無料ブログはココログ
フォト

最近のトラックバック

カテゴリー「オーディオ」の記事

2022年1月 2日 (日)

オーディオ博物館というところに行った話@裏磐梯桧原湖

もう2ヶ月以上前の話になりますが、以前ツーリングの話で書いた裏磐梯の桧原湖を訪れた際にオーディオ博物館というところに行った。

 

というより、このオーディオ博物館に行くために桧原湖を訪れたというのが本当のところかな。

このオーディオ博物館というのを知った経緯から話すと、その時のツーリングでは福島の郡山の友人を訪ねて一泊し翌日は帰りついでに日光に寄り道して行く予定だった。

ところが、郡山の友人と行ったバーでそこのマスターと友人家族などとオーディオの話で盛り上がった時に、桧原湖にオーディオ博物館というのがあるのでオーディオ好きなら絶対行ったほうがいい、と断言されて行くのを決めた。

なぜその気になったのかというと、そこのオーディオ博物館にはウエスタン・オーディオという戦前のアメリカの劇場用スピーカーを始めオディオ機器全般を発明した元祖メーカーの巨大スピーカーがものすごい良い音で鳴っていると聞かされたからだ。

オーディオ大好きの僕といえどもウエスタンの名前は知っていたけれどもそのスピーカーの音は聴いたことはない。というのもこの世にほとんど存在していないからだ。

なぜ桧原湖にそのような博物館があるのかという謎はともかく、とにかくその音を聞いてみたく鳴ったのだ。いや、聴かずに死ねるか!的精神状態になったのである。

そして翌朝早く、前日初雪が降った磐梯山をぐるりと回り込んで桧原湖に向かった。

ところが朝早く着いてしまいまだ博物館は空いていないだろうと湖を一周して間をつぶし11時過ぎに博物館の近くに到着した。

しかし、地図上ではすぐそばにあるはずの博物館のそれらしい建物が見当たらない。

予め調べておいた博物館の電話番号を探して電話するとおばちゃんの声が出た。

 

あれ?と思いながらオーディオ博物館ですか?と聞いたら、あ、ちょっとお待ちください。と言われて待つこと30秒。今度はオヂサンの声で、はい、今から開けますよ。とおっしゃる。

今から開ける、ということは普段は相手いないんだな。と思いつつ場所もよくわからないので聞いたらすぐそばの古いホテル跡のような建物が博物館だった。

入り口につながる急坂を登ると広い駐車場があり車が一台ぽつんと一台停まってる。

本当にここなの?とバイクを降りたところに先ほどの電話のおばちゃんらしき方が出てきて、さっきの電話の人ね、こっちへどうぞ、と案内してくれた。

建物の裏側にある裏口風のドアには床まで下がるビニールの暖簾がありそれをくぐると何か骨董屋さんのような空気が漂っていた。

 

さらにもう一つドアを開けて入るとなかはホテルの一階をぶち抜いたような広さのフロアーに所狭しと機械や部品が置いてあり、奥を覗いたら巨大なスピーカーが2セット、それぞれ壁の別な面を使って置かれている、というより聳え立っているという方が正しいくらいの大きさ。

僕と同じくらいの年齢のオヂサンが来て挨拶する。この方が館長さんだった。

というよりも、ここは博物館と言いながら現実には工場で、その一部が巨大なオーディオセットになっていてウェスタンのスピーカーの音を聴かせてくれる場所だということがわかった。

スピーカーのある方に案内されると古いソファーがあり座るように促される。

入場券などというものはなくいきなり座らされてお茶が出て来て、どうしてここを知ったのですか?と聞かれた。

 

壁際にセットされているスピーカーの1セットは片チャンネル(一本)が横5メートルくらいはあるのか?6畳間のには入らない感じの大きさ。高さも3メートルくらいあり、低音部も高音部もすべてホーン型のスピーカーだった。(写真参照)

Dsc09085

もう一つは縦長の巨大ホーン型スピーカーがなぜか3台あり異様な雰囲気を醸し出していた。(こちらも写真参照)

Dsc09090

館長さんによるとこちらの縦長は現在調整中で聴けないので横長の方をどうぞというので早速聞かせていただく。

 

好きな音楽のジャンルはなあに?と聞かれたのでジャズです。と答えたらCDを取り出してかけてくれた。

 

レコードプレーヤーが置いてあったのでレコードのアナログの音を期待していた僕は、なんだCDか、とちょっとガッカリしたのだが音が出て来て一発で吹っ飛んだ。

Dsc09092

 

かかったCDはデイブ・ブルーベックのテイクファイブ。ピアノのイントロからあ、と思ってたところにポール・デスモンドのサックスが飛び出す。

それはまるでそこでライブをしているように聞こえた。

なんと生々しい音、今まで多くのスピーカーを聴いてきたがこんなに生々しい音を聞くのは初めての経験だった。

このレコードの録音は確か1960年頃で、音質的には80年頃のハイ・ファイオーディオに比べたら大した事ないはずなのに。。。

 

館長曰く、ウェスターンのスピーカーというのはアメリカでムービーができた時に女優さんの声を以下に生々しく再現するかを目的に作られたスピーカーでその後のアルテックやJBLといったスピーカーのお手本になってるスピーカーであること。

日本でこのスピーカーが残っているのはここと埼玉の所沢にあるラボの二箇所しか知らないという事などだった。

 

かけたCDがジャズオタクの僕にはいまいち物足らなかったのが表情に出たのを館長は察したのか、その辺にあるのから好きなのを選んでかけていいですよとおっしゃる。

ただしアナログプレーヤーは調整中なので今日はCDで勘弁してください、と。

Dsc09091

無造作に山積みになっているCDを見たら最初に飛び込んできたのがジャズではなくクラッシックのCDだった。

僕の大好きなアルバンベルク四重奏団の演奏するベートーベンの四重奏曲のCDで、最近ベートーベンがやっと理解できるようになった僕はそれに手を伸ばし、今年はちょうどベートーベンの没後100年だから、と言いながらワディアの高級CDプレーヤーに入れて再生する。

 

音が出るとこれまたビックリ。先ほどのデスモンドより録音が良い分だけに生々しさはさらに増して、本当にアルバンベルクのライブを聴いているようで、僕はソファーに座り込んで目を閉じてじっくり聴き始めた。

各楽器の粒立ち、表情など申し分なく体全体がベートーベンの音楽に包まれる。幸せだ。

 

館長から話しかけてきて、このCDを選んだのはあなたが初めてです。僕もこのCDが大好きでいつも作業をしながら聴いているんです。とおっしゃる。

 

何か急に意気投合して話が弾み、音楽のことやウェスタンオーディオのことなどたくさん話を聞いたのだが、専門的な難しい話も多く半分くらいしか僕には理解できなかった。

Dsc09086

 

CD一枚分、約一時間近くゆったりと時を過ごさせていただき、会話も弾みいい時間が過ごせた。

帰り際に館長に今度いらっしゃる時はあらかじめ電話をした上でお好きなレコードでもCDでもお持ちください、と言われすっかり気持ちよくなって館、いや、工場かな、をでていい気分で帰ってきたのでありました。

また行こうっと。

 

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です ©️enos1091 All rights reserve

 

 

 

 

 

 

2021年6月13日 (日)

オーディオ・ケーブルの話@Zonotone Grande USB-2.0

またまたオーディオの話です。

 

昨日長々と書きましたようにネットワーク・オーディオに手を出してしまいました。

そこでこれまでオーディオ・ケーブルといえばRCAのピンケーブルと電源ケーブルくらいしか用がなかったのが、デジタルの場合機器をつなぐケーブルがたくさん種類があって、それぞれ異なる形状のものになるので厄介です。

今回のDAコンバータ(以下DAC )の場合もDACとアンプ、DACとクロックジェネレータ、DACとCDプレーヤ、DACとPCを繋ぐUSBケーブル、DACとネットワークを繋ぐ LANとケーブルと五本のケーブルが必要なんですがそれぞれ全部形状も素材も違うんですね。

どれ一本を取っても音質にダイレクトに反映しそうなので手が抜けないところが鬼門なのであります。


昨日の段階ではLANケーブル以外のものはオヤイデのケーブルでまとめて機器と一緒に購入しました。

そこそこのお値段がしたのですが、まあそれなりの効果はあったようで音に満足しておりましたが、USBケーブルだけは以前から使っていたものでしのいでいたんです。

しかし、やはりこれだけ全体の音質が上がって来るとUSBケーブルもおざなりにしてはおけない、ということでちょっといいヤツを買うことにしました。

といってもいいヤツの基準がわからないのでネットショップのカスタマーレビューとお値段をにらめっこして決めました。

 

それが、タイトルにもあるZonotone(ゾノトーン)のGrandio USB-2.0というケーブル。

 

Img_8855

 

詳しいスペックとかは見ても仕方ないので見ませんでした。音さえ良くなりゃいいんです。

 

という事でこれまたネットショップでポチって購入。

先ほど配達されたので早速交換しました。

さて、音の変化のほどは?

 

ネットショップのカスタマーレビューにはびっくりするほど音が良くなった!と書いてありましたが、びっくりする程ではなかった。

でも確実に音は良くなりました。音の芯ができたのとやはり伝達中のデータロスが減ったためか全体の解像度が良くなったようです。

ピアノなんかの音の粒だちがいいですね。

ドラムの音は皮の張り具合がより鮮明に、バチのアタックもよりデリケートな再生をしてくれるようになりました。

とはいえそれはほんのチョットね。まあ、オーディオ・アクセサリーなんていうのはスピーカーやアンプなどの主力機器を変えた時のような劇的な変化はないのが常で、一つ変えるごとに一枚の薄皮を剥いて行くような作業なんですね。これはこれでまた楽しい。

 

実はここまできたら、本来は大元の電源をオーディオ用に家の配電盤から直接引くべきなのですが、今更天井裏を配線するのは不可能ですし廊下の縁を敗戦するのも不恰好なので我慢しておきましょう。

さあて、これで一通り配線も済んでもういじる所は当面ないのでしばらくはこれで聴き込んでいくことにしましょう。

オーディオ好きの釣り仲間からSpotifyがCDレベルではあるけれどロスレスの配信を始めるという話も聞きましたので、それを待ってまずはSpotifyさんの実力を十分に試したところで、Roonにテオ出していこうかな。

という感じであります。

 

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です ©️enos1091 All rights reserve

 

2021年6月12日 (土)

ネットワーク・オーディオに手を出してしまった@Teac NT-505+CG−10M

今回はちょっと長いです(^_^;)

って、いつも長いか?

ネットワーク・オーディオといってもオーディオ好きの人以外の方にはピンとこないでありましょう。

知ってるかな?今時の音楽事情はCDだのレコードなどのパッケージされた音楽から、ネットを通じてダウンロードしたりストリーミングで聴いたりする世の中にだいぶ変わりつつあるわけですね。

 

昨年の緊急事態宣言一号の時に在宅生活に飽きた僕がSpotify(スポティファイ)という配信音楽に手を出して、以来CDを全く買わなくなってしまった話を確か本ブログにも書いたと思うのですが、あれもネットワーク・オーディオの一つで僕にとってはスタートだった。

 

この一年間はおかげであらゆるジャンルの音楽を聴きまくり、祝辞の準備をする時もカレーの日はインド音楽、パスタを茹でる時はカンツォーネと日常的にも音楽生活は大変充実していたのでありますが、つい先日事件が起こった。

 

この間、というより、もういつ買ったか忘れてしまうほど使い込んだ安物のDAコンバータが壊れてしまったのだ。

DAコンバータをわかりやすく言うとパソコンのデジタル音楽信号をオーディオ用のアナログ信号に変換する機械なんですね。

こいつが無いと安物だろうがなんだろうがPCの音をオーディオで聴けないと言うわけ。

 

それで思い立って、この際だからちゃんとオーディオ機器と自慢できるくらいのちょっといいDAコンバータを買ってオーディオをグレードアップしようか?と言う気になったのであります。

 

さてそれではどんな機器があるんだろう、と早速ネットで検索してみれば、安いのは数千円から高いのは数百万円とピンキリ。もちろん音質とお値段はある程度比例するので、ここで数千円に手を出し後戻りする気はさらさら無いのではありますが、数十万円、となるとちょっと考え込んでしまう。

オーディオ街道一本やり、と言う趣味ならば、えいやっ!と買ってしまうところだろうが、こちとら釣りの遠征だのバイクだのと他にも金がかかるので流石に考え込んでしまった。

 

お手頃価格でいい音をするものはないものか?と色々さらに探していたら15万円くらいで手に入るものを発見。

音質などのレビューを読み漁れば、まあまあそこそこの音はするらしい。こう言うところの話は宣伝も入っているだろうから話七割くらいに聞いたとしてもまあ、なんとなるかなあ?それより上は30万円んクラスになっちゃうし。

と言うことで 日本のメーカーTEAC(ティアック)さんから出しているNT-505というDAコンバータを買うことにした。

本来ならオーディオショップに出かけて色々視聴してから買うべきものなのだけれど、コロナ禍でそれすらできない。

 

もう博打とも言えなくないような買い方でとりあえずこれまたネットで買ってしまったのだ。

 

さて数日後NT-505さんが届き早速荷ほどきしてセッティングしてみる。

前の壊れたDAコンバータはウィンドウズでしか使えなかったが、今度のNT-505はマックにつなげばドライバのインストールもなしに音が出るので取説を読みながら音を聞く前から感度してしまった。

なんたって、我が家のダイナブックの使い勝手の悪さと言ったら、起動してから使えるまで最低10分はかかると言う厄介者で、気の短い僕は毎日のように音楽を聞くためだけに起動するそのウィンドウズPCにニクシミさえ抱いていたのだ。

それが普段から愛用しているMacBook Proに繋いでスポティファイを立ち上げたら、まあ簡単、ぽん!と音が出てきた。

 

Img_8788

 

それも、その音が良い!

あら、スポティファイってこんなに音良かったっけ?ってビックリするくらい。

 

早速CDとどっちがいいか聴き比べてみる。

取り出したCDはヘリゲ・リエン・トリオのスパイラル・サークルというアルバム。

このCD、実に音が良い。ピアノ、ベース、ドラムスのピアノトリオのジャズなのだが、各楽器の粒立ち、繊細さ、アタックなど実に細かいところまで録音されている素晴らしいもので、もちろん演奏もすばらいい。

こいつをまずCDで鳴らして、同じ曲をスポティファイでも流しアンプのスイッチを切り替えて聴き比べる。

 

さて、どちらが良いか?この判断は難しかった。

ちなみにCDプレーヤーはソニーのCDP−555esDという20年選手の当時15万円くらいしたもの。

 

CDの方が音のパンチがある。メリハリがあると言い換えてもいい。しかし、音のきめ細かさはネットに分があった。ドラムスのブラッシが太鼓の皮をこする質感、ピアノの細かなタッチ、ベースの弦のうなりからは弾き手が弦を弾く様子が浮かび上がるほどリアルだ。

おお!これはいいぞ!大枚はたいた甲斐があったというもの。これならもう本当にCDともおさらばだ、と思った。

 

ところがである。数日この音を古い音源やら最新のものやら様々な曲で聴いていたら何かが物足らなくなってきたのだ。

それはアナログレコードのような滑らかな音の質感で、どうもいい音とは言えデジタルの音はザラザラした感じがしてならない。

やっぱりアナログはいいのかなあ。などと思いながらも、なんとかこの問題を解決するスベはないものか?

とあちこちとネットを探し回ったら、出てきましたよ怪しいものが。

 

それはマスタークロックジェネレーター、という聞きなれない下を噛みそうな名前の機械だ。

一体このジェネレーターは何をしてくれるのかとネット記事を読み漁れば、デジタル信号の「ゆらぎ」のようなものを修正してくれるらしい。

理屈はよくわからないのだが、高級ネットワーク・オーディオに繋いでも一定の効果は出る、というか間違いなく音は変わるらしい。音の繊細さが増すとも書いてあった。

ただしその音が良いか悪いかは聴き手の好みによるところが大きい、的な記事を読み腕を組んで悩む。

 

お値段はというとDAコンバータと同じティアックからやはり値段もDAコンバータと同じくらいの価格で出ている。

なんだ、これを買うなら最初から30万円のDAコンバータを買えばよかったんじゃん!とも思ったが、今もうすでに手の内にあるNT-505をお嫁に出して新たに30万円の投資を行うほど潤沢なフトコロ事情ではない。

 

そこで思い切ってこのなんちゃらジェネレーターを買うことにした。これもまた、オーディオショップで視聴をすることも無い博打買い。

ネットでポチって買ってしまう。

泥沼にすでに両足がハマった感覚だった。

そして、さらにこのジェネレーターとDAコンバータを接続するケーブルがいくつか必要だということも後から気づく。

これらのケーブルときたら、なんで電線一本なり二本なりのものがこんなに高いんだよ!というくらい、これまたピンキリのお値段である。

 

過ぎたるは及ばざるが如し、何事も中庸が良し、という孔子さんだっけ、の教えを思い出し中庸をとったが、線4本で10万円近くかかった。

 

そしてさらに、今度はCDプレーヤーもアンプへ直接つなぐのではなく、CDプレーヤー→DAコンバータと繋いで音の変化を見た。

 

まずはそのなんとかジェネレーターCG-10Mというやつの実力なのだが。

これまた微妙。確かに音は繊細で音の雑味が消える。クリアになるということですね。一方で音質が全体に柔らかい感じになるのだ。

これはまさしく好みの問題で、良い悪いでは無い。したがって好きな方を選ぶ。僕の場合は固く締まった音を捨てて繊細さを選んだ。

NT-505とCG-10Mをつなぐと、実にきめの細かい質感のしっかりした密度の高い音になる。

パソコンから線一本で出てるとは思えない音質。

 

Img_8787

 

CDと比較しても明らかにこちらの方が音の密度が高い。専門的なことを言うとNT-505は信号をアップコンバートする機能があるので、これで元はショボめのPCからのデータを無理やりいい音にしているとうわけだ。

 

しかしそれは、すっぴんはその辺にいる小娘に化粧をしていい女に仕立てると言うものではなく、むしろその小娘の持つ良き美人性的なものだけ残して、他の余分なものは削ぎ落としてしまうというかんじ。本来娘のも強いところをうまく引き出していい女にすると言うと分かりやすいか。

こう言うものの例えは今日びのジェンダー問題に微妙ではあるが、この程度の表現しかできないのでご勘弁いただきたい。

 

話を戻そう、DAコンバータ+ジェネレータのおかげでPC音源は素晴らしくいい音になった。古いレコードと比較しても音の厚みだけは勝てないが、その分レコードでは味わえない繊細さやノイズのなさを体験できる。

これでいいじゃないか!と思った。

 

そして次なる問題はDAコンバータ+ジェネレータに繋いだCDの音である。

これもスイッチを切り替えて聴き比べたが、音の繊細さでDA+ジェネのコンビに軍配が上がった。

と言うより、これだけ金かけて音悪かったらたまんねえよ!という気持ちも自分の中にあってどこかで贔屓しているのかもしれないが。

 

さあて、ここで話は終わらない。

世の中にはハイレゾ音源なるものがある。

デジタル録音の最高の音質、スタジオでマイクから拾った音を目一杯の濃度のデータで録音した酒で言えば原酒のような物。

これが今やオーディオ界では普通に手に入る。

ただしこれらの多くはまだ一度NASと呼ばれるサーバのようなものにダウンロードしたデータを再生するのが主で、ストリーミングでは一部アマゾンHDあたりがすでに行なっているらしい。

これに飛びつかない手はないのであるが、とりあえず視聴したかったので、e-onkyoというハイレゾを提供しているサイトにアクセスして、せこく使用のボタンで曲の一部を短く再生して色々聞いてみたら、なんと、その音質ったらどこかで聴いた事がある。

 

そうだ!これテレビの仕事をしていた時代にスタジオで散々聴いていた音じゃん。

 

よくよく考えたら、今僕の部屋にあるスピーカーJBL4315もアムクロンのパワー・アンプもある録音スタジオで使われていたものと同じものだ。

どうりで聴き覚えのある音だ。でもこれが好きかと言われたら、嫌いじゃないけど、そんな音質になんだか昔の仕事の嫌な思い出とか思い出さされそうで、そんなものが自分の部屋に入ってきて、せっかくクツロギの時間を過ごす僕を包み込むのかあ、と思ったらちょっと興ざめしてしまった。

とは言え、いい音なんだよねえ、ハイレゾ。

次のステップはここだな、と思うのであったが、さらに!

 

ネットで色々みているうちにRoonという配信音楽サービスが素晴らしいという記事があちこちに出ている。

今回購入したDAコンバータNT-505にもRoon対応、と書かれている。

という事で、今しばらく現状の音を色々試しつつ聴いた次のステップはRoonへと行くことに決めた。

 

なんだか長くて申し訳ない。以上、数年ぶりにオーディオのスイッチがオンになったというご報告でありました。

 

 

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です ©️enos1091 All rights reserve

2018年6月 1日 (金)

還暦越えで大型二輪免許を取る その十二@二段階みきわめ

いよいよ最後の教習です。ただしこの教習でヘマをしなければですね。それから卒研でヘマをしなければ、です。

3

この時間は最後の最後なのでひたすらコースを自力走行する、という内容でした。
さすがにここまできたらコースも頭の中に入っているので間違うこともなく何度も周りましたよ。

交通法規やウィンカーの出しっ放し、左折時の巻き込み確認なんかが大きなポイント。運転にメリハリをつけることも大事だそうです。

検定は100点満点からの減点方式で70点取れたら合格となります。

4周走って残り時間は一本橋とスラロームをやりましょう、ということになり移動。

一本橋の前で止まると、「なるべくゆっくり粘ってやってみてください」とおっしゃる。「ええええ・・」と思ったけれど出だしからゆっくり入って行ったら案の定4mくらいいったところでふらついて脱輪失格!

教官からは本番ではとにかく落ちないのが大切なので出だしはある程度勢いをつけて乗っかり、途中で危ないと思ったら加速して抜けちゃったほうがいいです、と教わった。脱輪は失格でおしまいだけれどタイムが足らないのは減点なのでなんとかなる、とのアドバイス。そのあとはアドバイス通り、勢いつけて乗っかって、やばそうだったらさっさと抜けちゃう方式で数回やったのも全部パス。

あの大の苦手だった一本橋もだいぶ自信がついてきたというもの。これも教官の皆さんのおかげです。ありがとうございました。

ということで、いよいよ次は本ちゃんの検定です。

平常心でいけば大丈夫!と教官からは太鼓判を押されたものの、どうなることやら。

皆さんが落ちるのを期待しているのはみえみえですよ〜。そうは行くものか!
頑張るぞ〜!


ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve

2012年3月20日 (火)

再会

週末、諏訪に住む旧友に会いに車を飛ばしていってきました。

この友人は、高校時代の友人が通う大学の同級生で、たまたま実家の目と鼻の先の

アパートに住んでいたので出入りするようになり、すっかり仲良しになってしまったという

くされ縁で35年も繋がっています。

当時から酒を飲んではジャズを聴き議論しあった仲なので、今回はレコードとCD

合わせて50枚ほど持っての訪問でした。

友人本人だけでなく、お母様、奥様、妹さんも学生時代から知っており、ご家族全員

との付き合いです。

 中央道をとばすこと2時間半!3年ぶりの諏訪です。

Kouhu

到着して早速ご家族のみなさんと乾杯。

3年前に私が来たとき、何かの会話がきっかけで友人のオーディオ熱に火がついて

しまったらしく、リビングの中はレコードとオーディオセットを中心に構成されていました。

最近は、もっぱらオルトフォンのSPU-GEでレコードを聴く日々だそうで、

週に一度はネットで買ったレコードが届けられると、奥様が申されておりました。

いきなりジャズも何なので、最近自分で作った70年代POPsのヒットばかり集めたCDを

聴きながら昔話に突入。

懐かしいメロディーが心のひだに引っ掛かっていた想い出を呼び起こしてくれます。

ふられた女の子の話に始まり、恋愛、音楽、近況、病気とこの年齢には切り離せない

話題で盛り上がり気が付けば夜中の2時。この日はそのくらいにして床につきました。

翌日は雨が降っていたので朝から一日中家の中でジャズを聴きっぱなし。

持参したレコードに始まり、お互い持っていないモノ、懐しいモノ、

最近手に入れた自慢モノなどなど、聴きながらウトウトしたりもしながら夕方に、

4mai

         何故か同じレコードが4枚も!傷があったりだので再購入した結果だそうで

夕食は当家ご自慢のお好み焼きをいただきました。

中でも美味しかったのがこの↓↓↓ネギ焼き!

Negiyaki

広島風お好み焼きのように、キジをまずしいてその上に具を乗せます。

長ネギをメインにして、切りイカ、豚肉、桜えび、オカカ、などを乗せた上にキジを乗せ

裏返して焼き、味付けは醤油というもの。

長ネギが香ばしく甘く、他の具材と絶妙のマッチング!

同じ方式でたこ焼きもネギで味付けは醤油をチョコっとたらして作ると美味しいのが

出来るそうなので、今度トライしてみようと思います。

お好み焼きにハフハフしながら、バーボンに突入し、これまた気が付けば

夜中の2時という具合。

 三日目は雨も上がったので、午前中近くの諏訪大社秋宮にお参りしました。

Aki02

                        本殿に手家内安全を祈願

Aki03

               諏訪大社と言えば御柱祭り!友人も参加しているそうです

諏訪大社拝観後その足で諏訪湖オルゴール博物館なる施設に行きました。

実は、こちらが家をでてきた本命で、友人の娘さんが勤めており、

是非!というオススメで見に来たのです。

Orugoru_01

         娘さんの企画した入学祝いオルゴールセット、オルゴールの曲が選べます。

Orugoru07

初期のオルゴールから、現代のものまで大きさも形、方式様々なものが置いてあり

時間を決めて実演もしてくれるという、音楽好きには見逃せない博物館でした。

Orugoru02

      これは昔のジュークボックス。左側に収納してあるディスクを交換すると違う曲が流れます。

ここの博物館を運営する会社は、戦後の一時期世界のオルゴールのシェアの90%!

を占めていたというから驚き。精密機器工業の街諏訪を再認識させられました。

Orugoru04

           ハンドルを回すとベートーベンの第九が流れます

Orugoru08

          蓄音機もありました。左は蝋巻式のものでエジソン直系の珍しいものです。

館内のカフェでコーヒーを飲んでいたら、オーディオ装置が置いてあり、

手作り風のアナログプレーヤーが置いてあり目を引きました。

モーターのコントローラーがターンテーブル本体の下に配置してあり、モーターの振動が

ターンテーブルに伝わるのを防ぎ、

Ttable

さらにトーンアームは同軸線上に重りを置かず、

支点から少し下げた場所に重りがついている珍しいもので早速パチリ!

Arm01

音を聴いてみたかったのですが残念ながらその夢はかなわず。

 午後からは、ジャズ再開で、モダンジャズからフリージャズ、最近のもの、

さらにはプログレまでジャズの垣根なんぞ飛び越えて片っ端から聴きまくった濃密な

時間でした。

Suwako02

                  冬の諏訪湖、氷はすでに溶けていました

 夕方からは、偶然にも二人の好きな作家である開高健の番組をTVでやるというのを

新聞のラテ欄で奥様が発見したのをきっかけに昨年末OAされた開高番組を視聴。

釣り、酒、文学の話で盛り上がりました。

さらに夕食後は再び音楽に戻り12時過ぎお開きとしました。

こういう時間を共有できる友達のいるのは幸せです。

月曜日の朝再会を誓い友人の出勤に合わせて私も一緒に家をでました。

こうして楽しく濃密な3日は終わり帰路へ、・・・と行かないのがわたくしでございまして、

山に囲まれた諏訪に来るのにスキーの板を持ってこない手はないと、

車に積んだ道具一式と共に白樺湖のスキー場へ直行!

Sirakbako02

昼過ぎまで一人で滑って帰ってきました。アルマダJJ、ゲレンデもイケル!

帰り道、八ヶ岳連邦の美しさに車を止めて道端で撮影。いつ見てもイイ山です。

Yatugatake

次に見られるのは何時かな?

ブログ掲載画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserved

2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30