牧のうどんに敗退する@牧のうどん空港店
牧のうどんと聞いてもピンとこない方が多いでしょうが九州北部では知られたうどん屋さんのチェーン店で本店は唐津にあるらしい。
ここのうどん、注文する時に麺の固さをまず先に問われる。やわ麺、中麺、硬麺の三種があり段階的に茹で具合が硬くなっているのであります。
以前にも本ブログで書いた記憶があるのですが、この牧のうどんは唐津のサンライズに釣り遠征に行った時の必須メニューとなりつつあり、前泊の為に夜のいい時間に福岡空港に着いたらまずは牧のうどん空港店にまっしぐら!というのがこのところの定番。
今回もサンライズでの釣りに先立って牧のうどんを味わうこととなったのでありました。
夜8時過ぎに福岡空港に到着した我ら東京出発組の釣り師6人は福岡空港で山形から来た初参加のNさんと合流すると牧のうどんにまっしぐら。
店に入ってテーブル席のお座敷に座り込むと40センチくらいはあろうかという長細い注文票とにらめっこする。
今回のメンバーにはもう一人初参加の茨城のスーさんがいらしたのでこの方にも牧のうどんの注文に関する注意点および戦略などを先輩ヅラして語りつつ注文をしたのでありました。
牧のうどんを注文する時のワタクシ的注意点は、①硬面を選ぶ ②トッピングには必ずゴボウ天を入れる。③できれば何かもう一つトッピングする(いつもこれを何にするかで迷う)
と行ったところが基本なのでありますが、これも本家福岡出身のルアーショップエブ&フローのY店長からの受け売りでどってことないんですが、ワタクシ的嗜好としましては主にトッピング2はコロッケにすることが多いんですね。
コロッケそば、コロッケうどん、というのがワタクシは大好きなのでありまして、コロッケにツユがしみこみホロホロとはかなく崩れて行くところをちょっと待った!崩れる前に!と食べるのがたまらないのであります。
ということで、今回注文したのは硬麺にゴボ天、コロッケ、そして丸天の三種盛り。
丸天というのは関東でいうさつま揚げですね。さつま揚げを天というところが九州らしいので現地の気分を味わいたい意味でこれを加えたのでありました。
ここ、牧のうどんの定番メニューには肉ゴボウ天というトッピングが王道らしいのですが、ここに乗ってくる肉は甘く煮付けられている甘さが嫌いなのでワタクシはこれを避けているのでありますが、今回初参加のお二人のうち一人の方はとりあえず王道を!ということで注文なされていました。
申し忘れましたが、ここ、牧のうどんの硬麺はグズグズ食べているとどんどんツユを吸い込んで膨張しみるみる増えていくのでありますね。
さらに追い打ちをかけるようにお店からはツユの入ったヤカンを用意してくださる。
この増える麺に打ち勝つ為には、食レポよろしくうどんの写真など撮る事なく出てきたら素早く食べて麺に増える隙を与えないことが必須であり他の手立ては今の所ワタクシには見当たらないのであります。
待つこと数分。注文から出てくるまでは速く客に食べる準備を与えることを許さない。
素早く出てきたワタクシの三種盛り。
この三種盛りは初めての組み合わせだったので期待とわずかなコーフンの中眼前に現れた。
定番のゴボ天を覆い隠すように存在感を示す丸天に早くもツユがしみこみ始めているコロッケ。彩美しく置かれたワカメ。これらのバランスのとれた佇まいに思わず、いや不覚にもスマホを取り出し写真を撮る。あーでもない、こーでもないとアングルに悩んでいるすきに麺は早くもツユを吸い込み始めていたのでありました。
気づいたワタクシはすぐに食べ始めたのでありますが、熱々の丸天と崩れる前にコロッケを処理するのに手こずって時間を取られてしまった。
麺を食べ始めた時にはすでに時遅し。食べても食べても麺は減らず、むしろ増えていくように感じる。
ここに来てゴボ天の下に大量の天かすが書けられているのを発見!これがまたツユを吸いどんどん増えて行くではありませんか!
食べた麺は胃袋の中でさらに膨らむので食べる速度は落ちてさらに体制は麺有利となってゆく。
満腹中枢が働ききって、もうお腹いっぱい!という精神状態にも関わらず麺はまだ三分の一ほど残っていた。もはやツユはほぼ全て麺に吸い取られてどんぶりの底にはわずかしか残っていない。
最初にコロッケをやっつけたワタクシは、ゴボ天→麺→丸天→麺というローテーションで食べ進んだのでありますが、四分の一ほどを残して精神的にはほぼ敗北状態となり意識が朦朧となりつつさえあった。
最後の方はどうやって食べたのか記憶もおぼろげなのであります。
それでもなんとか完食し牧のうどんとのタタカイは終わったのでありました。
苦しいながらも全部食べたので良しとしよう、などと心の中で思ったのではありますが実態はうどん側の完全勝利。
今年の初牧のうどん戦は敗北に終わったのでありました。
釣りの前泊のため糸島のビジネスホテルに向かう車の中で身動きできないくらい満腹になりながら敗因を分析したところ、天かすの量が思いの外多かったこと、欲張って入れた丸天が熱くて食べるのに苦労したところなどに問題があったようなので次回はワカメもしくはおぼろ昆布などの海藻系のトッピングで勝負しようと心に決めたのでありました。
次回の対戦はすでに5月後半に予定されていますのでお楽しみに。
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