小型船舶免許の更新に行ってきた
小型船舶免許を持っている。
今から30年くらい前に湖のレンタルボートでブラックバス釣りをするために取得したものだが、かつてのブラックバス釣りファンにはこういう方も多かろうと思う。
当時の小型船舶免許は一級から四級くらいに分かれていてややこしかったのだが、制度がいつの間にか変わって今僕の持っているのは二級と水上オートバイも乗れる「特殊」という分類のものだ。
これが5年に一度更新手続きが必要になる。
自動車免許の更新と大きく異なるのは、自動車の場合は県の公安委員会のもと運転免許試験場などの決められた場所に出向いて更新を受けるのだが、船舶免許の場合は国土交通省の外郭団体のような公益法人に委託して免許更新を行う。
いくつかの団体がこれを主宰しているので、団体により更新手続きのできる日程と会場が異なり、この中から都合のいい日程と会場を選んで受けるということになる。
さらに大きく異なるのは、免許の失効期限の一年以内に更新できるということと一度失効してしまった免許も余分にお金を払って講習受ければいつでも復活し有効になるということだ。
例えば、受かり更新するのを忘れてしまい数年後に気づいたとしても、講習さえ受ければ復活するのだ。
免許制度自体が頻繁に利用しかつ事故率の高い自動車に比べてゆるい感じがするのが僕の印象。
話が逸れた。
ともかく僕の免許は四月に期限がくるので受けに行ったというわけだ。
会場は横浜駅からほど近い県の施設のビルにある会議室。時間は社会人対応か午後の6時からである。
最初に受け付けでお金8200円を払って本人確認のハンコを押し聴力・視力検査へ。
視力検査をしているテーブルから3メートルくらい離れた椅子に座って順番を待つ。
順番が来ると名前を呼ばれるのだが、これに返事をすれば聴力検査は合格。
視力検査は裸眼でもメガネをかけても0.6以上あれば合格する。20年前に作ったメガネで勝負したらギリギリで合格した。
以前、前々回くらいの更新の時にはメガネを持っていくのを忘れてしまい、近くにいた人からメガネを借りて合格したこともある。
他に健康チェックのようなことを聞かれて問題ないと答えれば合格。
これに合格したもののみが次の講習を受けられるのだが、この程度の検査なので全員合格となり講習が始まる。
講習は、講師による冊子をもとにした解説の講習が約30分、ビデオによる講習が約30分の計1時間ほど。
毎回のように小型船舶、特にプレジャーボートの海難事故が増加傾向にあり、その時々の多発する事故例などについての解説と注意が多いのだが。今回は法令が改定されたライフジャケットについての講習が大半を占めた。
その中で勉強になったのは、僕の使っているポーチ型のライフジャケットは、ポーチをお腹側に持ってきて装着するのが正しい方法だった。
今までポーチを背中側につけていたのでこれだけは役に立った。
ライフジャケットはいざという時には生死の鍵を握る大事なものなので今回は大変勉強になった。
講習が終わると解散。新しい免許はあらかじめ住所を記入しておいた封筒で後日家に送られて来る。
ちなみに免許に使う写真は、講習の申し込み時に二枚送っておけば済む。
ということで無事免許の更新を終えて、帰宅ラッシュの電車の三密に怯えながら無事帰宅。
帰り道に見た夜桜が綺麗だった。
5年後は多分もう更新しないだろうな。この5年間だってボートの操縦したのはほんの数回だし、船を持ってるわけじゃないし。
湖の釣りをしなくなったことが免許がいらなくなった一番の理由なので、この先もマス釣りとかにはまらない限りは免許も不要になていくだろう。
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