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2021年5月

2021年5月29日 (土)

enocafe Tシャツを作ってみた

今から丁度5年前、僕は釣りの遠征であの有名船サンライズ新海に乗って男女群島に向かっていた。

空は快晴、海はべた凪で船は滑るように五島列島のあたりを走っていた。

ここから男女群島まではまだ時間がたっぷりある、釣りの支度は終えているし話題もそろそろ尽きてくるし、という頃合いにふと思いついた。

「船長、コーヒー淹れてもいい?」と船長に聞くと「いいですよ」と快い返事。

それじゃあ、一丁気合を入れて特上の自家焙煎コーヒーを淹れちゃおう、揺れる船の中でコーヒーを淹れたのがエノカフェの始まりでした。

元々は翌朝に目覚ましがわりに淹れようと思っていたのだが海の上を走りながらのコーヒーは最高だった。

そこからこの快感がすっかりクセになって、全国の行き先行き先で船長に無理を言っては船の上や船宿でコーヒーを淹れさせていただいてなんと早5年。

なんか一区切りつけておきたいな、と思った時に思いついた。

Tシャツを作ろう!

一昨年に爆釣Tシャツというのを作ったのでノウハウはある。問題はデザイン、ということで知人のデザイナの兎夢さんに相談したところ快諾してくださった。

 

そして出来上がってきたのがこのTシャツ

 

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背中のデザイン
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胸のデザインです。

絵柄を大きくするとこんな感じ。

Gt1c_gg

どうですか?なかなかイイでしょう?

釣り師じゃなくても似合うような感じ。

 

デザインが決まったので今度はルアーショップEbb&Flowさんに話を持っていき売ってくれませんか?
と相談したら限定受注販売なら売りますとお返事いただいたので飛び上がって喜ぶ。

せっかく作ったので本ブログの読者の方にも見せびらかして、あわよくば買ってもらっちゃおうかな、という話です。

ちなみにカラーはブラック、ジャパンブルー(サッカーの日本代表ユニフォームの色ね)、パープル、サックス、オレンジ、バーガンディの6色

生地は厚手の綿です。

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ブラック

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ジャパンブルー

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パープル

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サックス

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オレンジ
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バーガンディ

 

 

サイズはジャパンサイズのS~XXXL

お値段は税込3300円(XXL,XXXLは税込3500円)

注文期間は6月10日までと短期間ですので、もしも欲しいと思った急いでEbb&Flowさんに連絡を!(笑)

注文はすでに始まっております。

 

納期はどのくらいの方が注文してくださるのか分からないので、締め切り後にEbb&Flowのブログと本ブログでもおしらせしますが

注文はEbb&Flowさんでのみの受付ですのでよろしくお願いいたします。遠方の方は送料が別途かかると思いますが詳しくはEbb&Flowさんへお願いしますね。

 

なんか宣伝になっちゃいましたが、遊びでやっているので遊び心のわかっていただける皆さんに着ていただけたらいいなあ。

それでは皆様よろしくお願いいたしますね。

 

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です ©️enos1091 All rights reserve

2021年5月25日 (火)

エノカフェ・ヨセミヤ五号艇店2021

美味しいコーヒーというのはココロに安らぎを与えてくれるだけでなく血行を良くしてくれたりと体にもいい。

コーヒーを美味しく飲むための条件は三つ、煎りたて、挽きたて、淹れたてだ。

蕎麦でいうところの挽きたて、打ちたて、茹でたてというやつね。

この三条件が揃えばコーヒーは美味しいに決まっているわけなのだけれど、さらにこれより美味しいコーヒーをという事になると生豆のクウォリティ、コーヒーを飲む環境が大切になってくる。

美味しいコーヒー五箇条とでも言おうか。

 

コーヒー豆の生豆の価格というのはピンキリで1キロ数百円のものから数万円のものまであるのだが、美味しいコーヒーを飲みたいからといってキロ数万円のコーヒーを日常的に飲めるのはどこかかの富豪の人たちに任せて、こちとら庶民は適当な値段のもので美味しいものに落とし所をつけなければならない。

仮に一人当たりが一月に飲むコーヒー量を1キロくらいとしたならば、せいぜい出せても二、三千円というところか?現実にはそのくらい出せば焙煎後の価格としては1万円近くなるので十分贅沢なコーヒーといえよう。我がエノカフェの取り扱うコーヒーも高くてそのくらいの価格の物だ。

そういう意味ではなま豆価格の選択としては美味しいコーヒーの条件を満たしているといえよう。

そして最後の大切な条件、コーヒーを飲む環境、これが重要だ。

 

一般的にはお家でのむ朝のモーニングコーヒー、オフィスで一息、ご家庭で一息いれる時のコーヒーブレイク、ランチ、ディナーの後の食後のコーヒーなどであろうが、一般的にはこれらは皆建物の中、壁に囲まれている環境ということになる。

しかしご飯もそうだが、家の中より外で食べたり飲んだりした方がコーヒーもまた圧倒的に美味しく感じる。

BBQなどその良い例で、たいした肉や野菜でなくても外で焼いてビールを飲んだら果てしなくウマイ。ビヤガーデンも同じ理屈か。

そこのあたりをよ〜くご存じのヨーロッパの方々はカフェでコーヒーを飲むときには外のテーブルをお選びになる。

アウトドアをやる人でコーヒー好きが多いのも外で飲むコーヒーが美味しいのをよ〜くご存じなのだと思う。

 

そんな風に美味しいコーヒーの飲み方まで含め僕なりにトータルに追求していった結果の一つが遊漁船の上で、煎りたて、挽きたて、淹れたてのコーヒーを無理やり飲ませるエノカフェということだ。

 

前置きが長くなったが、そんなエノカフェを日本のリゾート人気第一位間違いなしの沖縄の海の上でやってきたというお話なのであります。

 

 

今回の遠征釣行はルアーショップ、エブアンドフローさん主催の沖縄ヨセミヤGTツアーであります。

もちろん新型コロナに対する対策は万全を期してのツアーであります。

夕方那覇空港に到着したのちはホテルへ直行し、食事などの外出は避けて近所のスーパーで素早く買い物をしホテルの部屋で一人モソモソと夕食を済ます。

翌朝は6時半にお迎えの車に乗って港へ直行し船に乗ってしまえば、もうどこにも密は無し。

船上でもソーシャルディスタンシングを保持しながらの釣りでありますし、なんたって行き先が無人島なのでありますから密になりようがない。


行き先は秘境ともいわれる無人島。人がいないので当然魚も良く釣れるわけですが、それだけではなく自然が濃い。

幸い天気にも恵まれて空は青く広がり海は美しく澄みわたる、そんな最高の条件でのエノカフェでした。

 

まずは二日目の朝、まだ薄暗い空の下、ギンバルにコーヒーミルを差し込んで固定しゴリゴリコーヒー豆を挽く姿はおバカそのものなのでありますが、美味しいコーヒーを求めるにはこういう試練も必要になるんです。

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この日のお豆はホンジュラス、深いコクが印象的な豆であります。

これをいつものように5杯分の豆をひいて4人分のコーヒーを淹れる。濃いめが我がエノカフェのモットーなのでありますね。

どこかのたっぷり薄々コーヒーなんかとはワケが違う。ガッチリ濃いめのウマウマコーヒーなのであります。

 

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淹れたコーヒーをまずは船長に飲ませて、もとい、テイスティングしていただく。毒味じゃないよね?とお茶目な船長が一同を朝から笑わせてくれた。

オーケーが出たところで皆さんにも注ぐ。人数が多いので少しづつ注いで、コーヒーを二度淹れた。

我らの乗った第五ヨセミヤ丸はキッチンが広くて作業がしやすく快適だった。

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夜明けの海の上、片舷は見渡す限りの大海原、片舷は原生の島、風の音しか聞こえない中で飲むコーヒーの味はたまらなく心にもは体にも染み込む。

昨日半日キャスティングをして疲れた体も、この一杯で今日一日頑張れる気がしてくる。

何よりも朝からみんなが笑顔になれるのが心地よい。

 

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ところが残念ながら前夜2時過ぎまで夜遊びをしていたY店長だけは起きて来なかった。毎度のことでこの人は朝に弱いしコーヒーもブラックで飲めないしエノカフェ的には申し訳ないけれど戦力外なのだ。

 

こんな始まり方をしたこの日は、爆釣といても良い五流しのGT連続ヒット&キャッチという素晴らしい釣果で終わった。

 

次のエノカフェは翌朝、遠征三日目

この日は風が強くなってきたので無人島から前日午後のうちに沖縄本島にほど近い伊平屋島の島影で行う。

 

沖縄の朝は関東に比べると西に位置するので明るくなるのが遅い。

午前5時を過ぎてようやく明るくなってくる。

昨日は朝食前の食前コーヒーだったがこの日は食後のコーヒーを淹れた。

豆はグアテマラ。微かな酸味とコクのバランスが素晴らしい。

船べりに腰掛けてゆっくりコーヒーを飲む。

中にはさっさとコーヒーを飲んで早くもギンバルを腰に巻いて釣りの体制に入っている者もいた。

この日の釣りは強まる風を避けながらの釣りとなりポイントも限られたので苦戦を強いられた。

結果はワンバイトでラインブレイクという残念な結果となったが海も空も美しかったし、船で食べた飯もうまかったので良しとしよう。

 

船ぬ上でコーヒーを飲んで喜んでいるなんてバカに見えるかもしれないが、こういう小さな幸せこそが人生における本当のシアワセなのかもしれないのだ。

 

これからもエノカフェはシアワセを追い求めて続くのであります。


ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です ©️enos1091 All rights reserve

 

2021年5月23日 (日)

沖縄GT船中泊遠征⑥@ヨセミヤ五号艇

ヨセミヤ丸五号艇での沖縄無人島船中泊の二日目午前中は怒涛のGTラッシュが続いたが昼を過ぎてGTの活性も落ちたのかポイントを移動した。

 

移動した先は前日に無人島に着いて最初に攻めたポイント。

ここも出そうな場所だ。

キャスティング組は一人だけまだGTを釣り上げていないSさん、Hさん、Kさん、そして最近は水深100m以浅ではしゃくらないでひたすらキャスティングをするジギング王の4名。

 

僕と根魚王は根魚狙いをしY店長は時折合間を見て投げる程度だった。

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一時間ほど流したがヒットはなかった。この日は午後から南風が強くなる予報が出ていたので3時頃までには無人島を後にして沖縄本島方面に戻らねばならなかった。

2時過ぎまで流し返し、小移動を繰り返したがGTのバイトは無く移動する前に昼食をとることになる。

お昼はうどんだった。

海の上で食べるうどんは最高だ。太陽に照らされ気持ちがいいのでビールもいただく。

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食後は再びキャスティングするもGTの反応はなくスイカを食べて気を取り直してから移動となり三時間の移動。

 

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僕は二階のデッキに登ってビール片手に水着一丁で横たわりリゾート気分を満喫する。

一時間ほど走る船の風に当たりそのあとは下に降りてベッドで寝た。酔っ払ったのだ。

眼が覚めると午後4時を回っていた。時折スマホに電波が入る。人の住む島が近づいている。

さらに一時間ほど走って島の近くのポイントについた。

太陽は西の空にあるが日没までにはまだ時間がありそうだ。

斜め正面から太陽を受けて一同キャスティングを始める。

 

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潮の流れは速く遠くに見えた岩礁があっという間に目の前まで迫り来るほどだった。

岩礁ぎわのいい場所でSさんにバイトがあるが乗らなかったようだ。

 

船は次の瀬に向かい小移動し再びキャストする。

西日がジリジリと焼き付けてくる。さすが南国の太陽だ、パワーが違う。

 

川のように流れる潮の早い海を何度も流し返し、日没直前までキャストを繰り返したがGTは釣れなかった。

GTとの勝負は明日の最終日に持ち越しとなる。

 

二日目の夜も島影に船を投錨しての船中泊だ。

この日の夕食は贅沢なうな丼。しかも食べ放題。

大鍋いっぱいに横たわるウナギを見たら思わず逆上して大量のウナギを丼に盛り付けタレと山椒をかけてワシワシ食う。

こんなに大量のウナギを口にしたのは多分前回このヨセミヤ船中泊二来た四年前以来のことだと思う。

口いっぱいに広がるウナギの食感と旨味にナミダぐみそうなほど幸せを感じた。

 

そしてこの夜も食事が終わると夜釣りの時間だ。

昨夜は不発だった僕は作戦を変えて本格大物狙いに走りジギングをしたが獲物なく10時頃まで遊んで寝ることにした。

 

最終日は本当に戻りながらGTポイントを狙っていくことになる。

とりわけ朝イチの朝まずめはとても大事な時間帯となるので、さらなる一本を狙う一同は早めに寝ていた。

 

翌朝は5時に起きた。

まだ暗い、夜明けの海を見ながらゆっくりと釣りの支度をした。

 

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やがてみんなが起きて来て朝食をとった後にエノカフェをこの日も開く。

コーヒーを飲んで体が目覚めたところで船は動き出し、今日最初のポイントに向かう。それは昨日最後に流した場所だ。

 

ポイントに着くと今日も潮が速かった。流れる方向は違ったが船はぐんぐん流されていく。

最終日になって僕はようやく新しい竿にも慣れてうまくキャスティングができるようになっていた。遅いんだよ。

 

投げてはリトリーブ、そしてまた投げる。繰り返すもののなかなかGTはでない。雰囲気は十分あったのだが一時間ちょっとやったが出なかったのでポイントを移動する。

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そこからは島の周りのリーフの外側を狙い船は流して行った。

二階のデッキに上がると海の底まで見えるし魚がルアーを追うのもよく見える。

二回移動したあたりでSさんのルアーに何かが追っている。追ってる追ってる!と船長。魚はしばらく追ってから反転したがすぐに別な魚が追ってバイトしそうになったが寸前のところで見切っていくのがよく見えた。

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魚が意外とルアーをじっくり見たり、一瞬で判断したりする様子がよく見えて楽しいのだが、Sさん的にはそのままバイトして欲しかったろう。

 

そんな風にリーフの外側を移動しながら島を半周したポイントでSさんにヒット!ついに来た!しかもデカそうだ!

胴の間で根魚釣りをしていた僕からはその様子がよく見えた。

竿は一直線に引き込まれ魚は針にしっかりかかっているのが分かる。浅いポイントなので糸を出されるのは禁物だ。

Sさんもそこはわかっていてすぐにファイトに入っていた。次の瞬間糸のテンションがなくなり糸が空中に舞う。

切れた?ゼイゴか?船長が叫ぶ。ゼイゴというのは皆さんも生のアジをご覧になて知っているだろう。アジの腹から尻尾にかけてキザキザした部位があるのを。それが同じアジ科のGTにもある、しかもそれは強力にごっつくて硬く、うっかり手で触れると手が切れてしまうほどの物なのだ。そこに釣り糸が擦れたらひとたまりもない。

 

実際にゼイゴに当たったかどうかは見えなかったがSさんの糸は無残にも切られてしまった。

さらに同じポイントを流し直したが二度目のバイトはなかった。

風がさらに強まり時間も迫ってきたので大移動することになった。

 

一時間ほど走り沖縄本島にほど近い伊江島の風影に船は止まり投錨された。

船長が風が強くて危険なのでもう釣りは無理、釣り終了の宣言とともに昼食をとる。

Sさんはここでも一人投げていた。諦め切れなかったのだろう。同じ釣り師として気持ちは痛いほどよく分かる。

 

分かりながらも昼メシのハヤシライスがこれまた美味しいのでお代わりしてワシワシ食ってしまった。

 

食事が終わると那覇港に向かって船は走り始めた。

海は波が高くなり船は何度も波に叩かれながら二時間近くかかって港に帰る。

天候の都合で早めに帰ってきたので片付けの時間には余裕があったが、照りつける日差しが強く日向で作業するのが辛いほどだった。

 

荷物を片付けながら三日間を振り返る。

風邪には泣かされたもののなんとか無人島まで行くことができたしGTも釣れた。食事も夜釣りも楽しかったし何と言っても同行の釣り師一同が最高だった。

共に喜び、悔しがり、よく飲みよく笑った。こんな楽しい遠征ができたのも船長の腕とヨセミヤ丸のホスタピリティの素晴らしさが成せるものだろう。

 

空港まで送っていただき、船長と固く握手。来年の再会を誓って別れた。




写真協力:Ebb&Flow
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
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2021年5月22日 (土)

沖縄GT船中泊遠征⑤@ヨセミヤ五号艇

沖縄GT船中泊遠征の二日目はGTの連続ヒットで船上は興奮状態にあった。

次行こう!という船長の言葉にまだ釣り上げていない釣り師の皆さんに気合が入る。

船はゆっくり回り込んで同じポイントを流し返した。

 

3度目の流しが始まり釣り師一同がキャスティングを開始する。

根魚王とこの日最初にGTを釣り上げてヨロコビのビールも飲み終えた僕は根魚狙いをした。

ジギング王もヨロコビのビールを飲みながら疲れた体を休めていた。

 

エンジンを切った船は静かに風に流されてポイントに入っていく。

海風の音と波の音のみの世界、自然を満喫していた。

そこにまたまた出た〜!というツグミ船長の声。

ミヨシの方で誰かに出たらしい。

ヒット!ヒット!という声が聞こえる。

ショーゴくんが持っていたビデオカメラを奪い取ってミヨシに向かって歩いていくと僕と同じピンク色のTシャツを着ていたHさんがファイトしている。

 

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昨日の40キロオーバーに続いて二匹目のヒットはすごい。

ファイトもソツなく、主導権を握って魚を船の後ろに回しこんで無事ランディングする。

イェーイ!と歓声が上がりみんなと握手する。

 

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計測するとこれもまた30キロ近いGTだった。みんな僕のGTよりデカイのが悔しい。

写真を撮りリリースするとまた、次いこ!とツグミ船長の声。

 

またまたゆっくり回り込んで同じポイントを流し直す。

 

僕、ジギング王、Hさんと釣れた三人が投げなくなったので船の後ろののデッキが誰も投げなくなった。

すると、まさかの根魚王がキャスティングを始めた。

とは言っても根魚王も根魚専門に狙う前は立派な巨大魚ハンターで、クロマグロ78キロ、ヒラマサ10数キロ、GTも過去にたくさん釣っている強者だ。いわば大物に飽きてしまって根魚狙いになったと言っても良いだろう。

そんな根魚王が唯一一本だけ持ってきたキャスティングロッドに過去に実績の高いポッパーをつけて投げ始めた。

胴の間からその姿を見た僕は、何かビビッと感じるものがあった。これは根魚王が釣っちゃうかも、と思ったのだ。

 

そう思いながらも自分は根魚釣りに専念していたのだがその時、出た〜!ヒット!とまたまた船長の雄叫び。

ん?と船の後ろを見ると根魚王がファイトしているではないか。また予感が当たってしまった。自分でも気味悪い。

根魚王のGTファイトは初めて見た、そりゃそうだキャスティングを見るのも初めてだったのだから。

 

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久しぶりのGTファイトにも根魚王は手慣れたもので危なげなく魚を寄せてきた。

僕はまたまたビデオカメラを手にしてその一部始終を撮影していた。

 

魚が船に挙げられ素早く計測するとこれも僕のより大きかった。

すぐに写真の撮影に入ったのだが、GTを膝に乗せる根魚王の姿には何か違和感を感じて可笑しくなった。

本人も冗談混じりに、GTかよ!コクハンアラならいいのに!などと言っていた。

 

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根魚王は一体何回投げたのだろう?恐らく20投もしていないのではないか?なんという効率的なGT釣りだ!昨日から投げ続けてようやく釣ったらの釣り師にとっては腹立たしいくらい簡単にGTを釣ってしまったのだから根魚王も笑いが止まらなかった。

 

リリースしてまたまた同じポイントを流し直す。それにしてもすごい場所だ。流し変える度にGTが釣れる、しかし同時ヒットがないのが不思議ではあった。

 

さてこうなると残された釣り師であるSさんと初めてGT釣りに参加したKさんの心中は穏やかでない。

KさんもSさんもこれまでも何度かバイトがあったのだが逃しているから余計に悔しいだろうしプレッシャーもかかる。

そんな心中を他の一同は気遣いながら釣りは続いた。

早く全員キャッチしてみんなで喜びたかったのだ。

 

しばらく静かな時間が続いた。海風が心地よい。僕はTシャツを脱いで上半身を日焼けさせようと裸で釣りをしていた。

梅雨の合間の強い日差しがジリジリを体を照らす。そんな体を心地よい海風が癒してくれる。

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一人リゾート気分でのんびりしているとまたまた船長の雄叫びが上がる!

今度は誰だ?とミヨシを覗き込むとGT初めてのKさんに来ていた。

横にいたSさんがすぐに横に入りフォローする。Y店長が駆けつけてファイトのアドバイスをする。

初めてGTをかけたKさんのファイトはぎこちなかった、というよりも本人が想像していた以上にGTの引きが強く翻弄されてしまったらしい。

 

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ミヨシで右に左に引き回されながらもなんとか根は切り主導権を取った。上がって来たGTはデカイ。

タモに入るとぱっと見でも30キロは悠にあった。


タモに入れたまま船尾へ運んで船に上げられたGTはやはりデカかった。

計測すると30キロをはるかに超えていた。

初めて釣り上げたGTが30キロオーバーなんてなんて幸せなんだろう、と本人の方を見たら、へとへとに疲れてそれどころではない様子だ。

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みんなにあれこれ指導されながらGTを膝に乗せて写真を撮る。

リリースも無事に終わりまたまた船上は歓声に包まれた。

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残るはSさんとY店長のみ。しかし、ここでY店長に釣らせるとみんなより遥かに大きなGTを釣り上げて場の雰囲気を台無しにするに違いない、と僕が冗談交じりに声をあげた。

Y店長もSさんに釣って欲しかったに違いない。竿を持つことはしなかった。

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船長の、次いこ!という声でさらに流し変えたが潮の流れが変わったのか、太陽が高く上がりすぎたのか魚の活性は少しずつ落ちていた。

12時近くまで同じポイントを流したが結局SさんにはGTが来ず別のポイントに移動した。

 

 

写真協力:Ebb&Flow
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2021年5月21日 (金)

沖縄GT船中泊遠征④@ヨセミヤ五号艇

船中泊遠征の二日目の釣りが始まった。

 

この日の朝一は昨日40キロのGTが釣れた沖の瀬に行く。

朝まずめのいい時間だ、僕も迷わずルアーを投げる。

 

昨日はなかなか慣れなかった新しい竿がだいぶ慣れて来たのとライントラブルをしっかり直した事もあっていい感じでキャスティングできる。

天気は薄雲はあるものの空は高い、朝の空気の中で思い切りキャスティングするのは気持ちいい。

何よりも魚が出そうな雰囲気がプンプンするところがたまらない。

 

根魚王とY店長以外の五人がキャスティングを繰り返す。

今にもGTが大しぶきを上げて出そうなのだがなかなか出なかった。

 

何度か流し変えて1時間ほど投げたところで僕は釣りを変えてジギングに変更した。

体力温存と、魚を釣って気分を上げたかったのだ。

それに、さっきから根魚王が魚を連発していて落ち着かない。

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ジギングを始めるとすぐに何かがヒットした。

最初はググ!と引いたのだがあとは重いだけ。なんだろう?まあ、こういう時にいい魚は上がってこないものだと期待せずに巻いてきたら上がってきたのはアオヤガラだった。アカヤガラかと思うほど体色は赤みを帯びていたが船長がアオヤガラだと教えてくれた。赤は美味しいからキープするところなのだけれど、アオヤガラは今ひとつなのでリリースする。

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さらにバラハタのおチビちゃんを釣ったところでポイントを大きく移動することになった。

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時計は午前9時を回っていた。

移動後は再び投げる。

このポイントもかつて大物が釣れた記憶があるし、潮も動いていていかにも釣れそうだった。

新しい竿でポッパーを投げたあとルアーをペンシルに替える。カーペンターの舞姫だ。

このルアーは僕には相性が良く、掛こそしなかったもののヒラマサを何度も出している実績がある。

このルアーを投げ始めた時、なんとなく自分がファイトする姿が脳裏に浮かんだ。

 

船の後ろで一緒に投げていたのはジギング王。二人で投げるのだが、キャスティングの下手くそな僕のルアーはジギング王の2〜30m手前で落ちる。

相変わらず下手だなあオレ、と思いながらルアーにアクションをつけていたら突然水面が爆発した。

出た!と思わず声が出る。手元にはグイグイという心地よい重い手応え。

脇挟みで、とY店長のアドバイスに従う。

7キロに設定しておいたドラグが鳴って糸が出る。水深はさほど無いので魚に主導権を与えると根ズレで切られる。

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ギンバルにしましょう、少しずつでいいから巻いて!というY店長の声に従い、竿を立ててギンバルにさし少しずつ糸を巻き魚との間を詰める。

ギンバルに竿を収めると魚の重さがずっしりと体全体に感じる。

まあまあサイズかな?と思いながら少しずつ、ジリジリと巻いて間を詰める。どうやら底は切っているようだ。あとは巻いて上げるだけ。

 

やがてギラ、と魚が見えてきた。GTとしてはそれほど大きくなさそうだがこの瞬間は嬉しい。

危なげなく魚は浮いてきて船長のタモの収まりデッキに持ち上げられた。

 

やった!GTが釣れた!これを釣りに来たんだ!と喜びが爆発する。

重さを測ったら22キロ。さほど大きくは無いが僕には十分嬉しいサイズだった。サイズよりも何よりもGTを釣れたこと自体がとても嬉しかった。

 

ジギング王のドカットに座りGTを膝に乗せて写真を撮る。

思わずジギング王に向かい、先に釣っちゃってごめんなさい、と憎まれ口を履いてしまった。

 

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写真撮影が終わるとすぐにリリース。22キロでもぼくには重かった。ヨタヨタ持ち上げながらなんとか無事リリースする、左官も元気よく海に帰って行った。

大声を上げてガッツポーズしみんなと握手を交わす。このヨロコビの瞬間のためにGT釣りをしているようなものだ。

そしてヨロコビのビールをプシュッと開けてぐびぐび飲む。

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海は青く空は広い、幸せの絶頂に達する。

 

ビールを飲むぼくの前ではジギング王が悔しそうにキャスティングを再開していた。

ジギング王はルアーをぼくと同じ舞姫に替え竿も同じカーペンターのものにしていた。これで釣れないわけがない。となんとなく感じていた。

船は流し直し、釣れたのと同じポイントを流れる。

先ほどヒットしたあたりに差し掛かったところでジギング王がルアーを引いていた海面が大爆発する。

ジジジ!とドラグが鳴り糸が出される。デカイ!目の前での出来事を全部見ていた。その魚はぼくのGTよりはるかにデカイと思った。

最初のツッコミをかわしたジギング王は魚との間を詰めるのだが、魚はかなり大きいらしく時折ジギング王が引き込まれそうになった。

魚が横に引いていったのに合わせてジギング王も船の上を移動して行く。後ろから前へ、ミヨシでカタが付くかと思ったら時計回りに再び船尾まで戻ってきた。魚がでかいのである。

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ようやく魚も根負けしてたもの収まった。

船にあげようとするが重くて上がらない。ツグミ船長が、だれか手伝って!と叫び若手が一緒に引き上げる。

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船に上がった魚はぼくのGTよりはるかに大きかった。ふた回り、いやもっとデカイ。

重さを計ったら35キロを超えていた。ジギング王の自己記録だそうだ。

 

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嬉しそうにGTを膝に乗せて写真を撮るジギング王の姿を見てぼくも嬉しかった。

先に釣っているとこういう喜びを素直に共有できる。まだ釣れていないと悔しさも同時にこみ上げてくるものだ。

 

無事リリースするとジギング王もヨロコビのビールを開けた。

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次行くよ!と船長の声。また同じところを流す。さあ、次は誰だ。まだまだ釣れる予感がする。

船の上は興奮に包まれていた。海は凪、GTは次々と出る、最高の釣り日和じゃないか!さあ次は誰だ!

 

 

写真協力:Ebb&Flow
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2021年5月20日 (木)

沖縄GT船中泊遠征③@ヨセミヤ五号艇

船中泊遠征に夜が来た。

暗くなると船の後ろには集魚灯が点灯されてここに魚が集まる。

最初にプランクトンが集まり、それを狙う小魚、アオリイカ、トビウオ、ギンガメアジ、イソマグロ、と船の周りで凝縮された食物連鎖が始まると夜釣りの時間になるのだが、8時近くなっても空は薄明るかった。

 

まずはシャワーを浴びて汗を流しさっぱりする。その間に夕食の準備が進んでいた。今回の遠征のクルーであるショーゴくんがテキパキと動いてくれた。

船長が何かミュージックはないの?という。ブルートゥースで接続するオーディオがありスマホの音源を流せるのだ。
僕はハイハイ、クラシックから、ジャズ、歌謡曲までなんでもあります、というと、じゃあジャズで、と船長。

ところがしばらくジャズを流していたらやっぱり歌謡曲がいい、というので昭和歌謡曲のプレイリストを流すと釣り師一同も古い曲をきいて知ってるだの懐かしいだのそれぞれの反応を始めたのでよかった。

 

夕食は毎度おなじみの BBQ。前菜に生ハムチーズ、枝豆、その他が並びビールでカンパしてつまんでいると分厚いステーキとハンバーグが焼かれて並べられる。

安物ワインを一本買って来た僕は普段家では滅多に食べないステーキとハンバーグに舌鼓を打ちながらワインをグイグイ飲んで酔っ払った。古い歌謡曲が妙に心に響いた。

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竿を持ち出した根魚王がイカを狙っている。アタリがあったようで回収したエギに千切れたイカの足がついて来たのを見ると僕もエギを取り出してライトタックルに結び落とした。

 

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ところがエギが軽すぎて底が取れない。ぼやいていたらY店長がタングステンの錘を貸してくれた。これでそこは取れる。

しばらくやったがアタラない。根魚王もあたちが遠のいたと言っているので僕は釣りをやめて再びワインとハンバーグに向かう。

食べる、飲む、寝る、以外の時間は釣り、というのが船中泊の最も楽しいところだ。

 

次第に潮が動きトビウオが跳ね始めたところでY店長が竿を出したと思ったらすぐにギンガメアジを釣った。

するとそれまで食べる方にいた一同が一斉に釣る方に移動する。

普段は食後はすぐに寝てしまうジギング王までが珍しく竿を手にし、一瞬ではあったが夜釣りをしていた。

 

時々ギンガメアジがヒットし楽しい夜釣りだったが、僕はベイトタックルで無理やりエギを流したのがマズかった。リールがバッククラッシュして釣りにならなくなり明日に向けてそれを直す羽目になる。

明かりの下でリールをいじっていると根魚王の来たー!という声。

エギの竿が大きく曲がっている。すぐに近寄ると白いカタマリが見えて来た。思わずデカイ!と大声を上げタモを取りに行く。

上がって来たのは大きなイカだった。二、三キロはありそうでウツロな目をしてこっちを睨んでいるその表情はなんだか太々しくヤクザの親分のようだった。

しばらくこのイカで盛り上がりさらに酒を飲む。

 

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時間は11時を回ると釣り師のみなさんも寝る人が出て来てまばらになってくる。

僕はジグをシャクってイソマグロを狙ったがダメだったので12時前に寝ることにしたが、まだまだその後も何人かが釣りをしていたようだった。

 

こうして楽しい船中泊の夜は更けて行った。

 

 

翌朝、5時過ぎに目が覚めたがまだ外は暗いのでベッドで寝転んでいたらジギング王が起きて行ったので、僕も起きてコーヒーを淹れることにした。

 

起きて来たショーゴくんにお湯を沸かしていいか了解をとって湯を沸かす。

エプロンとギンバルをつけているところにツグミ船長が出て来て、何すんのそれ?と聞くのでギンバルにコーヒーミルを差し込んで固定しコーヒー豆を挽くのを見せたら爆笑していた。

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みんな起きて来たのでコーヒーを淹れて飲んでいただく。

 

水平線に太陽が上がって来て美しい朝の光景が視界いっぱいに広がる。

 

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船長と一緒に写真を撮って朝から笑いが耐えない。

 

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今日もいい釣りになるといいなあ、朝食のホットドッグをいただきながら期待に胸が膨らむのであった。

 

 

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2021年5月19日 (水)

沖縄GT船中泊遠征②@ヨセミヤ五号艇

沖縄那覇港のヨセミヤ丸五号艇での無人島へのGTフィッシング初日、那覇から6時間かけて無人島に到着すると船は静かに最初のポイントに入って行った。

僕はやる気満々でミヨシに立ちキャスティングでGTを狙う。

最初に選んだルアーはトーマスサクラというペンシルベイト。釣り仲間のハット君がいつもこのルアーででかいGTを釣り上げるのを見ていたので同じものを選んだ。

隣には今回初遠征のHさん、そしてさらに隣にSさんと並びキャスティングを始める。

 

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船は少しずつ島に近寄りながら流し変えポイントを移動していくがなかなかバイトやチェイスがない。

潮はいい感じで流れており雰囲気は良かったのだが、なかなか魚からの反応はなかった。

 

繰り返し投げているとすぐにヒット!の声が胴の間から聞こえる。根魚王だ。開始早々に何やら根魚を釣り上げてキャスティングをしている僕に、こっちに来て根魚釣りやったら?と無言のプレッシャーをかける。

 

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心は一瞬根魚に向いたのだがこの日の僕は釣りの計画を自分なりに立てていた。

到着したらまず1時間は投げて様子を見る。そこで釣れなければ根魚釣りで体を休めて夕まずめのキャスティングに体力を温存するという作戦だ。

とにかく1時間は投げ続けてみた。そしてどうもイマイチの状況なので根魚狙いに変えてライトなロッドを手にする。

ジグはお得意のゴビアスブルスリムというジグ。これを使えば釣れない気がしないというほど信頼しているジグで、使ったものもこれまで何匹もの根魚を釣り上げて歯型がたくさん付いているジグだった。

ところがこのジグを二投目で根掛かりして失ってしまった。リーダーまで失い気持ちが消沈する。根掛かりはジグを失うというダメージのみならず海を汚してしまうことにもなるので気持ちが落ちるのだった。


その横では根魚王がコンスタントに魚を釣り上げている。実力が違うんだな、と差を見せつけられる。

 

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仕方なくリーダーを結び直して、新品のブルスリムをつけて落とし先ほどの根掛かりのリベンジをしようとしたのだが、なんと在ろう事かまたまた根掛かりでジグを失う。

この根がかり二連発には少なからずダメージを受けた。しかし、せっかくここまでやって来て釣りをしないわけにはいかない。飲み物を飲んで一服し気持ちを切り替える。

 

ジグが根掛かりやすいのならこれだ!とタイラバを取り出す。

この無人島周辺でのタイラバの実績はこれまでにも素晴らしいものがあったのを思い出した。

そして、タイラバを落としたらすぐにファースト・フィッシュをキャッチする。小さいがアカハタだ。これで気分が少しスッキリした。


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この後はポツポツとアカハタや名前の分からないハタやらハギやらをポツリポツリと釣り上げて行く。


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だんだん楽しくなって来て調子に乗って来たその時、タイラバを落としてふた巻きしたところにガツンというアタリがありグググンという強い引き。一瞬で何もできぬままに糸をぶち切られた。何やら大きな魚が回って来ている様子だ。

 

ちょうどこの少し前にキャスティング組のHさんがカスミアジをヒットさせ上げていた。

 

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ここはひとつタックルの強さを上げて臨まねば、とPE3号タックルに持ち替えてジグも大きくして落とした。

 

何度かしゃくったところに気持ちの良いググンというアタリがあり竿が曲がる。

明らかに根魚ではないぐんぐんと手元に伝わる引きが気持ち良い。

時折竿先を海中に突っ込まされるほどよく引く。何だろう?と巻き上げて来たら先ほどキャスティングで釣れたのと同じカスミアジだった。

コバルト色に光る体色が美しい。食べると美味しいらしいのだが美しさに免じて写真撮影後リリースする。

 

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この後すぐに船は大きくポイント移動をした。

沖の瀬を狙うという。ここも大きなGTの実績ポイントだ。

 

移動後は再びキャスティングに戻った。今回の遠征用に半年前に注文していたロッドが遠征直前に出来上がって来たのでこれを試してみた。

この竿は今まで僕が持っていなかったとても硬い竿で、ポッパーには最高、キャスティングも良く飛ぶ、というので買ったのだが、いざ投げてみると竿の硬さに慣れずうまく投げられない。コツをつかむまで時間がかかったのだが、その間に投げ損ないからくるライントラブルが次々と起こり釣りにならない。



一度船の後ろに下がってライントラブルを直していたところで船長が叫ぶ!出た出た!乗ってる乗ってる!

誰かがGTをかけたらしい。ああ、肝心な時にライントラブルで釣り損なったと悔しさが走る。

でかいでかい!と誰かが叫ぶ。船の後ろまでうまく回しこんで来たのはHさん。今回このかたも初めての遠征だ。

 

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目の前で大物との格闘を見せつけられる。魚はでかかった。その時一瞬、全身を使って魚の引きに耐えるHさんの足が滑り頭から船べりにつんのめって海に引きづり込まれそうになる。危ない!と後ろからすかさず誰かが腰のベルトを掴んで事なきを得た。こうしたチームワークがGT釣りには重要だ。

 

さらにしばらくやりとりが続いたのち、へとへとになりかけたHさんの表情が現れた頃にGTも根負けして上がって来た。

GT用の大きなタモの入ったその魚はでかかった。一人では船に持ち上げられない、二人掛かりでようやく持ち上げられて船に上げられた。

見た瞬間40キロはありそうだなと僕は思った。

見事な体長に体高、立派なGTだった。

測りに乗せて測るとやはり40キロを超えていた。

ああ、釣れる瞬間に投げていられなかった自分が悔しい。


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写真撮影をする様子を恨めしく僕は見ていた。次は釣るぞ!と気合を入れ直す。

その後、夕まずめまでのおよそ2時間。船の後ろに回ってへとへとになるまで投げ続ける。

みんなが止めるまでは僕だって止められない。ここでやめて釣られたら後悔しきれないからだ。隣で投げていたジギング王はその思いをさらに強く持つ。一度苦い経験をしているからだ。

ミヨシ方面では比較的若い三人が一向に止める気配はない。

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もう止めたくて仕方ない僕はジギング王の顔色を伺いながら早くやめないかなあ、と渋々投げ続けた。

西の空は午後7時を過ぎても明るかった。

船長からこれで最後ね、と言われた時はホッとする。

疲れた。やっと終わったかという感じ。ジギング王もホッとした表情だった。同じ思いだったのだ。

 

船は宿営地に移動し投錨すると楽しい夜の宴が始まる。

そして、釣りはまだまだこれから深夜まで楽しい夜釣りが続く。全く釣りバカというのはこういうことを言うのだなとつくづく呆れた。



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2021年5月18日 (火)

沖縄GT船中泊遠征①@ヨセミヤ五号艇

先月のトカラ船中泊遠征に引き続き今月も船中泊での釣り遠征です。

今回お世話になったのは沖縄、那覇の寄せ宮丸の五号艇であります。

 

この船といえば沖縄GTゲームの草分けとも言っていい「つぐみ船長」。草分けなどというと偉そうな人かと想像しちゃいますでしょうが、この方、いつもとても気さくで楽しい素晴らしいお人柄なので大好きな船長の内の一人なのであります。

昨年も予定していた遠征でしたが新型コロナの緊急事態宣言第一号で中止となり涙を飲んだのでありますが、今回はマンボウの中最新の注意を払っての釣行でした。

 

2021年5月13日午後、羽田空港に集合。

今回はいつものジギング王、根魚王、そして僕の三人以外は遠征初参加の方2名に二度目の方1名という比較的珍しい釣り師の構成であります。

果たしてどんな釣行になるやら楽しみ。

空港で挨拶を交わしてチェックインし一路那覇へ飛びます。

 

夕方に那覇空港着。飛行機を降りると南国の空気に包まれて慌てて長袖シャツを脱ぐ。

午後7時をすぎているのにまだ空は明るく南国に来たなあと感無量。

ヨセミヤさんのバスが二台で迎えに来てくださっていてこれに乗り込みホテルまではほんの15分程度。

この日はホテルに必要な荷物を置いてからはあらかじめホテルに送って置いた釣具だけ船まで運んだ。翌日早く出船したかったのだ。

というのも、気になるお天気が初日二日は問題なさそうなものの三日目は風が強くなり時化そうだったのであります。



道具を船に積み込んだら、もうそのまま船に乗り込んで出船したくなったものの船長はいないので仕方なく一旦ホテルに戻り、近くのスーパーでその日の夕食と翌日の朝食、三日分の酒などを購入してホテルに戻り解散。

普段ならみんなで夕食を沖縄料理屋さんに食べに行き、乾杯の一つもして前祝いで盛り上がるところなのだけれど、なにせこのコロナ禍なのでそんな楽しみもお預けとなったのでした。

 

さて翌朝6時半、ヨセミヤさんのお迎えでホテルを出発し港に直行。

船についたら船長がいて、お久しぶりと握手を交わす。そしてその後は即タックルのセッティングです。

 

出船前にドラグのチェックだけはしておきたかったので竿にリール、ルアーをセットし秤をつけてルアーを引っ張りドラグの強さを調整していただく。

これを怠ると、いざ大物が掛かった時に糸を引きづりだされて切られるか、はたまたドラグが強過ぎて自分が海に引きずり込まれるか、というとても大事なチェックなのでありますね。

体力のない僕は3セット持っていったキャスティングタックルを全て7kgにドラグ設定していただいた。

 

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全員のセッティングが終わったところで出船。

この日は本当から離れた無人島に向けて一気に走ることとなり、その行程6時間はすることがないのでとりあえず朝食を食べながらオリオンビールを飲む。

空は快晴でもはや真夏の太陽がギラつき肌に紫外線が突き刺さってくるのが一層テンションを上げてくれた。

僕は二階の操船デッキに上がって風景を見ながらビールを飲んで日光浴というリゾート気分を味わう。

 

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1時間ほど走ったあたりで眠くなったので一回のキャビンに入りベッドに潜り込んで寝た。

ここのキャビンは冷房完備で一人ずつのベッドがあるので快適そのもの。船酔いしない僕はスマホで音楽を聴きながらウトウトするうちに寝てしまった。

 

今回の釣り遠征のターゲットはGT、ジャイアントトレバリー、ロウニンアジだ。しかしでかいルアーを投げ続ける体力がない僕は休憩がてら根魚も狙う。そのターゲットはアカジン(スジアラ)、高級魚名である。

おそらく根魚王もこのアカジン狙いなのだろう、一応キャスティングの竿も一本用意してきたといっていたが、これまで彼がGT釣りをしているのはこの8年間見たことがない。

他の釣り師は間違いなくGTがターゲット。もちろん船もGTをメインにポイントを流し、そのついでに根魚を狙うことになる。

 

しばらくして目が覚め時計を見ればそろそろつきそうな時間になっていたので、再び二階のデッキに上がると水平線の向こうに島が見えていた。

あと1時間で着くという。

頭の中で最初に投げるルアーとそのあとのローテーションなどを考える。

 

30分ほどで島が大きく見えてきた。エンジン音が下がりスピードを緩めたところで腰にギンバル(ファイティングベルト)を装着しいよいよ戦闘体制だ。

 

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やがて船はゆっくりと忍び足で最初のポイントに入る。

船長からオッケー!と合図が出ると、珍しくミヨシに立ちはだかった僕は力を込めて一投目をキャストした。

 

 

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2021年5月 5日 (水)

コロナ禍のGWは自宅でキャンプ気分

相変わらず新型コロナウィルスが猛威を振るっていますね。

もう最初の緊急事態宣言が出てから一年以上経つというのに感染者数は減らないはワクチンはいつになったら射ってもらえるのかわからないはで先行きが全く見通せない嫌な世の中です。

こんなに長いこと自粛生活を余儀なくされると誰もがストレスが溜まるもの。

僕とてたまに釣りと釣具屋さんに出かけるくらいでそのほかはほぼ自宅待機生活で流石にストレスが溜まってしまう。

そこにもってきてGWに入ったら安定はしないものの晴れの日が続いて要項は眩しいし新緑は美しいしで本来ならウキウキ気分でキャンプなり釣りなりに出かけるところなんですが、コロナの変異株の観戦状況を見るとそんな勇気は出てこないですよ。

 

仕方ないから普段放置しっぱなしの庭の手入れなぞして雑草を刈ったりボサボサの植木をさっぱりしたりしたら狭い庭にそれなりのスペースができた。

それを見ていたらピンときた。ここでBBQできるじゃん!

でも風が強く午後は雷雨の日が続いていたので天気予報とにらめっこしていたら一日お天気が安定する日を見つけたので、いつも一緒に宴会しているご近所さんに電話してお誘いしたところ、やりましょ!といいお返事がきたので即決定したのであります。

 

前日にキャンプ用の椅子やテーブル、タープなどもう何十年も使っていないような埃だらけになっているのを物置から引っ張り出してセッティングするとなんだかいい感じになってきてテンションが上がる。

 

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夕方までにタープ以外は庭にセットして早くもキャンプ気分で外で缶ビールをプシュッと開ける。

宵闇迫る空を見上げながらビールを飲んで、さらにワインまで飲んだらどんどんテンションが上がってきて、もうタープを張らずにはいられなくなってしまった。

暗くなる中で二階のベランダにタープの片面をくくりつけて地面にポールを立ててロープを植木にくくりつけてタープ張りが完成。

 

明日使う食器類やグラス、七輪なども用意して準備万端。

 

するともうさらにテンションが上がってすっかりキャンプ気分になり、テントも張って今夜は庭で寝ようか、なんて考え出したのだがそんな様子をクールに見ていた妻に止められた。

 

仕方なく布団に入って寝たのだが小学生時代の遠足の前の日みたいでなかなか寝付けやしない。

 

翌朝は5時前に目が覚めてしまうも、そんな朝早くからごそごそ動いたらご近所迷惑なのでコーヒーなんぞを淹れて時間をやり過ごす。

 

お天気は晴れで風もなく絶好のBBQ日和。

 

7時を過ぎたらもう待ちきれない。テーブルにクロスをかけてみるも、まだ炭を起こすには早すぎるので家の中をウロウロすることもなくうろつき回る。

 

9時を過ぎたら炭を起こし始める。

備長炭を用意したので火がつくまで時間がかかるんですよう。その代わり火力と火持ちが普通の隅に比べて全然違うんです。

そこで、うちわをパタパタして火起こしをすると、子供の頃まだガスコンロもない時代は朝起きたら炭をおこすのが僕の役目だったので問題なくスムーズに火が起きた。

時間はまだ9時過ぎ、BBQ開始の11時には十分過ぎる時間がある。

せっかく火が起こっている熱を無駄にするのももったいないし、火の近くにいて様子を見ていないと危険だしというのでコーヒーを焙煎しようと思いつき、この日飲もうと思っていたコスタリカのブラックハニーの生豆を出してきてシャカシャカ始める。

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ところが普段やってるカセットコンロとは火加減が全然違ってこれをコントロールするのに苦労しながら焙煎した。

カセットコンロなら15分くらいで焙煎できるところが本格炭火焙煎には一時間以上かかってしまい、両手はすっかり疲れて腰まで痛い。

 

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でもいい具合の時間の経過だったので、そこからサラダやおつまみを作るとちょうどいい時間だった。

 

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時間になるとご近所さん一家がやってくる。

みんなマスクして椅子に座ったところに料理を出す。

この日のメニューは豪華でしたよぅ。

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前菜に生ハムメロンと生ハムトマト、野菜いっぱいサラダ。

焼き物は牛カルビ、ハツ、モツの味噌ダレ漬けに牛タン、ソーセージ大小など。

その他ズッキーニ、タマネギ、椎茸などなど。

テーブルいっぱいに並べたらなかなか壮観。

ビールも近所のクラフトビールにスーパードライの泡泡缶、ワインは20本の在庫からイタリアワインのちょっと高い赤を選択。

ビールで乾杯して早速肉を焼く、その間生ハムメロンを食べると、これが美味い。自分で作ったのは初めてだけど、メロンを生ハムで巻くだけだから誰でも簡単にできる。ちょっと感動していると瞬く間に肉も焼けて今度はそちらへ移行する。

そこからは焼く、食う、飲む、うまい!の繰り返し。

話も弾んで楽しいじゃないか。

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日差しとそよ風に揺れる緑も心地よく目に移りすっかりいい気分。

ビールからワインへ移行するとこれまた美味い。さらにソーセージも肉も某有名店で買っただけあって美味いのなんの。

牛タン一ダース、カルビ600gは瞬く間に消えて行った。

 

あっという間に時間は過ぎて満腹になったのでデザートタイム。

朝焙煎したコーヒーもちょうど程よく時間が経ちいい感じ。メロンにオレンジ、チョコレートなど色々出てきた。

すっかり満たされてそろそろおひらきの時間。楽しい時間が過ぎるのは早い。ストレスもどこかに吹っ飛んだ。

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ご近所さんが帰った後は汚れ物だけテーブルから片付けて再びビールを開けて余韻を楽しみながら夕闇迫る空を見上げながら飲んだ。

 

この日はテーブルとタープはそのままにしてキャンプ気分の余韻も一晩楽しんだのでした。

 

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