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カテゴリー「ロック」の記事

2018年4月29日 (日)

GWはサンタナでスタート

GWだというのに、お天気は快晴だというのに、家の中で一人PCに向かい、これといった用もないのにあれこれ検索しているオノレにふと気付いて、「これでいいのか!」と思った時に天の声が聞こえた。

「部屋を片付けろ!」と

棚に入る隙間がなくなっちゃって出しっ放しになってるレコード群が目についたのでとりあえずはこれから片付けようとした。

パラパラとミュージシャン、ジャンル別に仕分けしていたら金ぴかジャケットの一枚が出てきて、「ワタシをカケテ」とこっちを見ている。

そのレコードとはCBSソニー ゴールド・ディスク・シリーズー7 決定盤 サンタナ
と黄色い帯に書かれている。

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このゴールド・ディスク・シリーズ、確か僕が高校に入った頃盛んに発売されて、当時2400円というお金がなかなか貯まらず、喉から手が出るほど欲しいのを我慢していたものなのだが、去年のGWに東京ドームにポール・マッカートニーのライブを見に行った時、水道橋の中古レコード屋さんで500円くらいで売っていたのを買ってきたのであります。

さっそくかけてみるといきなりサンタナ・サウンドの爆発!

ノイズもほとんどないし音が素晴らしくいい。

次々と飛び出す70年代初期のサンタナサウンドに涙すら浮かんでくる。
なんだかあの頃は学生運動とか安保とかベトナム戦争とか世の中が騒がしかったけれどいい意味で活気があったなあ、などとチンタイ気味の昨今の情勢を悲しみつつ我が青春の思い出に浸るのであります。

このゴールド・ディスク・シリーズは35枚も出ていてロック系ではサンタナ、BST、シカゴ、ジャニス・ジョプリン、ボブ・ディランなどが顔を連ね、ジャズ系はフランク・シナトラ、セロニアス・モンク、アン・バートン、トニー・ベネット、デイブ・ブルーベック、渡辺貞夫など、その他サイモンとガーファンクル、アンディ・ウィリアムス、パーシーフェイス・オーケストラ、ジョニー・キャッシュ、カラベリときらめくストリングスなどなど70年代の香りがプンプンと湧き上がってくる。

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                                        サンタナが若い〜!

昔は良かったよ的な懐古趣味はないけれど、華やかないい時代でもあった。

などと思っているところでサンタナの大ヒット曲「ブラック・マジック・ウーマン」が流れてきた。この曲は中学生の頃初めてサンタナの名前を知った曲で思い出深い。

このレコードで素晴らしいのは、この曲の終わりはそのままサンタナのギターソロ曲であるジプシー・クイーンに繋がり、このサンタナのソロが素晴らしくかっこいいのだけれど、最近出ているCDモノなどではほとんどがジプシー・クイーンの頭でフェード・アウトしてしまってる。そういうCDを何枚かもっているので実に悔しい思いをしたのだが、ここではちゃあんとオリジナルのままに聴くことができる。

そしてジプシー・クイーンの官能的なサンタナソロが終わったと思うと間髪いれてOYE COMO VA(邦題:僕のリズムを聞いとくれ)「聞いくれ」じゃあないんですよ「聞いくれ」何ですよ、こんな邦題も70年代っぽいなあ。

ええっと、そうそう、間髪入れずにOYE COMO VAのオルガンのイントロが怪しく始まる瞬間がまたたまらないんですよ。

あの頃はラテンロックなんて呼ばれ方していたけれどサンタナのサウンドは今でも古く感じないなあ。

A面はこの曲でおしまい。裏返してB面にするとこれまたサンタのギターがかっこいいSAMBA PA TI(君に捧げるサンバ)から始まり六曲。最後はタワー・オブ・パワーと共演したEVERYBODY'S EVERYTHING(新しい世界)で終わる。確かこの曲はブラック・マジックの次にシングルカットされて流行った記憶がある。

ということで部屋の片付けは一向に進まず70年代にマインド・トリップして心地よく浮遊するGWの始まりとなったのでありました。


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2017年5月 2日 (火)

ポール・マッカートニー ライブ2017後編@東京ドーム

開演時間を十五分過ぎたあたりになると雑然とした雰囲気もやや収まり、そろそろかな、という観客の雰囲気がドーム内の気圧を上げているような感じさえして来ました。

流れていたDJミックスの曲が「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の終わりのオーケストラが低い音から2オクターブ上がってゆく、あの怪しい緊張感から登場感を演出し最後の「ジャ〜ン!」と決まったところで照明が一気に変わり大スクリーンにポールのベースが映し出されたと思うと、その背景に閃光が放射線状に広がり、画面全体が光光切ったところでポールの登場。

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はるかかなたのステージに現れた男がプロジェクターいっぱいに大写しになると、間違いなくそれはポールその人でした。一瞬にして会場は総立ち。ジャーン!というギターの音と主に勢いよく始まったのは初期のビートルズナンバー、音が出た瞬間、僕の目から涙が溢れ出た。

何を演奏したのか曲名も覚えていない。全身に走る電気のような震え。ああ、まさしくそこにはビートルズがいた。気がつけば大声で一緒に歌っている。会場全体、おそらくほとんどの人が歌っている。東京ドームは本人生演奏の巨大なカラオケボックスとなる。なんという一体感。こんなにたくさんの人が打ち合わせもしていないのにステージに向かって手を打ちリズムをとりながら大声で声を合わせて歌っている。

一曲目が終わり二曲めはビートルズ解散後のポールのナンバーで僕の知らない曲。
するとさっきまで出ていた涙は引っ込み、ああこんな曲あったっけ、という感覚になる。

改めて僕はポール・マッカートニーの音楽を聴きに来たのではなくビートルズを聴きに来たのだと実感する。それは僕以外の多くの年配のファンも同じだったようで、先ほどの観客の圧力で張り裂けそうだったドームのテンションも少し下がった感じがした。

そして、再びビートルズナンバーを演奏すると爆発的なパワーが観客席に炸裂する。

という流れでライブは進む。
ポールの作る曲は、特にビートルズ時代の曲は短く、二分半から三分くらいなのでどんどん曲歌いステージは進んでいく。

前半は比較的最近の曲を中心にした構成だったので、僕はテンションが上がったり下がったりと激しく精神的に揺さぶられたので少々疲れた。

早くも座り込んでしまってるお年寄りの姿も見られた。

一方で若きポールファンたちも多く、彼らはおそらく自身の青春時代を解散後のポールの音楽とともにリアルタイムで体験して来たファンなのだろう。
僕の二つ隣の席の若者(と言ってもいいおっさんだが)は全ての曲を歌っていた。
世代によりポールファンの思いは様々なんだなあということを実感し、そういう若いポールファンがたくさんいることも嬉しく感じた。

ポールファンといえば釣りの遠征でいつもご一緒するジギング王も自他認めるポールファンだ。なんでもポールの来日時は東京での全公演を奥様と二人で見に行くらしい。ということは今日もこの広い会場のどこかにいるはずだ。釣り以外で彼と時間を共有するのは初めてだが顔を確認しあったわけでもないので特別な思いはない。
とにかく、単純に年配ビートルズファンの懐古的コンサートではなく、多くの現役ポールファンたちがコンサート全体を心から楽しんでいることが強く感じられた。

僕にとってはもう四十年前にポールマッカートニーの音楽というものは過去のものになってしまっており、ビートルズ以降のレコードやCDで持っているのは何年か前に発売されたポールの歌うジャズ・スタンダード集のみで、そのCDも3回も聞いていない気がする。僕にとってのポールは「ジェット」あたりまでかな。

今日、ここに集まったファンたちが僕と同じように過去のポール体験を懐古しにきている人たちばかりなのかと思ったら、そうではなかったことが僕には嬉しかった。

ステージの上のポールは正直言って三日目の最終公演ということや寄る年波に勝てず声は往年の艶はなく枯れかけていたけれど、高域までしっかり声が出ているのには感心させられた。

サイドのメンバーも手練れのミュージシャンを集めたのであろう。
ギター二人は上手く、一人はポールがギターを弾く時にはベースに持ち帰る器用さ。
リードギターは曲によりギターを使い分け、六台目くらいまで取り替えるのを数えていたけれど面倒になりやめた。

キーボードは今のライブには欠かせない楽器であろう。
かつてスタジオに何日間も篭りきって多重録音を重ねて作り出したサウンドをいとも簡単にシンセで再現してくれる。
そういう意味でもこのシンセ技術が確立して初めてビートルズナンバーをステージで再現できるようになったと言っても良いだろう。

太めのドラムのおっさんはパワフルかつタイトなリズムでサウンドの根っこをしっかり支えていた。
全員コーラスができるメンバーを選んだのだろう、ジョンやジョージ、リンゴのハーモニーパートを見事に再現してくれる。

コーラスといえば観客もコーラス部分では思い思いのハーモニー・パートをしっかり歌うのでサウンドは分厚く、もし巨大なゴスペル協会があったならこんな雰囲気になるのではないかと思われた。

僕も含めほとんどの観客はポール本人が参加している世界最高のビートルズのコピーバンドをバックに生カラオケを体現しているようなものだ。
なんという贅沢なカラオケだろう。

僕自身、中学時代にはカセットテープで聴いていた遠いイギリスという国のスーパースターの歌を、本人のバックコーラスになって一緒に歌うなんて夢にも思っていなかった。それだけでも感動ものなのである。

ポールが何を演奏したのかは断片的にしか覚えていない、初期ビートルズの曲が多かったのは前半、ステージが進むにつれてライブ活動を休止しスタジオに篭って作り上げた曲のサウンドを次々と再現してくれた。

曲によっては、僕の中にあった青春の記憶が蘇り一緒にビートルズを聴いた友人の顔を思い出したりもした。

懐古主義そのものなのだけれど、それでいいのだ。
僕はポールに新しいサウンドを求めていないのだから。


実は、僕は昔カラオケビデオのディレクターという仕事をしていた時期があり、「ビートルズのカラオケを作る」という企画を聴いた時には真っ先に手を上げて立候補し低予算ながらカメラマンと二人だけで制作費を握りしめて二週間ほどイギリスをロケした経験がある。

ビートルズの曲を作るのだから当然リバプールの街も訪れ、彼らにまつわる場所はすべてといいくらい回って撮影したのだ。
そんなことから自分の作ったカラオケの曲が演奏されるとその時の撮影の苦労や様々な思い出も去来し、一層涙が止まらなくなる。

僕はこのコンサートで自分の中のビートルズの総決算をしに来たのかもしれない。

瞬く間に二時間近くが経過して、ヘイ・ジュードでは主催側の用意したブルーに光るペンライトを観客全員が左右に振りながらの大合唱。波のように揺れる青いペンライトが神秘的で美しい。数万人いるのであろう会場全体の一体感。やはりビートルズナンバーの方が格段と盛り上がる。

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本番最後の曲がなんだったのかも忘れてしまった。
メンバー全員が舞台前に揃って挨拶をし舞台袖に消えた後も拍手は鳴り止まないのは当然に思えた。
しばらくしてアコースティック・ギターを手に舞台に現れたポール。
この時会場全体がもう次の曲が何なのかがわかっていた。
まだ歌っていない「イエスタデイ」だ。

これを聴いたらもう満足。十分堪能させてくれた。いいコンサートだったと心の中では帰る準備をしていたのだったがポールは片言の日本語で「もっと聞きたい?」と声をかけてくれ、会場はさらに盛り上がる。

ここから怒涛のアンコール。
一番驚いたのはアルバム「サージェント・パッパーズ」のA面最後の曲「ミスター・カイト」(長いので省略)を生で演奏して見せられたことか。僕自身、このアルバムの中で一番好きな曲だ。
ビートルズ時代に一番手の込んだアルバムの中のさらに最も手の込んだアレンジの曲をステージで再現させるには今の技術だけでは済まされないスタッフの用意周到な仕込みの努力があったのだろう。
このステージにかけるコンサート・スタッフ全員の意気込みのようなものを感じた。

続けてサージェント・ペッパーズのショートバージョンを観客全員で合唱したりして
ビートルズ・ナンバーを立て続けに五曲ほど演奏し、まるで第二部が始まったのかと思うほどの豪華なアンコール。

途中、観客をステージに上げてポールが直接インタビューするなどファンへのサービスもしっかりやるところは抜け目ない。ステージに上がった数人の女性がポールとハグした時には客席からため息とも叫びともつかない声が上がった。

最後の最後はアルバム「アビーロード」からのメドレーを「ゴールデンスランバー」から「ジ・エンド」まで一気に突っ走りおよそ二時間半に渡るステージは終わった。

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十年後の自分は今日のポールのように元気に動き回れることはできるのだろうか?
僕も含め会場に訪れた多くの後期高齢者予備軍の観客はそう思ったに違いない。
ポールの歌だけでなくそのパフォーマンスに励まされた年寄りもたくさんいたに違いない。
来年、またポールが来日公演をするかどうかは知らないけれど、本当に生きているうちに彼を見ることができて嬉しかった。

帰り道、一緒に見ていたカミさんが言った「まさかポールを見られるとは夢にも思っていなかった」という一言が僕の気持ちを全て代弁してくれた。
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2017年5月 1日 (月)

ポール・マッカートニー ライブ2017@東京ドーム

ポール・マッカートニーのライブを見に東京ドームへ行ってきた。

ポールを生で見るのも東京ドームに入るのも生まれて初めて。

東京ドームはアンチ巨人なので自分から進んで野球を見に行くことは無く、以前の後楽園球場時代ですら日ハム戦を見に行ったことが一度あったくらいと僕にとってはとても縁遠い施設だ。

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一方のポール・マッカートニーは中学二年生の頃にヒットしていた「アナザー・デイ」という曲でその名前を知った。

きっかけはラジオの深夜放送を聴くようになったからだと思う。
当時の僕は魚釣りにしか興味のない野山を駆け回る田舎の少年で、音楽なんていうのは「女の聴くもの、やるもの」と決めつけていたのだけれど、この頃からラジオから流れてくる外国のポップスに興味を持ち始めたのである。

その中で好きになったのがポールだったのだが、その時はまだ彼がビートルズのメンバーだったということすら知らなかった。

少し遅れててジョン・レノンの「イマジン」がヒットしてこの人もビートルズのメンバーだとは始めは知らなかったがやがて知る。

しばらくして色々なポップスやロックを聴いていると気づいたらビートルズが好きになっていた。親にせがんで秋葉原まで行って当時流行り始めたラジカセを買ってもらい、ビートルズのかかる番組を片っ端から録音して聴くようになる。僕の青春時代の始まりといってもいいかもしれない。

それからは毎日暇さえあればビートルスの曲を聴き、音楽がどんどん自分の中に入り込み自分が実は音楽が好きなのだということを知った。 それまで学校の授業や大人から強制されてしか買うことのなかった本を買ってビートルズの歴史を一気に読みきった。
この時はまだ田舎の釣り少年は人生の方向がちょっと変わっていったことに気づいていなかったと思う。
ビートルズが解散して間もなかったこの時期、巷では折あるごとに「再結成」の噂が流れたものの、その都度それがただの噂で終わり落胆もした。

どこから手に入れたのかビートルズのディスコグラフィーのブックレットを毎日眺めてはレコードを買うお金のない自分にため息をついていた。


高校生になって生まれて初めてのレコードを買ったのが「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・クラブ・バンド」だった。
少ないお小遣いから当時二千円のLPレコードを買うお金を捻出するのは大変で、この一枚を選ぶのにも数カ月に及ぶ塾考を重ねてのことだった。
レコードを手にした僕は毎日がサージェント・パッパーズになる。
家にいる時は何度も繰り返し聴いていた。
この頃から僕はジョン・レノンのファンになっていく。
自分でもその理由はよくわからないのだけれど政治的な発言や活動に興味を持ったのかもしれないしそのルックスも好きだった。

その後も小遣いを貯めて何枚かのびーとるずのLPを買い、高校の友人も話題の合うビートルズ好きの友達が増え、その中には自分の知らないジャンルの音楽を聴く者もおり、そんな友達の影響でやがてジャズを聴くようになり四十五年経ったらサックスを吹くのが趣味の釣りバカ爺さんになっていた。

長くなってしまったけれど、僕の音楽の原体験がポール・マッカートニーだったということを言いたかったのだ。

当時はポール自身、ビートルズとは違う音楽を独自に作っていた下のメンバーもそれぞれ異なる道に突き進んでいたので、ビートルズを生演奏で聴くということは考えられなかった。そしてジョン・レノンの死でそれは決定的となり、ジョージ・ハリソンも亡くなってしまうと、ビートルズは遠くに離れていくばかりのような印象を受けた。
ポールは何度かウイングスを引き連れて来日したようだったが、ウイングスのサウンドには興味はなく、例の「大麻所持事件」でポールが捕まり強制送還されてからは、僕にとってはビートルズはたまに車の中で聴く音楽の中の一つというポジションになってしまっていた。

それが変わったのは2013年だったか?ポールの来日公演で彼がビートルズの曲をたくさん歌っていたことを知ってからだ。

ビデオで見るその演奏はバックのメンバーこそ違えど、ヴォーカルのポールの声に完璧なビートルズサウンドのコピー(とあえて言ってしまう)によりビートルズが再現されているではないか。

多くの僕と同世代、もしくは近年例のビートルズファンもそう思ったに違いない。
何度か行われた東京ドームでのライブは大盛況だったし、ポールもためらうことなくビートルズ・ナンバーを歌いまくっていた。
おそらく彼も年齢を重ねたことで、若い頃持っていたビートルズという自分の過去を振り返ることを許容できるようになったのだろう。

毎回、「今回が最後」と言われるポールの来日公演の話を聞いているうちに、自分も生きているうちに一度見ておきたい、と思うようになったのがこの二、三年のこと。

そして、今年一月、ポールの来日公演がまたある、と知ったのがたまたま僕の還暦のお祝いの直前だったので、プレゼントがわりにチケットを買ってあげる、という妻の計らいによりとうとうポールのライブを見にいくことが実現したのだ。

四月三十日、午後四時半開場にもかかわらず午後二時半には地下鉄の後楽園の駅を降り東京ドームを半周して水道橋方面に買い物に行き徐々にテンションを上げた。

開場十分前にドームに着けばすでに長蛇の列。
人混みは嫌いなので少し離れたところで行列が動き始めるのを待つ。

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客は髪の白い人、薄い人、もしくはその両方という人が多く僕もその仲間だった。
やっぱりみんなビートルズが聞きたくて来てるんだなあと感じた。しかしその一方で三十代、四十代と思しき人たちも多く、彼らにとっては大いに過去のものであるはずんビートルズというものをどう捉えているのだろうか?という疑問も浮かんで来た。

予想通り開場は遅れて三十分後の五時を過ぎてやっと行列が動き出した。
さらに三十分様子を見てスムーズに人が流れるようになったのでドームに入る。

生まれて初めて入った東京ドーム、しかもアリーナ席だったので野球の時には選手や審判しかはいれないグラウンドに立つとその大きさに圧倒された。
同時に、この大きなスタンドとグラウンドいっぱいに並べられたパイプ椅子を全部埋めるだけの人が集まるということにも感動した。

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                  舞台は遥か彼方

一体何万人が入るのか知らないけれど、開演時間の六時半が近づいても入場する人の流れは止まらずどんどん入ってくる。
すでにトイレは何度にも折れ曲り総延長二百メートルくらいはあるのではないかという混雑になっていた。

B18ブロックの一番前という僕の座席はバックスクリーン側からホームベースに向かって組み上げられた巨大ステージのはるか離れたライト側、おそらく野球の時にはライトとショートの中間あたりかと思われる。
これだけの大人数が参加するイベントはおそらく生まれて初めてのこと。
よくよく考えて見たらロックのコンサートに来たのも初めてかもしれない。
(後でよく思い出したらクラプトンに行ってた)

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              スタンド席からはこんな感じ


開演時間を過ぎても入場する人の行列は続き、否、トイレに向かって出て行く人の行列もできている。
コンサートの開演が遅れるのには慣れっこなのでどうということはないのだか、人の多さにはただただ感心するばかり。

ステージ横の巨大スクリーンにはポールのコラージュのプロジェクションマッピングが流れ、ビートルズナンバーのDJミックスが大音量で響き渡る。

さあ、いよいよあとはポールが出てくるのを待つまかりだ。


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2014年8月15日 (金)

ラウンド・アバウト @ 栗コーダーカルテット

皆さん、栗コーダーカルテットというバンドをご存知でしょうか?

NHKのピタゴラスイッチという番組の音楽をやっていることぐらいしか私も知らないんですが、数ヶ月前たまたまつけたNHK-FMで「一日中プログレを流す」という元プログレ兄ちゃんだったおぢさんにはたまらない企画をやっていて、この中のライブのコーナーでこの栗コーダーカルテットが登場し、プログレの名曲を数曲演奏したのでした。

このバンドの編成はウクレレもしくはギターにリコーダー、ピアニカ、チューバといった楽器の持ち替えで、四人のメンバーがめまぐるしく楽器を持ち替えながら演奏するスタイル。

この編成でプログレをやったんですよ。

当日の演奏で衝撃的だったのはワタクシの大好きなイエスのラウンドアバウト!
メロトロンもハモンドオルガンもギターもヴォーカルもなしのインストルメンツなんですが、ギターに代わるウクレレ、シンセ代わりのリコーダーなどで実に原曲のディテールを細かくコピーし再現しているんですね。

オンエアを聞いて興奮したものの二度と聞くことはできないと思っていたのですが、先日長野の諏訪の友人宅で飲酒中、その話題になり、ひょっとしたらYou-Tubeにあるかもって探してみたら出てきたんですよ。

諏訪の友人は大学時代の音楽友人なので、これを聴かせたらワタクシと同じく大興奮!

ほかにも何かないかと見てみると出てくる出てくるELPの聖地エルサレム、キング・クリムゾンの太陽と戦慄パート2などなど。

しかし、おしいかな、放送当日流れたピンクフロイドのアス・アンド・ゼンは見つかりませんでした。この曲ではボーカルのディレイ部分をリコーダーがマイクから離れながら吹いて再現するという離れ業をやってのけたのでどうしても聞きたかったのですが。

プログレファンはぜひご一聴あれ!

ラウンドアバウト
https://www.youtube.com/watch?v=SCWtAFEpN3c&list=PLy156-EKbBoInNWh9tJpZTJa9-RXQ630y

太陽と戦慄パート2
https://www.youtube.com/watch?v=1w0-h1EgBvc


そのほかに、フォーカスの悪魔の呪文などもあります。


ちなみに、酔っ払ったワタクシと友人T及びその妻はこれらの演奏にインスパイアされて夜中だというのに子供たちが小学校時代に使ったリコーダを引っ張り出してジャムセッション!
なんの曲やったか忘れちゃったけれどなかなか面白かったですよ。




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2014年7月10日 (木)

レッド・ツェッペリンのリマスターLPを買ってみた

レッド・ツェッペリンのリマスター盤が先月末に発売されたのは皆様もすでにご存知のことと思います。ジミー・ペイジ自ら日本に乗り込みプロモーションしていたくらいですから、新聞でご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

あ。そうそう、なんで本ブログでいきなりロックの、しかも1970年代のオールドロックの話なの?って言われそうですが、ワタクシ、世代的にもろレッド・ツェッペリン世代なんですね。実は。

高校生の頃欲しくても変えなかったんですよ。当時LP一枚2000円は中々手が出ず、友達に借りて聞いたりカセット・テープに録音したりして聞いていたものでした。
そんな理由でLPを持っていなかったんですが、そのうちに悪魔の音楽JAZZに魂を奪われてしまってからはしばらくツェッペリンのことは忘れていたんですね。

しかし数年前、なんかJAZZにもちょっと飽きた時期があって、70年ロックのCDを買いあさった時期がありツェッペリンはもとより、ディープ・パープル、クリーム、YES、ピンク・フロイドあたりの昔買えなかったLPをCDで大人買いした時期があったんですよ。
今回ツェッペリンのリマスター話を聞いた時、即座に「欲しい!」と思ったんですが、何せこの所大物釣りの遠征費等々で少々財政難気味の状態なので我慢していました。
ところが!HMVからのダイレクト・メールを見てしまったのがいけなかった!

何気なく「リマスター盤、輸入盤なら2000円くらいで買えちゃうんだー」ってみていたら目に飛び込んで来たのが「180gLP2500円」の文字!!!!!

アナログも出るの~???
ほ、欲しい!!!

CDは我慢できるけどアナログ盤は我慢できない!!!
という激情が体内を突き走り即座にポチってしまいZeppelinⅠからⅢまでを入荷待ち購入!

本日先程クロネコさんから届いたので早速聴いてみたわけです。

Lp01

                やっぱりLPはいいなあ、存在感が違う


まずはⅠではなく大好きなⅡから、

針(デノンDL-103)を落としてみると「オーッ!音が分厚いぞ!」ロバート・プラントの声が生々しいっていうかどの楽器も粒立ちが良くてハッキリしているし分離もいい。さらに聴いていくとWHOLE LOTTA LOVEのテルミン部分の音が左右にぐるぐる回るところの迫力が全然違う!

いいぞ、いいぞ!一気にA面(SIDE1)を聴き倒しB面(SIDE2)へ。

ここに来て、なんか高音域が詰まっている感じがしてきた。
ちょっとCD(リマスター盤じゃない)と聴き比べちゃおうとCDをセットして曲の頭だしして切り替えながら聞いてみました。

すると、高音域の伸びはやっぱりCDの方がイイ!でもCDは「サー」っというヒス・ノイズが終始聞こえる。ひょっとしてリマスター時にマスター・テープのヒス・ノイズを取る処理をしてその影響で高音が詰まった感じになっているのか?これはリマスター盤のCDを聴いてみないと分からない。(だからといって買うつもりは無いけれど)

CD買った方いかがですか?ご感想聞かせてください。
このように書くと音に不満な印象を受けるかもしれませんが、CD(リマスター盤じゃない)に比べたら音の厚みが圧倒的に良いし、シャカシャカうるさくないんですね。
曲を聴き進んでいくとRAMBLE ONのジョン・ポール・ジョーンズのベースなんか鳥肌もの、次のMOBY DICKのジョン・ボーナムのドラムソロも太鼓の音の抜けもいいし生ナマしくて迫力満点!イイッ!
やっぱり買って良かった!

続いてⅢも聴いてみよう。あれ?またちょっと違う印象だ。
こっちの方が高音域が自然な感じ、詰まった印象が無い。

やっぱりマスター・テープのクウォリティの差なのかしら。Ⅰも聴いてみなくちゃ、って言うことで
Ⅰを聴いてみた。

ⅠもCD引っ張り出して比較して聴いてみると、高音域の詰まった感じはそんなにしないですね。耳が慣れちゃったのかなー?

でもエコーの処理の仕方が全然違うのに気づきましたね。CDの方がエコーがビンビンにきいている感じ、リマスター盤は抑え目、その分音像がハッキリして生々しく聞こえるというわけです。

ゆっくり聴きたいので本文はここまで。
また何か気づいたら書きますね。

早くⅣ出ないかなあ。


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