爆風の伊勢でビンチョウマグロ釣り@小海途丸
1月のモルディブ釣行以来1ヶ月以上釣りに行っていない。
こんなに釣りに行かない期間が長いのはこの十年間なかったことではないかとお思うのだけれど、ほかに新しい興味が湧いてしまったこともあり釣りに行きたい気分にならなくてスルッと1ヶ月が過ぎてしまったのでありました。
二月の末になってようやく以前から予定していた伊勢のビンチョウマグロ釣りに行くことになり久しぶりにジギングタックルを用意して出かけることになりました。
伊勢のビンチョウマグロ釣りは昨年10月の末にも出かけていますが、その時は潮と風が悪く一日やってアタリもなしという悲しい結果でした。
しかもその時は釣りの前夜に横浜を出て車を走らせロクに寝ずに出船したものだから眠くて釣りにならなかった。それでもやりましたけれどね。
その反省をふまえ、今回の行程は釣りの前日に伊勢に移動して一泊してしっかり寝てから翌日に釣りをして帰るという行程に変更したのでありました。
ところが出発の日の朝、横浜のルアーショップ 、エブアンドフロー さんの駐車場に集合した時は爆風が吹き荒れていてまるで台風のよう。
集まった一同も口々に「本当に釣りできるんですか?」と行っていたが翌日は現地の風が落ちて釣りになるという船長の話だったので出かけて行ったのであります。
綾瀬スマートインターから東名高速→新東名→新名阪道→伊勢道と高速を走り抜けて行くのですが北からの爆風は西に移動する我らの車には横風となって激しく車にあたるのでハンドルを握る手の力を緩めることができないほどで、明日の釣りは大丈夫?という不安は増して行くばかりなのでありました。
片道450キロあまりをおよそ7時間半かけて走ってその日の宿泊先の志摩のビジネスホテルに到着した時も爆風は吹き荒れており、ここまで来てしまってもまだ釣り師一同は本当に船出るのかなあ、と口々に言葉を発するものの、ここまで来てしまったらもう運命に身を委ねるしかないのであります。
ホテルの近くの居酒屋で酒を飲んで気分を紛らわし早めに寝ます。
翌朝の出船時間も1時間遅らせますと連絡が入った。
釣り当日、朝4時半に目が覚めて5時前に出発。
コンビニで食事や飲み物を買って英虞湾の小海途丸に向かう間も昨夜と変わらぬ爆風が吹いている。
5時半前に港に着くと今回も同行してくださった名古屋のルアービルダーのTさんが既に来ていて、車から出て来て挨拶するも本当に今日出られるんですかね?という話にすぐになる。
やがて港に船が来て釣り具を積み込むも、船長からは風が思ったより落ちないのでしばらく様子を見ましょう、ということになり夜明け前の寒さに耐えるためにお湯を沸かしてエノカフェを開店し、暖かいコーヒーを飲んで気分転換をしたのでありました。
8時頃になって少し風が落ち始めたように見えたので出船。
ところがお気に向かうとやはり波は高く危ないので風裏のポイントに入って根魚釣りをしながら風が治るのを待つことになったのでありました。
水深約100メートルくらいのポイントで根魚釣りを始めたら最初の一投のふたしゃくり目で早くもヒット。
小さい魚だなあ、と思いながらも魚の感触を楽しみながらあげて来たらレンコダイだった。
こりゃあ入れ食いかな?と思ったもののそのあとはあたりが続かず、ポツリポツリとカサゴやボッコなどが上がり感じの釣りになりました。
本命はマハタだったのですがなかなか本命ちゃんは来ない。
同行のホリさんにそれらしいあたりが一度会ったものの乗らなかった。
そのあと引率のY店長にでかいアタリがあり竿がぐいぐいと引き込まれるファイトを繰り広げ、マハタか!?と思われたものの上がって来たのはサメちゃんでありました。
午前11時頃になってようやく風も波も落ちて来たので沖に向かい本命のビンチョウマグロを狙うことになりました。
沖に出たら海水温も高く潮もよくベイトの反応もバッチリ写っているようで期待をする。
水深60〜100メートルくらいの中層がポイントで船はドテラで流します。
今回僕が用意したタックルは3セット。
ベイトタックル二本にスピニングタックル一本。
糸は3号、4号がベイトタックルでスピニングは5号。
メインはベイトの3号タックルを使いました。
細いラインを使うのは潮になるべく流されないためでマグロの中では比較的小型の多いビンチョウマグロならこの太さでもなんとか取れるという判断ですがうっかりでかいキハダマグロなんかがかかった時にはアウトですねぇ。
ジグは同行のTさんの製作するツキジグの330グラム。こいつをタナまで落としてしゃくってきます。
船長のアナウンスでは潮はいいので魚が通ればチャンス、と言うのですがなかなかマグロの群れが現れない。
しばらくやっていると船長から90メートルくらいに反応があると言うので気合いが入るもののなかなかアタラないのでありますねえ。
その後も何度か魚影が魚探に映ってチャンスはあったもののアタリには誰も巡り会えず。
風も波も次第におさまり凪いできたもののアタリはなかなか出ず苦戦をしいられます。
次第に疲れと寝不足で眠くなり一人、二人と釣りをやめて休み始め気づいたら僕とY店長しかいなくなっていた。
そのうちに僕にコツッというアタリらしき感触があり、それを口にしたら休んでいた一同が戻ってきて釣りを始めたもののそこからはまたアタリ無く。
船長が出たのが遅かった分粘って時間を延長してくださったもののとうとうアタリはなく終了となり本命マグロの姿は見ることなく終わりました。
港へ戻る間は船のキャビンで爆睡してあっと言う間に港に着いていた。
朝から沖に出られたらもう少しチャンスはあったのかなあ、と思うものの自然には勝てない。安全第一で無事に釣りができたことでよしとしましょう。
午後5時過ぎに港を出て一路横浜へ。きた道を7時間半かけて帰ってきて夜中に解散となりました。
同行の皆さんお疲れ様でした。無事に帰れたのでよしとしましょう。ガッカリ(笑)
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