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カテゴリー「スキー」の記事

2020年3月 5日 (木)

歳に負けずにスキーをするのだ!@アサマ2000スキー場

昨年久しぶりに泊まりがけで出かけたスキーですが、今年はみなさんご存知の通りの暖冬でひどい雪不足。これではおそらく行かずに終わってしまうだろうなあ、と思っていたところに釣り仲間のオサムシくんから、明日スキーに行きませんか?!と連絡してきた。

タイミング悪く僕が一泊の箱根旅行の帰り道にメールが来たので、昨日今日と箱根で明日スキーちう訳にも行かんよなあ、と思いつつも、どこへ行くの?と返事をしたら志賀高原周辺という返事が返って来た。

流石にこの年で志賀高原まで日帰りスキーはできんわ、と遠すぎて無理的な返事を返したら、それでは近場のアサマ2000にしましょうという。

アサマ2000は以前行ったことがある、かつては高峰高原スキー場と呼ばれていた田舎のスキー場で、場所も軽い沢と菅平に挟まれた中途半端な場所だったので行くことは少なかったが一度だけ行ったことがあったので距離感もすぐつかめた。そのくらいの距離なら行きます。と返事したのが夜の9時過ぎ、近所の友人宅で箱根のお土産話を肴にして酒を飲みすでに出来上がってしまっていた。

翌朝4時出発というので慌てて帰って支度をする。いつでもいけるようにしておいたので準備に手間はかからなかった。

翌朝、約束通り4時にオサムシくんが迎えに来てくれて車に乗り込む。道は空いていたが、環八に入るとスキー場に向かう車がそれなりにいた。

関越の藤岡ジャンクションから上信越道に入りあっという間に横川SAまで来たので朝ごはんにする。

 

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サクッと食べて再びドライブ、佐久北ICで降りて山道をどんどん上がって行くと気温もぐんぐん下がり、次第に路肩に雪が現れるとこちらのテンションも上がる。

8時過ぎくらいにスキー場に到着。駐車場で支度を済ませてゲレンデん向かう。

第3リフト、というのを上がると中級者向けのいい練習バーンがあるというのでそちらに向かったところ、リフトの調子が悪いらしく動かしたり止まったりして調整していた。

場内アナウンスでもしばらくの間動かない、というのですぐ横の第一リフトに乗る。

上まで行くと700mくらいの一枚バーンで整地されており滑りやすそうだ。

 

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                   基礎スキーの聖地のようなスキー場で幅広のアルマダJJは目立つ

 

 

昨シーズン、久しぶりにスキーをした時は足腰の衰えが心配で恐る恐る初心者コースを滑ったのだが、今シーズンは昨年末から始めたウォーキングで足の筋肉もしまって来ているのが自分でわかっていたので安心して斜面に飛び出せた。

整地バーンを様子を見ながらもそこそこ飛ばす。気持ちがいい。しかし標高が高いので息が上がりハアハアしてしまった。

人もまばらでほとんど貸切状態だったので、降りては登り滑るというのを数本続ける。

第3リフトは9時を過ぎても動き出さず、次第に人が増えてきて斜面も荒れてきた。

斜面右手にちょっとした未圧雪なところがあったのでそっちに行ってみようという話になり、久しぶりに木やブッシュをかいくぐって滑ってみた。

見た目よりも雪は軽く足首が埋まるくらいの雪の中を滑るのは気持ちが良い。圧雪バーンはやめてこちらばかりを数本滑ったところで流石に飽きたので、一度駐車場までリフトで登り返して一番上に行くリフトに乗ろうということになり向かった。リフトを乗り継ぐあたりまで行ったところで、やっと第3リフトが動くという場内アナウンスが流れたので、一度頂上まで行き第3リフトのバーンにトラバースして滑ることにした。

 

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頂上から下に向かって左手にある第3リフトのバーンにトラバースして行くと、整地の手前にちょっとした森があり中が滑れそうなので入って行く。店一の楽しみを一度覚えてしまうと整地の硬くて真っ平らなところを滑るのがバカらしくなるのだ。入って行くと先ほどのところより雪は少し深いし軽い。

太い樹の森が少しあった後は開けた低いブッシュのある斜面が広がり、ここが気持ちよかった。踏み込むとふわっとスキー板が押し返されてターンをする、そしてまたふわっと板が押し返され、と雲の上か何かを滑っているような感覚だ。これが未圧雪の楽しみだ。幸いこのスキー場は基礎スキーはのスキーヤーが圧倒的に多く、こういう場所に踏み込む人は僕らくらいしかいなかったので、何度かここを滑って雪を踏み散らかした。

 

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気がつけば昼近くになっており、ロクに休まずにトイレ休憩くらいでここまで子供のように時間を忘れて遊んでしまっていた。もうそろそろ足も疲れてきたので上がりましょうか、ということになり、それでは最後にオサムシくんの滑るところをビデオに撮るよ、という事になる。

僕の持っていったオリンパスのカメラにはスーパースローで撮影できるモードがあるので、これで自分お滑りを見たらいいところも悪いところも一目でわかるから、とても参考になるだろうと思ったのだ。

以前、僕が30歳代の頃は普通のビデオカメラで撮ってはスロー再生してみたりして参考にしたのに、今はハイビジョンで簡単にスーパースローが撮れてしまうなんて夢のようだ。でも僕自身はもう自分の技術をどうこうしようという歳でもないので自分のかっこ悪い滑りはどうでもよかった。

斜面真ん中まで先に滑り降りてカメラを構えたら合図をする。うまいこと被写体を捉えられた。そのままフォローして自分のすぐよころ通り下って行く後ろ姿まで撮れたので満足する。打ち合わせ通りに滑ってくれたオサムシくんの足前も大したものだった。

 

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               オサムシくんのカッコイイ滑り

 

 

この一本を最後にして駐車場へ戻り帰り支度をし、途中で食事していこうということになった。

 

急勾配のヘアピンカーブが続く坂道を降り切り視界がひらけたところに蕎麦屋の看板が目についたのですかさず入る。

初めて入った蕎麦屋だったが、セルフサービスのお店で先に注文と同時にお金を払い、お茶屋、めんつゆ、薬味などは自分でとってゆいして待つ。

値段は安方ので味はそれほど期待していなかったのだが、出てきたお蕎麦は美味しかった。自分でお蕎麦を打つようになって以来、安いそば粉を使ったお蕎麦やさんのそばは美味しいと思ったことがなかったので、久しぶりに美味しいお蕎麦が食べられて、しかも大盛りが本当に大盛りで量も満足できた。

帰り道は運転を交代しながら帰る。途中環八が混んでいたので時間がかかったくらいであとはスムーズだった。5時前に自宅に着く。

近場の小さなスキー場なので圧雪バーンで地味に練習スキーをするつもりで行ったのに、思いがけなく未圧雪バーンを存分に楽しめてなかなか中身の濃い日帰りスキーとなったのであります。

60歳過ぎてもまだまだいけるぞ!来シーズン、雪がたっぷり振ったらニセコあたりまで繰り出そうかな、なんて密かに思うのでありました。

 

 

 

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2019年2月11日 (月)

還暦を過ぎてスキーに行った!@宝台樹スキー場

二十代で始めたスキーですが、三十代の頃は子育ても放り出して夢中になりずいぶん各方面にヒンシュクを買ったものです。おかげでそこそこ滑れるようになり、バブルの頃にカナダのウィッスラー・ブラックコムへ遠征しへリスキーを体験、以来スキーといえば未圧雪のパウダースノーじゃなきゃ嫌だ!ということになりかぐらスキー場周辺の山を滑ってみたり八甲田山やニセコヒラフにも足を伸ばすようになってしまったのが40代。ところが40半ばで大病を患い10年近くスキーとは無縁になり7年ほど前50代半ばで復活しニセコや札幌国際に足を伸ばしたものの、その後は大物釣りにハマってしまい冬場の寒い時期も釣りをすることになりスキーはすっかりご無沙汰になってしまった。

その間に足の筋肉は年齢とともにみるみる衰え、3年前に少しだけ関温泉スキー場というコアなスキー場で滑った時にはスキーをしていて初めてスピードが怖く感じるという体験をして、このままスキーはできなくなってしまうんだろうか?と寂しい思いをしていたんです。

昨冬も一度スキーに行こうとしたのですが同行者の都合がつかずお流れになっていたのが今年やっとスキーに行ける、という話になり出かけました。
あっという間の3年、この間さらに着実に足は衰えている。さらには足だけでなく体全体が硬くなって動かなくなっているのをラジオ体操などした時に実感するので、一体どれだけ滑れるのやら、不安でなりませんでした。

そこでスキー場を選ぶにあたってはあまり急斜面でないそれでいてそこそこ規模の大きいところを探して見たところ、以前バリバリに滑っていた頃は目にもかけなかった水上の奥にある宝台樹スキー場が浮上してきたのであります。
調べて見たら雪もたっぷりあるし平日は空いてそう、さらに良さそうな民宿もあったので即予約し出かけることになりました。

横浜から水上方面に出かけるには以前は、首都高→外環道→関越道というルートしかなかったのですが今は東名→圏央道→関越という便利なルートができたので高速代は高くつくけれどもこのルートを選択しました。ちなみにスキー用の高速道路割引なるものがあり、関越練馬から水上方面への往復が三日いないなら6000円ぽっきりというのがあったので、横浜新道から環八に出て下道を練馬インターまで走る、という選択もあったのですが朝の渋滞を走るのはイヤ、ということで却下。道路公団さん、横浜方面から圏央道周りの割引サービスも設定して頂戴。さらにちなみに、横浜インターから中央道方面への同様のサービスはあるみたい。お願いしますよ道路公団さん!

ということで当日は朝7時過ぎに自宅を出発、片道の高速代5620円払って東名横浜から水上インターまでスイスイ、インターを降りた先にあるコンビニに寄ったら「宝台樹スキー場割引リフト券」というのを売っていて、1000円までの食事券付き一日券が4500円だったので購入しスキー場まで行き道混じりの中を小一時間走って午前11時にスキー場横の民宿に到着。

民宿で着替えさせていただきスキー場へ向かう。と言っても50メートルほどの上り坂をスキー板をかついで登ればリフトがあるんですが、その登りの途中ですでにバテてしまった。
こんなことで本当に滑れるのか?!同行のスキー仲間井手ちゃんも久しぶりのスキーということで不安げな表情はお互い隠せない。

やっとの事でリフト乗り場までたどり着いて第一ペアリフトのゲートを通りリフトに乗る。
リフトから見る白樺ゲレンデには一人しか滑っておらず、その斜面もずいぶん急に感じる。リフトが上に上がっていくほどに緊張と不安も増大して、楽しいスキー!とは程遠い気分になってきた。

リフト終点で降りてみたら右に行くといま見てきた斜面、左の林道風のコースを降りると奥に広がる広いゲレンデに出るらしい。
どうしようか?と迷ったが、とりあえず一回広い見通しの良いところを滑ろうと、今上がってきた白樺ゲレンデを滑ってみた。

綺麗に圧雪された斜面は硬くしまっていて凹凸があったらいたが跳ねそうだたけれども幸い平坦ですんなり滑ることができたので一安心。思ったよりも体が動く。若い頃に体で覚えてきたことは忘れないものだなあと実感しながらもう一度第一リフトに乗り、今度は降りたら左の連絡コースを下りた所にある第二ペアリフトに乗って500メートルほど上がり第2東コースというのを下りたら最大斜度27度しかない平坦な斜面で原因不明の転倒。
大丈夫かしら?こんなに何にもないところでコケていて。

広いスキー場の中心部に降りてからは第8クワッドリフトと第6ペアリフトを中心に13度から20度くらいしかないゆる〜い斜面を何本か滑って体を慣らしながら様子を見た。

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                          ディープパウダー用の板で初級者コースを滑る

少し体が慣れたところで上に上がって見ましょうか?ということになりこのスキー場の頂上部に登る第9クワッドリフトに乗ってみた。1516メートルもあるこのクワッドリフト、急な斜面を横に見ながらぐんぐん上に上がっていく。一山超えて頂上が見えるか?と思いきやさらに上に向かってリフトが消えていく。昔ならワクワクしながら登っただろうに今や還暦越えのみとなっては不安が増すばかり。

やっと到着した山頂からは新潟と福島の県境の朝日連峰から新潟と群馬の県境の谷川岳が一望できて実に素晴らしい山岳風景。天気も快晴であまりの素晴らしさに恐怖も忘れて感動し写真を撮った。

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下りは山頂からいくつかのコースに分かれてそれぞれ難易度が違うのだが、一番平易そうなコースを選択したところ、距離こそ長くて疲れはしたものの斜面的には問題なくクリアして下まで降りてきた。とはいえこの辺で膝はガクガクになってしまったのでお昼を兼ねて休憩ということでカフェテリア・ペガサスに入る。

平日のレストランはガラガラで注文に待つこともないのがいい。
写真でリフト券についてきた1000円券でちょうど食べられるメニューを選んで食べた。腹が膨らんだら眠くなりテーブルに伏してしばらく昼寝。

一時間ほど休んで再び滑り出す。
もう急な斜面は膝がいうことを聞かなそうなのでゆるい斜面を何本も滑り、撮影してみたり井手ちゃんの後をトレーンでついて行ったりしながら楽しんで3時半頃まで滑ってこの日はお腹いっぱい。

そのまま連絡コースを下って民宿の玄関前まで滑り降りる。
スキー靴を脱いで足が軽くなり油断して宿の階段を登ろうとしたら膝がスコン!と抜けて危うく転ぶところだった。一段一段慎重に階段を上がる。部屋に入って一息ついたらお風呂に入りビールで乾杯。夕食までゴロゴロして至福のひととき。

夕食になって食堂に行ったら驚いた。一泊6500円なのにお料理が豪勢。鮎の塩焼きに天ぷら、お鍋には熊の肉まで入ってる、茶碗無理やらおしんこやら色々出てきてお腹いっぱい。ビールもさらにぐびぐび飲んだので満腹と酔いで部屋に帰ると苦しいくらい。それでもバカだから日本酒を取り出して飲む。酔っ払ったところで意識がなくなって気がついたら次に日の朝だった。

朝起きて体のあちこちが痛くて起き上がれないのではないか、という心配が嘘のようにどこも痛くないし疲れもそこそこ取れている。昨日使った足の筋肉は引き締まってこの数年間眠っていたのが目を覚ましたかのようにいい感じに緊張している。

二日目は9時ごろ出発して初日と同じコースを辿り中央部へ行き、初心者コースのたんぽぽコースを休憩をはさみながら十数本滑って3時半に上がった。

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頂上へ行きたくもあったけれど、この日は曇天で景色もイマイチだろうということで初心者コースで色々試して滑りながら体の調子を見てみたけれど意外と滑れる自分に安心しましたよ。

帰りも天気は回復してスムーズに高速を走って無事帰宅。

人生の一つの目標であった還暦過ぎてのスキーを達成できたので満足しました。
次の目標は70歳まで滑ることかな。次回はもう少しチャレンジしてみよう。


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2015年3月 9日 (月)

関温泉スキー場 2015年3月

関温泉スキー場と言われて「お!あそこか!」とすぐピンとくる方はかなりなパウダー・ジャンキーでしょう。

そうでない方!パウダー・ジャンキーといっても、怪しい粉薬の中毒者のことじゃあありませんよ。これは、パウダー・スノーを求めてスキー場を彷徨うスノーボーダーおよびスキーヤーのことなんです。

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今を去ること24年前、カナダのウィッスラー・スキー場でヘリスキーを初体験し、深雪スキーにすっかり心を奪われてしまったワタクシは、その後国内で屈指の深雪エリア、北海道ニセコや八甲田山、谷川岳天神平などパウダーだ!と聞けばどこでもすっ飛んで行ったんですが、パウダー・ジャンキーの間でも有名なのにまだ訪れたことのないスキー場がわずかながらあります。その一つが関温泉スキー場なんですね。

どこにあんの?とおっしゃるあなた。グーグル・マップあたりで妙高高原スキー場を検索してみてください。
妙高には池の平、赤倉温泉といった大スキー場が有名ですぐに目に飛び込んでくるでしょうが、その横にひっそり佇む小さなスキー場。そこが関温泉スキー場です。


リフトは僅か二本。それも一本はペアリフト、一本はシングル・リフトという控えめな設備。高速クワッドルフチなんていうものはありませんしそんなもの掛けるような長いコースもありゃしない。

ざっくり見て二コースしかない小さなスキー場なのですが、このスキー場、深雪で知られており、ジャンキー達が各地から遠路はるばるやってくる有名スキー場なんです。

2015年3月5日朝9時ちょい前、ワタクシの車は関温泉スキー場のこじんまりした駐車場に入りました。
満車でおそらく5~60台くらいしか入らなそうな駐車場はこれまた高い雪の塀に囲まれた道路沿いにこじんまりと佇む温泉街の一角にあり、ともすると見落として通り過ぎてしまうくらいの目立たない小さなものでした。

車を降りてスキーの支度を始めると、たまたま二台隣の車の方が、ヘルメット姿で太いパウダー用のスキーを出していました。「ああ、やっぱりここはそういうスキー場なんだ」とワクワクしてスキーの支度をしゲレンデへ向かいます。

温泉宿の隙間の細い通路を抜けると、すぐに小さなゲレンデが目の前に広がり、リフトが一基見えました。
レストランやスキー・センターのようなサービス施設は見当たらないので、リフト横の小さなチケット売り場にいってチケットを購入すると同時に情報収集。

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レストランはなんでも初級者コースの途中にあるらしい。トイレもそこに。あとは特に何もないらしいということが判明。とにかく滑ろうということでリフトに乗ったのはいいのですが、スキーをするのは二年ぶりな上、このところ加齢による体力低下が著しく、特に脚力に全く自信がないので恐る恐るのスキー開始となりました。

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この日の天気は曇り時々雪。雪はざっと見ても3m以上は積もっていると思われたのですが、昨日東京では20度を上回る4月並みの気温を記録した日本列島、こちら信越方面も暖かくすっかり雪解けが進んでしまったところに夜になって冷え込んだため、昨日柔らかくなった雪を引っ掻き回したのが硬く締まった状態になり、パウダーとは程遠い雪の状態になってしまっており、せっかくはるばるやって来たのにとても残念な雪でした。
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まあ、今回はパウダー狙いで天気予報を見て狙いを定めて来たわけではなく、上越高田の友人の所に訪れたついでに一丁行ってみようか、という程度のスキー行なので贅沢は言いません。
それよりも、スキーが久しぶりなのでパウダー云々以前に滑れるのかが心配。
20歳でスキーを始めて以来もう38年も経ちますが、こんな気持ちに襲われたのは初めてのこと。歳はとりたくないもんです。

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1本目は恐る恐る硬く締まった初心者コースの緩い斜面をゆっくり小回りしながらスピードを出さずに滑って見ました。圧雪されているとはいえ所々にあるデコボコに板がバタつき不安定に。ちゃんと板に乗れていないのでうまく下半身の力が板に伝わらず板を抑えることができないんですね。スキー板は4年前に買ったアルマダJJという幅の広い深雪専門の板なので、普通のカービング・スキーよりも雪面と当たる面積が大きいのもバタつきに拍車をかけているのかもしれません。そもそもこういう雪の上を滑る板じゃあないのかも。

ともかくなんとかズリズリ板を横にずらしながら一本降りてほっと一息。
すぐに二本目のリフトに乗って様子見で二本滑った後、4本目はリフトを降りて左手に曲がった先にあるすり鉢状の狭く少し急なコースへ。斜度的には瞬間的に20度弱くらいの斜面がある対したところではないはずなんだけれど、滑り始めたら板が抑えられずスピードコントロールが全くできなく敗退。

その後は、初級コースで足馴らしのつもりで休憩を挟み10本ちょっと滑り込みました。

最後の方は大分感覚を取り戻してスピードに乗った小回り、大回りが自在にできるようになりましたが、一昨年やった五十肩の後遺症が意外にスキーの邪魔をして、ストックワークがうまくいかなかったのが気になりましたよ。なん度も言うけど歳を取るとこういう肉体的ハンディとどう付き合ってスキーを楽しむかを考えなければならないようです。このままではもうバック・カントリーのパウダーに行くことはないのかもしれません。寂しい話ですが。

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今回は滑らなかったけれど、リフト周りの林の中も特に規制がないので、雪がいい時には最高のツリー・スキーが出来そうです。
上級者コースも行かなかったのでどんな斜面かわからないのですが、基本は未圧雪ということなので積雪量が多い時は魅力的なコースなんでしょう。

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ゲレンデ・マップを見たらリフトのコースと少し離れた場所にバック・カントリー・エリアのような斜面があり、こちらはガイド付き、自己責任で楽しんでくださいとの注意書きがありました。公式HPを見るとガイド・サービスの会社も幾つか紹介されていたので、ゲレンデ外に出るときはこういったサービスを利用するのがいいんでしょうね。

 

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駐車場でみたスキー氏はリフトを降りて左に回り込んだ林の中を滑っていたようなので、かなりの足前と見ました。帰りの駐車場で彼の車のナンバーを見たら八王子ナンバーだったのでビックリ。やはり好きな人は遥々やってくるようですね。ワタクシの横浜ナンバーと二台並んだ姿は地元ボーダーの方々から見たら、よくもまあいらっしゃった、という風に目に写っていたのかも。

次に来るときは2月のシーズン最盛期を狙って来ることにしましょう。

それから、鈍ってしまったスキーの足前もなんとかしなくちゃ。


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2013年2月28日 (木)

パウダー・パラダイス@谷川温泉ホワイトバレー

谷川温泉ホワイトバレーというスキー場をご存じでしょうか?「は~い」と手を挙げたあなた!コアな方ですね。

群馬県のスキー場銀座である水上地区において、水上温泉から数分でいけるこの穴場スキー場。

リフトはたったの二本でありながら平日の朝8時半に動き出すリフトに行列ができるほどの人気の秘密は・・・圧雪コースが少なくドカ雪時にはディープ・パウダーを求めるパウダー・ジャンキーたちが集まります。

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私がここを訪れたのは、2013年2月25日。
数年ぶりの強力な寒気に北日本が包まれ、前々日から1m近く雪が降り前日のスキー場ホーム・ページの積雪情報とにらめっこし今日しかない!という日に出かけました。

午前8時過ぎ駐車場に到着
隣の車でスノボの準備をしている女性たちの話を盗み聞きすると「私今日は嘔吐、下痢ということになってるの」ですと。どうやら仕事をさぼってきたらしい。さらにそこに知り合いらしき人が現れて「仕事しなさいよ、しごとを!」な~んて会話もしてたりして、そこの会社大丈夫?なんて心配になっちゃいました。

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ゲレンデまで50mほど坂を上ると小さなリフトが一本だけ見えて、まだ動いていません。
リフト周辺にはすでに数人の人が集まって準備運動なんてしている。

早速、リフト券シニア1日券3000円也を購入しリフト乗り場に行くと、20人ほどの行列ができておりちょうど運転開始したところ。

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                                    第一ペアリフト

この第一ペアリフト300mに乗って見下ろす景色はノートラックのおいしそうな斜面。
リフト降り場から大きく回り込んでいる圧雪コースにショートカットする斜面は膝近くまである深雪に覆われており、すでに先行者の作ったトレースを見て心ウキウキ度急上昇!

さっそく、自分も飛び込むとフカフカのパウダー!
ひぇ~っっ!気持ちいい!私の求めていたものがここにありました~っ!

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               第一ペアリフト下り場の直下 右手に未圧雪ゾーン

たった数百メートルのコースながら、人の滑っていないところを選んでサクッと5本!
第二リフトが除雪に手こずって運転開始に手間取っている間にいただきました。

そして、いよいよ山頂へ向かう第二ペアリフト1000mが動き出しそうなので、またまた行列に並び、ブリザードの中を待つこと15分。リフト運転開始で次々とリフトに人が吸い込まれるように乗り込んで行く行列に付き乗り込みます。

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              第二ペアリフト乗り場で運転開始待ちの行列

どんどん上に上がっていくと、ゲレンデ上部は大きく広がっており、圧雪してあるのはほんの一部。おいしいパウダー斜面が「いらっしゃ~い」と微笑んでいます。

リフトの上から、リフト下をまっすぐ下りるのも良し、上部で右にトラバースして広い斜面をいただくのも良しと頭の中で作戦を練ります。

とりあえず一本目は雪の深さが見て分かっているリフト下周辺を下りました。急斜面緩斜面が交互におとずれながら膝上まで潜るパウダーに感激!
ニセコのように軽くはないものの雪の深さでは負けていません。

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なによりも滑る人の絶対数が少ないので小ぶりのスキー場ながらもパウダー満喫!
コースを変えて3本下りたらもう足がヘロヘロになっちゃいました。

Imgp7280                    山頂から未圧雪ゾーンを覗く

そこで作戦変更して、第二ペアリフトは途中から乗ることができるので、ここから乗って上部の広い斜面のおいしいところだけ滑り込んじゃおうということに。

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              山頂からトラバースして右斜面が未圧雪ゾーン

もうすでに斜面はあちこちボーダーおよびわずか数人のスキーヤーに陵辱され始めており、おいしいのは時間の問題。疲れたって休んでいる暇なんかないんです。
これがやりたくて、一人でわざわざ来たんですから。

Imgp7279                        早い者勝ち!

こうして、いよいよ足が疲れてコケルようになるまで約2時間休むことなくガンガン滑って小休止。
早くも帰り始める人の後ろ姿を見ながら、もうちょっとだけ滑ろうと約1時間半、おなかいっぱいになるまで滑って12時半に上がりました。

20本くらい滑ったかな?
心はもう少し滑りたいと言っているものの、体が言うことを聞かないので無理はやめました。じじいになっちゃったな~。

また、寒波がきたら機会を見て来てやろうと密かに思いながら帰路に就いたのでありました。




基本情報 谷川温泉ホワイトバレー・スキー場

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※コースは上写真参照

リフト券  大人一日       4000円
             ゴールド券一日  3000円 (55歳以上)
             サンライズ券   3200円 (始業~13:00)
             サンセット券    3200円 (12:00~終業)      
                

詳しくは谷川温泉ホワイトバレー・スキー場HPへ



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2013年2月13日 (水)

二年目のアルマダJJ 滑走感想

先日4日間滑ってのアルマダJJ(11-12モデル)の感想です。
あくまでもシロートの感想なのでその辺のところはよろしくお願いしますね。

これを書くにあったって、昨年書いた感想はあえて見ていません。今年の私の体力・足前、その他含めての感想です。
昨年とダブっている内容、違うことを書いてある可能性もありますので。
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アルマダJJの特徴の一番は、なんといっても軽い!したがって取り回しは楽で一日滑っても疲れません。
そして当然ながら板が太い分、浮力があるので深雪での浮力は申しぶありません。

整地での、ロングターンは特にストレスも無く、気持ちよく滑ってくれます。


しかし、ちょっとした斜面の凹凸、未整地斜面、特にクラストバーンなどの表面の硬い凹凸斜面では板のバタツキが気になります。

これは、ブーツの閉め具合やポジションにも影響されると思うのですが・・・
板のトップを押さえて滑るポジションがなかなか見つからないんですね。
この辺は、ワタクシの足前によると思うところが大きいと思います。

一番大きく感じたのは、板の跳ね返りですね。
私はこれまで20年間ロシニョール(以下ロシ)の板を使っていました。

ロシの板の大きな特徴は、踏み込んで加重がマックスになると、バネの様にポン!と板が跳ね返ってきて次へのターンの切り替えがスムーズに行けることです。

他社の板K2の板も2種類ほどはいて見ましたが、これらもこの様な板の「返し」が多少の差こそあれありました。

アルマダJJの場合、板幅が広いためかこの「返し」があまり感じられないので、ターンの切り替え時には自分から大きい動作での跋重が必要になる気がします。

深雪でのショートターンなどでは、かなり思い切った前方向への跋重をしないとうまくターンが決まりません。逆を言うとこれができれば気持ちよく深雪滑降を楽しめるわけですが。

今回のニセコでは、最終日のみコース上部のゲートが開き、脛から膝くらいの雪を滑りましたが、最初の一本目はこの感覚がつかめず苦労しました。(後傾だったんですね)

もう一つ気になったのは、テールの抜けですね。
イマイチ抜けが悪くテールが引っかかるような気がしました。
これは、板のチューンナップで解決できる気がしますが。

以上が、アルマダJJ二年目の滑走感想です。

今度板を買い代えるときにアルマダを買うかといったらNOですね。
自分の体力ではちょっとこなしきれない感じがしました。
もう少し楽に滑れる板を選ぼうと思います。

以上、あくまでも個人的な感想なので、そこのところよろしくお願いします。


基本データ

  板     アルマダJJ11-12モデル 175cm
ビンディング マーカー ツアーF12
 ブーツ    ガルモント アドレナリン

 身 長    173cm
 体 重        70kg

スキー暦   36年

 人 柄    温厚・スケベ

2013年2月 4日 (月)

ニセコヒラフ2013年1月リポート その2

ニセコは今年もグローバル化が進んでいました。

例によって、レストランは外国人だらけ!

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4日間で出会った外国人は、オーストラリア、ニュージーランド、台湾、中国、韓国、イギリス、インドと7カ国にも及び、昨年のオーストラリア、台湾、二カ国と比べ3倍にも増えていました。
とはいえ、イギリス人とインド人の方はいずれも東京在住で、正確には国内旅行組に入りますが。

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                    コンビにも外国人でいっぱい

ニセコへの訪問回数を聞くと2回から7回くらいまでが多く、多くの外国人がリピーターになっているのがわかります、それだけ魅力の有るスキー場なんですよねえ。

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                      もちろんゲレンデも!


今年感じたのは、ニュージーランドからのお客さんが増えましたね。昼、夜のレストランでたまたま二組のニュージーランダーに遭遇。

夜のジンギスカン屋で出会ったMarkWayneというニュージーランドから来た二人組みのおっさんとはWayneTrout Fishingをやるというので、iPhoneに入っていた獲物のでかいニジマスの写真や美しい釣り風景の写真を見せてもらって話は大盛り上がり。
こちらも一昨年釣ったメジマグロの写真で対抗しすっかり仲良しになっちゃいました。

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Mark,Wane!Nice meet you and Thank you !


一方、昼に会った家族連れご一行さんは、お父さんがヘルメットの頭にビデオカメラを付けていたので、値段を聞いたら600ニュージーランドドル=約45000円とか。
SDカードにデータが入ってそのまま簡単にYou-Tubeにアップできると自慢してました。

このヘルメットカメラ、今年のニセコでは大ブームで、昨年まで多かったボーダーが手に持って棒にくくりつけたビデオカメラを凌駕していました。

コースを聞かれたオージーの兄ちゃんも付けていたので、値段を聞くと400オーストラリアドル=約37000円とか、欲しくなったので写真を撮らせていただきました。

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このカメラ、帰宅後さっそくネットで調べたらGoPro HD HERO2というアウトドア用カメラで、アマゾンで31500円で売っていました。また欲しいものが増えちゃった!

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                     GoPro HD HERO2




ヘルメット
といえば、ニセコではヘルメットを付けての滑走が、圧倒的多数派!
毛糸の帽子で滑っているのはたま~に見かける日本人くらいですね。

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                            お子様たちもちゃんとかぶっています

スキーは危険なスポーツです。本ブログをごらんの皆さんで未購入の方、最近はだいぶ値段が下がっていますので購入のご検討を!


外国人といえば、言葉の問題がありますが、ニセコで商売をやるにはもはや簡単な英会話は必須!
レストランのお姉さん、リフトの係員、スキーパトロール、宿のおっちゃん、コンビニのおばちゃん、ジンギスカン屋、ラーメン屋、居酒屋、レンタルショップ。みんな英語が標準語でした。

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                   夜の裏路地も外国人だらけ

こう書いてみるとニセコは日本一オージーの多い町でかつ公用語の英語化が進んでいるんじゃあないでしょうか?もちろん英語を話せなくても日本後は通じますけど(笑)


てなことで、次回はニセコで食べたものあれこれをご紹介しましょう。


     

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2013年2月 1日 (金)

ニセコヒラフ2013年1月リポート その1

ニセコヒラフに行ってきました。

もちろんパウダーを求めて!

今回は娘3号と二人で3泊4日。
ちょっと長めのツアーでした(といっても娘は初心者ボーダー)

1月28日 午後1時半過ぎ ニセコヒラフ着

3時滑走開始。天気は曇り、時折雪が舞い散る程度。
雲の帽子をかぶった羊締山が出迎えてくれました。

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この日は、ボードど初心者の娘3号に付き合って、ヒラフゲレンデ一番下のペアリフトに3回、ゴンドラに一回のりグリーンコースをアルペンホテル前まで下りて終了。昨シーズン買ったアルマダJJの足慣らしにもならない程度のすべりでした。

雪はたっぷりあり、ゲレンデ内は薄く積もった雪で硬くもなく滑りやすい雪面状況。



2日目

この日は午前中曇り、午後から雪
この日も娘の子守。
どの道雪が降っていないのでコース外に期待するものもないからです。

まずは、ゴンドラで中腹まで上がりキング第3トリプルリフトで森林限界を超えたところまで行き、山に向かってリフト左側の尾根上を数本、新雪を期待してコース脇の樹林帯に入るもほとんどなし。サラサラ雪なので滑りやすいですけどね。つまんない。

Photo                             景色は抜群 でも雪はイマイチ




山頂に登る管理区域外ゲート
は開いていましたが、一人で登ってもつまんないのと
かったるいので上りませんでした。雪にもあまり期待できなかったんです。

                     4
                        ニセコ山頂を望む

Photo_2                                                  山頂へ向かう人たち 


午後から娘と花園ゲレンデに下りて行きましたが、こちらのほうが雪が軽いですね。
中級コースを下まで1本降りたら急斜面がイヤ!というのでヒラフ側に戻り、そのまま下まで降りて終了。
この日午後からガンガン降り出したので、翌日に期待し体力を温存しておきました。

夜に入って雪は強まりドンドン積もっていくので、明日はパウダー狙いに邁進したいので自由行動!ということにして10時前に就寝。




3日目


朝からガンガン
降っています。
7時半過ぎに宿を出て、8時から20分間、センターフォーだけ動かすアーリーモーニングチケットを500円で購入し、新雪に期待します。

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リフト上から見ると左手のスーパーコース辺りはコブの跡がうっすらわかる程度の新雪でさほど積もっていない様子。
リフト上からコースに出ると、足首くらいまでの積雪!気持ちがいいのでついつい調子こいてコブの跡が有るっちゅうのにスーパーコースに突入。
撃沈しました。それでもところどころ楽しめましたけれど。


次はセンターフォー上のリフトが動くのを待ってファーストトラックを狙います。
中腹から上は風が強く吹雪いていました。
そのためキング第3トリプルは動かず、その両サイドのペアリフトが動くにとどまりました。
それでも、4番目に並んで運転開始を待つこと10分。エース第3ペアのリフト下とその左右の樹林帯は脛くらいの積雪がありそこそこ楽しめました。

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ここを3本やってからシンギングモンキーを上り、右手の樹林帯からパラレルコースに抜ける樹林帯に入ったら、中々な深雪、深いところは膝下まであり気持ちいー!

さらに花園第2クワッド手前のコース外へのゲートが開いていたので、そこに入りホリデーコースに抜ける樹林帯を滑降!こちらも気持ちいー!ここを2本やって午前は終了。



午後はお昼に娘と合流して、ゲレンデを一緒に滑りました。途中、ホリデーコースの右手に降りて樹林帯でプチパウダー
ここは下りすぎるとゲレンデに戻れなくなるのでちょっと注意が必要です。


この日、一日雪は降り続き上部へのリフトはすべて止まっていたので、4日めはたっぷり雪が積もっていて、キング第4周辺のラージコースあたりでパウダー三昧では?とこの日も早めに就寝。




4日目


お天気は曇り時々晴
この日も朝からガンガン!

風は弱まりリフトは上まで動きました。8時半の運転開始を待って一気にキング第4リフトで一番上まで行くと、ここはガスっており山頂へのゲートも閉まったまま。

楽しみにしていた広大なラージコースに入ったら、前日冷たい強風が吹いたおかげで、雪は積もっておらず、カチカチのクラスト状態でした。がっかりしてゲレンデにもどり下りていったら花園第3クワッド上のゲートが開いてるじゃあありませんか?

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                 後姿の人が歩いている所が開かれたゲート


ここは、谷を大きくトラバースして隣の尾根上を滑るといい雪があるんです。
ためらわず突入!しかし行ってみると思ったほど雪は深くなく足首上くらいでところどころ
膝下
という感じ。

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                       管理外区域


昨日までの疲れが出たのか初めの二本はイマイチの滑りで納得できず。
3本目でやっといいポジションに乗れるようになり始め気分も乗りのり。

ここで、疲れたので小1時間休憩して、再び上っていくと山頂へのゲートが開いて行列ができていました。いつ見てもいい光景だなあ。


以前は自分も友達と登ったのに、なんだか情けないなあ。などと悲喜こもごもにゲレンデに向かうと、リフト終点から真っ直ぐトラバースしたところにゲートがあり開いているのを発見!

ここからだと、先ほどのコースのさらに数100m上から管理区域外を滑れたんです。
ここの雪は最高!ニセコにきてよかった~!上り返して二本滑ったらお腹いっぱい!

03                      管理区域外上部


娘との待ち合わせ時間なので待ち合わせ場所に行き合流し、帰り支度のため早めに山を降りました。

今回は最終日になってやっとニセコらしさを味わうことができました。
大きな怪我も無く、遭難することも無く無事帰れて満足でした。
2月にもう一回行っちゃおうかな?






※管理区域外滑走とニセコルールについて


ニセコスキー場はいわゆるゲレンデコース以外にも、立ち入り制限していない場所がたくさんあります。特に樹林帯の中などが中心になりますが、当然危険が伴うので基本は自己責任で行われているようです。ゆえにヘルメットをかぶって滑るのが常識化しています。

さらに、天候によっては管理区域外に出るゲートが開けられ、ここは完全にコースから
離れたパトロールも入らない区域です。

この区域にはニセコルールというローカルルールがあり、自己責任、捜索の有償のほか安全に関するいくつかの条項からなり、自己責任で自由に自然を楽しむことのできる素晴らしいルールです。

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このようなルールは他のスキー場には例がすくなく、パウダーを求めて多くの外国人、日本人がニセコを訪れる大きな理由となっているといえるでしょう。
もっと、こういったスキー場が増えてほしいんですけれどねえ、安全管理の問題が壁なんでしょうかねえ。

次回は、ニセコその2と題して、スキー以外のお話をしましょう。

    

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2012年3月27日 (火)

スキー

この冬スキーに燃えました。

N15

北海道に二回。

天神平に日帰りで二回。

白樺湖に一回。

述べ9日。こんなに滑ったのは十数年ぶりじゃあないんでしょうか?

新しい板を買ったのが、原動力になっています。

なんでも新しいものを手にするというのは嬉しいもので。

体力が落ちているのもよくわかりました。

自分でイメージしているほど体が追ていかないんです。

そんなので何度か大ゴケして、まだ体の痛いところがあります。

本当は、まだまだシーズンは終わっていないんですよ。

雪がある限りスキーはできます。

かつてのめり込んでいた頃は、GWは白馬八方尾根や五竜遠見、

さらにGWの後まで神楽スキー場に滑りに行っていました。

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                            2003年のGW 八方尾根八方池付近まで登山

春山のスキーは冬のパウダーとは違った楽しみがあります。

天気の良い時はTシャツで滑れますし、休憩時に春山を眺めながら

飲むビールやワインの美味さは格別です。(冬場のスキー時には絶対飲みません)

ゲレンデの横にフキノトウが顔を出しているのを見つけて採ってきたり。

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                   同上 八方尾根スキー場でワインを一杯

そんな遊びをしたスキー友達も年々減っていき、今は数えるほどになりました。

でも、これからもスキーは続けます。

自分の人生の目標の一つに「60才まで滑る」というのを30代に誓ったからです。

さらに、我が両親は、定年退職後にスキーを始め70代まで滑っていました。

スキーは生きる糧で有りうると確信しています。

今シーズンも、機会があればもう一度くらい行きたいなあ。

富士山に登って滑る、というのも一度やりたいんですけれど。

どなたかお共していただける方、いらしたら声かけてください。マジです。

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2012年3月20日 (火)

再会

週末、諏訪に住む旧友に会いに車を飛ばしていってきました。

この友人は、高校時代の友人が通う大学の同級生で、たまたま実家の目と鼻の先の

アパートに住んでいたので出入りするようになり、すっかり仲良しになってしまったという

くされ縁で35年も繋がっています。

当時から酒を飲んではジャズを聴き議論しあった仲なので、今回はレコードとCD

合わせて50枚ほど持っての訪問でした。

友人本人だけでなく、お母様、奥様、妹さんも学生時代から知っており、ご家族全員

との付き合いです。

 中央道をとばすこと2時間半!3年ぶりの諏訪です。

Kouhu

到着して早速ご家族のみなさんと乾杯。

3年前に私が来たとき、何かの会話がきっかけで友人のオーディオ熱に火がついて

しまったらしく、リビングの中はレコードとオーディオセットを中心に構成されていました。

最近は、もっぱらオルトフォンのSPU-GEでレコードを聴く日々だそうで、

週に一度はネットで買ったレコードが届けられると、奥様が申されておりました。

いきなりジャズも何なので、最近自分で作った70年代POPsのヒットばかり集めたCDを

聴きながら昔話に突入。

懐かしいメロディーが心のひだに引っ掛かっていた想い出を呼び起こしてくれます。

ふられた女の子の話に始まり、恋愛、音楽、近況、病気とこの年齢には切り離せない

話題で盛り上がり気が付けば夜中の2時。この日はそのくらいにして床につきました。

翌日は雨が降っていたので朝から一日中家の中でジャズを聴きっぱなし。

持参したレコードに始まり、お互い持っていないモノ、懐しいモノ、

最近手に入れた自慢モノなどなど、聴きながらウトウトしたりもしながら夕方に、

4mai

         何故か同じレコードが4枚も!傷があったりだので再購入した結果だそうで

夕食は当家ご自慢のお好み焼きをいただきました。

中でも美味しかったのがこの↓↓↓ネギ焼き!

Negiyaki

広島風お好み焼きのように、キジをまずしいてその上に具を乗せます。

長ネギをメインにして、切りイカ、豚肉、桜えび、オカカ、などを乗せた上にキジを乗せ

裏返して焼き、味付けは醤油というもの。

長ネギが香ばしく甘く、他の具材と絶妙のマッチング!

同じ方式でたこ焼きもネギで味付けは醤油をチョコっとたらして作ると美味しいのが

出来るそうなので、今度トライしてみようと思います。

お好み焼きにハフハフしながら、バーボンに突入し、これまた気が付けば

夜中の2時という具合。

 三日目は雨も上がったので、午前中近くの諏訪大社秋宮にお参りしました。

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                        本殿に手家内安全を祈願

Aki03

               諏訪大社と言えば御柱祭り!友人も参加しているそうです

諏訪大社拝観後その足で諏訪湖オルゴール博物館なる施設に行きました。

実は、こちらが家をでてきた本命で、友人の娘さんが勤めており、

是非!というオススメで見に来たのです。

Orugoru_01

         娘さんの企画した入学祝いオルゴールセット、オルゴールの曲が選べます。

Orugoru07

初期のオルゴールから、現代のものまで大きさも形、方式様々なものが置いてあり

時間を決めて実演もしてくれるという、音楽好きには見逃せない博物館でした。

Orugoru02

      これは昔のジュークボックス。左側に収納してあるディスクを交換すると違う曲が流れます。

ここの博物館を運営する会社は、戦後の一時期世界のオルゴールのシェアの90%!

を占めていたというから驚き。精密機器工業の街諏訪を再認識させられました。

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           ハンドルを回すとベートーベンの第九が流れます

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          蓄音機もありました。左は蝋巻式のものでエジソン直系の珍しいものです。

館内のカフェでコーヒーを飲んでいたら、オーディオ装置が置いてあり、

手作り風のアナログプレーヤーが置いてあり目を引きました。

モーターのコントローラーがターンテーブル本体の下に配置してあり、モーターの振動が

ターンテーブルに伝わるのを防ぎ、

Ttable

さらにトーンアームは同軸線上に重りを置かず、

支点から少し下げた場所に重りがついている珍しいもので早速パチリ!

Arm01

音を聴いてみたかったのですが残念ながらその夢はかなわず。

 午後からは、ジャズ再開で、モダンジャズからフリージャズ、最近のもの、

さらにはプログレまでジャズの垣根なんぞ飛び越えて片っ端から聴きまくった濃密な

時間でした。

Suwako02

                  冬の諏訪湖、氷はすでに溶けていました

 夕方からは、偶然にも二人の好きな作家である開高健の番組をTVでやるというのを

新聞のラテ欄で奥様が発見したのをきっかけに昨年末OAされた開高番組を視聴。

釣り、酒、文学の話で盛り上がりました。

さらに夕食後は再び音楽に戻り12時過ぎお開きとしました。

こういう時間を共有できる友達のいるのは幸せです。

月曜日の朝再会を誓い友人の出勤に合わせて私も一緒に家をでました。

こうして楽しく濃密な3日は終わり帰路へ、・・・と行かないのがわたくしでございまして、

山に囲まれた諏訪に来るのにスキーの板を持ってこない手はないと、

車に積んだ道具一式と共に白樺湖のスキー場へ直行!

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昼過ぎまで一人で滑って帰ってきました。アルマダJJ、ゲレンデもイケル!

帰り道、八ヶ岳連邦の美しさに車を止めて道端で撮影。いつ見てもイイ山です。

Yatugatake

次に見られるのは何時かな?

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2012年3月15日 (木)

パウダーの天神平

二週間ぶりに天神平へ日帰りスキーです。

前回の傷も完治していないのに・・・

今回はスキー仲間3人と一緒に賑やかなスキー、と言っても全員シニアですが。

朝っぱら5時半過ぎ横浜を出発。平日なのに車の多い関越道をぶっ飛ばし

待ち合わせ時間の9時前に谷川岳ロープウェー駐車場に到着しました。

Sinia

              シニアスキー・スノボ隊 平均年齢52才

ホワイトアウトに湿雪の前回とはうって代わって、ドピーカンにパウダー!

雪は一昨日から昨日にかけて相当降ったらしく、週末に出来たはずのコブもきれいに

埋まっており、ツボ足だと膝までズボッ!

Gerende

ゲレンデは相変わらずガラガラ、雪は昨日踏み荒らしたあとはあるものの軽く、

足首から膝くらいまでのパウダーが所々に残っておりまずまずのコンディションでした。

Tanigawa

                 ゲレンデ頂上から谷川岳を望む

 上級者コースを二本滑ったあと、高速クルーズの楽しめる中級コースで未圧雪部分を

狙って年甲斐もなくぶっ飛ばしました。

踏み荒らされている雪面も雪が軽いため、多少の凸凹はアルマダJJの威力でぶっ飛ばし

爽快です。

 ところが慣れてきた頃斜面の急になってスピードが増したところで片足のスキーが

荒れた雪にすっと刺さってロック!体は前方空中に放り出され頭からダイブ!

苦労して起き上がり外れた板をどのへんにあるのか探していたら、後から来たNさんが

「こんな所に板が刺さっている」と、私の探していたさらに数m上から板を抜き

投げてくれました。目測で私の位置から8mくらい離れていました。

あ~あまた飛んじゃった!

Armada

                    アルマダJJ 大活躍

こういう時一人のスキーだとズボズボ潜る斜面を登りやっとの思いで板を探して履くまで

30分くらいかかっちゃうこともあるんだよなあ。とNさんに感謝。

ケガは?って、雪が軽いため少し首をねじっただけで済みました。痛かったけど。

「55才にもなって毎回何やってんだよ!」とおっしゃる方の苦言も甘受いたします。

自分でも「まったくよう!」って思っていますから。

 リフト下やコース外には美味しそうな深雪がたくさん残っていたのですが、大人なので

ぐっと我慢して入らなかったんですが、楽しそうに滑っている人がいるんですよ。

Sinsetu

                   リフト下の美味しい雪

 周囲の山は、谷川岳を中心に真っ白。

Tenjin01

アイスクリームで覆われているような斜面には、滑ったら美味しそうな斜面が

随所に見られ、装備を持って山を登っていくスキーヤーもいました。

Saikou

          滑ったら最高の斜面、ヘリスキーでもあれば最高なんだけれど

 しかしながら、滑って美味しそうな斜面は大体が雪崩の危険性も最も高く

ましてや今日の様に古い雪の上に大量の乾いた雪が積もり、これが太陽の日差しで

溶けてゆくとなると、雪崩の条件が出揃った状態。とても危険です。

昼食後ゲレンデに上がったら午前中にはなかった

表層雪崩の後が近くの嶺の上部にありました。↓↓↓

Nadare

              あ~!滑りたい!でも雪崩が!天国と地獄です。

 さらにヘリコプターが飛んできて谷の中を念入りに

何かを探す様に飛んでいたので、おそらく何らかの遭難があったと思われます。

雪山は天国と地獄が表裏一体。

無理せず天国の方だけ楽しんで長生きしたいなあ、とつくずく思いました。

な~んていいながら、閉鎖中の下山コースを降りてノートラックの森の中を二本、

最高のパウダーを味わっちゃいまいた。今シーズン最高の二本でした。

何とかは死ななきゃ治らない。ですね。

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