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2021年4月18日 (日)

トカラ遠征2021③@マリンチャレンジャー号

マリンチャレンジャー号でのトカラ遠征初日の後半。我ら釣りバカ9人もとい、釣り師9名は鹿児島県の薩摩半島からはるか南西のトカラ列島の島々の沖にいた。
午前中からの釣りはポイントに入れば誰かが釣りまた次のポイントへ移動する、というような釣れ方だった。


昼を挟んでジギング王がカンパチを釣り上げたジグを真似してようやく一匹目のカンパチを手にした僕だったが、なんと根ががりでこの大切なジグを失ってしまい心が折れそうになりながらも竿をしゃくり続けていた。
強く吹きつけられる東風がしゃくり続けて温まる体を冷やしてくれる、暑くもなく寒くもないちょうど良い気候だった。
僕の右隣のオオトモでは先ほどまで大型カンパチを釣り上げて悠々とヨロコビのビールを飲んでいたジギング王が再び釣りを開始していた。
そしてそのジギング王の竿がまたまた大きく曲がる瞬間を僕の目は捉えていた。
どうしたらあんな大きいのが釣れるのか?と釣り方を真似しようと思ってチラ見していた一瞬の出来事だった。


ググググ!!!!と強く引き込む魚の引きに負けずと巻き上げるジギング王、ドラグが出される。でかい魚であることはすぐにわかった。
ところが、しばらくファイトしている間に様子が変わってきた。竿を締めこむような魚のファイトがなくなり魚の重さだけで竿が大きく曲がり、その重さにジギング王が悪戦苦闘しているではないか。
これはまずい、とピンとくる。ヒットした瞬間暴れてそのうち引かなくなるのは根魚のファイトの特徴だからだ。しかもこの魚は半端なく大きい様子。


Y店長もいつの間にかカメラを持ち近寄ってきている。
これはクエじゃないですかねえ、というY店長の声に僕の左側で釣りをしていた根魚王が反応した。
まちがいない、これは誰が見てもクエのファイトだ、それも相当でかいはず。



根魚王はなるべくファイトするジギング王の姿を見ないようにして釣り始めた。それはそうだろう。自分が狙っている魚を、全く狙っていないジギング王に釣られてしまったのだから。しかもこの構図は初めてではない。おととしこのマリンチャレンジャー号でトカラに来た時にはジギング王が同じように大きな土ホゼリを釣り上げていたのだ。
やがてジギング王の釣り糸がピンと貼られた状態で船から離れて行く。そしてその先に見えて来た巨体はやはり予想通り巨大なクエだった。
船長が大きなタモを持って来てすくい上げるとジギング王と握手した。
ジギング王も満足げだ。パッと見た感じでも15キロは超えているだろう。20キロ近いのかもしれない。
そんな巨大クエをなるべく見ないようにしている根魚王の姿が意地らしかった。
魚は船の前に持ってゆき写真撮影を始めていた。
Img_3874

根魚王にとってはショックな一匹だったに違いない。一度の遠征であれほど巨大なクエが何匹も上がることはそう滅多にはないからだ。
根魚を狙っていない僕ですら、やられてしまった、という虚無感で心が釣りから離れてしまったほどだったのだから。
オオトモに戻って来たジギング王は再びヨロコビのビールを悠々と飲み始めた。
今がチャンス。このヨロコビにジギング王が浸っている間にでかいのを釣り上げてギャフンとさせるしかないではないか。


船はポイントを移動しながらカンパチを狙っていく。
いくつ目かのポイントに入ってジグを落とす。水深130メートル。スルスルとリールから糸が出ていく。10メートル毎に色分けされた糸が出ていくのを見ながら着底が近いことを確認しつつジグを落とす。
トン、という感触が竿を通じて手元に感じるとともに糸が出るのが止まる。すかさずリールを巻いて糸フケを取りすぐにしゃくり始める。
心の中で、いち、に、さん、し、と数えながらしゃくると八まで行ったところで手元にグン!という気持ちのよう手応えが来た。
カンパチだ。根に潜り込まれないように素早く巻き上げる。大物のカンパチだとここでドラグを鳴らしてリールから糸を吐き出させるのだが、残念ながらこの魚はそこまで大きくなかった。
それでもカンパチ特有の、ググン、ググン!という引き込むようなファイトは気持ちがよい。



ファイトを楽しみながら、かつ油断はしないように慎重に糸を巻き、魚との間を詰める。
あがって来たのはお腹がボテボテのメタボカンパチだった。
大きさはそれ程ではないのだが太くてコンディションの良い魚に僕は満足した。

P4092581_20210416075901


僕のカンパチとほぼ同時に怪魚ハンターにも魚がかかっていた。
しかもこちらは僕のなど比にならないほどの大物のようだ。ドラグはなりっぱなし、糸はどんどん出てゆく。
声を出しながら大魚の引きと闘っていた怪魚ハンターだが無念にも糸を切られてしまった様子だった。




P4092585


さらにミヨシではY店長もヒットし、こちらはそれほどのサイズではなく上がったようだ。

P4092588


3時を回りさらに移動しながら釣りを続ける我ら9名。
いや、竿を握っていたのはこの時8名だった。バイク大好きさんが船酔いで竿を握れずにいたのだ。
船酔いをしない僕には理解できないのだが、ここトカラの波のうねり方は他所とはどうも違うようで、前回も一緒に来たバイク大好きさんは船酔いに悩まされていた。


とはいえ、バイク大好きさんは午前中にすごいのを掛けている。
その魚は一方的にリールから糸を引きづり出すだけ出してぶち切った。バイク大好きさんは両手で竿を持ちこらえながらごダルのなる音を機いく以外何もさせてもらえなかったのだ。


さて、そんなカンパチオンパレードのトカラで怪魚ハンターが美味しい魚を釣り上げてくれて盛り上がる。
いい型のハガツオだ。釣り上げた本人の許諾もないままにこれはいい酒のツマミができた!と呑兵衛釣り師たちは大喜びする。
ハガツオといっても釣りをなさらない方にはピンとこないだろうが、このカツオ釣れる数も少ない上に鮮度が落ちるのが速いためか市場には滅多に出回らない釣り師のための魚といっていいような魚で、味はカツオよりもマグロに近いようなモチモチとした油の乗った赤味がうまい。
Img_3879


うーむ、たった1時間の出来事のためにこんなに行数を使ってしまった。
いくら書いても値段は変わらぬブログの世界ではあるが、読む方が辛かろう、と読者の皆様にも配慮してこの先は少しスピードアップすることにする。


次にでかいのを釣り上げたのはひとり関西から参加のFさん。
ミヨシで釣りしていたので良く見ていなかったのだが五分近いファイトの末に上がってきた大物だった。
Img_3886


次に続いたのはここまであまり出番のなかったAさん。
アンチョビット・シャープ330グラムのムロアジカラーでカンパチをキャッチ。

Img_3897


次に来たのはようやく船酔いを克服して釣り始めたバイク大好きさんが始めた、と思ったらすぐに魚をかけた。
しかもなかなかのサイズの様子。
Img_3898


ファイト中は船酔いも忘れるようだが、魚を手にしたバイク大好きさんの顔色はイマイチすぐれない。


Img_3903

次のポイントでまたまた魚をかけたAさん。ジグは先ほどと同じアンチョビット・シャープ330グラムのムロアジカラー。
これを見たY店長がイマイチ釣れていなかった僕に、ムロアジカラーがいいですよ、と伝えてくれたので僕もジグの色をイチゴミルクからムロアジに変えたのだがさっぱり釣れず。


Img_3908


バイク大好きさんは絶好調!すぐに二匹目。これもでかい!と思ったら。


Img_3910


ファイトの途中でグググン!と引き込まれた結果がこれだった。
一口でサメに胴体から下を全部持って行かれてしまったのだ。一体どんなサイズのサメが食らい付いたんだろう。


Img_3914


17時を回りあたりが少しこ楽なり始めた頃ミヨシで釣りしていたオサムシ君が何やら大物をかけたようで騒いでいる。
何事かと思ったら大物カンパチではなくこの日船中二匹目のクエを釣り上げていた。サイズもそこそこ良い。


Img_3918



船長から、もう少しやったら昼の部の釣りはやめて今晩の宿営地に移動します、とアナウンスを聞きながらジグを落としていた僕のジグが底に着いた途端にグン!とアタル。やったこっちもクエか!そこそこ重いぞ、とぬか喜びしながら糸を巻き巻きしてきたら、なんとアカハタモドキだった。



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アカハタモドキという魚はアカハタに似ているが生息域は狭く、僕は小笠原でしか見たことがなく、引率のY店長もそれ以外では南大東島で見たくらいなのでとても珍しいと喜んでいた。しかもサイズもこの魚としてはデカく家に帰って測ったら47センチあった。
日本記録を調べて見たら48.9センチということだったのでいい線いっていたということになる。


さてこの一匹を持って初日昼の部の釣りは終了し、ここから宿営地の島影まで3時間ほど走るという。

朝の9時過ぎから夕方5時半までのおよそ10時間、ここに書いた以外にもたくさんのカンパチが釣れたが本来のトカラの釣れ方ではなかった。
一昨年は全員同時にヒットすることが何度もあるなどもっと爆発力があったのだ。
Img_7876



Img_3930
船が走り始めると、先ほどまであんなに元気にカンパチと闘っていたバイク大好きさんがテーブルにうつぶして苦しそうにしていた。
僕もこの後キャビン奥の自分のベッドに入り込んでしばらく眠ることにした。



写真協力:Ebb&Flow
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
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