3回目のワクチンを打ってきた@ハンマーヘッド・みなとみらい
新型コロナワクチンの3回目の接種に行ってきました。
今回は予約もすぐに取れて接種券が送られてきた翌々日には接種できるというスピード。
前回は横浜市の予約システムがダメダメでどうにも予約が取れなかったのでわざわざ東京の大規模接種会場まで二度足を運んだのですが、今回はみなとみらいのハンマーヘッドにある接種会場ですんなり接種できました。
なんか、横浜市、やればできるじゃん!というか前回の反省が効いているのか?はたまた3回目の接種希望者が少ないのか?ほんとのところは分からないのですけれどね。どなたかその辺の事情に詳しい方がいらしたら教えてください。
ということで、接種会場はみなとみらいにあるハンマーヘッドという施設でした。
ここに行くのは初めてで、名前は知っていたけれど普段みなとみらいに行くことは滅多にないし、我が家はみなとみらいに都会からは大きく離れた横浜の田舎にあるし、ということで色々ネットで調べてみました。
その結果、電車で行くのはまだまだ感染リスク上怖かったのでバイクで行くことに。
すぐ近くにある赤レンガ倉庫のバイク駐輪場がただだということは知っていたのでここを利用することにしました。
接種時間は夕方の5時半の予約だったので午後遅くにのんびり出かけます。
せっかく都会に出るのだからとついでに西横浜駅前で露店で売ってる美味しいキムチ屋さんにも寄ることにしました。
ここのキムチ屋さんは毎日午後遅くになるとおばちゃんが箱の上に板を敷いた露店を出して、キムチ、チャンジャ、カクテキ、チヂミなどを売るのですが、大変美味しいのですぐに売り切れてしまうんです。
僕も人からいつもいただいたものを食べていただけなのでお店に行くのは初めてでした。
場所も含めてお店情報を調べてみたらなんと、Googleマップに露店キムチという名前で載っていた。
その情報を頼りに開店時間の4時半を目指してバイクで行くと、場所はすぐにわかってお店の横にバイクを止めていると、その間にも二人ほどお客さんがきて商品がどんどん売れて行く。
僕の一番のお目当はチャンジャだったので、どうかチャンジャだけは売れ残って〜!と心の中で叫びながら焦ってバイクを止めてお金を出した。
お店はおばちゃんが二人におっちゃんが一人座っていて始めての僕にも愛想がよくいい雰囲気。
まだ売れずにいたチャンジャ、キムチ大、カクテキ、チヂミを素早く注文し、というより人に取られないように自分で勝手にまとめて囲い込んでから、これちょうだい!と買ったのであります。
無事買い物ができたのでいい気分で今度は赤レンガ倉庫へ。
15分ほどで到着しバイクを止め、まだ接種の予約時間には30分以上あったので赤レンガ倉庫の周りをうろついて夕日のみなとみらいを写真に撮ろうとした。
折しも赤レンガ倉庫では何かイベントが開催されておりビニールハウスの巨大なのが建っていてその中から若いカップルなどが飲み物や軽食らしきものを手に次々と出てくる。
海側から回り込んだ僕は中で何をやっているのか覗きに行ってみたら、海側は出口になっていてそこからは入れない。
仕方ないので透明なビニールハウス越しに中を覗き込んだら、何やら屋台がたくさんあり天井にはしゃれた装飾などしてあって若者がうじゃうじゃいた。
雰囲気からして僕が一人で入ったら浮いてしまうだけと判断し入場はやめる。
海沿いにうろうろしながらシャッターチャンスを待っていると港の端っこのあたりに釣り師が何人かいた。
これをみて僕が反応しない訳はない。
即座に接近して、釣れますか?と話しかけると、今日は渋いです〜、と始まってここでの釣りのことやら他にはどこに釣りに行くことやらいろいろ話が盛り上がった。
この釣り師の方はちょうど片付けをしていたのですが、海の水を汲んでは自分の釣り下回りをブラシでゴシゴシ綺麗にしているのをみて感心する。
こうやっておかないと、いつか釣り禁止になってしまいますから、と言いながら掃除していたけれど嫌そうな顔はしていなかった。
こういう釣り師ばかりだといいなあ、と自分お釣りも振り返り反省点などないか考える。
そのうち日がビルの谷間に沈み時間も予約時間が近ずいたので写真を何枚か撮って歩いてハンマーヘッドに移動する。
ハンマーヘッドの入り口には案内人がたくさん立っており、会場へはスムーズに入れた。
中に入ると予約時間を聞かれてその時間枠の人たちが待つ椅子に誘導された。
ここから先がどう動いていくのかよくわからないまま30分近く待たされたのでちょっとイラついてしまう。
暇なので周りの人たちを観察していたら、高齢者枠の予約だから当たり前のことなんだけれど本当に老人ばかりだ。
先ほどの赤レンガの若者軍団とのコントラストが愕然とするほどハンパでない。
あんな若者たちも数十年後はこんな感じ!という非常にわかりやすいbefore afterを見てしまった。
それにしてもこんなに老人ばかり集まっているのを見るのは初めてかもしれない、何しろ数百人の老人が椅子に座っていい子で待っているのだから。
そして気づいたのは、自分だって同じ老人じゃん!ということ。小さなショックを受けつつもこればかりは受け止めるしかない。
周囲のおっさんを見ては10年後の自分はあんな感じ、20年後はあんな、、、などと見ていると30年後はいないので少々気が滅入る。
人って不思議なものだと思ったのは、若いものの中に入り込むと自分も若い気になってしまうし、年寄りの中に入ると自分の歳を実感するという無意識な意識的精神的同化のようなものがあるのだなあとおもった。その仲間に自分がいると思うことで安心するわけだ。
でも実際には両者を比較し多角的・客観的に自分を見たら格好じいさんだと認識してしまったというわけ。
少し気が滅入っているところに、この人々が椅子の列ごとに次に案内されていくのが分かって、それが比較的早いリズムで流れていくのがわかったら今度は一安心する。単純にできてるなあオレ。
自分の列の番が回ってきてそこから先は受付、問診、医師による問診、注射、15分の待機とスムーズに進んでいく。
担当の人や案内の人がここから急に若い人が多くなって、みんなキラキラ輝いて見えた。
若いっていいよなあ。やっぱオレじいさんだ!
と自分の年齢を他人と比較して多角的に自己診断するという経験をして色々この先の人生を考えさせられる。
6時過ぎには全て終了。
外に出たらみなとみらいの夜景が綺麗だった。
ひとしきり写真など撮ったのち、いつまでも若者の仲間でいたいじいさん(僕のことね)は850ccのバイクにまたがり宵のみなとみらいをあとにしたのであった。
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