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2019年9月12日 (木)

小笠原釣行2019 その4@恵丸 小笠原父島

ギュルギュルと音を立てながらリールから引き出されていた糸が止まった。ここからが勝負、根ズレしないうちに早く巻き取らなければいけないのだが、リールのハンドルが重すぎて巻けない。こんな大物は久しぶりの感触。さっきまで半分眠っていた体が一気に目を覚ます。竿を立てて持ち上げては竿先を一気に下ろした分の糸を巻くポンピングをしたら少し巻くことができた。水深は100メートルほど、少しずつ巻きながら100メートル手で巻かなければならない。

この鋭い走りはカンパチに違いない。やっと大物カンパチが来た。魚が弱り少しずつ糸が巻けるようになって来たので、全身の力を込めて竿を立てながら少しずつ糸を巻き間を詰めて行った。

釣りをしない方と釣りの話をしている時に必ず出るのが、電動リールは使わないの?という質問だが、僕らのスタイルはあくまでも人力、自分の力で大物を釣り上げてこそ価値がある、という考え方なのだ。でもそれは楽しくもあり辛くもある。でかい魚程よく引くし重いから当然上げてくるのは苦労する。長大物になると竿ごと投げ出してしまいたくなることもあった。しかしである。これらの試練に耐えて大物を釣り上げてこそ、苦労の分ヨロコビ大きくなるというもの。山登りと同じなのだ。

こういう釣りに関してはスポーツ・フィッシングと呼んでもいいのだろうとおもう。「釣りのどこがスポーツ?」という方もおられるようだがこういう釣りを知らないから起こる疑問なのだろう。

 

屁理屈をこいている間にも大物とのファイトは続きなんとか残り20メートルのところまで引き上げてきた。

船長が横に立ち10キロはあるだろうな、と太鼓判を押してくれた。すでに頭の中には10キロオーバーのカンパチを持ち上げて写真を撮ってもらっている自分の姿があった。

残り10メートル。魚の引きは弱くなり観念したようだ。そして紺碧の海からキラリと光り魚が姿を現して来た。その時だ。船長が「あれえ?カンパチじゃないぞ。サメだよ。」とポツリと言った。

「えええええっ!そんな・・・」

さらに糸を巻いたら船長の言うように1メートルを超えるサメが僕のジグをガッチリくわえていた。

あああ、カンパチだと思って頑張ったのにサメかあ。と大きく落胆するワタシ。全身の力が一気に抜けてフニャフニャになってしまった。見てくれこの顔を!

 

Img_1723_20190912103101

悔しいので水面に出たところを写真だけ撮ってもらい船長に糸を切ってもらった。このサイズのサメは船にあげるなど危険なので絶対にできない。


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そしてヘロヘロに疲労している僕のすぐ横でバイク大好きさんと根魚王にヒット。サメの次はなんだろう?と思いながら見ていたらこちらも同じくサメらしい。
バイク大好きさんは頑張って水面まで上げて来たがや僕のとほぼ同サイズのサメだった。彼の落胆する気持ちが痛いように分かる。
Img_1728_20190912103101
一方の根魚王はまだファイトしている。どうやらサメではないらしい様子だ。
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さらにもう一人、大好きブラザースのもう一人である昆虫大好きさんの竿も曲がっている。入れ食いだ。でもサメかもしれない。
なんて思っっていたらしっかり狙い通りの小笠原サイズのバラハタを釣り上げて満面の笑顔だ。

Img_1731_20190912103101
一方長いファイトを制して魚を上げて来た根魚王にはいいサイズのシマアジがかかっていた。
5〜6キロはあるだろうか?ちょうど食べ頃の美味しそうなシマアジだった。

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サメの猛攻に船長もこれはいかんとポイントを移動する。嫁島のこの辺りには普段はサメがいることはないらしいので船長も首を傾げていた。
島から少し離れたところに回り込み釣りを再開する。
何度か流し変えていたところでジギング王にヒット。竿は大きくしなっている。デカイ!カンパチか!?と注目していたが糸が切れてしまったようだ。この糸が切れたのになんとなく嫌な予感が走った。
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続いてほぼ同時に根魚王、昆虫大好きさん、そして僕にヒット。
僕のアタリはジグが底に落ちた瞬間だったので根魚だとすぐに分かったのだがニヤニヤして巻き上げていたら突然、ドン!という感触とともにドラグを鳴らして糸がリールから引き出された。
嫌な予感が当たってしまった。またしてもサメが、今度は釣れた魚に食らいついたのだ。
しぶしぶファイトしていると突然、フッと軽くなり最初の魚の重さに戻ったので急いで巻き上げたら珍しいアザハタが付いていた。赤旗よりも赤色が濃くて鮮やかな赤が特徴だ。
他の二人はサメにはやられず無事に魚を上げていた。根魚王はアカハタモドキ、昆虫大好きさんはシロブチハタ。この魚は黒い斑点が体全体にあるのだがクロブチハタではなくシロブチハタなのだ。
同じ場所でこんな違う種類のハタが同時に釣れてしまうなんてなかなか考えられない。嫁島周辺の自然の豊かさを痛感させられた。
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さらにこの後もサメに獲物と食いちぎられたのをきっかけに、ここにもまたサメか!と船長は首を傾げながら嫁島周辺を諦めて移動することにした。普段は本当にサメはいないらしいのだが、何かがおかしいらしい。
僕はサメが釣れても他の魚も釣れるのでそれなりに楽しかった。何も釣れないよりは釣れたほうがいいのだ。釣りバカだから。
再び船は父島に戻る方向に大きく移動した。
しばらく走った船が止まるとそこは父島と母島の中間くらいの場所だった。どちらの島も水平線の向こうに見えた。
水深100メートル前後のポイントを流してゆく。
最初にヒットしたのはジギング王。さすが王様。かけるのが早い。
上がってきたのは堂々とした体躯のカンパチだった。

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ジギング王の使っていたジグを見てすぐに僕は真似をした。プロセレのアンチョビットシャープ330gイチゴミルクカラーだ。
このジグは一昨年小笠原の母島に来た時にはまだプロトの段階だったが、これを持っていたY店長が一人だけ釣れていたので、みんなで文句を言って順番に借りて釣りをしたほど良く釣れる。
きっとくるぞ!としゃくっていたら、来た!今度はサメの引ではない。
ドラグも出してくれている、まあまあのサイズのようだ。
上がって来たのは推定8キロクラスのカンパチ。昨日の5キロを超えられた。
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次にきたのはY店長。こちらはデカかった。10キロ越えと思われる見事なカンパチ。
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根魚王はカンパチには目もくれず大型バラハタを釣り上げる。
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船長はこんな僕らの様子を見て、なんだ、嫁島より釣れるじゃない、とポツリと話していた。
船はポイントを変えながら少しづつ父島に近づいていった。
島の向こうには雨雲が立ち込めていて日が差すと虹が現れて僕らの目を楽しませてくれた。
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その後あまりアタリがなくなり船上が静かになっていく。
そんな時ミヨシで釣りをしていたY店長が「あれ、あそこ何かいるぞ。サメかな?背びれが見える」というのでその方向を見たらあちこちに背びれが見えた。
サメだったらどうしようかなりの数だ、まるで因幡の白兎のようだ、と思っていたら数匹がジャンプして、これがイルカだとわかった。
船長がそちらに船を進めると半径2〜300メートルの広範囲にイルカがいる。
船と並走して泳ぐイルカの姿をビデオに撮ったら、親子と思われる個体もいた。
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しばらくイルカの群れの中を走って群れが泳ぐ姿を堪能した後は、群れから離れたポイントに向かった。
しかしながらこの後はパタリとアタリが遠のき二日目の釣りは終了となった。

写真提供:エブアンドフロー
釣りに関するお問い合わせはエブアンドフロー


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