新えのすいに行ってきた@新江ノ島水族館
子供の頃から魚が大好きでこの年まで釣りを続けている私ですが、もちろん水族館も大好きで子供の頃は近くに水族館が無かったものですから水族館に行けない時は近くの養魚場に行っては川魚が水槽を泳ぐ姿を見たり、自分の水槽に川魚を入れたりして見ていたものでした。
ところが大人になって悪魔の音楽ジャズにどっぷり浸かってしまってからはココロも汚れてしまったのか水族館への興味も失せてしまいすっかり遠ざかってしまいました。
埼玉から横浜に越してからは比較的近い金沢八景や江ノ島に水族館があるにもかかわらず全く目にもくれず、最後に行った水族館は25年くらい前に油壷のマリンパークでした。
そんな僕でありましたがつい先日、孫のいる娘から連絡があり、孫と一緒にえのすい(新江ノ島水族館)行かない?と言われたら急に行って見たくなって行くことになったなのであります。
えのすいに行く気になったのはお孫ちゃんの事もあるのですが、同時にバイクでプチツーリングできるというのも大きな動機で初春の江ノ島にツーリング、というのはなんだかココロ踊りワクワクしてきたのでありますよ。
という事で娘とは現地待ち合わせでえのすいに出かけることに。
前日には家にあったお菓子やらお茶やらをビニール袋に入れて気分はすっかり遠足気分。
バイクの駐輪場を探したりしてすっかり気分はルンルンになっていた。
当日は朝四時過ぎに目が覚めてしまう始末。と言っても毎朝このくらいの時間に起きているんですけどね。
さて、当日、会館に合わせて待ち合わせた時間に間に合うように国道一号線から藤沢市内を抜けて江ノ島へ。
思っていたより寒くもなく快適なツーリング。
駐輪場は江ノ島にある無料の駐輪場にバイクを止めてえのすいまで歩いて行く予定でした。
ところが無料のバイク駐輪場に着いてみると立て看板に大型バイクは島の奥にある有料駐輪場へ、と書いてあるじゃあありませんか。
無料駐輪場に止まってるバイクを見ると確かにスクータばかりで大型バイクは止まってない。
スペース的には全く問題ないような気もするのだけれどなんで大型バイクは有料なの?と思った。
バイクを乗り始めて分かったのだけれど、日本の街には大型バイクが止められる設備や場所が極めて少ないですね。
特に都内などはバイクで出かけても置く場所がほぼ無い、と言ってもいいくらいに駐輪場が少ない。
以前は都心では唯一と言っていいくらいに大きなバイク駐輪場だった大手町合同庁舎の駐車場も今や自衛隊のワクチン大規模摂取会場になってしまい使えなくなってしまったし。
仕方ないので買い物にバイクで行く時にはお店の人に事前に連絡して店の前に停めさせてもらうしかない。
以前パリに行った時にはシャンゼリゼの真ん中に大きなバイクが何台も繋がれて停められていたのを思い出しては、これも文化の差か?とため息をつくのでありますが、バイク業界もバイクを売りたかったらこういうインフラ整備も含めて活動して行ってほしいなあ。
話が飛んでしまいましたね。
という事で有料駐輪場ならばもっとえのすいに近い場所を調べておいたのでそちらに移動。
500円払って駐車場に入れようとしたら、入り口のバーがバイクに反応して上がらないというので、仕方なく出口に回り込んでから入り口先に抜ける歩道の上を走ってやっと駐車場に入る。
バイクを止めてすぐ隣のえのすいに向かう。
一旦海辺の道に出たら潮の匂いと春風のような心地よい海風、たくさんのサーファーが波間に揺られている風景を見たらすっかりいい気分になる。
いやあ、平日の海はいいなあ!って普段は船の上からしょっちゅう見ているくせに、浜辺からの景色は久しぶりに見たのでなかなかの感動。
雪に白くなった富士山や丹沢の山々も美しい。
娘、孫隊が到着するまでしばしえのすい入り口で日向ぼっこをして待つ。
しばらくして「おじいちゃ〜〜ん!」という孫の声がする方を見たら孫二人、6歳と4歳が走り寄って来た。
合流して早速入館。
入り口で何かのキャンペーン中という事で水棲動物の足跡のシールをもらって中に入った。
最初に登場したのは壁に埋め込まれるようにある一片1メートルくらいの地味な水槽。
覗き込んだら何も動くものがない。魚はいないのかとよ〜く見回したら大ダコと目が合った!
よく見たら長〜い8本の足に無数の吸盤。
足の先っちょの方が動いて小さな吸盤がガラスにペタペタ付いていく。
孫たちにもタコの存在を教えると発見して驚いて大興奮。
タコの水槽にかぶりついてタコの様に離れない。
最初の水槽でこんなにエネルギーを使ってどうする!と思うほどの熱狂ぶりだったのを引き剥がす様に手を引いて通路を進むと磯を模した水槽が見えてきた。
横長の水槽に波が定期的にかぶる様になっていて波がくると泡で水中が覆われ魚も波に翻弄される。
波打ち際にいる小魚やエイなどが泳いでいて、ガラス越しに見えるエイの顔に子供達は大喜び。
昔西伊豆の岩地海岸の磯遊びに子供達と言ったことを思い出す。
潮が動いているのか魚隊の活性は良く動き回ってくれるので見ていて飽きない。
ここでもへばり付いてしまった孫たちを引き剥がす様に先に進むと大水槽の底の風景が窓から覗ける様になっていた。
砂地に潜っているヒラメやカレイなどを見つけては孫にそこにも魚がいるの分かる?などと声をかけては魚の名前をいちいちガンゾウビラメだのトラギスだのと口に出すものだから、孫たちは僕が何でも魚の名前を知っているものと勘違いしてマシンガンの様にあれは?これは?と知らない魚も聞いてくる。
魚の名前だけでなく、あれはホンダワラ、こっちはアラメなどと海藻の名前も言い当てるものだから娘まで呆れていた。
海釣りを初めてこの15年くらいでずいぶんいろいろな魚や藻の名前を覚えたものだと自分でも感心した。
さて、いよいよ前半のクライマックス、大水槽の下まで降りると全体が見える様に広いガラス面になっており、イワシの群れが形を千変万化しながら泳ぎ回る姿にコーフンする。僕がね。
そこに餌付けのお兄さんが潜水してきたものだから孫たちはまたまた大コーフン!
ガラスにへばりついてお兄さんに手を振っている。
僕はお兄さんは気にもせず、底の方に泳いでいる魚の動きを夢中になって観察していた。
普段自分が釣っている魚がどんな風に暮らしているのかよく見ておくことで釣りに役立つだろうという魂胆だ。
やっぱり釣りから離れられないのである。
大水槽を終えてクラゲなどの美しい展示が続いたのだが、子供たちのエネルギーはこの辺りで消耗しつつあり気もそぞろになり「お腹すいた」を連発し始める。
仕方ないのでテラスのベンチに出て海を眺めながら一服。
上から俯瞰してみるサーファーたちと富士山の風景が実に湘南らしく良くて写真を撮る。
見上げるとトンビたちが人の食べ物を横取りしようとホバリングしていた。
テラスの上にはそのトンビよけの網が張られていたので心配はなかったが、孫たちにはトンビを指差してそのことを説明した。
一服後はイルカとアシカのショーがあるというのでそちらへ移動する。
前の席に列には赤い座席になっており、ここは水がかぶりますよ!と注意喚起していた。
ショーの前には放送でも前四列くらいまでは水が飛ぶことがあります、と放送する。
我が子、孫は準備良く濡れてもいいように風土付きのアウターを持ってきていて着ている。僕はたまたま登山着だったので多少の濡れは関係ない。
前から三列目の水濡れラインに席を取る。
ショーはなかなか見ごたえがあった。
数匹のイルカが見あげるほど高くジャンプしては回転したりヒネリを入れたりと、テレビで見たらどおってことのないものが生で見ると大迫力なのである。
案の定、イルカがお腹からジャッパーン!と水面に落下した時には水の飛沫が飛んで着て避けた。
僕は夢中になってスマホでビデオに取りながら見た。孫たちがどうしていたのかも分からないほどにね。
ということでイルカとアシカのショーを見たらお昼の時間となりお昼を食べる。
腹が膨れたら孫たちはもう水族館には飽きたらしく浜辺に出て遊びたいというので、退館してすぐ前の海に出た。
子供たちは早速波打ち際まで走り寄って打ち寄せる波と追いかけっこをしたり砂遊びをしたりと大はしゃぎ。
そんな様子をのんびりと眺めて時折シャッターを押した。
お天気も良く風も冷たくないので実に気持ちが良い。
富士山は雲に隠れたり顔を出したりしている。
水辺には若いカップルや親子連れなどがポツリポツリと見られのどかな風景だった。
船の上ばかりだけでなくたまには浜辺からのんびりと眺める海もいいものだと思った。
こうして遊んだら孫たちもぐったり疲れてきて帰る時間となる。
僕も狭く人の多い館内を走り回る孫たちに翻弄されて疲れた。
駐車場で娘孫と別れてバイクを走らせ家路についたのでありました。
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