12日間九州縦断の旅その3@阿蘇・九重
九州縦断旅7日目の朝は南阿蘇の宿で迎えました。
昨日までの雲が取れてお天気も良く、早朝暗いうちに目が覚めて空を見たら星がたくさん出ていた。おそらくテラスに出れば天の川も見えたのだろう。空を見上げる人の姿が数人テラスに見えた。
朝食前に一風呂浴びてからバイキング形式の食事に。
朝からついつい食べ過ぎてしまう。地元の美味しいものが並んでいると手が出てしまうのでありました。
9時頃に宿を出てこの日は阿蘇の外輪山をぐるっと回りながら阿蘇を満喫するついでに、九重連山方面まで足を伸ばす予定。
のんびり走ることにした。
まずは南阿蘇から外輪山沿いに反時計回りに回ってやまなみハイウェイに向かいます。
阿蘇外輪山の美しい山並みの中を縫うように走りその雄大な景色に感動しつつ一旦街に降りてからやまなみハイウェイに入ると再び山道を登る。
登り切る手前に城山展望台という見晴らしのいい場所があったので休憩を兼ねて写真を撮った。
眼下に広がる田んぼのパッチワークのような模様と阿蘇山のコントラストがいい。
火口の中に大きな街がすっぽり入ってしまう阿蘇の火口の大きさにも改めて実感し驚かされた。
ソロライダーの若者に声をかけたら静岡から別府までフェリーで来てここまで九重連山を抜けて走って来たというので、これから僕らが向かう九重の天候などの情報交換をする。
ここからの眺めも素晴らしく、レストランの気さくな店主が色々と風景の説明をしてくれた。
やまなみハイウェイを九重方面に走ると天気はだんだん雲が多くなり小雨もぱらついて来た。
しばらく山道を快適に走ったところでタデ原湿原という看板を見つけて駐車場に車を止める。
空は重く垂れ込めた雲に時折小雨が降り、車を降りたら寒いので長袖を羽織る。
運転ばかりしていると腰が悪くなるので、湿原の中を歩ける遊歩道に沿ってプチハイキングをした。
湿原の入り口には筑後川の源流と書かれた碑が立っていて後ろを川が流れている。
木製の歩道は地元産の木材を利用して作られたしっかりしたもので、所々に休憩や写真を撮れるような広いスペースも作られていた。
歩道沿いにすでに枯れてしまった大きな花らしき植物が黒く立っていて、おそらくこれが花を咲かせている時期は見頃で多くのハイカーやカメラマンが訪れるのであろうと想像しながら歩いた。
湿原は広くかつて行った日光の小田代ヶ原を思い出させられた。
しばらく歩いていくと湿原を取り囲む山の方からオスの鹿が鳴く声が聞こえた。秋は鹿の恋の季節でオス鹿はメスを求めて切ない泣き声を上げるというのをラジオで聞いたことがある。おそらくそれだろう。
小一時間のプチハイキングを終えると再び車に乗り込みハイウェイ沿いにある農家レストランという店を目指す。
最近この手の農家さんの経営するレストランを見かけるのだが、総じて新鮮な食材を使っていて美味しい。
以前小田原近くの農家レストランに訪れた時は、新鮮な野菜にしゃれたメニューで素敵なランチをたのしめたので、ここでもそんな思いができるのではという期待で向かったのだ。
グーグルの地図を頼りにして行ったらすぐ近くで道に迷ったが、地元の方に道を訊ねてすぐに解決して到着する。
12時半頃の到着だったが人気のレストランらしくすでに売り切れのメニューもいくつかあった。
店内は広くセルフサービスの店で、入口の自販機で食券を買うと自動的に厨房にそれが伝わり、食券に書かれた番号を呼ばれるまで待てばいいシステムでありました。
折しも外が明るくなって日が差していたので山並みの見渡せる外のテラス席を取って食事をすることにしました。
この農家レストランは牧畜業の方がオーナーらしく、メニューは肉中心のメニューで先の小田原のレストランの小洒落た雰囲気とは違いボリュームで勝負的なメニューが多かったのでありますが、朝のバイキングで食べすぎていた僕は重い肉メニューはもう無理!と軽めのカレーを注文。
それでもそこそこの量のカレーが出てきてまたまた満腹になってしまったのであります。
満腹になった僕らは店の外で飼われているラマのくるりちゃんが可愛いので写真を撮って出発。
近くにある大きな吊り橋を観に横道に逸れてから戻って再び阿蘇の外輪山にある大観峰という展望台を目指す。
快適なやまなみハイウェイを一時間ほど走ると景色が開けて大観峰の展望台が近づいてきた。
この場所はライダーの聖地でもあるのでバイクの数が急にぐんと増える。
駐車場の少し手前に砂利の駐車スペースがあったのでまずはそこに車を入れる。
丁度大きなハーレー・ダビッドソンとライダーがいて写真をとっていたので、バイクとライダーを一緒に写真をとってあげる代わりに、我々夫婦のツーショットも撮っていただいた。
ライダーは大阪かから来たといい今朝大分にフェリーでついてここまで走って来たらしい。
いずれは僕自身もバイクでここを訪れて観たいと考えているので彼らからの情報は色々参考になった。
ここから大観峰の大駐車場に移動、運良く空いていた駐車場に車を止めて展望台まで10分ほど歩く。
ここは人も多く、ライダーも沢山いた。
大観峰からの阿蘇の眺めは外輪山の手前半分を一望できるダイナミックな風景で感動した。
阿蘇山の中程からは噴煙が上がっているのも見えた。
のんびりと風景を堪能してあとはこの日の宿泊地である熊本市内まで走るだけだ。
3時頃大観峰をでて熊本市内に向かう。途中で車のガソリンを入れた。ハイブリッド車らしく燃費は良く、ここまでリッター20キロ平均で走ってくれたので高値安定のガソリン代も安く済む。
熊本市内に入ったら時間が少しあったので熊本城を見に行き、車で城の周りを一周して宿に向かう。
5時頃宿に到着。
水前寺公園のスグ近くの宿だったが温泉宿ではないので、ここでも地元の美味しいものを食べて風呂に入り夜9時頃には寝てしまった。
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