歳に負けずにスキーをするのだ!@アサマ2000スキー場
昨年久しぶりに泊まりがけで出かけたスキーですが、今年はみなさんご存知の通りの暖冬でひどい雪不足。これではおそらく行かずに終わってしまうだろうなあ、と思っていたところに釣り仲間のオサムシくんから、明日スキーに行きませんか?!と連絡してきた。
タイミング悪く僕が一泊の箱根旅行の帰り道にメールが来たので、昨日今日と箱根で明日スキーちう訳にも行かんよなあ、と思いつつも、どこへ行くの?と返事をしたら志賀高原周辺という返事が返って来た。
流石にこの年で志賀高原まで日帰りスキーはできんわ、と遠すぎて無理的な返事を返したら、それでは近場のアサマ2000にしましょうという。
アサマ2000は以前行ったことがある、かつては高峰高原スキー場と呼ばれていた田舎のスキー場で、場所も軽い沢と菅平に挟まれた中途半端な場所だったので行くことは少なかったが一度だけ行ったことがあったので距離感もすぐつかめた。そのくらいの距離なら行きます。と返事したのが夜の9時過ぎ、近所の友人宅で箱根のお土産話を肴にして酒を飲みすでに出来上がってしまっていた。
翌朝4時出発というので慌てて帰って支度をする。いつでもいけるようにしておいたので準備に手間はかからなかった。
翌朝、約束通り4時にオサムシくんが迎えに来てくれて車に乗り込む。道は空いていたが、環八に入るとスキー場に向かう車がそれなりにいた。
関越の藤岡ジャンクションから上信越道に入りあっという間に横川SAまで来たので朝ごはんにする。
サクッと食べて再びドライブ、佐久北ICで降りて山道をどんどん上がって行くと気温もぐんぐん下がり、次第に路肩に雪が現れるとこちらのテンションも上がる。
8時過ぎくらいにスキー場に到着。駐車場で支度を済ませてゲレンデん向かう。
第3リフト、というのを上がると中級者向けのいい練習バーンがあるというのでそちらに向かったところ、リフトの調子が悪いらしく動かしたり止まったりして調整していた。
場内アナウンスでもしばらくの間動かない、というのですぐ横の第一リフトに乗る。
上まで行くと700mくらいの一枚バーンで整地されており滑りやすそうだ。
基礎スキーの聖地のようなスキー場で幅広のアルマダJJは目立つ
昨シーズン、久しぶりにスキーをした時は足腰の衰えが心配で恐る恐る初心者コースを滑ったのだが、今シーズンは昨年末から始めたウォーキングで足の筋肉もしまって来ているのが自分でわかっていたので安心して斜面に飛び出せた。
整地バーンを様子を見ながらもそこそこ飛ばす。気持ちがいい。しかし標高が高いので息が上がりハアハアしてしまった。
人もまばらでほとんど貸切状態だったので、降りては登り滑るというのを数本続ける。
第3リフトは9時を過ぎても動き出さず、次第に人が増えてきて斜面も荒れてきた。
斜面右手にちょっとした未圧雪なところがあったのでそっちに行ってみようという話になり、久しぶりに木やブッシュをかいくぐって滑ってみた。
見た目よりも雪は軽く足首が埋まるくらいの雪の中を滑るのは気持ちが良い。圧雪バーンはやめてこちらばかりを数本滑ったところで流石に飽きたので、一度駐車場までリフトで登り返して一番上に行くリフトに乗ろうということになり向かった。リフトを乗り継ぐあたりまで行ったところで、やっと第3リフトが動くという場内アナウンスが流れたので、一度頂上まで行き第3リフトのバーンにトラバースして滑ることにした。
頂上から下に向かって左手にある第3リフトのバーンにトラバースして行くと、整地の手前にちょっとした森があり中が滑れそうなので入って行く。店一の楽しみを一度覚えてしまうと整地の硬くて真っ平らなところを滑るのがバカらしくなるのだ。入って行くと先ほどのところより雪は少し深いし軽い。
太い樹の森が少しあった後は開けた低いブッシュのある斜面が広がり、ここが気持ちよかった。踏み込むとふわっとスキー板が押し返されてターンをする、そしてまたふわっと板が押し返され、と雲の上か何かを滑っているような感覚だ。これが未圧雪の楽しみだ。幸いこのスキー場は基礎スキーはのスキーヤーが圧倒的に多く、こういう場所に踏み込む人は僕らくらいしかいなかったので、何度かここを滑って雪を踏み散らかした。
気がつけば昼近くになっており、ロクに休まずにトイレ休憩くらいでここまで子供のように時間を忘れて遊んでしまっていた。もうそろそろ足も疲れてきたので上がりましょうか、ということになり、それでは最後にオサムシくんの滑るところをビデオに撮るよ、という事になる。
僕の持っていったオリンパスのカメラにはスーパースローで撮影できるモードがあるので、これで自分お滑りを見たらいいところも悪いところも一目でわかるから、とても参考になるだろうと思ったのだ。
以前、僕が30歳代の頃は普通のビデオカメラで撮ってはスロー再生してみたりして参考にしたのに、今はハイビジョンで簡単にスーパースローが撮れてしまうなんて夢のようだ。でも僕自身はもう自分の技術をどうこうしようという歳でもないので自分のかっこ悪い滑りはどうでもよかった。
斜面真ん中まで先に滑り降りてカメラを構えたら合図をする。うまいこと被写体を捉えられた。そのままフォローして自分のすぐよころ通り下って行く後ろ姿まで撮れたので満足する。打ち合わせ通りに滑ってくれたオサムシくんの足前も大したものだった。
オサムシくんのカッコイイ滑り
この一本を最後にして駐車場へ戻り帰り支度をし、途中で食事していこうということになった。
急勾配のヘアピンカーブが続く坂道を降り切り視界がひらけたところに蕎麦屋の看板が目についたのですかさず入る。
初めて入った蕎麦屋だったが、セルフサービスのお店で先に注文と同時にお金を払い、お茶屋、めんつゆ、薬味などは自分でとってゆいして待つ。
値段は安方ので味はそれほど期待していなかったのだが、出てきたお蕎麦は美味しかった。自分でお蕎麦を打つようになって以来、安いそば粉を使ったお蕎麦やさんのそばは美味しいと思ったことがなかったので、久しぶりに美味しいお蕎麦が食べられて、しかも大盛りが本当に大盛りで量も満足できた。
帰り道は運転を交代しながら帰る。途中環八が混んでいたので時間がかかったくらいであとはスムーズだった。5時前に自宅に着く。
近場の小さなスキー場なので圧雪バーンで地味に練習スキーをするつもりで行ったのに、思いがけなく未圧雪バーンを存分に楽しめてなかなか中身の濃い日帰りスキーとなったのであります。
60歳過ぎてもまだまだいけるぞ!来シーズン、雪がたっぷり振ったらニセコあたりまで繰り出そうかな、なんて密かに思うのでありました。
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