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2024年2月

2024年2月 6日 (火)

モルディブGT遠征でいろいろ考えた@その他諸々編

モルディブGT遠征で体験した事、気づいたことなどを諸々ダラダラ書いておりますが、今回は釣り以外の話もして見ます。

 

南国への旅なのでまずは日焼け対策と服装からかな。

モルディブはとにかく陽光が強く暑かった。

日焼け対策は必須ですね。

日焼け止めを塗っていてもかなり日焼けするほど強い陽射しでした。

日中は何度か日焼け止めを塗り直した方がいいと思いました。

 

シャワーを浴びた後に日焼けした部分に塗る保湿クリームなどもあるといいですね。

 

服装は日焼けをしに行った僕でさえ今回は強力な日焼け止めを持参して全身に塗りたくって焼いたのですが、焼きたくない人は長袖長ズボン、もちろん軽く風通しの良いものやドライ素材のものがいいです。

それに帽子と顔を守るフェイスマスクは必須です。もちろんサングラスも。

履物はとにかく滑らないものを選ぶといいです。

僕はいつもクロックスで釣りをしますがクロックスの中でも耐摩耗性の高い滑らないタイプを選んでいます。

 

良い服装例と悪い服装例は以下の通り。(笑)

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今回僕は半袖Tシャツに短パンというスタイルでしたが、日中はものすごく暑く汗も沢山かくのでシャツは綿よりもドライ素材の方が快適でした。

短パンもドライ素材を履きました。GTを膝に乗せて写真を撮るとそのあとのぬめりを取ったりするのに海水で洗うので速乾性の素材の方が快適かと思われます。

 

グローブも複数持って行った方がいいですね。魚を釣って手に持つと後でぬめりのついたグローブを洗うことになるので乾くまでのキャストが不安だからという事と複数枚のグローブを取り替えて使った方が長持ちすること、それから日替わりで色の違う手袋をしていると後で写真を見たときにいつ釣った魚なのかがわかりやすいことも挙げられます。

 

次は飲み物です。

日本にいると当たり前のウーロン茶やスポーツドリンクは海外ではほぼないと思った方がいいでしょう。

今回はボートで水とコーラ、スプライトをふんだんに用意してくれたので僕はコーラを飲みまくりましたが、やはり塩分補給にはスポーツドリンクが欲しくなりましたね。

 

次回は粉末のスポーツドリンク持参で行こうと思いました。塩飴も持って行った方がいいです。

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酒はイスラム教の国なので一切ご法度でした。

普段飲み過ぎなので酒を抜くいい機会だと思って臨みましたが以外とお酒はなければなんとかなりました。往復の飛行機の中は飲み放題だった事もありませけれどね。(笑)

 

それでも同行者がノンアルのビールと缶チュウハイを持ってきていて、一本缶チュウハイのノンアルをいただいて飲みましたが美味かった!

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飲み物の次は食べ物です。

僕自身は海外での食べ物にはほぼ対応できる自信があるのですが、そうでない方も沢山いらっしゃるのが事実です。

日本食しか食べられない人はお湯を注げば食べられる食品やスープを持って行くしかないでしょう。

この時に気をつけたいのは電子レンジは海外ではないところが多いということですね。

レンチン食品は便利で豊富ですが肝心の電子レンジがないとどうにもなりませんのであまり期待しない方がいいです。

 

多少味付けをごまかせば食べられるという方ならお茶漬け、ふりかけ、醤油、海苔などもいいのかな。

とにかく食べないことには力も出ませんし船酔いもしやすくなるのでそれなりの方はそれなりの準備をすることをお勧めします。

 

ちなみにモルディブの食事はハーブやスパイスの効いたチャーハンやカレーがメインで生野菜は少なく、きゅうり、玉ねぎ、人参、白菜くらいでした。レタスはなくサラダに白菜が使われていたのはちょっとびっくりでした。もちろんサラダドレッシングなどはありませんでしたので美味しい塩を持って行くのもいいかも。

 

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余談ですが船の上でスイカが出たときに塩が欲しくて船長に塩ない?って聞いたら、クルーのアホちゃんが塩水つけりゃいいじゃん、てやってみたら美味しかった。

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いろいろ書きましたけれど、荷物が増えるばかりなので身軽に行きたい人は日頃からタイ料理、ベトナム料理、池袋北口あたりのガチ中華などを食べて香辛料やナンプラー、コリアンダーなどに慣れておくのが一番手っ取り早いです。

 

そのほか色々ありましたので徒然と書きますが、今回滞在したゲストハウスには石鹸、シャンプー、歯ブラシなどのアメニティは一切ないと知らされていたので持参しました。この辺も事前に確認しておくといいですね。

 

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シャワーはお湯が出ましたがなぜかこの宿はシャワーのスイッチがやたらと高いところについていて手を伸ばさないと押せない。機械が濡れると壊れちゃうからなのかな。
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トイレは水洗はもちろん分離式ウォシュレットも付いていて快適でした。
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この方式のウォシュレットはカンボジアあたりでも普通に使われているらしいので東南アジア方面ではこのタイプが基本のようです。

 

 

エノカフェもやりたくて焙煎したコーヒー豆とミル、ドリッパー、ペーパーを持って行きお湯とカップさえあればできる体制でいきましたが、まとめてコーヒーを淹れるのにいい容器がなかったり時間的な問題もあって一度も現地でコーヒーを淹れることはしませんでした。

さみしいのでコーヒー豆をぽりぽり食べましたが以外とこれが美味しくて再発見。

ちなみにネスカフェは頼めばいくらでも飲めましたのでこだわらない方は問題ないです。

紅茶はインドの近いモルディブでは美味しいものがあったので問題ありませんでしたよ。

 

その他嗜好品としては今回はメンバーに喫煙者がいませんでしたので詳しくはわからないのですが、キャプテンたちは吸っていました。電子タバコも吸っていましたが日本のものとは違うもののように見えました。船のキャビンは禁煙でした。

 

渡航手続きについてですが、モルディブに入国する際は二日前から入国までの間にIMGAというデジタル登録が必要でした。

パスポート番号、渡航目的、便名、名前、住所、顔写真などを登録する二次元バコードが発行されるので、これをスマホに入れて持ってき入管時に見せるらしいのですが、実際にはパスポートを渡すとそれをスキャンして登録内容が全部表示されるので入管がとてもスムーズになっていました。

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パスポートは有効期限が半年以上なのは他の国と変わりません。ビザも必要ありませんでした。

 

後、面倒なのはチップですね。

今回のモルディブは米ドルを使いましたが、チップは必要です。

実際僕らは引率の店長が全員分をまとめて渡していたので、どのタイミングでいくら渡したのかはわかりませんが、ドル紙幣に監禁するときには細かいものが必要でしょう。

 

そのほかの買い物は、今回現地では全くしなかったので良くわかりません。

 

空港内ではカード、Apple Payが使えたので僕はスマホ決済で全て事足りました。

空港内はどこの国もそうですがだいたいなんでも高くてペットボトルの水一本が2ドルくらい、換算すると300円ですから高〜い!

街場ではもっと安いと思いますが。

 

そういえば久しぶりの海外渡航で事前にドルに両替しようとしたら以前は地元の銀行の窓口でやってくれたのがいまはほぼどこの銀行も街場の支店レベルではやっていませんでした。

横浜駅周辺の銀行や大黒屋などのチケットショップで監禁できるようだったのですが、時間と交通費をかけるのも面倒なので空港の両替を利用しました。レートは為替相場が1ドル=147円くらいの日で手数料を入れると150円近いレートでした。

 

体調管理ですが、僕がいつも心がけているのは食事と睡眠、適度な運動です。

今回のモルディブは日本との時差が−4時間でしたので、現地の午後7時が日本時間の午後11時ということになり普段は早寝で午後8時くらいに寝てしまう僕の体のリズムが4時間に慣れるのに二日かかりましたが、二晩目で9時間くらい寝たらスッキリして時差ボケもなくなりましたよ。

食事はどれも美味しく感じたので食べ過ぎ!っていうくらい食べたおかげで帰ってきたら体重が4キロ近く増えていました。(笑)

 

疲れた体に効くアミノサプリを今回は持って行きませんでしたがあればいいかもですね。

なぜか疲れは溜まらず帰国後は行く前より体調がよかったくらいです。暖かいところで運動したので体がほぐれたのかも。ああ、そう言えば毎朝起きてからストレッチを十分にやりましたね。これが良かったのかも。

薬に関していえば、船酔いする方はアネロンは必須ですね。整腸剤、胃薬、頭痛薬、風邪薬はいつも必ず持って行くことにしています。

 

そんなところかなあ。

とにかく久しぶりの海外旅行だった割にはすごく体調も良かったしトラブルもなかったし、モルディブという観光立国の全体的なホスピタリティの高さがそうさせてくれたのかもしれません。

 

いずれにしても日本の常識は世界の非常識だと思ってかかるのが一番いいです。

日本ほどどこの国の食べ物もある国なんて他には存在しないし、日常生活も清潔すぎ、便利すぎなのが当たり前のように慣れてしまっているところが大きな落とし穴ですね。

もっと僻地への釣行となれば話は全く異なりますのであまり参考にしないでくださいね。

 

ダラダラと書きましたが最後まで読んでいただき有難うございました。

 

 

 

写真協力:Ebb&Flow 
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です ©️enos1091 All rights reserve

 

2024年2月 5日 (月)

モルディブGT遠征でいろいろ考えた@タックル編

9年ぶり、二度目の海外遠征では国内遠征とは違った釣りの経験が沢山出来たので今後の遠征への忘備録ついでに経験や気づいたことなどを書き留めておこうと思います。

素人が書くとりとめのない文章になると思いますが南の島に海外遠征を企画している皆さんの参考になればとも思います。

 

まずは釣りの話なのでタックルについて、まずはロッドから。

飛行機で預かってくれるロッドケースが2mまででしたのでまずはこの長さをクリアするものが必須ですね。

今回持って行ったのはGT用キャスティングロッドを4本にショアでの小物釣り用にスピニングのバスロッド一本でした。

GTロッドは船に持ち込める数はマックス3本と分かっていたので初めは3本にしようと思っていたのですが、なかなか3本に絞り込めずに迷っていたところ、万が一のトラブルに備えてもう一本持って行ったらいかがですか、というエブフロ 店長か声をかけてくださったので、お言葉に甘んじてもう一本追加し4本にしました。

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竿の型番は以下の通り

・TRUTH JAPAN    WHITE INSITE  828

・RIPPLE FHISHER  ULTIMO83

・CARPENTAR   PJ80/36

・TRUTH JAMAN   Ocian Sprinter 711

 

結果的には四本持っていったことが大正解でした。

二日目の釣行でウルティモ83のガイドのリングが一つ外れてしまうというトラブルがあったからです。

真冬の日本から飛行機で一気に真夏の国に竿を運ぶと飛行機の貨物室で冷やされたところから一気に30度以上に竿が温められるので、微妙に素材が伸縮・膨張をするようでこのようなトラブルが発生すると考えられます。

この他にもガイド割れも起こるようで店長の竿が一本このトラブルに遭っていました。

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バス竿はモルディブのショアキャスティングには弱すぎたようで、同行者がいいサイズのカスミアジを上げたり、翌日はさらに大きいサイズの魚に切られたりしていたのでもう少しヘビーなタックル、シーバスロッドくらいは最低必要かな。

シイラロッドの柔らかめのでもいいくらいに感じました。ルアーもそれに合わせてもう少し大きなモノですね。

 

 

リールは機内手荷物で持ち込み糸の伸縮膨張を避けましたので特にトラブルはありませんでした。

が、問題は糸でした。

今回PEラインは白のラインを使ったのですが、モルジブの海にはダツがとても多くて、これが白い糸をエサだと思い糸をめがけて食ってくるんですね。

これがかなり頻繁に、ポイントによっては毎キャストごとにダツが跳ねるような状況で、ラインのチェックを頻繁にせねばならないのですが、リーダーは指で触ればわかるもののPEラインの方は見ただけでは分からないこともありますし、ダツがラインのかなり手前側に食ったりもするのです。

このダツに明らかにやられたというのが分かればラインを切ってシステムの組み直しとなりますが、分からずにキャストしていると小さいGTがかかった時には糸は切れずに上がるのですが、大きいのがかかった時に切られてしまうんですね。

これで今回僕は大きいのを2匹かけましたけれど2匹ともラインブレイクで取れず。

初めは糸が古かったかな?とも思いましたがキャプテンが切れた糸の切り口を見てダツだ!と明言していました。

 

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ダツの白いPEラインへの攻撃は9年前にコモド島に行った時にも同じような経験しています。

一方でグレーのPEラインを使っていた同行者にはこのようなことがほとんど無かったので、白い糸は澄んだ海では魚からは丸見えなんだ、と感じました。

次回行く事があれば多少値段が張ってもグレーのラインにしようと思います。

 

リーダーは今回はいつも使っているプロセレの名のダックスリーダー230LBを使いました。

これに関してはトラブルはなく、サメに噛まれたりはの鋭い魚がルアーにアタックした時に傷がついた程度で、今回は比較的水深があった事もあり根ズレで切られることもありませんでした。

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リーダとルアーの結束は僕はスリーブを使って、リーダー→スリーブ→スイベル→スプリットリング→ルアー

の順で繋いでいるのですが、今回使ったスイベルの軸が細かったため、キャストを繰り返しているとスプリットリングの隙間にスイベルが入り込んでしまい、キャストの勢いでルアーが外れて飛んでいくという事が二度ありました。

 

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一度めにルアーが外れた時はキャプテンが回収してくださったので事なきを得てその後こまめにリングをチャックしていたにも関わらず、最終日にまた外れてルアーを一つ失ってしまいました。スイベルを使う時には軸の太いものとスプリットリングも締りの強いものを次からは選びます。

 

これも原因としては気温と太陽からの熱が半端なく暑い南の国だったので金属が膨張して柔らかくなってしまったことが原因としてあるのではないかと思います。

普段の沖縄方面では経験がないことからこう考えました。

 

次はルアーについてです。

正直申し上げて釣行前、僕はGTが沢山いるならどんなルアーでも食うだろう、とタカをくくって普段沖縄には持って行かないような古い方のルアーを適当に選んで一箱持って言ったんですね。

ところが今回のモルディブはものすごくGTの量が豊富でバイトは物凄くあるのですがルアーに対しては非常にセレクティブで色や動きの微妙な違いで反応が全く変わりました。

時間によっても派手目のものがいい時間帯と比較的地味なものがいい時間谷分かれたりという事がありました。

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ルアーサイズはあまり大きなものには反応がイマイチでしたがかと言って小さいものを使うとGTの活性が良い時は小さいGTが先に食ってきてしまったように思えます。

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これらは時によって傾向が変わると思いますので絶対ということはないのですが、経験として言えることはそれなりのバリエーションのルアーをそれなりに持っていく事が大事だなと思います。古い新しいは関係ないのですが、もう少し慎重なルアー選びが必要だったとの反省をしました。

目の前で入れ食っているのを指を加えて見ているのは辛いものです。(笑)

 

ルアーの次はフックです。

せっかく大金かけて海外まで行ってかけたGTをバラしたくないので、今回は針は全て新しいものを用意しました。

メインはシングルフックとツインフックでしたが結果的に僕にはツインフックが一番掛かりが良かったですね。


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トレブルフックも掛かりは良いのですがサメがけっこういるのでサメがかかってしまった時には外すのが大変でキャプテンも苦労していました。

ただフックとルアーのバランスによってはトレブルフックも大切で店長はその辺をうまく使い分けて、一つのルアーにツインとトレブルを併用して魚をかけていました。

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タックルについてはこのくらいかな。

なんだかお金がかかる話ばかりになってしまったけれど、せっかく大金をかけて行く海外遠征ですから少ないチャンスをモノにするにはこういう事が必要だなとしみじみ思ったのでありました。

 

素人の僕が書いている事なので他にも色々あるんでしょうけれど悪しからず。

 

写真協力:Ebb&Flow 
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2024年2月 3日 (土)

モルディブGT遠征その5@バースデイフィッシュは釣れるのか?!

モルディブGT遠征の最終日四日目。
この日は早起き組の三人で宿から歩いて数分の海岸に薄暗いうちから釣りに出かけたのでありました。
真っ暗なうちに出かけて空が白み始めたあたりから釣りを開始します。

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僕は持っていった重目のスプーンを投げてみたのだけれど、風に煽られて全く飛ばないのですぐにもう少し重いバイブレーションに替える。
今度はうまくそこそこの距離が出たものの根掛りがひどくて釣りにならない。
またまたルアーチェンジしてシンキングのミノーにしてみたらなんとかいけそうな感じ。
(えーっと、この辺の話釣りをしない人には???でしょうが軽くスルーしてくださいね)
という感じで悪戦苦闘していたら離れたところで釣っていたM氏が釣れましたー!とルアーに食いついたハタを持ってきて見せてくれた。
沖縄のイシミーバイみたいな色のハタでした。
この頃にはあたりも明るくなっていて魚の表情もよく見えたのであります。
少しすると今度はK氏がきて昨日のカスミアジよりデカイのがかかって糸を切られました、というではないか。
僕にはアタリはなく根掛りとのタタカイに追われているというのに。
そんなこんなで朝食の時間が迫ってきたので朝の小手調べはおしまいとなりました。僕はキャストの練習と根掛かりを外す練習にしかなりませんでしたけど。

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さて、本命のGT釣りに行きましょう。
この日は本来であれば滞在していた島から全ての荷物を積み込んでマーレに向かいながら釣りをして、午後3時頃に釣りをやめて船上でシャワーを浴びてそのまま港が隣接しているマーレの空港に行くという予定だったのでありますが、我ら5名の中の大半の方々が釣りの後の魚臭いのをちゃんとしたシャワーを浴びて匂いを落としてから帰りたい、という希望だったので昨晩引率のY店長が船長と交渉してもらったのであります。
その結果、最終日は午前中だけ釣りをして一度滞在中のミューラ島のゲストハウスに戻りシャワーを浴びて道具を片ずけ、お昼を食べてから一気に走ってマーレに行くということになったのでありました。
ということで釣りは朝から三時間ポッキリの釣りになった。
前日までに合計7匹のGTを釣っていた僕はなんとか合計10匹釣って二桁の大台に乗せたかったのだけれど時速1匹は難しいだろうなあ、と思いつつもここモルディブの海なら可能性がないわけではないだろうな、と半分諦め半分期待モードで釣りに臨んだのでありました。
いつもの港から最初のポイントまでは20分ほど走ります。
到着と同時に三人が投げ始めましたが僕は船の後ろで様子を見ていた。

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この日も前日同様、朝からそこそこの風が吹いていたのでありますが、ポイントについてみると風は落ちていて釣りをするのに影響はなかった。
一人が疲れて休んだところで僕も釣りに参加しました。
短時間の釣りなので集中しなければ、と気合を入れてキャスティングにリトリーブを続けます。
この日もお天気は最高、ポイントはリーフ側のコバルトブルーからディープブルーに色の変わる急深かになっている所、ここをめがけてルアーを振るキャストしては動かして回収しまた投げる。

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この日もここは出そう!というポイントでは必ずと言っていいほどGTのバイトが誰かしらにあったのですがなかなか乗りません。
どんどん移動しながら新しいポイントに向かうのですが、フルスピードでディープブルーの海を走って行くと必ずその先にコバルトブルーのサンゴ礁が巨大な規模で現れるのには本当にこの四日間感動させられっぱなしでした。
あるポイントではY店長に大きなバイトがあったもののサメでありました。今回何匹目のサメだろか?
10時近くになって僕のルアーにバイトがあり久しぶりの魚の重さが体に伝わってきた。
その瞬間、これはまあまあいいサイズかも、と思うくらい重くどっしりした手応えで、バースデイフィッシュの一匹となるので慎重にファイトしたのでありますね。あ、そうそうこの時まで自分の誕生日だということを忘れていた。そんなことはどうでも良くなるくらい毎日が幸せだったのかもしれない。浦島太郎の気持ちが少しわかった気がする。
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さて、かかった魚は無事に上がってきて、思った通りのまあまあサイズ20キロくらいあるかな。僕にとっては初日の一匹目の次に大きいサイズだったのでかなり満足したのでありますが、二度切られた魚はもっと大きかったかと思うと悔しさもこみ上げてくる。ヒトの欲望にはキリがないのでありますね。

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それでも写真を撮ったら何となくこの一匹でもう満たされてしまい二桁キャッチのことは忘れてしまった。
しばらくボート海を眺めていたけれどやっぱりせっかく釣りに来たのだからと釣り師根性が蘇ってキャスティングを始めたのでありました。
船はその後もどんどん移動しては投げというのを続けます。
どんなに移動してもまだまだ行く先々がいいポイントだらけ、というのは夢のような話なのでありますね。
普段の国内でのGT釣りのように、一度船を流して魚が出たから二度流し直すということは皆無で、とにかく新しいポイントへ移動して行く。
ポイントも魚も多い分こういうあっさりと淡白な攻め方をすることができるので魚へのプレッシャーも少ないんだろうなあ、と思ったのでありました。
1時間くらいしたところでMさんにGTがヒット。
昨日ツ抜けした上にまたまたキャッチして絶好調。

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残り時間はどんどん少なくなっていき僕的にはシャワーより釣りの時間を優先したかったなあ、なんて思いながら最後まで諦めずにキャストを続けたのでありました。
もう残り時間も1時間を切った頃、船の後ろでマイペースにキャスティングしていたTさんに待望の2匹目がヒットした。
船外機に絡まないようにと船長もうまいこと船を操り難なくGTをキャッチ。

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この二日間は体調もイマイチで苦労していたTさんに最後の最後で一匹釣れたのでみんなで盛り上がって祝福する。
一瞬船の上はお祭り騒ぎになったのでありますが、まだまだ終わっちゃいない、もう一匹釣るぞう!と一同気合を入れ直して釣りを始めました。

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目の前には出そうなポイントが次々と訪れるもののなかなか魚が出てくれない。
美しい海もこれで見納めか、と景色を楽しみながらキャストを繰り返すと船長からあと三回投げたらおしまいね、と言われ最後の三投に気合いを入れてドラマが起こるのに期待をしたものの虚しく終了。
島に戻る20分ほどのクルージングは青い海の見納めと次々に現れるサンゴ礁の景色を堪能したのでありました。
宿に戻ってタックルを片ずけシャワーを浴びたらすぐにお昼ご飯が用意されていて、この宿での最後の食事も美味しくいただき四日間美味しい料理を提供してくれた宿のママにお礼を言った。
昨夜ケーキを用意してくれたキャプテンとクルーの二人にもお礼をして荷物を宿から船に移動し、ここからマーレの空港までは全速で走って3時間。
船は海の上を滑るようにぶっ飛ばす。
前にも書いたけれど、こんなにスピードの出る遊漁船には今まで乗ったことがない。滞在したミューラ島からマーレまでの距離を見たら140キロ弱も距離があるのにそこをたったの3時間で走っちゃうって自動車並みのスピードっちゅうもんです。
僕は船の上ではTシャツを脱いで上半身の日焼けを仕上げにかかった。
ボートの切る風が心地よく当たる。

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時々ウトウトしたりしているとマーレの空港に到着。
マーレの空港は出入り口の道を隔てた反対側が港の岸壁になっているので、そこに船を留めて荷物を運びあげればもう目の前が空港という素晴らしいアクセスの良さ。

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たくさんの島が集まっているこういう国では車よりも船の方が便利なんだなあと感心させられた。
ここで世話になったモハちゃん船長と再会を誓い別れ、アホちゃんは僕らについて来て荷物をずける世話をしてくれた後サヨナラをする。
本当によく気の利く素晴らしい船長とクルーだった。

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荷物を空港に持ち込み深夜のフライトまではまだまだ時間がたっぷりあるので一旦荷物を預けて、酒の飲める近くのリゾートホテルに移動して四日ぶりの酒を飲んで夕食もいただいた。
ビールを飲んだが思ったほどの感動はなく、禁酒なんて酒がなければできそうだなと思ったのでありますね。でも我が家に帰るとワインのボトルの入った箱が僕を待ち受けている。

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午後11時半にマーレの空港を飛び立ったシンガポールエアでシンガポール経由で24時間。
時差もあるので成田に到着するのは次の日の夕方だ。
機内で出された酒に酔っ払っていい気分になりつつ今回の素晴らしい旅を思い返しているうちにいつの間にか眠りについてしまったのでありました。
円安ということもあって今はそこそこのお金がかかるツアーですが、GTをとにかく釣りたいという方にはお勧めのツアーでしたね。
ただ釣れるということだけではなく素晴らしい景色に世話になったモハちゃん、アホちゃん、宿の皆さん、と全てのホスピタリティがとてもハイレベルで、仕事で随分と海外に出かけた経験のある僕でもこれまで最高の海外旅行でありました。
円が1ドル120円くらいになったらまた行きたいですね。モハちゃんにはまた来るから、って約束しちゃったしね。
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2024年2月 2日 (金)

モルディブGT遠征その4@GTでツ抜け!

モルディブのGT釣り三日目は朝四時に眼が覚める。
僕は普段からこのくらいの時間に起きているので特段は役目がさめてしまったという事ではなく、むしろ時差に慣れて体のリズムがいつも通りに戻ったという感じでした。
5時になると近くのモスクからお祈りが朝の済んだ空気の中を流れて来て神聖な気持ちになれる。
外を見たらヤシの葉が大きく揺れて風が吹いているようだった。
夜中に雨が降ったようで地面も濡れている。
明るくなったのでテラスに出て外を眺めていたら同行のMさん、Kさんコンビが出て来て、今朝近くの浜へライトタックルでの陸釣りに行ったらわずか20分弱でカスミアジを頭にハタなど入れ食いだったとココロ踊らせて話して来た。
明日は僕も行こう。僕もバス用のライトタックルを持って来ていたのだ。
7時に朝食。トーストにチャパティ、フルーツにコーヒー。
朝からたくさん食べてしまうほど美味しいのだが唯一これらの食べ物が口に合わないTさんはトーストとバナナを食べていた。
この日も8時に宿を出て港へ歩く。
荷物はトゥクトゥクで運ばれて僕らが到着する頃には全て船に積み込まれている。快適なサービスであります。

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船長が、今日は午前中ちょっと波があるけれど問題ない、と言って船は走り始めた。
15~20分くらい走るというので、僕は水着一丁になって船の前のデッキに寝転んで朝の柔らかい陽光で日焼けを狙う。

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ポイントの着くと確かに波はあったが周囲にリーフが沢山あるせいか大した波ではなかった。
早速釣りを始めたら、この日はMさんが絶好調。
すぐに1匹釣ったかと思うとポイントを変えるごとに三連荘で釣り上げる。

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さらにのその後も勢いは止まらず、なんと一日にGTを10匹も釣り上げてしまった。
まるでサビキのアジ釣りみたいだ。GTでツ抜けというのは聞いたことがない。
釣った以外にも沢山のバイトに何匹かのバラシがあったので相当な数のGTを出していた。まさにGTの入れ食いだった。
そして最後には11匹目もかけたのだが残念なことにバレてしまった。
GT以外にもカスミアジ、ギンガメアジなども釣り上げ本当に絶好調なのでありました。

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僕はというと水着にTシャツ姿でのんびり日焼けを楽しみながら釣りをしていたのでありますが、お昼頃になってようやく1匹釣り上げることができて気分はさらにリゾート気分になり。船の後ろのシートに座ってリゾート気分を味わっていたのであります。

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それでも時々竿を持って投げるバラフエダイやカスミアジの外道が釣れてしまうところが魚の濃さが違う。

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カスミアジはそこそこの大きさでGT並みにファイトしてくれたので僕的には結構満足してしまった。

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外道といえばサメのアタックもそこそこ多くて毎日誰かしらにかかってくる感じでありました。
サメがかかった時もキャプテンのモハちゃんとクルーのアホちゃんが丁寧にサメからルアーを外してくれるのが嬉しい。
他にも、僕のルアーが外れてルアーだけ飛んで言ってしまった時も驚異の視力でそのルアーを見つけ出して回収してくれた。
本当に気の利くキャプテンとクルーできめ細かく気を使ってくれるし冗談を言って船の雰囲気を盛り上げてくれるし、こんなにサービスのいい船に乗ったのは国内外を含めて一番なのではないかと思わされるほどに申し分のない船なのでありました。

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午後になってもう一匹GTを追加してこの日は2本で終わる。
Mさんは入れ食いだったがGTはルアーを選んでいるようで、釣れるものと釣れないものがはっきりしていた。
KさんにY店長もポツリポツリとGTを出して釣り上げておりましたが、なんだかGT一匹の有り難さが薄れるほどバイトは沢山あるしそこそこ釣れてしまうところが凄い。
午後には絶好調のMさんとKさんコンビにダブルヒットもあり盛り上がります。

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唯一Tさんは船酔いで体調がイマイチなのか船の後ろのソファーに座って休んでいる時間が長かった。
それに気を使って、キャプテンのモハちゃんがTさんのタックルを借りて船の後ろからキャストすると、ほとんどキャストごとにGTが出てきて魚がかかるとTさんに竿を渡して無理やりファイトさせていた。

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キャプテンがあまりにも次々にGTを出すものだから休んでいたTさんが立て続けのファイトでぐったりしてしまうほど。
さすが現地のガイドだけあって半端なく釣りがうまい。ルアーを食わせる間の取り方なども見習うべきところがあったのであります。

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美しいリーフの景色は飽きることなく、また尽きることなく次々と現れるので魚が釣れなくても日焼けしながらリッチな気分になれる。
もちろん釣りだって本気でやっているのでありますが、釣れないときは釣れないものであります。例によって日中は激しく暑いので、いや熱いと言った方が良いかも知れない。とにかく飲んだ水分がそのまま汗になって出て行くような感覚。
この日も水だけでなくコーラを三、四本飲んだ。

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夕方残り1時間くらいの時に隣で釣っていたKさんのルアーに横からものすごいスピードで魚がアタックしたかと思うとそのまま突っ走ってドラグを鳴らした。
GTじゃあないな、とすぐに分かったけれどこの走り方はなんだろう?と見ていると一瞬魚体が光りマグロだということが分かる。
キャプテンがトゥナ、トゥナ!ディナーね!と言いながらフックを持ってきて取り込んだら10キロくらいは有りそうなイソマグロだった。

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サシミネ!とキャプテンが言い、一同盛り上がる。
写真を撮った後にすぐに捌いて処理をしてくれその日の夕食にはお刺身とグリスしたものが出てきて僕らに口を楽しませてくれた。
午後4時にこの日もストップフィッシングとなり港に戻る。

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夕飯は先ほども話に出てきたイソマグロの刺身にグリルの他に今日もチャーハン、カレーといった地元料理なのだが飽きることなく美味しい。
地元料理が苦手なTさん用にも色々気をつかてくれて食べられるものを作ってくれたのも嬉しい。

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さらに食後にモハちゃんが僕の誕生日ケーキを用意してくれていて、みんなで誕生日を祝ってくれたのだ!
前々日あたりの食事の時間に年齢の話題になった時に、僕の歳を当ててみて、とモハちゃんにクイズを出したら、僕は割と若く見られるので最初は50歳?と答えたのに対して、僕が「ノー!ノー!」とわざと大げさに受け答え、次は55歳?60歳?歳を上げていったモハちゃんに、明後日で67歳になるんだよ、と話したらビックリした、ということがあったので有りますね。
まあ、ある意味僕は誕生日のお祝いしてくれたら嬉しいな、とその時に企んでいたので有りますが、ちゃんとその気持ちが通じて大きな四角いケーキを容姿してくださったので本当に嬉しかった。

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みんなにハッピーバースデーの歌を無理やり歌わせてお祝いしていただきケーキをみんなに取り分ける。
ケーキは生クリームよりも砂糖をたくさん使った甘いケーキでアメリカ風だった。
僕は甘いものも大好きなのでペロリと食べてしまったがいつもはスナック菓子をぽりぽり食べているY店長は甘くてムリ!と残していた。この方お酒も飲まないのに甘いものはダメらしい。
我々の横に居たゲストハウスの男の子にも一切れ分けて上げたら幸せそうにパクついていた。
こうしてこの日は魚も連れたし、リゾート気分も満喫した上にサプライズの誕生日ケーキまで用意していただきとても幸せな、心に残る1日となったので有りました。
写真協力:Ebb&Flow 
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
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