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2020年3月31日 (火)

コロナウィルスを逃れて男女群島へ その4@サンライズ新海

遠征三日目、この日は朝から雨が降り午前中は一時土砂降り、風も吹く予報だった。

ところが早朝5時に福江島の港を出て沖にゆくと、まだ暗い海に波はそれほどでもなく雨も落ちていなかった。

最初のポイントに着き早速キャスティングを始める。この二日間、肩の調子を様子伺いしていた僕も痛みがそれほどないのでここぞとばかりにキャスティングをした。

まだ暗い海に向かいルアーを投げる。どこに落ちたのかもよく分からない中、ルアーを動かすのだが、船長からは大物のポイントなので出ればデカイ、油断しないでください。と静かな声でアナウンスがある。この時の僕のキャスティングタックルはPE10号にリーダーは210ポンド。浅場で大型のヒラマサをキャッチするためには今やこのくらいのハードなタックルで挑まなければならないと、Y店長からアドバイスを受けて糸を巻き替えてきた。

タックルは万全、キャスティングの方はもともと下手な上に久しぶりだったのでおぼつかず、数頭したら腰が痛くなってしまったのだが、でかいヒラマサのために我慢して投げ続けた。

何度か流し変えてはポイントを移動し空が明るくなってくる頃まで投げ続けたがバイトはなく、とりあえず朝ご飯にしましょうということになった。

この日の朝ご飯はシンプルに納豆ご飯に味噌汁、それに機能船長がサビキで釣り上げたムロアジの押し寿司がでた。味噌汁もブリのアラでとった出汁がうまく、押し寿司を一瞬でなくなり、ご飯もあっという間に平らげた。

 

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引率のY店長はこの時間になってもキャビン奥で寝ており、何度声をかけても起きてこなかったのでこの押し寿司の味を知らない。さらにこの後開店したエノカフェ五島列島店のコーヒーの味も知らない。ザマミロなのである。早起きは一文の得なのだ。

朝食を終えると船は大きく移動した。薄く霧のかかる凪の海を滑るように一時間ほど走り次のポイントへと向かう。
到着したポイントは比較的浅い場所だったので僕はライトジギングに代えて根魚、あわよくばクエをもう一匹と狙う。
初めてすぐにアタリがあった。上がってきたのは今回初めてのアカハタだった。ポイント移動後やっと起きてきた引率店長に写真をとってもらう。
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その隣でしゃくっていた根魚王は高級魚キジハタをキャッチ。お目当ての獲物に笑みがほころぶ。
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さらにその右隣でしゃくっていたアームスにもヒット。こちらはどうやら青物のような引きだ。
グイグイとこぎみ良く竿先が絞り込まれていた。上がってきたのはヒラマサだった。
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このポイントは根魚の反応が良かった。潮も動いていたのだろう。根魚王は次々と根魚をヒットさせていく。
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次に僕にヒットした魚は青物だった。そこから数しゃくりでドンとアタリぐいぐいと竿先を引き込む。隣の根魚王、そしてさらに向こうのアームスにも同時ヒット。凄いことになってきた。
上がってきたのは僕とアームスはヒラマサ。根魚王は青物のあたりを避けるように工夫して釣っていたのでアカハタだった。流石である。
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そしてさらに僕とアームスがダブルヒット。アームスは一昨日の晩猫ちゃん帽子を被ってから絶好調である。この日は雨予報だったのでフリース生地の猫ちゃん帽子からいつもの帽子に代えていた僕にも猫ちゃん帽子のご利益は残っていたようだ。
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さらに僕にヒット。ボソボソ、というアタリが何度かあったのちにグン!と針にかかったのだが、ん?しかし引き方がなんだかおかしい。根魚ではないのだがヒラマサのそれとも違う。初日二日目と一人釣りまくった引率店長はこの日は釣りをせずにカメラマンにってしていたのだが、その引率店長が横で、ションベンダイじゃないですか?などという。
上がってきたらなんだか黒っぽい。なんとクチブトメジナの口にしっかり針がかかっていた。
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入れ食いはまだまだ続く。そんな中で根魚王が小さなエソを釣り上げみんなから笑いを取っていた。
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この場所ではゴビアスブルスリム80gで攻めまくった僕だったが、本当によく釣れた。青物、メジナときて今度はキジハタが釣れた。
ベイトがキビナゴやコウナゴの時にこのジグは本当によく釣れるので、遠征には欠かさず持っていくヒミツヘイキなのだ。
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そしてまた、絶好調のアームスにヒット。しかし今度は青物ではないらしい。弾き方で分かる。上がってきたのは大きなボッコだった。
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Aさんとジギング王のキャスティング組はこの場所では今一つの結果だった。やがて入れ食いポイントも潮の流れが悪くなるとアタリが遠のいてきたので大移動しキャスティングポイントへと向かう。

一時間ほど走ったろうか、次のポイントに着いた時には昼近くになっていた。船長が昼ごはんにカレーを作ってくれ、みんなでハフハフしながらウマイウマイとあっという間に平らげる。僕はあまりに美味しいので思わずビールも飲んでしまいその後酔っ払ってしばらくキャビンの中でウトウトと居眠りをこいていた。
しばらくして起きて外に出ると根魚王以外はキャスティングをしている。
ここはキャスティングの名ポイントらしいので自ずとそうなる。
しかしこの日のここの海はなかなか難しかったようだ。いかにも魚が出そうな状況ながらなかなかトップに出てくれない。
そんな中で結果を出したのは絶好調のアームスだった。良型のヒラマサをしとめて喜ぶ。ここまで絶好調となると、猫ちゃん帽子のレンタル料をいただきたくなるくらいだ。
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僕は根魚王の左隣でジグをしゃくりクエを狙った。ここはクエの名ポイントでもあるのだ。
一月の釣行ではジギング王がトップで18キロ弱のバケモノクエと根魚王も5キロ近いクエを上げている場所だ。
ネチネチとかつ最新の注意力で根掛かりの多いポイントをしゃくり続ける。
キャスティング組は投げても投げてもなかなか魚の反応がなかった。この日は日曜日だったのですでに叩かれた後だったのかもしれない。
時刻は刻々と過ぎ、もう間も無く終了して港に戻らなければならない時刻が近づいていた。
そんな時、根魚王の竿が大きく曲がった。物静かな根魚王はこんな時、キターッ!などとは叫ばない。叫んだのは両隣にいた僕と引率店長だった。
竿は満月のように曲がりグイグイと引き込まれていた。クエか?!と僕は声をあげた。
根を切るまでの息の詰まるような緊張したやりとりが終わり、巻いてくると時々魚が暴れている。クエだとこの辺りでは重くなるだけであまり引かなくなるのだがなんだろう?と根魚王の竿先の向こうを僕は見ていた。
日の射さない黒い海から見えてきた魚はオレンジ色をしていた。キジハタだ。デカイ!
上がってきたキジハタはデカかった。まるでクエのような体躯。こんなに大きなキジハタを見るのは僕は初めてだった、4キロは軽くあるのではないか?
狙いの大物を手にした根魚王はしてやったりと微笑む、その後ろで船長も嬉しそうにおどけてみせた。
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大きなキジハタを船長が丁寧に神経じめして魚を処理しているのを僕はじっと見ていた。迫力ある大きな顔はこの海の主のように見えた。一体何年でこの大きさになるのだろうか?と誰かが独り言のように呟いた。
釣りは再び再開し、しばらくキャスティングと根魚組に別れてせめて見たもののこの後は芳しい成果はなく時間となる。
船長からのお疲れ様でした宣言とともに、一同ビールで乾杯したりしながら和む中船は唐津の呼子港に向けてスピードを上げた。
二時間弱走り港に着き片付けをする。魚を送る宅急便の集荷の都合で慌ただしい時間だった。帰り支度を終えて船長に別れを告げる。船長は丁寧に全員と握手を交わし深々とお辞儀をしながら送ってくれた。なかなかできそうでできないのがこの船長の素晴らしいところだ。
さて釣行はこれで終わったのだが、この後ちょっとしたハプニングが僕にあった。
釣り道具を送り出すために立ち寄った唐津のホテルで撮影クルーらしいグループがいたので顔をみると、なんとかつて所属していたプロダクション時代の後輩でカメラマンのNさんが白髪に口ひげをたくわえて立っているではないか。
名前を呼ぶと、彼は一瞬僕が誰だかわからなかったようだ。彼にしてみれば撮影先の宿舎でおよそ30年もあっていない、しかも髪の毛はロン毛でヒゲも白くなっているし。僕が自分の名前を告げたらすぐにわかって驚いていた。何をしているんですか?こんなところで?というので、明日から君らが乗船するサンライズでさっきまで釣りをしていたんだよ、と答えると、こういう釣りを僕がしているとは知らなかった彼は驚いていた。
お互い懐かしい顔に握手と名刺交換をして短いが和やかな時間だった。
彼らはBS TBSで毎週木曜日にオンエアされている釣り百景という番組のクルーだった。
僕はNさんがこの仕事をしていることを随分前から知っていたのだが、彼は今や釣り番組を取らせたら日本でも屈指の腕前のカメラマンに成長していたのを誇りに感じていたのだった。
この日の取材のメインは釣りビジョンでも有名なワカナちゃんという可愛い女性だった。目の前に立つご本人を目にして思わず図々しくご挨拶をして、コロナウィルスに怯える彼女と強引に握手してしまった。すると一瞬でそこに切り込んできたジギング王も握手している。さすがこういうところは抜け目ない。他の一同は遠巻きに僕らを眺めていただけなのに伊達に年季は入っていないのである。
こうして懐かしい一瞬を過ごし彼らと別れて空港に向かった。
Nさんとは随分前から、いつかこういう出会い方をするだろうな、と想像していたのでやっと会えたという気持ちが溢れ嬉しかった。
人生は出会いと別れ、そしてまた出会う、という連続なのである。

写真提供:Ebb&Flow,サンライズ新海

釣りに関するお問い合わせはEbb&Flowへどうぞ

 

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