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2025年1月14日 (火)

トカラ列島遠征2024その2@マリンチャレンジャー号

マリンチャレンジャー号で行くトカラ列島カンパチ&GT釣りツアー、二日目の朝は島影に係留された船の上で目覚める。キャビンから外に出ると目の前の島の火山岩が様々な形で固まったの異様な形が迫ってきてすごい迫力だった。
この日の朝一は6時頃から釣りを開始、島周りをキャスティングでGTを狙い何度か流したがワンバイトのみに終わり釣れなかった。
ジギング組はオサムシくんのバラハタを皮切りにポツポツと釣れた。
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GTはイマイチだったので気分展開にコーヒーを淹れてエノカフェを開店する。最高のロケーションの中で飲むコーヒーは堪らない。こういうのがあるのでおバカなエノカフェもやめられないのだ。

気分を取り直して再開後間も無く怪魚ハンターにアオヤガラがヒット。クワガタ店長から写真撮影を要求され仕方なさそうにヤガラを手に持って撮影したのだが、これが後に怪魚ハンターにとって大きな不幸を引き起こすことになるとはまだこの時点では知る由もなかった。
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ヤガラが釣れて潮が動かないのかな?と思っていたら10分も経たないうちにまたまた怪魚ハンターにヒット。今度のはデカイ!竿が満月にしなり、他の釣り師がそのファイトを見守るほどの大物、竿先はグイグイと水面に引き込まれそうになるのを必死に堪えるファイト!は見事だった。
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これは行けそう、デカイのが上がるぞ、と一同が注目していたのだが突然竿がフッと軽くなりバレてしまう。
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のけぞってそのままくずれこむ様に船べりに座りこんでしまった怪魚ハンターの落胆ぶりがその魚の大きさを示していた。怪魚ハンターの不幸の始まりだったがまだまだこれは序章に過ぎなかった。
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その後またすぐに今度は根魚王にバラフエダイがヒット。ここで船長はこのポイントに見切りをつけて沖のポイントに大移動した。
水深100メートルくらいのポイントでカンパチを狙ったがアタリは少なかった。

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潮が動かないようで根魚王がドラキュラと呼んでいるハギの仲間を釣ったのと、この日のある意味ヒーローになりつつあった怪魚ハンターがアカヤガラ、そしてまた根魚王がアカヤガラ、とどうもパッとしない。
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さらに怪魚ハンターにとっては決定的な不幸な事件が起こってしまった。しゃくっていた竿に根掛りで一瞬大きなテンションがかかった瞬間に、なんと竿が手からすっぽ抜けて海に落ちてしまったのだ。慌てて掬おうとするにも手元に網もなくなす術がな組み詰めるだけ。海中に消えてゆく中一瞬きらりと光るリールの輝きが悲しみを増幅させる。それは横で傍観していた僕でさえ悲しくなるような光景だった。激しく落ち込む怪魚ハンターにかける言葉さえ失っていた。
長い事釣りをしていると色々な事件が起こる。
良い思い出、悪い思いが出入り混ざる中で、これだけは一生悪れないだろうという悪夢のような思いで、というのもある。怪魚ハンターにとってはそういう最も歓迎したくない思い出を作ってしまったのであろう。このことをブログに書くのも逡巡するほど僕は彼に対して気の毒な思いなのでありますが、今後の自分への気の引き締め直しをすることも踏まえて敢えて書かせていただきました。怪魚ハンターさん、嫌な思い出をまた思い出させてしまってごめんなさいね。
一応怪魚ハンターの名誉のためにも書かせていただくと、竿が手から滑ったのは朝一のヤガラの手持ち撮影でグローブが滑りやすくなっていたらしい。無理矢理ヤガラの写真撮影を要求したクワガタ船長に対して「あんなの写真に撮ったのが悪いんですよー」と抗議をしていたが、落ちた竿はもう戻らないかった。あとは笑い飛ばすしかなかった。
そんなこともあってどうも釣りが盛り上がらなので気分転換に昼食となった。
昨日釣ったキハダを船長が漬け丼にしてくれたのをみんなで舌鼓を打って食べる。海の上での新鮮な魚、最高の食事だった。
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この日は台風の余波で風、波の影響が残っておりなかなか本命ポイントに行くことができず、本来なら沖のポイントをもっと攻めるところなのだが、船長の判断で夕まずめは再び島周りに戻る事にした。
午後3時を回ったあたりでポイントに到着する。
キャスティングでGT狙いとジギング組でカンパチを目らうも釣れてくるのは外道ばかりで盛り上がらない。

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時折手元に来るいいあたりはほとんどが根魚でトカラらしくバラハタが多い。
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そんな中でも根魚王はにとっては本命である美味しいハタ類を立て続けに釣り上げて行くところが凄い。
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早くも夕方5時を回った頃、船の周りにスマガツオとツムブリの群れがあたり連発した。
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そのあとはワフーも回ってきて釣れたところで日没となりこの日の釣りは終了し、再び島影の宿営地に船は投錨した。
二日間釣りをして、まだ本命のカンパチが一匹も釣れないというマリチャレでは珍しい展開だったが、これもポイントを限定されていたからだった。
翌日、最終日は波も落ちて本命のポイントに行けると船長から聞かされたので、僕は夕食後早めに寝てしまった。
船中泊は夜の釣りが面白いのでヨッシーさんがジグを落としていたが、何匹かギンガメアジが入れ喰ったらしい。

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その頃僕はすでに夢の中だった。

写真協力:Ebb&Flow 
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
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