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Fishing

2019年8月 9日 (金)

海の釣り堀というのに行ってみた!@みうら海王

海の釣り堀というのがあるのは以前テレビで見て知っていたがさほど興味もわかずその後存在を忘れていたのだけれど、先日、最近知り合った釣り好きのご夫妻から誘われて色々調べてみたらなんだか面白そうだぞ、ともうようになって来た。

 

海の釣り堀というのにもいくつか種類はあるらしいのだが、今回誘われたみうら海王という釣り堀は港の中にある生簀の中で釣りをするタイプで、釣れる魚はシマアジ、マダイ、ワラサ、ヒラマサ、ヒラメ、マハタ、クエと高級魚のオンパレードだ。

これを餌のウキ釣りで釣るのだが、行く前の情報では練りエサや小アジの生き餌での泳がせ釣りなどがあるらしい。

最初に思ったのはヒラメ、マハタ、クエ狙いで美味しい魚を釣りまくってやろう、ということだったがこれはとても安易な考えだということがわかった。生簀は網で囲われていてすり鉢状に深くなっており周囲から真ん中にかけて深くなっている。僕の狙おうとした魚たちは根魚、底物といわれる類の魚ばかりなので一番深いところを狙わなけれなならないのだが、そこが網だからちょっと間違うとすぐ根掛かりしてしまうだろうということに気づいたのでありました。

 

そこで作戦を変えて上の方のタナにいるマダイやシマアジ狙いで行こうと作戦変更し当日を迎えました。

 

当日の朝4時半に同行のご夫婦宅に迎えに行きコンビニで買い物をしてから三崎港に一直線。空いている横横道路を走ったら5時過ぎに着いてしまった。受付は6時過ぎからというので車の中でしばらく待っていたら他の車もぼちぼち集まり始め、6時になったら受付のある建物に入って受付のおじさんがくるのを待つ。

受付のおじさんが来てカウンターを設置するのを眺めつつ待ち、やっと受付。男性成人は13000円、貸し竿は現地で一本1000円、エサや仕掛けも現地調達、ということでサングラスとプライヤーくらいしか入っていない道具入れとでっかいクーラーボックスを持って船が迎えにくる近くの漁港まで移動した。

 

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漁港には次々と車が集まって来て、竿の束を持ったベテラン風のオヂサンなどが集まっている。

竿は出すのは一本だけ、ということなのだが持ち込むのは何本でもいいらしい。

 

出発の7時半になり全員船に乗り込んで出船。消波ブロックの堰堤を越えて外側にある堤防ぎわに向かうとそこに生簀があった。

 

船を降りてすぐに釣りの準備。竿を借りて仕掛けと餌を買うとベテランさん、初心者さんなどに10人程度づつ分けて生簀に入る人を決める。

入る場所はくじ引きで決める。

僕らは、僕が全くの初心者なので初心者組の生簀に入ることになった。

くじ引きは三組いた中で最後のハズレくじだったけれど、そんなに悪い場所ではなかったのでホッとする。と言ってもどこが良くてどこが悪いのかなどよくわかっていないのだけれど。

 

この日は比較的空いているらしく、僕らの生簀は総勢8名だったので四角い生簀の一辺に二人ずつ入り比較的余裕の空間だった。混んでいる時は三人ずつ入るらしい。

 

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釣り堀の規則や基本的な技術を説明してもらった後、係のお兄ちゃんの合図で釣り開始。

仕掛けは三メートルほどの竿にリールがついていて毛羽立った道糸のPEラインは4号くらいの太いもの、これにウキ止めがついていて、これをスライドさせて動かすことで釣るタナを変えていくのだが、とりあえずセットしてあるままの水深で釣りを開始する。

エサは練りエサ、冷凍エビ、ニンニクの匂いをつけた鳥肉?など。ベテランさんは自分の思いおもいに色々なエサを持ち込んでいた。

とりあえず練りエサをつけて生簀の真ん中に仕掛けを投げる。釣り堀は初心者でも釣りは何十年もやってるからこのくらいの送り込みはわけない。

しばらくウキを見つめていると下から食いあげてウキが横に寝るような動きをするのだが、これは合わせてもダメだろうなとおもいながらもエサが取られていると判断し仕掛けを上げてみたらやはりエサはなかった。

エサを付け替えてウキとにらめっこしていると、今度はチョンチョンとアタル。来るぞ来るぞ!と見ていると一気にウキが消しこみ水中に消えたので一気に合わせると、ガツンという気持ちいい感触が手に伝わる。すぐに巻き始めようとしたらリールのハンドルがない。あ、このリール右手巻きだった!普段自分でスピニングリールを使うときは左ハンドルなので一瞬焦ったがすぐに竿を左手に持ち替えて巻き巻きする。

 

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魚はなかなかいい引き味で横にも走ったためこれはマダイではないな、とおもいながらあげてきたら30センチほどのシマアジだった。

シマアジは一昨年、小笠原で10キロの大物を釣ったのが最初で最後なのでこれが人生二匹目のシマアジ。なかなか良く引くので楽しい魚だった。

このあと立て続けにマダイを三匹あげて開始一時間で四匹上げた。

なあんだ、これは楽勝じゃないか!たくさん釣っちゃうぞう。と思った途端あたりがパタリとなくなり、次の一時間は全く何も起こらず。

しばらくしてマダイの放流があり活性が上がると思ったのだが同じ生簀の皆さんはポツポツと釣るものの僕にはアタリが二度あったが一度は早合わせしすぎで乗らず、もう一度はリールのベールが帰っていないで力が入らない合わせをしてしまうという大失態。普通は放流後は一時的に入れ食いになると話を聞いていたのだが、この日はそうはならなかった。

これがいけなかったのかその後全く当たらない。餌をエビに変えてみたりしたがダメ。

さらにしばらくして今度はワラサを放流うするというので生きアジを買い込み仕掛けも太字掛けにして泳がせ釣りでワラサを狙ってみた。

これも餌のアジが捕食されそうになって逃げるのがわかるので、来い来い!とワクワクするのだが、小さいあたりが一度会っただけで食い込まなかった。僕の横で同じ泳がせをやっていたご夫婦の旦那さんにヒット!

青物がかかると生簀の中を走り回ってオマツリをするのでかけた人は「青で〜す」と叫ぶ。すると全員が仕掛けをあげるというシキタリになっていた。

旦那さんのワラサ見た目5キロくらいは無事上がり嬉しそう。

その後もしばらく泳がせを矢田がとうとう食い込むアタリは出なかった。

太陽はすでにすっかり上まで上がってすこぶる暑い。この日は海風が五メートルくらい吹いていたのが救いだったが、この風でウキが流されるので厄介でもある。特に風下に釣り座を取った人は。

一時間ほどして今度はシマアジを放流するのでタナをあげて練りエサに変えて!とお兄さんにアドバイスされて従う。

一瞬で良く分からなかったが十数匹程度のシマアジが放流された。これも放流直後はバタバタっと入れ食うというのだが何も起こらず。

係のお兄さんがきてタナがあってないな深くしてみましょう。というのでヒトヒロタナを下げたがこれまたまったくアタラず。

他の生簀では入れ食いになって賑やかになっているというのに。しばらく何事も怒らなかったのだがとうとう僕にきた!ウキが消し込みあわせるとグン!という手応え。あれぇ、でもなんか引き方が違う。あがってきたのはマダイだった。

 

このあと生簀の角の浅いところを狙っていた旦那さんに突然シマアジがヒット!なんだ浅いところを回遊しているじゃなあないか。とエサを沈めずにちょうど回遊しているタナくらいのところまで糸を出して、ウキも立てずに待っていたら、グイ〜ッと引っ張られ糸が出て行く。きたああ!シマアジ。よく引いて気持ちいい。、その後もこの作戦をしてみたが群れが沈んでしまったのか当たらなくなった。

 

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そこで再びタナを下げて狙うもアタらない。暑いから魚は沈んでいるだろうとタナを下げるのだが中央部の水深がよくわからないので怖々と少しづつ下げていったのだが、網がすり鉢状に入っているため、ちょっとウキが流されると網に根掛かりしてしまう。

魚のいるタナを見つけるのがなかなか難しいままに12時半過ぎに根掛かりして最後の仕掛けを失ったのを機にこの日の釣りは諦めることにした。

結果、マダイ四匹、シマアジ二匹。朝一の勢いでは二〇匹くらいいけるかと思ったけれどそんなに甘くなかった。合わせそこないの三本を逃さなければつ抜けまであと一息までいけたのに〜!と悔しい思いをしたのでありました。

この釣りはヘラブナ釣りと同じように魚のいるタナを釣る釣りなのだなあ、ということがよく分かった。自分にはその辺りが漠然としていて狙いが定まらなかったのが大きな敗因。

この日トップのベテランさんはマダイだけでも十匹以上上げていた上に青物も釣っていた。

さすがだなあと感心しつつも、タナと狙う魚別の竿を持ち込んで餌もそれぞれ自分で用意した方が有利なのだなあと思ったのでありました。

でもこの釣りに竿を三本買う気にはなれないから次に来る時も貸し竿かな?せめてタナの変え方、魚のいるタナの把握をもう少し勉強しておきたいなと思ったのでありました。

釣った魚はスカリに入れて生かしておき、終了したら血抜きしてくれるサービスがあるので便利。

やっぱり道具を揃えて再挑戦しちゃおうかなあ。

 

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2019年7月26日 (金)

東京湾タチウオ・リベンジマッチ@太田屋 金沢八景

7月はじめの徳之島遠征が天候の問題もありあまりに釣れなかったので、帰ってき早々気分転換に太刀魚でも釣りに行って入れ食いですさんだ心を癒したいと思って出かけたんです。

ところが結果は大惨敗!おっきいのとちっちゃいのの二匹しか釣れなかった。他の釣り師はみんなツ抜けしていたしトップは30本も釣っていたのに。。。正直行ってタチウオをナメていました。手元のにあるジグを持って行きゃあ釣れんだろう、くらいに考えていました。ところが現実にはどんなパターンで釣れるのかがさっぱりわからない。なんとなく二匹釣れただけだったんです。

そこで、このままでは気が収まらない。ということでタチウオルアーを買い込み針も新しいのを万全に揃えて再挑戦です。この日は遠征仲間のヨッシーさんも同行してくれることになりました。

そして釣行日の7月24日、コーフンして朝3時過ぎに目が覚めてしまったので、そのまま起きてコーヒーなどゆったり飲んでから出かけても5時には金沢八景の太田屋さんに着いてしまった。7時15分出船だというのに。席取は早いもの順なのでそれでもいいんです。オオトモの席が左右ともに空いていたのでそこを確保しのんびり支度しながらヨッシーさんが来るのを待ちます。

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やがて合流し船に乗り込み釣りの準備。

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時間通り出船してポイントの走水沖へ船は向かいます。

途中時間が早いというので猿島周りでちょこっと流してみたものの不発だったので走水沖へ。

午前8時釣り開始。お天気は曇りで暑くも寒くもなく丁度良い感じ。

最初に選んだジグはピンクの120g。前回の釣行時にこの色がよく釣れていた。

開始早々ヨッシーさんの右隣の方が連発してヒット。魚入るのにワシらにはなぜかアタらない。

 

しばらくしてヨッシーさんにヒット!横目で見ながらワンピッチでしゃくっていたら僕にもヒット。とりあえず早い段階で一匹釣れたのでちょっと安心する。

その後もワンピッチで攻めるがアタらない。ヨッシーさんは大きくフォールさせながら誘っている。

船長からアナウンスがあり、渋めなので大きなジャークより小さめ、もしくはタダ巻きがいいかも、というのでタダ巻きに変えたところでググッと手元が重くなりヒット。バラさないように慎重に巻き上げます。前回は三匹もバラしたから。直後にヨッシーさんもヒット。

しかしこの巻きのパターンが続くかと思うとなかなか同じパターンで食ってこない。ジグの色を変えてさらに巻き専用ジグに変えてアクションを小さめにしたところでヒット。

三匹目を手にしたところで前回をすでに上回る釣果、などと喜んでいる場合ではない。目標は二十匹、最低でもツ抜けだ。

この日は巻きなのかな?と思い巻き続けるも全くアタラなくなってしまったのでジグを変えてフォールアクションを入れながらしゃくったらググッと来た。

今度はフォール。どうやら特定のパターンで入れ食いということよりも色々なパターンを組み合わせていくのが良さそうなのかな?と思いながらもそのローテーションがよくわからない。

やがて潮がゆるくなり食いが落ちて来たところでヨッシーさんがプロセレのブルスリムというゆっくり巻いて魚に見せて釣るジグで一本釣ったというので、真似をしてつけていた他社のジグをゆ〜っくり巻いて来たらゴゴゴ!とアタって来た。このパターンはいけるかも!とジグもブルスリムに変えてゆ〜っくり巻きでもう一本追加。しかしこのパターンも三本目のうなぎならぬタチウオは来てくれない。

 

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   ゴビアスブルスリム80g

 

ジグを変えて巻き方も変えてやっているとフォールでヒット。そのあと一瞬魚の活性が上がったところで小さなワンピッチでしゃくって三連発。

なんとなくこういう具合にパターンを変えて広い釣りみたいにしていくしかないのか?と思いながらも、もっとハマれば入れ食いになる協力パターンがあるはずだ、とあの手この手を色々試すもののポツリ、ポツリと釣れるだけ。

お昼頃までにツ抜けしてなんとか格好付いた感じになったのだけれど、そこからおよそ2時間全くあたりがない、というドツボに陥ってしまった。

この辺りから雲が晴れて青空に入道雲が湧き上がる夏空の様相になってきた。日差しが差し込むことでパターンも変わるのかしら?と色々試してみるも虚しく空振りする。

 

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その間僕の左隣の方がいいテンポで釣り上げているので色々真似をするもののこちらには無反応。挙げ句の果てに根掛かりでジグをロストし、さらに一本切られてしまって若干意気消沈。

三本持っていったタックルが一本になってしまった。

それでも入れ食いパターンを追い求め色々試行錯誤。

最後の最後、巻きで一本釣り上げて午後3時沖上がりとなりました。

 

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最終結果は十三匹。ヨッシーさんは十四匹、船中トップはダブルスコアで二十六匹。

 

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やはり何かストロングパターンがあるはず。それが見つけられないのが悔しい。このままでは終われない。この夏はタチウオに熱くなりそうな予感がしながら厳しい日差しが差し込む帰路に着いたのでありました。

 

 

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2019年7月13日 (土)

入れ食いか!@徳之島釣行その5

徳之島釣行三日目最終日。

とは行っても釣りをするのは二日目。昨日の釣果はイマイチ、いやイマ2くらいだったので最終日は気合が入る。

船長に早朝何時にでも起きますからお願いしますと前日にお願いし、当日は朝5時集合となった。

5時前にはすでに是認ホテル前に集合し車に釣り具を積み込み始めるほどの気合の入りよう、船長とY店長の到着を待つ。

 

二人と合流してコンビニへ、朝食と昼食を買う。朝早い時間なのに揚げたてのカレーパンが店頭に出ていたのを見て僕は即バイト!昨夜カツカレーを食べたのにまた朝からカレーを食べた。どれだけカレーが好きなのか?!

車の中では昨夜の事を酔っ払って曖昧にしか覚えていない僕に、一同からあんなこともしたこんな話もしたと言われ少しずつ思い出して恥ずかしくなることも無くぼんやりしていた。まだ酔いが残っていたのだ。

二日酔い気味のまま船に乗り込む。今日は3人船がカンパチジギング船、4人船がGT、カンパチ船と決めたので迷わずカンパチジギングを選んだ。他の二人は昨日と同じY店長に昨日10キロクラスをばらして諦めきれない川崎K氏。K氏ENO、Y店長でKEY船になった。深い意味はない。

一足先に準備のできた我々KEY船が先に港を出た。

ポイントまで一時間半弱走る。島の北側を回り込んでポイントに着く。

走っている間、Y店長が使うジグを選んでいるのをずっと見ていた。昨日も同じ場所をやっているので参考になると思ったのだ。

店長が選んでいたのはアンチョビットシャープ330g、スキル380g、スキルガンマ280gなど重めのジグを選んでいた。来る前に店長に相談しその辺のジグがメインになるだろうとアドバイスしてもらっていたので大体揃っている。ジギングロッドは潮の早さと水深に合わせるためPE5号のハイギヤとローギヤ、PE3号のベイトの三本を用意していた。

最初のポイントは水深120m、まずは5号ハイギヤにスキルガンマ280gのいちごミルクカラーを選んだ。

 

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朝イチの一等めなので期待できる。先にジグを落としたY店長とK氏がしゃくり始めるのを見ながら着底するのを確認してしゃくり始めた。

潮は流れているようでジグにいい感じの抵抗を感じながらしゃくる。十しゃくりほどしたところでドン!と来た。

来た!でも小さい!と思いながらもヒット〜!と叫ぶ。グイグイと引き込むファイトはカンパチだ。しかしサイズはやはりさほど大きくなく引き込むものの重さはないしドラグも出ていかない。100メートル下でかかったので上がるまでは時間がかかる、その分長くファイトを楽しめる。

最後の最後で少しドラグを出してくれたので期待したのだが上がって来たのは見た目で5キロ弱のカンパチだった。

おお!入れ食いだ!たったの十しゃくりで釣れた、今日は入れ食いだ!と僕は鼻息を荒くしていたのだが、Y店長とK氏はさほどではなかった。

さあ、もう一本行くぞ!と再びジグを100メートル落とすのだが、そこからがアタラない。

何度か同じ場所を流し直したが全くアタラない。魚探に魚の反応はあるのだがジグに反応がないのだ。

やがて潮が止まる時間になってしまいポイントを移動することになった。ところがその後は場所を変え、ジグを替え、しゃくり方をあれこれ試してみたものの、魚が触るようなアタリとバラシがあっただけで時間がすぎる。やがて雨が降り始めしばらくすると強くなって来た。それでも諦めることなく雨具を着て三人はしゃくり続けるのだが、魚の反応は一向に良くならない。

船長が大きく場所を変えてみましょうか?と提案するも、魚探にこれだけ写っているのだから何かきっかけがあれば食いが上がるはず、と説得し同じ場所を探った。

早くも昼近くなり雨は上がったが魚の反応は渋かった。潮が動かないのだ。結局この場所では最初の一本のみで終わり港に戻りながらポイントを探ることになり大移動をする。

二日酔い気味の体はすでに醒めていたが流石にしゃくり疲れた。ぐったりしてうとうとしながら船は走る。

一時間ほど走り港が遠く見える場所で船は止まり再び釣りをすることになった。

水深は130メートル。潮は流れている。ところが今度は潮が速すぎてなかなか底が取れない。こんな時のためにと用意して来たPE3号タックルに持ち替える。糸が細い分潮の抵抗が少なく早くジグが落ちる。ジグも重くした。

底を取れるようになりしゃくるがそれでも二度落とし直すとジグは流されて遥か彼方に落ちてしまうので、一度船の上まで130メートル回収して落とし直す。

何度か落として、アタリもなく潮も早すぎるということで少し場所を移動した。

しかしそこも状況は変わらず、釣にくさはそれほど気にならなかったがアタリがない。帰りの飛行機の時間から逆算した時間ギリギリまでしゃくったがとうとうヒットはなかった。

やる事はやった、と思いつつも一匹で終わってしまったのは悔しい。ましてやY店長とK氏は一本もヒットすらなかったのだ、どれほど悔しかった事だろう。それでも無口になることもなく清々しい表情だった。

 

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釣りなんてこんなもの。自然相手だから釣れる時もあればダメなこともある、と言い切れるところはさすが釣りの経験豊富なヒトだからこそ言えるセリフだと思った。

さて、一方の四人船はというと、こちらも渋かったようでバイトが数回あったものの釣れたのはアツオッチャンのカスミアジ一本のみ。似たような釣果だった。

丘に上がりホテルで帰りの荷造りを終え、出発の時間になるまで僕は懲りずに焼酎を飲みながらテレビでローザンヌのバレエコンクールを見ていた。たまたまつけたテレビでやっていたので気分転換に見ていたのだが、どのダンサーも素晴らしく魅了され僕は釣りとは別世界に引き込まれた。

そんなところにKさんが「まったりしていますね、もうみんな集まっていますよ」と言われ出発の時間を知る。

慌てて集合場所に行くとすでに全員集合し船長が車で迎えに来るのを待っていた。

やがて船長が来て車に乗り込む。「釣れなかったけど、これに懲りずまた来てください」と船長に言われ一同三日間の礼を言う。

空港で船長と別れしばらくして飛行機に乗り込む時間が来た。

 

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空港の建物から歩いて飛行機まで行く途中空港の建物を写真に撮っていたらなんだか急にこの島が愛おしく感じられた。

機会があったらまた来てみたいな。その時はもっと釣ってやる。

 

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タラップを上がり小さなジェット機に乗り込む。飛行機は飛び立ち名残惜しみながら窓から遠ざかる島を見ていた。

 

さて、飛行機は鹿児島空港につき乗り継ぐ、乗り継ぎ時間がちょうど夕食の時間だったので一度出発ロビーからターミナルに出て食事した。

ラーメン派と鹿児島黒豚派の二手に分かれる。

僕は最近ラーメンが苦手になりつつあるので黒豚派に入る。

そしてレストランに入ると注文したのは昨夜と同じカツカレー。つくづくカレーが好きな自分を実感して徳之島釣行を締めくくった。

 

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2019年7月12日 (金)

時化後の爆釣なるか?!@徳之島釣行その4

釣行二日目、と言ってもまだ釣りに出ていないのだが、とにかく二日目の朝、外は昨日の嵐が嘘のように静かだった。

エノカフェ飲みたい人は午前6時に僕の部屋に集合ということで、四名が集合し朝のコーヒーを楽しむ。

これなら今日は出られそうだと、みんなの顔が釣り師の顔に変わっていた。

午前7時前にホテルのレストランに行き7時からの朝食を無理やりはやめていただき素早く食べ終えたところに船長とY店長が迎えに来る。

素早く全員車に荷物を積み込んでコンビニで昼食及び水分などを買い込んで港へ。

港には船が二隻待っていた。

一隻は昨年の遠征時にお世話になった船長の船第二八重丸、そしてもう一隻はジギングカンパチを得意とする第三幸丸。後者は小ぶりの船なので4人3人に分かれて乗船することにした。3人船に横浜M、川崎KのコンビにY店長の3人が乗ることに前日決めていた。MKY船である。

 

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第三幸丸

一方僕の乗った4人船は残りのジギング王、ハットくんにアツオッチャン、僕の4人。

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第二八重丸

船長は温和な方であったが熱く燃えるところもあり、早く船を出したがっていた。朝まずめのチャンスを狙いたかったんと潮の関係で早くしないと潮止まりになってしまうことをしていたからだ。

港を出ると昨日の時化が嘘のように波はなく、うねりが多少残っている程度だった。

 

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今日はGTしかやらないから。と船長はきっぱりと言ったので僕もキャスティングの用意をした。

港から5分ほど走ったところが最初のポイント。

 

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うねりの中にキャストしてポッパーを引いた。GTをやるのは二年ぶりくらいなのでポッパーの感触が重く感じた。

しばらく流すも反応がないので移動し、空港の沖に向かう。

ここではGT釣りは初めてのアツオッチャンのペンシルにチェイスがあったもののバイトには至らなく再び移動。

すでに潮止まりの時間になっており魚の反応も鈍くなったようだ。

 

次のポイントは昨年の遠征でジギング王が釣っている場所。

気合いが入るが潮止まりのせいもあり魚の反応はなかった。船は大きく移動ししばらく走って沖の岩礁帯に向かった。

船長の携帯電話が鳴り3人船でカスミアジが上がったと連絡が入ったのだが、船長からそう言われるまで徳之島の方言での船長同士のやり取りは全く聞き取ることができなかった。外国語にしか聞こえないのだ。

カスミアジを先に釣られてちょっと悔しい気分になったが、GTじゃないじゃん!と強がってみる。

 

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岩礁帯の近くまでゆくと潮の流れが早く川のように流れていた。潮並みが岩礁帯に打ち付けるサラシの中にはいかにもGTが潜んでいそうで士気が上がる。船を流しながら岸際を打って行く方法は数年前にコモド島に行った時の釣り方と同じだ。潮の早さにキャスティングしずらい面もあるのだがいいところに入れば釣れそうなのでワクワクしながら投げた。ハットくんはこういう場面でのGTフィッシングが初めてらしく、こんな攻め方で釣れるの?と疑問を抱えていたようだが出るときは出ると話した。

 

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しかし岩礁帯を二回流し変えたがGTは出なかった。さらに岩礁帯を回り込んで少し離れた根回りを攻めたがやはり出なかった。

キャスティングにちょっと疲れた僕はここでジギングロッドに持ち替えて根魚狙いで遊んだらバラハタやニジハタが釣れた。ニジハタは西表島でよく釣れたハタなのでここ徳之島も随分南の島なんだということを思い起こさせてくれた。

この間3人船MKY号から電話が入りまた何か釣れたというがGTではないらしい。向こうも苦戦しているようだ。

我ら4人船は岩礁のさらに沖の根回りを攻めた。僕は相変わらずライトジギングで根魚を攻めていた。

その時ジギング王にGTのバイトがありフッキングしたのだがすぐに外れてしまう、ところがすぐに再び食いついてきてこれがしっかりフッキングしたところを僕は隣で見ていた。その瞬間僕の竿にもアタリがあり根魚用のライトな竿が大きく曲がった。カンパチを思わせる引きにやったぞ!とやり取り始める。ジギング王の竿先がグイグイと引き込まれているのを見ていたら、フッとテンションが無くなってしまった。バレターッ!と雄叫びを上げるジギングおう、その瞬間僕の手元にも、プンッ!という手応えが伝わりラインブレイクした。

 

ルアーを回収しようとしたジギング王は手元に重さを感じないのでラインブレイクだと言っていた。巻いて来た糸はリーダーの半分くらいのところでキレイに切れていた。一体何が起こったのか?掛かったGTのはではこのようなところは切れないし、体に触れた形跡もない。追って来たGTが複数いてそれらが糸に当たったということは考えられる。何れにしても瞬間的に活性は上がり実に惜しいヒットだった。

 

GTはいる!船はしばらくこのポイントを流し直した。するとハットくんが海に浮かぶピンク色の物体を遠くに発見、それはジギング王がGTに持って行かれたルアーだった。シングルのバーブレスフックを使っていることもあるのだろう、意外と魚にかかった針は簡単に外れるものだと感心させられた。ルアーを回収して再び一同はキャスティングを始めるのだが、僕は切られたのが悔しくて太いラインのジギングタックルに持ち替えて1人しゃくり続けた。

しばらく攻めてみたもののバイトは再び起こることはなく、ジギングの僕にもアタリは無かったので再び岩礁帯に近づく、ちょうどそこにMKY船がやってきて近くを流したのでお互い手を振って挨拶した。

 

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その後再度岩礁帯周りを攻めるも反応は無く再度バイトのあったポイント付近を流すもダメ。日が傾きつつあったので港に戻る方向のポイントに向かい我々の宿泊していたホテル前のポイントに入った。潮はいい感じで流れておりうねりの中からいかにもGTが出てきそうだった。

ふた流し目だったか、ジギング王のルアーに水柱がなんども上がる激しいバイト!ヒットか!と思わせるほど激しかったが針にはかからず再び海面は静かになってしまった。このバイトがこの日最後の魚の反応だった。さらに一箇所攻めてみたがノーバイトで終わる。

港に戻るとMKY船も帰ってきた。こちらの船は僕がセコく釣ったバラハタ三匹とニジハタ二匹が釣果。MKY船はY店長がカスミアジとカンパチ、それにバラハタを釣ったという。K氏は10キロクラスのカンパチをバラしてしまったようで悔しそうにしていた。

 

ホテルに戻り部屋に入った僕はシャワーで汗を流すと立て続けに焼酎のロックを二杯飲んだ。

間も無く夕食の時間となり今夜もホテルのレストランでの食事となったのだが、このレストランにあるおおよその地元特産料理は食べつくしてしまったので僕はカレーを食べることにした。しかしカレーだけでは物足らない。

カツカレーが食べたかったが一般的にカツカレーのカツはしょぼいことが多いのでカレーともう一つ何かつまみを、と思っていたところにハットくんが黒豚ロースカツがありますよ、というのでビーフカレーと黒豚ロースカツを頼んでカツカレーにするというブルジョア的暴挙に出てしまった。

出てきたブルジョアカツカレーはジューシーな黒豚ロースカツとカレーが合間って実に美味しく、酔っ払っていた僕を饒舌にさせたようで、くだらない与太話の連打をかましてたの一同からひんしゅくの笑いを買ったようなのだが、激しく酔っ払っていたので翌日その話をされて少しづつ思い出したという次第。

ということで焼酎とビールの酔いで意識も薄れつつこの日は終わって行ったのでありました。

 

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2019年7月11日 (木)

嵐の徳之島・後半@徳之島釣行その3

午後7時、夕食の時間になり昨日と同じくホテルのレストランに集合した。

観光組の4人が昼食に入ったラーメン屋さんがメニューにラーメンしかない潔さで、そのラーメンは沖縄のソーキそばとの中間的味でうまかったとか女性の横顔をした岩のところに行ってキスをしたとか、ローソク岩というところに登って写真を撮ってきたなどと午前中のハイテンションをそのまま保持しつつあり、その勢いで焼肉を食べることとなる。

 

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生ビールで乾杯をすると焼肉用コンロ二つに分かれて出てきた肉を焼く。僕の向かいには仲良しのハットくんとアツオッチャンが座りアツオッチャンが焼肉奉行となった。やがて注文した肉がやってくると、アツオッチャンはおもむろにトングで肉をぐいとつかんで網いっぱいに広げ始めた。昼飯が焼酎とおつまみだけだった僕もその勢いに乗って肉をじゃんじゃん載せてしまい、あっという間に網が見えなくなるほど肉だらけになり、そんなに一度に乗せてどうすんだよ!というハットくんの言葉をあざ笑うかのようにじゅうじゅう音を立てながら焼けていく。

肉がじゅうじゅうと音を立てて煙を出しながら悶えつつ焼けていく姿は妙な興奮を覚えるものである。僕は空腹に勢いを任せて半ナマ状態の肉を箸で取ると口に放り込んだ。うんめえ!の一言に他の二人にスイッチが入ったのか一気に肉に襲いかかり奪い合うように貪る。あっという間に肉は無くなったところで、アツオッチャンがもう少しゆっくり食べましょうか?とぽそりというと、だからさっきから言ってんじゃねえかよ!とハットくんが怒鳴った。

この二人は学生時代からの友達同士で大変仲が良いのでこんなやり取りを見ていても一触即発的危機状況には全くなく、むしろ漫才を見ているように微笑ましい。

 

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ハットくん(上)とアツオッチャン(下)、それぞれのキスシーン
仲良しでもキスには個性がある

 

二人は学生時代からの釣り友達で元々はシーバスなどをやっていたらしいのだが、ある時外房の鴨川に出かけレンタルロッドで挑んだジギングでアツオッチャンが8キロのヒラマサを釣り上げてしまい本格的ソルトの道に足を突っ込んだらしい。8キロのヒラマサに興奮した二人が帰宅後一直線に(かどうかは知らないが)飛び込んだ釣り具店の店長をしていたのが当時のY店長だった。飛んで火にいる夏の虫である。

二人は各々高価な道具を手に入れて(買わされてとも言う)本格ソルトの道に入り現在に至る。およそ20年と少し前の話らしい。

すでに昼からの焼酎と追加の生ビールで心地よくなった僕は二人の漫才のようなやり取りをつまみにしながらちびちび飲み美味い上カルビを味わった。

焼肉の網を交換して肉も二巡すると飽きてくる。そろそろ締めでも食べましょうということになり、昨日食べ損ねた島の名物鶏飯(ケイハン)を注文しジギング王と半分こして食べた。

鶏飯はご飯の上に湯通りした鶏肉、しいたけ、刻み海苔、その他諸々(なんだか忘れた)を乗せてから鳥出汁のスープをかけてお茶漬けのようにして食べるもので、鳥の出汁が効いたお茶漬けと言ったらわかりやすいか。徳之島だけでなく奄美大島にもあるのでこの奄美一帯の名物料理らしい。

ケイハン!と聞くと僕はどうしても京阪鉄道を思い出してしまう。昔琵琶記に関係した仕事をした時によく浜大津の駅から京阪電車に乗って京都乗り換えで大阪に行った。大津から大阪までならばJRの方が面倒ないのだが、イナタイ緑色の京阪電車が浜大津駅の駅を出ると路面電車になり、やがて狭い住宅街の隙間を向けるようにして京都へ向かうのも好きだった。などと昔のことを思い出しながら鶏飯を食べる。

腹一杯になったところでやっと明日はどうなる?という話題になった。

船長から明日は7時集合で、ということになっていますとY店長に言われると、それなら7時から食べられるホテルの朝ごはんを食べてからにしましょうよ、ということに話は向かった。もしも明日、朝から好天が望めるならば釣りバカ一同にもこのような釣りに後ろ向きの発言は出ないのであろうが何しろ外は相変わらずの暴風雨なのである。

エノさん夜はコーヒーやらないんですか?とハットくんに聞かれ反射的にやりますやります、と答える。

せっかく持ってきたコーヒー道具を使わない手はない、15分後に僕の部屋に集合ということで集まっていただき、今回はウガンダのアフリカンムーン を淹れてみなさんに振る舞う。焼肉の奪い合いの殺気はすでにかけらもなく柔らかい空気がコーヒーの香りとともに部屋を満たした。

明日は釣れるといいですねえ、とだれかがいうとみんな静かに頷いた。

しかし解散後も外の風は一向に止む気配はなかった、本当に出られるのだろうか?期待半分、不安半分で僕はベッドに入った。

 

 

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2019年7月10日 (水)

豪雨の徳之島へ@徳之島遠征釣行その1

2019年7月4日、九州南部は梅雨前線の停滞と低気圧の接近により、次々と流れ込む雨雲の影響で記録的大雨に見舞われていた。鹿児島、熊本、宮崎の三県で避難指示・勧告が計190万人を超えるという中、我々釣りバカ7名は羽田空港の鹿児島行き航空カウンター前に集合していた。災害の警報が出ている鹿児島を経由して徳之島に向かおうというのである。

向かおうとするのは釣りバカたちの勝手だが飛行機が飛ぶのかどうかはそんなに勝手にはいかない。鹿児島市内はすでにがけ崩れで通行止になっている道路などの被害があり釣りどころではないのである。こんな時に被災地に向かうのは被災ボランティア及び救助の方々か何かよほどの事情のある人たちくらいだ。

そんな中に置かれているにも関わらず我々の心配は次の三つであった。

まずは、鹿児島まで飛行機が飛ぶのか?

この場合、もし飛ばなければ家に帰って翌日で直せば良いので、面倒ではあるけれどさほどのことはない。

次に、鹿児島まで行ったのはいいが、その先の徳之島に飛べない、というパターン。

これはちと困る。飛行機に預けた釣竿をはじめとした大荷物を抱えて鹿児島で一泊しなければならない上に、空港周辺のホテルはすでに予約でいっぱい、さらに市内へ続く道路がどこまで通れるのかも不明である。空港で大荷物を抱えたまま一泊、という不安がのしかかる。

さらに、運良く徳之島に行けたはいいが、島が嵐になり閉じ込められて釣りはできないどころか帰って来られなくなる可能性すらある。そもそも何をしに徳之島まで行くのか?という問題が生じてくる。

それでも釣りバカなのでとにかく徳之島に行ってしまえばなんとかなるだろう的甘い観測で心は徳之島に向かう方向にしか心は向かないのであった。

午後1時半過ぎ、定刻を少し遅れて飛行機は羽田を飛び立った。天候は良くないものの引き返すかもしれないというアナウンスはなかったのでどうやら鹿児島までは行けそうだ。

雲の中をしばらく飛んだら雲が切れてきて、雲間から浜名湖が見えた。

しばらく寝ていたら飛行機は降下をはじめやがて無事に鹿児島空港に到着。鹿児島空港は我々の心配が嘘のように晴れていた。

 

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しかしトランジットのゲートに行く間に聞こえてきたアナウンスは沖永良部行き便の欠航であった。

沖永良部島といえば我々が向かう徳之島のすぐ南側の島ではないか!我々も同様に欠航でこの鹿児島空港に閉じ込められるのでは、という不安がよぎる。

ところが30分も待たないうちに我らの乗る徳之島行きJAL3797便は搭乗を開始し全員乗り込んだ。着席して一息ついたところにキレイなCAさんからの厳しい一言「本機は現地の天候によっては引き返します」と。

鹿児島空港を飛び立った飛行機はすぐに雲の中に入り何も見えない中を飛び進む。やがて下降を開始するも窓の外は何も見えない。

僕は「なんとなるだろう」と気楽に考えていた。心配してもしなくても結果は同じだからだ。下降を続けると窓から海が見えてきた。やった!降りられる。

運良く飛行機は徳之島に着陸した。しかし外は嵐、釣りどころではない。我々はこの島まではるばる大荷物を抱えて何をしにやってきたのであろうか。というような疑問は全く湧かずに島に着いたというだけでテンションが上がってしまうのだからバカである。

 

タラップを降りると強力な雨具に身を包んだ係員から大きめの傘を受け取り空港の建物までのおよそ50メートルを小走りに駆け込む。

この傘にはなかなか気の利いたサービスだと感心した。荷物を受け取り待っていた船長の運転する車に荷物を積み込みホテルへ向かった。

 

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途中通った橋の下の川は茶色く濁っている。車の窓に叩きつける雨。コンビニに寄って今夜までのおやつ及び部屋で飲む酒類などを購入する。この時点で明日の出船はないな、と読んだ僕は明日の日中に部屋で飲むビールと焼酎、それにツマミなどを合わせて購入する。

午後6時ホテルに到着。とりあえず荷物を降ろして風呂に入り、夕食をとりながら明日の作戦を考えることになった。

我々の泊まるホテルサンセット・リゾートは島の西北端にあった。名前の通り晴れていれば美しい夕日が見られるのだろう。

 

今回の釣りバカは7名。

横浜Mさん、川崎Kさんの仲良し二人組。三年前に西表島に一緒に行って以来の同行だ。さらにハットくんとアツオッチャンの仲良し二人組。それに最近はジグをしゃくら無いで投げてばかりいるジギング王、引率のY店長、そして僕であります。


Y店長は話の流れで船長宅に泊まることになっておりホテルに滞在するのは残りの6人。6人はそれぞれの部屋に向かう。僕は部屋に入りエアコンをつけ荷物を置いたらすかさず買ってきた焼酎を開けて一杯あおってから風呂に向かった。

大浴場にはすでに他の5人がおりの大きなガラス窓から見える吹きすさぶ嵐の光景を見ている。その光景は我ら6人を大きく落胆させた。明日はダメだねえ。と誰かが言えば、いやいやまだわからない、多少の波なら出てもらいましょう、などと気合十分のものもいる。僕の目には明日はもうないな、どうやって過ごそうか、ということだけを考えていた。

 

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風呂から出たら、船長宅からやってきたY店長と合流しホテルのレストランで夕食となる。

Y店長に明日はどうします?と詰め寄る一同。こんな時の引率は辛い。一応まだどうなるかわからないので明日の午前5時半に連絡を入れます、という話になったのだが一同の顔に明るい兆しは見られなかった。

とりあえず到着できたことにビールで乾杯した後は、まるでヤケ喰いするかのごとく地鶏の刺身、ミミガー、豚足、豚の角煮といった地元の名物料理をかたっぱしから頼んでたいらげつつ、ビールを追加するもの、焼酎に変えるものなど思い思いにヤケクソ的に酔っ払っていった。

クッパや鶏飯(ケイハンと読む)などの炭水化物で締めたのが9時頃か、腹も膨れてまだ釣りの支度ができていないメンバーもいたので解散となり各自の部屋に戻った。

僕は一人、焼酎をロックで一杯飲んですぐに寝てしまった。釣りの支度は明日ゆっくりすればいいと思ったのだ。すでに明日の釣りはこの時点で絶望と決めつけていた。

 

 

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2019年6月29日 (土)

EnoCafe開店3周年記念!@対馬

全国の遊漁船上での自家焙煎コーヒーを挽き立てで淹れる出前カフェを目指す EnoCafe(エノカフェ)ですが今回のサンライズ遠征にてちょうど丸3周年となり記念エノカフェを開店してまいりました。

 

エノカフェを思い立ったのは4年前からコーヒーの自家焙煎を初めて自宅で飲んでいるうちに、これは船の上で飲んだらより美味かろう!と気づいたことから。思い立ったらすぐにやるのが僕の流儀。早速次の遠征でやってみようと試して見たのが唐津の大有名遊漁船サンライズでの男女群島遠征の時でした。

唐津の呼子港から男女群島までは早くても5時間ほど走る為、その時間を利用してコーヒーを淹れてみよう!と考えたのはいいものの走る船の上で揺れる中コーヒーを淹れるのはなかなか大変で、この時はアウトドア用のコイル状のドリッパーを持って煎ったのが失敗、凪の海だったものの走る船の中でゆらゆらと左右に揺れるドリッパーを片手で押さえながらお湯を足す心もとない淹れ方でありました。幸いコーヒーは無事に淹れられたのでみんなで楽しむことはできましたが。

翌日は男女群島の島影に停泊している中で淹れたので問題なく、この成功で今後もエノカフェをやっていこうと決めたのでありました。

その後は沖縄のヨセミヤ丸の船中泊、長崎のステイタスでの五島列島遠征、種子島の南海丸、西表島のマリンボックス、小笠原の女島、トカラ列島、壱岐、対馬などの離島を中心に仙台、女川、輪島、本牧、伊良湖岬などの近海でも開店し日本全国制覇に向けて奮闘する日々であります。

この間ステイタスの船上でマットの上にコーヒーの粉をぶちまけた上にそれを再びドリッパーに戻してコーヒーを淹れてしまったら妙に足臭いコーヒーになってしまったなどという失敗もやらかしているのですが、おおむね道場の釣り師の方々にはご好評をいただいているのでここまでやってこられたということでございます。

 

さて今回のサンライズ遠征はすでに本ブログに書いたように天候の関係で対馬釣行となったのですが、元々は男女群島遠征の予定でした。

ちょうど3周年を初回と同じ男女群島で行えると意気込んだ僕は、今年初めに知ったブラックハニーという特殊な製法のコーヒー豆を焙煎し、「男女群島のテーマ」なる曲を作曲・録音しこれを聞きながら船上でコーヒーを飲んで釣りへのテンションを上げようと目論んだのでありますが、お天気のせいであえなく粉砕されて対馬でコーヒーを淹れる、ということになってしまいました。

なってしまったと言っても船の上でのコーヒーは美味しいのでテンションはそれなりに上がり、初日は対馬に向かう走る船上ので開店。

この時の豆はルワンダのムササという酸味に特徴のあるキレのあるコーヒーでした。

二日目は風が止むのを待ちながら対馬の港に停泊する船の中でマッタリと淹れましたよ。
ここで件の豆、ブラックハニーが登場。

事前に今回はブラックハニーを持っていくと話しておりましたので釣り師一同の期待も大きく、船長などは淹れている間に豆をかじって味見するほど。さてさて実際にコーヒーを淹れてみなさんに配ると、一口飲んだ一同から驚きともため息ともつかない声が小さく上がった。これは今まで飲んだコーヒーと全く違う!美味しい!というのが概ねの評判で、大口叩いて持ち込んだ僕としてもホッとした次第であり、これをもってエノカフェ3周年記念開店とさせていただきました。

 

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今回からマイカップ持参の方優先、という取り決めをしたら何人かの方がそれぞれ持ってきてくださりゴミの減少も達成できた。

マイカップの中でも怪魚ハンター氏が持ってきたミニカップがとてもしゃれていたのでちょっと紹介しますが、チタン製の100ccくらい入るちょうどいい大きさでギンバルにも収まりがいい。

 

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マーベリック・スズカというメーカーのものでもともとマフラーの製造をしている会社がその技術を使って作ったものらしく、かっこいいし機能性にも優れている。ネットでも買えるみたいなのでエノカフェファンの方(いるのか?)にはオススメです。

プラス2000円で名前も入れてくれるみたいなので皆さんこれを機会にぜひ!僕も買おうかな。

 

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という事でエノカフェは無事3周年を迎えることができました。今後も釣り師の皆様のご期待に応えて僕が飽きない限りは美味しい自家焙煎コーヒーを携えて船に乗ろうと思う所存であります。皆様、今後もよろしくお願いいたします。

 

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2019年6月24日 (月)

対馬遠征釣行2019 その3@サンライズ新海 唐津呼子港

当初の目標の男女群島が天候不良だったため急遽対馬遠征となった今回の遠征釣行も三日目の最終日となった。
朝5時集合で最終日は早朝から気合いを入れて釣りをする。天候もやっと落ち着き空は晴れて海は凪だ。
朝まずめの時間帯に期待して一同素早く船に乗り込み素早く釣りの支度をする中Y店長だけが素早く船底に潜り込んで寝てしまった。
日頃は深夜までお店を一人で切り盛りしているこの方にとって遠征の船の中は最もよく眠れるところという位置付けらしく、とにかく船に乗り込んだら寝るというのが常となっている。そしてポイントに到着してみんなが渋い中苦労して釣りをしている間もしばらく寝ているのだが、突然起きて出てきたと思ったらサクッと一匹いいのを釣り上げて、それまで釣れずに苦労している釣り師一同からヒハンテキな視線を受けるのが常だ。
この日最初のポイントはジギングとキャスティングで攻める。
最初に来たのはキャスティングしていたハットくん。キター!という雄叫びが上がるもその後がなんだか様子がおかしい。ヒラマサが釣れたのだがヒラゴと呼ばれる子供のヒラマサで、船長が写真を撮っている様子を撮った写真を見てもよくわかるがなんとも可愛らしい魚だ。
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釣ったご当人のハットくんもあまりの可愛さにこの笑顔。
このサイズが釣れたら笑うしかないのだろう。
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この魚のサイズからもご想像できると思うが、この日も魚の反応は今ひとつ渋かった。
船長も走っては流し変えてポイントを探ってくれたがなかなかここ!というポイントがみつからない。
日も高くなり朝のうち着ていたウインドブレーカーがわりの雨具を脱いでちょうどいいくらいの気温になった頃に入ったポイントが幾分反応がよかった。
まずは今回もキャスティングばかりしていたジギング王がジギングロッドに持ち替えた途端にたちまちヒラマサをヒットさせる。さすが僕が勝手に王様と名付けたのだがそれだけの腕前の持ち主、他の誰もが沈黙している中でサクッとヒラマサを釣り上げた。


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さらに立て続けにジギング王にヒット。この方は本当にジギングをやらせたら我らの中では右に出る者はいないのではないかと思うくらい良く釣る。
僕は自分で作った背中に爆釣の文字が入ったTシャツを着ていたのだが、上着を脱いで「爆釣」の文字が背中に現れた直後に今回の釣行で初の青物らしき魚のアタリがありヒット。
魚の引きを楽しみながらあげて着たらジギング王とほぼ同じサイズのヒラマサだった。
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やはり「爆釣Tシャツ」のご利益はあるのだな、と勝手に確信して隣で色違いの「爆釣Tシャツ」の上に上着を着ていた上州親分に向かって、「Tシャツになった方が釣れますよ」と根拠のないアドバイスをすると、親分もその気になって上着を脱いでさあ釣るぞと意気込んでジグを落としたら本当にヒットしてヒラマサを釣り上げてしまった。
これにはTシャツを作った僕もすっかりいい気分になって「ねえ?釣れるでしょう!」と冗談半分に声をかけると親分も頷いていた。
そんな合間にも爆釣Tシャツなど来ていないジギング王は三匹目のヒラマサを追加してしまう。う〜む、実力はTシャツ頼みに勝るのか。
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ところがTシャツを着ていた上州親分がやってくれた!しばらくしゃくっていたらヒットとともにドラグは音を立てるは竿は大きな弧を描くはで一見していいサイズの魚が掛かったと分かる。このかた去年は男女群島で43キロのカンパチを釣り上げているので、今回もまたまたやってくれたか!?と見るものに期待させてくれた。
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この海域にカンパチはいないのでおそらくはヒラマサであろうが、この引きならかなりのサイズに違いないと僕も自分の釣りをやめてファイトを見守る。当の親分もまさかこんなに大きいのが来るとはおもわず油断していたらしく腰にギンバル(ファイティングベルト)をつけていなかった。
「誰かギンバルお願いします!」と呻くような声で助けを乞う親分に船長はおちゃらけてジャガリコか何かのお菓子の筒を持って着て親分の局部付近に当てて一同の爆笑を誘う。
必死で闘う親分はsれどころではない。間も無く本当にギンバルがつけられてファイトは本気モードになる。
しばらくファイトして上がって着たのはやはりヒラマサだった。
この時期としては珍しい大きさのヒラマサ。計量したら11キロもあった。
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写真を撮るため魚を持ち上げる親分の表情が魚の重さでこわばるほどの重さ。爆釣Tシャツのご利益もあったろうがこの時期にこのサイズをかけてしまうところはこの親分何かを持っている。
そうは言いながらも相変わらずジギング王は絶好調で四匹目のヒラマサを間も無く掛けて最も簡単に釣り上げてしまう。
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ミヨシでしゃくっていたY店長も負けじといいサイズのヒラマサをかける。
この人もジギングのプロだ。渋い状況を見極めて素早く次の手を打ち魚をかける腕はさすがプロだ。


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三年前にこの店長に弟子入りしてこの手の大物釣りを始めた僕が思うのは、釣具屋の店長たるもの釣りのプロでなければダメだということである。
客の分からないこと、疑問質問に素早く正解を答えられる実力無くしてはプロショップの経営はできないであろう。そこに信頼を寄せるからこそ釣り師の皆さんは決して安くはない釣道具に投資して結果を出すことができるというわけだ。
とY店長を持ち上げたところで僕の釣果が上がるわけではない。ヒラマサを一本釣った後はすっかり沈黙してしまい、ジギング王や上州親分の釣り上げる魚を見学するのみとなってしまった。
一方の上州親分はさらに勢いをつけて今度は根魚のいいサイズをホイホイ釣り上げる。
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怪魚ハンターとロックンKも根魚のダブルヒットを見せつけてくれる。僕はいつも魚を持った人の後ろに立って恨めしそうにその魚を見ている写真ばかりだ。
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怪魚ハンターは今回タングステン製の小型ジグが好調で、昨日もこのジグでヒラマサを釣っていたがこの日もキジハタ(アコウ)やいいサイズのマハタを釣り上げていた。
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ミヨシ近くでしゃくっていたハットくんにもヒット。久しぶりにいい引きでいい魚がかかったか!?とハットくんもきたしていたのだけれど、上がってきたのは大きなエソ。肉は美味しいのだが小骨が多いのでミンチにされてカマボコにされる魚だ。
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この魚は歯が下の写真でご覧のように鋭い上に激しく口中はだらけなので加えたジグが傷だらけになりボロボロになってしまうので釣り師には嫌われる魚なのだ。
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気がつけば太陽は南の空を周りコミこの日の釣りの時間も残り少なくなっていた。
船長が気を利かせて買い込んでいたスイカを半日氷で冷やしてくれて切り分けてくれた。
一同釣りをする手を休めてスイカにかぶりつく。
そのスイカは大きく甘く白いところまでかじってしまうほど美味しかった。
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船はしばらく走り港に近いポイントで最後の時間を流した。
キャスティングするものはヒラマサを、ジギング組は根魚を狙う。
キャスティングは一度魚が出たものの針にはかからず終わったが根魚は思いのほか好調で根魚王、上州親分、僕の三人はそれぞれ魚を手にした。
こうして三日間の対馬釣行は終わりの時間を迎えた。
男女群島に行けたらもっと大きな魚がバンバン釣れたことも予想できたがお天気には勝てない。季節外れであまり釣れなかった対馬ではあったが、それなりに釣りは楽しめた。釣り以外にも蛍を見たりめったに食べられない美味しい穴子の刺身や天ぷら、寿司で腹を満たしたのも楽しかったし対馬の神社にお参りしたことも対馬の歴史の一端に触れられたようで嬉しかった。
遠征は釣りだけではないのだなあ、一番はいい仲間そしていい船にいい船長との旅だからだろう、としみじみ思わされる遠征でありました。

写真提供:サンライズ新海・ルアーショップEbb&Flow
釣りに関するお問い合わせはEbb&Flow

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2019年6月21日 (金)

対馬遠征釣行2019 その2@サンライズ新海 唐津呼子港

二日目の明け方は雨が屋根に叩きつける音で目が覚めた。天気予報通り今日の午前中は雨と風だな、と思い再び眠りにつく。

次に起きたのは7時頃、外は静かになっていたので雨が上がったことを知り起きることにした。

昨夜スーパーで買ったサンドイッチやミニトマト、生ハムなどを一人でモソモソ食べて朝食をとる。

朝食後コーヒーを入れたら同室の根魚王とジギング王も起きて朝食をとる。

外に出てみたらまだ小雨がぱらついていたが間も無く止む様子だった、しかし風が強い。連絡があるまで出発は待機せよとのY店長からの昨夜の連絡に従い、サッカー女子ワールドカップの試合結果などをみていたところにハット君が登場してきた。同室の人が寝ていて起きないので退屈したのでこちらに遊びにきたという。近くに神社があるからお参りしましょう、と誘われて二人で出かけることにした。

我々が泊まったのは対馬の北西端の集落にあるロッジで昨年秋にもここに泊まった。

周囲には小さな集落があり学校や電力事務所、裁判所の分所などがある。ここを抜けて北に進んで5分ほど歩くと神社の杜らしき大木が山際に固まって生えて見える場所がありそこを目指して歩くと正解だった。

「島大國魂御子神社」と書かれた看板に従い入ると石の鳥居と狛犬があった。狛犬は随分古いものと見受けられ歴史ある神社なのだろうなと思いながら、樹齢500年と言われる御神木の杉を見上げながら階段を登りお参りをした。戻って階段を降りて神社について書かれた歴史諸々を読んでみると、1000年以上前からある神社らしい。

この1000年間の対馬の歴史を見てきた神社ということになる。国境のこの島の再生北端なので朝鮮半島に最も近い集落ともいえよう。秀吉の朝鮮出兵以前からの、おそらく朝鮮と日本の国境が比較的緩やかに機能していた時代も含め様々な歴史を見てきた神社なのだと思うと感慨深いものがあった。

神社から宿に戻る。雨はすっかり上がったが風が強いのでのんびりしていたら突然の20分後に集合の合図がかかりあたふたと準備する。

 

車に乗り込み、ハットくんが先ほど二人でいった神社の話をしたら、お参りしていこうという事になり全員でお参りし大漁を祈願する。

 

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午前10時過ぎ港について出発の準備をする。まだ風があったのでのんびり支度をして、ここぞというタイミングだったのでエノカフェを開店する。

この日の為に焙煎してきたコスタリカのブラックハニーという豆を淹れてみんなに振る舞う。

先月の男女群島遠征時にこのブラックハニーの話をしたので、皆さんの期待は大きくプレッシャーもあったがうまく淹れる事ができて一同に満足していただけた。

いつまでむ港の船の中でコーヒーを飲んでまったりしているわけにもいかないので、エノカフェが終わったら早速出船。

港を出ると風はだいぶ治まっており、海もうねりはあったものの予想ほどではなかった。これなら釣りになる。

この日最初は昨日ナブラの立った周辺を探ってみた。キャスティングとジギングで誘う。

ポイントを流し変えながら探るものの魚からの反応は今ひとつ。時折釣れる根魚くらいでヒラマサはかからない。

しばらくやってダメと判断し一気に島の南まで下ることになる。小一時間の移動なので船底のねぐらで一眠りした。

 

しばらくして起きると空は明るくなっており左舷側に見える島が少し先で切れて何反であることを示していた。

船はさらに南下する、遊漁船らしい船の集団を遠く見ながら走る。うねりは収まり海はだいぶ静かになっていた。

 

島の南側まで下りきったポイントで釣りを再開する。ポイントを流し変えながらジギングで攻めるが中々アタらない。魚の反応は渋かった。

 

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島に近づいたり遠のいたりしながらポイントを変えて攻めるもなかなかいい反応がない。

再び島から離れ気味のポイントに入った時は午後3時を回っていたように思う。今回これまだノーフィッシュの僕は流石にそろそろ釣りたいなと焦りほどではないが気持ちははやっていた。

このポイントは比較的浅いポイントだったので潮は流れていたが小さなジグに変えてみた。昨日釣れた魚が吐き出したベイトが小さな小女子だったからだ。

これでダメなら諦めよう、とコウナゴカラーのゴビアスブルスリムを投入し二、三回落とし直してしゃくったところにゴン!というアタリとともに気持ち良い引き。竿がグイグイ引き込まれる。おおおやっと来たああ、これだよ〜!こうでなくっちゃ!でもこれなんだろう?根魚にしてはよく引くし、青物にしては首を振らない。???と頭の中は?マークでぎっしりになりながら巻いて来たら白っぽい魚体が見えて来た。お!クエか?と一瞬思ったが上がって来たのはマハタのいいサイズだった。

 

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今回は根魚狙いだったのと、思い通りのジグの選択で釣れたので人満足する。

他の人もポツリポツリと釣れ始め、キジハタを根魚王があげるとY店長もそれに並ぶ。キャスティングではシイラしかかからなかったがジギングでは根魚がポツポツと釣れた。

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最近はあまりジグをしゃくらずにキャスティングばかりしているジギング王もジギングに竿を持ち替えた途端ヒラマサを釣って見せた。さすがである。

 

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中でもロックンK氏の釣ったミノカサゴが美しかった。水族館と写真以外、つまり生の目の前でこの魚を見るのは初めてだった。朱と濃いシャ色の縞模様が美しくまるで工芸品のように見えて、動いているのが不思議な感じにすらなった。

 

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しばらくして夕まずめを迎えるとジグにヒラマサが来たりして魚の活性は上がって来たように思えた。

 

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キジハタをまだ釣った事がない、と言いながらロックンKが出して来た仕掛けがおかしかった。20センチほどの弧を描いて湾曲しているジグにハリスを1メートルほどつけてその先にはタコベイトがついている。エビングの様な仕掛けだったが湾曲しているジグの大きさと形が珍しくみんなニヤニヤしながらその釣りを見ていたが、見事アタリがあって人生初キジハタを手にしたので船上はさらにウケまくる。

 

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こうして二日目の釣りは終わり、南対馬の美女塚茶屋というなんだか怪しげな名前の宿に泊まることになった。

港までご主人と奥さんが車で迎えに来てくださり宿に着くとすぐに夕食。

 

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食事中ご主人が車でちょっと行ったところで蛍が見られるというので食後ハイボールのジョッキを片手に車に乗り込み出かけた。

車でちょっとは20分くらい走ったところで止まり、緩やかな滝のある川辺に降りると、チラリチラリと蛍のあかりが光る。一同コーフンして一斉にスマホを取り出し写真を撮り始めたが光量が少なくさらな気まぐれにヒカル蛍を撮影酢うるのは難しい。上手く撮れても闇に米粒のような光が映るだけだった。

 

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さらにもう一箇所見られる場所があると山を一つ越えて船長も初めて来たとき集落まで行き蛍を見て満喫し宿に戻り風呂に入って早く寝た。明日は朝早くでるからだ。この二日間渋い釣りだったので最後の1日、朝まずめに期待して眠りについた。

 

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2019年6月19日 (水)

対馬遠征釣行2019@サンライズ新海 唐津呼子港

2019年6月13日夕刻、我ら釣りバカ8名は羽田空港国内線ターミナルにいつもの大量の荷物と共にいた。一同の話題は天候と釣行先についてだった。

今回の遠征の行き先は男女群島なのだがどうも天候が厳しい。日本の南岸に停滞する梅雨前線上には発達しながら西から東に進む低気圧ができていた。予想では低気圧は台風並みに発達しながら東に進むというのだ。前線の北側にある高気圧の勢力が増してくれたら梅雨前線を南に押し下げて、この低気圧の進路も南よりになり男女群島行きも不可能ではないのだが、この北の高気圧の勢力がなんとも意気地なしで今ひとつ覇気がない。もう少し気合い入れて1100hPa以上に発達してくれたらいいのに全くその気配がない。釣り師一同もそんな状況につられて履きが今ひとつない。釣り師がつられてどうする、という情けない状態でありました。

先月5月の遠征時も前日までダメ!と言われたのがいけたのですからなんとかなるでしょう!という引率のルアーショップ・エブアンドフローのY店長の声になだめられつつ出発ゲートをくぐり福岡行きの飛行機に乗り込んだのでありました。

午後9時、福岡空港から博多のビジネスホテルに到着し夕食に出かける時点でも明日の行き先は決まらず、当日朝の天候判断となった。

翌朝朝6時、行き先が決まらずヤキモキしながらホテルロビーに集合すると、朝一のサンライズの田代船長とのやりとりで天候回復は無理と判断し対馬方面への釣行が決定していた。それを聞いて僕は少々落胆した。このところの男女群島の釣果が好調と聞いていたのと、この時期の対馬方面はメインとなるヒラマサが産卵後のつれない時期に入っておりあまり期待できなかったからであるのだけれど、今の僕の頭の中は先月の男女群島遠征の時からでかいカンパチが釣りたい!という気持ち一色になっていたのでカンパチの釣れない対馬方面と聞いてさらにテンションが下がりつつあった。しかしここで気持ちがしぼむと本当に何も釣れずに終わってしまいそうなので、狙いをクエ(アラ)に切り替え脳みその中も切り替えてテンションを保持することにした。

朝7時、唐津の呼子港に到着。いつものように早速釣り仕度を始めたのだがハプニングが起こった。

参加者の一人、上州空っ風親分の釣り具が入ったドカットが無いのだ。ドカットの中にはジグやプラグなどルアー一式が入っているのでこれが無いと釣りにならない。親分の顔色が白くなっているように見えた。船長が自宅と何度かやりとりすると運送会社に不在扱いで在ることが分かったのですぐに配達してもらうことになった。一同は時間があるので余裕をもって釣りの支度を船上で進める。

今回の参加者はドカットが未着で不安だらけの上州からっ風親分、怪魚ハンター、久しぶりに同行するハット君とロックンK氏、根魚王、ジギング王にY店長とぼくの合計8名。ジギング王、怪魚ハンターとは四月のトカラから三ヶ月連チャンでの釣行となる。

しばらくし、船長が親分のドカットをもって船に戻るといよいよ出船となる。

出発は遅れたものの無事釣り具がそろい親分はもちろんのこと一同も胸をなでおろした。

出航した船は凪の海の上を一時間少々走り七里が曽根の目指した。

前の晩、寝るのが遅くなってしまった僕は船底で寝ていた。

目が覚めてキャビンに上がっていくとすでに船は七里が曽根にかかろうとしていた。行く先に他の船の姿は見えなかったがしばらく行くとレーダーに大船団が映し出されてきた。

しばらく行くと行く先に船がたくさん見えてきた。さらに進み船の間を通り抜け釣り場を探すがあまりの船の数になかなかポイントが決められない。船団といってもこの辺りの船は、船と船との間を数百メートルは取るという約束があるらしく、関東近海の海のようにびっしりと船が固まっているわけではないのだが、その分船の数がそれなりに多いとポイントを探すのも難しくなるのであります。

結局、船団を通り抜けたところでようやくポイントを見つけて流してみたものの魚探の反応も魚の反応も芳しくないのですぐに移動をすることになり船は対馬に向かった。

七里から対馬まではおよそ一時間、さらに対馬の中央の水路を抜けてきた対馬に向かうというのでそれなりの時間がある。

海は凪で快走する船の上でも揺れが少ないのでエノカフェを開店することにした。

今回はエノカフェを3周年記念であり気合いを入れて3種の豆を用意し、その中には前回の本ブログにも書いたブラックハニーもある。とりあえず初日のエノカフェなのでグアテマラを淹れる。普段よりも浅めに焙煎したグアテマラはアッサリとした酸味に爽快感がある。疾走する船の上で飲むにはピッタリではないか、ということもあるのだが、翌日は午前中の天候が荒れ模様と予報されていたので、ブラックハニーはその時間に余裕をもってじっくり味わいましょう、という船長からのアドバイスもあったのだ。

コーヒーを味わいまったりしながら対馬を左手に見ながら快走することさらに小一時間、南北対馬を分ける水路を抜けて島の北西側に出る。

さらに北上しながら走ると根魚王が魚のボイルを発見、スピードを落として魚の群れを探しながら船は進む、しばらく走る鳥山を発見。

鳥山を見るとテンションが上がる、大自然の躍動感に感動もするし何よりも釣るべき魚が目の前で水面をバチャバチャ跳ねているのだから釣り師にはたまらない。

慎重に近づいてキャスティングで攻めるとすぐハットくんにヒットした。カツオの群れか?と思ったが上がってきたのはワラサ(ブリの小さいもの)だった。

 

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鳥山ナブラは移動が早いため船は追いながらキャスティングで攻める。何人かが同じくワラサをヒットさせる。

 

こうしてワラサの鳥ナブラをしばらく追い回したがやがてナブラも沈んでしまったため、今度はジギングで魚を狙うことにした。

初めは水深70メートル前後の場所から攻め始める。魚探への反応はよく、画面が真っ赤になるほどだったのに対し、魚のジグへの反応は今一つでなかなか釣れない。しばらくやってようやくミヨシで釣っていたY店長にヒット。ヒラマサが上がってきた。

Y店長にアドバイスしてもらうと、普通のワンピッチでは食ってこないのでリアクションバイトを誘うようなしゃくり方をした方が良い、というので自分なりに早く巻いてみたり、早巻きから遅巻きに変化をつけたり色々やってみるはなかなかアタらない。

何度もポイントを流しかえたが結果が出ないので移動して今度は少し浅い水深50メートル付近を流す。

こちらも魚探の反応は真っ赤で。それを見るだけで釣り師的にはテンションが上がるのだが、お魚ちゃんのテンションはなかなか上がってくれないようでなかなかヒットしてこない。そんな中でジグの代わりにただの重りに針をつけて釣りをしていた怪魚ハンターにカサゴがヒット。この重りに針だけ、という仕掛けは最近釣れると一部で話題になっているので怪魚ハンターも試しに持ってきたものなのだが、この一匹で釣れることが証明された。

ジグも何もつけずにただの重りに針だけで釣れてしまってはルアーメーカーや釣具店はたまったものではない。

いいお値段のジグをつけて隣でしゃくっている我らの心中も穏やかではないのだが、幸い上がってきたのが小さいカサゴだったので許す。

僕はでかいジグをつけてクエを狙っていたのだがアタリどころか魚の気配すら感じない。

何度か流し変えしてポイントを移動し、一昨年マッキーさんがクエを三本立て続けに釣り上げたポイントを流すもアタリはなく、雨も降り始めてきたのでこの日の釣りは終了し停泊地の港に向かうことになった。

船が走り始めた途端に雨は強まり、船長の判断がスーパーだったことに驚きながらすぐに港に着く。

小雨の中車に荷物を乗せて船上を片付け宿となる路地に向かう。

昨年秋に来たのと同じロッジだった。シャワーを浴びてすぐに再集合してくるまで30分ほど走り予約していた寿司屋へ。

ビールの乾杯に引き続き上等のアナゴの寿司に天ぷら、刺身などアナゴざんまいで疲れた体と心をほぐしたのでありました。

 

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外の雨は強まり、明日の釣りは朝ゆっくり出発との話になり、存分に寝てくださいとのY店長から話があると美味い料理に酒のピッチが上がって行ったのでありました。

 

 

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