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2024年12月30日 (月)

北海道ツーリングに初めて行った!その12 帯広⇄美瑛・富良野

北海道バイクツーリング9日目、朝四時に目が覚めたら昨日の酒が残っていて軽い頭痛がしたけれど、コーヒーを飲んだらスッキリ治った。

今日は美瑛と富良野に行こうと思い天気予報を見ると富良野は一日中雨の予報だったが美瑛は午前中いっぱい天気は持ちそうなのでまずは美瑛に向かうことにした。

朝食は昨日と同じ系列のホテルだったのでここもおにぎりが出たので、おにぎりを四つ頂いて朝食に三つ、おやつか又はお昼用に一つに分ける。

7時過ぎに駐車場で雨具を着ていたら隣のバイクの人も出てきて、雨の中のライディングは嫌ですねえ、的な話をしてから出発する。

美瑛に向かって走り始めるとすぐに霧雨が降り始めてガッカリする。さらに間も無く本降りになって来て早くもびしょ濡れになる。スマホのナビが高速道路に誘導したのでどうしようか一瞬迷ったが雨の中は早く通過してしまいたかったので高速道路に乗った。

 

高速道路を走るのはつまらない、景色を楽しむ余裕もないし道路は北海道も本州も似たようなものなのでただ移動するだけのライディングになってしまうからだ。目指す高速の出口はトマム、ここまでの距離が意外とあった。北海道の距離感はいつもこんなで大体思ったよりも遠い。

トマムでで降りるとさらに雨は土砂降りになってきてすでに腕に雨水がしみ込んで冷たくなってきた。すこし走ったら「道の駅南ふらの」があったのでためらわずに入り雨宿りした。まだ時間は8時半頃だったので他に人も車もいない。当然店も建物もまだ開いていない。一人で雨の道の駅で途方にくれたような雰囲気で休憩した。

Img_5971

少し休んだら気分転換になったので再び雨の中を出発し、堂々から離れて農道を走る。農園風景は雨の中でも美しかった。

富良野から美瑛まで、僕の頭の中では隣町くらいのイメージだったのだがいざ走ってみるとかなり離れていて、一時間くらい農園風景の中を走ってようやく美瑛町に入ると雨が上がった。天気予報通りだ。

美瑛の丘陵に広がる農園風景は美しいので有名だ。僕も30年くらい前にその風景の撮影に訪れて感動したことを覚えている。その時は景色のいい場所に案内してくれるコーディネーターがいたのだけれど、今回は自力でビューポイントを探さなければならないので、とりあえずは有名な「マイルドセブンの木」よいう場所を目指した。

街を抜けて農園地帯に入ると他の車も同じ方向に走ってゆくので、おそらくこの車もマイルドセブンを目指しているのだろうと思いながら後ろについて走るとその通りだった。道端には所々に「マイルドセブンの木➡︎」のような案内板が立っていて人気の高さを感じたと同時に昔はこんなの無かったぞ!などと思いながら走った。

遠くの丘にはパッチワークのような風景が見えて美しい。

いくつかの角を曲がりいい景色の場所があったのでバイクを停めて写真を撮りながらマイルドセブンにたどり着いたのだが、到着してビックリ!

 

Dsc04415

丘の上に10数本の白樺が並ぶ場所が「マイルドセブンの木」なのだがすぐ近くに大きな駐車場があり大型の観光バスが何台も停まっており大勢の人がうじゃうじゃいてその周りを歩いている。道路には交通整理のおじさんが数人いて車と人の流れをさばいているではないか。それを見ただけで嫌になりここまで来て人だかりを見ても仕方ないので駐車場を通り過ぎた先の交差点を曲がり「マイルドセブンの木」の横を歩行者に気をつけながら通り抜けてその先の人にいない畑のそばにバイクを停めて風景を楽しみながら写真を撮った。

Dsc04356

今でこそ美しい風景が観光地化して賑やかだが、丘陵地帯の斜面の原野を開墾してこのような畑にするまでの苦労に思いをはせると胸が熱くなった。

Dsc04389

バイクで移動しながら何箇所か気に入った場所で写真を撮り、最後に「ケンとメリーの木」という場所に向かう。ここもどうせ混雑しているだろうと思っていたけれど、昔撮影に来た場所なので行くだけで良いのでそこに向かう。

着いてみると案の定人だらけだったので駐車場から気を見て再訪のご挨拶をして富良野に向かうことにした途端に小雨が降って来た。

Img_5980

 

農道から道道に入り富良野に向かう。30分くらい走ったところに「ごまそば」の看板があったのでその店に入り休憩を兼ねて昼食をとった。

天ぷらと大根おろしの乗ったそばに汁をかけて食べると美味しい。ごまそばはこの辺りの名物で確か35年毎に来た時にも、初めて北海道に来た45年前にも食べている。30分くらい店内で休んでから再び雨の中を富良野に向かって走り始めると峠を越えたあたりで雨が小降りになって来て、富良野の街に入ると雨が上がったので、ラベンダー畑に立ち寄ることにして道道から離れてラベンダーロードと地図に書かれた道を目指したら道の両側にラベンダーが植えてある場所に出たのでしばらく走る。

ところが緩い上り坂を登って降りたらラベンダーがなくなってしまい、何か物足りない。もっと咲き誇っている場所があるはず、と来た道を引き返していくと丘を戻った途中に「日の出公園」という看板があったのでそこを曲がり少し行ったら、丘全体がラベンダーで覆われた花畑が見えて来た。

ああ、ここだあ、と丘の上の駐車場まで行くと富良野の街を見下ろす丘の上に展望台があり、斜面には一面ラベンダーが咲き誇り紫色になっているではないか。これぞ僕のイメージ通りのラベンダー畑、というところにたどり着けて嬉しい上に運良く雨も上がっている。

ラベンダー畑の中には小道があり畑のすぐ横で写真を撮れるようになっていたので、良さそうな場所で何枚か写真を撮った。観光客はここも多く外国人も多かった。中国語を話す人が多く中には畑の中に入って写真を撮る人もいてこういうところのマナー感覚が中国的だなあと感じた。畑に入り込めばいい写真が撮れるのはわかっていてもやらないのが日本的な感覚なのだが、やったもん勝ち的なところが中国的だと思うのだ。

バイクに戻り丘を下り始めるといい場所があったのでラベンダー畑を背景にバイクの写真を撮ってここを離れた。

Dsc04452

あとは帯広に戻るだけなのだが道道の広い道をただ走るだけではつまらないので、農道を選んだナビに従いかり狩勝峠方面に向かうと、前を走る軽のワンボックスに日本中の観光地のステッカーを貼ってあった。おそらくこの車で全国をのんびり旅しているのだろう。なんだかこういう車に出くわすのも北海道らしいな、と思った。農道をゆっくり走るその車はしばらく同じ道を走っていたが、僕に道を譲ってくれたので先に峠道に向かって走った。

 

一つ峠を超えて朝立ち寄った「道の駅南ふらの」にまた入り休憩していると再び雨が降り始めたが、ここから少し走ってトマム IC入口付近を通る頃には雨が上がってホッとする。

帰りは高速に乗らずに狩勝峠を目指した。こちらの道の方が風景が楽しめて高速より良い。峠の頂上にある大きな駐車場に着くとバイクを降りて十勝平野を一望できる展望を楽しみ写真を撮った。

ここから帯広市内まであと40キロくらいまだある。北海道は広いなぁ。40キロといったら横浜の我が家から箱根くらいの距離だ。

メーターを見たらいつの間にか総走行距離は2000キロを超えていた。

 

峠を下りて新得から帯広への広い道を気持ちよく走流とようやく帯広市内に入りガソリンを入れた。10L以上入った。今日一日良く走ったなと思った。

 

3時半過ぎにホテルに戻ると雨は上がっていてラッキーだった。

部屋に入りシャワーを浴びて朝のおにぎりをつまみにビールを飲んでから少し昼寝をして疲れをとった。

 

夕方6時過ぎにまた昨日と同じ北の屋台へ行き同じ店に向かったが、今日はもう予約で一杯と言われ他の相手いる店にもぐりこんだ。その店では地元の美味しい焼酎があり楽しめたし料理も美味い。隣の席に座っていた兄ちゃんが自転車乗りだというので、自転車の話で盛り上がる。僕も今から20年近く前にロードレーサーを持っていてよく乗り回したので、自転車の楽しみはわかっていた。

この店オリジナルの白菜、セロリ、ピーマンの入った餃子が美味しく、それにつられて白ワインも飲んで満腹になる手前で店を出てホテルに戻り字すぎに寝てしまった。あとで調べたらなんだかんだ320キロもこの日は走った。横浜から名古屋の距離にほぼ等しい。雨の中の320キロは疲れた。

 

この日に使ったお金

高速代     800円

飲み物     300円

ごまそば        1300円

ガソリン    2000円ちょい

夕食(飲み代  4630円

 

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