2500キロ!ロングドライブ③山口→道後温泉
ロングドライブ三日目
この日の行程は秋吉台のカルストを見てから岩国の錦帯橋に寄って四国に渡り松山の道後温泉までゆくというもの。
仕事以外で車で四国に渡るのは初めてだし、ルート的にも初めての道なので楽しみだが土地勘がなくどのくらい時間がかかるのかも全く分からなかった。
朝6時に鳥の声で起きる
朝ごはんは昨夜の残り物に生卵。美味しい。体は二日間のドライブでかなり疲れていたが精神的にはまだまだなんとかなりそうな余裕もあった。
朝のうちに娘たちが経営している農園を散歩がてらをぶらついて鶏舎などを見て回る。
朝の新鮮な空気の上に場所が街から離れた山間なので自然の音しか聞こえてこなくストレスが発散されて行くのがわかるのでありますね。
とはいえ、ここで自然に癒されて時間を使ってしまうと今日の目的地にいつ着くか分からないので9時頃に出発することにしました。
娘も仕事の関係でちょうど道後温泉に用事があるというので一緒に車に乗せてまずは秋吉台へ向かう。
30分ほどで秋吉台到着。
初めて見るカルスト地形は想像以上に広大で山々全体に広がっており感動しました。
この場所を知ったのは遥か大昔に手塚治虫さんの漫画の舞台で紹介されたのを読んでからで、それから六十年近く経ってようやく来ることができたので感慨ひとしお。
最近ではインスタでフォローしているバイク乗りの皆さんの写真で様子を見ていたので概ねの雰囲気は知っていたもののカルストを縦断するカルストロードを走り抜けるとなんだか別世界を走っている感覚になった。
ここに来るのは二度目だという娘もゆっくり見ることができて感動していたようだ。
何箇所か車を停めて写真を撮ったりして一時間ほどカルストを堪能してからユーターンして戻り岩国に向かって走った。
秋吉台のカルストから少し走るだけで高速のインターがありそこから山陽道に入り昨日走って来た道を戻るように広島方面に走る。
またまた大和トンネルばかりの道を一時間半ほど走って岩国インターで降りたら錦帯橋まではすぐだった。
高速の出口を出たところのT字路に突き当たったら「錦帯橋」という矢印が左右両方に書かれているのでどちらに行っていいのか迷った。
こういう表記はやめて欲しいですよねえ。交通量が多かったら渋滞にもなるし事故の原因にもなりそう。
結局左折して川沿いの道を下っていくと野球グラウンド4面くらい取れる広い河原が広がり野球グランドで子供達が野球をやっていた。
その先に進むと錦帯橋が見えて来た。これも想像よりも大きい。
しかしながらこちら側には駐車場がないので、一度橋の横を通りすぎてその先の橋を渡って皮の反対側の河川敷にある駐車場に降りて車を停めた。
河川敷の駐車場は広く日曜日とあってかなりの車が停められていたので橋からはかなり離れた場所に車を止めて橋まで歩く。
駐車場が無料なのは好感が持てた。観光地というと周辺の土地持ちの方々が小遣い稼ぎに駐車料金を書いた看板を持って誘導されることがよくあるけれど、そういうスペースがないことからかもしれないけれど、そういうせこい観光客からの金の巻き上げ行動のないここには好感が持てなのでありました。
車を降りて河川敷を歩き端に向かいながら写真を撮りまくる。
立派な橋に感動しコーフン状態になった僕は橋にアングルを変えてバチバチとたくさん写真を撮りまくった。
錦帯橋は1673年、江戸時代初期に作られた橋で大きなアーチが三つも連続する木造の橋でその姿は美しく迫力がある。
昔仕事で知った知識では、確か富山の宇奈月にある宇奈月橋と山梨の猿橋とで日本三大奇矯と呼ばれている。
江戸時代からその姿は人気があって、大名が橋を見たさに参勤交代のルートを変えて立ち寄ったりもしたらしい。
この日も梅雨時にも関わらず地元山口や隣県、四国あたりからの客が多く来ているのが車のナンバーから推察できたけれど流石に横浜ナンバーは僕の車くらいですごくアウェイな感じを味わったのであります。
ぶらぶら歩いて橋のたもとまで行き橋を渡ろうとしたら橋の通行料を取る料金所があり料金を払って渡ることにした。大人310円。
ここまで来て橋を渡らずに帰る手はないもんね。ということで木造の橋を渡り始めた。
橋は石の橋脚に木の橋げたで作られていて見事な作りになっている。
使われている板の一枚一枚が立派な木が使われているし木組みが素晴らしいのでありました。
今ある橋は昭和に一度台風で流されて再築したものをさらに平成の時代に三年かけて掛け直したものらしい。
弓状の橋が三つ連なる長い橋を上り下りしながら写真を撮り対岸へ歩く。日差しが強く汗が出てくる。
橋の下では鮎師が何人か釣りをしていた。覗き込めば川底が見えるくらい水は綺麗だった。
対岸まで行ったらちょうど昼時でお腹が空いたので行きお昼を食べることにした。
娘がネットで探した店でレンコンそばというのを食べる。
レンコンを練り込んだそばにレンコンの天ぷらやレタスなどの野菜が乗った冷やし蕎麦で美味しかった。
休憩して一息ついたので橋を渡って戻り道後温泉に向かう。
ここからは200キロくらいの移動。
山陽道を広島方面に走って尾道の先から四国に渡るしまなみ海道に入り本四連絡橋を何本も渡り島を渡って行くというルートなのであります。
しまなみ海道に入ると時折見える瀬戸内海の風景がとても美しい。
適度に車も多くたまたま前を走る車がのんびりだったのでそれに合わせてゆっくり走りながら風景を楽しんだ。
道を行くと横浜のベイブリッジより大きな橋脚の橋がいくつも現れ驚かされた。
鶴見のつばさ橋と同じ構造の吊り橋もあった。同じゼネコンが作ったのかななんて考えながら走る。
最後に四国に渡る橋はひときわ大きく巨大な橋脚が4本くらい経っておりその下の島が土台になっている。
橋を渡りきったところにある大きなパーキングに車を入れて橋の写真を撮った。
ここの駐車場も広く車も驚くほど多かった。インスタでよく見るしまなみ海道のオブジェを発見しウキウキしてその前で写真を撮る。ミーハーなんだよねえ。
売店で売っている食べ物が魚のすり身を丸く揚げたものが多く普段はあまり見かけない食べ物なので興味津々、写真を撮りまくる。
でも脂っこそうなので買って食べることはしなかった。
このパーキングから直接出られる道で高速を降りて今治から松山まで下道を走り海沿いを走ることにした。
瀬戸内の海の風景を堪能したかったのでありますね。
ところが今治市内を抜けるまでは田園風景でなかなか海が見えてこない。海沿いには巨大な造船所らしき建物がたくさんあったのが印象的だった。
ようやく松山市内に入るあたりから海沿いの道になり瀬戸内の風景が美しい。
波はなくべた凪でまるで湖のようだった。
松山市街が近づくとバイパスらしい二車線道路に入ったが、この道は追い越し車線側がスピードを出すとタイヤから嫌な音が出る舗装になっていてその音が酷く不快な音なせいか走る車はみんな左側の走行車線によって走っていた。
右側のガラガラの追越車線をどんどん左車線の車の列を追い抜いて走っていくのは快適だったが、やがて道路から出る音の不快さがそれを上回り耳がおかしくなってきたので右車線を走るのをやめて混んでいる走行車線に入って走る。
こういう道路を作るバカな役人どもの顔を見てみたい。二車線作った意味が全くない。税金をなんだと思ってるんだ。
松山市街から道後温泉はすぐ隣で5時過ぎに宿に着く。
ここで仕事で別な宿を取っていた娘と別れる。
ホテルにチェックインすると流石に疲れが蓄積して来たので少し休んでから夕食となった。
夕食は地元名物らしき鯛めしの釜飯がテーブルの上で個々に炊かれて炊きたてが食べられて大変美味しかった。
折しもキャンペーンをやっていた地域振興券を4000円分をもらったのでここのレストランで酒を買い使い切る。
酔っ払って9時まで寝てから風呂に入る。風呂はガラガラですぐ一人になった。
明日ん工程を頭でイメージしながらゆっくり湯船に入り腰をマッサージした。
湯上りのいい気持ちのまま部屋に戻りすぐに寝てしまったのでありました。
ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です ©️enos1091 All rights reserve
最近のコメント