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2025年1月

2025年1月16日 (木)

アマダイ釣りでやらかした!@沖衛門丸 茅ヶ崎港

遠征の話ばかり書いていますがたまには近場のエサ釣りもやりますよ。一番好きなのはアマダイ釣りですねえ。この釣りは誘いが命なのでルアー釣りにかなり似ているところが好きなのかな。毎シーズン一人ででも出かけるんですが今シーズンも昨年12月の頭に一人で出かけてきました。

お世話になったのは茅ヶ崎の沖衛門丸さん。

ここの船はスマホで釣り座が予約できるので、早起きしてムキになって釣り座を確保する必要もなく便利なんですねえ。他の船もこういう取り組みを是非お願いしたいです。

 

ということで6時半出船のアマダイ船に6時頃船宿についてお金を払ってエサを受け取り乗船しました。

ところが出船間近になって、クーラーに入れる氷がないのに気づいて、船長にいつくれるの?と聞いたら「受付でもらうんだよ」と言われて、ありゃこれは失敗、と思ったら船長がさっさと取りに行って来て下さった。

素人ですみません、とう感じで右舷のトモから二番目の席で仕掛けを作っていざ出船。

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「最初は浅場で白甘鯛をやってみます」と船長のアナウンスがあり、港からちょっと走ったあたりの水深40メートルくらいで釣りを開始した。

「フグが多いから気をつけてくだ足ね」と船長から言われた通りにここではフグの猛攻にあい、すぐに小移動して60メートルくらいのポイントに入ったのだけれどここもフグの猛攻でアマダイ釣りにならなかったんですね。

この間一時間くらい、流石に船長もこれではイカンと思ったらしくアカアマダイに行きます、と言って沖に向かい80メートルくらいのポイントへ大移動したのでありました。

 

釣り始めると、なんだか仕掛けがオマツリしてぐしゃぐしゃになってしまうことが二回連続であったら、船長から何かアドバイス頂いて修正したのだけれどまたしばらくするとオマツリでグシャグシャになるではありませんか。お隣さんは順調にアマダイを釣り上げていて三匹目くらいで50センチ近い大物をかけたのでタモ取して手伝った。

そんな感じで二時間近く魚が釣れずオマツリと戦っていたワタクシなのですが、ふと自分の仕掛けに違和感を感じたのでよ〜く見直してみたら、なんと!天秤に道糸と重りをつける場所が逆になってるじゃないですか!

道糸、重り、ハリスの順番で付けるべきところを重り、道糸、ハリスの順番で付けてた。

こりゃあオマツリするわけだ!なんという初歩的なミス!いくら一年ぶりくらいに来たとはいえ、アマダイ人生15年の中で初めてのデキゴト!とうとうボケが始まったか!と流石にちょっと意気消沈したのでありました。

仕掛けをちゃんと戻して釣り始めるも地合いが過ぎたのかヘタクソだからなのかその後も一匹も釣れず、11時頃になってようやく一匹目の顔を見てボウズを免れホッとした。

ちょうど潮が効いている時間帯でけっこう早く流れており、船長からも「潮が速い時はあまりエサを動かさないほうがいいよ」とアドバイスされたのでエサを止める時間を長めにしたらポツポツと釣れて昼過ぎまでに三匹釣れてなんとか格好になったものの、やはり最初の超凡ミスが影響しているのは否めないのでもう一踏ん張りしようと昼飯のコンビニおにぎりを頬張りながら気合いを入れ直した。

 

時間が午後1時を回ると潮が止まり渋い時間帯に入る。

ここでも船長から「潮が緩いのでしっかり誘って」とアナウンスがありありがたい。

 

潮の速い時は仕掛けも長めで誘いもあまりせずにエサを止める釣りだったのを大幅変更して、仕掛けを短く切って誘いも多めにして少しだけ止める、という釣り方に変えた途端に当たりが連発した。

一時半頃の起き上がりの時間までの間は、落として誘えば当たりが出るというほどの入れ食い状態になり5連続ヒットしたのでありますが、反対側の舷の方と二度オマツリして二匹バレてしまい納竿。

船長が釣果を聞きに来て4匹くらい?と聞かれたので6匹、と答えたら少し驚いてじゃあ写真を撮ろうと、釣果情報用の写真を撮ってくれた。

この日の竿ガシラは反対の弦のトモの方で9匹、お隣さんが7匹だったかな。最初のヘマさえしなければ自分もいいところに行ってたのに、とちょっと悔しかったけれど後半の潮止まりの誘い方を覚えたので良しとして帰って来たのでありました。

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この釣り方が本当に聞くのかどうか再度アマダイ釣りに行きたくて仕方ないのでありますが、色々忙しくて今の所その予定も無く、二月に入ると東京湾のシーバスジギングも魅力なので、また来シーズンまでお預けかな。それでまた同じヘマやらかすんだろうなあ。(笑)

 

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です ©️enos1091 All rights reserve

2025年1月15日 (水)

トカラ列島遠征2024その3@マリンチャレンジャー号

トカラ遠征三日目はいよいよ最終日となった。この日は本命のカンパチポイントまで朝一移動して釣りを始めた。
海はそこそこウネリがある。台風の余波がまだ残っていた。
6時頃釣り開始、いきなりジギング王がデカイのをかけたが切られてしまった。さらに立て続けにデカイのをかけたがこれも切られてしまい姿を見ることはできなかった。
僕も隣でしゃくるのだがなかなかアタリが来ない。
この時は海は微妙な二枚潮で表層はそれほど流れていないように見えるのだが底の方がかなりのスピードで潮が流れており、PE8号の太い糸を使っていることもあって、500グラムあるジグを落としても底に着く頃には糸はかなり流されて途中がたるんだ。しゃくり始める前に糸フケを十分にとってからしゃくらないとジグが動かない。釣りを始めて一時間を過ぎた頃に僕はそれにようやく気がついた。
使っていたのはツキジグ330、カラーは松原グロー、よく釣れるジグだ。
これをそこまで落としてから糸フケを取る。かなりの回数を巻いてからしゃくり始めると、いきなりドン!と来た。
重さが腹筋にまで伝わる、竿が引き込まれる。カンパチらしいいい引きは会館だった。
少ないアタリだったので慎重にファイトする。少し時間をかけて上がって来たのは見た目で8キロくらいのカンパチだった。
ようやく本命を見ることができて嬉しい。船上も盛り上がった。
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その後すぐに隣で釣っていたジギング王にヒット。
カンパチ連発!と思ったら引き方がなんか違う。上がったのはキハダマグロだった。
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そのあとはなかなかアタリが出ず、ポイントを小移動、大移動を繰り返し一同しゃくり倒したが午前中は後が続かなかった。
午後一時を回った頃ようやく次の一匹をナベさんがかける。
いいサイズのカンパチだった。
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その後もあたりは散発で、マリチャレでは良くあるカンパチの連続ヒットで全員竿が曲がる、というようなことはなく沈黙の時間が続く。
根魚狙いで底を叩いていた根魚王ににちっこいエソがヒットしたくらいでこれといった釣果が出ない。
二枚潮で糸が激しく流されるのでオマツリも多くなかなか苦労させられる釣りだった。
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時間が過ぎるのは速くいつの間にか夕まずめの時間になる。
5時近くなったところで、昨日悲しい出来事が続いた怪魚ハンターの起死回生のヒットが続いた。
立て続けにいいサイズのカンパチを上げて面目を取り戻す。
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ドヤ顔二連発は昨日の鬱憤が張らせたように見える。
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今回は寝ているか写真を撮っているかであまり釣りをしなかったクワガタ船長もここで抜け目なくヒットさせカンパチをキャッチした。

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比較的出番が少なく目立たなかったオサムシ君にもようやく良いのがヒットしたがファイトの途中でバレてしまった。
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5時半を回ると西の空が焼け始めて美しい。
こんな綺麗な夕焼けをバックにでかいのとファイトがしたくて必死にしゃくり続けるもののあたちは少なく上がるのはこんなのくらいだった。
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サメもそこそこいて折角かけたカンパチを取られてしまうこともある一日だったが根魚王はアカヤガラまでサメに持っていかれてしまった。
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日が落ちると空は燃え上がるように焼けて海まで真っ赤に染まり美しい。
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この日は日没まで釣りをし切ったがとうとうその後のカンパチヒットは無く釣りはこれで終了となった。
海の上で夕食をとった後、夜のうちに船は港に向かって走り続け、翌朝7時頃に指宿半島の山川港に帰着した。
台風の余波のうねりでポイントが限られた中、船長も苦労してなんとか良いポイントにと僕らを運んでくれたおかげで最終日はカンパチを手にすることができたのは嬉しい。
次回来る時はどんな釣りが待っているのだろうか。期待しながら港を去った。

写真協力:Ebb&Flow 
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
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2025年1月14日 (火)

トカラ列島遠征2024その2@マリンチャレンジャー号

マリンチャレンジャー号で行くトカラ列島カンパチ&GT釣りツアー、二日目の朝は島影に係留された船の上で目覚める。キャビンから外に出ると目の前の島の火山岩が様々な形で固まったの異様な形が迫ってきてすごい迫力だった。
この日の朝一は6時頃から釣りを開始、島周りをキャスティングでGTを狙い何度か流したがワンバイトのみに終わり釣れなかった。
ジギング組はオサムシくんのバラハタを皮切りにポツポツと釣れた。
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GTはイマイチだったので気分展開にコーヒーを淹れてエノカフェを開店する。最高のロケーションの中で飲むコーヒーは堪らない。こういうのがあるのでおバカなエノカフェもやめられないのだ。

気分を取り直して再開後間も無く怪魚ハンターにアオヤガラがヒット。クワガタ店長から写真撮影を要求され仕方なさそうにヤガラを手に持って撮影したのだが、これが後に怪魚ハンターにとって大きな不幸を引き起こすことになるとはまだこの時点では知る由もなかった。
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ヤガラが釣れて潮が動かないのかな?と思っていたら10分も経たないうちにまたまた怪魚ハンターにヒット。今度のはデカイ!竿が満月にしなり、他の釣り師がそのファイトを見守るほどの大物、竿先はグイグイと水面に引き込まれそうになるのを必死に堪えるファイト!は見事だった。
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これは行けそう、デカイのが上がるぞ、と一同が注目していたのだが突然竿がフッと軽くなりバレてしまう。
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のけぞってそのままくずれこむ様に船べりに座りこんでしまった怪魚ハンターの落胆ぶりがその魚の大きさを示していた。怪魚ハンターの不幸の始まりだったがまだまだこれは序章に過ぎなかった。
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その後またすぐに今度は根魚王にバラフエダイがヒット。ここで船長はこのポイントに見切りをつけて沖のポイントに大移動した。
水深100メートルくらいのポイントでカンパチを狙ったがアタリは少なかった。

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潮が動かないようで根魚王がドラキュラと呼んでいるハギの仲間を釣ったのと、この日のある意味ヒーローになりつつあった怪魚ハンターがアカヤガラ、そしてまた根魚王がアカヤガラ、とどうもパッとしない。
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さらに怪魚ハンターにとっては決定的な不幸な事件が起こってしまった。しゃくっていた竿に根掛りで一瞬大きなテンションがかかった瞬間に、なんと竿が手からすっぽ抜けて海に落ちてしまったのだ。慌てて掬おうとするにも手元に網もなくなす術がな組み詰めるだけ。海中に消えてゆく中一瞬きらりと光るリールの輝きが悲しみを増幅させる。それは横で傍観していた僕でさえ悲しくなるような光景だった。激しく落ち込む怪魚ハンターにかける言葉さえ失っていた。
長い事釣りをしていると色々な事件が起こる。
良い思い出、悪い思いが出入り混ざる中で、これだけは一生悪れないだろうという悪夢のような思いで、というのもある。怪魚ハンターにとってはそういう最も歓迎したくない思い出を作ってしまったのであろう。このことをブログに書くのも逡巡するほど僕は彼に対して気の毒な思いなのでありますが、今後の自分への気の引き締め直しをすることも踏まえて敢えて書かせていただきました。怪魚ハンターさん、嫌な思い出をまた思い出させてしまってごめんなさいね。
一応怪魚ハンターの名誉のためにも書かせていただくと、竿が手から滑ったのは朝一のヤガラの手持ち撮影でグローブが滑りやすくなっていたらしい。無理矢理ヤガラの写真撮影を要求したクワガタ船長に対して「あんなの写真に撮ったのが悪いんですよー」と抗議をしていたが、落ちた竿はもう戻らないかった。あとは笑い飛ばすしかなかった。
そんなこともあってどうも釣りが盛り上がらなので気分転換に昼食となった。
昨日釣ったキハダを船長が漬け丼にしてくれたのをみんなで舌鼓を打って食べる。海の上での新鮮な魚、最高の食事だった。
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この日は台風の余波で風、波の影響が残っておりなかなか本命ポイントに行くことができず、本来なら沖のポイントをもっと攻めるところなのだが、船長の判断で夕まずめは再び島周りに戻る事にした。
午後3時を回ったあたりでポイントに到着する。
キャスティングでGT狙いとジギング組でカンパチを目らうも釣れてくるのは外道ばかりで盛り上がらない。

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時折手元に来るいいあたりはほとんどが根魚でトカラらしくバラハタが多い。
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そんな中でも根魚王はにとっては本命である美味しいハタ類を立て続けに釣り上げて行くところが凄い。
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早くも夕方5時を回った頃、船の周りにスマガツオとツムブリの群れがあたり連発した。
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そのあとはワフーも回ってきて釣れたところで日没となりこの日の釣りは終了し、再び島影の宿営地に船は投錨した。
二日間釣りをして、まだ本命のカンパチが一匹も釣れないというマリチャレでは珍しい展開だったが、これもポイントを限定されていたからだった。
翌日、最終日は波も落ちて本命のポイントに行けると船長から聞かされたので、僕は夕食後早めに寝てしまった。
船中泊は夜の釣りが面白いのでヨッシーさんがジグを落としていたが、何匹かギンガメアジが入れ喰ったらしい。

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その頃僕はすでに夢の中だった。

写真協力:Ebb&Flow 
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2025年1月13日 (月)

トカラ列島遠征2024その1@マリンチャレンジャー号

またまた昨年の話になりますが、2024年10月の初旬に鹿児島県指宿の山川港にあるマリンチャレンジャーさんでのトカラ列島カンパチ遠征の模様をご報告したいと思います。

 

この遠征は前々日くらいまでの天気予報では台風直撃で遠征は中止だろうと思いなあんにも支度しないでいたら、前日になってルアーショップ 、エブアンドフロー のクワガタ店長から「行けますよー」と軽〜い返事が来たので慌てて釣りの準備をしたというくらい際どい天気状況でした。

10月2日昼過ぎに横浜を出て3時頃の便で鹿児島に飛び、鹿児島空港から迎えに来ているバスで9時頃に山川港へ移動するとすぐに船に荷物を積み込んで釣りの支度を始めるのでありましたが、僕は前日まで中止と勝手に決め込んでいたので気持ちが釣りにいかなくてタックルのセッティングもせずに船の奥のベッドに入って寝てしまった。

夢の中で船が出てゆくエンジン音を聞いたような気がした。

 

翌朝6時頃目がさめると船のエンジン音が下がり船長がポイントに着いたというので仕方なく起きてキャビンを出た。

生暖かい空気が身を包んで来て南にきたんだと実感する。空はどんより曇っていて今にも雨が降り出しそう。

一同起きてきて釣りを始める様子だったが、僕はまだ頭の中が釣りモードにならずにのろのろとコーヒーを淹れてみんなに無理矢理飲ませ田が、幸いというか不幸にもというか僕がコーヒーを淹れている間に早くも連続で大物がかかったがどちらもバレてしまって上がらなかった。

その直後には根魚王がバラハタを釣り上げてリリースする。

 

キャスティング組にはヨッシーさんに太いスマガツオが釣れて夜のおかずを確保してくれた。




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怪魚ハンターにはションベンダイとナンヨウカイワリ、根魚王の二匹目はちっこいションベンダイと次々釣れる中、コーヒーを飲んで体に回ったらようやく体も頭も動き始めて釣りをする気になった僕にもりすぐに何かヒットし、いいサイズのハタが上がってきたのでラッキー!





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そこからはポイントを移動しながら釣りをするが、バラハタ根魚を中心にナンヨウカイワリ、ションベンダイなどが次々上がってくるのはいかにもトカラ列島らしくていいのだが大物が欲しい。


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そんなところにキャスティングにGTかヒット!小柄ながらも立派なGTだ。やはりこういう魚が釣れるとテンションが上がる。続いてヨッシーさんんにもGTがヒット。これも小型だったが嬉しい一匹。




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次のポイントではキャスティング組にギンガメアジが連発した。




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そこからはしばらくアタリが遠のき移動も色々して、地合いが来たのは夕方4時過ぎだった。

根魚王にいい感じの根魚がかかったがあげてくる途中でサメに喰われ針ごと切られる。

そのあとはキメジとスマガツオのラッシュで次々と上がってくるもキメジはほとんどリリースして美味しそうなスマガツオはキープする。



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夕まずめ最後は怪魚ハンターが僕が名前は知らない赤いハタを上げてこの日の昼の部は終了となった。

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夕食にはスマガツオのたたきを船長が作ってくださって、一同舌鼓を打ちながら酒に酔ったりジュースを飲んだり。

今回のメンバーは飲まない人も何人かいたのでこういう展開になる。


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こうして、いろいろ釣れたものの今回の本命であるカンパチは全く釣れずの初日の釣りが終わった。

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2025年1月10日 (金)

今年初釣り遠征が中止になってしまった!

珍しくリアルタイムの内容でブログを書きますが、実は本来なら今頃は南大東島の沖の船の上にいる筈だったのでありますが、昨日からの日本列島を襲っている大寒波のおかげで、港から船が出られないとの事で遠征は中止になり、家のキッチンでストーブにあたりながら淋しくパソコンに向かっているのであります。

 

南大東島の遠征は主な狙いはデカカンパチ、そしてパヤオでのキハダの入れ食いなどと夢のてんこ盛りのような遠征の予定でした。ロケーションも滅多にいけない南大東島で僕自身も初めて訪れる場所だったので楽しみも大きかった。その分中止になった時は落胆が大きかったのでありますが、昨日今日の寒波による大荒れの天気を見たら行かなくてよかった、と中止の判断をして下さった船長に感謝する、というくらい気持ちは180度変わってしまいました。

 

こうして気持ちの切り替えは比較的用意にできたものの、四日間釣りのために空けておいたスケジュールがいきなりぽか〜んと空いてしまったものだから、そちらの木の抜けようと言ったらありゃしない。

四日間何して過ごそうかしら、酒飲んで寝て過ごそうか、スキーにでも出かけようか、近場の釣りもいいな、などと色々考えたのでありますが、海は近場も大時化だし、スキー場は大雪だし(パウダーのチャンスではあるけれど)、一人ぼっちで遠くまで運転するのも面倒だし、正月の酒浸りからようやく抜け出したところだし、というのでなかなか方針が決まらない。

それに、気持ちは切り替えられたというのに、今頃はパヤオで入れ喰ってるんだったのかなあってるんだったのかなあ、などとふと思ってしまったり、夕食には船中泊で食べようと思っていたレトルトカレーを食べながら、このカレーの味も船の上だったらまた格別に美味いんだろうなあ、などと未練タラタラで複雑な思いでいるのであります。

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写真はイメージです(笑)

 

せっかく四日も空いたのだから何か有意義に使いたいなぁと思うものも、考えているうちに時間はどんどん過ぎてゆき早くも一日があっという間にすぎて残りは三日になってしまったし、天気予報では今日も寒波の影響で全国的に大荒れの天気、と報じているし、一日出遅れたおかげでただでさえ重い腰がさらに重くなってしまった。

 

そんで、なんとかこの虚無状態から脱出しようと、とりあえず支度した釣りの荷物を解いて片付け何もなかったことにするところから始めたら、船上で淹れるはずだったはずのコーヒー豆やワインボトルなどが荷物から出てきたりすると、気持ちのグラグラ度がさらなる追い討ちをかけられて腰の力も抜けて虚無状態に陥りそうになる。

せっかく気持ちを切り替えたはずだったのになんだか振り出しに戻された気分でなかなか安定しないのでありますね。早いところ荷物は片付けて、釣り具も見ないようにして暮らそうとさっさと片付けだけして、残った時間はヤケクソでジムに行って筋トレして、さらに空いた時間はレコードいっぱい聴いて、普段サボり気味なサックスの練習をしてみるかという風に気持ちを切り替えて生活を日常に戻してゆく作業に三日かけるということにするしかないのでありますね。

こんな時皆さんならどうやって気分転換するんでしょうか?

 

色々ありますが、もともと何もしなくてもいい時間、という気分に切り替えてみれば、なんとなく気持ちに余裕が出てきて、これはこれでまあいいか、とようやく今朝になって気持ちが落ち着き始めたという話なのでありました。

それでもやっぱり近場でもいいから釣りに行きたくて風予報なんかをみてるのですが、土日は凪だけど船が混むので行きたくない上にその先はまたしばらく敷けるようなので釣りは諦めざるを得ない。

 

もともと優柔不断な僕がさらに優柔不断になっているというつまらない話なのでありました。

 

 

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2025年1月 9日 (木)

隠岐の島遠征2024その3@浜吉丸 海士町

2024年11月2日、隠岐の島遠征3日目は台風崩れの低気圧の通過に伴い前夜から大時化でとてもじゃないが海に出られる状況ではありませんでした。

 

朝早く起きてコーヒーを入れて飲んでいたら釣り師一同が起きてきたので、みんなにコーヒーを淹れてエノカフェを開店し外の嵐の風音を聞きながらみんなあきらめ顔でコーヒーを飲んだ。

7時に梅林船長が朝食の弁当を届けてくださったのでいただいたら、もうやることもなく間が持たなくなり酒を飲み始めたのであります。

朝から宴会をするというのもたまには良いもので、ダラダラ飲みながらとりとめのない話題で盛り上がっているとあっという間に昼になってしまった。

昼食も船長が弁当と味噌汁を食べた。

昼過ぎになると雨が上がったので船に行って昨日釣れた魚を仕分けしたら、船長が宅急便で送る手配をしてくれた。ありがたい。

船長が働いている間もぐずぐず飲んでいたら船長の奥様がシロイカを沢山炙って持ってきてくれたので、日本酒を瓶ごとお燗してのみが加速する。

シロイカは噛めば噛むほど口の中に旨味が広がりたまらない。ガン缶飲み始めてしまいそのうちビールがなくなり船に冷えたのがあるのを取りに行ってまでして飲んでしまった。

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夕方までにはベロベロになってしまい、この日の夕食は隠岐牛のお店で高級なお料理をいただいたのに、出てきた隠岐牛の寿司やらすき焼きやらの記憶は全くなく、締めに出てきたうどんを若手の釣り師に無理強いして食わせたことしか覚えていない。

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そして日が明けて翌日。

流石に二日酔い気味で胸やけがひどく早朝にコーヒーを淹れて飲んだけれど胃の具合は収まらず頭もぼーっとしていた。

5時半には船に行き支度をする。風邪は少し残っていたけれど出船するも僕は酔い覚めの空腹で早朝から弁当を食べたら気持ち悪くなってしまった。ばかだ(笑)

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薄暗い中、ポイントに着いたらキャスティングをしてみたもののこの日も魚の反応はイマイチでなかなか出なかった。陽が上がってきて明るくなるまでの一時間ほど僕は投げ続けたが疲れたので根魚狙いに竿を持ち替えた。

ところがこちらも魚の反応は悪く時おりかかるのは小さいベラかガシラばかりでアコウの反応が全くない。

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昨日の時化で新しい潮が入れば魚の活性も上がり、違うサイズの魚も入ってくるのではないかと期待したのだけれど、潮は濁りぎみでどうもイマイチだった。

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この日は昼までの釣りだったので、時間がどんどん過ぎてゆく。

船長もなんとかいいのを釣らせてくれようとあれこれ悩みながらポイントを選んでくれたがヒラマサも小さいのが一本キャスティングで上がったのみであとはペンペンのチェイスくらいと厳しい状況だった。

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根魚もいろいろやてみたけれど釣れるのはガシラとベラばかりで気持ちも焦ってくる。

 

早くも11時を回理、もうここが最後のポイントです、と船長が言うなか釣り始めたら、ここは潮の色が変わっていて澄んでいた。いけるかな?と思ってジグを落とすとアコウがようやく来て喜ぶ。さらに終了間際にも言い方のアコウが釣れた。根魚王もアコウを釣り潮が変わるとこんなにも魚の活性が変わるものかと驚いた。

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さあ、これから!と言う時にタイムアップとなり残念だったが仕方なく港に戻って帰り支度をする。

道具を片付けて荷物をまとめたら再び船に積み込んで、釣り船でそのまま七類港まで船長に運んでもらう。

二日酔いはだいぶ治まったものの体調はダメダメで寝ている間に七類港に着いた。

 

七類港で船長に三日間のお礼を言い別れる。

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呼んでおいたタクシーに乗り込み美保神社という釣りの神様の総本山的な神社に立ち寄ってお参りして空港に向かった。

 

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2025年1月 8日 (水)

隠岐の島遠征2024その2@浜吉丸 海士町

2024年11月1日、隠岐の島遠征2日目

4時起きして支度をし、船宿から歩いてすぐそこの船まで行くと梅林船長がすでに船の中から釣竿を出して準備していてくれた。こういうところがこの船長の素晴らしいところで、いつも僕ら釣り師に気遣ってくれている。

6時前、まだ薄暗い中出船

最初のポイントまでは15分くらいで着いた。海は凪でこの日の朝一は僕もキャスティングをした。

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薄暗い海にキャストしたルアーが消えて行く。朝まずめのいい時間なので一発大物が出てくれることを期待して投げ続けたのだがバイトは無く、一人根魚を狙っていた根魚王がアオハタを一匹釣るのみに終わったのでやむなく移動となった。

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次のポイントは昨日もやった大物ヒラマサポイント。

ここでもしばらく投げたが魚の反応は薄い。僕は早くも一休みして朝ごはんのお弁当を食べた。船長の奥様が作ってくれた手弁当が美味しい。

他の釣り師の皆さんはしばらく投げていたが反応がないので移動した。

 

三つ目のポイントは魚が出た。ヒラマサが同時に二人にヒットし、一人は一本のルアーに二匹掛かってダブルヒットだったので船上は活気付くもヒラマサのサイズが小さい。

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9時過ぎまでキャスティングポイントを攻めたがどうも魚は小さいし反応もイマイチなので船長の判断でジギングをすることになり大きく移動した。

 

ジギングポイントは水深80~90mあり重めのジグを落とす。狙いはブリ。

しばらくしゃくるが潮が流れず苦戦する。魚の反応が魚探に映るも食ってこないようだ。

小さな移動を何度かしたがダメなのでまたまた大移動するもここも喰わない。

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釣れないのでみんなで記念撮影

 

さらに移動したポイントで大変なことになった。

流すたびにマダイが喰ってきて船の中で寝ていたクワガタ船長ともう一人以外全員がマダイをキャッチするも写真班の店長が寝ていたので写真がないのが残念。

マダイは数だけで無くサイズもデカイ。サイズを選んでキープして小さいのはみんなリリースした。そんな中で一人いいサイズのブリを釣り上げた方がいて盛り上がる。ブリがいないわけではないのを証明してくれたので一同やる気が出るも、引き続き釣れるのはマダイにさらに良いサイズのヒラメも二枚上がった。

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同じポイントを数回流したら流石に食いが落ちたのでヒラマサ狙いに大移動したがここもダメだった。

釣りをしていて僕にはどうも魚の数が全体的に薄い感じがした。まだ群れが入ってきていないのか潮が良くないのか分からないがね魚も含めて反応が悪かった。

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すでに時間は午後3時を回っていてここでまた移動して浅場でヒラマサキャスティングに戻った。

僕はヒラマサはすっかり諦めてアコウ狙いでジグで底をネチネチ探っていたのだけれど、すぐ横で同じくアコウしか狙わない根魚王がゴビアスブルスリムでアコウを次々キャッチしてプレッシャーをかけられる。

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僕はブルスリムの同じカラーをすでに根掛かりで失っていたので作戦を変更したいラバに変えたら途端にいいサイズのアコウを二匹キャッチし満足した。ここでは30センチ以下のアコウは船長が丁寧に空気抜きをしてリリースしてくれる。面倒な作業なのだが資源の確保には大切だ。その効果もあってかいいサイズのアコウが必ず混ざって釣れてくる。

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こういうことは他の船でもやってほしいなあと思う。いまの釣り具や釣り師の技術の発達を考えたら魚よりも人間の方がはるかに分がいいと思う。釣れる魚を制限なくキープしたらたとえ一本釣りの魚釣りでも魚は間違いなく減ると思うのだ。これは魚種に関係なく言えることで釣り師は数釣りすることで未来の自分の釣りの首を絞めていることになっているのではないだろうか。

勿論、漁船による大量捕獲の方が自然へのダメージは大きいだろうけれど、だからと言って釣り師がやり放題というのもどうなんだろうなあ。

何れにしても行政が科学的根拠に基づいた規制をちゃんとやらないとダメだと思う。

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堅い話はこれくらいにして釣りの話に戻しますと、ヒラマサキャスティングの方は結局朝のプチ入れ食いだけで終わってしまい夕まずめもチェイスはあったものの午後5時まで粘ってやったけれど釣れませんでした。



この日は午前11時頃から小雨が降り始めて半日雨に濡れて体が冷えたので宿に戻り熱いシャワーを浴びた。

夕食は居酒屋に船長も一緒に行って焼酎を飲みながら釣り談義をした。

 

明日は時化予報でかなり荒れるようなので一日宿で過ごすことになるという事だった。

 

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2025年1月 7日 (火)

隠岐の島遠征2024その1@浜吉丸 海士町

昨年の話になりますが10月末から11月初めにかけて出かけた隠岐の島遠征の話です。

行き先は山陰の隠岐諸島にある中ノ島の海士町です。釣り船は浜吉丸、いつもお世話になっている梅林船長に今年もお世話になりました。

日程は10月31日出発の11月3日帰りという3泊4日。

初日は朝一の便で羽田から米子空港に飛び、空港から島根県の七類港までタクシーで移動し、そこに海士町から迎えに来てくださっていた浜吉丸さんの船に乗ってビールを飲んでウトウト寝ていると昼前には釣り場まで移動するという極楽スケジュールです。

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当日は風がまあまあ有り波もあったのですが動いていれば寒くないという程度の気温でした。

早速キャスティング組とジギング組に分かれて投げたりしゃくったり始めます。

 

僕はとりあえず魚の活性を見たくてよく釣れるツキジグのプロトを落としてそこをトントン探るとすぐに小さいアヤメカサゴがヒット。梅林船長が丁寧にお腹の空気抜きをしてリリースしてくれた。根魚王も早速良いサイズのアオハタを上げる。

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キャスティングの方はたまにバイトするもののなかなか乗らない。

魚の反応がイマイチなのでポイントを変える。

そのポイントは数年前にクワガタ店長が27キロのデカマサを釣ったポイントだったのでキャスティング一同気を引き締めて投げ始めた。

ところがバイトどころかチェイスもろくにない。

根魚も根魚王がアコウ(キジハタ、この辺りではアカミズ)を連発しただけであとはベラやガシラの小さいのばかりなので仕方なく移動しました。

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次のポイントは磯キワを流すポイントで潮の流れも速く良い感じ。

駆け上がりの上がり切る手前でしゃくっていた手元にドン!というあたりがありグイグイ引くではないですか。

何やら青物らしいのですが、ようやくそれなりの魚をかけて喜んだのもつかの間、ズルん、という手応えとともに魚が外れてしまった。ジグを回収したらなんと針が伸ばされているではありませんか。小物用の針では太刀打ち出来なかったようでなんとも悔しい。

船長が同じところをコースを変えて三回流してくれたけれど後が続かずまた移動しました。

この日最後のポイントになったこの場所では小さなマダイ、ヨコワ、アヤメカサゴが来ましたがいずれもリリース。根魚王はコンスタントにアカミズを釣るも僕はおチビの外道ばかり、もう上がりましょうというところでようやくアオハタのまあまあサイズが上がって終了となりました。

 

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キャスト組はチェイスが何度かあったかあったもののキャッチは小型のヒラマサ一匹で終わってしまいました。

 

なかなか渋い初日でありましたが、この日は丁度大リーグのワールドシリーズで、今日ドジャースが勝てば優勝という試合をやっていて、船の上でも野球好きの何人かが逐一情報をキャッチしながら釣りをしていたのでありました。

ドジャースが勝ち優勝を決めた瞬間には船上でも声が上がりましたが、一方では3日目が時化予報だったので、試合を3日目のお楽しみにとっておいて欲しかった、という意見もあり。

 

ともかく渋い展開になりそうな隠岐の島釣行の一日目なのでありました。

 

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2025年1月 6日 (月)

アナログにハマっているのだ

昨年末に大掃除で自分の部屋をかたずけてスッキリしたら、急に部屋の居心地が良くなって部屋のオーディオで音楽を聴くようになったのでありますが、ここ数年はSpotifyでストリーム音楽を聴きまくっていたのですが、久しぶりにレコードを聴いてみたくなって鳴らしてみた。

ところが音が歪んでいて、最初はレコードが汚れているのかと思い色々クリーニングをしたが改善しない。そこでこれはオーディオ機器の問題だな、とカートリッジから調べて行ったら、すぐに問題を発見。カートリッジのカンチレバーが曲がっているではないか!

このカートリッジは確か一昨年あたりに買ったばかりの DENON DL-103なので少なからずショックを受けたが、一度曲がってしまったカンチレバーはもう元には戻らないだろうと、仕方なくその前に使っていたカートリッジに交換してみたところ以外とちゃんと音が出るではありませんか。

久しぶりに昔から買いためた真面目にレコードをかけて聴いてみたらなんだか昔に聴いた音と違う気がする。それもそのはず一昨年あたりにコロナで家から出られないときにマッキントッシュのプリアンプを中古で買ったので後が変わっていて当然なのでありますね。

しかしながら、当時買った頃にはアンプを通電して光ってるのを見るだけで満足していてろくにレコードをかけて聴いていなかった。

これは勿体ない、とようやく目覚めて昔むかしの高校生くらいに買って最近では全く聴くことななかったレコードを片っぱしから聴き始めたら、これが良い。

プリアンプが変わった分音の分解能が良くなり、楽器の粒立ちが良いし、デジタル音源よりも太くてゴリゴリ鳴るサウンドがたまらない。

レコードは多分7〜800枚くらい持っていると思うけれど、新しいアンプになってからはほとんど聴いていないのは勿体無いのでこの正月はレコード三昧というわけであります。

 

どんなのを聴いているかと申しますと、サブスクではあまり聴けない CTIレコードの一連作あたりを中心にインパルス、ブルーノートあたりから先ず攻めているところであります。

昨日はレコード棚を物色していたら持っていないと思っていたスタンレー・タレンタインの「シュガー」というCTIのレコードを発掘し大音量で聞きました。

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このアルバム、何と言ってもジャケットの写真がエロい!(笑)

中身は決してエロくなく、改めてじっくり聴いたらタレンタインのテナーもいいのですが、バックのジョージ・ベンソンが良い。

ベンソンはアルバム「ブリージン」くらいしかまともに聴いていなかったのでちょっと反省した。

もう少しベンソンを聴いてみよう。

 

レコードの録音も、昔学生の頃はCTIの音はこもり気味であまり好きじゃなかったのだけれど、自分が歳をとって丸くなったせいか、これはこれで良いじゃないか。

とうことで、今日あたりは同じCTIのジョー・ファレルや見ると・ジャクソンあたりを攻めていこうと思う次第であります。

 

 

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2025年1月 5日 (日)

ツキジグについてのあれこれ

昨日の本ブログで名古屋のルアービルダー築山さんの制作するツキジグの話が出たので、このジグのことをちょっと書いてみよう。

本ブログの読者の方でツキジグ、と聞いても「それなあに?」というくらい売っているお店が限られているので、ご存じない方もたくさんいらっしゃると思います。実際に店頭に並んでいるのはご近所のルアーショップ、エブアンドフローくらいなのでそれも仕方ない。

 

このジグとの出会いは本当に偶然で、今から6〜7年前になるか、クワガタ店長がまだクワガタの毒にやられる前に一緒に何名かで伊勢湾のブリジギングに行った時に偶然同船していたのが築山さんで、その日は渋くて船内は全然釣れない中で二人だけ入れぐっていたのが築山さんとその連れの方なのでした。

プロのクワガタ店長がお手上げするくらいの状況下で入れぐっているのは衝撃的で、一体どんなジグを使っているんだろうと僕も興味津々だったのですが、下船後に店長がヒソカに築山さんとコンタクトを取りそのジグの販売にこぎつけるという出来事があったのであります。

 

というようなイキサツでルアーショップ、エブアンドフローで販売されるようになったツキジグですが、最初はブリ、ワラサようのジグだと思って使っていた。

 

ところがいつの頃だったか忘れてしまったけれど、遠征に出かけた先で根魚を狙ってこのジグをしゃくるとビックリするくらいよく釣れるのですっかり僕の定番ジグになってしまったところに、ジグのラインナップが増えてそれまでのスロー用からロングタイプのジグも発売されたので、これを青物全般及びクエ狙いに使ったら効果絶大という事になり、僕にとってはなくてはならないジグになってしまったのでありました。

 

他の遠征で対馬に出かけた時などは、同船者がクエを釣ったのを見て直ぐにツキジグロング220グラムを落としてしゃくったら、あっという間にクエを釣り上げてしまったので僕自身が一番驚いたくらい。

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その後も330gが製作発売されるとカンパチジギングにも使うようになって大活躍となり、僕のジグボックスにはツキジグがどんどん増えてゆき、新しいカラーやサイズが出るとまとめ買いしたものだから昨年はツキジグ専用のタックルボックスを買ってしまったくらい僕の釣りには無くてはならないジグとなったのであります。

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というようにすごく釣れるジグなのだけれど、すごく手に入りにくいジグなので、昨日のように製作者ご本人が受注会をなさってくださったりするとついつい注文してしまう、という事だったんですね。

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皆様もこの記事を読んで築地具に興味が湧いた方はルアーショップ、エブアンドフローさんにお問い合わせくださいね。

店の承諾を得ずに勝手にこの記事を書いているので、お店がパニックにならない程度によろしくお願いいたします(笑)

 

 

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2025年1月 4日 (土)

正月はツキジグのオリジナルジグをゲット!

毎年正月は実家のある埼玉で暮らすのがこの数十年のシキタリのようになっていたのだけれど、昨年からその必要がなくなり自宅でまったりと正月が迎えられるようになったのでありますね。この正月は珍しく音楽をたくさん聴いていて、元旦の夜はウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを最初から最後までじっくり見ることができたし、ジャズやロックとジャンルに関わらず聴きまくっていたのであります。

それでも正月二日目になったら釣りの虫がウズウズと動き始めてきて、ちょうどそこにど近所ルアーショップのエブアンドフローさんで初売りセールをやるというので出かける事にしたのであります。

 

この日は名古屋のハンドメイドジグ、ツキジグの製作者である築山さんが来店してくじ引きセールをやるというので、これは行かないわけにはいかない。昨年の正月の築山さんが来店してジグをたくさん注文した覚えがあるのだけれど、今年は新作のアワビカラーの特別受注会があるというので、これは逃すわけにはいかない。

と書くと、なんて事ない正月なのですが、実は孫が来ていて家中は大騒ぎ。この日もうっかり孫たちを映画に連れて行く約束をしてしまっていて、釣具屋イベントにダブってしまった事に後で気がついてさあ大変。娘とカミさんに頼み込んで代打に入ってもらいなんとか釣具屋さんに出かける事となったのでありました。

 

 

事前(昨年末)にクワガタ店長に築山さんは何時頃来店するのか、と聴いたら「お昼頃じゃないですか」というので開店の11時より少し遅れて11時半頃店に行ったら、店内はすでに黒山の人だかりではないか。

中に入ると大好きブラザースさんを始め、カミゾーさんやYさんなどの見覚えのある方々がすでに何かいい思いをしたらしくニコニコしている。

店内に入るとちょうどくじ引きをしたカミゾーさんが好きなジグを選んでいるところだった。というのは何でもこの日にお店でツキジグを買うとくじ引きが一回だけできて、一等賞が当たるとオリジナルのツキジグが入った箱から三本もジグを選んで貰え、二等賞は同じく二本、三等賞は一本選べるというではないか。しかもまだ一等は出ていなくて当たる確率は上がっているというではないか。

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早速ツキジグの270gとラルバ260gの二本購入しくじを引きます。これまでの人生、くじ引きは決してくじ運のいい方でなくて、宝くじは10万円が最高、地元の夏祭りでスイカが当たったくらいしか当選の記憶がないワタクシはあまり期待しなかったのでありますが二等を引き二本選ぶ権利を得たのでありました。

非売品を含むオリジナルカラーがギッシリ入ったツキジグ箱を見ていると、あれもこれも欲しくなって仕方ないので、パッと見て目についたのを選んだ。

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一本は100gくらいの小さいジグでイカカラー。

もう一本は150gくらいのブルーに小さな星が散りばめられているもの。

イカカラーは3月に行くサクラマスジギングで使えそう、お星様は使うのが勿体無いので飾りようですね。

買ったジグと合計四本を手にうれししそうなバカヅラを写真に撮られてご満悦。

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そのあとは店にぐずぐず残って他の釣り仲間がやってくるのを待っては、やってくるとくじ引きの様子を見て冷やかしていた。

そんな事していたら直ぐに3時を回ってしまいお腹が空いたので仕事が片付きつつあった築山さんを誘ってラーメンを食べて帰宅したのでありました。

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ヨッシーさんとマッシーのコンビ

 

ジグ以外にも特価品が並んでいて危なく正月から竿やリールを買いそうになってしまった。

なんとか堪えて無事に正月二日目をやり過ごすことができめでたい正月になったのでありました。

 

 

遅ればせながら、本ブログの読者の皆様、本年もよろしくお願いいたします。

今年は、真面目にブログを更新しようと考えていますので、よろしくお願いいたします。

 

 

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2025年1月 3日 (金)

夏の北海道ツーリングをして思った事

6月末から7月初旬までの12日間の北海道バイクツーリングをして思った事感じたことなどをつらつら書きたいと思います。

 

まずは服装です。

僕は下は皮のパンツで上は3シーズン用のライダージャケット、その下はTシャツでした。

Tシャツは長袖と半袖を用意し、寒い時用に薄手のフリースを一枚持って行きましたが、一番寒かった雨のオホーツク海沿岸の時でもこれでしのげました。

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パンツは皮だとバイクから降りた時の動きが少し不自由になるしかさ張るので次回は防水ジーンズというのを試してみたいと思います。

ジャケットも晴れると結構暑かったのですが、まあなんとか耐えられたし、寒い方が体に良くないので、朝昼の寒暖の差を考えるとこれでよかったのかなと思います。

長袖のシャツ、フリース、雨具は必須ですね。雨の中10度くらいまで下がったのですがこれで凌げました。

夏だから、といっても北海道は雨で北風が吹くとかなり寒く冷えます。この辺は万全の対策が必要ですね。

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着替えは3〜4日分の下着類を持ってゆき途中で途中の根室で一度だけでした。

宿に洗濯機があったのですが、順番待ちで結構待たされました。近くにコインランドリーもあったのでそちらを利用する手もありましたね。何れにしても宿探しの時に選択設備があるか、周辺にコインランドリーがあるかなどは下調べしていくのが良いと思います。

寒いと手が悴むのでできればグリップヒーターがあると便利です。無かったら濡れても手が冷えないような雨用手袋があった方がいいかもしれません。雨で冷えるとかなり手が冷たくなります。

足元はブーツで行ったので、街を歩く時用にスニーカーを持って行きました。

 

フェリーは僕の場合は大洗から苫小牧までのそよそ20時間くらい。

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スマホで音楽を聴いてお酒を飲んで暇つぶしをしましたが、陸地に近い場所を船が走っている時以外は電波が通じませんので、オンライン系の娯楽は使えませんので要注意です。仲間と一緒ならロビーでカードゲームなどして遊ぶのもいいのかも。食事はバイキングのみで一食2000円以上したので(朝夕うセットで3000円ちょい)高いのでカップ麺やレトルト食品ですませました。これらは売店で売っていますが、売店は割と早く閉店するし朝も遅いので時間に要注意ですね。大浴場があるのでタオルは必須です。レンタルタオルも有りましたが。

船が走行中はバイクに行けないので、船室内に持ち込む荷物を忘れないように注意が必要ですね。

フェリーの上下船時には網目のスロープの真ん中にバイク用の通路がありますが、幅が狭いので意外に緊張します。

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事前に便利グッズとして他人から聞いたものでよかったのはウエットティッシュですね。

これは必須です。北海道は虫が多いので、1日走るとヘルメットもバイクも虫が潰れてひどく汚れて視界が悪くなるので、すぐに取り出して拭き取れるウエットティッシュは大変重宝しました。カウルのないネイキッドバイクだとおそらくシャケっとにも虫がたくさん潰れてつくと思いますので、その対策も必要かもしれません。

寝床用のダニよけスプレーも持って行きましたが、ビジネスホテル泊が多かったこともあり使いませんでした。

 

今回はキャンプ用品は持って行きませんでしたが、コーヒー好きなので、コヒー豆から淹れられる道具一式を持って行きました。毎朝美味しいコーヒーを飲んで体も気持ちもシャキッとできて良かったです。

汚れものや濡れものを分けて入れるビニール袋もあると便利です。

一眼レフカメラと三脚を持って行きましたが、三脚は一度も使いませんでした。じっくりシャッターチャンスを狙うような写真を撮ることがなかったのです。

持ち物についてはこんな感じかな。

 

食べ物については、僕はグルメにあまり興味がなかったのであまり参考になることは書けませんね。ウニ、イクラ、サケ、などいずれも美味しい食材が豊富な北海道ですが、最近は取れなくなってきて価格も上がり贅沢な食事になってしまう印象でした。ホッキ貝が何処にもあり美味しかったのは印象的でしたね。厚岸の生牡蠣を食べられなかったのもちょっと心残りでした。そのほか野菜や海産物なども新鮮で美味しくビジネスホテルの朝食でも十分に楽しめました。

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走行時の注意としては、北海道の道は広くてまっすぐな道が多く、他の車の平均速度が速い上に郊外の道路に速度標識はほとんどありません。気がつくとついついスピードが上がってしまうので気を使いましたね。路面もツギハギで凸凹のところが多いので気を抜いて走ると危険です。

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あ、それから街場の路肩の縁石が段差が大きく幅も広いので結構気を使います。

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ツーリング中に出会うバイク乗りと取締りの情報交換などするのも大切ですね。僕が話した何人かは違反で捕まったと話していました。

 

今回絶対に避けたのは暗くなってバイクを走らせることです。夜間のバイクは事故リスクも上がりますし路面が見えにくくスピードを出すと危ない。動物も夜は活動が活発になるので、夜のライディングは避けた方が良いと思います。

僕は熊とは出会いませんでしたが、鹿には数回出会いました。大きなエゾジカは突然車道に出てきて、しかもクラクションくらいではなかなか逃げないので当たったら大変です。郊外の道にはいたるところに「シカ注意!」の看板や標識がありましたのでそれだけシカによる事故は多いのだと思います。

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一日の走行距離は体力に合わせて決めればいいのかな。僕は300キロ以下と決めて走りましたが、若くて体力があれば400キロくらい移動できるのかも。ただし長距離を走れば走るほど、ただ走るだけのツーリングになってしまいますけれど。せっかくの美しく雄大な風景を楽しまないのは勿体無いと感じます。

高速道路は本州と風景が変わらないので、よほど急ぐ時以外はオススメしません。一般道を走った方が断然風景も楽しめます。

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走るコースと宿は、あらかじめ大まかなルートを決めてあとは天気と相談しながら一日前に宿を決めて目的地を決めるというやり方をしました。ツーリングハイシーズンには少し早かったので、この方法で大体の宿は取れましたが一度だけ予約の日にちを間違えてキャンル料を無駄にした上に宿探しに焦るということもありましたが、どんな宿でも構わず選ばなければこの方式でいけると思います。

 

今回12日間で雨の日が4日ありました。時間に余裕があれば雨の日は乗らないのが理想かな。

 

ツーリング全般を通りて感じたのは、今回はバイクでひたすら走って移動しただけ、という感じがしたので次回はキャンプ道具を持って行って、もう少し気に入ったキャンプ場なのでのんびり過ごす旅もしてみたいと思いました。

 

北海道の風景は雄大であるにも関わらず一日走れば風景がガラリと変わってくれるので飽きることがありません。

これが大陸などですと、何一も同じ風景の中を走って飽きてしまうという事があるのでしょうが、そういう意味では北海道の自然の規模は理想的だと思いました。

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風景を楽しむことだけではなく、土地の人たちとの触れあいももっとしたかったですね。

アイヌの資料館で勉強できたことは僕にとって北海道を知る上で、また日本の民族事情を知る上でこの上ない良い機会でした。

これから行かれる皆さんも、ただ楽しい、だけのツーリングではなくこうした施設を訪れて勉強することも自分を豊かにしてくれるのでオススメします。

以上がツーリングしての感想です。

何かご参考になれば幸いです。

 

 

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2025年1月 2日 (木)

北海道ツーリングに初めて行った!その15 大洗フェリーターミナル〜自宅

7月9日、北海道ツーリング最終日、といっても朝起きた時には僕の乗ったフェリーはすでに太平洋上を南下していて、朝5時過ぎに目が覚めてロビーに行くと大きなガラス窓から三陸海岸が見えていた。

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船上でも一人コーヒーを淹れて飲み朝食はカップうどんで済ませた。安上がりだ。

6時になると大浴場が開いたので風呂に入りサッパリして風呂場の脱衣所の体重計に乗ったら70kgを超えていてガッカリした。やっぱり北海道で太らずに帰ることはできなかったのか、という思いだったのであります。

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ベッドでゴロゴロ音楽を聴いたりしているうちに昼になると、船内放送があり大洗港到着が30分早まって午後1時半になるとの事なので、ぼちぼち船を降りる支度をはじめる。

1時頃になると船内は早くも下船しようという人たちが動き出したのだけれど、僕は下船の合図があるまでベッドでのんびりしていた。人より早くバイクに辿り着いてもどうせ全員揃うまでは船から出られないからだ。

1時半前にフェリーが着岸したので荷物を持ってロビーまで出たらすでに下船の行列ができていたので、後ろには並ばず行列の横にある椅子に座って、行列が流れはじめるのを待った。隣にいたライダーと話をしたら5日間の北海道ツーリングの帰りだという。仕事を持っているとこのくらいの期間がやっとなんだろうなと思った。休みが昔より増えたというけれど日本人は働きすぎだよと思った。

やがて列が動き出したので最後尾について階段を降りてバイクの停めてあるフロアーに降りバイクのもとに戻った。

気が早い人はバイクの固定を外す作業中だというのにエンジンをかけていたが、密室でエンジンをかけて排気ガスを出すのはやめてほしいと思った。バイクの固定が全て外されると上階に登るためのスロープが降りてくる。僕らバイクが停めてあるのは二階のフロアでその下の一階に停めてある自動車が先に上がってきて上階の出口に出てゆくのを待ち、その次がバイクの番になっていたのでしばらく待っていたら、数台前に止まっていたBMWの1200RSというバイクに乗っていた人が僕のところにやってきて、トップケースは純正ですか?と聞かれたので、後付けの他メーカーのものですと返事をする。彼は純正の物を使っていたが今回のツーリングでサイズが小さく感じてもっと大きいのを探しているのだと話した。こういう場所でも情報交換できるのはいいなと思った。

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一回の車が全て出た次に僕らバイクと同じフロアに停まっている車から下船が始まる。車を誘導する係のお兄さんが誘導を無視して走り始めた年寄りの運転する車に危うく轢かれそうになっていた。

そんな様子を見ているとようやくバイクの順番になり合図に従ってスロープを上がって船の外に出た。

暗い船底から明るい外に出た時の開放感は良い。船を出たバイクたちが嬉しそうに走り去っていく。僕もその中の一人になって走りはじめたのだが、信号で止まった途端にキビシイ現実が待っていた。太陽の熱がジャケットを突き抜けて腕や肩に伝わってくるではないか。焼けるような暑さにこれはヤバいと感じた。横浜の自宅までここからおよそ150キロ、果たしてこの暑さに耐えられるのだろうか。

街を抜けて高速道路に入る、入り口で仲間を待っていた先ほどのBMWの人が追い抜き様にサヨウナラの挨拶してくれた。

高速に入って風を切り始めたら暑さは緩和されて少し楽になった。空も入道雲が立ってきて曇ってくれたのがありがたい。

常磐道に入ると石田のSAに入り水分をとって小休止する。こまめに水分を取らないと熱中症になりそうだった。常磐道は最高時速が時速110キロ制限になっていたが一番左の走行車線を100キロでゆっくり走った。ここまできて焦って飛ばして事故を起こしたくなかったのだ。広い北海道を走ってきた直後だったので自宅までの150キロは大した距離に感じられなかった。北海道の街を四つ分走るくらいの距離だからだ。距離感が麻痺しているというのか北海道モードになっていた。茨城県から鬼怒川を渡り千葉県へ、利根川をわたり埼玉県へ行くと東京まで50キロの看板を見たら、もうすぐそこだねという感覚だった。

三郷から外環道に入りナビに従い走る。ところが本来なら外観三郷に向かところを間違えて高速を降りてしまい、Uターンして乗り直した。

この辺りから雨がポツポツ降ってきて時折顔に当たる。外観三郷の先は長いトンネルで雨に濡れる事なく市川まで走ることができた。

ジャンクションを東京方面に曲がり市川料金所を通過したところのPAで小休止してルートの再確認をする。時常磐道から外観経由で都内を抜けるのは初めてだったので間違えないように慎重に行く。

ナビに示された自宅までの距離を見たらあと70キロほどだった。稚内から紋別に向かった時のことを思い出したらもうすぐじゃないか、と思った。暑さもここまではなんとか耐えられる暑さだったのだけれど、首都高に入ってお台場から東京港トンネルに入った途端にものすごい熱気に包まれて苦しいくらい。メーターの示す外気温は37度だった。体温より高いではないか。幸い車は流れていたので直ぐにトンネルから出ることができたので、大井のPAに入りヘルメットを外して涼んだ。

ここからの残り40キロは走り慣れた道なので間違えることもないし距離感も掴めている。もう直ぐ自宅だなと感じていた。

湾岸線を空港トンネルを抜けてつばさ橋、レインボーブリッジとゆくと常磐道からは小さく見えていた富士山が大きく正面に見えて「おかえり」と挨拶をしているように見えた。

横浜新道に入るともうほんのわずかだったが、こういうタイミングで気を緩めた事故が多いというのを思い出し気を引き締める。新道を降りて一般道に入るとすれ違うバイクがある度ヤエーをしてしまいそうになりおかしい。

午後5時16分自宅に無事到着。総走行距離は2731キロだった。鹿児島の指宿半島から稚内までの道のりにほぼ等しい距離だ。

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1日あたりの平均走行距離は300キロ以下に抑えたのが功を奏して疲れはあまりなかった。

今回のツーリングはただ走っただけのツーリングに感じたので、次回行くときにはもっと時間に余裕を持って行き先でのんびり遊んだり地元の文化に触れ合ったりしたいと感じた。

 

この日使ったお金

食費     600円

高速代  4500円くらい 

 

初めての北海道ツーリング編はこれにて終了です。

長い文章にお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。

 

 

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2025年1月 1日 (水)

北海道ツーリングに初めて行った!その14 静内〜苫小牧フェリーターミナル

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

ということで本日は元旦でありますが、記事の方は7月8日に続きます。

 

7月8日、いよいよ北海道をバイクで走るのも最終日、今日は苫小牧まで走って午後のフェリーに乗り北海道を離れるのであります。

この日も早朝4時に目が覚めてコーヒーを入れて飲み、窓から外の天気を見てみたら雨は降っていなかった。

今日は移動距離はあまりないのでのんびり走ればいいのだがどこかに寄らないと間が持たないので行き先を考えた。

静内からさほど離れていない二風谷のアイヌ民族資料館に行くことだけは事前に決めていたのだけれど、それでもまだフェリーの出船まで時間が十分があまりそうなので苫小牧を越えて有珠山から支笏湖や洞爺湖まで行って時間を潰そうかなどと考えたものの、そのコースだと300キロ以上走ることになる。色々考えて、とりあえずこの案で行きながらあとはその時の気分任せで変更して、とにかくフェリーに間に合うようにしようと決めた。

 

7時過ぎに朝食を食べにホテルの食堂に行く。バイキング形式の朝食なのだけれど北海道の美味しい食材がたくさんおかずにあってどれも美味しい。揚げナス、イカ・タコの塩辛、サラダ、目玉焼き、米もうまい。朝から食べ過ぎてしまった。今回のツーリング前からダイエットをしていて、体重を増やしなかったのだけれど、昨日の計量で体重が減っていたので最終日くらい北海道のうまいものを食べようと食べたいだけ食べた。

 

8時過ぎにホテルを出て二風谷に向かう。60キロ程度の近距離なのでのんびり海沿いを走りたかったのだが、途中ナビ通り走ったら無料の日高自動車道路がありうっかり入ってつまらない景色の見えない道を走るがまあいい。

 

日高富川インターを下りて山に向かって走ると20分ほどで上り坂になり沙流川沿いに走る道を登ると、間も無くそれほど標高のないところに二風谷ダムが現れ、その先に目的地の二風谷アイヌ民族資料館があった。

月曜日の午前中の早い時間だったせいか客は少ない。資料館と隣にある萱野茂資料館の二つの資料館があったので両方の共通券を買ってじっくり見学することにした。

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資料館の中に入ると食器などの生活用品、猟具、武器、歴史など様々な民具が展示されていて興味深い。鮭の皮から作った靴や衣装などもありアイヌの生活に鮭は必需品だったのだこと、それを捕るのを禁止しアイヌ文化を消滅させようとした日本政府のやり口は汚い。自然と共存しながら生活していた豊かな文化を否定し土人扱いをして日本人との同化をさせた歴史はほか移動を訪れ、現在の豊かな北海道を享受する我々は知っておかなければならないと感じた。僕自身もアイヌへの侵略者の、そして差別者側にいるのだという意識を持たなければならないと強く感じた。

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アイヌ民族は文字を持たなかったために明治以前の歴史的記述はなく不明なのだそうだが、言い伝えとして様々な歴史が残されてきているというので、それにも興味がわく。豊かな文化財にその歴史の深さと豊かさを感じることができた。

二つの展示館を1時間くらいかけて見学してから二風谷ダムに行く。

このダムの建設をめぐってはアイヌ民族初の国会議員であった萱野茂さんを中心に猛反対があった歴史を僕も知っている。治水を理由に政府が強行して作ったダムなのだが、ただのコンクリートのアーチダムと違ってとても立派な贅沢な作りのダムサイトだった。展望台からダムに溜まった湖を見るが水は濁って汚れていてガッカリしたものの魚の波紋がそこかしこにみられたので少しホッとする。


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前にも書いたが僕は不要なダムの建設には反対だ。政府は治水を理由に日本中にダムを作るがそれが日本の川、そして海まで全ての自然体系を破壊している。沙流川は時折氾濫することはあったものの鮭の登る美しい川だった。川に氾濫はつきものだ、川は氾濫することで浄化する作用もある。昔は氾濫区域には人が住まないという暗黙の了解があったのにそこに住居を建てて氾濫する川が悪いというのは間違いだと思う。

などと考えていたら、なんだか気持ちが疲れてしまって、ここから有珠山まで走る気がすっかり失せてしまった。

気分転換に苫小牧港近くの美味しくて有名な海鮮食堂があるというので、そこに行って北海道ツーリング最後の食事は北海道三昧しようということに決めた。

苫小牧に向かって走ると、メーターの走行距離が2500キロを超えた。

 

苫小牧港のフェリーターミナルを通り越した先にあるその食堂に着いたら、予想通り長蛇の列ができている。時刻は昼ちょい過ぎで一番混む時間だから仕方ない。30メートルくらいの列の最後尾に並んで順番を待つ。フェリーの出船は夕方なのでそれまで他に予定がないので気分的には余裕があり並んでいる人間観察などしていた。食堂はもともと港の関係者用に作られたものらしく、関係者優先、という看板も立っていた。

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この店は10人ずつくらいまとめて店に入れて食事をさせるシステムで客の回転は悪い。待ちながら何を食べようか色々考えていると、周りの人もグループなどではあれが美味しい、これも美味しいなどと囁いているのが聞こえて参考になる。どうやら一番の名物は海鮮丼とホッキカレーらしくそのどちらかにしようと悩んだが、海鮮丼なら自分で釣った新鮮な魚をしょっちゅう食べているから他では食べられないであろうホッキカレーを食べることにした。

昨夜もカレーだったのに、カレーが好きなのだ。

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1時間ほど忍耐強く待っていたらようやく自分の順番が回ってきた。時は店の閉店時間の午後2時を回っていたが中に入れてくれた。カウンターの席に案内されて前を見たらトッピングのカツ、メンチカツ、魚のツクネ、ホタテを揚げたものなどが並んでいるではないか。こういうのに僕は弱い、何かしら手を出したくなるのだ。カツカレーはウトロで食べたし、ホタテの唐揚げもオロロンで食べたからメンチカツを選んでトッピングした。

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カウンターの中の作業を見ていたらどうやら注文があってからホッキカレーを作っているようだった。煮込んだカレーのルーに切り刻んである大量のホッキ貝の身を両手で山盛りにしてドサっと気前よく鍋にぶちまけているその姿に感動する。

それを少し火を通してホッキカレーとなりでてくる訳だが、出てきたカレーは大盛りで嬉しい。旅先ではよくカレーを食べるが空港などで食べるものにはルートご飯の比率を誤っているものも多く非常に不快な思いをさせられることがままあるのであるが、ここのカレーは完璧だった。

早速食べてみるとホッキ貝の身は柔らかくヌルッとした食感で味は甘い。この甘さにははじめ違和感を感じたがよく噛むとルーの辛さと絶妙のバランスに変化して行き大変美味しい。トッピングのメンチカツもボリューム満点でサクサクと美味しくたまらない。

このメンチカツ、カウンターの上に置かれていた時にはハエがブンブン飛び回って時折たかったりしていたのだけれど、美味しさにそのような些細なことは気にならなくなってしまった。

 

ペロリと食べてしまってカレーが1200円にメンチカツ180円、しめて1380円也。

満足して店を出たらもう客は並んでおらず、店の入り口もしまっていた。

 

店から苫小牧フェリーターミナルまではすぐそこの距離で3時前に着く。

乗船開始は湯型5時だというのにもうすでに20台くらいのバイクが駐車してあった。

乗船手続きをしにビルに入ると3時半に手続き開始、と書かれていたのでしばらくの間座って体を休める。少しウツラウツラしてうたた寝してから階下の受付に行ったらすでに50人くらいの人が並んでいて手続きも始まっていた。

受付窓口は三つしかなくその内の一人の係員は研修生らしく手際が悪いのでなかなか列が進んでいかない。随分待たされて4時過ぎにようやく手続きが終わった。売店に行き夕食のおにぎりとジュースを買い込んで5時の乗船開始を待つ。


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5時ちょっと前に館内アナウンスがあり、乗船客は車のところに行くように言われたのでバイクに向かった。周りのバイクは50台くらいに増えていてくる時と同じくらいの数になっていた。バイクがたくさん集まっている風景というのは独特の雰囲気があり少しコーフンする。

やがてあまり待たされることなく乗船の合図があり、指示に従って一台ずつ乗船して行く。

 

フェリーにバイクを止めてすぐに客室に向かうとまだガラガラだったので、他の客が来る前にと風呂に向かった。このフェリーは大浴場があるのがいい。風呂に入ったらもう既に先客が数人いたので意外だった。フェリーに乗り慣れた人たちはみんなこうするのだろうか、とにかくまず汗を流して体を温めて後はのんびりする、というのが正しいやり方らしい。

風呂から出たら当然サッポロクラッシックを飲む。

飲み終えたらバイクに忘れ物をしてきたことに気づいて戻ったらまだ乗用車の乗船をしていた。

6時過ぎにおにぎりを食べて夕食終了。そのままうたた寝して8時過ぎに起きて売店に行き日本酒とカップうどんを買って部屋で酒飲んで9時頃には寝てしまった。

船が走り出したことも気づかなかった。疲れていたのかな。

明日の朝目が覚めたらもう太平洋上を航行しているだろう。北海道は晴れるとそこそこ暑かったけれど関東に帰ったら熱波地獄が待ち受けているのかと思うと、果たして大洗の港から横浜まで熱中症にならずに無事帰れるのであろうか?と心配になった。

 

この日に使ったお金

二風谷資料館入館料  700円

飲み物        180円

ホッキカレー&メンチ 1380円

おにぎり&飲み物   500円くらい

缶ビール       340円

カップ酒・ツマミ   840円

 

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