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2021年9月

2021年9月22日 (水)

アマダイ2021初釣り@まなぶ丸 江ノ島片貝漁港

涼しい風が吹き始め秋っぽくなりましたね。彼岸花ももう咲き始めていて今年は季節の進行が例年より早く感じます。

秋といえばアマダイ釣りシーズンの始まり、ということで今週は江ノ島・片貝漁港にあるまなぶ丸さんにアマダイ釣りに行きました。

もちろん今シーズン初のアマダイ釣りであります。

 

昨シーズンも秋口からアマダイ釣りに出かけたのですが三回行ったところでマハタの泳がせ釣りにハマってしまい、アマダイはそれきりになってしまっていました。

それでも、今回お世話になるまなぶ丸さんで53cmのデカアマダイを釣っていたので、精神的には満足な先シーズンだったのでありました。

 

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さて、今回もH夫妻とのエサ釣り釣行でありまして、早朝5時の開店と同時に片貝漁港に到着したら駐車してある車の数に驚いた。堤防の上の駐車場がすでにほぼビッシリと車で詰まっていて釣り師もたくさん船宿に行列を作っている。

なんだなんだ、何が起こったんだ?今日は木曜日、平日だというのにこの人の数は一体?と疑問を抱きながら車を止めて船宿に歩いていくと、どうやらマグロ・カツオ船の乗客の方々らしいことが分かった。

今年の相模湾はキハダマグロはイマイチなれどカツオはよく釣れているので釣り人も多いのだ。みんなでっかいリールの付いた太い竿を持ってい気合が入っている。なんだか異常な熱気を帯びているのだ。

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というのを横目で見ながらスルーしてその先にあるまなぶ丸さんに行く。

こちらはアマダイしか今のシーズンはやっていないので、静かな感じで、受付に行ったらまだ三人しか来ていなかった。我ら三人はめでたく左舷のトモから三人分の釣り座を確保した。船長が受付をやっていて、去年僕がでかいの釣ったのを覚えていてくれたのが嬉しかった。まなぶ丸さんにはたった2回しか行かなかったのに。

無事釣り座を確保して出船までの一時間半、朝焼けの写真を撮ったりして過ごし、時間になったので乗船。

全部で10人ほどのアマダイ船の釣り客だった。

 

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6時半過ぎ出船し、江ノ島沖に船は向かいます。

15分ほどでポイントに着き早速釣り開始。水深は80mくらいとアマダイ釣りとしては比較的浅い方でした。

 

アマダイというお魚はここ相模湾あたりでは水深80〜120mくらいの砂地に生息していて、エビやカニなどを食べているらしいんですね。

この魚を釣る時のエサはオキアミです。こいつを天秤から2メートルくらいの長さの二本バリの仕掛けにつけて、一度オモリをトン!と砂地に落としてアマダイに!!というもしくは?!というアピールをした後に上からエサのオキアミがふわふわと落ちてくる。それにパクッと食らいついてくれたら狙い通りに釣れる!というわけなのですが、物事そう絵に描いたように単純にはいかないのが世の常、その時のアマダイちゃんのご機嫌だったり潮(海水)の濁り具合だったり、潮の流れ方など様々な要素がこれに加わるものですからそう簡単には釣れてくれない。

 

ということでさあ釣り始めましょうということになったのですが、久しぶりのアマダイ釣りなので僕はすっかり釣り方を忘れてしまっていて、基本的な釣り方を思い出しながらも去年来た時には確かこんな風にしゃくって、こんな風にタナをとって、などと自分なりの釣り方をひとつ一つやって行ったら思い出して来た。

開始早々、僕の二人右隣の方が30cm大のアマダイをキャッチしたので、今日は活性いいか?行けるかな?と思ってしゃくり続けたのですが、僕には開始から約一時間、アタリはなく外道の当たりすらあまりない。

ガンゾウビラメが二枚上がったのでタナを調整してみるものの、普段なら外道でくるヒメコダイ(アカボラ)もアタリなく船は大きく移動しもう少し深いところへ行った。

しかし、ここもあまりアタリなく、ガンゾウにサバにキダイにと外道ばかり元気がいい。

それでも先ほどよりは魚全体の活性が上がっているように感じたので気合を入れてしゃくる。

ここでH妻がアマダイをキャッチしたのでこちらも更に気合が入る。

 

一匹目のアマダイが釣れたのは午前9時を回ったところ。ようやく、という言葉がピッタリだった。

ココン!というアマダイらしいアタリがあったのでしっかり巻き合わせして水深90mからまきまき、と行っても電動リールだけど、してくると小ぶりながらアマダイちゃんが釣れてホッと一息した。

 

そこからまたアタリがなくなり、船全体もイマイチだったので若干深い100m前後のポイントに移動する。

 

ここでもなかなかアマダイのアタリが出ず釣れてくるのはガンゾウビラメばかり。

どうも潮の流れがおかしいようで、上の方と下の方の潮が違う方向に流れているいわゆる二枚潮というやつだった。

しかも上の潮(うわ潮)は結構早いので糸を落としている間にどんどんたるみが出来て(糸フケと言います)、100メートルも下まで糸をたるませたらお隣同士二メートルくらいの間隔で釣りをしているのですぐにお隣同士の糸が絡んでオマツリが連発。

 

サミングしてたるみが出ないように落としても着底すると10メートル近く糸がフケてる。すぐさま巻き取って底を取り直すというのを三、四回繰り返してようやく道糸がまっすぐになる感じだった。

これをせずに、一度目の着底でタナ取りをしていた釣り師の皆さんは軒並みオマツリの嵐。

 

船の左舷と右舷でのオマツリも頻繁に起こり、中乗りのセーネンが飛び回ってはオマツリを解いて大活躍していたのでした。

 

小移動を繰り返すうちに魚の活性が少し上がってきたようで、外道のアタリが活発になる。

 

ここはチャンスと誘い方をいろいろ試してみた。ここまでは自然にエサをフワフワと落としていたのを、もう少し派手な動きに変えてみたところ、なんと一発でヒット。

 

先ほどと同じくらいの小型ではあるものの嬉しい二匹目を上げる。

 

更に、これにヒントを得てしゃくりをすると同サイズが連発。

いいぞうなんだか乗ってきた感じ。ここからが勝負、と思ったら船長の「移動します」の声。

どうやらここでは他の人にはアタリがなかったようだ。魚はいるのに、と思いながらも仕方ないので次のポイントに移動する。

 

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移動は江ノ島の東側沖への移動だった。水深は同じく100m前後。

そしてここでいいアタリがクククン!!ときたので合わせると、竿先が絞られた。

オ!アマダイだったら良い型かも!と様子を見ながら糸を巻くと、いかにもアマダイらしい竿の叩き方。ククン!ククン!と竿先を叩くのだ。

 

良いぞ良いぞお!と上げてきたら見えてきたのはまぎれもないアマダイ、しかもそこそこ良いサイズ。

 

上げたところに中乗りのセーネンが駆けつけてきてサイズを計りましょう、と言ってメジャーを出す。

 

40cmはありそう、と計ってみたら丁度ぴったり40㎝だった。

 

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この一匹ですっかり良い気になって、残り一時間半、もっとでかいの釣ったるでえ!と気合いを入れる。

 

左隣のH妻にしゃくりのコツを教えたら、こちらもすぐにアマダイをキャッチ。このパターン、ハマっている、と勇んでしゃくるのだが、なぜかここから僕にはアタリがなくなる。

 

H妻はアラを釣ったりして外道ながらも釣りを楽しんでいる様子だったが僕にはアタリが出ない。

前回のタチウオでもお隣さんにしゃくりを教えた途端自分にアタらなくなるという事があった。何か関連はあるのか?

 

そんなこんなで残り時間目一杯気合い入れてしゃくったのに綺麗な斑点のガンゾウビラメが釣れただけで時間となり終了。

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結果は4匹とちょっと物足りないが40cmが釣れたからまあ良いか?

後半は何が悪かったのだろうと、港に向かって走る船の上からぼんやり海を見ていてようやく気がついた。

潮が濁っていて色が悪いのだ。

 

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この濁りだと水深100mにはほとんど光が届かないであろうと思われる。そんな中で釣りをしていたのだから、もっと魚にアピールする方法を考えなければならなかったのではないか、と考えたがすでに手遅れ。

次回の参考にしよう。

 

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2021年9月14日 (火)

東京湾エサタチウオ2021初秋

前回東京湾のエサタチウオ船に乗って釣りをしたのは8月の初旬、あの時は1日船で14匹(だったかな)、反省点としては辺りを出すのに苦労したこと、針のサイズに無頓着だったことなどで数が伸ばせなかったのでありました。

 

今回も前回同様エサ釣り友達のH夫妻とのタチウオ釣行となったのですが、船の方がいつも乗ってる金沢八景の弁天屋さんが1日エサタチウオ船をやめてテンヤ船に変わってしまい、エサタチウオは半日午前船のみとなったのでした。したがって半日の短時間勝負の釣りとなります。

 

前回の反省点としてあたりの出し方、針のサイズなどの問題ですが、当日H夫妻が釣り雑誌「釣りまる」にタチウオテクニックが出ていたのを持ってきてくださり、出船前の船の上で見せてくださった。

 

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それによると、アクションは小さめでラインはたるませないパターンと、しゃくってフリーフォールさせる2パターンの誘いがのっており、前者が僕には初めての情報で新鮮だった。この日はこれを試してみようと思う。

 

釣り座は右舷オオトモを取り釣りやすそうなので期待も大、7時過ぎに出船して一気に観音崎方面のポイントに船は向かった。

 

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最初のポイントに入り一投目、船長からの指示ダナ通りのところをしゃくると早速アタリが来る。いつもはこのアタリを食わせに持っていけなかったのだが、釣りまるの記事通りに誘ってみると、少し時間はかかったがタチウオがしっかり針にかかった。

これで肩こそ小さいが幸先の良い一本目をキャッチする。

 

続いて二投目、これもまたアタリが出て、同様に誘うとグン!と針にかかり今度は引きも強い。

リールを手で巻いて魚とのファイトを楽しみながら上げてきたらなかなかのサイズで指5本くらいあった。

 

さらに三投目、またまたアタリが出て同様にのせることが出来たのだが、巻いて来る途中でH妻とこの日動向の隣で釣っていたSさんの糸とオマツリした上に、釣れたタチウオの歯がお二人の道糸に触れてしまい切ってしまった。

大変申し訳なく、恐縮しながら取り込んだのではあるものの、続けて3本連チャンは嬉しかった。

このままのペースでいけば今日は半日でもツ抜け(10本以上釣ること)出来そうだな。と甘い夢を見ていたことにこの時は気づかなかった。

 

さあ、このまま4本目に突入!という時、ふと僕の反対側左舷オオトモで釣りしているオッチャンの竿に目が行った。オッチャンは竿先を数センチほどしかしゃくらず、しかも一度に巻く糸もハンドルをちょっと動かす程度。ふ〜んあんな釣りかたもあるんだあ、と見ていたらヒットして魚をあげた。

その一部始終を見てしまった僕は、よせばいいのにその釣り方を真似てもっとたくさん釣ってやろうと欲を出してしまった。

そして、全くそのオッチャンのやっている通りに誘い始めたのだが、なかなかアタリが来ない。

どこが違うのだろう?とオッチャンを見ているとまたまたタチウオを掛けている。

しゃくりの幅なのか、スピードなのか、色を巻く量なのか、色々変えて真似してみるもなかなかアタらなくなってしまい、出だし3本のロケとスタートに一気にブレーキがかかってしまった。

ここで、オッチャンの真似はやめて伊自分の釣り方に戻せばよかったのだが、オッチャンが次々とエサを入れたら必ず釣り上げる様を見て、いよいよその釣り方に興味を持ち真似することに集中してしまったのだ。

あっという間に一時間くらいが過ぎ、ようやくアタリが出たものの、なんとスッポ抜け。

 

しばらくして次のアタリが出た時にはなぜか上の方でタチウオの歯に道糸を切られて仕掛けを全て失う。

すぐに新しい仕掛けで臨むも、しばらくしてようやくアタリを出したらまたまた、今度はテンヤのすぐ上の道糸を切られてまたまた仕掛けを失ってしまった。

タチウオ釣りはずいぶんやっているが、仕掛けをに連チャンで切られるのは初めてのケイケン。長生きすると色々な初めてのケイケンをさせられるものである。

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それでも気を取り直して釣りを開始したのだが、次のアタリでガッツリあわせて、これはもういただき!と思ったところでまたもやすう〜!っと竿が軽くなり道糸を切られた。

 

流石に三回連チャンとなるとどこか自分のやり方に問題があるのだろうと感じたのだが、思い当たる節はない。

60号のオモリは無くなってしまうし、天秤もストレート天秤が無くなってしまうしで、仕方ないから普通の方天秤に80号をつけて釣り始めたのだが、なんかしっくりこなくてアタリもない。

 

ここまで来て、ようやくお隣のマネをするのは無理!と判断して朝一入れ食いだった自分の釣り方に戻そうとしたのだが時は既に手遅れ。

船長からあと10分で上がっていきます、とアナウンスがありタイムアップとなってしまった。

結果、釣れたのは最初のスタートダッシュの三匹だけ!

 

この結果をどう受け止めていいのか、新しい釣り方への挑戦をしてうまくいかなかったのだから良しとするか、それとも他人のマネをするもんじゃないと反省すべきか、自分の中でも心の整理がつかぬままに船は港へ帰っていったのでありました。

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後日、ある釣り名人の方が、誘いが小さい時はハリスを短くした方がいい、と言っているのを聞き、なるほど!と納得した。

誘いが小さいのにハリスが長いと餌の動きが曖昧になる、ハリスが短ければ移動距離が少なくてもエサはシャープに動くはず。

次回はこれを試してみよう。

結果はお楽しみに。

 

 

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2021年9月10日 (金)

佐渡島初遠征③

佐渡島初の遠征三日目は遠征最終日となり、この日は早朝5時に船に行き乗り込んでの釣りとなりました。

 

気が急いて船長より先に船についてしまい、支度をしているところに船長が来たらすぐに出船。

沖を目指して30分ほど走り水深150m前後の場所でこの日はアラを狙います。

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昨年、いや今年の春だったかな、同行の怪魚ハンターが佐渡島でアラのデカイのを釣ったという話を聞いていたので、自ずと期待は高まり気合も入ります。

 

あらのポイントは水深が深いので使うジグも昨日よりは倍以上重いものを使います。

 

僕が最初に使ったのはツキジグの220g。

根魚にも青物にも実績のあるジグで、確か昨日はこのジグでヤマさんがいいのを何匹か釣っていたはず。

 

この日もミヨシに近いところで釣りをしました。

 

ポイントについて最初の一投というのは実に期待と緊張でなんともいい気分なのでありますね。糸がするすると出て行くのを見ているだけでワクワクしてくる。

 

糸がフッとたるんで手元にジグが着底した感触が来るとすぐに糸ふけ(たるんだ糸)を巻き取り最初のアクション。

 

ここで、ググン!と来ることは結構あるのでワクワクドキドキなのでありますが、この日はと申しますと、ジグの重さだけで他には何も手元に伝わってこない。

まあ、そう上手くはいかないよなあ。と思いながらふと右隣の怪魚ハンターを見たら竿が曲がってる!

お!一発目からヒット!幸先いい!

 

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竿は結構しなっているのですが、使っているジグが重いせいもあり魚自体はそれほど大きくない、と怪魚ハンターさんはおっしゃるのでありますが、150メートル、手巻きのリールでゴリゴリ巻き上げて来るには結構な時間がかかります。

その間、何がかかっているのかみんなでああだこうだと推測するのも楽しいのでありますね。

 

さてしばらく巻き上げて上がってきたのはなんとイカちゃんでした。本命アラではなかったのでガッカリ。

 

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ほぼ同時に昆虫大好きさんもヒットしており、少し遅れて巻き上げてくるとこちらは沖メバルでした。

沖メバルはアラ釣りの外道としてはよく釣れる魚なのでまあいいか、という感じ。

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続いてすぐにまたまた怪魚ハンターさんがヒット。今度はおチビながらも沖メバル。

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さらに続いてオオトモで釣っていたヤマさんにいいサイズの沖メバルが上がってきます。

 

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怪魚ハンターは絶好調でこの後次々とヒットさせるのですが、上がって来るのは沖メバルばかりで本命アラはなかなか上がってきません。

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この日は怪魚ハンターの独壇場とも行っていいくらい次々と魚をかけていました。沖メバルに混じってイカも釣りあげています。

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昆虫大好きさんは入魂の金箔ジグを使い怪魚ハンターに迫ります。

 

金箔ジグがなぜ入魂というのかと申しますと、Y店長の特別なオーダーで作られた金箔張りのツキジグは、文字通り、塗料の代わりに金箔を貼ってコーティングしたもので、当然ながらお値段はびっくりするほど高い。

釣り師でなければ、「バカなんじゃないの!?」と思えるようなお値段。それに針をつけて海底に落とすのですから入魂せずに行えばたちまち根掛かりに会い、一瞬にして高価な金箔張りのジグを失ってしまうというものです。

 

昆虫大好きさんはそんなジグを落としてはしゃくり、また落とす、と繰り返しては沖メバルやイカなどを釣っているのでありました。

 

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船上は沖メバル釣り大会の様相を呈していくのでありましたが、気づいてみればY店長と二人だけ取り残されているじゃあありませんか。

 

やがてY店長も沖メバルを釣り上げるといよいよ僕一人取り残されてしまった。このままではまずいとジグを330に変えて重く、大きくするとまもなくヒット。

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どうやら小さいのが掛かったようで、糸を巻き上げても引かないしあまり重さも感じない。

あまり期待せずに150メートル、ゴリゴリと黙々と糸を巻くとようやく上がってきたのは予想通り小さな沖メバルちゃん。

リリースしたいサイズなんですが、さすがに150メートルも下から上げられると水圧の急変で浮き袋も目玉も飛び出してしまっている。かわいそうなのでそのままキープして煮付けにでもしていただくことにしました。

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この後もポツリポツリとヒットするのですが、上がってくるのは沖メバルばかりですっかり沖メバル釣りになってしまい、それに飽きたY店長は船の後ろで横になって寝込んでしまう始末。

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そんな中でも怪魚ハンターと金箔師昆虫大好きさんは釣り続けていた。
怪魚ハンターは昨日のヒラメに続き今日はカレイとフラットフィッシュの独壇場。
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しばらくするとアタリも遠のき何も釣れなくなってしまい、ポイントを少し変えて流してみるも状況は変わらず、僕はやっとイカを一匹釣っただけ。

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船長も流石にあきらめ顔で昨日の浅場に行く?と聞いてきたのでそうしましょうと即返事して浅場のアコウ釣りに移動しました。

 

さあ、ここでお土産にいいサイズのアコウでも釣って釣りを締めて帰ろうか、と意気込んでジグを落とすのですが、あれえ?

一昨日とは全く変わり魚の反応が鈍く全くアタリがない。

何回か落とし直してみたものの全くアタらないので作戦を変えてタイラバをつけます。

ジグのいい時は平馬はダメでジグの悪い時はタイラバがいいということがよくあるのでそうしたんです。

 

すると狙い通り、二投目でアタリがありいいサイズのアコウが上がってきた。

狙い的中、すごく気分のいい一匹です。

 

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それを見ていた怪魚ハンターはタイラバではなくインチクに換えて釣り始めると、これまた間も無くアコウをキャッチしその後もアタリが頻繁にあり釣りまくっていました。

 

さらにその向こうの昆虫大好きさんもタイラバに換えてすっかり船はタイラバ船になってしまった。

残りの約一時間、こうしてタイラバでのアコウ釣りを楽しみ佐渡島の釣りは終了していきました。

帰り道に氷を買いに立ち寄った釣具屋さんで昆虫大好きさんと日焼け比べ。(笑)

 

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ホテルに戻り帰り仕度をして、お土産やさん経由でフェリー乗り場に急ぎます。


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16時過ぎのフェリーに乗って佐渡島にさようならして新潟に戻ります。

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2時間半ほどフェリーの中でのんびり体を休めて快適でした。
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新潟に上陸した後は、夕食に新潟名物ともなりつつあるラーメン屋さんに直行。

なんでも新潟には美味しいラーメン屋さんが沢山あって、食べて回るには数日かかるくらい美味しいお店が沢山あるというお話。

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今回は新潟の知人に紹介していただいた、「新潟でつけ麺ならここ!」という「いっとうや」さんに向かい、夕食どきの混雑する店内でラーメン、つけ麺などを頼み舌鼓を打ちました。

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先に出てきた昆虫大好きさんのラーメンを見てびっくり!チャーシューの分厚い上にデカイ!

 

普段ラーメンはおろか、つけ麺など普段はまず食べることのない僕なのですが、紹介者の方に是非つけ麺を!と言われていたので注文したら、幅広の麺のつけ麺が登場。

こちらも分厚いチャーシュー付きでつけ汁も濃厚で美味しく、こういうつけ麺もあるんだあ!とちょっと嬉しい驚きでした。

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一同満腹となったので後は一気に関越道に乗って東京を目指します。

藤岡で東京組と横浜組に分かれ、我ら横浜組は関越道→圏央道と走り横浜に到着したのは12時半頃。

 

ルアーショップ、エブアンドフローさんの前で解散してうちに帰り一杯飲んで旅の余韻を味わいながら眠りにつきました。

 

三日間、いや正確には二泊四日だけれど、釣りに観光になかなか充実したいい遠征でありました。

この遠征で佐渡島がすっかり好きになったので、またいつか行ってみたいと思っています。

その時は本命アラか青物を狙いたいですね。

 

写真協力:Ebb&Flow
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2021年9月 8日 (水)

佐渡島初遠征②

初めての佐渡島遠征二日目は南西の風が強く海は時化なのでのんびりと観光することになった。

自然相手の遊びなのでお天気ばかりは仕方ない。むしりて海に出れば命の危険もあるし、ということでこの日は朝もゆっくり起きてホテルの部屋でエノカフェを開店する。

本来エノカフェは遊漁船の上で回転するのをモットーとしているのだけれども、時化の日はホテルでもやるのであります。

この日は、お客様は怪魚ハンターお一人だけ。

淹れたコーヒーはインドネシアのアラビカ。

コクのあるコーヒーを飲みながら朝のひと時をくつろぐ。船の上での釣行前の高揚した気分で飲むコーヒーとはまた違った美味しさがある。

話題は病気の話。お互い其れ相応に利成に病気に対して経験も関心もそれなりにある。色々と興味深い話が聞けた。

 

10時になったら出ましょう、と引率のY店長からラインがあり、ホテルのロビーに集合し出かけることになった。

行き先はお任せ、釣り以外はあまり興味がない、というか初めての島でどこに行っていいか分からない。佐渡といえば金山跡だろうけれども、あまり観光施設というところが好きでない僕は今ひとつ乗り気でなかった。

 

さて車が走り始め、どこに行くの?と聞いたらなんだか知らない場所の名前を言う。それどこ?とスマホの地図を見たら島の西南端にある江戸時代から残る建屋の集落だと言う。

そう言う古いものには興味があるので、興味がむくっと湧いてきた。

 

佐渡島は東京23区より広いんです!と何処かに立て看板があったが、その通りで、島の中央部から最西南端までの道のりは長かった。

岬を周り山を回り込み、行けども行けども到達しない。

 

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1時間ほど走ってようやく小さな町に着き、それを一旦抜けて畑を突っ切るように走った先にその集落はあった。

 

そこは「宿根木」と言う集落で、江戸時代ここで北前船(千石船)と呼ばれる大きな木造船を作り北海道から西を回り込んで瀬戸内海、大阪、関東へと物資を運んだ舟運の一端を担った集落であった。

 

駐車場を降りて集落に入ると、昔ながらの壁の板張り木造建築に人がすれ違うのがやっとほどの細い石畳の道は誠に風情があった。

 

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集落の中心部に、当時千石船(北前船)でひと財産を築いた大金持ちの屋敷があり、内部を見学できるようになっている。

幾らかの見学料を払って屋敷に入るとそこには広い土間があり石のかまどがあった。

それを見た僕は急激に懐かしさに襲われた。

 

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僕が幼い頃育てられた母型の実家は、当時(昭和30年代)まだ茅葺き屋根の農家で、入り口を入ると土間とカマドがあり、そこから上がり込むと薄暗い板の間に囲炉裏があったのをはっきりと記憶している。

 

ここのお屋敷も規模こそ大きいが全く同じ構造で、土間、板の間、囲炉裏、と三拍子同じように揃っていた。

そしてさらには、太い針を使った畳の広間があり、狭くて急な階段に薄暗い二階、格子の窓がありと懐かしいもの尽くしだった。

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幼少の頃から60年近く経って時代は令和の時代になったが、僕が育った環境は現代の生活様式よりもはるかに江戸時代のそれに近かったことに気づかされた。

僕の中には江戸時代、明治、大正、昭和、平成、そして令和とここ百数十年の歴史が刻まれているのだ。

平成生まれ、さらに生まれた時にはインターネットやスマホがすでにあった世代とは文字通り隔世の感があるのだ。

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なんだか自分が古い人間になったことが誇らしくも感じられた。なんかえらいことを成し遂げていたらもう少しで人間国宝的年齢だもんなあ、などと思ったのだが、釣りばかりしているのでは国宝どころか一家の主人もままならないのだけれど。

 

などと考えながら、屋敷の中をぐるりと一回りし、お着物、襖の絵、などにいちいち感心しながら家の裏庭に出る。

 

ここには花崗岩の崖を利用した穴蔵が彫ってあり、ここは昔の冷蔵庫のようなもので、夏は涼しく冬は暖かいので味噌、醤油、酒などを貯蔵したらしい。岩を一打ち一打ちして穴を開けた立派な蔵だった。

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さて、屋敷を出たら早昼、すぐ近くのお蕎麦やさんにはいり天ぷらそばをいただく。

ここの店も古い民家をそのままに中を乙ついた雰囲気のお店に改造してあった。

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出てきた天ぷらにトマトの天ぷらが目を引いた。え?トマト!と思わず声を上げてしまったが、食べてみたら意外に美味しい。今度家でもやってみようと思った。

 

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お蕎麦もおいしく満足した勢いでソフトクリームもいただく。

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店を出て集落を回ると角に三角形の敷地の家があった。ここは吉永小百合さんのポスターで有名な家らしく、一同揃ってポーズをとり写真をパチリ。

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集落巡りはこの辺にして、少し離れたところにある歴史博物館に行って見た。

ここには原寸大の千石船の復元がありこれが迫力があり見事だった。

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船に乗り込み中に入ることもできたので乗り込む。そこには太く長い帆柱が船を縦に寝かせてあり、甲板下に入ると操舵の丸太や、バラストがわりの大きな御影石など実に見事な作りに唸らされた。

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この船で当時の人たちが日本海の時化の海を闘う様などが容易に想像され思いは江戸時代の海にはせた。

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ひとしきり見て感銘を受けた後に、隣接する民俗資料館に行くと、ここは古い木造平屋の学校校舎をそのまま展示室にしており、ここもまた、小学校低学年時には木造校舎で学んだ僕には懐かしい空間だった。

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ただ、一部屋だけ薄気味悪い部屋があったので恐る恐る覗き込んだら、神棚や仏壇の古いものが雑然と置かれており、ちょっと中を除いたものの君悪くなりすぐに飛び出した。

僕だけではなく、中には中まで入り頭痛が起こったものなどもおり霊障ではないかと車に戻って一同一騒ぎした。

 

ここはすぐに退散しようということで、集落を離れ街に戻流と午後三時を廻っていた。

 

昨日釣った魚を入れてあるクーラーボックスに氷を足そうと購入し、クーラーの置いてある港まで行って氷を補充、ホテルに帰ってきたらいい時間になっていたので一服してから地元でも有名らしい美味しい回転寿司屋に繰り出した。

 

6時前に行ったにも関わらずすでに満席近い繁盛ぶりで、我ら5人は運良くテーブルに通されて、メニューにある旨そうなネタをかたっぱしから注文した。

バイ貝、赤エビ、あたりが絶品。イワシに中トロもうまかった、他のネタも皆新鮮で下手な送球寿司屋に負けないくらいのクウォリティであった。

 

全員で平らげた皿をツインタワーの様に重ねておばかな写真を撮って終了。

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明日は、早朝から釣りとなるので、一同早々にホテルに戻り寝ることにした。

 

佐渡観光の一日はこうして終わった。

それは美味しいものを食べただけでなく、歴史の流れの中の自分の位置を考えさせてくれるいい旅になった。

 

写真協力:Ebb&Flow
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2021年9月 6日 (月)

佐渡島初遠征①

佐渡島に初めて行った。もちろん釣りが目的でありましたが、予定していた三日間の中日に台風崩れの前線の影響で釣りができないということが出発前からわかっていたので、今回は肩の力を抜いて釣りと観光を両方楽しむつもりでの遠征となりました。

今回の遠征もご近所のルアーショップ、エブアンドフローさん企画のツアーで、横浜からこのお店のワゴン車、エブフロ号に乗ってのドライブツアーであります。

今回の行程は、深夜に横浜を出発し圏央道、関越高速を走り、途中上信越道の藤岡で下りてここで都内組2名と合流し関越道に戻って新潟に向かい、新潟からフェリーで車ごと佐渡に渡り釣り船のある港に到着し次第釣りをするというスケジュール。さらに二泊して延三日間の釣りをするというものでありました。

参加者は、昆虫大好きさん、怪魚ハンター、ヤマさん、僕、そしてエブフロのY店長の総勢5名。

時節柄コロナ感染への諸々の配慮をしつつの遠征となりました。

 

さて、前夜23時半に横浜を出発したエブフロ号は都内組と無事合流し、新潟から船に乗って佐渡に渡り、港に到着したのは午前10時頃。

所要時間は能登輪島への弾丸ツアーと同じくらいですが、フェリーの中で2時間眠れるのは楽でした。

到着後すぐに準備して船に乗り込みポイントへ向かいます。

 

この日の狙いは主に根魚、いればヒラマサなどの青物も、という様子見的な釣りとなりました。なにせ初めての場所なので情報は集めたものの現地についてみないと分からないことが沢山あるんですね。

 

港から30分ほど走ると最初のポイントは水深40mほどの浅場、ここで主にアコウを狙います。

 

僕がこの水深でね魚を狙う、という事になったらまず使うのがゴビアスブルスリム80gというジグ。

パイロット的にはメタリックカラーを選んで使います。

このジグでこれまでに釣ったアコウの数は数えきれないくらい。特に五島列島方面、玄界灘では圧倒的に釣れるんです。

という事で、ブルスリムを軽く投げて底を取り、あまりしゃくらずに巻くだけの感じで3、4回巻いてはまた落とす、というのを繰り返して探ります。

数投したら底の辺りでググ!というアタリ。しっかり合わせたらぐんぐん引く。

お!早速アコウが来たか!と思いながら糸を巻くと根魚だったら最初だけ引いてそのあとは重くなるだけなのに巻き巻きしてもグングンと心地よく竿を叩くように引くじゃあありませんか。ひょっとしてマダイか?と思いながら上げてきたらなんか白っぽい懐かしい顔の魚が上がってきた。

船長が出てきて、コブダイだよ、初めて見た、と言っている。

ああ、そうだ、コブダイだ!何年か前に隠岐の島で一度釣っている。

 

右横では怪魚ハンターも同時にヒット。そちらはアコウが上がってきてダブルヒット。仲良く写真を撮る。

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そのあとはアコウラッシュ!特に面白かったのがY店長の釣ったアコウが赤っぽい小さな魚を吐き出したのを見て、これはルアーも魚に似た色がいいのでは?と赤金と呼ばれる金色に赤の塗装をしたジグ(ルアーの種類)に変えたらアタリががぜん増えた。

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しかしながら釣れて来るアコウは小降のものばかりで食べるにはちと小さい。浮き袋が膨らんで泳げなくなっているアコウのエア抜きをして泳げるようにして次々とリリースする。

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昆虫大好きさんもアコウを釣り上げて全員キャッチ。

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そんな中で良型を釣り上げたのはオオトモで釣っていたヤマさん。

赤金とは全然違うツキジグのイチゴミルクカラーでいいサイズを釣り上げた。

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さらに僕の右となりの怪魚ハンターに何やら大きなアタリがあり竿がグングンしなっている。

明らかに根魚ではないのだが青物とも違いそう。船長が出てきてタモを出す。

竿はグイグイを大きく曲がり気持ち良さそうなファイト。上がって来るの青見ていたらなんと!座布団サイズ、いやもっと大きいヒラメが上がってきた。

 

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さすが怪魚ハンター、根魚釣りでもただでは終わらない、怪物的サイズのヒラメを釣って実力を示した。

一方の僕はその後も、アコウ、クロソイ、メバル、ベラ、と魚がどんどん小さくなって来る。

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昆虫大好きさんも僕に付き合って色々釣ってくださった。
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このままではイカン!とジグをクイックゼロワン240gという大きめのものにして魚も大きいのを狙うのだが、掛かってくるのは小型ばかり。

 

そんな僕を横目に昆虫大好きさんはゴビアスダイルのブルーピンクでいいサイズを釣り上げた。

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どうも赤金だけではダメらしい、ジグのアクションも関係するのか?と色々試すのではありますが、僕だけ大きいのが釣れない。

 

ヤマさんはツキジグで絶好調。いいサイズを次々と上げていた。この時彼から一番遠い場所で釣りをしていた僕には、ヤマさんが何のジグで釣っているのかわからなかった。知っていたら真似していただろうに。


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怪魚ハンターはこの日最初のマハタを釣り上げる。
同じ小さめでもマハタはいいなあ。
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状況が変わったのは午後3時すぎくらい。ポイントを少し浅い30〜40mくらいのポイントに移動してからだ。

再びブルスリムに交換していた僕にヒット。しかし引き方が根魚ではない。糸を巻いてきてもククン、ククン!と竿先を叩くような引き方はマダイのそれだ。

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上がってきたのは予想通りマダイだった。ほぼ同時に怪魚ハンターにもマダイがヒット。どうやらマダイの巣に船が入ったようだ。

 

タイラバで狙っていた昆虫大好きさんにもアタリがバンバンあるのだが、なかなか針にかからずに悶絶している。

 

そんな中でヤマさんがいいサイズのマハタを釣り上げると怪魚ハンターもでかいマハタが欲しい!とテンションが上がった。

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そのあとは、僕のジグにも落とせばククク、っとアタリが連発して出るものの、なかなか針にかからず仲良く悶絶していた。とにかくジグを落とせばアタルというくらい凄まじい活性の良さだったのに。

マダイに悶絶していた横では怪魚ハンターがまたまたいいサイズのヒラメをあげてハンターぶりを遺憾なく発揮していた。

が、本人曰く、ヒラメよりマハタがいい、そうな。

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Y店長もマダイを釣りしばらくマダイの辺りが続く。新潟といえばマダイ釣りというイメージがあったのだがイメージ以上にマダイの数が濃いと感じた。

釣れた数は数匹だったが、真面目にマダイ狙いでやったらもっと釣れたろうと思う。

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このあと、雨が降り始めたらマダイの辺りがパタリと止まる。船長の話では天気が悪い時はマダイはダメらしい。

 

流す場所をかえて流し返したがしばらくは雨の中で忍耐の釣りが続く。

 

そんな中でポツリと釣れたアコウがこの日最後の僕の魚になる。

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お隣の怪魚ハンターは最後の最後で狙っていたマハタを釣り上げてご満悦だった。
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この一匹を最後に夕方のタイムアップまで昼間の入れ食いが嘘のように海は沈黙してこの日の釣りは終わった。

半日の釣りだったが佐渡のアコウとマダイの濃さを実感させられた。

サイズは今ひとつだったが魚の濃さではこれまでに経験のないほどの濃さ。うまく保護したらいいサイズばかり釣れる釣り場になるんだろうなあ、とため息交じりに思うのでありました。

翌日は風が強いので釣りは無理という話なので観光をしようということになっていたのでありました。

 

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2021年9月 2日 (木)

クロマグロの釣りによる捕獲禁止条例について考えてみた

今日はちょっと固いお話をします。
何かと言うと、つい先月下旬に水産省から発令された「遊漁者によるクロマグロの捕獲禁止」令について、釣り師としてどうも納得がいかないのでそんな話を。
釣りに関係ない方も皆さんの大好きなクロマグロ(本マグロ)のお刺身の話だと思って読んでみてください。
これを読んでの皆さんの感想やご意見も是非お聞きしたいんです。
さて、本題に入りますね。
クロマグロ(正確には太平洋クロマグロ)は個体数の減少が著しく絶滅の危機にあることが知られており、その漁獲規制の重要性が叫ばれていますが、日本の水産省はつい数年前までこの規制に消極的でした。
しかしながら海外からの規制せよとの圧力が高まり、ここ数年、いや、一昨年あたりからクロマグロ採捕の規制に乗り出したんですね。
その規制の一番の目玉は30kg以下の小型クロマグロは一切採捕してはならぬ、というもので、これは漁業者、遊漁者ともに公平に規制が行われました。
こういう条例が出た背景には、これまでのクロマグロの大量捕獲は、大手水産会社及びその系列などによる巻き網という、クロマグロの群れをぐるりと取り囲んで根こそぎ捕まえてしまう漁法が問題になっており、しかも、それを6〜7月の産卵期に集まってきて大きな群れを作るクロマグロに対しておこなうものですからクロマグロは文字通り一網打尽となって大きいのも小さいのも根こそぎ取られていたんです。
6〜7月になるとスーパーで「マグロ祭り」的な広告のもとに行われるマグロの安売りはこのマグロ達なんですね。
もちろんそれを食べているのは皆さん達です。
このような漁法に対しては釣り人からも規制せよとの声が数年前から上がっており、水産省と大手水産会社に対してデモ行進を行うことも数年間続けられてきました。
このような経緯の中で30kg以下のマグロはとってはならぬという規制ができたのは大きな進歩でありましたが、一方で事件も起こりました。
それは大量の30キロ以下のクロマグロの死体が海上に漂流するというもので、この事件の犯人は特定されることもなく、また、この手の事件にはマスコミは食いつきが悪く、報道もされないまま闇に葬り去られてしまいました。
懸命な読者の皆さんならば、大量のクロマグロ、というだけで犯人は誰なのか、大体のことはお察しできると思いますが。
そんなこともあった中、今年の夏突然水産省から発せられたのが下のような「おふれ書き」でした。
Photo_20210902074105
水産省のホームページ上にこのような規制の「おふれ」が突然出たので遊漁関係者はビックリ。
内容を見ると、30キロ以上のクロマグロも採捕は禁止!でも釣りしてリリースするならいいよ、という内容です。
下記がその正式な文面。


40
そして、遊漁者のある団体には下のような書類が送られてきた。

Photo_20210902074103
ことがここに至るまでは、実は僕も知らなかたんですが、水産省から遊漁者に対して、捕獲したマグロの報告義務というのが発せられていて、正直者の釣り師は自分たちの釣ったクロマグロの重さと数をせっせと水産省に報告していたらしい。
それをまとめたものが下の表です。

Photo_20210902074201
この表から読み取れるのは、釣り師達がこの間釣ったマグロの総数が476匹で重さにして約20トン弱、というものです。
そこで再度、前出の釣り人団体に送られてきた今回の規制の通達文を見てみますと、
この間の捕獲数調査への協力への感謝を述べた上で、釣り人の捕獲数が自分たち(水産省)の想定以上の数で、
Photo_20210902083501
上記のように、今後このまま遊漁によるくろまぐろ(大型魚)の採捕が高水準で推移すれば、漁獲可能量制度に基づく現在の枠組みにおける適切な警鐘が困難となり、遊漁によるくろまぐろの一斉採捕停止等、更なる規制処置の導入を検討せざるを得ない状況にあります。
と書かれています。
確かに年間20トンはバカにならない量ではあるので、この規制もやむなしなのかなあ?と思う一方で
じゃあ漁業によるクロマグロの捕獲規制はどうなってるんだろうと、調べてみたのが以下です。

まずは件の「巻き網漁法」に対する漁獲量規制ですが下の資料をご覧ください。

Photo_20210902075502
これは僕の解釈ですと、今年1月から12月までのクロマグロの漁獲可能な量が全体で3315トンで、すでに9月末までに採捕されるマグロの漁獲量の見込みが2778トン!1日あたりなんと11トン!
なので、残りの10〜12月までの3ヶ月弱の間で3315-2778=537ということで、まだあと537トンもとっていいですよ、という内容になっているじゃあありませんか。
釣り師の釣った総漁獲量20トンに対して2778トンですよ。この数字は釣り師の釣ったクロマグロの数は巻き網漁のおよそ0.7%にあたりますね。
これは単純に比較できませんが、経済的な話は抜きにして、マグロの資源保護という観点から見たときに、巻き網漁の1%にも満たない20トンは多すぎるけど、2778トンはまだ537トンも捕れるということになり、この辺が釣り師的に僕には納得いかないんですね。
そもそも年間漁獲総量の3315トンという数字が科学的にクロマグロの資源保護に対してどのような数字かもよくわからないし、本来資源管理をするならばたくさん捕る方の管理を厳しくした方が結果はすぐに出ることは中学生でもわかるでしょう。
このように資料を見ているうちに、大手水産会社を中心とする漁業には甘く、釣り人には厳しくという漁業規制の姿が浮かび上がってきたので、釣り師の僕にとっては実に腹立たしい。
資源保護をうたうならば、漁業者に対して保証金を払ってでもいいから数年間は全面的な捕獲禁止をする(地中海マグロではこれをやって成果を上げています)とか、アメリカの様に一漁船あたりの採捕重量と数を決めて厳しい監視のもとに規制する(これも大きな成果を上げています)とか、もう少し科学的な視点を持って実効性かつ公平性のある規制をすべきだと強く思ったのでありました。
さらに資源保護は自然保護でもあるのでこの問題は環境省も関わるべきだと思いますが、日本の縦割り行政と縄張り争いでもあるのでしょうか、環境省からのこの件に関するコメント等は聞いたことがありません(もしあったらごめんなさい)
これを読んだ皆さんのご意見もお聞きしたいので、コメントなりメールなりぜひお寄せいただきたいです。
僕個人の間違った資料の解釈があればそれも訂正したいですし。よろしくお願いいたします。
参考に巻き網漁以外の量についての漁獲割当量も出されているので下記に資料として添付いたします。
たったこれだけ?という程少ない割当量です。つまり、これは日本のクロマグロの大半は巻き網によって捕獲されていることを意味するんですね。
じゃあ、資源保護の近道はどうしたらいいのか?問題はここです。皆さんならどんな答えを出されますか?


Photo_20210902075501
※ 資料は全て水産省ホームページから引用いたしました

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