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カテゴリー「旅行記」の記事

2023年9月 3日 (日)

2500キロ!ロングドライブ⑥大津→横浜

6月28日最終日。

6時頃起きると全身だるい。流石に五日間のドライブの疲れが出てきたようでありますね。

ホテルの部屋の大きなガラス窓のカーテンを開けたら太陽が湖東にある三上山のずいぶん上まですでに上がっていて日差しが暑かった。

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ホテルの最上階のレストランに朝食にいくとメイン会場の広いフロアはこのあと百人の団体外国人が来て混み合うのでる、もう一階上のレストランはいかがですかとホテルの方にそくされるままに移動したらこちらもそこそこ人で埋まっていた。

ガラス張りのレストランからはさすがに40階くらいの最上階だけあって琵琶湖が一望でき眺めが素晴らしい。

食欲は全くなかったが少しだけ食べようとバイキングを見て野菜と魚を少しずつおぼろ豆腐など選びご飯を少しだけとったら、なんと最後に近江牛の牛丼があったので、近江牛の魅力に負けて手を出してしまった。

その横には近江牛のカレーもあってそちらにも惹かれたがなんとか我慢できた。

バイキングとはいえ有名なホテルのものだけあってどれも美味しく食べてしまい、胃が疲れているのを分かりながらもやっぱり朝からそこそこの量を食べてしまった。

 

さてこの日は今回のドライブ最終日なので、あと一息で帰れる。というのが正直な気持ち。

ここまでのドライブで2000キロくらい既に走っていて運転疲れしている上に訪れた先々で美味しいものを食べ過ぎて胃が疲れきっていた。

 

今日はカミさんのリクエストで琵琶湖周辺の山寺を二つ回り横浜へ帰るだけの行程なので気分は楽だった。

9時頃にホテルを出てまずは近江八幡にある長命寺に向かう。ホテルからも見えていた山の山頂付近にあるお寺だ。

琵琶湖の東岸沿いを走る道を湖を眺めながら行く。

仕事とバス釣りで散々通った琵琶湖の風景が懐かしく仕事で関わった琵琶湖博物館の横を通った時には感慨ひとしお。

 

長命寺は近江八幡の水郷の入り口にある山にあるお寺で、そのあたりは西の湖もありかつてはかなり通い込んだ場所なので道もよく知っていて不安なく、むしろ風景を懐かしがりながら寺に向かったのでありました。

 

県道から長命寺の駐車場までは登山道のような急斜面に車がすれ違えないくらい狭い道なので気が張ったけれど、一昨日の四国の山道に比べたらどおってことない。対向車だけ気をつけて登る。

駐車場に着くと狭い駐車場は一杯なので邪魔にならない隅っこに止めて階段を上ろうとしたらいいタイミングで車が出て行き二台空いたので入れ直して一安心した。

 

車を降りて苔むした急な石段を登ると長命寺の立派な本殿、三重塔、鐘撞堂などがあらわれる。

 

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1500年頃に建てられたものを昭和に一度解体改築したらしい。

屋根はヒノキの皮で葺かれ朱塗りの建物は重厚感があった。

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御守りを買ってあちこち写真を撮りまくる。眼下には琵琶湖が見えて気持ちが良い。

30分程ゆっくり見て回り山を下る。

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長命寺の次は今回のお寺周りでもっとも難所という前情報の観音正寺というお寺に向かう。

西の湖沿いの道をを走ったら昔何度か来た釣り船屋がまだあってとても懐かしい。

安土から東近江に入り北上した先の道を曲がると山道に入る。

登山口で通行料600円払ったら車のナンバーを控えられた。今日は車が少ないよ、と教えてもらいホッとして狭い道を上がっていくと途中宅急便の車が降りてきてバックしてすれ違う。

そこからは急斜面をぐんぐん登っていくと長命寺と同じくらいの標高に広い駐車場があり20台分くらいあったが1台も止まっていなかったので一番登山口に近いところに車を止めて寺までの参道を歩き出す。

 

ここからはまた急な階段を登るのか、とうんざりしていたのだが、なだらかな砂利道をのんびり登っていくことになり少し気分が楽になった。

道端に説教の書かれた札が立っており、なかなかありがたいお言葉が書かれていたのでこれを一枚一枚写真に撮りながらその言葉を肝に念じて歩いていく。

 

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僕らの後ろから駐車場に入って来た車が長命寺でも会った車で、降りて来た犬連れの中年カップルに追いつかれたので挨拶したら最近札所巡りを始めたという。

15分ほどゆるい砂利道をのんびり歩いていくとお寺が見えて来た。

急な階段がないのを知ってホッとする。

拝観料500円を払いカミさんは丁度やっていた御本尊のご開帳を見る為に1000円払って境内に入って行った。

 

僕は後からゆっくりお堂などの建物を眺めながら写真をとって進んでいく。

先ほどの長命寺に比べると朱塗りもなく瓦屋根なので比較的新しい感じがした、と思ったら後で聞いたら数十年前に一度火事で全焼したらしい。

ここは聖徳太子ゆかりの寺らしく聖徳太子の像が立っていた。

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本堂に上がり度ご本尊をみると大きな千手観音があった。

観音様にしては顔が大きくて男のような顔だったがなかなか立派なものだったのでじっくり目に焼き付ける。

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カミさんが中に入って見ている間に受付のところで待っていたら、お遍路さんらしきおばあちゃんが受付の人と色々話しているのが耳に入り、なんでも歩いてここまで上がって来たが疲れてしまいこの先どうしようか、と途方にくれてる感じがしたので、僕から声をかけてよかったら僕の車で一緒に車で山を降りませんかと話した。

案の定、遠慮気味にも嬉しかったらしくお願いしますということになり、カミさんが戻ってからこのおばあちゃんと駐車場まで一緒に歩き車に乗せた。

 

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この人は東京の人だという。

現在82歳で、60歳の頃に四国の巡礼から始め、東国、秩父、西国とここ20年あまり巡礼の旅を続けているという。

杖をつき笠をかぶり本物の巡礼者だった。宿泊が八日市の駅前というので駅まで送って行き別れた。

ちょっぴりいい事をしたので何かご利益があるかもなどと話をしながら高速に向かう。

 

お昼を過ぎていて山登りで少しお腹も空いてきたので、スマホで見つけたうどん屋に寄ってそこの自慢料理という近江豚のトンカツとうどんのセットを食べた。

うどんは讃岐風でコシがあり美味い。カツも薄い肉だがしつこくなく美味しかった。

 

2時頃に店を出てグーグルナビに従って走ると名神高速の入り口ではなく下道で鈴鹿峠を越える道を示したのでその通りに走ったら「永源寺そば」というなんとなく覚えのある地名が見えて来た。

その先には永源寺ダムがありダム湖ができている。

そこまで来て昔仕事でこのダムの水が枯れて湖に沈んだ集落が露出したのを撮影に来たことを思い出した。

栗東町の仕事か琵琶湖の仕事か定かではないが間違いなく来た覚えがあり懐かしかった。

道は狭くなり山を登って行くと突然トンネルが現れた。

高速のトンネルに比べたら狭くて暗いトンネルでちょっぴり緊張しながら走る。トンネルは思いの外長くて、なかなか出口が見えてこない。

ようやく出口の明かりが見えてきてトンネルを抜けると三重県だった。鈴鹿山脈の下を走り抜けてきたのでありますね。

 

三重県側に出た場所はイメージしていたよりもグンと四日市まで近くまで来ていてなんだか得した気分になる。

ここから桑名を目指して途中から新名神につながるバイパスに入ると新名神高速に合流した。ここから先は数日前に来た時の道を戻るだけ。

高速に入るとこれまた意外なほど早く四日市の工業地帯が現れ、それを抜けて揖斐川、木曽川を渡ればすぐに豊田ジャンクションに着く。

直進して新東名に入るとあとはまっすぐ走るだけで残りは200キロもないのでなんだかもう随分近くに帰って来た感じがしたのでありました。

 

新東名の120キロ制限を飛ばすと午後6時頃には御殿場ジャンクションに達して東名に入れば見慣れた風景にもう家まで帰って来た感じ。

道も流れていて渋滞もなくスムーズに走り横浜町田で高速を降りたら8500円くらい。保土ケ谷バイパスを走って下川井で降り裏道を走って7時半前に無事帰宅。

事故も故障もなく帰れたのが嬉しい。

 

荷物を全部おろして家に入ると蒸し暑いのでエアコンを入れて一息。ようやく楽になれた気がした。

ある意味修行のような6日間のドライブだった。行く前から体が疲れていたし、ギックリ腰気味だったのでどうなるかと思ったがなんとか持った。総走行距離は2530キロくらい。

グーグルマップで調べてみたら札幌から鹿児島の指宿半島まで走るとそのくらいになるようだ。よく走ったと自分を褒めたい。

16年乗っているオンボロ車もよく故障もなく走ってくれたと褒めてあげたかった。

疲れと達成感に全身脱力してこの日は早く眠りについたのでありました。

 

 

実はこのドライブには後日談があり、翌日片付け物をしているときにギックリ腰をやってしまい約一週間寝込むことになってしまったのであります。

体も全身倦怠感が抜けず、2500キロという距離は僕の歳では走ってはいけない距離なのだということを思い知らされたのでありました。

オンボロ車より自分の体の方がオンボロだった、ということにも気づかされたわけですけれどね。まあ僕の体は16年どころかもうさらに50年余分に使っているので仕方ないか。

こんな長距離を走ったのも生まれて初めてで最後だろうし、自分の体力の限界を知るという意味ではいい体験をしたということにしましたけれどね。

それに距離感覚が変わって、名古屋まではすぐそこという感覚になったのが面白い。今後のドライブ計画やバイクのツーリングでも今回の経験は十分活かせる意味のある体験になったと自負したのでありました。

まあ二度と山口までドライブしようとは思わないだろうなあ、と思ったけれどね。

 

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2023年9月 2日 (土)

2500キロ!ロングドライブ⑤高知→大津

6月27日ドライブ5日目

ぐっすり寝たらだいぶ疲れが取れた感じ6時頃起床して朝食をとる。


昨夜の食事も美味しくて食べすぎてしまったが、これまた朝食も立派で色々出て来たのだけれどさすがに胃が疲れていたので少しずつだけ食べて半分以上残してしまった。


食後部屋で少し休みながらテレビで朝ドラを観ていたら昨日行った四国カルストでテーマの背景を撮ってたのがわかってなんとなく楽しい。

今やっているNHKの朝ドラは高知の地元牧野富太郎の話なのだ、ということを知った。普段僕はスポーツ中継以外のテレビは見ないので全く知らなかった。初めて見た今回の朝ドラがその舞台の地だなんてなんとなく面白い偶然で楽しい。

 

さて、この日は南国土佐を後にして一気に滋賀の大津まで走る予定なのだが、大津近郊の山寺にカミさんを拝観に連れて行くのが主なミッションなので、寺が空いているうちに到着せねばならないという、今回初めての時間の制約のあるドライブとなるのでありました。

そういうことなので、高知城、はりまや橋、などの高知の名所観光はすっ飛ばして、これだけは見ておきたかったという坂本龍馬の像を桂浜という海辺まで観に行くことにした。

9時頃に宿を出て桂浜に直行すると30分で着く。

坂本龍馬の像が見たかっただけなのであるが特に龍馬ファンということではない。ただのミーハーなのである。

彼の歴史的評価だって僕から見たら民主国家を作ろうとしたわけでもなく日本国家の近代化や明治政府にとっては都合良い人だったのだろうけれどまあ、それだけの人、というのが僕の評価なのですね。

こんなこと言うと叱られちゃうかもしれないけれど、正直に言っちゃいます。間違ってたらごめんなさい。

 

んで、まだ時間が早いのでガラガラの桂浜の駐車場に車を止めて降りてみればすぐ横の丘の上に像が見えた。

思っていたより大きく立派な銅像だったのでちょっと感動する。丘の上まで歩いて上り像のたもとで写真を撮ったりしてから浜辺に降りて白い砂浜で何枚か写真を撮った。

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中年不倫カップル風がいちゃついていたのが白い砂浜に青い海、白い波頭と妙にいいバランスで可笑しかった。

30分くらい見て回りここを後にして一気に滋賀県の正法寺という寺に向かう。

駐車場を出ようとしたら大型の観光バスが続々と入ってくるではないか。早くきて正解だった。

さて、桂浜からは高知市街を避けてすぐに高速に乗り高松方向に山を走り上り四国を縦断し、高松手前で東に曲がり徳島県を吉野川沿いに走って横断するコース。

 

トンネルと山ばかりの風景の道を進むと山はどんどん深くなっていき標高も上がる。

最高地点は350mくらいで意外と低かった。

高速の分岐を徳島方面に向かうと最初はトンネルだらけなのがしたいに山が開けて吉野川が見える。

この川も昨日の四万十川同様立派な川で山に囲まれながら流域は広く街や田んぼが広がり美しい風景だった。

吉野川の上流部に達したときは昨年3月に亡くなったカヌーイスト野田知佑さんの終の住処となった日和佐はこのあたりだろうか、と思いを巡らす。

思えば僕の四国の旅は野田さんへのオマージュのような旅だった。

四万十川、吉野川と野田さんの愛した川を訪れる旅になった。通り過ぎるだけの旅ではあったが色々と思い感じたのであります。

 

徳島からは淡路島に向かい鳴門海峡と明石海峡二つの海峡を大きな橋を渡って本州に入る。

 

それぞれの橋の近くのサービスエリアに止まって写真を撮った。

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どちらも大きく立派な橋だ。

 

橋の上から見た海流も鳴門では渦巻きがよく見られてすごい潮の流れだと感心する。

明石大橋側もかなり潮がぶつかり激しく潮波が立っていた。

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明石に入ってからは寺の閉まるまでの時間との戦いになる。

 

正法寺という山寺が目的地なのだが先ほども書いたように4時までしか拝観できないのでそれに間に合わせねばならない。

カーナビの示す到着時刻は3時半、何かトラブったり、のんびり休憩したりしていたら間に合わなくなる。

 

本州に入り車の数も増えてスピードが出せなくなり焦りを感じた。

 

神戸から大阪の山側を通って渋滞を避け京都の手前で最後の高速の分岐に差し掛かったところで道を間違えてしまった。

カーナビのいうには4分ほど遅く着くルートに入ってしまったたのだ。

焦りつつもsy列を乱すことなく走って京都、大津とすぎて瀬田西インターで高速を降り住宅街から山に入り狭い急坂を登る。

 

かなりの狭い山道だったのだけれど昨日の四国山地で林道を走ったのでこのくらいはどおってことない。

ぐんぐん登って3時半過ぎにお寺についた。

駐車場の手前で車を止めてかみさんだけ先におろしてお参りに行かせてから駐車場にゆっくり車を止めてホッと一息。後からついていく。

 

後からかみさんを追うようにお寺に向かうと参道には古い立派なお寺やお堂が並ぶ。

カミさんは本堂に上がり丁寧に座って拝んで御朱印を書いてもらっていた。

受付のお姉さんが茶髪の人妻っぽくていい雰囲気で気になってしまう。バチ当たりだなあ。

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境内には直径1メートルくらいの鉢が六つほどあり、覗き込んだら銀色や様々な色の混ざった今流行りの人工的に荒廃させて作ったメダカがたくさん泳いでいる。

こんな山寺でメダカのブリーディングかあ、となんだかとおかしくなる。

 

いつもはオートでしかとらない写真を絞りをマニュアルにして写真をたくさん撮った。大きな神木に囲まれた歴史ある建物に感動する。

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山寺が閉まるまで堪能してから山を降りてこの日の宿に向かう。

途中、石山寺の横を通り去年春に電車で来たのを思い出し懐かしい。

まさかこの昨年歩いてきた道を自分の車で走るとは夢にも思わなかった。

その先で平和堂石山店という滋賀県ではとてもメジャーなスーパーマーケットを発見したので今日の夕食はここで買って軽く食べようということになった。もういい加減に胃が疲れて勘弁してくれと言っているのでありました。

 

店に入り夕食を買い込む。ハモの寿司が売っていたので季節ものだし京都らしいので買い込む。新鮮そうなアジの寿司も買った。

宿にはすぐに着きチェックインすると去年きて止まった時と同じような眺めの部屋だった。

 

カミさんと二人で同じホテルに二度来る、というのはもしかしたら初めてではないかと思った。

もちろんカミさん以外の女性ともないけど。

 

部屋の窓は前回同様広く大きく琵琶湖の南端が眼下に見下ろせて遠くは湖東の名山である三上山も見える。

さらに北を見ると明日登る長命寺の山も見えた。

琵琶湖周辺についてはかつて仕事で現在草津市の琵琶湖半にある琵琶湖博物館の展示映像の企画を全て手がけ、映像も三年ほどかけて制作したことがあるので、地理的なものにとどまらず歴史・文化・漁業など広範囲にやたら詳しいのだ。だいぶ忘れちゃったけれどね。

 

5時前に着いたのですぐにシャワーを浴びてさっぱりした後はくつろぎ、のんびりダラダラと買って来たお寿司をビールと一緒にいただく。

夕焼けが見られたら綺麗だろうな、と疲れてはいたもののすぐに寝ないで夕焼け待ちをしていたが、ビールが効いて来てウトウトしなてしまう。

結局8時頃まで起きていたが夕焼けは見られず外も暗くなったので寝る。

 

この日は四国の南から一気に琵琶湖南端への移動であったが鳴門大橋、明石大橋と日本の土木技術の高さを感じつつもこれらの建設には一体巨額の金がどのように動いたのだろうか、などとまたまた捻くれたことを考えた一日でありました。

 

さあ、明日はいよいよ最終日!気合い入れて行こう!

 

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2023年9月 1日 (金)

2500キロ!ロングドライブ④道後温泉→高知

6月26日ロングドライブもはや四日目。


6時頃起来たら疲れが溜まってきているて体がだるく食欲もあまりなかった。

ここまで毎食毎食うまいものばかりを食べ過ぎたこともあるようだ。

とりあえず旅先でもルーティーンとなっているエノカフェを開いてコーヒー飲み朝食を食べにレストランへ行く。

ホテルの朝食はバイキングで盛りだくさんだったが先ほども申し上げたようにすでに胃が疲れて食欲があまりなかったので鯛茶漬けを軽く食べて朝食を済ましたのでありました。鯛茶漬けは胃にも優しく味もよく美味かった。


9時に道後温泉本館前で昨日別れた娘と待ち合わせをしていたので出て行ったら、温泉街入口に有るからくり時計が9時に動くので人だかりがあったのでついつい一緒に動くのを見る。

なかなか良く出来てたので感心してみていたら最後に観光案内みたいなアナウンスが流れて一気に興ざめする。わかってないなあ。 

 

からくり時計からちょっと遅れて本館前に行ったらなんと有名な道後温泉本館は工事中でカラフルな巨大シートに覆われて何も見えないではないか。

すでに待っていた娘がいたので近くの別館前に行きそこで記念撮影をし別れた。

彼女は午前中この辺りをぶらぶらしてからフェリーで海を渡帰るらしい。


僕とカミさんは道後温泉から今日の目的地である高知まで走るのでありますが、途中四国カルストと四万十川を見るルートを選んだのでありました。

10時ちょい前道後温泉を出発、街道沿いでガソリンを入れると175円/L。横浜の地元の安い店より10円/Lくらい高かったのでありますが、最近のガソリン価格高騰で(8月29日現在)横浜でも190円台まで値上がりしてしまったのと比べると安く感じるから人の感覚の慣れというのは困ったものだ。


これでも他のガソリンスタンドよりは安かったんですけれどね。

 

ガソリン満タンになったらここから四国カルストに向かっいます。

車のカーナビは古くて役に立たないのでスマホのナビに従ってぐんぐんと山に向かって走っていくのであります。

四国山地を抜けるらしい大きな道をしばらく走って標高を上げていくと、やがて大通りから離れて山間の村落に入る道を指示されたので曲がって行ったらを道幅はどんどん狭くなりやがて車がすれ違えないような林道のような細くてガタガタの道を延々と登って行く羽目になってしまった。

本当にこの道で合っているのだろうかと不安になるのだが、スマホのナビはきっぱりとこの道を指示するので仕方なく登っていく。

 

やがて周囲は霧に包まれて道沿いの杉林しか見えなくなってゆき不安は増すばかりなのでありますが、時折この先にスキー場があるという看板が現れるので、スキー場があるならば道を間違っていないだろうとちょっぴり不安を払拭しつつ走り続けます。

かなり登ったところにスキー場がありも、もうそろそろカルストちゃんが現れてくるのかなと思ったら甘かった。

道はそこから一旦山を下ってしばらく行くと再び山登り、ナビ上にもカルストの文字は現れないし再び不安になっていく。

気分転換に車の窓を開けて外の空気を吸う。

いい空気を胸いっぱい吸うと気持ちが良いが山道は走れど走れど目的地が近づかず気持ちが疲れてきた。

 

12時半過ぎにようやく開けた場所に出たら四国カルストだった。

しかし雲の中にあり、高原を示す看板とすぐ横のホテルがぼんやり見えるだけ。

高い山の山頂付近に広く広がるカルストだったが雲がかかってガスってしまい遠くが全く見えないのであります。

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駐車場に車を止めて、周囲をぶらぶらしながら時間を潰しているとやがて霧が晴れてきてホワイトアウト状態から脱出し周囲の山々がぼんやりと見えてきました。

いざ山が見え始めると、山肌に無数の石灰岩の岩がボコボコと出ているカルスト地形が現れてくるじゃあありませんか。

標高が高いだけあって山としての迫力り、昨日訪れた秋吉台のカルストよりも迫力を感じます。

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少し移動して道端の駐車場に車を停めて写真を撮る。

道端には有刺鉄線が張られていて中には牛が放牧されていたのには驚きましたね。

ガスって全体像がつかめないのでありますが見える範囲の山並みからその全体像と大きさを想像する。

 

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写真を撮って車に戻ると電話とラインが入っていた。

ようやく別天地にたどり着いてそれまでテンパってた心がようやく解放されたと思ったらラインの内容がトラブル勃発、ということだったので今度はそれが気になってしまい景色を楽しめない。

 

山の上にいては解決しない内容だったので、夕方ホテルに着いてから持ってきたパソコンで調べて解決すると約束して忘れようとするものの、こういうのはなかなかねぇ。どうも気になってしまいその先の運転が集中できないのでありました。

高知県側に入ったら天気は良くなり少しは気分も晴れてきて山を下る間の山村風景が美しく正しい日本の農村風景を堪能する。

カルストを発ってからから一時間くらいかけて山を下り山間の道の駅を見つけたので一休みすることにした。

 

午後2時を過ぎていたのだけれど、昨日あたりから胃が疲れていたのでお昼ご飯は手巻き寿司とお稲荷さんを半分食べ、あとはソフトクリームを食べて休憩した。

 

この道の駅から四万十川に向うとこれまでの山道から道は広くなってスピードがあげられるようになった分運転は大分楽になった。

さらに一時間程川沿いを下りいくつかの集落を超える。この辺りもまた田園地帯が広がり美しい。

四万十川と合流するところで道を四万十川沿いに曲がり四万十川の上流に向かって川沿いの道を走る。

 

川幅はぐんと広くなり流れは穏やかで所々に落ち込みがある。

川は大きく左右に蛇行しその流域には田園地帯が広く広がりさらに山に囲まれている。

こんな川の風景は初めて見た。カヌー下りをするには最高の流れの川だと感じた。

そもそもこの川の名前を知ったのは今から三十年以上前にカヌーイストの野田知佑さんや作家の椎名誠さんの本に四万十川がたくさん登場し、その魅力が余すことなく書かれていたので憧れるようになったのでありますが、それら野田さんや椎名さんの書いた本、映画「ガクの冒険」などのことに想いを馳せながら車を走らせるのは楽しかった。

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間も無く沈下橋があったので道を曲がって降りて橋を渡った。

橋は狭くて緊張する。橋の中央で車を停めて写真を撮った。

橋の先でUターンして再び川沿いを走る国道に戻る。

 

しばらく行くと大きな橋と沈下橋が接近しているところがあったので橋の上に車を停めて沈下橋と川の写真を撮った。

四万十川を見られて満足。ようやく出会えたという感じ。30代の頃に読み漁った野田さんの本や椎名誠の本から30年余、66歳になってようやく会うことができた。

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この川の素晴らしさも自分の目で見て初めて実感した。カヌーイストが全国から集まるのも納得できるいい川だ。

川沿いを一時間くらい登ってもその風景は変わらなかった。

昭和、大正、と言う聞き覚えのある集落を通り過ぎ四万十町を超えるあたりで四万十川と別れて高知に向かう高速道路に乗っる。

 

ここからは一気に高速道路で直線的に高知まで40分くらいで着いてしまう。

高速は前半は無料で途中から有料になった。

 

高知市内手前のインターを降りると料金は820円。

ここから市内までは15分くらいで道も一本道で分かりやすく宿にはスムーズに行5時すぎくらいに到着。

 

ラインで来たトラブルもちょっと調べたらちょっとした情報交換がうまくできていなかっただけで解決したのでホッとして夕飯に行く。


夕食はレストラン横の暖簾の下がった小さな個室に通されて落ち着いた雰囲気。

おばんさいのような出方で一品一品出来立てのお料理が運ばれてくるのだがこれが皆美味しいので困った。

もう胃が疲れて食べたくないと言っているのに、一口食べると脳が食べろ!と指令してくる。

自分の中で精神と肉体がタタカイつつ美味しい食事は進んでいったのであります。

 

お料理はウツボと手長海老の唐揚げから始まり、刺身、本場土佐かつおのたたき、高知豚の煮付け、四万十どりの洋風野菜ソース煮、鮎と野菜の天ぷら、かつお茶漬けなどが出たがどれも料理人の腕が良いらしく味付けも絶妙で大変美味しい。お料理の中身をこんなに覚えているくらいだもの。

 

8時過ぎ疲れたので寝た。

この日の走行距離はこれまで四日間で一番短い日だったが山道とトラブルの件で肉体的にも精神的にも疲れたのでありますが、憧れの四万十川と四国カルストの雄大な風景に癒され思い出に残る一日になったのでありました。

 

 

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2023年8月31日 (木)

2500キロ!ロングドライブ③山口→道後温泉

ロングドライブ三日目

この日の行程は秋吉台のカルストを見てから岩国の錦帯橋に寄って四国に渡り松山の道後温泉までゆくというもの。

仕事以外で車で四国に渡るのは初めてだし、ルート的にも初めての道なので楽しみだが土地勘がなくどのくらい時間がかかるのかも全く分からなかった。

朝6時に鳥の声で起きる


朝ごはんは昨夜の残り物に生卵。美味しい。体は二日間のドライブでかなり疲れていたが精神的にはまだまだなんとかなりそうな余裕もあった。

朝のうちに娘たちが経営している農園を散歩がてらをぶらついて鶏舎などを見て回る。

朝の新鮮な空気の上に場所が街から離れた山間なので自然の音しか聞こえてこなくストレスが発散されて行くのがわかるのでありますね。

とはいえ、ここで自然に癒されて時間を使ってしまうと今日の目的地にいつ着くか分からないので9時頃に出発することにしました。

 

娘も仕事の関係でちょうど道後温泉に用事があるというので一緒に車に乗せてまずは秋吉台へ向かう。

30分ほどで秋吉台到着。

初めて見るカルスト地形は想像以上に広大で山々全体に広がっており感動しました。

この場所を知ったのは遥か大昔に手塚治虫さんの漫画の舞台で紹介されたのを読んでからで、それから六十年近く経ってようやく来ることができたので感慨ひとしお。

 

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最近ではインスタでフォローしているバイク乗りの皆さんの写真で様子を見ていたので概ねの雰囲気は知っていたもののカルストを縦断するカルストロードを走り抜けるとなんだか別世界を走っている感覚になった。

 

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ここに来るのは二度目だという娘もゆっくり見ることができて感動していたようだ。

何箇所か車を停めて写真を撮ったりして一時間ほどカルストを堪能してからユーターンして戻り岩国に向かって走った。

 

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秋吉台のカルストから少し走るだけで高速のインターがありそこから山陽道に入り昨日走って来た道を戻るように広島方面に走る。

またまた大和トンネルばかりの道を一時間半ほど走って岩国インターで降りたら錦帯橋まではすぐだった。

 

高速の出口を出たところのT字路に突き当たったら「錦帯橋」という矢印が左右両方に書かれているのでどちらに行っていいのか迷った。

こういう表記はやめて欲しいですよねえ。交通量が多かったら渋滞にもなるし事故の原因にもなりそう。

結局左折して川沿いの道を下っていくと野球グラウンド4面くらい取れる広い河原が広がり野球グランドで子供達が野球をやっていた。

その先に進むと錦帯橋が見えて来た。これも想像よりも大きい。

しかしながらこちら側には駐車場がないので、一度橋の横を通りすぎてその先の橋を渡って皮の反対側の河川敷にある駐車場に降りて車を停めた。

河川敷の駐車場は広く日曜日とあってかなりの車が停められていたので橋からはかなり離れた場所に車を止めて橋まで歩く。

駐車場が無料なのは好感が持てた。観光地というと周辺の土地持ちの方々が小遣い稼ぎに駐車料金を書いた看板を持って誘導されることがよくあるけれど、そういうスペースがないことからかもしれないけれど、そういうせこい観光客からの金の巻き上げ行動のないここには好感が持てなのでありました。

車を降りて河川敷を歩き端に向かいながら写真を撮りまくる。

立派な橋に感動しコーフン状態になった僕は橋にアングルを変えてバチバチとたくさん写真を撮りまくった。

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錦帯橋は1673年、江戸時代初期に作られた橋で大きなアーチが三つも連続する木造の橋でその姿は美しく迫力がある。

昔仕事で知った知識では、確か富山の宇奈月にある宇奈月橋と山梨の猿橋とで日本三大奇矯と呼ばれている。

江戸時代からその姿は人気があって、大名が橋を見たさに参勤交代のルートを変えて立ち寄ったりもしたらしい。

この日も梅雨時にも関わらず地元山口や隣県、四国あたりからの客が多く来ているのが車のナンバーから推察できたけれど流石に横浜ナンバーは僕の車くらいですごくアウェイな感じを味わったのであります。

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ぶらぶら歩いて橋のたもとまで行き橋を渡ろうとしたら橋の通行料を取る料金所があり料金を払って渡ることにした。大人310円。

ここまで来て橋を渡らずに帰る手はないもんね。ということで木造の橋を渡り始めた。

橋は石の橋脚に木の橋げたで作られていて見事な作りになっている。

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使われている板の一枚一枚が立派な木が使われているし木組みが素晴らしいのでありました。

今ある橋は昭和に一度台風で流されて再築したものをさらに平成の時代に三年かけて掛け直したものらしい。

弓状の橋が三つ連なる長い橋を上り下りしながら写真を撮り対岸へ歩く。日差しが強く汗が出てくる。

橋の下では鮎師が何人か釣りをしていた。覗き込めば川底が見えるくらい水は綺麗だった。

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対岸まで行ったらちょうど昼時でお腹が空いたので行きお昼を食べることにした。

娘がネットで探した店でレンコンそばというのを食べる。

レンコンを練り込んだそばにレンコンの天ぷらやレタスなどの野菜が乗った冷やし蕎麦で美味しかった。

休憩して一息ついたので橋を渡って戻り道後温泉に向かう。

 

ここからは200キロくらいの移動。

山陽道を広島方面に走って尾道の先から四国に渡るしまなみ海道に入り本四連絡橋を何本も渡り島を渡って行くというルートなのであります。

 

しまなみ海道に入ると時折見える瀬戸内海の風景がとても美しい。

適度に車も多くたまたま前を走る車がのんびりだったのでそれに合わせてゆっくり走りながら風景を楽しんだ。

道を行くと横浜のベイブリッジより大きな橋脚の橋がいくつも現れ驚かされた。

鶴見のつばさ橋と同じ構造の吊り橋もあった。同じゼネコンが作ったのかななんて考えながら走る。

最後に四国に渡る橋はひときわ大きく巨大な橋脚が4本くらい経っておりその下の島が土台になっている。

 

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橋を渡りきったところにある大きなパーキングに車を入れて橋の写真を撮った。

ここの駐車場も広く車も驚くほど多かった。インスタでよく見るしまなみ海道のオブジェを発見しウキウキしてその前で写真を撮る。ミーハーなんだよねえ。

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売店で売っている食べ物が魚のすり身を丸く揚げたものが多く普段はあまり見かけない食べ物なので興味津々、写真を撮りまくる。

でも脂っこそうなので買って食べることはしなかった。

このパーキングから直接出られる道で高速を降りて今治から松山まで下道を走り海沿いを走ることにした。

瀬戸内の海の風景を堪能したかったのでありますね。

ところが今治市内を抜けるまでは田園風景でなかなか海が見えてこない。海沿いには巨大な造船所らしき建物がたくさんあったのが印象的だった。

ようやく松山市内に入るあたりから海沿いの道になり瀬戸内の風景が美しい。

波はなくべた凪でまるで湖のようだった。

 

松山市街が近づくとバイパスらしい二車線道路に入ったが、この道は追い越し車線側がスピードを出すとタイヤから嫌な音が出る舗装になっていてその音が酷く不快な音なせいか走る車はみんな左側の走行車線によって走っていた。

右側のガラガラの追越車線をどんどん左車線の車の列を追い抜いて走っていくのは快適だったが、やがて道路から出る音の不快さがそれを上回り耳がおかしくなってきたので右車線を走るのをやめて混んでいる走行車線に入って走る。

こういう道路を作るバカな役人どもの顔を見てみたい。二車線作った意味が全くない。税金をなんだと思ってるんだ。

 

松山市街から道後温泉はすぐ隣で5時過ぎに宿に着く。

ここで仕事で別な宿を取っていた娘と別れる。

 

ホテルにチェックインすると流石に疲れが蓄積して来たので少し休んでから夕食となった。

夕食は地元名物らしき鯛めしの釜飯がテーブルの上で個々に炊かれて炊きたてが食べられて大変美味しかった。

折しもキャンペーンをやっていた地域振興券を4000円分をもらったのでここのレストランで酒を買い使い切る。

酔っ払って9時まで寝てから風呂に入る。風呂はガラガラですぐ一人になった。

明日ん工程を頭でイメージしながらゆっくり湯船に入り腰をマッサージした。

湯上りのいい気持ちのまま部屋に戻りすぐに寝てしまったのでありました。

 

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2023年8月30日 (水)

2500キロ!ロングドライブ②岡山→山口

2500キロのロングドライブ二日目は岡山から山口に住む娘の家までのおよそ300キロのドライブです。

昨日書き損なったけれど横浜の自宅から岡山までの道のりがおよそ700キロ。早朝5時に出て2時半くらいに岡山市内についたので約9時間かかったことになる。

到着時間が早かったのであまり運転した気になっていなかったのだけれど、こうしてみると結構な距離をか知ったことになるんですね。

これまでの人生で自分一人で一日700キロも運転したのは初めてでありました。

それに比べれば二日目は約半分弱の道のりなので気楽なのでありますが、到着後に運んできた荷物を下ろしたり、持ってきたオーディオのセッティングなどやることは色々あるのでありますね。

 

そんな訳でゆっくりと岡山観光をしている時間はなく、朝9時前にホテルを出て山口に向かいました。

岡山ICから高速に乗り広島方面へ一気に走り、広島県を横断して山口県へ入ると、それまでは山とトンネルの連続で見飽きた風景だったのが突然ひらけて瀬戸内の海が見え美しい瀬戸内海の風景が時折山間から見えると気持ちが和らぐのでありました。

 

やがて岩国に入ると思いがけない工業地帯が広がっているのでちょっとびっくり。

山口県を車で初めてだったので全く土地勘も地理的な知識もなかったのでもっと田舎の都市だと勝手に想像していたのでありますが、よくよく考えてみたら自衛隊の基地もあるくらいだし、それなりに大きい都市に違いない訳で、勝手な想像に岩国にはすまんすまんとおわびしながら走り抜けたのでありました。

 

山陽道の数々のトンネルを抜け山の中を走り続けると午前11時すぎに宇部南ICに到着しここで高速を降りて国道2号を走ります。

お腹もすいてきたのでお昼をどこで食べようかと、お店がほとんどない国道2号線の下りを走りながら、お昼はお店で食べようかコンビニにしようかと迷っているうちに国道2号から山に向かう道に折れてしまいいよいよお店のない田園地帯になってしまい、これはもうお昼は絶望的かな、と娘のところで何か食べさせてもらおうかとすっかりり昼食を諦めかけたところになんと田園地帯の真ん中に洒落たカフェを発見。

 

これは神様のプレゼントか!と一旦通り過ぎてしまったのをUターンして入る。

お店に入るとケーキがたくさん置いてあり一瞬食事はないのかな、と思って店員さんに聞いてみたらランチも食べられるというので迷わず入ることにした。

席に案内されあたりを見回すとガラス張りの壁に天井も高くおしゃれで落ち着いたカフェでランチのお料理の小洒落ているではないか。お客さんもほぼ満席で人気の店のようだった。

カミさんははキッシュのプレートを僕はは海老マヨのプレートというのを注文する。

キッシュ、というのがどんなお料理なのか正直僕は知らなかったのでイメージの湧きやすい海老マヨにしたのでありますが、お料理が運ばれてくるとポテトフライ、五穀米、生ハム、サラダがついていてボリューム満点でお値段は1300円。

ランチとしてはちょっといい値段だけれど味はよかったので満足。

このあたりの方には申し訳ないけれど、正直、こんな田舎にこんな洒落たお店があるなんて想像もしていなかった。

思いがけない美味しいお昼にありつけてすっかり満足したところで、ここから数分で着く娘の住んでいる農場に向かいます。

 

秋吉台に向かう県道から細い山道に折れて5分ほど登ると右手に青い二階建ての建物がありどうやら娘の働く農場の事務所らしい。

そこから左に折れて登るとすぐに娘のの作業所として借りている二階建ての洒落たペンション風の建物があった。

家の横に車をつけると娘が出てきたのですぐに荷物を下ろす。

車の荷台いっぱいの荷物を上から順番におろしていくと、一番下で毛布に被り横たわっていた石膏像は無事に傷つかずにいたので一安心する。

 

 

荷物を全部運び込み一汗かいたので少し休んでからオーディオのセッティングをした。

今回持ってきたオーディオセットはアンプは義父が使っていた肩身のセパレートアンプでパワーアンプは左右別々にでかいのが荷台ある本格的オーディオだったのでありますね。

これを接続したら久しぶりだったのでうまく接続できなくて焦ったが四苦八苦してなんとかなった。

 

オーディオチェックレコードという音が左右別々に出たり、位相の違いをチェックしたりできるものが昔はあったんですよ。それを今回は持ってきたんですね。これが大正解でが役に立った。

音がちゃんと出るようになったので少し大きな音でレコードをかけてみたら、天井の吹き抜けの建物なので音の抜けが良くてなかなかいい音で鳴るではありませんか。

 

ゆったり音楽を聴いてくつろぐ親父(ワタクシのことね)の目に入ったのは畑を耕すのにイノシシよけの金網の柵を立てる娘の姿でありました。

杭打ちを一人でやっているのを見て手伝ってあげたかったが荷物を運んでいるときに腰をギクッとやってしまったので黙って見ていたのでありますが、暑い中での農作業は大変そうで苦労してるな、と思いつつも自然の中で生きて行くのには欠かせない作業だしその道を選んだのは娘自身なのでありますし、本人も好きな生き方をしている感じで辛そうなそぶりはない。

そんな娘の働く姿を見てワタクシ自身は自分の人生にちゃんと向き合って生きているのか?いるのかと自問する。自分の理想を求めて山の中で暮らす娘を見て頼もしく感じたのでありました。

 

娘の農作業が作業が終わると最寄りの新幹線駅まで明後日の帰りに使う車を一緒に運びます。

明日は道後温泉まで走る予定なのでありますが、娘も一緒に行くというので彼女が帰りに新幹線からこの農場までの足を確保する為に車を持って行って駐車場においておくということなんですね。

ここの駐車場がびっくりするくらい安くて驚いた。なんと24時間350円!。都内なら15分の値段くらいかな?とにかく安い。

 

帰りに自分の車にガソリンを入れ足して帰るとすでに夜のとばりが降り始め午後の7時。

風呂と夕飯の支度をカミさんと娘に任せて僕は一人ワインを飲んで音楽を聴いていた。

なかなかいい音で鳴ってくれて予想以上の結果だったので大満足。約1000キロも走ってここまで持ってきた苦労が報われた。

娘の料理してくれ夕食のメニューは農場で飼っている鶏を潰して塩焼きにした焼き鳥に漬物三種自家製。

さらに地元の猟師からもらったというイノシシの肉を焼いたものにポテトサラダとご飯。

どれもみんな自家製なので美味しい。

 

食後は風呂で汗を流してからは娘と一緒に70年ロックのレコードを聴きながら当時のロックのウンチク昔話などする。

娘は最近プログレにはまっているらしく、僕は今回家にあるレコードを整理して同じものがダブっているレコードを60枚ほど持ってきたのだが、その中にもキングクリムゾン、イエス、ピンク・フロイドなどもありそれらを大音量で聴くのはとても久しぶりで懐かしい思い出もたくさん湧き上がってきたのでありますね。

 

プログレにちょっと飽きたのでこんなのも聴くかな?とアルバート・アイラーのスピリチュアル・ユニティをかけたら娘は嫌いじゃないと自然に受け止めたので蛙の子は蛙だなと思った。10時過ぎまでおしゃべりして寝る。

 

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2023年8月29日 (火)

2500キロ!ロングドライブ①横浜→岡山

6月に6日間かけて車で山口から四国を周り琵琶湖周辺の三山にお遍路をするというロングドライブをすることになりまして出かけてきました。

 

地図をざっと見て3000キロくらい走るかな、と思ったので出発前に車のオイル交換と一部タイヤ交換もして準備万端。

と行きたいところだったのに出かける前から釣りの遠征などで体が疲れ気味だった上に出かける直前に車に荷物を積む際に軽いギックリ腰までやってしまって、本当にいけるのか?!と思いつつも、何とかごまかしながら行けるだろ、という楽観的な気持ちで出かけてしまったのでありました。

今回の旅のそもそもの発端は、山口に住む娘がレコードプレーヤーが欲しいんだけど何がいい?と聞いてきたので、プレーヤーならウチに使ってないのが一台あるよ、さらにアンプもチューナーもスピーカーも全部あるからあげる、という事になりそれを山口まで車で運ぶか、という話だったのでありますが、カミさんも一緒に行くというのでついでに四国も回って観光し、最後はカミさんのやってる西国三十三箇所札所巡りのうちの難所と言われている琵琶湖周辺の山寺三つをやっつけてしまおう、という欲張り旅に発展していったのでありました。

せっかく行くのだからと、美大出の娘が我が家に残したデッサン用の胸像やら制作用のガラクタやらてテーブルやらも一緒に運んじゃえ、という事になったのでありました。

この中で一番の問題は石膏でできた胸像をどう運ぶかという事で、何しろガタイのいい男よりデカイ胸像、最初は後部座席に座らせてシートベルトで固定すればなんとかなるべ。と楽観的に考えていたがいざ乗せてみたら肩幅が半端なくドアが閉まらないじゃあないか。

仕方ないので後部座席は全部倒して広くなった荷台に毛布を敷き枕を置いてそっと寝かせてみたらなんとかなりそうなので、さらに毛布で多い養生して周りを柔らかい荷物で固定した。

これをやってる時に軽いギックリ腰をやっちゃったんですね。

 

という事で運転席からミラーで後ろがギリギリ見えるくらい荷物を積み込んで出発。

6月23日朝4時起床して5時出発。

横浜市西部の我が家から最寄りの東名高速綾瀬スマートインターから高速に乗るのでありますが、いきなり高速乗り口の道を間違えて一本手前を曲がってしまいUターンする羽目に。

とりあえず高速に乗ってからは順調で渋滞なしで足柄SAで新東名から先のルートの確認をして新東名に。

最高速120kmの新東名をスイスイ走ったらトンネルだらけで横に長〜い新東名の静岡県部分も2時間で走り抜けて、初めて走る名古屋から先の新名神への道を行くとそれまでは山とトンネルばかりだった風景が一変し、大きな港と四日市の工業地帯に伊勢湾という巨大港湾都市の風景になってちょっとホッとする。

やっぱり単調な風景はどんなに快適に走っても飽きるものなんですね。

大きな橋をいくつか渡り工業地帯を通り過ぎると再び田園風景になったところに鈴鹿のSAがあったので休憩。ここにはモリワキチームのバイクや、有名ライダーの着ていたレーシングスーツ、エノカフェでお世話になっているマーベリックのチタン製カップなどが展示してあってテンション上がってしまった。

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ここを出て鈴鹿山脈をトンネルで潜ると滋賀県に入るのでありますが山の中を走るので風景は再び山とトンネルばかり、土山、信楽、と進み草津で名神に合流し大津、山科、京都とどんどん西に進む。

枚方からは大阪の北側の山を走る新名神を走ると大阪圏の渋滞もなくあっという間に神戸をすぎて加古川、姫路を過ぎれば間も無く岡山県に突入。神奈川、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山と9つの県をまたいでやって来たことになる。

もちろんここまで車で来るのは初めてだったのでタイヤが心配だったのでありますがエンジンは快調で燃費も良く岡山に着いた時点でガソリンは3分の1も残っていた。

昼食がまだだったので高速を走りながらお店を調べたら、岡山のソウルフード「えびめし」というのがあるらしいのでそこに決定し、高速を降りたらグーグルさんの案内でえびめし屋というレストランに到着。

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午後2時すぎだったので昼の部がもう直ぐ終わり店が閉まるというタイミングだったけれど、結構お客さんは途切れず入ってくるあたりが岡山の地元民に愛されていることが測れる。

ソース、ケチャップ、カレー粉で炒めたらしい味の海老入りチャーハンがえびめしで美味いが感動するほどのものではなく、いかにも日常食といった感じ。しょっちゅう食べてるとクセになるのかもね。

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地元の人は次々と入って来て一様に「えびめし!」と注文していたので人気なのだろうと思ったのであります。

ここから宿に向かったのでありますが途中でガソリンを入れた。

ハイオクがリッター174円のガソリンを7300円入れる。高い!とあの時は思ったけれど今(8月下旬)の価格と比べたら10円/Lくらい安い。ガソリンの高騰なんとかしてくれ!高速代は13300円くらいとこれもねえ、慣れちゃってはいるけど諸外国の高速代の数倍から十倍くらい高いのですよ!なんとかしてくれ!。と岡山の地でなんとかしてくれ!気分になってしまった。

 

3時ちょうどにこの日の宿のビジネスホテルにチェックイン。

昼寝してのんびりし午後5時になったので、あらかじめネットで目星をつけていた岡山農業高校レストランという店に電話したら、今日は満席で入れないが、今から6時半までならなんとかなる、と言われたので、行きます行きます、と慌てて出かけた。

宿から10分ちょっと歩いた繁華街の一角の外壁修理中の細長いビルの3階にその店はありました。

想像していた大衆酒場的なイメージの店ではなくちゃんとした料理屋風の内装で個室には農業科、畜産科、園芸科、というように学校の科名がついており園芸科に通されて食事をする事になった。

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この店は地元岡山をはじめ、全国の農業高校と提携しているらしく、高校生たちが作った野菜や加工品、米を原料にした酒、いも焼酎まである。

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生野菜の盛り合わせ、大根の竜田揚げ、大根の田楽、だし巻き卵、メンチカツなどを頼むがどれもうまいじゃあないですか!突き出しで出たポテトサラダに入っていたベーコンもスモーキーで美味しい。

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ビールと梅酒を頼んだが日本酒がうまそうなので冷酒を頼んだら季節商品で生酒があった。これもまたうまい。

ご飯に味噌汁を頼んですっかり満足し、そのあと行こうと話していたグルービーというジャズバーはどうでも良くなりぶらぶら歩いてホテルに戻る。

まだ明るい夕方の岡山の街の真ん中を流れる掘り割りに沿って歩くと水の流れが気持ちを和ませるのでありました。

流れは速く落ちたら危険な感じだが、柵をしていないところも多く地元の人たちは危険を十分心得ているのでしょうね。

水辺に降りられる階段もありカナダ藻が揺れる周りには小魚の群れもあった。都市の中に水が流れているというのは心和ませてくれるもので、岡山の街はなかなかいいじゃあないかあ!と、来る前には「何もない街」という勝手な思い込みをしていたのだけれど「なかなかいい地方都市」という評価にぐんと格上げされたのでありました。

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7時頃宿に戻り食休みしてからホテルにある大浴場にいくと他の客は二人だけでガラガラに空いていて気分よく湯を浴びていたら、後から入ってきたまだらハゲ親父が独り言はでかい声で話すし、湯船から上がって水シャワーを浴びるときに流れた水がワタクシにの足元にかかったらすまない、というようなことを言ったと思ったら返事をする間も無く水をじゃあじゃあ流してきて足元に水がかかりイラっとした。

他人にかからないように浴びるのが常識だろうと思いながら我慢してたら、ハゲ親父が風呂場から出るときに乱暴に戸を閉めたので反動で戸が空いてしまったのに放置したままいってしまったので仕方ないので戸を閉めた。

せっかくの素敵な街岡山という気分を、お馬鹿な奴にすっかり壊されてしまいこの旅の先に何が起こるのか嫌な予感がしてきてしまったのでありました。

 

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2022年4月13日 (水)

春の京丹後を満喫した②@天橋立から大津へ

京丹後の旅、二日目は天橋立周辺を歩く。

宿は天橋立に渡る廻旋橋という橋のたもとにありました。

この廻旋橋は読んで字のごとく橋の中央を軸に両端が切れて回転する橋で船が通るたびに橋が回転して通り道を作る。

その様子が部屋から見えたので朝からテンションが上がります。

船は外海側から土を運ぶ船が二隻ずつ頻繁に往来するので橋の回転するのも容易に見ることができた。

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宿の美味しい朝食を食べ過ぎて動けなくなり少し休んでから午前9時に宿を出ます。

最初は目の前の智恩寺というお寺にお参りです。

ここも立派なお寺で山門から本堂に続く参道の両脇には立派な松がとても手入れが行き届いていて感心させられる。

 

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旅の安全と健康をお祈りして向かったのは天橋立ビューランドという山のてっぺんにある展望台。

ここにはモノレールとリフトがありどちらも同じ料金で利用できる。

僕らが下の駅に到着した時にちょうどモノレールが発車してしまったのでリフトで登ることにした。

実は今回僕は靴ではなく雪駄で出かけたのでリフトから雪駄を落とすのではないかとヒヤヒヤ。

緊張して山の上に向かいます。

 

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リフトハスキーで慣れているものの、雪のないリフトというのは意外と怖いもので、雪があれば落ちてもどおってことない気がするのですが、地面に落下したら痛そう、と思っただけで不安になる。

 

山頂に着くとお天気も良く見晴らしは良い。

観光写真で見る天橋立が眼下にどおんと広がり感動的であります。

ここでは股から天橋立を除く「股のぞき」というのが有名で、こうして逆さまに天橋立をのぞいて見ると龍が舞い降りてくるように見えるとか。

それ用の台まで作られていたので早速やってみるとなるほど、龍に見えてくるから不思議。

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山頂の桜はまだ少しだけ早い感じで五分咲きくらいでしたが春らしい風景を堪能した。

 

下りはちょうどモノレールが来ていたのでこれで下ります。

 

天橋立を俯瞰してみたところで、今度は船に乗って海上から見てみることに。

廻旋橋まで戻って遊覧船に乗り込み海上を天橋立の反対側に向かって進みます。

 

海の上から見る天橋立はただの細長い松林であまり面白くなかったけれ凪の海は美しくココロを癒してくれたのでありました。

対岸に着くと再びそこの山の上に行くリフトに乗って天橋立笠松公園というところに登り、今度は反対側から股のぞきをします。

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これも、ビューランド側から見るほど形に変化がなく面白くなかったのですが、こちら側の山の方は桜が満開で美しかった。

春爛漫の天橋立を堪能してまたまた下りはケーブルカーがちょうど来ていたのでこれに乗って下りた。

 

早くも時間はお昼になっていたので食堂に入って黒豆を練りこんだ黒豆蕎麦というのをいただき腹を満たす。

ほのかに黒豆の香りがする蕎麦は珍しかったけれどお蕎麦的にはドオってことなかった。

 

さてここからは徒歩で天橋立を戻ります。

およそ4キロくらいの道のり。

お天気がいいので春風に吹かれながら松林を歩く。

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立派な松が沢山あり、形も様々あってそれぞれ名前がつけられてた。

僕はそんな松の形を見ては「そよそよ松」とか「ギリギリ松」などと勝手に名前をつけて遊びながら歩いたのでありました。

松林の中に点在する桜が見事で、その桜色と松の緑とのコントラストも美しい。

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ゆっくり一時間半ほどかけて元の廻旋橋のところまで戻るともう見るところもないので、この日の夜宿泊する滋賀の大津に向かう電車の時間待ちをした。

カフェで時間を潰したら宿に預かっていただいていた荷物を受け取り駅へ。

特急に乗って春の京丹後の街を見ながら京都に向かいます。

 

昨日きた時にはまだ桜はそれほど咲いていなかった印象だったのに、今日はもうどこも満開の桜で美しい。

田園風景の中にある桜の木というのはいいもので春の風景を満喫。

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川沿いに走る電車からいい川を見ながら遡っていくといくつかトンネルをくぐって日本海側から太平洋側に出ます。

京都に着く頃には薄暗くなり、特急を降りて在来線に乗り換えた途端に帰宅のヒトビトで満員のホームに立ち人の多さに困惑。

駅二つ分の大津まで移動して駅を降りたら、この日のお楽しみの一つ、近江牛の専門店「かど萬」というお店まで歩いてちょっと贅沢に近江牛の焼肉をいただく。

ロース肉とヒレ肉のコースがあったので脂の少ないヒレを頼んだのですが、出てきたヒレ肉も霜降り肉で、お口の中でとろ〜りと溶ける美味しさ。

旨味が口いっぱいに広がりたまらない。今までで食べた牛肉で一番かも!とカミさんと激しく同意する。

二人で400グラム近くペロリと食べて満腹になりこの日の宿である琵琶湖プリンスホテルにシャトルバスで向かいます。

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琵琶湖はかつて仕事で2年くらい通ったので実に慣れ親しんだ場所なのでありますが、琵琶湖プリンスに泊まったことはなかった。

初めてのプリンスホテル宿泊に緊張しつつ中に入る。

カミさんから雪駄の人はお断りと言われる、と脅されていたのであります。

難なく受付を済ませ部屋に行くと、おお!琵琶湖と草津の街の灯りが見渡せて美しいではないか!

これまでプリンス系のホテルはバカにしていて泊まらなかった事を少し反省しつつコーヒーを淹れて一人エノカフェを開いて寝たのでありました。

 

明日は石山寺と三井寺の寺巡り。どちらも山登りなので覚悟してかかります。

 

 

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2022年4月 9日 (土)

春の京丹後を満喫した①伊根の舟屋

これまでほぼ日本中を仕事やら釣りやらで出かけてきたけれど、純粋に観光旅行となると数えるほどしか行ったことがないのであります。

なぜなら純粋な観光というのにあまり興味がないというか、目的のないお出かけに意味を感じていなかったというか。

そんな中で、ここは純粋に見に行って見たいと以前から思っていたのが天橋立とその先にある伊根の舟屋だったのであります。

今回はカミさんが某旅行会社のクーポン券がたくさん残ってるからどこか行きたいところはない?と聞かれたときに即座に天橋立!と答えたところ、カミさんも行きたい寺が近くにある、というので珍しく意気投合し一緒に出かけることになりました。

釣りと違って持ち物もないので新幹線でシウマイ弁当を食べながらビールを飲んでお気楽に京都まで行き、そこから山陰本線直通の天橋立行きの特急列車でのお出かけとなりました。

 

観光で新幹線に乗るのも大変珍しく、しかもコロナやら釣りにばかり行っているやらで新幹線とは本当に疎遠になっていて、去年の秋に浜松に出かけて以来なのでありました。

 

旅行当日、びちゃびちゃ雨の降る新横浜駅から8時過ぎの新幹線に乗ってお弁当&ビールで幸せな時間を過ごしているうちに、西に行けば行くほど天気は回復して気がつけば青空の下に桜の花が満開の風景が車窓から見える。

なんかもうそれだけでテンションが上がって楽しい。

京都に着くと鴨川沿いの桜も満開なのが見えてさらにテンションが上がったところで乗り換え、ここから先は僕にとっては未知の領域である山陰本線の特急に乗り込み山あいを走る列車の中で風景を楽しみます。

 

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京都からおよそ2時間で天橋立駅に到着し、電車の中で急遽思い立ってスマホで予約した駅前レンタカーに向かいました。

便利なもので行き当たりばったり旅もアナログ時代とは随分違うもんです。

駅前レンタカーではなんと日にちを間違えて翌日の予約をしてしまっていたにも関わらず、店員さんたちの気の利いた対応とたまたま車が空いていたこともあって無事借りることができたのでありますね。

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ところが、免許証を提示するときに持ってくるのを忘れているのに気づいて、慌ててカミさんに借りてもらうことになってしまいました。

免許だけでなくクレジットカードも入ったカード入れをそっくり忘れてきたので、ここから始まる各種支払いが心配になったものの、偶然財布に一枚だけ入っていたクレジットカードを発見しことなきを得ます。

こんなんでこの先どうなるのか?と思いやられる一方で、どうせ遊びの旅で大した目的もなくブラブラ見るだけだからまあいいか、と観光旅行はお気楽でいいなあ。

 

さて、車も借りられたので、まずは天橋立駅前を出発して丹後半島を回り込んで伊根の舟屋を見に行きます。

カミさんの運転で海岸線を走ると水は澄んで美しいし波がなくてまるで湖のよう。いつも釣りで行ってる日本海とは趣が全く違って穏やかな春うららの海が展開しておりました。

40分ほど走ると伊根に到着。集落の中の狭い道を走り、この先行き止まりじゃないよね、と心配しながら目的の割烹料理屋さんを目指します。

 

グーグルナビの案内でなんとか到着し海っぺりの駐車場に車を止めて車を降りると、そこには写真で馴染みのある舟屋がずらりと並んでいた。

写真で見たことしかなかったので、この舟屋は数件しかないのだろうと勝手に思い込んでいたら大間違い。

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自分の立っている両脇の家から海岸線をずらり湾を囲むように舟屋が連なっているじゃあありませんか!

これにはちょっと感動して、改めて来てよかったと思ったのでありました。

 

お目当てのお店もちょうどお昼の混雑が引いたところですぐに入れ窓際の席に通される。

カウンターのように窓に向かって座る席なのだが、伊根の湾が一望できるばかりか、足元が海でまるで水上で食事をするみたいで楽しい。

握り寿司を頼んで食べたら、これまたどのネタも新鮮で美味しく、普段寿司屋ではお目にかかれないフグがネタにあったりして嬉しさ倍増。

春の柔らかい日差しに照らされて光る海の風景を楽しみながらの食事は格別でありました。

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食後は街をぶらついて写真を撮り、小高いところにある道の駅で街を俯瞰して見た。

 

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ここで伊根を去り天橋立への帰り道にある成相寺というお寺に向かう。

 

ここのお寺は西国三十三札所にも入っている由緒あるお寺で、海を望む山の中腹にある大きなお寺。

車で行くと最後の登り道はスキー場の中級者コース並みの急坂が次々と現れ、レンタルの軽自動車ではアクセルをベタ踏みしてようやく登ることができた。

 

駐車場から寺に向かうと大きな古い鐘つき堂がある。

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なにやら色々曰くがあって鐘をついてはいけない鐘つき堂だとか。

これを左に曲がって階段を上ると大きな本堂だ。

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立派な本堂の中には日光東照宮の眠り猫の作者である左甚五郎作の見事な龍の彫り物があった。

カミさんはここで御朱印をいただき僕は御守りを買った。

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本堂から階段を折り返してさらに先を右に見ると、これまた見事な五重の塔が建っている。

これまた素晴らしい五重塔で思わずシャッターを切りまくる。

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池に映り込んだ塔が美しく、桜の花にはわずかに早かったのが惜しまれるが、満開の桜をイメージしながら塔の姿を楽しんで山を降りた。

 

30分ほど走って天橋立でレンタカーを返し今日泊まる宿に向かう。

歩いて数分の天橋立のたもとに宿はあった。

古い老舗の宿らしく建物に趣がある。

 

部屋に案内されると目の前が天橋立に渡る橋が見えた。

 

移動の疲れを温泉とビールで癒し、さらに豪華な夕食をいただいて、つつがなく旅の一日目が終わったのでありました。

 

思えば仕事や釣り以外の純粋な観光旅行でカミさんと二人で遠出したのは新婚旅行以来かもしれない、というくらいこういう旅に慣れていないので、行く先々の風景、出来事全てが実に新鮮なのでありました。

 

 

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2021年7月23日 (金)

小笠原旅行記 その4

小笠原父島巡りの旅はつづく。

 

お昼にUSKコーヒーさんで小一時間ほど休憩しつつコーヒーの話やトレーラーハウスを手に入れた話など聞いて店を出る。

 

お姉さんから、ここまで来たならぜひ中央山という山の上の展望台に行くように、と勧められたので道も聞いてそちらに向かう。

一旦きた道を戻ってから右折し山に向かう。

しばらく坂を登って走ると道が二つに分かれていた。

道標があるのだが地元の地名がわからないのでどちらに行っていいか分からない。

広くて綺麗な道が本道だろうと判断し、できたての道らしい綺麗な舗装道路をぐんぐん登って行く。

巽道路とかいう道だった。時雨山という山の斜面を走る道は突然視界がひらけて海が眼下に見えた。

この先まで行けば山の展望台なのだろう、とさらに進んだらなんと突然行き止まりになっている。

バイクを停めて地図を出しようく見ると、この道はまだ地図に載っていない新しい道だった。

仕方なく引き返し、先ほどの分岐をもう一方の方向に走り始める。

 

戻って中央山という島で最も標高の高い山に向かう。両側から気が覆いかぶさるような木漏れ日のグニャグニャ道をしばらく行くと注射スペースに車と原チャリを発見。

中央さんの上り口だった。それほど歩かないと聞いていたのでバイクを止めてハイキングを始めるとすぐに降りてきた女性とすれ違ったので、結構歩くんですか?と聞いたら、すぐです。と答えられたので、すぐならいいやと登り始めた。

 

5分ほど歩いたところで今度は中年カップルが降りてきたので道を聞いたら、まっすぐ行くと遠回りです、そこの階段を上ると早いです、と近道を教えてくれた。ラッキー。

 

階段を上がると木立が切れていきなり山頂に出た。

 

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山頂からの見晴らしは良く、南には母島がよく見えた。

 

 

 

この山は深田久弥の日本百名山には入っていないだろうな。山としては低いけれど眺望は日本有数と言ってもいいかもしれない。

NHKあたりでやってる、新日本百名山みたいな番組にはぜひ入れて欲しいなどと思うのでありました。

ぐるりと四方の写真を撮りまくって一休みしてから山を降り始める。

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足元に目をやると展望台の近くに朽ち果てた大きな歯車があった。

旧日本軍の大砲のあとか何かだろうか?

父島はこのように至るところに太平洋戦争の歴史が今でも続いている。

 

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しかし目を上に見上げれば空は快晴で空は青く海もディープブルーが美しかった。

この美しさと戦争の爪痕のギャップに心が揺れ動いた。

しばし戦争時のこの島を想像してみる。

 

 

バイクに戻り再び進行方向に走らせる。

5分も走らないうちに旭平展望台という看板があり駐車場もあった。

ちょうど展望台から戻ってきた数人のグループに、どのくらい歩きますか?と聞いたらすぐです。すぐそこ!とおっしゃるのでバイクを降りて行くことにする。

樹木のトンネルをくぐるように歩くと行く途中日本軍の廃墟施設があった。

 

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こういう場所は僕はダメで、霊に取り憑かれやすいのだ。

こんな話をすると信じない方は笑うだろうが、かつて何度か取り憑かれてひどい目に遭っている。その度に除霊をした経験があるのだ。

恐る恐る写真を一枚撮ったが気味悪く背筋がゾクゾクしてきたので、ヤバイヤバイと取り憑かれないように足早に通り過ぎた。

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するとすぐに岬に出てここもなかなかの景観。山の緑と海、空の青、白い雲が素晴らしい。

見慣れない草花が咲いていたので写真を撮る。

ここにも廃墟が一つあったので早々に退散する。

 

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戻るときには足早に念仏を念じながら廃墟を通り過ぎた。

駐車場まで戻ったら入り口に慰霊碑があったので念入りに拝んだ。

 

またまたバイクにまたがるとゆるい上り下りのワインディングロードを気分良く走る。するとすぐに長崎展望台というところに出た。

 

先ほどのグループがいらして、再びご挨拶する。

岬まで少し歩くとなかなかの眺望が見られた。

眼下に大きな湾と岬が見えて美しい景色を作り出している。そばにいたグループの一人が、「ここからあの岬までロープウェイをかけよう、って石原元知事が言ったらしいのよ」と話していた。

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こんな美しいところにロープウェイをかけて台無しにするなんて、どういう感性の持ち主なのか?と僕は呆れた。

 

雲が出始め、ギリギリ陽のあたっているタイミングで写真を撮る事ができた。

海や空の青に溶け込むような青いラベンダーの様な花が咲いていた。シチヘンゲもあちこちに自生していた。

 

駐車場に戻ると2時近くになったので山をそのまま降りる。

 

下り道のワインディング・ロードは自分のMT09で走りたかったなあ。原チャリではスピードは出ない、安定はしない、クラッチがない、シフトダウンもできないで無い無い尽くしで怖かった。

 

山を降りて街にでて宿に戻りシャワーを浴びてスッキリする。

着替えてさっぱりしたところでバイクとシュノーケルを返す。

その前にガソリンを入れに行ったのだが、うっかりヘルメットを被流のを忘れてスタンドまで走ってしまった。

ガソリンスタンドのおばちゃんに「あんた、ヘルメット!」と言われて気づいた。

ガソリン代は1リットルも走らず140円。島のガソリンは高いのだが、一日借りて140円は安い。

 

小笠原観光にバイクを返しに行ったら、店のおっさんが俺のユニクロTシャツ見て、あ、アメリカ盤ですね、とTシャツにプリントされたビートルズのアメリカ版のレコードジャケットであるmeet the beatlesのジャケット写真を見ていった。

 

「これユニクロだよ」と返事したら驚いてた。三年くらい前に出たので買ったのだがすぐに売り切れてた記憶がある。

 

宿に戻りビールを飲む。ロング缶を二本飲んで酔っ払う。

明日からは乗合戦で釣りをする予定なので、釣り用にシステムを組んだ。

そのあと一寝入り。枝豆とカップラーメンで腹を満たし夕食。

 

7時からは星空を見るツアーへ。

集合場所からガイドさんの運転で10分ほど走り山の上のある場所へ着く。

まだ薄暮の空にポツポツと星が見える程度だったが、参加者4人にゴザが配られ、これを敷いて寝転んで空を見上げる。

 

やがて空は暗くなり星が瞬き出す。目も暗さに慣れて瞳孔が開き保地をよく捉えられるようになる。

真上に北斗七星が見えた。やがて雲のようにぼんやりと霞んだものが見えてくる。これが天の川だ。

これが素晴らしかった。ガイドさんの案内で星座の説明を聞いたり、質問したり。

天の川をはっきり見たのは初めてではなかろうか?子供の頃に見えた記憶がおぼろげにあるのだが、はっきりは覚えていない。

さそり座も初めて見た。本土で見るよりもずっと高い位置に見えた。初めてづくしで感動する。

ツアー会社たびんちゅさんのガイドもなかなかよかった。

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ひとしきり満天の星空を見た後は望遠鏡を設置してビッグバンのあったあたりの星や織姫、彦星などをみる。

最後に記念撮影をしていただき二時間ほどでツアーは終わり帰路に着いた。

 

小笠原の自然といえば海のことしか知らなかった僕だが、今日一日で山にサンゴの海に星空にと新たな魅力、しかもどれも素晴らしく美しいものを体験してお腹いっぱいになってしまった。

あまりにも濃い体験だったので頭の中の整理がつかず、更新しようと思っていたブログを書くことができずに寝てしまった。

 

 

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2021年7月22日 (木)

小笠原旅行記 その3

小笠原父島生活二日目の朝は釣りに終わり、さて今日は浜でのんびり甲羅干しでもして過ごそうか、と考えていたところに宿泊先のちどりさんのお姉さんが出てきてご挨拶、今日の予定を聞かれたのでカクカクシカジカというと、

 

「それは勿体無いですよ〜!せっかく来たんだから原チャリでも借りて、ついでにシュノーケルセットも借りてここの海岸のサンゴを見なくちゃ!それから山のてっぺんも眺めがいいし、美味しい小笠原さんのコヒーを飲ませるカフェもある」と立て続けにきた。

 

最後の小笠原さんのコーヒーにピンときたワタクシはお姉さんのおっしゃる通りにせんと出かけたのでありました。

まずは歩いて2分の小笠原観光さんに行き原チャリとシュノーケリングセットを借りる。

 

原チャリにまたがり勢いよく出発!と思ったら、原チャリにはクラッチがないので、いつもクラッチ付きバイクに乗ってる僕にはどこまでエンジンをフカしたらどのくらいの加速をするのかが分からず、恐る恐るフカしていくと、けっこうフカさないと発進しない。

 

ノロノロよたよたと頼りなく発進し最初に向かったのは美味しいパン屋さん。ここも宿で教えてもらったお店。

坂を登ってちょっと下ったところに小さな住宅街があり、そこでパン屋さんを発見しお昼ご飯のパンを購入。

 

そこから坂をおりて港の先に回り込んで製氷海岸という枝サンゴで有名な浜を目指す。

ところが大きな道から入っていく場所が分からず、気づいたらトンネルをくぐって岬を越えて隣の浜まで行ってしまった。

これはおかしいぞとひい返し、道路の看板など頼りにしていくのだが、どうも道らしいものがない。

 

ようやく入り口らしい道にたどり着いたら、道路の向かいにある家のおっちゃんが見るに見かねてか道を教えてくれた。

 

ようやく製氷海岸に着きバイクを停め、まずはその浜のすぐそばにある小笠原海洋センターを見学。

ここではウミガメの飼育をしておりウミガメの赤ちゃんから親亀まで成長過程が生きた亀で見ることができる。

赤ちゃんウミガメが泳ぐのを見て、島のレストランで出されるウミガメ料理はもう食べるのをやめよう、と心に誓った。

 

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クジラの骨格標本などを見た後に、施設のお姉さんから情報収拾する。

浜辺への降り口の場所などを聞いていよいよ浜へ降りた。

 

浜辺は枝サンゴの破片と石でできた浜で歩きにくい。

浜に突き出して生えている木の木陰を選んで荷物を置いて早速シュノーケリング。

 

浜から5、6メートル入るとそこはもう一面の枝サンゴが群生している。

サンゴの上を泳いでいくと所々水面近くまでサンゴが伸びているところもあるので、体がサンゴに触れないように水深のあるところを選びながら泳いだ。

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青い海に白いサンゴ、黄色やブルーの魚のコントラストが美しく見とれてしまう。

どんどん沖に向かって泳いでいくと急に深くなっていてその辺りにはスズメダイの仲間の群れがたくさんいて、気がつくと自分の周りをスズメダイに囲まれてしまった。

スズメダイをよく見ると何かプランクトンのようなものをついばんでいる。餌があるから群れが集まっているのだということが分かった。

この辺りから水温も少し下がるので、ウエットスーツなしの僕はこの辺までで遊んで一旦浜に上がって一休み。

今度は水中で撮影できるカメラを持って海に入り、ビデオや写真を撮った。

 

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一時間半ほど遊んだら飽きたので、少し休んでから次の浜辺を目指す。

 

先ほど行き過ぎてしまった道を再度走り岬のトンネルを抜けると、岬の付け根のあたりでトンネルから出たところで境浦海岸が俯瞰できた。

この浜は沖に太平洋戦争末期に魚雷を受けて逃げ込んだ沈船が今も朽ち果てた姿を残している。

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当時小笠原島民は全島避難で誰もおらず軍人だけの島になっていたらしい。

船に乗っていた軍人は果たして生き延びられたのだろうか?などと考えつつ写真を撮り、この浜に降りるには長い急坂を歩かなければならないので上から見るだけにして次の浜に走った。

さらにトンネルをいくつか走って次の浜辺、扇浦海岸へ向かう。

 

トンネルの中を原チャリで走るのは怖い。

スピードが出ないので後ろから追いつかれた車に抜かれる時が恐怖。道は狭いし暗いしバイクはフラつく。

車が来ないことを祈りながらトンネルの中をよたよたと走った。

 

トンネルを抜けると雪国だった、ではなく扇浦だった。真っ白な砂浜に青い海。

ここは道路脇に屋根付きの休憩所のほかトイレやシャワーまである。もちろん無料だ。

ちょうど昼時とあって、屋根の下には子連れの人妻が何組か雑談しながらお昼を食べていた。

 

この休憩所のすぐ下に真っ白な砂浜が広がる。

休憩所の海側のスペースは芝生だったので、ここに腰を下ろし買ってきたパンを食べた。

サンドイッチとピザパン。どちらも今朝作ったもので美味しい。

島にあるパン屋はおそらくここのお店だけで、あとはパンといえば週に一回入る小笠原丸から運ばれた大手パンメーカーの菓子パンぐらいだと思うので、島の人にはありがたいパン屋さんなのだろう。

パンを食べたらコーヒーが飲みたくなったので、この先の山の中にあるUSKコーヒーというお店に行くことにした。

 

道がよくわからないので食事中の子連れ人妻に道を聞いたのに道を間違えてしまい行き止まりになる。

引き返してちづとにらめっこしてなんとかそれらしい場所を発見。

お店といっても道路沿いに目立たない看板が立っていてその先は藪に入るようなうっそうとした森で、本当にここ?と思いながらバイクを止めて中に入って行くとテラスが見えてお店らしい作りになっていた。

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おじさんのお客さんが一人のんびりとコーヒーを飲んでいた。

 

木の階段を数段上がってテラスに入ると、プラスティックの波板屋根からコーヒー豆の麻袋を吊り下げて日よけにしていて、それがなかなかオシャレでよろしい。

カウンターに綺麗なお姉さんが一人いて、いらっしゃいませ、と言ってきた。

 

このお店はすぐ隣の山でコーヒー豆を栽培していて、そこで採れるコーヒー豆を焙煎したコーヒーを飲ませてくれるというので、コーヒーを偏愛する僕にとっては興味津々。

何種類かあるコーヒーの中から小笠原のコーヒーを濃いめで入れて、と注文する。

 

コーヒーができるまで、豆の栽培の話などをお姉さんに聞いた。

豆の収穫は秋で量はそれほど多くない為出荷するほどではないらしい。つまりここで飲まないと飲めないのだな、と勝手に想像する。

出てきたコーヒーは紙コップに入っていたのがちょっとガッカリだったが味は美味しかった。

フルーティで酸味は少なくバランスが良い。後味が実に深く口の中に残りそのあとはスッと消えていく。ルワンダの豆に似た感じだなと思いながらチビチビと飲む。

 

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店の建屋はアメリカから買って運んだという銀色の丸っこいトレーラーハウスで、これが木々に囲まれて独特な雰囲気を醸し出している。

アメリカンポップスやジャズが流れていて、緑の中の店に流れる音楽が不思議な時間を演出していた。

森の中に置き去りにされたトレーラーハウスにテラスを付けてお店にしたような格好なのだがとてもお洒落で居心地が良かった。

お姉さんと釣りの話、コーヒーの事、手作りナッツバターがここのオリジナルで美味しいことなどを話す。

この手作りナッツバターは試食したら美味しかったのでお土産に購入した。

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このあと店を出て島で一番高い標高319mの中央山に向かうのであるが、またまた長くなってしまったので、残りは次回へつづく。

 

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