徳之島のコーヒー豆いよいよ焙煎!@エノカフェ
徳之島のコーヒー豆をいただいてから早ひと月が経とうとしていますが、コーヒー豆の精製も色々やりながら大詰めの段階までやってまいりました。
前回の本ブログに書きましたようにコーヒー豆の殻をすり鉢とスリコギでゴリゴリやって殻取りの作業効率は格段に上がり一気に焙煎1回分くらいの豆の量が精製できました。
ところが!剥がれた殻に埋もれたコヒー豆を仕分けしていくと力任せにゴリゴリとスリコギで押し潰したためか割れてしまっている生豆が結構出てきてガッカリ。
せっかくここまで来たのに台無しになってしまうなんて。。。
ほんの一部ではありますが手にとった割れた豆を見ながらしばし悲しい気持ちになったのでありました。
しかし、先に進むしか無い!いつまでもここで悔やみ悲しんでいても残された生豆たちが不憫じゃ無いか!
と気を取り直してさらに生豆だけをすり鉢に残して優しくゴリゴリやって薄皮を剥がします。
生豆が割れないように、且つ薄皮は剥がれるようにという微妙な力加減でやらなければならないので慎重にゴリゴリやります。
生豆表面の薄皮がおおむね剥がれたところで生豆の完成!
いやあ、ここまでの行程は初めてだったので色々試行錯誤しながらの作業だっただけに出来上がった生豆ちゃんたちを眺めるだけで涙が出て来そうになる。(ウソだけど)
さあ!ここまで来たらあとはいつもやってる焙煎をするだけ、気楽なものであります。
焙煎の前に既存の購入している生豆と徳島産の生豆を比較して見たら色がずいぶんと違う。
徳島産の生豆の方が茶色っぽいんですね。
これはおそらく実から豆にする時の行程の違いのせいだと思うのであります。
今回の既存の豆はエチオピアのイルガチャフェという豆なんですが、これは実の果肉を取り除く時に水で洗い流してから乾燥するというウォッシュドというやり方で生成されているのでありますが、徳島の方は目で見たわけでは無いのでおそらくなのですが、果肉をつけたまま乾燥させてから果肉を取り除くナチュラル、という製法で生成されていると思われます。
一般的にナチュラルの方が手間はかからない分だけ豆の品質にムラが出やすいのだけれど、味の方はフルーティで甘みを感じる豆になるんですね。
そんなことからか、精製段階で色が茶色くてはじいた生豆も全体の五分の一くらいと結構な量がありました。
そんな風に厳選された豆だけを残したのでこれを焙煎するのは楽しみ。
早速、いつものようにカセットコンロの火でシャカシャカと始めました。
10分ほどするとパチ、パチッと爆ぜる音がして焙煎している私の気分も高揚するというものです。
ところが、このお豆ちゃんは爆ぜる音が地味で、あまりパチパチと自己主張しない。
ちょっと不安になりつつもそのまま焙煎を続けるといい感じにできました。
先ほど比較したエチオピアも焙煎したので並べて比較して見ましたがどうでしょう!見た目はいい感じじゃあありませんか!
ところが!なんだかところが!ばかりですが、次々と色々起こるので仕方ない。
焙煎したコーヒー豆を一粒手に取って指先でグッと力を入れて見ると簡単にパチッとつぶれてしまった。
あれえ?コーヒー豆ってこんなに簡単につぶれたっけ? とエチオピアも同様につぶしてみたらこちらもパチッと潰れたのでちょっとホッとしたのですが、指からの感触ではエチオピアよりも徳之島の方が豆がスカスカな感じがしないこともない。
焙煎した徳之島のコーヒー
若干不安材料はあるものの後は挽いてコーヒーを入れるだけ。
ここまで来たらもう後戻りはできません。
いよいよ次回は徳之島産コーヒーのお味のお話になります。
ちょっともったいぶって次回に詳しくご報告しますのでお楽しみに!
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