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2019年9月

2019年9月26日 (木)

旧友を訪ねて諏訪に一泊

僕には仲の良い高校時代からの友人がたくさんいる。

15〜6歳の頃に出会った仲なのでもうすぐ50年近い付き合いになる。と書くと付き合っている長さと同時に改めて自分の歳にも驚かされるのだが。

そうはいってもべったり50年近く付き合ってきたわけではなく、お互い仕事や子育てに忙しい時代は疎遠になっていた。それが子供も大きくなって手がかからなくなり仕事もそれなりにピークを過ぎて余裕ができたりして時間ができたので、ここ数年頻繁に会うようになったのだ。

 

そんな友人たちの中に長野の諏訪で民泊を営みながら他の仕事をこなしている友人夫婦がおり、昨年の夏に僕一人でそこを訪れた際に諏訪湖を一望できるテラスがあるその宿があまりにも素敵な宿なのでいつかは昔の仲間を集めてここに来てワイワイ騒ごうと心に決めていた。それが実現した。

 

民泊夫妻に頼んで彼岸の連休最終日に引っ掛けて他のお客さんの少ない時を見計らい貸切にしてもらった。そこに繰り出してどんちゃん騒ぎをしようというのである。

声をかけたら手を上げてくれたのは5名、みんな忙しい仕事の都合をつけてくれた。都合がつかずに涙を飲んだ友人も何人かいたが僕を入れて6名で出かけることになった。

交通手段はもちろん電車だ。電車の中でお弁当を食べながらお酒を飲んでワイワイやりながら諏訪まで行って、さらに友人宅で飲むという作戦だ。

当日、午前11時に新宿駅10番線のホームに集合。漢字の僕は早めに行ったつもりでいたのに、ホームに着く前の売店で偶然にも2名に会いみんなの出足が早いのを知る。

ホームに全員集まって電車に乗り込めば、発車前から弁当を開けて酒盛りが始まった。三連休最終日の午前の遅い時間のその列車はガラガラで迷惑をかける他のお客さんも見当たらなかったので遠慮なく酔っ払い騒ぐ。

日頃車での旅ばかりしている僕は電車に乗ってお酒を飲みながらみんなで騒ぐのが嬉しくて仕方ない。小学生か中学生のようにはしゃいでいるうちに二時間はあっという間に過ぎてしまい諏訪に到着する。

諏訪で駅まで出迎えにきてくれた友人妻と数十年ぶりに再開する者もおり久しぶりの再会を喜んだ。

友人宅に着き一服するなり飲酒の続きを始める。数十年ぶりに会うとなると話題は尽きない。いくらでも楽しい話が出てくるので酒もどんどん進む。

二時間ほどして一つ手前の駅の茅野で降りて寄り道してきた二人組と迎えに行った友人夫が帰ってきたときには既に二名が酔っ払っってダウンしていた。

 

全員揃ったところで乾杯し、テラスから諏訪湖の夕暮れ時の光の変化を楽しむ。刻々と変化する湖や空、山の色に感動しながら酒を飲む素敵な時間だった。都会暮らしの友人は広い空を見ることがあまりないらしくたいそう感激していた。

 

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暗くなってからは夕食に出かける。山の中腹にある友人宅から駅前の街までは階段が続く、酔っ払って踏み外すと危険なので注意しながら降りた。

予約していた居酒屋風食堂の二階座敷に通され、地元の名産品わかさぎやら、みそ天丼、蕎麦など思い思いに頼んでまたまたビールと酒で乾杯。

先ほど部屋で寝いていた男一人がここで倒れて記憶を失った。倒れ側に隣の友人男に「膝枕をしてくれ」と頼み爆笑を誘った。

一時間半ほどいたろうか、僕の記憶もこの辺りから曖昧になってくる。帰り道は暗い夜道の上り階段を5分ほど登る。日頃の運動不足、加齢、飲み過ぎの三重苦でよたよたと手すりにしがみつくように階段を上って宿(友人宅)にたどり着いた。

飯屋で倒れた一名はここでリタイアし、残り七名で深夜まで飲み語り合う。数十年の付き合いの中で凝縮された時が一気に解き放たれ語ることは尽きなかった。僕は濃密で幸せな時間にいつまでも浸っていたかった。

 

 

翌朝は思いの外早く目が覚め、6時に起きたら既に起きているものがいた。シャワーを浴びてサッパリし各自おもいおもいにとっていた朝食に加わる。朝の諏訪湖を眺めながらの食事は美味しかった。昨夜の騒ぎとは打って変わって黙って景色を見ながら食べた。

食事を終えた僕は持ってきたコーヒーを淹れてエノカフェ上諏訪店を開店した。宿の中にコーヒーの芳醇な香りが広がり、その香りで酔い覚めの体が再生されて行くのが分かる。諏訪湖を眺めながらの朝のコーヒーに一同口々に美味しいと言ってくれ、コーヒーを振る舞った僕は大いに満足した。

 

食後は近くの古い神社にお参りし、その後諏訪湖を一望できる立石公園という高台の公園で諏訪湖を眺めながら語らい、丘を下って温泉に入りゆっくりと昼食をとったら美術館へ、僕は美術館に入らなかった何人かと湖畔で語らった。ゆっくりとそして濃い時間が流れた。美術館組が出てきたらおみやげ屋さんに行き土産物を買い宿に戻るともういい時間になったので帰る支度をして一時間ほどゆったりとこの一日を振り返った。

 

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本音で語り合える友たちとの一泊二日の時間は濃密で楽しく人生の節目となるのではないかと思うほど大切な思い出をたくさん作ることができた。

こういう友たちを持てること、ともに時間を過ごせたことに僕は満足し幸せだと思った。

電車の時間が迫り友人宅を去る。再会を誓い長い階段を下った。坂を下りながら、みんなの足が丈夫な内に再度この階段を登りたいと強く思った。

 

2019年9月22日 (日)

おがさわら丸はWi-Fiを設置せよ!

四日間釣りで遊んだ後は来る時と同じおがさわら丸に乗っての24時間の旅である。

船に乗ってしまうと電波も何も届かない完全な孤立状態になる。

我々の使用した2等寝台にはここのベッドに電源があるので電気には困らないのだが、今時家の外で電源を使用すると言ったらスマホくらいなものだ。ところがこのスマホも電波が届かなくなれば事前にダウンロードしておいたデータで楽しむことしかできないので自ずとできることは限られてくる。

そこで僕が24時間どのように過ごしたかをご紹介しよう。

 

小笠原父島の出船は午後3時、お昼ご飯を食べていなかったので乗船後すぐに給湯室に行きカップラーメンを食べる。

ラーメンを食べた後は出船を見にデッキに出た。

ダイビング船が10隻ほどおがさわら丸についてきてたくさんのスタッフが乗り込み手を振っている。

 

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最後に止まったところで乗船このスタッフたちが一斉に船の上から海中にダイビングするところが見どころだ。

船は思い思いの場所までおがさわら丸を追いかけてきて止まると一斉に船上からスタッフがダイビングし、こちらのデッキからは感性が湧き上がる。なかなか南の島らしいお見送りの風景で僕も好きだ。

 

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お見送り風景を見終わったらベッドに入り横になると疲れが出てきたのかぐっすり眠れた。
夕方目が覚めたら7時頃。

夕食は7時半頃レストランで何人かでカツカレーを食べる。コロッケ大のカツが二つ乗ったカツカレーは美味くも不味くもないが1100円。

食事をしながら釣りのことをあれこれ話していると、「〇〇番さん!食事が出来上がりました!」というバカデカ音量のレストラン内アナウンスに話を遮られる。今時高速道路のサービスエリアでこんなことやっているところは皆無だというのにここでは馬鹿でかごえ呼び出しが常識らしい。こういうハード面ではこの船は本当に遅れているのだなと感じる。食事くらい静かな環境で食べさせてくれ。

夜8時頃することもないので早くも寝る。

 

翌朝は案の定午前3時に目が覚めてしまったが二度寝して5時まで寝た後、みんなが寝ていて空いているうちにとシャワーを浴びる。熱いお湯で汗も潮も全て落としきりサッパリする。

 

ベッドに戻り昨日のうちに船の売店で買っておいた菓子パンを食べたら眠くなったのでまた寝た。

7時頃起きて他のみんなの様子を見たらジギング王と根魚王がいたのでエノカフェに誘う。


4デッキの給湯室横のテーブルでエノカフェおがさわら丸店を開店。

今回の豆もローテーションの関係で行きの船と同じグアテマラ。

コーヒーを一口飲むと体に染み渡っていくのがわかった。これで体も起きたのでパソコンを取り出して本ブログを書き始める。

一時間ほど書いたところで飽きたので、売店に行きマルちゃんの緑のタヌキとビール、その他つまみを買って給湯室に行き作って食べた。

食べていると同じテーブルにいた若者たちが一斉に立ち上がり上階へ上がって行く。いま三宅島だから上に行けば電波が入る、と上階からきた一人が叫んでいた。みんな電波に飢えているのだ。
おがさわら丸の乗務員さんたちにはこういう光景が目に入らないのだろうか?一日も早く船内Wi-Fiの導入を望むものである。と一人鼻息荒くしていても仕方ないのでベッドに戻りビールを飲み、酔っ払ったので寝る。

午前10時、到着まではまだ5時間もある。電波が入れば帰った後の諸々の段取りや連絡をしたいところだが、それができないので酔っ払って寝ることくらいしかやることがなくなってきた。まあ、何もしないで酔っ払って寝ているだけというの快適な船の旅なのであろう、考え方によっては。

11時頃目を覚まし再びブログを書く。早くも思い出せないことも沢山あって写真を見たいのだが、釣った魚の写真の多くはY店長のカメラにあるので見られない。仕方ないのでわかるところだけ断片的に書き進めて後で写真を見ながら内容を補完することにする。

12時を過ぎて船が東京湾に入ると、上階のデッキに出ると電波が入ると仲間が知らせてくれた。

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午後1時前に6デッキ(6階)に出るとたくさんの人が出ていた、みんなスマホを見ている。電波に飢えていたのだろう。景色を楽しむ人よりスマホを操作している人の方が圧倒的に多い。僕も自分のスマホを取り出してメールやら何やらチェックしたが緊急性のあるものはなかったのでホッとした。船内にWi-Fiがあればこんな焦って電波を拾いに行くこともなかろうにと感じた。

 

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このように書くと小笠原のような離島に行く時くらい日常を忘れて電波のないことを楽しむくらいの余裕を持てば?というご意見の方のいらっしゃるでしょう。しかし小笠原は離島と言っても東京都内。沖縄あたりとWi-Fi事情が全く異なり宿に入れば民宿でも電波はばっちり入るしWi-Fiもほぼ完備されているのである。そのおかげで到着日に地元横浜で大規模停電があったこともカミさんからの連絡で知ることもできたし、対処も問題なくできた。こういう時代に移動中の24時間だけ電波が届かないというのは時代遅れも甚だしいと僕は感じる。生活に関わってくるからだ。

と書いていたら船内放送があり、9月7日出航の便が台風15号の影響により9月9日に変更になった、という。島から出てきた人たちが対象になるのだろうが、出先で二日間延泊となるにも電波が届けば宿の延長などの段取りがすぐにここで対処できようものなのに、宿の延泊交渉など風の吹く船上
のデッキに出ないとできないのがこの快適な船旅を提供するおがさわら丸の現状なのである。

本ブログを読まれたおがさわら丸関係者がおられたらスミヤカに検討していただきたい。

 

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というような文句ばかりを並べているうちに船は東京湾を北上し羽田沖まできていた。定刻の3時丁度、1分も遅れず快適に竹芝桟橋に着岸した。

大行列の中大荷物保運び出した上にチッキに預けた魚の入った発泡スチロールを受け取り車に乗り込む。荷物が増えた分人が乗り切れないので、魚を大量に運ばせていただいた僕は電車で帰ることにした。

遊び放題だった島の暮らし。快適な時間たっぷりの船旅からいきなり都会の人混みと急げ急げと急かされているような街の中に放り込まれた僕は戸惑いながらも無事家までたどり着いた。

 

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2019年9月21日 (土)

EnoCafe小笠原父島店@エノカフェ

毎度おなじみ、日本全国の有名遊漁船上で挽きたてコーヒーを淹れては無理やり飲ませてうまいと言わせるエノカフェであります。
今回は小笠原父島の恵丸さんでのエノカフェのご報告であります。
今回の小笠原遠征では小笠原諸島北部にあるケータ列島というところへの一泊二日船中泊の釣りを予定していたので、ケータ諸島でコーヒーを淹れたらそれこどギネスものだな、と喜び勇んでエノカフェ用具一式をバッグに入れて船に乗ったのですが、天候の具合で途中まで行ったところで引き返さねばならず、エノカフェ、ケータ列島店は夢に消えたのでありました。
しかしながらそれしきのことでエノカフェを諦めるわたしじゃございませんぜぇ、ウシシシと隙あらば船の上でコーヒーを淹れてやろうと狙っていたのであります。
天候不順で波もそこそこあり、この揺れる船の上ではコーヒーなぞ淹れられてたまるか、とばかりに船を翻弄する波とのタタカイとなったのでありました。
そんなおり、三日目の釣行中に雨がひどくなり一時避難、ということで比較的波の無い静かな風裏に船長が船を回したその時を見逃しませんでした。すでに2名ほど釣りを諦めキャビンでネンネしてしまったところで船長に相談。船長、コーヒーを淹れたいんですけれどお湯沸かせますか?と聞いたら快くお湯を沸かす段取りをしてくださった。
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今だ!とエノカフェ用具一式を取り出しコーヒー豆を見るに入れてゴリゴリ挽き始めたら船長が流石に驚いていた。こんなアホは見たことない、とその目は語っていたのをわたくしは見逃さなかった。しかしそんなのにはもう慣れっこ、ノープロブレムである。筒状のコーヒーミルを銀ばるに差し込んで嬉しそうにコーヒーを挽いた。
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その一瞬、雨が上がり魚探には真っ赤な反応が出ているのをバイク大好きさんが見逃さなかった。
一人素早く釣り座に入り釣り始めた途端に大声でヒット!と騒いでおるではないですかあ。
やられた!エノカフェなどやってる場合じゃなかった、いや、これでいいのだ。今のわたしには釣りよりも大切なものがあるのだ、と自分に言い聞かせながらゴリゴリを続けていたら、魚を上げた大好きさんがやって来た。
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なあんと!でっかいバラハタ!おそらく今回の釣行一番ではないか、と思われるほどの大型バラハタを手にしている。
ようし!そっちがそう来るならば、こっちは飛び切りうんまいコーヒーを淹れて逆襲だ!とばかりにコーヒーを淹れた。

この日淹れたコーヒーは特別な時にしか淹れないと決めている「ブラックハニー」という少々お高い豆。
特殊な製法で不快国の奥に自然な甘みを感じる不思議な豆である。
小笠原の海の上で特別なコーヒー豆をいただこうと持参した豆だ。
船上にコーヒーの香りが広がるとそれまでの雨でビショビショでもうイヤ!という空気がふわあっと解けるようになくなり一同の表情も険しいものが消えて穏やかになった。
とりあえず一杯目は船長にテイスティングということで飲んでいただく。
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船長から「美味しい」の一言をいただきみんなにも注ぎ分ける。
ジギング王、根魚王はマイカップ持参でエノカフェのマイカップ制導入に協力してくださった。
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確か5月のサンライズ遠征の時にエノカフェマイカップ制度を提唱したところ、このお二方をはじめ何人かの常連さんにご賛同いただいたので始めたのであるが、だいぶ浸透して来た。
コーヒーを飲みながら話題になったのは、どんなカップを買おうかということだった。今狙っているマイカップがあるという話をジギング王切り出したのがきっかけで盛り上がる。
話題の中心になったのは6月の対馬遠征に怪魚ハンター氏が素早く導入したチタン制のミニマグカップで、これが大きさデザインともに大変良い。マーベリックというブランドで出ているのだが、なんとこのカップ、バイク屋さんでしか売っていないのだ。
というのもこのマーベリックさんというブランドは、そもそも鈴鹿でレーシングバイク用のマフラーを作っている会社で、これがマフラーの加工技術を応用して加工の難しいチタンと異素材でカップを作り販売しているからだった。
怪魚ハンター氏からウェブサイトを教えてもらい検索したところ、ハンター氏のものよりもさらにグレードの上のものを発見、しかも名前入れサービスまでオプションである、というのでジギング王がこれを狙っているのだが、文字の書体などに悩んでいるという話だった。
参考までにそのカップの写真をご覧いただこう。
同社の通販サイトから無断で拝借した写真なのだが、いかがだろうか?
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この輝くブルーのカップ、海の上でコーヒーを飲むのにはこれしかないではないか!と言わんばかりの輝きを放っている。
チタン製なので軽いし丈夫、熱伝導率も低い素材なのでコーヒーも冷めにくいはず。
次回のエノカフェまでには是非とも手に入れてみんなに自慢したい一品であります。
個人で通販するのも面倒だからいっそY店長の店が代理店になればいいのに、という無責任な発言まで出るほど話は盛り上がり釣りのことはすっかり忘れてしまったいっときなのでありました。
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ワタクシ個人としては、無事に小笠原でコーヒーを淹れることができた達成感と安堵の気持ちでこれまであった緊張が解けて、心からこの小笠原の自然を受け入れられるようになったような気がする。
実際にコーヒーを飲んだら連日の飲酒でボーッと重たかった頭もスッキリと軽くなり、この後の釣りが快適になったのでありました。
エノカフェはこれからも続きますよう。遠征に参加の皆さんはマイカップのご持参にご協力くださいねえ。
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2019年9月20日 (金)

小笠原を食う@小笠原父島

小笠原には固有の植物やらが多くて世界自然遺産にもなっているのですが、そういう環境であれば当然自然からの恩恵である食べ物も固有種がたくさんあるわけです。

 

前回、一昨年前に母島にいた時にはペンション住まいだったのでそれほど珍しいものは食べなかったのですが、今回は父島の洋風居酒屋に通い込んで珍しいものをたくさん食べましたよ。

初日の晩飯に出かけるとお目当てのお店の道端に立てかけられたお店のメニューには「島もの」として小笠原父島特有のお料理がずらりと書かれていた。

最初に目に飛び込んできたのは何と言っても「新亀の煮込み」「新亀の刺身」「新亀のアヒージョ」と言った「新亀」もの。

 

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「新亀って亀だよねえ」「亀なんか食べちゃっていいの?」なんて言いながらお店に入りながら最初に頼んだのが新亀の刺身。

僕は旅に出た時はその土地の食べ物にトライするのが趣味なので、多少それが怪しいものだったり、ゲテモノ風だったり、味に疑問、不安があったりしてもとりあえずは食べてみよう、というのが基本なのだ。韓国でも蚕のさなぎの缶詰を食べてみた。美味しくなかったけど。中国でのムカデ、セミの幼虫、サソリ、の串刺しは流石に怖くて手が伸びなかったけれど興味はなくはなかった。人かじりくらいならしてもいいと思っている。

食というのは文化なので、その土地固有の食べ物を食べるということはその土地の文化を理解するには手っ取り早い一つの方法だからと思うのだ。

 

よく聞く話で、そんなものを食べたら可哀想、という言い方をする方もいらっしゃるが、犬も亀も魚もイルカもクジラもみんな一つの命なのだからどれも殺して食べるのは可哀想なのである。それを食べるということには食べなければ生きていけなかったその土地の歴史や風土というものがあるのだから可哀想だから食べないという選択肢は僕にはない。

ということで早速亀の刺身と亀の煮込みを頼んでみた。

出てきた刺身は想像していた以上に赤身の綺麗な刺身だった。

 

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早速食べてみると、歯ごたえが馬刺しに似ている。味も馬刺しに近いがクジラの刺身にも通じるものがある。「なんだか馬刺しとクジラの中間みたいですねえ」ということで他のメンバーとの意見も一致した。

次に亀の煮込み。これも美味しい。亀のスープというのは昔中華で食べたことがあり、それは誠に濃厚で美味しいスープだったが、この亀の煮込みも味が濃厚で美味しい。亀のキモなども使っているようだったが臭みもなく淡白だった。

 

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美味しい美味しいといいながらみんなで亀をつつきながら酒をガンガン飲む。

 

小笠原で出される亀はアオウミガメで、これは世界的に絶滅危惧種になっているらしい。

小笠原では昔から亀の肉というのは貴重な蛋白源だったようで食べられていた。それどころか明治時代には年間3000匹もの亀を取っていたらしく流石に亀がいなくなってしまったらしい。現在は時代は当然自然保護の波の中にあるので年間100匹程度の制限を持って捕獲することで亀の数は増えているというのを聞いて少しホッとした。絶滅危惧に加担してまで偉そうに食べたいとは僕でも思わないのだ。

ということで亀の味見が終わった後はそのほかの「島もの」をいただく。

島魚、というのは多分カンパチやバラハタといった僕らにはおなじみのものだと思ったので野菜系を攻めた。

島パパイヤキムチ、島ニラもりもり豆腐、島レモン入り鳥南蛮、島魚ツナピザ、薬膳島ラー油ピザ、とメニューにあるものを深慮することもなく片っ端から頼んで貪りついた。キムチはビルに合い、島ニラもりもり豆腐は島ニラを刻んで冷奴に乗せてタレをかけたもの。これもさっぱりして酒のつまみに合う。鳥南蛮は鶏肉が美味しかった。一体この鳥は島で飼われているものなのか、それとも本土から運んでくるのか?などという疑問を語り合いながら食う。ピザはまん丸ではなくインド料理のナンを小さくしたような大きさと形、これも肉厚の記事にチーズたっぷりで美味しい。島寿司はからしをつけた小ぶりの握り寿司、さらに島寿司の天ぷらというのも頼んで食べた。そのほかにもサラダやら漬物やら片っ端から2個づつ頼んで6人でシェアした。

酒は生ビールに始まり、タコの実酒や島ラムマザーという小笠原特産のホワイトラム酒のサワーを飲んだ。これもクセはあるがつまみには合う。南国らしいキリッとした酒だった。島レモンのタワー酎ハイなどというものもあり面白半分で頼んでみる。

 

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しかし驚いたのは島の食べ物よりも昆虫大好きさんとバイク大好きさんの大好きブラザースの食いっぷりであった。

鳥南蛮にピザなど脂っこいものをつきつきたいらげフライドポテトなどさらに食べた後に締めのローストビーフ丼というのを一人で平らげてしまった。

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初日はこのくらいで勘弁したが、2日目はだいたいのものの味はわかったので初日の中から好みのものを中心にまたまた大量にたのむ。さらに前日釣ったカンパチと島の漁師さんにいただいたカツオが大皿に尾頭付で出てきた。

 

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カツオは大変美味しく一同奪うように食べてあっという間になくなったが、カンパチは食べ慣れているので橋が進まない。対象に余ってしまったので隣の賑やかなテーブルの団体さんにお皿ごとあげてしまった。

この日のヒットは初日に食べなかった「亀のアヒージョ」だった。ニンニクの聞いたアヒージョにした亀の肉は美味しく、残った油もバケットに染み込ませて食べると美味しい。バイク大好きさんはこれがすっかり気に入ってしまい、3日目には四人で3皿頼んだ上にバケット4人前頼んでその半分ほどをバイク大好きさんがたいらげてしまった。

 

さらに別腹のスウィーツも充実しており、島レモンを使っいクジラの尻尾をかたどったアイスなどがあり甘いもの好きさんたちが食べていた。

 

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このように同じ店を三日間食べ尽くしたせいで3日目には流石に一部の方々は飽きてしまったようであったが、小笠原父島の食べ物は大方食べ尽くしたという充実感と満腹感に満たされた小笠原遠征であった。僕自身のお勧めは島寿司と亀のアヒージョかな。

 

 

 

写真提供:エブアンドフロー


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2019年9月18日 (水)

小笠原遠征2019 その6@恵丸 小笠原父島


遠征4日目、ようやく太陽が戻ってきた。早朝3時半に集合して船に向かうと東の空が薄紅色に染まっていた。しかしながらもうこの日の午後には帰らなければならないので、せっかくの晴れの日なのにお昼までの半日しかない。
昨日まで潮が流れなかったのが今日は幾らかでも流れてくれたら、というのがみんなの願いだった。魚は居る、潮さえ流れれば爆釣もあるのだ。
港を出ると波もおさまっていた。沖に向かう船から太陽が上がってくるのが見える。テンションは上がり期待は膨らむ。
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上がったテンションのまま最初のポイントへ。
潮の感じも良さそうだ。今日は釣れそうだぞう、といきなり330gのでかいジグを落としてしゃくる。
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ところがどっこい、そう簡単には魚は釣れない。船長がポイントを変え、流し変えて魚の活性の良さそうなところを探ってくれる。
最初にヒットさせたのは昆虫大好きさん。小さいながらも立派なカンパチだが、船長が大きさを見てカンパチ「八」(8kg)まではいかないなあ、カン1.5くらいかなあ、と冗談を言って笑わせてくれた。
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次に来たのは大好きブラザースの片割れバイク大好きさん。こちらはカン2くらいだったような。
それでも昨日まであの巨大バラハタを釣るまでバイク大好きさんは今回いまいち乗り切れていなかったので、この一匹を起爆剤にスイッチが入ったようだ。
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ジギング王はいつものように淡々とクールに釣る。この人が釣れない時はみんな釣れる気がしなくなってしまうほど良く釣る。
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ジギング王が釣ると今度は根魚王。
今回の釣行ではカンパチがかからないようにジグを操作していたようだが、ここでついにカンパチを釣ってしまった。根魚専門の王様にはカンパチは無駄に引く外道でしかない。
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起爆装置にスイッチの入ったバイク大好きさんはこの日一人でカンパチを次々に釣っていた。
僕が作った背中に爆釣の文字が入った「爆釣Tシャツ」の効果もあるのか好調にカンパチをかけた。サイズも徐々に上がっていく。
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その中でも一番の一匹がこれ。この日一番のサイズだった。
付いているジグを見て僕も真似して見たが僕には一向にカンパチがかからない。
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根魚王は釣り上げたアカハタが浮き袋を出してしまったのを真似しておどけて写真を撮っていた。
僕らの遠征はいつもこんな感じで楽しい釣りをしている。
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バイク大好きさんのジグを真似て釣っていた僕にもヒットした。しかしジグがそこに付いた途端のヒットだったので根魚に違いない。今回バラハタを一匹も釣っていない僕はとうとうバラハタが釣れたかと喜んであげてきたのだが違う魚がついていた。
アカハタかな?と思ったら船長が地元でドブアカバと呼ぶ魚だった。
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この魚、シモフリハタという名前の魚なのだが、焼いて食うには問題ないのだが、にて出汁をとるとドブの匂いがして不味くて食べられたものではないところから地元父島では「ドブアカバ」という誠に不名誉な名前がつけられていた。
潮の止まっているときに釣れる典型的な魚なのでこの魚が釣れたらそのポイントは諦めるというほどらしい。
昨日ほどではないにしろやはりこの日も潮の流れはイマイチなようで船長も困っていた。
少しでもそこジオの動いていそうな場所を探して流してくれるのだが釣果は今ひとつ盛り上がらない。
そんな潮の動かない中でもさらに潮止まりで、もうこの状況ではカンパチが釣れることはあり得ないだろう、というときにY店長にヒット。
あげてくる魚を見ながら船長が「釣れてはならないものが釣れてしまった」という。カンパチだ。
そもそもY店長にはKYなところがあって、みんなが何時間も釣れてない中でそれまでキャビンで寝ていたところから起きてきていきなりヒットさせて「入れ食いですね」と言ったりしてヒンシュクを買うことがままあるのだ。
さらに船長が驚いていたのは、父島周りにはもうあまりいないと思われていたバラハタの大物をジギング王が釣り上げてしまったことだ。
この日は青物狙いのジギング王に根魚のバラハタ、根魚狙いの根魚王にカンパチと釣れる中身が入れ替わってしまっていて面白かった。
両人とも不本意そうな顔をしているのが笑える。
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そんなこんなで釣りをしていると時間が経つのも早い。時計は早くもお昼近くなっておりそろそろ上がりの時間かな?というときに僕にきた。
でもなんだか小さいし引き方もカンパチとは程遠い。ドブアカバじゃなければいいけど、と思っていたら縦縞の綺麗な魚が釣れた。
Y店長に魚の名前を聞いたが忘れてしまったが黄色の体にコバルト色の縞模様が美しい魚だった。
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この一匹を最後にして父島での釣りは全て終了となった。
四日間しゃくり続けたので両肩が痛い。
僕の釣ったカンパチは初日5キロ、二日目8キロ、三日目10キロ弱の三匹だった。満足できる釣果ではなかったが釣行自体は楽しかった。
ケータ列島に行けなかったのは残念だったがまた挑戦しよう。
港に戻った一同は3時出発のおがさわら丸に乗るべく素早く宿に戻り素早く片付け作業に入った。
写真提供:エブアンドフロー
釣りに関するお問い合わせはエブアンドフロー


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2019年9月17日 (火)

小笠原遠征2019 その5@恵丸 小笠原父島

小笠原遠征三日目。この日も本来だったらケータ列島に行く予定だったが朝から父島も土砂降りで釣りに出られるのかどうかも怪しかった。午前4時半出発を予定していたが、土砂降りなので様子を見ることにして30分出発を遅らせたら奇跡的に雨がやんだ。この好きを逃すなとばかりに船長が素早くやってきて、我々も素早く移動し支度をし素早く出船と、とにかく素早くせねばならなかった。
雷雲から逃げるように沖に出てゆくと父島は雷雲に覆われていた。
船長は雷雲が立たない場所をうまく選んでポイントに向かってくれる。土砂降りと雷の中での釣りはあまりにも危険なのでこの判断はありがたかった。

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まずは島の沖に出たところから始めるが、なかなかアタリがない。
ポイントを次々と移動していくが朝マズメ時なのに魚の活性は今ひとつの様子だ。
船長によると潮が動いていないらしい。船は次々とポイントを変えていくが一向にアタリはない。
雷雲から逃げながらさらに潮が動かないという二重苦の中でなんとか釣れそうなポイントを探さねばならない船長の苦心が思いはかられた。
9時半頃になりようやくジギング王にカンパチが来た。さすが王様、ジギングをやらせると強い。こんな渋い状況の中でもしっかりと良型のカンパチを手にした。

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続いてヒットさせたのはもう一人の王様、根魚王。水深100メートル前後から立派なホウキハタをあげた。
この魚は一昨年の小笠原釣行で僕も釣ったが実に美味しいお魚であった。体の模様も美しく見ていて惚れ惚れしてしまう。

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この後またまたアタリが遠のきひたすらしゃくり続けるも当たらない。船長も雷雲を避けながらポイントを探してくれる。魚群探知機には魚の群れがしっかり写っているのだが、海底にへばりつくように写っており、こういう時は魚はやる気がないという。それでも魚がいればなんとか騙くらかして釣りたいのがルアーでの釣りである。あの手この手と色々試して魚を騙そうと必死になる。
そんなことを二時間ほど続けたところでまたまたジギング王にカンパチがきた。
今度のカンパチもいいサイズ。潮が止まってだめだ、とばかりにキャビンで寝ていたY店長が慌てて起きてきて写真を撮った。

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この時ジギング王が釣ったルアーを僕は見逃さなかった。同じものは持っていなかったがジギング王が長いジグを使っていたので、僕も自分の持っている中では一番長いMGクラフトのスキルガンマ280gに換えてしゃくり始めた。
何度かしゃくっては落とし、良いうのを繰り返していたら10メートルほどしゃくって落とした瞬間にフッ!というアタリがあり一気合わせたらズシンと重みが腕に伝わってきた。

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小雨の中5分ほどファイトして上がってきたのは10キロにわずかに満たないサイズのカンパチだった。
作戦成功!という感じで実に気分のいい一匹だった。
魚の右腹には何者かのつけた傷があった。サメではなさそうだが海の中には釣られて動きの不自由になっている魚を狙っている生き物がたくさんいるのだなあと、弱肉強食の世界を目の当たりにしてあらためて驚いた。

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少し経って根魚王にもヒット。今度は船長も首をかしげる見たことのない魚だった。とても珍しい魚らしいのだが名前がわからない。

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そこから小一時間再びあたりが遠のきながらもしゃくっていたら根魚王に良型がヒット。竿が大きく曲がっているが青ものではないようだ。
今度は何かしら?と眺めていたら、なんと本日二本目のホウキハタだった。さすが根魚王である。

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雷雲から逃げながら移動を繰り返した船だがこの後どうにも逃げきれなくなった。すでに島は雲と雨で見えない。
やがて雨雲と雨が船に近づいてきたので逃げ場を探して雨宿りとなった。
土砂降りの中では流石にしゃくる気力も起こらないので少し休もうと思った。Y店長と昆虫大好きさんはすでにキャビンで寝ていた。
そこで船も揺れないしやることもないのでエノカフェをやろうと決める。船長にお湯を沸かしていただけますか?コーヒーを入れたいんです。と話すと快くお湯を沸かしてくださった。でも船長、船長のイメージしているコーヒーを淹れるのと僕がこれからやろうとしているのには大きなひらきがありますよ。と僕が言ったら船長は??という顔をしていたのだが、バッグからコーヒー豆と見るを用意し始めたら理解できたようで驚いていた。やはり船の上で挽きたてコーヒーを淹れようなどと言うアホは僕くらいしかいないのである。早くギネスに申請しておこう。
などと思いながら支度をしていたら、一瞬雨が上がり魚探にものすごい反応が写っている。
船長からこれを聞いたバイク大好きさんがすかさずジグを投げて横に底をトントン叩いてきたらドスン!と一発ででかいアタリ!
竿は大きく曲がり大好きさんも大声でコーフンしながらファイトしている。
上がってきた魚を見せてもらったら今回一番の大きなバラハタだった。

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父島周辺のバラハタはもういないと思っていたのに、と船長も驚いていた。
エノカフェで一服していたら雨も上がったので釣り再開。
以前魚探にはいい反応が写っていたので気合いを入れて釣り始めたが、なかなかあたりは出ない。
そんな中でも釣り上げるのがジギング王。すぐさまカンパチをあげて本日三匹目。流石である。

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この後一時間ほど移動しながら釣りをしたが相変わらず潮は動かない。ほんの少しでも動いてくれたらその瞬間には入れ食いになることもあるので気を抜けないのだがこの日はとうとう動かずじまいだった。
雨雲が島とその周辺を覆いもう逃げ場もないと船長が言うので早めに上がることにした。
港に向かう船は豪雨に見舞われて海面もよく見えないほど激しい雨が降った。上がって正解だった。

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港に着くと先ほどまでの豪雨が嘘のように一瞬晴れ間が出た。
その隙を狙って道具を片付け宿に移動したので濡れることもなかった。
運がいいのか悪いのかわからない一日はこうして終わった。明日は潮が動いてくれることを祈る。
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2019年9月12日 (木)

小笠原釣行2019 その4@恵丸 小笠原父島

ギュルギュルと音を立てながらリールから引き出されていた糸が止まった。ここからが勝負、根ズレしないうちに早く巻き取らなければいけないのだが、リールのハンドルが重すぎて巻けない。こんな大物は久しぶりの感触。さっきまで半分眠っていた体が一気に目を覚ます。竿を立てて持ち上げては竿先を一気に下ろした分の糸を巻くポンピングをしたら少し巻くことができた。水深は100メートルほど、少しずつ巻きながら100メートル手で巻かなければならない。

この鋭い走りはカンパチに違いない。やっと大物カンパチが来た。魚が弱り少しずつ糸が巻けるようになって来たので、全身の力を込めて竿を立てながら少しずつ糸を巻き間を詰めて行った。

釣りをしない方と釣りの話をしている時に必ず出るのが、電動リールは使わないの?という質問だが、僕らのスタイルはあくまでも人力、自分の力で大物を釣り上げてこそ価値がある、という考え方なのだ。でもそれは楽しくもあり辛くもある。でかい魚程よく引くし重いから当然上げてくるのは苦労する。長大物になると竿ごと投げ出してしまいたくなることもあった。しかしである。これらの試練に耐えて大物を釣り上げてこそ、苦労の分ヨロコビ大きくなるというもの。山登りと同じなのだ。

こういう釣りに関してはスポーツ・フィッシングと呼んでもいいのだろうとおもう。「釣りのどこがスポーツ?」という方もおられるようだがこういう釣りを知らないから起こる疑問なのだろう。

 

屁理屈をこいている間にも大物とのファイトは続きなんとか残り20メートルのところまで引き上げてきた。

船長が横に立ち10キロはあるだろうな、と太鼓判を押してくれた。すでに頭の中には10キロオーバーのカンパチを持ち上げて写真を撮ってもらっている自分の姿があった。

残り10メートル。魚の引きは弱くなり観念したようだ。そして紺碧の海からキラリと光り魚が姿を現して来た。その時だ。船長が「あれえ?カンパチじゃないぞ。サメだよ。」とポツリと言った。

「えええええっ!そんな・・・」

さらに糸を巻いたら船長の言うように1メートルを超えるサメが僕のジグをガッチリくわえていた。

あああ、カンパチだと思って頑張ったのにサメかあ。と大きく落胆するワタシ。全身の力が一気に抜けてフニャフニャになってしまった。見てくれこの顔を!

 

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悔しいので水面に出たところを写真だけ撮ってもらい船長に糸を切ってもらった。このサイズのサメは船にあげるなど危険なので絶対にできない。


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そしてヘロヘロに疲労している僕のすぐ横でバイク大好きさんと根魚王にヒット。サメの次はなんだろう?と思いながら見ていたらこちらも同じくサメらしい。
バイク大好きさんは頑張って水面まで上げて来たがや僕のとほぼ同サイズのサメだった。彼の落胆する気持ちが痛いように分かる。
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一方の根魚王はまだファイトしている。どうやらサメではないらしい様子だ。
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さらにもう一人、大好きブラザースのもう一人である昆虫大好きさんの竿も曲がっている。入れ食いだ。でもサメかもしれない。
なんて思っっていたらしっかり狙い通りの小笠原サイズのバラハタを釣り上げて満面の笑顔だ。

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一方長いファイトを制して魚を上げて来た根魚王にはいいサイズのシマアジがかかっていた。
5〜6キロはあるだろうか?ちょうど食べ頃の美味しそうなシマアジだった。

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サメの猛攻に船長もこれはいかんとポイントを移動する。嫁島のこの辺りには普段はサメがいることはないらしいので船長も首を傾げていた。
島から少し離れたところに回り込み釣りを再開する。
何度か流し変えていたところでジギング王にヒット。竿は大きくしなっている。デカイ!カンパチか!?と注目していたが糸が切れてしまったようだ。この糸が切れたのになんとなく嫌な予感が走った。
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続いてほぼ同時に根魚王、昆虫大好きさん、そして僕にヒット。
僕のアタリはジグが底に落ちた瞬間だったので根魚だとすぐに分かったのだがニヤニヤして巻き上げていたら突然、ドン!という感触とともにドラグを鳴らして糸がリールから引き出された。
嫌な予感が当たってしまった。またしてもサメが、今度は釣れた魚に食らいついたのだ。
しぶしぶファイトしていると突然、フッと軽くなり最初の魚の重さに戻ったので急いで巻き上げたら珍しいアザハタが付いていた。赤旗よりも赤色が濃くて鮮やかな赤が特徴だ。
他の二人はサメにはやられず無事に魚を上げていた。根魚王はアカハタモドキ、昆虫大好きさんはシロブチハタ。この魚は黒い斑点が体全体にあるのだがクロブチハタではなくシロブチハタなのだ。
同じ場所でこんな違う種類のハタが同時に釣れてしまうなんてなかなか考えられない。嫁島周辺の自然の豊かさを痛感させられた。
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さらにこの後もサメに獲物と食いちぎられたのをきっかけに、ここにもまたサメか!と船長は首を傾げながら嫁島周辺を諦めて移動することにした。普段は本当にサメはいないらしいのだが、何かがおかしいらしい。
僕はサメが釣れても他の魚も釣れるのでそれなりに楽しかった。何も釣れないよりは釣れたほうがいいのだ。釣りバカだから。
再び船は父島に戻る方向に大きく移動した。
しばらく走った船が止まるとそこは父島と母島の中間くらいの場所だった。どちらの島も水平線の向こうに見えた。
水深100メートル前後のポイントを流してゆく。
最初にヒットしたのはジギング王。さすが王様。かけるのが早い。
上がってきたのは堂々とした体躯のカンパチだった。

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ジギング王の使っていたジグを見てすぐに僕は真似をした。プロセレのアンチョビットシャープ330gイチゴミルクカラーだ。
このジグは一昨年小笠原の母島に来た時にはまだプロトの段階だったが、これを持っていたY店長が一人だけ釣れていたので、みんなで文句を言って順番に借りて釣りをしたほど良く釣れる。
きっとくるぞ!としゃくっていたら、来た!今度はサメの引ではない。
ドラグも出してくれている、まあまあのサイズのようだ。
上がって来たのは推定8キロクラスのカンパチ。昨日の5キロを超えられた。
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次にきたのはY店長。こちらはデカかった。10キロ越えと思われる見事なカンパチ。
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根魚王はカンパチには目もくれず大型バラハタを釣り上げる。
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船長はこんな僕らの様子を見て、なんだ、嫁島より釣れるじゃない、とポツリと話していた。
船はポイントを変えながら少しづつ父島に近づいていった。
島の向こうには雨雲が立ち込めていて日が差すと虹が現れて僕らの目を楽しませてくれた。
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その後あまりアタリがなくなり船上が静かになっていく。
そんな時ミヨシで釣りをしていたY店長が「あれ、あそこ何かいるぞ。サメかな?背びれが見える」というのでその方向を見たらあちこちに背びれが見えた。
サメだったらどうしようかなりの数だ、まるで因幡の白兎のようだ、と思っていたら数匹がジャンプして、これがイルカだとわかった。
船長がそちらに船を進めると半径2〜300メートルの広範囲にイルカがいる。
船と並走して泳ぐイルカの姿をビデオに撮ったら、親子と思われる個体もいた。
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しばらくイルカの群れの中を走って群れが泳ぐ姿を堪能した後は、群れから離れたポイントに向かった。
しかしながらこの後はパタリとアタリが遠のき二日目の釣りは終了となった。

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2019年9月11日 (水)

小笠原遠征2019 その3@恵丸 小笠原父島

小笠原遠征二日目は小笠原諸島の北部に位置するケータ列島への一泊二日の船中泊の釣りを予定していた。なんでも聞いたところではケータ列島は魚影が濃くバンバン釣れるらしい、さらに大きいのに糸をバチンバチンと切られるらしい、というのでジギングタックル(道具)もPE8号ラインにリーダーはフロロカーボンの100Lbという太いものを用意してきた。あとは行けさえすれば入れ食いが待っているわけであるが、船長の話では海が荒れているのと雷雲が激しく発生していて雷雨の中の船中泊になる可能性もあり、これだけは危険なので避けたいとのこと。

前日まで行けるのかどうかヤキモキしていたが当日になり幾分波が落ちたということで、とりあえず北に向かうということになった。

出発は午前3時半。未明である。

ここで問題になったのが食事をどうするかという問題だった。

朝色、昼食は船長が操船のため作ることができないのであろう。自前で持っていくことになったのであるが、前日の夕方地元のスーパーや生協などを物色したもののカップラーメンくらいしか食事になりそうなものがない。どうしたらいいのか船長に聞いたところ、なんとおにぎり屋さんが3時過ぎからやっているというではないか!

一瞬、なぜおにぎり屋さんが!?それも午前3時過ぎから!?

と思ったが、どうやら島の漁師さん向けに営業しているらしい。どう考えてもその時間におにぎりを買いに来る人など他にはいないのだ。新宿の歌舞伎町あたりならたくさんいそうであるが、ここは東京都内ではあるが南に1000キロも離れた小島なのでキャバクラ帰りの酔っ払いがおにぎりを買いにくる、あるいは従業員たちが疲れ果て空腹を満たすために買いにくる、などということはないのだ。

ということで、我々6人は先に船に荷物を運ぶ隊とおにぎり購入決死隊の3人に分かれて行動に移る。おにぎり屋さんが万んが一閉まっていた時は我々はこの日夕方までお菓子だけで腹を満たし釣りをしなければならないのでそれなりに決死隊だったのだ。

運ぶ隊に入った僕は船にゆき、運んだ荷物を素早く船に積み込み、キャビンにしまっておいた釣竿を出したり道具箱を出したりしていたところに決死隊が到着。無事におにぎりは買えたと言われホッとする。おにぎり屋さんの購買システムが面白く店先に並んだおにぎりを適当に選んだら金額は自分で計算して料金箱に入れて行くというおおらかなものだったという。

午前4時、食料も確保できたので勇んで出船、船は北に向かう。途中二、三箇所波の荒い難所があるらしい。

僕とY店長はキャビンに潜り込んで素早く寝てしまった。僕は昨夜の酒盛りで調子に乗って飲み過ぎてしまい体がだるかったのだ。

夢の中で体が揺れていた。時折気がつくと船のエンジン音と波音が聞こえる。ウトウトすること3時間、体も楽になったのでキャビンから出てみるともうすぐそこに島が近づいていた。嫁島だ。

 

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午前7時過ぎ、釣り開始。

昨日とは打って変わってあっという間に昆虫大好きさんと根魚王にヒット。

昆虫大好きさんは姑息にもライトタックルを持ち込んで根魚を狙っていた。そして狙い通り小笠原らしい3キロはあろうかという大きなバラハタを釣り上げた。

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一方の根魚王の方は竿が大きく曲がり魚がなかなか上がってこない。魚の上がった写真が残っていないところを見るとどうやら糸を切られてしまったらしい。

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開始早々エキサイティングな展開となり船の上は一気に盛り上がった。

僕も間も無くヒット。大きさは大したことは無い様だが魚の引きが心地よい。上がってきたのは30センチほどのアカハタだった。

今回、僕の主な狙いは大物カンパチであり、タックルもそれに合わせて比較的強いものを4セット持ち込んだ。

最も細いのがベイトリールのPE3号タックルでスピニングはPE5号、PE6号、PE8号で揃えた。しかしながら一方で美味しい根魚も釣って帰るミッションがあった。

 

あるお祝い事が釣行後にあり釣った魚をいつもの中華料理屋さん華珍楼に持ち込み高級中華宴会を目論んでいたのだ。そのためには是非小笠原特有の巨大バラハタが必要だった。バラハタは沖縄方面ではシガテラ毒があるので敬遠されるがここ小笠原では中毒が出た前例がないことから普通に流通している。僕自身バラハタは何度も食べたが身は美味しく出汁も濃厚ですばらしい魚だ。当然僕もこの魚を狙い大きなジグをしゃくっていたのだが、バラハタを次々にかけたのはプロセレのゴビアスアンセスターというジグをつけた昆虫大好きさんやスパイ5というジグをつけた根魚王。

次々と上げるのを横目に僕にかかるのは小さなアカハタだった。

 

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バラハタが欲しい僕はジグケースの中にアンセスターがないかどうか探してみたら一本だけあったので即ジグをこれに交換する。

そして落としてみたら一発で何かが食ってきた。しかも大きい。リップルフィッシャーの614(竿)は大きく曲がり魚はなかなか上がってこない。やった!でかいバラハタに違いない!とぬか喜びした瞬間、手元がふっと軽くなり糸が切れてしまった。

たった一つしかないあたりジグを失い一瞬戦意喪失したが、そんな場合ではない。周りは船を流し変えると誰かしらの竿が曲がり魚が釣れてくるという入れ食い状態になっていたのだ。今釣らずにいつ釣る!

 

今度はジグを根魚王の使っていたスパイ5に換える。これも一本だけ入っていたジグだ。

投入して底を取りひとしゃくりするとまたまたヒット。釣り人の使っているジグは釣れる!と思ったら根掛かりだった。色々試してみたが根がきつくこのジグもあえなく失ってしまう。

もう真似っこするジグはないので元の5号タックルに戻してしゃくり始めたらドスン!と重いアタリがありギュルギュルギュル!とドラグが引き出されていった。

<つづく>

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2019年9月 9日 (月)

小笠原遠征2019 その2@恵丸 小笠原父島

小笠原遠征、初日は島に到着後午後から半日の釣りである。


ポイントは島周りに限られるのだがこの日は東風が強く、風の当たる東側は危ないので風裏の西側がポイントの中心となった。

それでも大きな父島の周りなのでそれなりにポイントはたくさんある。

開始早々にY店長にヒット!

さすが小笠原魚影が濃い!上がってきたのは美しい魚体のカンパチだ。

体高が高く色も綺麗な濃い褐色をしていてアンバージャックと英語で呼ばれるのにふさわしい魚体だった。

 

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この一匹でこの日は入れ食いになるか?と期待させられたのだがどうもそのあとの一匹が続かない。

島に近いところから順に攻めて行くのだが船長の表情がイマイチパッとしない。潮が悪いのだ。

海面に近い上の方は動いているのだが我々の狙うカンパチのいる底付近の潮が動いていないらしい。

いわゆる二枚潮というやつだ。これはタチが悪いのは僕もよく知っている。ルアーを落とすと意図はスルスルと潮の流れている上の方でどんどん横に流れされてしまいなかなか底に到達しない。やっとルアーが底についても意図はまっすぐ張られておらず上の方でひらがなの「つ」の字のように流されてしまっているので竿をいくら上下に振ってルアーを動かそうとしても、たるんだ糸に吸収されてしまいうまく動いてくれないのだ。

 

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こういう時の対策は潮の抵抗の少ない細い糸を使うか、早く落ちる重いルアーを使うかだ。Y店長のアドバイスで僕はこんな時のために用意しておいた3号ラインのタックルに300gのジグをつけて落としたらなんとか釣りになった。

船はポイントを細かく攻め、ジグを落としてしゃくっては回収し移動、というのを繰り返していった。

僕は久しぶりの沖釣りしかも小笠原での釣りに期待も大きく胸を膨らますのであるが、なかなか魚の反応は渋くアタリがない。ポイントを変え、ジグ(ルアー)の種類や色を変えながらせめて行くもなかなかアタリが出ない。
魚は魚探に写っているので間違いなくいるのであるが口を使ってくれないのだ。活性が低いのである。

なかなか釣れず、水深100メートルから150メートルくらいまでジグを落としては回収、落としては回収の連続で腕も疲れてしまっていた。久しぶりの釣りに体が慣れていないこともあるのだろう、回収の途中でも写りを休もうかと思うほどなのだが、船がポイントについてみるとまたジグを落としている。バカなのだ。

 

時間は刻々と過ぎあっという間に午後四時近くになっていた。

船は島の南側に回り込みやや浅めのポイントに入った。目の前に現れる島の岩肌が美しい。こんな風景の中で釣りができるのは幸せだが、魚が釣れてくれないと。

 

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Tシャツの背中には爆釣の文字なのだが・・・

 

そんな渋い状況の中で魚をかけたのはジギング王。僕が勝手につけた名前だがこの人は本当にジギングをやらせたら上手い。かけた魚の大きさもまずまずの様子でドラグを鳴らして糸がリールから引き出されている。

上がってきたのは頭の大きい立派なカンパチ。10キロはありそうだった。

 

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ジギング王とほぼ同時にヒットさせていたのは根魚王。
こちらも狙い通り根魚のアカハタモドキを釣り上げた。このアカハタモドキは名前はアカハタより位が下のような名前がについているのだが味はアカハタより美味しいので大歓迎なのだ。アカハタモドキは小笠原の海域や南大東島あたりでしか釣れない魚らしい。沖縄や他の海域では僕も釣れたのを見たことがない。
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ところで、ジギング王が釣り上げたのを見た僕はそのジグの色がブルーとグリーンの中間のような色なのを知った。

僕も似た色を探したのだが同じものはない。この色の魚のエサ(ベイト)は何なのだろうか?と考えていた。南の島の大魚のエサといえばムロアジだ。エサ釣りでも餌にはムロアジを使うくらいだ。そこでジグをアンチョビットシャープ180gの金ムロアジカラーに換えようと手に取った。ちょうど横にいたY店長を見ると偶然にも同じ色のジグに換えようとしているので自分なりに正解かな?と思った。

次の流しで船長から合図がありジグを落とす。するすると糸が出てゆき水深近くでスッと止まった。ジグが底に着いたのだ。

ジグが底についてしゃくり始めたところ船の後ろの方でヒット。昆虫大好きさんがヒットさせている。そしてそれに続いて根魚王の竿も大きく曲がっている。これはチャンスだ!魚の活性が上がっている。

 

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20メートルほどしゃくった僕は再びジグをそこに落とす。「こっちにも来い!」と声に出す。

底から数しゃくりして止めたところに、トン!というアタリ。すかさず糸を巻くと手に魚の重さと動きが伝わってきた。

やった初ヒット!さほどの重さはないようだが時々ドラグを出す。小型のカンパチは針にかかると首をグイグイ振りファイトするので釣っている方には小気味良い。底から20メートルくらいは少し強引に糸を巻いて魚を底から引き離した後は慎重にファイトしながら魚の引きを楽しんだ。

上がってきたのはおよそ5キロの小型カンパチ。小型だが初ヒットとしてはまあまあ満足の一匹だ。次は10キロオーバー、いや20キロオーバーを狙う。

 

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同じジグに換えたY店長にもアタリがあったが針にかからなかったようだ。

とりあえず自分の狙い通りの作戦で一匹釣れたのは嬉しい。

その後も同じジグで誘っては回収し、落として誘っては回収、とロボットのように繰り返したが残念ながら時間となりこの日の釣りは終わりとなった。

 

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2019年9月 7日 (土)

小笠原遠征2019 その1@恵丸 小笠原父島

ここ数日朝晩は涼しく感じる日が増えてきた、8月も終わり今日から9月という日の早朝に我が家を出発し竹芝桟橋に向かう。行き先は小笠原父島。目的はもちろん釣りである。

船が出るのは午前11時なのだが6人のメンバーを一人づつ拾いながら向かうので早い時間となった。

 

小笠原は一昨年の9月に母島へ釣りに行ったが、今回は父島周辺と父島の北に位置するケータ諸島という島への一泊二日の船中泊釣行。

 

メンバーは6名。

毎度おなじみ引率のY店長にジギング王に根魚王のお二人を始め昆虫大好き、バイク大好きの大好きブラザース、そして僕だ。

9時半過ぎ竹芝桟橋着。竿以外の釣り具はあらかじめ送ってしまったものの6人分の荷物は大量になる。素早く下ろしてターミナル内に運び込み出航手続きを待ちながらお弁当の買い出しなどをする。


乗船するおがさわら丸での小笠原父島までの航行時間は24時間。往復するのでつごう48時間も缶詰状態なのだが、船中のレストランとラウンジ売店などにある食べ物は正直言って大して美味しいものはないので事前にコンビニで酒のつまみや弁当などを買い込んだ。
島の人たちが出かける時もそうするらしいので我々は間違っていないのだった。

 

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さて出発の30分前になるとようやく乗船を開始する。大量の荷物を持ち込んで5デッキ(5階)の二等寝台の個々にベッドがあるだけの部屋へ進む。部屋は偶然にも一昨年と同じ場所だった。

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11時、定刻に出船。デッキに出て出船の様子を眺める。普段は見られない高さと場所からの都内の風景はなかなか楽しい。レインボウブリッジをくぐり大井埠頭を過ぎたあたりで日差しの強さに耐えられなくなり部屋に戻りベッドに潜り込む。


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24時間の暇つぶしには各人様々な工夫をしており、DVDを大量に持ち込むもの、酒とつまみを大量に持ち込むもの、分厚い本を持ち込むものなどあったが僕はパソコンを持ち込んでガレージガンドというソフトで曲を作ることにしていた。小笠原で釣っているところの映像を編集した際にBGMで使うものなので曲と言っても大したものではないのだがいい暇つぶしになることは一昨年の経験でわかっていた。

Wi-Fiさえあれば24時間の暇つぶしなど造作ないと思うのだが、快適な旅を提供するというおがさわら丸にはそれが無い。快適では無いのである。

 

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さて今回のターゲットだが、小笠原の大物と言ったら何と言ってもジギングでのカンパチである。漁師はカンパチを捕らないらしいので大物がたくさんいるのだ、といえども父島周辺の魚はそれなりに数が少なくなっているらしく、入れ食いを楽しみたいのならさらに離島へ行くのがいいらしい。

ということで今回は到着した初日は午後から半日島周りで釣りをし、二日目三日目は一泊二日でケータ諸島へ船中泊での釣行、四日目は朝から半日島周りでの釣行、という予定になっていた。

ケータ諸島は事前の情報では大物カンパチにイソマグロがウジャウジャいるらしく、それに合わせて今回は道具も最強のものを用意した。竿は硬くて太いものを。リールには8号のPEラインに26号のフロロカーボンリーダー、そしてジグは200gから500gまでのものを用意し針に結ぶアシストラインには金属を編み込んでいるデビルラインという糸を使った。

根ズレさえしなければ100キロクラスの魚にでも対応できる強靭な道具仕立てだ。

 

これを筆頭に様々に変化する海の状況には対応するため5号タックル、4号タックルと私の場合は全部で4本の竿を持ち込んだ。根魚を狙う根魚王あたりは全く異なる道具となる。

コンビニで買い込んだワインに根魚王手製の鴨のローストなどをいただきながらPCをいじっていると美味しさと酔いにまかせて作業は順調に進む。夕食の頃には”小笠原入れ食いのテーマ”なる曲のあらかたが出来てしまった。

 

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夕食は各自思いおもいにとる。僕はワインとつまみで腹が空いていなかったのでカップラーメンを船内で買って食べて済ませた。

腹くちくなると眠くなたので9時頃には寝てしまった。

翌朝は案の定3時頃に目が覚めてしまったが、しばらくはベッドでゴロゴロし、7時前に朝食をとる。何を食べたかは忘れてしまった。食後は給湯室に行きコーヒーを淹れてエノカフェおがさわら丸店を開店。この日のメニューはグアテマラのハイロースト。

コーヒーを挽いているところにカップ麺を食べに来たおばちゃん二人組がコーヒーの香りにつられて話しかけて来たので少し分けてあげる。

朝食後は朝から残り3分の1ほどあったワインを飲みながら二曲めに取り掛かる。夢中になって作業をしていたらすぐに10時を回り船を降りる時間となった。

船から出ると流石に暑い。湿度が高く一瞬でシャツがベタついて肌に絡みつく。
迎えに来てくださっていたお世話になる民宿ちどりさんのワゴン車と恵丸の船長さんの軽トラに荷物と人を振り分けて乗り込み走れば数分で宿に着く、歩ける距離だ。

 

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素早く荷物を降ろして釣りの支度。
ここでY店長がラインのシステムを組んでいないことに気づいて慌てて組み始めた。24時間の船中で組むはずだったのがDVDを見るのに夢中になって忘れていたらしい。
それでも流石にプロだけあってあっという間に数本のロッド分のシステムを組み上げて滞ることなく船に向かった。

 

 

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