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2022年3月26日 (土)

春の管釣りへバイクツーリング@東山湖フィッシングエリア

寒さ暑さも彼岸までというが今年は彼岸明けの二日間が真冬の寒さだった。

そんな寒い日には暖かくなったらどこかバイクでツーリングしたいなぁ、とか、たまには管釣りで小さい魚の数釣りも良いなあなんて考えていたのでありますが、天から降りてきたように、バイクで管釣りに行けば良いじゃん、それも近場の王禅寺とかではなくて少し遠いところ!と思いついた。

 

春の管釣りツーリングだ。これにしよう!と早速行き先の検討をする。

リバスポなんかいいなあ川は綺麗だしよく釣れるし、でも山の中は寒そう。

鹿留も同様にまだ寒そうなので適当に遠くて暖かそうなところ、って、あ、東山湖があったじゃあないか。

という結論に達したのであります。

 

東山湖は今から35年くらい前に冬場にバスが杖なくなるとよく通った管理釣り場で富士山のふもと御殿場にある用水池を利用した管釣りなのであります。

大きさは野球場二つ分くらいあるのかな?まあまあ大きくて目の前に富士山がど〜んと見えながら釣りをするのが好きな釣り場なのでありました。

 

早速ネットで調べてみたところ通常営業しているというのでお天気マークで晴れていて気温が上がる日を見つけていくことに決定。

さらに、このところ数年は管釣りではフライしかやっていなかったのでありますが、インジケーターをつけてのフライ釣りは餌釣りみたいにイージーにマスが釣れてしまうのでちょっと飽きていた。

久しぶりにスプーンの釣りをやってみようと思い立ち、古い道具箱を漁れば、出てくる出てくる、赤白黄色、黒にオリーブ、茶色に青。光るやつ、光らないやつ、丸っこいの細長いのとオレこんなにスプーンを持ってたっけ?と思うほど出てきたので嬉しくなった。

さらにミノーやクランクベイトも出てきて、こりゃあもうやるしかないなと心に決める。

 

竿にリールも昔使ってたのがあったので新調しなければならないのはラインとフックくらいだな、とポイント長後店に行って買ってきた。

あとは竿をバイクにくくりつけるのだけ確認したらこれで準備万端。

 

3月25日の金曜日、早朝4時すぎに横浜の家を出てガソリンを入れてから東名の綾瀬スマートインターへ向かう。

ここから東名に乗るのは初めてだけれどグーグルちゃんも「ここが近いよう!」と教えてくれたので素直に従った。

 

早朝の東名下りはトラックが多く小さなバイクで踏み潰されないように車間距離を十分にとって安全運転で走る。

そのうちに指先が冷たく感じ始めてきた。冬山登山用の超分厚い手袋をしているのにおかしいなあ?と思いつつ、先々週の下北半島津軽海峡の釣りの時に指先を冷やしすぎてまだジリジリと嫌な感触が残っていたのを思い出した。

どうやら指先だけ凍傷になりかけていたらしく感覚がおかしいのだ。

寒さでくるなら足や顔の冷たさの方が先に来そうなのだが、たいして寒くは感じずに手の指先だけ痺れるように寒かった。

 

中井サービスエリアに入ってバイクを止め指先を温める。

 

少し温まったところで出発。

御殿場までは20分と表示されていた。

山道のカーブを気持ちよくバイクで走りあがりあっという間に御殿場に着く。

途中、眼の前に立ちはだかる富士山が美しかった。

 

東山湖への道は新しくなっていたインターからすぐの場所なので間違えようがない。

6時ちょい過ぎに東山湖到着。

おそらく20年ぶりくらいに来たのだが以前と変わらずの佇まいの駐車場に入っていくとなんだかとても懐かしかった。

 

車は駐車場が半分埋まっているくらいの数だったので空いているようだ。

 

受付の建物がなんだか掘っ建て小屋のようなものに変わっていてそこでチケットを買い釣りを始める。

 

湖畔に出るとすぐ真下の富士山が真正面に見える場所が空いていたのでそこに入った。

 

0003_20220326165701

空はすでに明るくなり始めている。湖面にはマスのライズがひっきりなしにあがっている。真正面には大きな富士山。

いいなあ、これだよお!東山湖はこれがいいんだ、とまずはスプーンタックルをセットする。

ところがここで早くも問題が。。。

ここ数年海の大物の太い仕掛けしか扱っていなかったのが、急に4ポンド、0.8号の糸をスプーンに結ぼうとしたら、目はぼやけているは、指先は先ほどの痺れもありうまく動かないわでなかなかスプーンが結べない。

こんな時にと持っていったヘッドライトの明かりを頼りに一苦労して仕掛けが完成。

 

早速キャストして表層から攻めてみた。スプーンは2グラムのモスグリーンのような色。

表層をゆっくり引いてくると、ツン!とアタって手元に心地よいグンという手応えが、とイメージはできてるのにアタリがない。

 

二投目はほんの少しだけ沈めて引いてみた、すると狙い通りにヒット!

小さいニジマスだがよく走り回ってジャンプまでする。

ニジマスのファイトはいいなあ、と手応えを堪能しながら手元まで持って来て水の中で針を外してリリースする。

なんだか思い通りの展開で気持ちいいぞ!

と気分は上がる。

0004_20220326165701

さらに、そこからは一投おきくらいにヒットしてすぐに5匹くらい釣れた。

 

ところがそこからアタリがなくなる。

スプーンにスレたな、と違う色に変えて投げるとすぐに来たのだが後がなかなか連続しない。

ポツリポツリと釣りながら昔通い込んだ管釣りの釣り方を思い出す。

竿の構え方、アタリの取り方、カラーローテーションやアクションなど、思い出すままに試して色々やってみるのが楽しかった。

ところがここでまた問題が。

視力が落ちて以前のようにラインが見えなくてアタリをラインで取ることが難しいのだ。

それに、オンボロのリールはガタがひどくてハンドルを回転させるとギアがゴリゴリいうのが分かるほど酷い。

ガタがある分小さなアタリの感触が直接手元に伝わらないのだ。

以前は同じ道具を使っていてもそんなこと気にした事もなかったのに、ここ数年のステラだのソルティガだのの高級リールの巻き心地に体が慣れてしまったようだ。

 

今、もし本気で管釣りの釣りをやるならステラの1000番を買っちゃうだろうな、などと考えながらゴリゴリ糸を巻いて釣りをした。

日がすっかりあがって暖かくなり始めたのが8時過ぎくらい。アタリも減り魚は沈んでしまいライズもなくなる。

9時までやったらフライに代えて入れ食いを堪能しよう、と企みつつスプーンを取っ替え引っ替え投げていたらあるスプーンのカラーが当たりカラーだったようで、渋いながらも小さなアタリがよく出たのでしばらくスプーンの釣りを続けた。

しかし、ゴリゴリリールで小さなアタリを取るのはなかなか難しく合わせのタイミングがうまく合わない。

普段は使わない度付きサングラスに変えてみたが光の角度が悪いのか視力低下が著しいのかラインもよく見えないで、ヒットに持ち込めず熱くなる。

10時近くまでやって少し結果が出たので、ここでスプーンからフライに交代して竿を組む。

001_20220326165701

僕のようにフライとルアーの釣りを両方やる人は意外と多く、僕の並びの右側三人はさっきまでルアーを投げていたのにいつの間にかフライをやっていた。

みんな考えることは一緒なんだなあ、と納得しながらフライに交換。

ここでのフライはフルキャストせずに5mくらいのところにインジケーターを飛ばしてアタリを待つ。

インジケータの下は1mくらい。

これはスプーンの時にアタっていた層なので自身があった。

 

 

風が吹き始めて湖面に細波が立ちはじめたなあ、なんて思っているとインジケーターがスススッと動いて水中に引き込まれた。

二度目まで動くのを見ていて三度目で合わせるとグググっと魚の手応えが伝わり小さなマスがジャンプした。

ここからはもう入れ食いで、投げればアタル、合わせそこないやスッポ抜けはあるもののほぼ入れ食い状態で次々とマスをキャッチ&リリースした。

 

10匹も釣ったら飽きてきたので、手を休めて富士山を眺めながら飲み物を飲んだり写真を撮ったりして日向ぼっこをした。

釣りに来てこんなにゆるりと遊ぶのは初めてかもしれないなあ、いつもは眉毛を釣り上げて数数えながら釣りしているのに、とそんな釣りをしている自分の姿を想像して思わず可笑しくなる。

春の暖かい空気がそうさせるのか、富士山の眺めがそうさせるのか知らないがこの日は全くのんびり、ゆったりの釣りで、ここからはちょっと釣りをしては手を休めて写真を撮ったり、お菓子を食べたりして過ごした。

 

お昼を過ぎたら人が増えはじめた。午後からの件で釣りをする人が多いんだというのが分かった。

いつの間にか駐車場も満車になっていた。

 

陽気はすっかりポカポカ陽気で釣りよりも昼寝がしたくなるくらい。

 

ニジマスちゃんも数えてないけど多分30くらいは釣ったろう。

暖かいうちにバイクを楽しんで帰ろうと早上がりを決めた。

 

帰り仕度して最後にバイクをいい場所に移動して写真を撮って帰る。

0002_20220326165701

帰り道も東名高速が秦野中井インター付近で事故渋滞していたが大したことはなかった。

 

3時過ぎには家について4時からは相撲を見た。

 

釣り堀で時間前に上がって帰るのは初めてかもしれない。いつもは時間がきてもあと一投、もう一投とかブツブツいいながら時間超過してるのに。

 

なんかゆとりというか余裕というかのんびりというか、釣りをしてバイクに乗りながらもゆったりとしたいい時間を過ごせた一日になったのでありました。

 

 

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