与那国島ふたたび その1@太郎丸
暖冬で暖かい日が続くこの冬だが、さらに暖かい南の島、与那国島に遠征釣行に行くことになった。なんて書くと急に決まったみたいだけれど、去年の1月に募集があった時に決めていたので、やっと行くことになった、というのが正直な気分。
実は与那国島には2016年の4月に行っている。その時はカンパチの入れ食いとサメの猛攻とのタタカイであった。と本ブログに書かれているのを読み返してみた。
同時にその時に悔しい思いをしている。水深250mのカンパチを釣った時に思いジグとそれを使える竿を持っていなかったので、先に思いジグを落としたジギング王に三連荘でカンパチを釣られてしまったのだ。しかも最大は25キロオーバーという大物を!
釣行から帰ってきた僕が次こそはこの悔しい思いはしまいと思っていたところに、ルアーショップEbb&Flowの店長から、この竿を持っていれば大丈夫ですよ〜、と甘く囁かれてリップルフィッシャーの5610という太くて硬い竿を即買いしてしまった。その日から早く与那国に行きたい!と思っていたのだが諸事情あってやっと今年行けることになったのだった。
そういう意味では僕にとっては待ちに待った与那国遠征なのだが、世の中、新型コロナウィルスの拡散で「今は旅なんかしている時じゃないよう」的な空気に水を差されつつも、日本最西端の島までコロナウィルスは到達していまい。途中、羽田空港という危険地帯は通過するけれどそれほどナーバスになることもあるまい、それよりもデカいカンパチが俺を待ってるぜ!とばかりに出かけて行くことになったのでありました。
そして2020年2月13日の夕刻、羽田空港に集合した怖いもの知らずの釣りバカ6名は、いつもの大量の荷物を預ける搭乗手続きにかかる時間にイラつきながらも保安検査場で危険物およびライターなどを没収されることもなく無事飛行機に乗り込み那覇に向かって飛び立ったのでありました。
今回は行きは羽田から那覇に飛び一泊し、翌朝の一便で那覇から与那国空港まで飛ぶという行程。
事前に与那国まで送ったのはドカット(釣具箱)だけで釣り竿は手持ちで持っていくことになったので少々荷物が多かった。というのも横浜から与那国に荷物を送る手段は「ゆうパック」くらいしかないのでこれで送るのだがたいそう時間がかかる。早くて1週間くらいは見ておく必要があり、万が一荷物の中にライターや電池、ライフジャケットのガスボンベなどが入っていたら船便に回されてしまいいつ到着するか分かったもんじゃない。実際前回の遠征時にはジギング王のドカットが一月前に日にち指定で送ったにも関わらずなぜか石垣島で止まってしまっていたという事件もあったのである。
夕刻5時過ぎに羽田を飛び立った飛行機は8時に無事那覇空港に着いた。空港ではいつもお世話になっている大型タクシーのおじさんが待っており、みんなと荷物をのせてホテルへ直行。歓楽街のど真ん中のビジネスホテルへ到着後は即食事へ向かった。
引率のエブフロ店長が見つけてくれた店は「てびち屋」という看板がかかっていた。
てびち、ってなあに?と思いながらも沖縄っぽくていいなあと入ってみたら豚足のお店だった。
壁には所狭しとてびち料理のお品書きがかけられている。豚足というと東京あたりで出てくるのは茹でた豚足を酢味噌で食べるというのが一般的だが、翁はのバリエーションはすごかった。
あげてびち、黒糖あげてびち、あげてびちシークァーさ、てびち刺し、肉てびちおでん煮、当店一押し、やみつきてびちなる物まである。あげてびちは唐辛子のツケ具合で黄あげてびちと赤あげてびちというのもあった。
豚足大好きの僕は小躍りをして喜んだのだが、メンバーの中には豚足は苦手、という人もいたかも知れない。
あ、そうそう、今回のメンバーを書き忘れていた。
今回は総勢6名、毎度おなじみジギング王、引率のエブフロY店長、年一くらいで一緒になるドベさんとは昨年6月の男女群島以来。そして数年ぶりに一緒に行くナベテツさんに遠征は初めて一緒になった巨漢マッシー、そして僕なのでありました。
とりあえず那覇到着の乾杯をしてからは「てびち責め」にあう。責められても責められても「ああ、いいわあ」と快感の連続となるてびち責めだった。どの肉もプリプリのコラーゲンたっぷり肉。味付けもそれぞれ趣向を凝らしているので飽きない。
てびち刺しは生ではなくて火を通したものであっさりして美味しかった。さらにてびち以外にも、沖縄定番のゴーヤチャンプルにそうめんチャンプル、霜降り石垣牛炙りにぎり、や石垣牛のステーキなどの贅沢品も注文し、飲み物もビールから泡盛へと初日から快調に飛ばして行ったのでありました。
てびちで胃袋が満たされた後は翌日の朝食と昼食を買いにコンビニに立ち寄り色々買い込む。なんたって与那国島まで行ってしまうとお弁当の種類は限られるしサンドイッチなんてものはないのだ。
買い物を終えると僕はホテルに直帰して即寝た。一部てびちだけでは物足らない方々はステーキ屋さんに足を伸ばしたらしい。
翌朝は6時過ぎロビー集合。
7時15分那覇発、与那国島行きの便に乗り込む。ボンバルディアのプロペラ機だ。
天候は曇り、およそ1時間のフライト中は風が強く飛行機は揺れ続ける。着陸できない場合は石垣島に行くとのアナウンスが流れて不安を募らせたが、左右上下にふらつきながらも飛行機はなんとか与那国空港に着陸した。パイロット氏に拍手!CAのお姉さんも可愛かったぞ!
空港で待ち受けていたのは今回お世話になる太郎丸の船長とその息子さん。
車に第二釣具その他の荷物と我ら6人を乗せて素早く港近くのロッジ風の宿に向かう。
荷物を下ろしたらすぐに釣りの支度をしてすぐ近くの港までさおだけ手にして歩いて向かう。
風は強いし小雨も降っていたがなんとか船は出られるそうだ。
最初は水深200mの所をやります。と引率店長から告げられ一同気合が入る。船は間も無く出航し静かな港の海から荒波の外海へと出て行ったのでありました。
写真提供:Ebb&Flow,
釣りに関するお問い合わせはEbb&Flowへどうぞ
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