久しぶりの東京湾タチウオジギング@三喜丸
この夏は本当に暑かったですねえ。
まあ、花見の頃から異常に暖かかったのである程度予想はしていましたが、実際になってみると本当に辛い夏でした。
あまりに暑くて釣りにも出かけず、毎日エアコンの聞いた部屋でサックス吹いて暇を潰していましたが、ちょっと涼しくなってきたら釣りに行きたくてウズウズしてきた。
なんでもいいから釣りに行きたーい!と釣りものを探していたところ、アマダイとタチウオが面白そうだということが分かったので、早速いつもご一緒させていただいているH夫妻と連絡を取って釣りに行きましょうよ、とおねだりしたら、ちょうど東京湾のアジ釣りに行く予定があるというではありませんか。アジ釣りはイマイチ興味がわかないので、どこの船ですか?と聞いたら金沢八景の三喜丸さんです、とのことだったのですぐに調べたら、三喜丸さんはタチウオのエサ釣りとジギングを同じ船でやっていた。
即、これだ!と決めてH夫妻の車で一緒に船まで行ってアジ釣りとタチウオ釣りに別れる、という変則的な釣行になったのであります。
当日はアジ船の場所取りの関係もあって早朝早めに三喜丸さんに到着。
門の開くのと同時に釣り座を取ります。
幸いタチウオ船は空いていて、僕の他にルアーの方が2名、エサの方が4名程で、船長からルアーは前でお願いしますと言われて釣り座はすぐに決まりました。
出船までの時間船長から、今日は15mの浅場をやるから40gのジグを用意してね、と言われてえ〜!となる。
そんな軽いのは持ってこなかった、背向かいの二人組ルアーマンも同じことを言っていたら、船長がゴソゴソと小さなルアーを探してきてくれて、これ使いなよ、って気前よく貸してくれたのでありました。
40gのジグは日頃遠征で300g〜500gのジグをよく使う僕にとってはあまりに小さい。持ってきた針もジグよりでかいのでは、と思うくらい小さい。
それでも、これじゃなくちゃ釣れないと言われたら使うしかないのでタックルにセットして出船を待つ。
7時出船。
船は横須賀方面に走り20分ほどでポイントに着いた。
船長からのアナウンスで、水深15m、反応はすごいよ!固まってるから釣れるよう。どんどん釣って。
と言われてジグを落としたと思ったら、はい、アタッたよー!と船長のアナウンス。
振り返ると背向かいのジギングの方がヒットしているではないか。
こっちも釣らなくちゃと早くも焦ってジグをしゃくるも中々アタらない。
船中ではあちこちでエサもジグもヒットしている。入れ食いだ。
僕はジグを違う色に変えたところでようやく一本目がヒットした。
一匹釣れて一安心。久しぶりのタチウオジギングで釣れたのは嬉しかった。
そのあとはポツポツ釣れて、フォールでのアタリの取り方も慣れてきて5本まで行ったので持ってきた自分のジグに代えて釣りを始める。
取り出したのは、なんとワイルドギャンブラーのダイナ160g。
こんなでっかいジグで釣れるのか?と思いつつも試してみたかった。
落としてみると、意外にもすぐにフォールでアタッてくるので、これは何とかなる、としゃくったり落としたりしているとまんまと狙い通りにヒットした。
狙って釣ったこの一本は嬉しい。
その後もすぐに二本目がヒットして取り込んだら、船長が写真を撮らせて、とやってきて写真をとってもらう。
160gで釣れたのでジグのサイズは関係なく色とアクションで釣れるぞ、と確信を持てたので持ってきたジグを片っ端から交換して試し始める。
色で良かったのは紫系、イワシカラー、ブルーピンクあたりかな。
一番よく釣れたのはプロセレのゴビアスダイル80gというジグのマジョーラカラー。
このジグの特徴はフォールする時に横にスライドしながら落ちるので、タチウオにアピールするし食いやすいのではないかと思って選んだらこれが大当たりだったのでありました。
立て続けに5本くらい釣り上げてしまった。
そのあとは、大型船が近くを通ったりしてあたりが遠のいたものの、少し時間をおくとまたポツポツと釣れて11時頃までで17本釣れたのでもう満足。
実はこの日、釣りを始めて一時間くらいの時に、左腕がチクリと痛んだので見てみたら、あろうことかキイロスズメバチが二の腕を刺しているじゃあありませんか!
ビックリしながらもすぐにスズメバチをつまんで投げ捨てて、刺されたところの周りをつまんで毒液を絞り出して様子を見たら、痛みは大したことはなく腫れも広がらない。
子供の頃、悪ガキの集団でスズメバチの巣にいたずらをして刺された仲間の顔が大きく腫れ上がっていた記憶が鮮明にあったので、あんな腑になったら即帰港して貰って医者だな。と思いながら様子を見ていたが幸運にも腫れも痛みも大したことがなく一安心したところで、船長に刺されたことを報告し、万が一体調が悪くなった時にはよろしくお願いしますと話しておいた。
釣りの方は昼近くなったら魚の群れも散り始めアタリが遠のいたので深場に大移動する。
観音崎沖の大船団の中に入って何度か流したが、たまに釣れるくらいでサイズも浅場と変わらないので再び浅場に移動した。
朝一とは違った浅場だったのでありますが、ポツリと釣れる程度。
この時点で僕は釣ることよりも使いたいジグを試すことに専念して、ダメ元で色々とやって見た。
僕が持ってきたのは80〜180gまでのジグ20種類くらい。
全部は試せなかったけれど、普段シーバスや根魚釣り、ブリ釣りなどで使うジグを色々試すのは楽しかった。
僕のオハコルアーとも言っていいゴビアス・ブルスリムというジグを最後にこれで一本釣るまでやろうと決めて残り20分くらいやっていたらまんまとヒットした。
やったー!やれば釣れるじゃん!と糸を巻き巻きしてくると、ん?なんか妙に横に引くじゃあないか、とこりゃタチウオちゃう、とさらに巻き巻きしたら見えてきたのはまん丸に膨れ上がったトラフグでした。
船長からも、なんだったの?と聞かれてトラフグ〜、と言ったところでそろそろ終わりの時間となり2時に沖上がり。
最終的には18本。この日のトップはエサ釣りの方が30本。上手いなあ、と感心する。
港に戻り、船長に借りたジグを返してH夫妻と合流する。
H夫妻の乗ったアジ船は今日は昼過ぎまで全く魚が喰わず、アジ釣りとしては散々の釣果だったらしく、旦那さんがタチウオにしておけば良かった、とぽそっと言っていた。
帰りの車の中から家の近所でハチ刺されを見てくれる医者を探して無事帰宅後はすぐに近所の皮膚科に行って見てもらい。腫れどめの飲み薬とかゆみ、痛み止めの塗り薬を出して貰ってようやく一安心。
まさかの海釣り中にスズメバチに刺されるというハプニングはあったものの釣り的には十分楽しめたタチウオ釣りとなったのでありました。
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