪までのおよそ200キロ。
海老名インターから圏央道に乗り中央道に向かいます。
高速に乗ってすぐ厚木SAで小休止。
日曜とあってライダーがたくさんいます。みんなでっかいバイク、自分のMT09が小さく見える。
ざっと見たところ5〜6人の集団で走る人とソロの人に分かれている感じでした。
高速は車はそれなりに多いものの流れていてスムーズに八王子ジャンクションから中央道に入り談合坂まで登ります。
談合坂SAで休憩すると、ここにはさらなる大バイク軍団がいてなかなか迫力ある。
談合坂SAからさらに登って河口湖方面への分岐を左に見ながら通過し笹子トンネルへ。
長いトンネルを走るのは初めての経験なのでちょっと緊張しながらトンネルに入る。ゆっくり車線を慎重に走って行ったら思ったほどトンネルの長さを感じないままに出てしまった。
甲府盆地が眼下に見えると、やっと遠くまで来た感じがしてきた。
高速のバイク走行も、これまでは80キロで走るのが体力的に精一杯かな、と思っていたのですが今回ヘルメットをツーリング用のフルフェイスに換えたせいか風の抵抗をあまり感じなくなり90キロ出しても苦にならない。
ここから甲府盆地を抜けるのですが、ここは昔からネズミ取りが多かった記憶があるのでのんびり80キロ走行で走ります。
奥秩父の山々や南アルプスの山が、やや霞がかかりながらも迫るように見えてくるここの風景は昔から大好き。さらに進むと八ヶ岳が見えてくる。
この日の天候は最高気温が35度近くまで上がる予報だったので涼しいうちに甲府盆地は抜けたかった、時間はまだ9時台なのに日差しは強く走っていても少し暑いくらい。
盆地を抜けて登り始めの双葉SAで休憩。
ここもバイクがたくさん。少し休んで今度は一気に登りに入り八ヶ岳SAまで走って休憩。
眼前に甲斐駒ケ岳が見える。昔からこの辺りから見るこの山が大好きで、一度登ってみたいと思っているのだけれど、思うだけで終わってしまっている。
反対を見れば八ヶ岳も眼前に見えてもう間も無く目的の長野県に入るのがわかる。
少しお腹が空いたので八ヶ岳なんとか燻製のフランクフルトソーセージを買って食べたら、いい肉を使っているのか大変美味しかった。
八ヶ岳SAを出るとすぐに中央道最高地点を通過する。
ここからは下りとなっていく、30分も走らないうちに目的の諏訪南インターにつき高速を降りた。
ここからまっすぐ八ヶ岳に向かってしばらく走り、山麓手前の農村地帯を左に折れると蓼科、白樺湖方面に向かうことになる。
この辺りから八ヶ岳を望む風景も昔から大好きなので、時折安全そうな路肩を見つけてはバイクを停めて写真を撮る。
今回はスマホとデジイチの二刀流できた。
原村方面の標識を見たときに何かゾクゾクっと体に感じた。原村の近くには知人の別荘があり二度ほど遊びに来たことがあるのだが、ここからは走って10分もかからない。お天気といい新緑の美しい時期的なものといい、その知人がひょっとして今日あたり別荘に来ているのではないかという予感がしたのでした。
一瞬ハンドルをそちらに向けようかな?と思ったものの寄り道する気持ちの余裕がなかったのか蓼科方面に走ってしまった。
ここからの道は以前にもスキーやら仕事やらで何度も通っているので良く知っている道、のはずなのだが新しい道ができて変わっているところがあったり、バイクで走る感覚が違うのか思ったよりも早く蓼科方面と白樺湖方面の分岐まで来てしまった。
分岐のすぐ手前でガソリンスタンドを見たので引き返してガソリンを入れようとしたのだが、なぜか戻って見たもののスタンドが見つからない。
山道に入る前にガソリンを補給しておきたかったのだが仕方ない、確か蓼科温泉あたりにもスタンドがあった記憶があるのでそちらに向かう。
ビーナスラインに入ると登りのワインディングロードになりバイクは楽しい。ガソリンスタンドも記憶通りあったのでガソリンを満タンにして山道を登る。
見覚えのある道をぐんぐん上がりピラタスロープウェイとの分岐を右に見て通過し白樺湖方面に向かう。ここからの道は三十年以上前に来て以来。山も深くなりアップダウンもカーブも山道らしくなって来てバイクで走るには楽しい道だ。
日曜日とあって時折乗用車に道を塞がれたがみなさん先に行って、と道を譲ってくれるのが嬉しかった。
しばらく走ると見晴らしのいい駐車スペースに車が何台か止まっていたのでそこに入り一休みしながら写真を撮る。
この先からは道は下りになり白樺湖に向かう。途中カラマツ林の新緑があまりにも美しいのでバイクを停めて写真を撮る。足元にはタチツボスミレがたくさん咲いていた。
さらに森の中を10分ほど走ったら視界が開けて白樺湖に出た。ちょうどいいところにコンビニと大きな駐車場があったのでバイクを停め昼食をとる。ベンチに座ってコンビニの蕎麦を食べていたら中年ハイカーの女性が隣に座って来た。一見知人の山登り好きの女性によく似ていたので話しかけたら、佐久在住の方でどこかの牧場から(聞いたのに忘れてしまった)山道を歩いて来たのだという。新緑の森の中は美しく気持ちがいいが熊が出そうなのでラジオを大きな音で鳴らしながら一人歩いて来たと言っていた。今日はここまで歩いて夫が車で迎えに来るのを待つのだとか。山国に住んでいると気軽にハイキングが楽しめていいなあと羨ましく思った。
小一時間休んで疲れも取れたので白樺湖からビーナスラインに入る。
右に霧ヶ峰の山々左に八ヶ岳連峰、蓼科山、遠くに甲斐駒ケ岳などを見ながら視界の広い山道のワインディングロードを軽快に走るのは最高に気持ちが良いのであるが、日曜日のこの日は車も多く少しゆっくり目に走る。
霧ヶ峰側の山は森林限界を超えているのか笹の草原でなだらかな山並みが続く。このあたりの風景はおよそ30数年前に仕事の撮影で来て以来すっかり惚れ込んでしまいたびたに訪れていた。宮崎駿監督の千と千尋の神隠しでトンネルをくぐった家族が広い草原いでる風景はこの辺りの風景を参考にしているらしい。今はまだ緑が出ていないので雰囲気は少し違ったが、なだらかな斜面がおりなるように続く山並みは美しい、もう少しするとあちこちにレンゲツツジの花が赤く点在締めを楽しめさせてくれるのだが少し早かった。
見晴らしのいい駐車場に停まり写真を撮りながら小休止。八ヶ岳、蓼科山、北アルプスの山並みも霞んで見えた。
ここからは下り道に入りうねる様にカーブが続く楽しいコース。あいにく車に通せん坊されてゆるゆるとおりていったがそれでも気持ちが良い。
30分ほど山を下ると諏訪野町に降りる。この日は下諏訪の友人宅に行く予定だったが約束の時間に少し早かったので諏訪湖を一周してみることにした。ところが標高700メートルあるにも関わらず諏訪の盆地は気温が高く走っていて暑い。
初めて走る岡谷側の湖畔道路を行くと諏訪湖から天竜川に流れ出す水門があり、そのすぐ横に弁天様がありちょうどお祭りをしていた。
湖畔道に出る道を手探りで探しながらもなんとか湖畔に出て入って行くと間も無く見覚えのある美術館が見えてきた。確かここを曲がると友人宅のはずと曲がって行くと見覚えのある道が現れ無事に友人宅に到着。
午後2時、およそ200キロの走行。年寄りライダーとしては一日このくらいの距離を走れば十分なのであります。
この日はおよそ一年ぶりに会った友人と遅くまで飲んで寝たのでありました。
ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve
« エノカフェ3周年記念サンライズ男女群島店 | トップページ | 信州バイクツーリング2019春 その2 美ヶ原・安曇野 »
「オートバイ」カテゴリの記事
- ライダーズカフェに行って見た@jack in the box(2022.09.06)
- バイク乗り換えました(2022.05.03)
- エノカフェ Tシャツのご予約ありがとうございました。(2022.04.27)
- 春の管釣りへバイクツーリング@東山湖フィッシングエリア(2022.03.26)
- 黄葉を見に諏訪まで一泊ツーリング(2019.12.01)
« エノカフェ3周年記念サンライズ男女群島店 | トップページ | 信州バイクツーリング2019春 その2 美ヶ原・安曇野 »
コメント