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2020年1月23日 (木)

五島遠征2019年12月 その3@サンライズ新海号

冬の五島列島遠征三日目は最終日、帰りの飛行機の時間を考えると釣りが出来るのは13時ごろまでということで、その分出発を早くした。

暗闇の中船の灯りが煌々とつき出発の支度を始める。道具をキャビンから出し終えたら出船前の船の中でコーヒーを淹れてエノカフェ宇久島店を開店する。眠たい体にコーヒーが染み渡ると体が動き始めてきた。同時に船も出船、暗闇の港を出て行くと港の中にはカマス漁の漁船がたくさん浮かんでいた。

 

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港をゆっくりと出た船はやがてスピードを上げながらポイントに向かう。昨日夕マズメで狙ったポイントだ。

ポイントに着くと朝マズメのチャンスを逃すまいと暗い中でキャスティング組がすぐにキャスティングを始めた。

僕は船の反対側の舷でジグを落としクエを狙った。昨日根魚王が釣り上げたポイントなのでまだ居るだろうという目論見だ。

船の近くには一隻の漁船が見えた。クエのはえ縄漁船らしい。とうことはクエはいるということだ。期待が高まる。

暗かった空は次第に明るみを帯びてきたが重く垂れ込めた雲でどんよりした明るさだった。

 

Pc080305

 

キャスティンング組も根魚組も魚の反応はなく朝マズメの時間がすぎていく。そんな時船長が叫んだ。「湧いてる湧いてる、後ろ後ろ!」

船の後方でナブラが湧いたようだ。これはチャンスだ後方で投げていたジギング王がナブラに向かって投げているのを横目で見ていた。少し間があって「出たー!、ヒットヒット!」という船長の声とともに船長が飛び出して網を持ってきた。

 

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ジギング王のファイトの様子を見ていると、太く硬いキャスティングの竿は大きく曲がり魚が大きいことを知らせてくれている。ヒラマサか!でかいでかい!と僕も叫ぶ。船長も「巻いて巻いて!浅いから!」と叫ぶ。水深が浅いので根ズレして意図が切られる心配があるのだ。

もう大丈夫というところまで糸を巻き上げたところで船長が大きなタモを持って魚を救おうと構えた瞬間、「あーーーー!アラだ!アラだ!」と叫んだ。アラとは九州地方でのクエの呼び名である。

 

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え?と思ってタモに救う様子を僕はすぐ横で見ていた、タモに入った大きく黒っぽい固まりが海から上がってくると、それは大きなクエだった。

こんな大きなクエは今まで見たことがない。興奮する。僕よりも興奮していたのは船長で『やった!やった!、アラだ!アラだ!」と叫び続けている。

船の甲板に横たわる大きなクエはバケモノのような顔をしていた。一同が集まってきてみんな見入っている。

写真を撮ろうと座ったジギング王の膝に魚を乗せると、さらにそれは大きく感じられ感動を覚えた。こんな大きなクエが水面に飛び出してルアーに食いついてくるなんて!話には聞いていたがまさか自分の目の前で起こるとは夢にも思っていなかった。船長は興奮冷めずジギング王と一緒に写真に収まったりしている。こんなに興奮する船長の姿を見るのは初めてだった。

 

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重さを測ったところ17キロを超えていた。なんという美しい模様の素晴らしい魚体。今回の釣行でこれまで苦戦を強いられていたジギング王に満足の笑みがこぼれた。「しょせん外道ですから」という冗談も飛び出してみんなを笑わせた。

 

僕も感動する気持ちが鎮まるのを感じながら自分の釣りに戻る。クエはいる。あんなに大きくなくていいから一匹釣りたいとジグで底を叩いた。

間もなくしてググッというアタリが来た。クエか!しかし手元に感じた重さはそれほど重くない。やはりそう簡単には釣らせてもらえないなあ、と思いながら上げてくるとまあまあサイズのアコウだった。キジハタと呼ぶにふさわしい、魚体全体に散りばめられたオレンジの斑点が美しい。

この後ももう一匹アコウを追加した。

 

朝マズメが終わると我々の興奮が終わるのに合わせるかのように魚の反応も落ちてしまった。

キャスティング組はなんとかヒラマサを!と投げ続けるのであるが魚の反応は鈍かった。

船長もなんとかヒラマサを釣らせたい、という一心でポイントを変え、流しを変えと様々に苦心していた。

午前9時を過ぎたあたりで肩が痛くなった僕は釣りをやめた。こんなことは今までなかったのだが、体が言うことを聞かないのだから仕方ない。

みんなの釣りする様子を見たり、写真にを撮ったりしていた。

Y店長がプチブルでアコウを釣ったので写真を撮る。

 

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昼近くなると、あちこちでシイラを追うヒラマサのナブラがおこり、船をそれを目指して移動してはキャスティングを繰り返す。

船長が屋根から身を乗り出してナブラが沸くのを探していた。

 

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船長も釣り師も意地でも一本ヒラマサを上げたいという気迫がみなぎっていた。「あ、またあそこで出た!」と船をナブラに先回りさせてキャストするが魚は食わない。以前なら簡単に食ってきたらしい、ヒラマサキャスティングブームで魚もスレているようだ。

飛行機に間に合う時間ギリギリまでナブラを追ってキャスティングを繰り返したがとうとうヒラマサは出なかった。釣り終了の合図で、気が抜けたように釣り師一同はうなだれていた。悔しそうな船長の表情が印象的だった。

こうして三日間の渋い釣行は終わり呼子の港に船は戻った。

我々が荷物を片付けている間に、船長は巨大クエを手際よくさばいてお鍋セットをいくつか作っていた。こうしたサービスをしてくれるところも嬉しい。僕が食べるわけではないのだけれど。

僕は自分の釣ったアコウとともにキタさんから無理を言ってヒラマサを一本いただき満足していた。

魚の反応は渋く肩の痛みは続き憂鬱だった。名無しゴンベ氏はご飯はたらふく食べたが魚は一匹も手にすることはできなかった。しかしその顔からは笑みがこぼれていた。難しい状況の中での三日間のキャスティングで得たものが多く満足しているようだった。なんとも感動的で楽しい釣行だった。

 

写真提供:Ebb&Flow

釣りに関するお問い合わせはEbb&Flowへどうぞ

 

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