12日間九州縦断の旅その5@佐多岬・鹿児島空港
九州縦断9日目は車での移動の最終日、中盤最後の日であります。
この日は指宿温泉を出てすぐ近くの山川港からなんきゅうフェリーで錦江湾を渡り根占(ねじめ)港へ、そこから佐多岬を見て鹿児島空港までのおよそ100キロちょいの行程であります。
10過ぎのフェリーに乗るので割とゆっくり指宿の宿を出て山川港へ。
昨日の砂風呂のおかげで、ここまでの疲れがすっかり取れた感じで体も軽く、ルンルン気分で港に着く
フェリーに乗って港を出て行くといつも釣りの遠征で乗っているマリンチャレンジャー号が停泊しているのが見えたので写真を撮ったのだが、実は僕は翌日からは種子島にわたってGT釣りなので、マリンチャレンジャー号が停泊しているということは海が時化てるのではないかと明日以降の予定がちょっと心配になる。
錦江湾は湾内なので海は穏やかでお天気も快晴、ねじめ港までの約一時間は椅子に腰掛けてウトウトしていた。
対岸の根占港に着くとそこからは佐多岬に向かって一気に走る。
海岸線を走る道は快適で天気が良いので昨日見てきた対岸の開聞岳が見え続けていた。
道のところどころの課が目のいいところに展望用の駐車場やトイレが設置されていてとても便利。いい場所を選んで泊まり写真を撮った。
佐多岬に入ると山道のワインディングロードになりバイクで走るのには楽しそう。
実際にバイクも多かった。
岬先端の駐車場の手前に本土最南端の岬・佐多岬という碑が立っていて、その前にたくさんのバイクが並んでいて写真を撮っていた。
インスタでよく見る場所なのですぐに、ああ、ここかあ、と思った。
そこすぐ先には広い駐車場とビジターセンターや展望台がある。
駐車場に車を止めると展望台の手前に大きなガジュマルの木が生えていて南国に来たことを実感する。
ビジターセンターで情報を見てから展望台で写真をとり帰ろうかと思ったが、駐車場からさらに岬に向かって歩いたところに展望台がある。
時間の都合でちょっと迷ったが行って見ることにした。
駐車場から一直線に100メートルくらいのトンネルをくぐり抜けるとそこは南の国のジャングルだった。
ガジュマルに天然のソテツなど植生が全く違う。
遊歩道はがけ崩れで通行止になったものを仮設で迂回路が作られていた。
ジャングルの中を歩く迂回路を歩くと上からガジュマルの木から垂れ下がるヒゲのようなものがたくさん垂れ下がる。
ジャングルを抜けて岬の尾根に出ると視界は開け岬が360度見えて青い海と空が気持ち良い。
眼下の海は透明で底が見えた。
北西側に振り返ると開聞岳も見えた。
セミの鳴き声が10月半ばになろうというのに賑やかでトンボもたくさん飛んでおり濃い自然の真っ只中を歩く道だった。
15分くらい歩いたところに二階建ての展望台がありそこに登るとさらに360度の展望が開けて見事だった。
歩いて来た甲斐があったと思わせてくれるほどの素晴らしい展望で、青い空に海、振り返ればジャングルとまるで南の国のどこかに来たかのような自然の濃さに圧倒された。
10分ほど写真を撮ったりして過ごし来た道を戻る。
佐多岬にこれから行く皆さん、もし行かれたらここの展望台まで歩いた方が絶対トクですよ。駐車場からの景色の二倍は楽しめます。
ということで駐車場を後にしてあとは鹿児島空港まで走るのみ。
途中食事をしようとグーグルマップで美味しそうな店を探し、狙って走り、ようやくたどり着いたら「本日臨時休業」の看板がありがっかりしてその先にあった「道の駅ねじめ」に入る。
ここのレストランでランチを頼んで食べようとしたら、急にカミさんが腹痛を起こして具合が悪くなってしまった。
幸い薬を持っていたので飲んで、カミさんは食事をやめて車に戻って横になっていた。その間僕はサクッと注文したカツカレーを食べ車に戻ると、飲んだ薬が効いて来て医者に行くほどではないとカミさんがいうので、この日カミさんだけ横浜に帰るため鹿児島空港を目指して走る。
当初は海岸沿いをのんびりと桜島を見ながら走ろうと思っていたが急遽変更して高速道路優先して一気に走ると午後4時過ぎに空港に着く。
この日僕は空港近くのホテルに一人で泊まり、翌日に横浜からやってくる釣り遠征組と合流し縦断旅行後半の種子島遠征に行く予定だったので、とりあえずホテルにチェックインしてロビーでカミさんを飛行機の時間まで休ませている間にレンタカーを返してくる事にした。
レンタカー屋さんもホテルのすぐ近くなので時間がかからずに車を返してホテルに戻る。
しばらくロビーでのんびりしたらカミさんの体調も回復して来たので時間のいいところで空港へ移動し一緒に軽食をとってから飛行機に乗るカミさんを見送って別れた。
ホテルに一人戻ると朝は軽かった体も何と無く疲れた感じがした。何しろ四日間で福岡からここまで走った距離がおよそ850キロ。
走り切ったという精神的安堵感から疲れを感じたのかもしれない。
6月に走った6日間で2500キロに比べたら1日あたりの走行距離は半分くらいだったがそれでも少し疲れた。
ビールを飲んで早く寝て翌日からの種子島遠征に備えた。
明日からはいよいよ後半の種子島遠征なのだが、どうもお天気がイマイチよくない。
予報では明日は雨で台風からの風と波が強いようだ。
普段ならばガッカリするところなのだけれど、この時は明日はゆっくり休めるしたまった汚れた衣服を洗濯できると思うとラッキーだと思いながら寝たのでありました。
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