シンクルームは楽し!
前回もちょこっと書いたシンクルーム(syncroom)ですが、何のこと?という方が多いと思いますのでちょっと今回はこれでの遊び方のご紹介をしましょう。
これはネット上で音楽のセッションができるソフトでヤマハが数年かけて開発していたネットデュエットというソフトが正式なソフトウェアとして昨年発表されたものなのであります。
ネット上にスタジオを作りその中(部屋)で5人までが集まって演奏や歌など音楽が楽しめるというもの。
スカイプやズームと違って音声とチャットだけのコミュニケーションなのですが、音声の被りや遅延がないので(ネット環境によっては若干起こりますが)違和感なく音を合わせることができるんです。
構造的にはルームというスタジオルームを誰もが作ることができて、ここに5名まで入ることができます。5名を超えてしまった場合には別の部屋を作りそれぞれを連結して人数を増やすこともできるという優れものなんです。
この部屋は公開、非公開を選べるので、身内だけの練習の時などは非公開で、飛び入り歓迎のジャムセッションなどは公開でと使い分けができます。
僕の場合は、主に知り合いの音楽仲間と非公開部屋を作っておしゃべりしながら音楽演奏を楽しんだり、肝試しもかねて知らない方のジャムセッションに飛び込んだりして遊んでいます。この際は仮入室、という機能もあるので、ちょこっと様子を見て(聞いて)から本格入室という段取りを取ることができて、この辺りも中々気遣いが細やかでよろしい。
基本的に無料のソフトなので誰でも使用できるのですが、家庭のネットの上り回線が細いとノイズや遅延の元になるので基本的には光回線環境が理想です。
僕の場合はケーブルTV絡みのブロードバンドで、あまり上り回線は太くないのですが、PCと楽器の間にオーディオ・インターフェイスを入れることで随分と音質が改善できました。
このオーディオ・インターフェイスがヤマハ製なのでヤマハさん的にはソフトはタダでもこの辺りや楽器の売り上げで稼ごうというところらしいのですが。
話がそれましたね、AG-06というインターフェースを導入したおかげで生のサックスの音もシンクルーム上でうまく鳴らせるようになりましたし、先日購入したウインドシンセ、エアロフォンも入力があるのでシンクルームデビューができて楽しんでおります。
特にエアロフォンが手に入ってからは、外に音漏れしないので夜でも音が出せるので、比較的平日は夜に盛んになるシンクルームで遊ぶことが可能になりました。
整理しますと、PC、楽器、オーディオ・インターフェイス、マイク、があれば基本的に遊べる。これにシンセ、または電気楽器があれば夜遊びもできるというわけです。
先週は気がついたら12時頃までセッション宴会のようになってしまい、大声で喋ってカミさんに叱られたりしましたが、エアロフォンだけで静かにやっている分には全く問題ないですね。
ジャズのジャムセッションはまだ数回しか参加していませんが、いろいろな方と知り合えて楽しいし勉強にもなる。
仲良しができたら、コロナ明けには本格的にオフ会という名の本格スタジオバンドなども考えて見たいと思っているのでありますが。
そんな意味でも、このヤマハのシンクルームが丁度コロナ禍でリリースされたのはグッド・タイミングと言えましょう。
今までスタジオで一緒にやってきた仲間にも勧めているのですが、比較的みなさんネガティヴで、やれネット環境が、とか面倒くさいとか言ってやりたがらない。
iReal Pro(個人練習ソフト)とシンクルームがあれば、こんなに練習が捗ることはないのにと僕なんかは思うのですが。
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