新型コロナワクチンを接種してきた@大規模接種東京会場
新型コロナワクチンを接種しに東京大手町の大規模接種会場に出かけてきた。
僕は横浜市に住んでいるがこの二週間、毎週月曜日、朝9時前からパソコンと携帯を準備して横浜市の接種予約に臨んだのだが、電話は全く繋がらず、ネットでは繋がるのに一時間かかって挙句、接種予定日はどこの会場も全て×印で埋まっている状況に業を煮やしたのだ。
そこで、東京の大規模接種会場が都外からの高齢者の接種も受け付けると聞き5月31日月曜日の朝11時から予約をとってみた。
この日もこれに先立って9時からは横浜市の接種を申し込もうとしたのだがあっさり撃沈し横浜は諦めた。
なぜワクチン接種をそんなに急ぐかというと、7月初旬から二週間程小笠原父島へ出かけるのでその前に摂取しておきたかったのだ。
孤島への新型コロナウィルス持ち込み第一号に自分がなりたくないのと、24時間一つの船の中で暮らすという一定の密生活の中で感染したくないという思いから急いでいるのだ。
こんな時に小笠原へなんか行く計画を立てるお前が悪い、と言われそうだが、これはもう一昨年の暮れから決まっていたことで新型コロナ騒ぎ以前からの決定事項であり、今更中止にはできないのだ。もちろん僕の気持ち一つの問題ではありますけどね。
ともあれ、東京の接種受付に臨んだ。
午前11時の時報とともにネットの画面が変わって待機画面になった。
そしていしばらく待つ。五分、十分、と繋がらない。
横浜の場合はこのままの状態でムナシク一時間が過ぎて行ったのでこっちもダメか?
と思い始めた二十分経過あたりでラインに連絡が入った。
ジギング王から東京取れました!というご報告。
こっちはまだ待ち画面です。と返事しながらも焦りは増大してゆく。
ここで予約が取れなかったら一体いつになるんじゃあ?!と叫びたくなる。
その先のラインのチャット会話が煩わしくなるほど焦りは高まり、もうダメかあ?
と思った十一時半過ぎ、突然PCの画面がパッと変わり予約画面に入った。
やった!これか!ついに来たぞ!と喜びつつも気を静めて失敗のないように冷静を装って予約を進めていく。
ジギング王に聞いた話では、一度入力にミスったり、入力した指定時間が満員だったりすると初めから振り出しに戻る、と聞いていたのだ。
つまり、人気ラーメン屋の長蛇の列に並んでやっとこさ自分の番がきて味噌ラーメンを注文したら、味噌は売り切れです、と言われて待たれるの後ろに並ばなければならないというシステムらしい。
そんな理不尽なと思いつつも繋がっただけ横浜よりはよっぽどマシだ。とにかくミスらないように余裕をもって人数の秋の大き時間帯を選ぶと無事に予約完了する。
この時の開放感、安堵の大きさを何に例えようか?
自分自身でも驚くほどの大きな安堵に包まれて心が軽くなった。
それだけこれまで大きなストレスや不安を抱えていたのだ、ということを実感する。
未だワクチン予約どころか接種のめども全く立たない若い人たちの持つストレスに思いをやると気持ちがはちきれそうに苦しくなった。
なんだか家の中でじっとしているのが辛くなり家の近くをバイクで走り気を落ち着かせる。
さて、それから十日ほど過ぎていよいよ接種日だ。
横浜の田舎から大手町までは電車で行く。
この電車内の密が嫌でこの一年全く電車に乗らずにいたくらいなのでプレッシャーがあった。
しかし、予約の時間は午後遅くだったので上り電車は空いており問題なく大手町着。
元カシオペアの向谷実さん作曲の地下鉄東西線の発車メロディーを聞く余裕まであった。
このメロディ、駅毎の短いものをつなげていくと上り線で一曲、下り線でもう一曲になるらしい。ラジオで自信が自慢してた。
話が飛んだ。竹橋駅を降りると会場までの要所には矢印看板を持った係りの方がおり、迷うことなくスムーズに到着する。
入り口で予約日の間違いだけ無いか口頭で確認され中に入ると8列くらいに別れた入り口があり空いているところを選んであ入る。
入り口で検温と手の消毒がある。ここで少々渋滞する。
これを過ぎたところで受付の手続き。
持っている書類、身分証明書での本人確認などして何色かあるファイルを選ばれてそれに書類一式を持たされ次に行く。
そこから先はこのファイルの色でグループ分けされて行動することになる。
入り口から受付までは大手マイ合同庁舎の駐車場だったところに建てられたプレハブの中だったが、接種は庁舎の7回なのでここまでグループごとに案内されて行く。それは非常にシステマチックに且つスムーズに行われていて、公の団体の主催する催事でこんなに手際が良いのも初めてのような気がした。
自衛隊さんやるなあ、などと感心しているうちに建物に入り、少し待ってエレベータに案内され、さらに医師の問診へと移りいよいよ注射となる。
ここも空いていて一人待つだけで打ってもらえた。方が日焼けしているのとロン毛という怪しい風貌からか、お医者さんにサーフィンやるんですか?と聞かれる。釣りです。と返しているうちに接種は終了。なかなか手慣れたお医者さんだ。こちらの緊張をうまくほぐす。
接種後の注意を聞きあとは二度目の接種の予約をすればおしまい。なのだが、ここは少々時間がかかるので椅子にかけて四人ほど待たされた。
自分の番に回ってきて次の接種美を予約しようとしたら最速で7月8日の夜だと言われた。
小笠原に行くという事情を話すと係りの方も少し困った顔をした。
ここ東京会場で使用されているモデルナ社のワクチンは一度目の接種から四週間空けて二度目の接種になるらしい。
三週間と報道されていたのは最短で、という意味で効果的な接種は四週間なのでそう設定されており、すでに僕が小笠原に出かける当日の夕方まで予約は埋まっていた。
システム上その場でキャンセルを探してその隙間に入れることができないらしいので、とりあえず仮の予約を取り後日電話で変更の手続きを、と促されたのでそうした。というかそうするしか方法はなかった。
こうして二度目の予約も取れてほぼ一時間弱ほどですべてが終わり外に出る。
ワクチンを打ったからといってすぐに効果が現れるわけではない。体内に交代ができるまでは少なくとも三週間はかかるのであるが、なんだかこの一年間どんよりと見えていた世の中の風景が少し霞が取れて空気が澄んでいったような錯覚を覚えた。
政府、地方自治体にはさらにワクチン接種の加速を願いたい。
現状では早い者勝ち、というワクチン接種差別が起こっている。
横浜市の予約ではPC予約ではマイクロソフトはエッジしか使えないのでIEを使ってる人はPC予約ができない。
スマホもPCもないお年寄りは電話しか手立てがない。持っていても使いこなせなければ無理、使えたにしても散々待たされたあげく満員というひどい状態である。
釣り仲間の一人は仕事の関係でワクチン接種を待ちきれずにわざわざそのためだけにニューヨークまで行ってきた者もいる。
予約の方法、接種場所の拡大など、若者、弱者にも配慮した対策を願いたいと思うのであった。
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