夏の北海道ツーリングをして思った事
6月末から7月初旬までの12日間の北海道バイクツーリングをして思った事感じたことなどをつらつら書きたいと思います。
まずは服装です。
僕は下は皮のパンツで上は3シーズン用のライダージャケット、その下はTシャツでした。
Tシャツは長袖と半袖を用意し、寒い時用に薄手のフリースを一枚持って行きましたが、一番寒かった雨のオホーツク海沿岸の時でもこれでしのげました。
パンツは皮だとバイクから降りた時の動きが少し不自由になるしかさ張るので次回は防水ジーンズというのを試してみたいと思います。
ジャケットも晴れると結構暑かったのですが、まあなんとか耐えられたし、寒い方が体に良くないので、朝昼の寒暖の差を考えるとこれでよかったのかなと思います。
長袖のシャツ、フリース、雨具は必須ですね。雨の中10度くらいまで下がったのですがこれで凌げました。
夏だから、といっても北海道は雨で北風が吹くとかなり寒く冷えます。この辺は万全の対策が必要ですね。
着替えは3〜4日分の下着類を持ってゆき途中で途中の根室で一度だけでした。
宿に洗濯機があったのですが、順番待ちで結構待たされました。近くにコインランドリーもあったのでそちらを利用する手もありましたね。何れにしても宿探しの時に選択設備があるか、周辺にコインランドリーがあるかなどは下調べしていくのが良いと思います。
寒いと手が悴むのでできればグリップヒーターがあると便利です。無かったら濡れても手が冷えないような雨用手袋があった方がいいかもしれません。雨で冷えるとかなり手が冷たくなります。
足元はブーツで行ったので、街を歩く時用にスニーカーを持って行きました。
フェリーは僕の場合は大洗から苫小牧までのそよそ20時間くらい。
スマホで音楽を聴いてお酒を飲んで暇つぶしをしましたが、陸地に近い場所を船が走っている時以外は電波が通じませんので、オンライン系の娯楽は使えませんので要注意です。仲間と一緒ならロビーでカードゲームなどして遊ぶのもいいのかも。食事はバイキングのみで一食2000円以上したので(朝夕うセットで3000円ちょい)高いのでカップ麺やレトルト食品ですませました。これらは売店で売っていますが、売店は割と早く閉店するし朝も遅いので時間に要注意ですね。大浴場があるのでタオルは必須です。レンタルタオルも有りましたが。
船が走行中はバイクに行けないので、船室内に持ち込む荷物を忘れないように注意が必要ですね。
フェリーの上下船時には網目のスロープの真ん中にバイク用の通路がありますが、幅が狭いので意外に緊張します。
事前に便利グッズとして他人から聞いたものでよかったのはウエットティッシュですね。
これは必須です。北海道は虫が多いので、1日走るとヘルメットもバイクも虫が潰れてひどく汚れて視界が悪くなるので、すぐに取り出して拭き取れるウエットティッシュは大変重宝しました。カウルのないネイキッドバイクだとおそらくシャケっとにも虫がたくさん潰れてつくと思いますので、その対策も必要かもしれません。
寝床用のダニよけスプレーも持って行きましたが、ビジネスホテル泊が多かったこともあり使いませんでした。
今回はキャンプ用品は持って行きませんでしたが、コーヒー好きなので、コヒー豆から淹れられる道具一式を持って行きました。毎朝美味しいコーヒーを飲んで体も気持ちもシャキッとできて良かったです。
汚れものや濡れものを分けて入れるビニール袋もあると便利です。
一眼レフカメラと三脚を持って行きましたが、三脚は一度も使いませんでした。じっくりシャッターチャンスを狙うような写真を撮ることがなかったのです。
持ち物についてはこんな感じかな。
食べ物については、僕はグルメにあまり興味がなかったのであまり参考になることは書けませんね。ウニ、イクラ、サケ、などいずれも美味しい食材が豊富な北海道ですが、最近は取れなくなってきて価格も上がり贅沢な食事になってしまう印象でした。ホッキ貝が何処にもあり美味しかったのは印象的でしたね。厚岸の生牡蠣を食べられなかったのもちょっと心残りでした。そのほか野菜や海産物なども新鮮で美味しくビジネスホテルの朝食でも十分に楽しめました。
走行時の注意としては、北海道の道は広くてまっすぐな道が多く、他の車の平均速度が速い上に郊外の道路に速度標識はほとんどありません。気がつくとついついスピードが上がってしまうので気を使いましたね。路面もツギハギで凸凹のところが多いので気を抜いて走ると危険です。
あ、それから街場の路肩の縁石が段差が大きく幅も広いので結構気を使います。
ツーリング中に出会うバイク乗りと取締りの情報交換などするのも大切ですね。僕が話した何人かは違反で捕まったと話していました。
今回絶対に避けたのは暗くなってバイクを走らせることです。夜間のバイクは事故リスクも上がりますし路面が見えにくくスピードを出すと危ない。動物も夜は活動が活発になるので、夜のライディングは避けた方が良いと思います。
僕は熊とは出会いませんでしたが、鹿には数回出会いました。大きなエゾジカは突然車道に出てきて、しかもクラクションくらいではなかなか逃げないので当たったら大変です。郊外の道にはいたるところに「シカ注意!」の看板や標識がありましたのでそれだけシカによる事故は多いのだと思います。
一日の走行距離は体力に合わせて決めればいいのかな。僕は300キロ以下と決めて走りましたが、若くて体力があれば400キロくらい移動できるのかも。ただし長距離を走れば走るほど、ただ走るだけのツーリングになってしまいますけれど。せっかくの美しく雄大な風景を楽しまないのは勿体無いと感じます。
高速道路は本州と風景が変わらないので、よほど急ぐ時以外はオススメしません。一般道を走った方が断然風景も楽しめます。
走るコースと宿は、あらかじめ大まかなルートを決めてあとは天気と相談しながら一日前に宿を決めて目的地を決めるというやり方をしました。ツーリングハイシーズンには少し早かったので、この方法で大体の宿は取れましたが一度だけ予約の日にちを間違えてキャンル料を無駄にした上に宿探しに焦るということもありましたが、どんな宿でも構わず選ばなければこの方式でいけると思います。
今回12日間で雨の日が4日ありました。時間に余裕があれば雨の日は乗らないのが理想かな。
ツーリング全般を通りて感じたのは、今回はバイクでひたすら走って移動しただけ、という感じがしたので次回はキャンプ道具を持って行って、もう少し気に入ったキャンプ場なのでのんびり過ごす旅もしてみたいと思いました。
北海道の風景は雄大であるにも関わらず一日走れば風景がガラリと変わってくれるので飽きることがありません。
これが大陸などですと、何一も同じ風景の中を走って飽きてしまうという事があるのでしょうが、そういう意味では北海道の自然の規模は理想的だと思いました。
風景を楽しむことだけではなく、土地の人たちとの触れあいももっとしたかったですね。
アイヌの資料館で勉強できたことは僕にとって北海道を知る上で、また日本の民族事情を知る上でこの上ない良い機会でした。
これから行かれる皆さんも、ただ楽しい、だけのツーリングではなくこうした施設を訪れて勉強することも自分を豊かにしてくれるのでオススメします。
以上がツーリングしての感想です。
何かご参考になれば幸いです。
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