男女群島遠征釣行2019 その2@サンライズ 呼子港
佐賀県唐津市の呼子港から走ることおよそ6時間、男女群島にようやく到着しすでに準備万端でいつでも来い!というものからベッドの中からのそのそ出てくるものまで釣り師一同8名は思い思いに釣りの支度を始めます。
最初に釣り始めたのは男女群島にくること数回目の僕には見覚えのある、どころか記憶に鮮明な岩礁帯周りでした。なぜ記憶に鮮明かと言いますと2016年にここをおとづれた際に19.5キロの大環八を釣り上げた場所だからです。
さらに同じこの場所では昨年は釣友の上州親分が43キロのバケモノカンパチを釣り上げているんです。
さらにさらにここでは僕はクエ(アラ)も釣っっている、というパラダイスのような場所なんですね、自ずと期待は膨れ上がるというものです。船は一旦止まって塩の流れる方向と風向きを船長が見ている。待ちきれずに釣り座を確保してジギングの用意万端、いつでも来い!、てなもんです。
船が向きを決めて止まり船長から「どうぞ」のアナウンスとともに、「最初の一流しが要注意ですからね」とアナウンスが流れると自ずと船上の釣り師たちの心中は緊張と興奮と期待のるつぼとなっていることだろう。一同無言で釣りを始める。
緊張の中の最初の一流しでありましたが誰の竿も曲がることが無くコースを変えて流し返します。
僕は心の中で「デカカンパチ来い!」「クエ来い!」と念じながらジグをしゃくります。
僕は遠征釣行では毎回のテーマを自分なりにあらかじめ作って釣りに臨むことにしているのですが、今回の釣行ではジギングでのデカカンパチとクエをターゲットと決めていたのでした。この時期の男女群島ではどちらも期待できる魚であり夢ではないのであります。
念じながらしゃくっているところに最初に竿を曲げたのはキャスティング王のヤッシーさん。キャスティングだけじゃ無くジギングも上手い。
ボトムでアタってから少し引いたもののその後があまり引かない、と言いながら糸を巻いている。それってクエが釣れた時の典型的な引き方じゃないですか!いきなりファーストヒットからクエか!と注目して見ていたら上がってきた魚はクエにしてはオレンジ色を帯びている。なんだかがっかりするやらホッとするやらで見ていたら大きなボッコ(ウッカリカサゴ)という大型のカサゴでした。
待望の一匹目の割にはつった本人もクエを期待していたせいか、今一つの笑顔なのでありました。
船はコースを変えたり、少し走ってポイントを変えたりしながら流しますが、なかなか大物のヒットがこない。
二匹目にヒットさせたのは岐阜から参加の棟梁キタさん。グイグイと竿を絞り込み走り回るファイトはヒラマサそのもの。
小型ながら綺麗なヒラマサを釣り上げました。
さあ、俺にも来い!としゃくっていたところにドン!と小気味良いアタリがあり竿がグイグイと絞り込まれる。
きたか大物!と思ったけれどファイトはグイグイ引くものの重さもないしドラグが出る音もしない。この元気のいい引き具合はカンパチだな。
とその通り小型のカンパチが上がってきたので写真をとってリリース。

ここで僕が使っていたジグは最近発売されたばかりのプロセレ社のアンチョビットシャープ330gというジグ。
このジグ、一昨年の秋に小笠原に行った時、当時まだプロトタイプだったこのジグで状況の渋い中Y店長が次々と魚を釣り上げるので僕の中ではその時点でもう「釣れるジグ」とインプットされており発売を待つこと一年半でやっと自分の手にすることができたシロモノ。
今回の釣行用に4本買って必釣を狙っていたのですが、小型ながら早速結果が出たのでちょっと嬉しい。
しばらくして竿を大きく曲げたのは怪魚ハンター氏。これはデカそうだ!竿も大きくしなっているしドラグも出て行く。
釣ってる本人も重そうだ。

ヒラマサかカンパチか?と注目して見ていたら上がってきたのは10キロクラスのブリでした。
こんな魚があっさりと釣れてしまうのだから男女群島はすごい。輪島でこのサイズのブリが釣れたら大騒ぎとなるほどなのに。
次に来たのは僕のジグが底(ボトム)に落ちた瞬間ドン!というアタリが来てググッと引いたもののファイトは短く重いだけ、というクエ特有のアタリだった。僕らはこれを「ボトムでドン!」と呼んでいるのだがまさにそのボトムでドンだった!
頭の中にはクエが水中から薄茶色の魚体を現してくる様を想像しながらニヤニヤと薄気味悪いツラで糸を巻く。
Y店長が早くも興奮気味に来ちゃいましたか?!と声をかけたが巻いている途中何かクエとは違う違和感を感じた。
一番の違いはクエにしては軽いのである。その引き具合からハタ系の根魚である事は間違い無いのだがクエでは無いような気がする。
と自らが疑心暗鬼になりながら上げて来たらほうらヤッパリ!魚体が茶色すぎる!
なんと釣れたのはホウセキハタというハタで、以前一昨年あたりに五島列島で一度だけ釣ったことがある比較的珍しい魚。
クエほどでは無いにしろ美味しいお魚なので思わず顔がさらににやけてしまったところを写真に撮られた。
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