2500キロ!ロングドライブ②岡山→山口
2500キロのロングドライブ二日目は岡山から山口に住む娘の家までのおよそ300キロのドライブです。
昨日書き損なったけれど横浜の自宅から岡山までの道のりがおよそ700キロ。早朝5時に出て2時半くらいに岡山市内についたので約9時間かかったことになる。
到着時間が早かったのであまり運転した気になっていなかったのだけれど、こうしてみると結構な距離をか知ったことになるんですね。
これまでの人生で自分一人で一日700キロも運転したのは初めてでありました。
それに比べれば二日目は約半分弱の道のりなので気楽なのでありますが、到着後に運んできた荷物を下ろしたり、持ってきたオーディオのセッティングなどやることは色々あるのでありますね。
そんな訳でゆっくりと岡山観光をしている時間はなく、朝9時前にホテルを出て山口に向かいました。
岡山ICから高速に乗り広島方面へ一気に走り、広島県を横断して山口県へ入ると、それまでは山とトンネルの連続で見飽きた風景だったのが突然ひらけて瀬戸内の海が見え美しい瀬戸内海の風景が時折山間から見えると気持ちが和らぐのでありました。
やがて岩国に入ると思いがけない工業地帯が広がっているのでちょっとびっくり。
山口県を車で初めてだったので全く土地勘も地理的な知識もなかったのでもっと田舎の都市だと勝手に想像していたのでありますが、よくよく考えてみたら自衛隊の基地もあるくらいだし、それなりに大きい都市に違いない訳で、勝手な想像に岩国にはすまんすまんとおわびしながら走り抜けたのでありました。
山陽道の数々のトンネルを抜け山の中を走り続けると午前11時すぎに宇部南ICに到着しここで高速を降りて国道2号を走ります。
お腹もすいてきたのでお昼をどこで食べようかと、お店がほとんどない国道2号線の下りを走りながら、お昼はお店で食べようかコンビニにしようかと迷っているうちに国道2号から山に向かう道に折れてしまいいよいよお店のない田園地帯になってしまい、これはもうお昼は絶望的かな、と娘のところで何か食べさせてもらおうかとすっかりり昼食を諦めかけたところになんと田園地帯の真ん中に洒落たカフェを発見。
これは神様のプレゼントか!と一旦通り過ぎてしまったのをUターンして入る。
お店に入るとケーキがたくさん置いてあり一瞬食事はないのかな、と思って店員さんに聞いてみたらランチも食べられるというので迷わず入ることにした。
席に案内されあたりを見回すとガラス張りの壁に天井も高くおしゃれで落ち着いたカフェでランチのお料理の小洒落ているではないか。お客さんもほぼ満席で人気の店のようだった。
カミさんははキッシュのプレートを僕はは海老マヨのプレートというのを注文する。
キッシュ、というのがどんなお料理なのか正直僕は知らなかったのでイメージの湧きやすい海老マヨにしたのでありますが、お料理が運ばれてくるとポテトフライ、五穀米、生ハム、サラダがついていてボリューム満点でお値段は1300円。
ランチとしてはちょっといい値段だけれど味はよかったので満足。
このあたりの方には申し訳ないけれど、正直、こんな田舎にこんな洒落たお店があるなんて想像もしていなかった。
思いがけない美味しいお昼にありつけてすっかり満足したところで、ここから数分で着く娘の住んでいる農場に向かいます。
秋吉台に向かう県道から細い山道に折れて5分ほど登ると右手に青い二階建ての建物がありどうやら娘の働く農場の事務所らしい。
そこから左に折れて登るとすぐに娘のの作業所として借りている二階建ての洒落たペンション風の建物があった。
家の横に車をつけると娘が出てきたのですぐに荷物を下ろす。
車の荷台いっぱいの荷物を上から順番におろしていくと、一番下で毛布に被り横たわっていた石膏像は無事に傷つかずにいたので一安心する。
荷物を全部運び込み一汗かいたので少し休んでからオーディオのセッティングをした。
今回持ってきたオーディオセットはアンプは義父が使っていた肩身のセパレートアンプでパワーアンプは左右別々にでかいのが荷台ある本格的オーディオだったのでありますね。
これを接続したら久しぶりだったのでうまく接続できなくて焦ったが四苦八苦してなんとかなった。
オーディオチェックレコードという音が左右別々に出たり、位相の違いをチェックしたりできるものが昔はあったんですよ。それを今回は持ってきたんですね。これが大正解でが役に立った。
音がちゃんと出るようになったので少し大きな音でレコードをかけてみたら、天井の吹き抜けの建物なので音の抜けが良くてなかなかいい音で鳴るではありませんか。
ゆったり音楽を聴いてくつろぐ親父(ワタクシのことね)の目に入ったのは畑を耕すのにイノシシよけの金網の柵を立てる娘の姿でありました。
杭打ちを一人でやっているのを見て手伝ってあげたかったが荷物を運んでいるときに腰をギクッとやってしまったので黙って見ていたのでありますが、暑い中での農作業は大変そうで苦労してるな、と思いつつも自然の中で生きて行くのには欠かせない作業だしその道を選んだのは娘自身なのでありますし、本人も好きな生き方をしている感じで辛そうなそぶりはない。
そんな娘の働く姿を見てワタクシ自身は自分の人生にちゃんと向き合って生きているのか?いるのかと自問する。自分の理想を求めて山の中で暮らす娘を見て頼もしく感じたのでありました。
娘の農作業が作業が終わると最寄りの新幹線駅まで明後日の帰りに使う車を一緒に運びます。
明日は道後温泉まで走る予定なのでありますが、娘も一緒に行くというので彼女が帰りに新幹線からこの農場までの足を確保する為に車を持って行って駐車場においておくということなんですね。
ここの駐車場がびっくりするくらい安くて驚いた。なんと24時間350円!。都内なら15分の値段くらいかな?とにかく安い。
帰りに自分の車にガソリンを入れ足して帰るとすでに夜のとばりが降り始め午後の7時。
風呂と夕飯の支度をカミさんと娘に任せて僕は一人ワインを飲んで音楽を聴いていた。
なかなかいい音で鳴ってくれて予想以上の結果だったので大満足。約1000キロも走ってここまで持ってきた苦労が報われた。
娘の料理してくれ夕食のメニューは農場で飼っている鶏を潰して塩焼きにした焼き鳥に漬物三種自家製。
さらに地元の猟師からもらったというイノシシの肉を焼いたものにポテトサラダとご飯。
どれもみんな自家製なので美味しい。
食後は風呂で汗を流してからは娘と一緒に70年ロックのレコードを聴きながら当時のロックのウンチク昔話などする。
娘は最近プログレにはまっているらしく、僕は今回家にあるレコードを整理して同じものがダブっているレコードを60枚ほど持ってきたのだが、その中にもキングクリムゾン、イエス、ピンク・フロイドなどもありそれらを大音量で聴くのはとても久しぶりで懐かしい思い出もたくさん湧き上がってきたのでありますね。
プログレにちょっと飽きたのでこんなのも聴くかな?とアルバート・アイラーのスピリチュアル・ユニティをかけたら娘は嫌いじゃないと自然に受け止めたので蛙の子は蛙だなと思った。10時過ぎまでおしゃべりして寝る。
ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です ©️enos1091 All rights reserve
« 2500キロ!ロングドライブ①横浜→岡山 | トップページ | 2500キロ!ロングドライブ③山口→道後温泉 »
「旅行記」カテゴリの記事
- 2500キロ!ロングドライブ⑥大津→横浜(2023.09.03)
- 2500キロ!ロングドライブ⑤高知→大津(2023.09.02)
- 2500キロ!ロングドライブ④道後温泉→高知(2023.09.01)
- 2500キロ!ロングドライブ③山口→道後温泉(2023.08.31)
- 2500キロ!ロングドライブ②岡山→山口(2023.08.30)
コメント