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2020年7月20日 (月)

小笠原カンパチ遠征2020⑤ケーター(聟島)列島船中泊3

船中泊でのケータ列島一泊二日の釣行。

二日目の朝は5時にテントの中で目がさめる。外はすでに明るくなっていた。


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早速この日のために用意してきた、キャンプ用湯沸かしセットでお湯を沸かして、自家焙煎コーヒーを淹れる。
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この島で自家焙煎コーヒーを挽き立てで淹れるのは人類初めてでは無いのか?ダイバー船でやっていなければ可能性はありそうだ。
ギネス登録したいな。などと話しながらコーヒーを飲む。ちょうど陽が上がってきてコーヒーを飲む我ら一同に差し込んだ。
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船長の作った朝食を食べて6時に出発。
今日は昨日できなかった、午前中の下げ潮のいい時間帯に釣りができるので期待は上がる。
魚は昨日も沢山いた。潮さえ動いてくれたら釣れるはずなのだ。
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この日最初のポイントに入り、一投目。
ワクワクしながらジグを落とした。ジグが底についた途端にミヨシの方で何やら声が上がった。
早速ヒットか、いいぞう!今日は行けそうだ。とトモの方から覗き見たら怪魚ハンターにヒットしている。
ところが、魚が上がってきたらみんな笑っているではないか。
なんと、怪魚ハンターが得意とするサメが掛かってきたのだった。
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船長はサメを外してから、おかしいなあ、この辺りにはサメはいないんだけど、と不思議がっていた。
怪魚ハンターがサメを引き寄せる力の強さに感心せざるを得なかった。
少し移動したところで、ジギング王と僕、オサムシくんがトリプルヒット。
サメではない、カンパチのアタリだ。
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ジギング王の魚は僕のよりもデカそうだ。ドラグを鳴らし続けている。
いいぞう!これでこそケータにきたというものだ。
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最初にあげたのはオサムシくんだった。サイズはイマイチながら綺麗なカンパチだ。
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僕のも、オサムシくんと同サイズだった。
よく引いてくれるので、このサイズでも釣りとしては楽しい。しかしもっとデカイのが釣りたいのだ。
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ジギング王の魚は途中から引き方が変わった。船長が、もしかしてあの魚じゃないかな。と思わせぶりに言う。
上がってきたのを見て隣にいた僕は声をあげて驚いた。
なんと、大きなツチホゼリではないか。
おそらく、僕の右隣にいた根魚王は僕以上に大声をあげたかったに違いない。
なんと推定16キロはあろうかという巨大なツチホゼリ。これこそまさに根魚王がわざわざ小笠原まで来て釣りをしているメインターゲットなのだ。
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このツチホゼリには見る者を圧倒するような貫禄があった。まるで海の主であるかのような堂々とした体躯と表情だった。
あまりに大きすぎて持ち帰れないのでリリースした。海に放たれた主は悠々と自分の巣に戻っていった。
ポイントに入れ直し、釣り始める。
根魚王の頭にはツチホゼリしかなかったであろう。しかし釣れてくるのは無情にもおチビカンパチ。
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ほぼ同時に左隣の僕にもヒット。連続ヒットで気持ちがいいがサイズはイマイチなのであった。
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さらにすぎの流しでもヒット。三連続ヒットで気持ちがいい。なんだか何をやっても釣れるような気がしてくる。
しかし小物に運を使い果たしているようにも思えた。
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ジギング王がばかでかツチホゼリを釣り上げてちょうど1時間後。
今度は今回絶好調のオサムシくんが昨日に続き2匹目のツチホゼリを釣り上げた。
今回、僕は小笠原に3度目の釣行だが、こんなにツチホゼリを見たのは初めてだ。
小笠原とて、そう簡単に釣れる魚ではないのに。
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ここまで、よく釣れているものの、カンパチのサイズが今ひとつだった。
船長は大きくポイントを変えた。潮の動きが今日も今ひとつらしい。なんとか潮の動くところを探しているようだった。
新しいポイントに入りすぐに怪魚ハンターにきた。
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しかしカンパチではなくバラハタだった。ここも潮が今一つのようだった。
少し潮の動きが変わるまでGTを狙って時間を潰すことになった。
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左舷側でGTキャスティングをしている間は、僕らは昨日と同様右舷で根魚と遊んだ。
ここでも次々と魚がかかって楽しませてくれた。
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GTの方は雰囲気は非常に良かったのだが出ずじまいだった。
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30分ほどやって大きく移動することになった。
ケーター(聟島)から針の岩といわれる島の横に移動する。
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時間はすでに10時半過ぎ、朝の下げ潮がいい具合に流れてくれたらいいのだが、どうも今日も底潮がいまひとつ流れないらしい。
根魚王にとってはそんなことはどうでも良いことのように大きな根魚を黙々と釣り上げていた。
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11時を回ると少し海に変化が現れた気がした。
僕にヒットしたカンパチがなかなかのサイズだったのだ。
10キロには及ばなかったが僕にとっては今回一番のサイズがきた。
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そしてまた、怪魚ハンターにもグッドサイズが。こちらは大きなスマガツオだった。
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そして11時半を過ぎ。時はやってきた。
いきなり僕の竿に大きな魚がヒットすると、次々に周りの人にもヒットする。
ドラグが出されて、竿はグイグイ引き込まれる。
オサムシくんは先のカンパチでドラグが緩めだったため、Y店長に思い切り閉められたものだから、竿を持ったまま船べりから海にひきづりこまれそうになっているのが見えた。その奥で怪魚ハンターが、さらにミヨシでY店長が、そして僕の左隣でもジギング王の竿が大きく曲がっていた。
どの魚もこれまでのものとは違うのが竿とみんなのファイトを見ていて分かった。
僕の魚もなかなか寄ってこない。
オサムシくんは最初の魚の走りをなんとか堪え抜いて、魚との間を詰めに入っていた。
Y店長はバレてしまった。
ジギング王は珍しくラインブレイクしてしまった。
上がってきたオサムシくんのカンパチはすごかった。
堂々たる体躯。一見して20キロ以上あるのがわかる。
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推定24キロのカンパチだった。
続けて上がってきた怪魚ハンターのものも15キロクラスのカンパチだった。
十分に大きなサイズだったのだが、オサムシくんのカンパチがあまりにも大きいのでその大きさが感じられなかったのは気の毒だった。
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そして僕にかかったのは、カンパチではなくイソマグロだった。
13キロくらいはあったか。イソマグロとしては自己二番目の記録になったのだが、24キロのカンパチを見せられてしまってはただの外道にしか見えなかった。
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おりがとうオサムシくん。君の1匹が他のものの魚の大きさを霞まさせてくれた。
どうやらこの時、僕が最初にかけたイソマグロが暴れたので、水中に活性が一気に上がったようだ。もちろんいいタイミングで潮も動いたのだ。
周りの巨大カンパチが一斉にジグに食らいついたというわけだ。
オサムシくんのカンパチも半分、いや4分の一くらいは僕のおかげで釣れたことにしておこう。
それくらい、人に釣られて悔しいサイズのカンパチだった。
もっと悔しかったのはジギング王であろう。
なんと痛恨のラインブレイク。いつもあれほど仕掛けには注意を払っているジギング王には珍しいミスだった。
どうやら、朝かけたばかでかツチホゼリにジグの結び目を傷付けられていたのを見逃していたらしい。
しかし、さすがジギング王である。
次の流しでは一番に魚を掛けた。上がってきたのはいいサイズのカンパチだった。のだが、ジギング王も、オサムシくんのと比べたら小物だね。と悔しがっていた。
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その直後にまたまた僕がカンパチをかけたのだが、どうも僕に来るのは小さいのばかりだった。
やはり数釣りで運を使い果たしてしまったのか。
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魚の活性が上がったのはこの一瞬だけだった。
この後は、再び根魚と、ポツリと釣れる小さなカンパチだけになる。
船長は残り少なる時間を無駄にはできないと、釣れない場所は見切って、どんどん移動する。
聟島から小一時間かけて嫁島まで移動した。
ここなら潮が動いてくれているかもしれない。
そうなれば先ほどの、夢のような連続ヒットが再び起こるだろう。
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しかしながら、結果としてケーターらしい爆発を見せてくれたのはあの一瞬だけだった。

嫁島周りも、根魚ばかりでカンパチは上がらなかった。

午後2時近くまで粘ったが、潮の動かないのには勝てなかった。三時間かけて父島に戻ることになりこの日の釣りは終了した。

帰りの船上では、若いオサムシくんは他の一同から羨望の眼差しで見られ続け、ビールを飲んで少し酔った僕らにアレコレといじられながらも嬉しそうな顔をしていた。

 

 

 

写真提供:Ebb&Flow

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