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カテゴリー「コーヒー焙煎」の記事

2023年6月 7日 (水)

新たなる発見@エノカフェ

コーヒーを自分で焙煎するようになって早8年が経とうとしています。

これまで様々な豆と出会い、それぞれに様々な焙煎をしてコーヒーの味を楽しんできましたが最近ちょっと新しい発見があったので書いて見ますね。

 

それは、コーヒーのミックスなんです。

ミックス?ブレンドじゃないの?

という声が聞こえてきそうでありますが、ブレンドではなくミックスなんです。

というのは、ブレンドと一般的に言われているのは種類の違う豆を混ぜてから焙煎することを言うようなのでありますが、僕の場合は同じ種類の豆を違う深さに焙煎してそれを淹れる時に混ぜる、と言うことなんです。

 

つまり、豆の種類自体は全く同じなんですが、焙煎の具合によってコーヒーにした時味は酸っぱかったり苦かったりするので、その双方のイイトコ取りをしてはどうか、と考えてやるようになったのがミックスなんですね。

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最初のきっかけは三月ごろ記事にしていた徳之島のまめなんです。

この豆焙煎具合で随分と味が変わる上に、これだ!と言う焙煎具合が見つけられずにいたところ、たまたま残っていた浅煎り豆と新たに煎った深入り豆を混ぜて飲んで見たらなんと素敵なバランスでいいお味!と言うことでこの方法に気づいてたの豆でもやってみることにしたんですね。

浅煎り豆というのは一般的に酸味の強い傾向にあり深入り豆はコクや苦味が強調されるのでこれらのいいところを取ってしまったのが新発見のミックスコーヒー!

これってすでに有名カフェなんかじゃやっていることなんだろか?

僕的にはコペルニクス的大発見で毎日のコーヒーがまた一段と楽しくなったという話でありました。

 

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2023年3月11日 (土)

ついに飲んだ!徳之島のコーヒー!@エノカフェ

徳之島のコーヒーシリーズもいよいよ佳境に入ってまいりました。

ここまで乾燥、脱穀と手を焼きながらも丹精こめて作業をし続けてようやく焙煎したところまでが前回の話なので、あとは淹れて飲むだけ!なのでありますが、その前に少し書きたいことがあるんです。

いただいた豆はこれまで生成した分が全体のおよそ三分の一くらいなので残りも引き続きすり鉢でゴリゴリやっているのでありますが、この地味な作業がなかなか精神的にキツイのであります。

手を休めて少しの間休んではまた取り掛かる。といった具合。

 

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殻と豆が分離した後もその振り分け作業が大変!ちょうどいい網の目の金網ないしは篩があればいいのだけれどそんな物は無い。

仕方ないので殻まみれになった豆を手に少しづつとっては指の間ですいて、それを違う手に豆だけ移してまたすき、さらにまた戻す、というような作業を繰り返しながら豆だけを取り出していったのでありました。

 

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人間の手というのは実によくできたもので、わずかな感触で殻の有無を感じて豆だけ篩出すということができてしまうのに感動しつつも、木の投句なるような作業にちょいと手を休めてPCに向かい、徳之島現地ではどのようにこの作業をやっているのか調べてみたところ、すぐにろ色出てきた。

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そこには徳之島のコーヒー栽培の歴史から現在の取り組み、どこへ行けばこのコーヒーが飲めるのか、などいろいろ書かれていて参考になったのでありますが、最もショックを受けたのはコーヒーの脱穀を脱穀機でやっている写真を見た時なのでありました。

 

その脱穀機は縦長の四角い柱状の機械、細めの全自動洗濯機のようなもので上部が大きな漏斗状になっていて、そこに脱穀前の豆を流し入れているではありませんか!

推測するに、ここから入れられた豆は機会の中でガリガリガリ、あるいはゴゴゴゴゴ、などと音を立てて数十秒後にはおそらく下部にあると思われる豆の貯まるところに脱穀されて出てくるに違いありません。

なんという文明の利器!

ワタクシが半日がかりでやっている作業が数十秒で(おそらく)終わってしまうなんて!

思わず、これ欲しい!と思った。十万円以内なら買ってもいいぞ!とも思った。

しかしこの時点で、すでにワタクシの作業は全体の半分以上は終えており、これを買っても使うのはふた握りほどのコーヒー豆を脱穀するのみでそのあとはなんの役にも立たないただの箱になってしまうとココロは次第に冷静になっていったのでありました。

 

産業革命前の我が作業に比して産業革命後のこの生産性の爆発的な向上!実際に体験して見るとそれは目がクラクラするほどすごいもので、ただただ唖然とするだけなのでありました。

 

こうして、ブラジル行きの夢も消え、脱穀機購入の発作も消え、ようやくココロあだやかに再び作業に戻り本日最後の豆まで脱穀が終わったのであります。

人生の中で初めてで最後となるであろう素晴らしい経験となったのでありますね。

 

そんな苦労の末にようやく出来上がったコーヒーをいよいよ飲む時が来た。

 

今回コーヒーを淹れるにあたってはバリスタワールドチャンピオンなる方のYouTubeを参考にさせていただき、粉の量やお湯の量の割合など秤で測って淹れることに。

細かいことは省略して、粉になった徳之島のコーヒーをドリップに移しお湯を注ぎ蒸らします。

 

さあ、何が起こるか!とスマホを構えているとなんと!泡立ちがすごい!

今まで見たことのない大きな泡が立った!

 

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1分間蒸らしてから抽出!

出来上がったコーヒーはキラキラ輝いて見えた。

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ここまでくるの、大変だったね。と成人式に向かう我が子に声をかけるような気持ちになって涙が滲みそうになる。

そしてテーブルの運んで写真を撮ってから一口飲む。

 

さあ!味の方は?

んんん?なんか薄い味?

 

と最初は思った。そしてもう一口飲む。

 

酸味が全くというほど感じない。

苦味も少なくてとてもあっさりとした味だ。

さらにもう一口。

奥の方から湧き上がってくるまるやかでふくよかなコーヒーのコクを香りはとても繊細で上品なものでこれまで飲んだことのないタイプのコーヒーなのでありました。

 

強いていうなら昔よく飲んでいたブルーマウンテンに近い感じかな。

ゆっくり一口ずつ味わいながら飲んでいくと温度が下がってきて味が前にで始めた。

冷めた方が旨味がぐんと出てくる。爽やかな甘みが口に残りコーヒーの香りが鼻に抜ける。

良いではないか!

これまで苦労してきた甲斐があった!大成功なのであります!

人生の中でこれだけ苦労して最高の結果が出たことが今までにあったであろうか!というほどの大成功!

生きててよかった、苦労は金を出してでもしろ!という言葉などが思い浮かぶ。

人生でまたとない最高の一杯のコーヒーになった。

今日3月10日をコーヒー記念日と呼ぼう!

 

 

話をコーヒーに戻しましょう。

 

この豆の種類がなんなのかは不明ではありますが、徳之島のコーヒーで検索した時にジャマイカのブルーマウンテンの苗も植えたと書かれていたのでその系統の豆なのかもしれない。

冷めて最後の一滴まで大切に飲んだ。

冷めるほどに美味しいコーヒーだということが分かった。

 

今回はシティローストにしてみたのだがひょっとするともう少し浅い焙煎の方が美味しいかもしれない。

焙煎が浅くなるとコーヒー豆は酸味が立つ傾向にあるので、そうすることによって酸味も加わりさらにバランスのいいコーヒーが出来上がるのではないか!と思ったのであります。

 

次の焙煎はもったいぶってもう少し時間を空けてから焙煎し、しばらくの間はこの徳之島のコーヒーで幸せな人生を送ろうと心に決めたのでありました。

 

 

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2023年3月 9日 (木)

徳之島のコーヒー豆いよいよ焙煎!@エノカフェ

徳之島のコーヒー豆をいただいてから早ひと月が経とうとしていますが、コーヒー豆の精製も色々やりながら大詰めの段階までやってまいりました。

前回の本ブログに書きましたようにコーヒー豆の殻をすり鉢とスリコギでゴリゴリやって殻取りの作業効率は格段に上がり一気に焙煎1回分くらいの豆の量が精製できました。

 

ところが!剥がれた殻に埋もれたコヒー豆を仕分けしていくと力任せにゴリゴリとスリコギで押し潰したためか割れてしまっている生豆が結構出てきてガッカリ。

 

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せっかくここまで来たのに台無しになってしまうなんて。。。

ほんの一部ではありますが手にとった割れた豆を見ながらしばし悲しい気持ちになったのでありました。

 

しかし、先に進むしか無い!いつまでもここで悔やみ悲しんでいても残された生豆たちが不憫じゃ無いか!

と気を取り直してさらに生豆だけをすり鉢に残して優しくゴリゴリやって薄皮を剥がします。

生豆が割れないように、且つ薄皮は剥がれるようにという微妙な力加減でやらなければならないので慎重にゴリゴリやります。

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生豆表面の薄皮がおおむね剥がれたところで生豆の完成!

いやあ、ここまでの行程は初めてだったので色々試行錯誤しながらの作業だっただけに出来上がった生豆ちゃんたちを眺めるだけで涙が出て来そうになる。(ウソだけど)

さあ!ここまで来たらあとはいつもやってる焙煎をするだけ、気楽なものであります。

 

焙煎の前に既存の購入している生豆と徳島産の生豆を比較して見たら色がずいぶんと違う。

徳島産の生豆の方が茶色っぽいんですね。

これはおそらく実から豆にする時の行程の違いのせいだと思うのであります。

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今回の既存の豆はエチオピアのイルガチャフェという豆なんですが、これは実の果肉を取り除く時に水で洗い流してから乾燥するというウォッシュドというやり方で生成されているのでありますが、徳島の方は目で見たわけでは無いのでおそらくなのですが、果肉をつけたまま乾燥させてから果肉を取り除くナチュラル、という製法で生成されていると思われます。

一般的にナチュラルの方が手間はかからない分だけ豆の品質にムラが出やすいのだけれど、味の方はフルーティで甘みを感じる豆になるんですね。

そんなことからか、精製段階で色が茶色くてはじいた生豆も全体の五分の一くらいと結構な量がありました。

そんな風に厳選された豆だけを残したのでこれを焙煎するのは楽しみ。

 

早速、いつものようにカセットコンロの火でシャカシャカと始めました。

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10分ほどするとパチ、パチッと爆ぜる音がして焙煎している私の気分も高揚するというものです。

ところが、このお豆ちゃんは爆ぜる音が地味で、あまりパチパチと自己主張しない。

ちょっと不安になりつつもそのまま焙煎を続けるといい感じにできました。

 

先ほど比較したエチオピアも焙煎したので並べて比較して見ましたがどうでしょう!見た目はいい感じじゃあありませんか!

 

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ところが!なんだかところが!ばかりですが、次々と色々起こるので仕方ない。

焙煎したコーヒー豆を一粒手に取って指先でグッと力を入れて見ると簡単にパチッとつぶれてしまった。

あれえ?コーヒー豆ってこんなに簡単につぶれたっけ? とエチオピアも同様につぶしてみたらこちらもパチッと潰れたのでちょっとホッとしたのですが、指からの感触ではエチオピアよりも徳之島の方が豆がスカスカな感じがしないこともない。

 

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焙煎した徳之島のコーヒー

 

若干不安材料はあるものの後は挽いてコーヒーを入れるだけ。

ここまで来たらもう後戻りはできません。

 

いよいよ次回は徳之島産コーヒーのお味のお話になります。

ちょっともったいぶって次回に詳しくご報告しますのでお楽しみに!

 

 

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2023年3月 6日 (月)

コーヒーの生豆作りは大変なのだ!@徳之島産コーヒー豆

徳之島で宿のご主人からいただいた徳之島産コーヒー豆の話の続きです。

 

いただいた豆が生豆かと思いきやまだその上に殻を被った状態であり、乾燥させて殻を取り除くという話を前回までしたのでありますが、出窓に置いて乾燥させるのでは日光が直接当たらずガラス越しの間接光なのでなかなか乾燥しないということに気づき、お天気の良い日に二階の透明ガラス越しに直射日光が当たるところに豆を広げて乾燥したのであります。

豆にはまだかなり水分が残っていた様で、三日間続けて乾燥したらカラカラに乾いて指先でつまみ力を入れただけで殻が割れるまでに乾燥したのであります。

さてここからは豆の殻を取り除く作業に入るわけですが、専用機器も何もないので一粒一粒手で殻をむいては中の薄皮を剥がすという作業に入りました。

 

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指先で豆を押すとプチッという心地よい感触とともに殻は割れて中から生豆が出てくるのですが、生豆はさらに薄い皮を被っているのでこれも取り除かなければならないのでありますね。

豆の量を見るとこれはもう気の遠くなる様な作業で、プチッとやりながら本場の生産地ではどんな風にこの作業をしているのだろうという興味が湧いてきたのであります。

コーヒーの大量生産をする産地では当然専用の機械があるに違いない、手で一粒一粒やていたらいくら人件費が安くても生豆になるまで何千、何万人の手をもかけなければならないなんてことはあり得ないはずだから。

 

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そう考えているうちに実際にどんな具合に豆を生産しているのか、僕がいまやっている校庭にはどんな機械が使われているのか興味が湧きこの目で見たくなってきた。

豆をプチプチやりながら想いはコーヒー産地に飛ぶ。

ブラジル人の知り合いにコーヒー農家さんがいないか聞いてもし居たら紹介してもらって実際にブラジルまで出かけてみようか、などと思い始め、どうせブラジルに行くのであればアマゾンで釣りをしない手は無いな、などと想いはすかりブラジルに飛んで行ったのでありますね。

日本でも沖縄や小笠原ではコーヒーを栽培しているのでこの手の作業もしているはず、でもどうせ見るなら本場の大規模工場を見たい!と本気で考え始め飛行機代から宿泊費その他旅行代金を頭の中で算出し始める始末。

このままではもう行くしかない!コーヒー豆のなる季節は何月ごろ?などと頭の中でどんどん具体化して行ったのでありますが、ここでハタと立ち止まった。

ブラジルまで行かなくても今時の世の中YouTubeにあるに違いないと。

そこですぐに検査kして見るとすぐに出てきたではありませんか。

川野優馬さんという方のYouTubeがヒットして来た。

この方はカフェを営んでいらっしゃるようなのですが、僕など足元にも及ばないくらいのコーヒーマニアでエチオピアを始めなんか主家のコーヒー農園を訪れてその様子をビデオに撮ってYouTubeで紹介していたのでありますね。

これはありがたい、と早速エチオピアの産地の様子を見た。

豆の収穫から皮の洗い流し、さらに僕がまさに直面しているからの脱穀などの映像が出て来て大コーフン!

僕が一番見たかった脱穀の行程はやはり大きな機械で大量の豆がどんどん脱穀されて行くのですが、肝心の豆がどのように脱穀されているのかが機械の中で行われているので見ることができないのでありました。

おそらくは何か振動を与えるなり豆に圧力を与えるなりして殻を潰し振動でふるいにかけて豆と殻を選別して出てくるのであろうということは分かったのは大きな収穫でありました。

しかし同時にこれを見てしまったがために僕のブラジル行きへのモチベーションは一気に下がって、もうこれ見たからいいじゃん!とどうでもよくなってしまった。

 

この川野さんのYouTubeでは他にもコーヒーの淹れ方や焙煎後どのくらい置いた豆が美味しいかなど参考になる音がたくさんあったのですが、その辺の話は他の機会に書きましょう。

 

ともかくいまの僕のテーマはいかに効率的にコーヒー豆を脱穀するか!という一点なのであります。

何かいい手は無いか?と思い巡らしていたら、有りました!

戦後コメ不足の時代に闇米を買った人たちが家庭で脱穀するときに一升瓶に米を入れて瓶の口から棒を突っ込みザクザクと米を突いて脱穀していたことを思い出したのであります。若い人はこんなこと知らないだろうなあ。

戦争が始まってコメ不足になったらこんなこともやらにゃあならないという事は戦争の足音が近づいているいまのご時世、戦争賛成派の方にはぜひこういうことも含めて戦争するということは大変な事になるというのを想像していただきたい。

話は逸れましたが、とにかくその一升瓶脱穀をヒントにして思いついたのが我が家にもあるすり鉢とスリコギのセットなのでありますね。

これを使ってゴマスリよろしくコリコリとやればコーヒーの殻も少しは効率良く脱穀できるのでは無いかと、早速台所をゴソゴソ探してすり鉢を取り出しやって見た。

 

少なめのコーヒー豆をすり鉢に入れてスリコギでグイッと押すと、パチッと音がしてからが割れる。

これは行けそうだぞ、とグイグイ押すとパチ、パチ、となる音が耳に快い。

しばらくやっていくといい感じで殻が取れて生豆が姿を現し始めひと喜びしたのでありますが、殻の中から生豆を探して取り出すのが大変で、これはどこかからを吹き飛ばせる環境のところでふ〜っと息を吹きかけ一気に殻を飛ばさにゃあなるまいな。

と思ったのが夜の8時過ぎだったので続きは明日考えよう、という事になりました。

それにしてもすり鉢でコーヒー豆の脱穀をする人なんて日本に何人いるんだろうか?いや世界にもそうはいないような気がしてきたぞ。

ギネスにでも申請してみよか?世界で初めてすり鉢でコーヒーのから鳥をした男!として。

なおどとたわごとまで考えながら作業をするとなかなか楽しいのでありました。

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さて、なかなか進展しない徳之島産のコーヒー豆の生産ですが一つ一つ問題をクリアしつつありますし、生豆の選別さえすればあとは焙煎行程に入れるのでコーヒを飲めるのも相当言ひでは無いという事でありますね。

次回をお楽しみに。

 

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2023年3月 2日 (木)

徳之島のコーヒー豆のその後

徳之島遠征の話の中で宿のご主人から徳之島産のコーヒー豆をいただいたことを書いたがその後どうなったかのお話であります。

 

家に持ち帰った豆はよく見ると色が普段使っているコーヒーの生豆に比べて赤っぽい色をしているので、これはまだ乾燥が足らないのかな?

と思いつつもとりあえず少しだけ焙煎してみた。

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いい色に焙煎仕上がっていい気分になっていたのだが、豆を冷ましてから触ってみると何かおかしい。

指で押すと、パリッと音がして豆が潰れてしまうのであります。

どして?と思いつついただいた豆の方を一粒強く摘んでみたところ、同じくパリッと言う感触で表面が割れた。

ここで初めて僕が大きな勘違いをしていたことに気づく。

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いただいた豆はコーヒーの生豆になる一つ前の段階で、コーヒー豆を覆う皮がまだついた状態だったのだ。

銀杏に例えると硬い周りの皮がついた状態、あれを潰した中身が食べるところというのと同じで、コーヒー豆も果肉をとった豆はまだ硬い皮をかぶっていたというわけなのであります。

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コーヒーの生豆ができるまでの工程をネットで探してみたところ、確かにそのようなことが書かれているのだけれど、実際その工程をどのように行なっているのかを書いてあるものは日本語では見つからなかった。

仕方ないので一粒一粒手でいくつか潰して中の豆を取り出してみたのですが、まだ色が乾燥されきっていない感じだったので、皮のついたまままずは乾燥させて、それから中の生豆を取り出そうということにしたのでありました。

 

日当たりの良い窓辺に豆を広げて約二週間、周りの皮が乾燥してパリパリになり手で軽く押すだけで潰れて中の生豆が出てくるようになったのでありますが、この作業を一粒一粒手で行うには豆の量が多すぎる。

きっと専門のどウッがあるのだろうし、何か上手いやり方があるのだろうけれど分からないので、仕方なく暇をみては皮を潰しているのであります。

中から出てきた生豆にはさらに薄皮が張り付いていたりするので、これも綺麗に剥がすのは大変手のかかる作業になるのでちょっとどうしようか呆然とするのでありますが、道具がないのでやるしかない。

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とりあえずコーヒー一杯分くらいでも良いから生豆を作り、焙煎して飲んでみたいので、現在、暇をみてはその作業を進めている段階なのであります。

 

手のかかる作業も、出来上がったコヒーの味をいろいろ想像したりしながらやるとまあまあ楽しいけれど、来週くらいにはコーヒーを飲みたいなあ。

 

 

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2021年1月10日 (日)

新年ブログ初めはコーヒー焙煎シリーズ

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

新型コロナの新感染者数を見ていると、あまりおめでたい気持ちになれない複雑な気分のお正月ですが、春は必ずくる!と信じて今は冬ごもりして耐えることにいたしましょう。

そんな生活なのでブログに書くような出来事もあまりなく年が明けて十日も経ってしまったわけですが、このまま放置した状態で二月を迎えるのもまた気分が落ち込みそうなので、なんとか記事をひねり出しました。

昨年後半は政府がGO TO!なんていうものですから、一昨年から予定に入っていた遠征などで結構な遠出をしました。

こんなに遊びまわっていて大丈夫なんかいな?と周囲に心配かけたりもしましたが、いく先はどこも船の上なので三密とはあまり縁がなかったためコロナに感染することもなく無事に年を越せたのでございます。

しかしながら現在の感染状況を見ると(神奈川県は昨日1月9日たったの1日で999人)とてもではありませんが出かける気力も起きなくなり家に閉じこもり気味の生活をしています。

運動不足になるといけないので、通っているスイミング・スクールだけは用心して出かけるのですが、そのほかは最小限の買い物くらいしか出かけないのでほとんどがおうちで暮らすようになりました。

昨年の緊急事態宣言の折は季節柄暖かったので水槽にのめり込んで、一時は水槽ネタのブログばかり書いていましたが流石に冬場は水相手にするのは炊事とプールくらいにしておきたい。いや、釣りも一応入れておこう。

ともあれ、寒いことは嫌なので何かすることはないかしらん、と遊び道具だらけの我が部屋を見回せば手に取れるところにサックスが置いてあるじゃあないですか。

普段真面目に練習しない僕なのでありますが、ここは一丁人生の節目であるジャズ人生50周年!に向けて少しは人前で恥ずかしくない程度に楽器を吹けるようにしておこうと一念発起したのでありますね。

飽きっぽい性格なのですぐに方針変更をしてしまうかもしれませんが、とりあえず年末から今のところまでは毎日欠かさず練習をしております。

という話じゃなくて、今回はコーヒーの話でした。

前振りが長くなりましたが、そのサックス練習の合間にちょっと気分転換、とコーヒーを淹れるのではなく、コーヒーを焙煎してみました。

練習の集中力が途切れちゃうんじゃないの?という疑問もおありかと思いますが、コーヒーも焙煎中というのは一心にコーヒーの変化する色や弾ける音などに集中しつつも、手をシャカシャカ動かしながら頭の中は結構自由に思索できるいい時間なのであります。

普段真面目に考えることのないことをじっくり考えたりするには実にいい時間で、ある意味自分を見つめ直す時間にもなってくれるというわけなんです。

 

あまり自分を見つめ直しすぎると欠点ばかりが気になって精神的に良くないのでありますが、そこは自分に都合のいいように物事を考えるお気楽ものなので思いを色々馳せることで新しいことに興味を持ったりやりたくなったり、前向きに使えるいい時間なのですね。

そんな楽しい時間を過ごしているうちに、あらまあ不思議、コーヒーが焙煎できているという、とても都合のいい作業なのであります。

暇を持て余している方がいらしたら是非オススメしますよ。

 

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そんなわけで、今回焙煎したのは昨年秋に買い込んでおいた、中米の豆二種類です。

一つは珍しい、パナマの豆。パナマ・クアトロ・カミノス・カツアイという長〜い名前のお豆ちゃん。

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そしてもう一方はホンジュラスのSHGラスクチージャス農場Q認証、とこれもなんだか長〜い名前のお豆ちゃんですね。

この二種類をそれぞれ少なめの150gずつ焙煎しましたよ。あくまでも練習の間の一服時間なので少ない量を早く煎ってしまいたかった。

焙煎の具合はシティ・ローストで豆の苦味とコクを生かすようにしました。

 

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この二種類の豆、地理的に近い国の豆だけあって似たような味と風味なんです。

そんなわけで、サクッと焙煎して余熱をとって片付けて、さあ、気分良くサックスの練習へ、と行けば良かったんですが、コーヒー豆が出す皮の粉だらけになったガス・レンジを見ていたら急に掃除モードにスイッチが入ってしまいクレンザーを使ってゴシゴシ。ついでに壁のタイルもだいぶ汚れていたのでゴシゴシ。折しもオーディオからは鼓童と山下洋輔のライブ演奏でのボレロがかかっており、曲も絶好調に盛り上がっていくところだったものですからゴシゴシの手にも熱が入り、集中して掃除してしまった。

曲の演奏が終わり、ふと我に帰ると台所は綺麗になったものの、そこそこ疲労している。

 

はあ。。。と一息ついて後片付けをしたらコーヒー豆の熱も取れていたので容器にしまい、さあいよいよ練習です。

サックス練習後半は掃除の疲労で力も出ないかと思いきや、掃除がいいウォーミングアップになったのか会長に練習しきっちり一時間吹いて終えました。

 

新年早々時間を有効に使いつつ楽しいひと時なのでありました。

 

さあ、あとは酒を一杯飲んで寝るだけです。(笑)

 

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2020年12月 9日 (水)

コーヒー焙煎は楽し!@パナマ・クアトロ・カミノス/コスタリカ・ホワイトハニー

コーヒー直焙煎シリーズです。
今回は半年ぶりにネットの生豆屋さんを見たら珍しい豆があったので迷わず購入。
その中からコスタリカのホワイト・ハニーと本ブログ初登場のパナマの豆クワトロ・カミノスであります。
パナマといえば我々世代はパナマ運河が頭に浮かぶくらいで、パナマの産業はなあに?と聞かれてもウ〜ン!と腕を組んで考え込んでしまうのでありますが、コーヒー栽培があったんですね。
数年前、同じ中米のコスタリカの豆が品質がよく味も良いので一躍有名になって以来、近隣のホンジュラスの豆も似た味わいのいい豆を産出していましたが、ここにきて中米の一番細いところのパナマの登場ということで、いよいよ中米といえばコーヒー!と言えるような時代がやってきた感があります。
とはいえまだ飲んだこともないコーヒーなのでその味については飲んでみるまではわからない。
早速、200gほどをざるに入れて、カセットコンロの強火を遠火にしてシャカシャカ始めます。
焙煎仕上がるにはおよそ15分間、このシャカシャカを続けるわけですが、面倒臭そう!という意見をよく聞きます。
ところが、この15分間はコーヒーの生豆が一人前のコーヒー豆に仕上がって行く過程を目の当たりにできるばかりか、その間、自己との対話をし自分を見つめる時間を楽しむことができる貴重な、かつ楽しい時間なのであります。
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さて、そのようにシャカシャカしているとやがて豆の表面に火が通ってきて豆を覆う薄皮が細かい粉になってこぼれ落ち始めるのですが、このパナマは薄皮が豆の形をしたまま剥がれてきた。
これは、コスタリカの豆を焙煎するときにも同じことが起こるので、味のいいコスタリカと同じ、ということで期待が湧いてきた。
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ここまではおよそ5分くらい。さらにここから10分ほどシャカシャカ煎ると最初のパチパチ音が聞こえ爆ぜ始める。
この瞬間がコーヒー焙煎で一番テンションの上がる瞬間なのですが、豆によってその音も違うのでありますね。
今回のパナマは実にはっきりとした元気のいい音で、パチッ!パチッ!と爆ぜてくれるのでその音だけで煎っているこちらも元気が出てくるというものです。
およそ2分間くらいパチッ!パチッ!と全体が爆ぜるとここでミディアム・ローストの完成なのですが、今回はさらに深めに煎って二度目の爆ぜまで煎りこみます。
二度目の爆ぜ音は一度目とは違い、地味に小さい音でプチプチ、あるいはチリチリといった感じの高いささやくような音。
これが始まると、もうどのタイミングで焙煎を止めるか心の準備をします。
何しろここで油断すると、真っ黒焦げの深入りまめになってしまい苦味が出過ぎてしまうのでアイスコヒーなどに向いているヨーロピアン・ロースト、またはフレンチ・ローストになってしまうのですね。
僕の狙うのはその一歩手前のシティ・ローストあたりなのでその焙煎具合の見極めが重要になるのであります。
やがて豆が紫紺の煙をあげ始めたあたりで少し様子を見て焙煎をやめます。
カセットコンロの上には粉のような薄皮がたくさん落ちて散らかるのですが、あとで掃除機で吸い込んでしまうと後始末は意外と簡単なんですよ。

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さて、ほぼ同様の工程を経てコスタリカのホワイトハニーも煎り上がり熱をとります。
その間にカセットコンロのお掃除をして後片付けしていると余熱も取れてコーヒー豆が出来上がるというわけ。
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今回はコスタリカの方が若干弱めの焙煎でしたがほぼ狙い通りに仕上がりました。

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下の写真が期待のパナマ、クワトロ・カミノスです。上のコスタリカに比べると少し色が濃いめで、それだけ強く焙煎したということ。苦味がその分出ます。
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こうして焙煎した豆は6時間程度置くとコクが出て飲むのにいい味になります。焙煎したてはなぜかサラッとしたコクのあまりない味で飲んでもつまらないことを経験したので、僕の場合はだいたい翌日から飲むことにしています。
さて、翌朝。
早速パナマのクワトロ・カミノスを飲んでみました。
香りは想像通りコスタリカに似ている、味もコスタリカ並みに美味しければ!と口に含んで香りと味を楽しみます。
その味は概ねの傾向はコスタリカとお同じで、深いコクに酸味、苦味のバランスが良く美味しいコーヒーでありました。
が、こくの点ではもう一つコスタリカに負ける感じでしたね。普通に飲むには申し分のない味なのですが、さらに美味しいコスタリカを知ってしまっているので物足りなく感じてしまうという、贅沢な結果に終わったのでした。
次はもう少し焙煎を浅くしてまた違った風味になることを期待してみます。
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2020年10月15日 (木)

やっぱり間違えていた!

昨日書いたコーヒー焙煎記事で、試飲してみたら二種類のコーヒーを間違えて飲んでしまったかもしれないとありましたが、本日、もう一方の豆を飲んでみたところ、やはり間違えていたのが判明しましたね。

二種類のコーヒーとはコスタリカとエチオピアのグヂという豆。昨日飲んだのは書いた通りコスタリカでありました。

エチオピアの方は豆を見ただけで粒がコスタリカより小さいのですぐ分かった。

全く初歩的な間違いなのですが、気づいただけでもいいかあ。

さて、今日は後ほど出発して久米島に遠征釣行です。

狙うはキハダマグロとGT!

どちらも小さいのは要りません。最低20キロ、目標40キロオーバーです。

果たしてどうなる?

来週の本ブログをお楽しみください。

 

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2020年10月14日 (水)

久しぶりのコーヒー焙煎ネタ@コスタリカ&エチオピア

久しぶりのコーヒー焙煎ネタです。

コーヒー焙煎の話は流れも写真も毎度似たようなものになってしまうので、このところ書くのは随分サボっていましたが、焙煎自体は十日に一度くらいしていますよ。

あ。そうそう、それでちょっとこの夏の話になってしまうのですが、夏場の気温の高い時に焙煎すると焙煎時間がずいぶん短くなるのに気が付きました。冬場だと200gの豆をシティローストするのに15〜20分弱かかるのですが夏場は10分ちょっとで焙煎できちゃうんですね。

気温でこんなにも違うものかと改めて驚きました。去年、一昨年はどうして気づかなかったんだろう?

 

それから、もう一つ。

ある雑誌だったか冊子だったかに、著名な方がコーヒーの自家焙煎をする楽しみを書いていらして、その内容といい文章の流れといいまるで僕が自分で書いたのではないかというくらい、僕のコーヒー焙煎への思いがそのまま書かれていて、これは思わずうんうんとうなずいてしまいました。

こういうところでコーヒーの自家焙煎をしている人が出てきているということは、いよいよ自宅でのコーヒーの自家焙煎もブーム突入という感じですね。一応数年前からやってるわたし的にはイノベーターとして嬉しいものであります。

 

さて、今回焙煎した豆は二種類。一つは僕の定番であるコスタリカのせんとたらすという豆。

もう一つはご近所さんでコーヒー焙煎の弟子でもあるKさんからいただいた、エチオピアのグヂという豆。

グヂというと京都あたりでアマダイのことをそう呼ぶので、コーヒー豆を見ながらアマダイの可憐なお目目を想像してしまうのがおかしい。

焙煎の塩梅はどちらの豆も二回めの爆ぜくらいの好みのところでということで、シティロースト、あるいはハイローストくらいの煎り加減ですね。

この辺は好みなのですが、コスタリカは酸味は比較的少なくコクと苦味のマメなので、気持ち強目に焙煎し、グヂの方は二爆ぜちょいくらいのところでやめて、苦味を強く出さずにエチオピア本来の酸味を生かそうというものに仕上げました。

コーヒーを手でいるなんて大変だろう?と思う方も多くいらっしゃるようですが、色の変化などを注意深く見ながら、ワタクシの場合はこの豆からコーヒーを入れる船のことや釣り仲間の顔ぶれのことなど想いながら焙煎しているとすぐに焙煎し終わってしまうものなんですよ。

色が変化していくところは心ワクワクしますし、ここで火から下ろす、というタイミングを決めるのは全ての味は己の手にかかっているという、ホントの自己責任になりますので、気合も入るし醍醐味なのでもあります。

Phonto

焙煎を始めた頃はこのタイミングが手探り状態なのですが、色々試して数年間経っての今のワタクシにはほぼ狙い通りに決められる自信もつきましたし、今回のグヂのような初めて出会う豆に対しても、この辺だよな?と豆との会話ができるようになったのであります。

こうして煎り上がった豆はザルごとうちわであおいで熱を取ったのち、新聞紙の上に広げてさらに余熱を取ります。

両手がふさがってしまうので写真はいつもこの状態のものしか見せられないのが惜しい。

さて、今回は初めてであったお豆、グヂを数時間置いたのち飲んでみました。

 

Phonto-1

 

その感想は、アフリカの豆にしては思っていたほど酸味が強くなく、どちらかというとコスタリカに近い味がしました。あれ?ひょっとして間違えてコスタリカの方を淹れてしまったかな?

容器に豆の名前を書かなかったのでやらかしたかもしれない。自分の舌を信じるならばこれはコスタリカの味だ。明日、もう一つの方を飲むまで間違いかどうか分からない。ドキドキ。

とまあ、こんな風に自家焙煎すると間違いも含めて楽しめるのでありますね。

以前も書きましたがコーヒー豆は生豆の状態ならば常温保存で半年くらいは全く問題がない上に安い。経済的なんてもんじゃない。だいたい一キログラムで800〜1200円くらい。ちょっといい豆でも2000円くらいなんですよ。一キロですからね!100グラムじゃないですよ。

 

というわけで、この豆は明日から出かける沖縄の久米島遠征に持っていき、できれば船の上で淹れて船長を始め釣り師一同に振る舞うエノカフェを開店するのでございます。

 

ああ、楽しみ🎵

 

 

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2020年10月 5日 (月)

エノカフェついに北海道上陸!@EnoCafe 札幌店

毎度おなじみ、自家焙煎コーヒーを釣り船にて淹れて無理やり飲ませるEnoCafe(以下エノカフェ)でありますが、これまでは遠征の都合上、南方の島や西の方の海での展開が主でありました。

ところが今回は一気に北上して北海道でのエノカフェを開店してまいりました。

これは積丹半島でのブリ釣り遠征に乗じての開店なのでありましたが、本来エノカフェが基本としている船の上ではなく、前泊した札幌のビジネスホテルでありました。

この辺りはとても残念なのでありますが、船の上にお湯を沸かす設備がない場合にはこうせざるを得ないのであります。今回もこうなることを承知の上で、わざわざエノカフェ道具一式を運んだのでありました。

 

新千歳空港に着いたのは午後3時頃、ここからレンタカーに乗って札幌へ移動なのでありますが、新千歳空港はレンタカーやさんが空港から遠く、バスに全員乗ってレンタカー屋さんまで5分ほど走り移動を余儀なくされます。ここで車を借りてやっと札幌に向かうことに。

夏の北海道に来るのは二十数年ぶり、ここ二十年はスキーでしか北海道に来ていなかった。

風景的には夏の北海道の方が圧倒的に素晴らしい。

緑が美しいし空が青く大地の広さを実感でくるからでありましょうか。

高速を走ること30分くらいで札幌市街に到着、市街は週末の夕方とあって渋滞気味でしたが無事ホテルに到着。

 

Img_5247

 

チェックインを済ました後、夕食の時間まで少し時間があるということで、それじゃあコーヒーを淹れるしかないじゃないか、ということでジギング王を始め遠征参加の皆さんに声をかけたところ、レンタカーをホテルから離れた駐車場に停めに行った引率のKY店長以外全員僕の部屋に集まってエノカフェを開店することができました。

ホテルで合流の静岡から来たMさんとも偶然ながらスムーズに合流できてよかった。

そのMさん、静岡から北海道入りは新千歳空港ではなく丘珠空港着だったのでホテルまで別行動となったのですが、連絡がうまくいかず、空港からホテルまでやって来たところで、空港でレンタカーを借りて札幌入りすることを知ったらしい。

仕方なく、再び空港近くのレンタカー屋さんまで戻ってから札幌までドライブしたというご苦労な話となってしまったのでありますが、Mさんのお人柄かこうしたトラブルもポジティブに捉えて、意外な展開で面白い旅になってる、と言って笑っているところが偉かったなあ。

そんな話をコーヒーを飲みながらしつつも話題は明日以降の釣りの話となっていった。

Img_5240

気になるのはもっぱら明日の天候。

天気はいいらしいがどうも風が強く予定した積丹半島での釣りが難しいらしいということで、あれこれ詮索していたのでありました。

今回は二日間、厳密にいうと一日半の釣りなので、明日一日が中止となるとわざわざ北海道まで来て半日しか釣りができないのは辛すぎる、という意見などが出て、話題的にはイマイチネガティブな話しか出なかったのですが、それでも釣り師一同の目の奥は、船さえ出ればやっちゃる!とぎらりと燃えていたのでありました。

 

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やがて、引率のKY店長から連絡がありそろそろ食事に行きましょうか、ということになり、ホテルでススキノの美味しいジンギスカン屋さんを教えていただき移動。

 

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美しい夕焼けを見ながら美味しいジンギスカンを腹一杯食べてみんなのお腹も、翌日からの釣りへの期待も膨らんでいったのでした。

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僕は北海道でエノカフェが開店できたので、これで一応四国を除いて全国制覇に一歩前進と、釣りのことよりも既にこのことで満足していたのでありました。

 

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