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Fishing

2019年10月10日 (木)

走水の金アジ釣り・午後の部@広川丸 走水港

走水港の広川丸でのアジ釣り、午後の部であります。

この船では午前船は7時半出港で12時頃港着、午後船は午後1時出航の午後5時港着という感じで釣りをします。

コンビニまで歩いて昼食を買い求めた我々(H夫妻と僕)は船に戻って食事をしようとしたんですが、

上げておいたはずの仕掛けが落としてあって、それに小アジが掛かっているじゃあありませんか。午後から乗る右隣の親子がコマセを撒きながら小アジを次々に釣り上げているのを見てしまったら釣り師の血が騒いで昼飯どころではなくなる。

買ってきたサンドイッチをサッサと食べ終えてコマセを落としては小アジをかけようとするのですが、隣のH妻さんは入れ食いでアジを次々と上げているのにこちらは小アジが餌を加えているのが見えるのに針にかからない。この差はなあに?とH妻さん(なんかあまりいい響きではないが)の針を見せていただいたら、針先がチョコっと内側に曲がっていて小さな口でもかかりやすい形状になっている。この差かあ!と思ったけれど小アジには興味はなかったので、むしろアジの群れが狂喜乱舞してエアを奪い合う様の方が面白くそちらを見ていたのでありました。

 

午後の出船となり船は再びエンジン音を上げて港を出ます。午前のお客さんは半数以上帰ってしまい午後のお客さんが何組か入ってきた程度なので釣り座の間隔は広く取られており釣やすくなっていました。

 

港を出て五分ほどの港のすぐ沖の水深80メートルに到着。アンカーを降ろしたら釣りの開始です。

船長曰く、午前のポイントの潮の動きが悪いので深場にしてみたと。

 

ところが期待して釣り始めたのにアタリはなかなかでない。コマセを振ってしばらく待ち竿を上下させて餌を動かして色々な動きで誘ってみるのですがなかなかアタらない。やっと来た!と思ったら引き方が違う。なんじゃろ?と上げてみればいい型のサバがかかってきた。

この辺りのサバは美味しいのだけれど、足が速いので家に帰ったらさっさとさばかないとダメになってしまうのが嫌でH夫妻にあげてしまった。

さらに同じアタリでサバが合計連続4匹も上がる。「なんだよ、これじゃあサバ船じゃんよ!」みたいなことを大声で言ったら、船長に聞こえたのか移動することになった。

移動して向かった先は午前のポイント。

 

ここが底潮がが動いていた。アジの活性は良く初めて間も無く入れ食いになる。

はじめのうちはコマセを振って待っていれば掛かってくるというくらいの高活性で、右隣に午後から入った小学生とお父さんの親子も子供さんの持った竿にバンバンアジがかかっていた。

釣りなら今ですよう!とH夫妻にハッパをかけながら一投一匹の入れ食い。ダブルヒットなどもあり順調に数は増えるのでありますが、いかんせんかたは小さめで大アジとは言い難いサイズ。

まあそれでも釣れていれば楽しいもんです。

 

とは言いつつもこんな入れ食いがいつまでも続くはずがない。お隣の親子さんにも「こんなに釣れていても止まるときにはアタリがパタッと止まっちゃうんですよ」なあんて言っていたら本当に止まってしまった。

 

ああ、余計なことを言ってしまったと悔やんでももう遅い。仕方ないので竿をしゃくってエサをあれこれ動かしてアクションで食わせることを試みた。この時点でこの日の通算27匹くらいの釣果。


そんな時船長から「中層にサワラの反応があるよ」と言われた。でもサワラの仕掛けは持って来ていないし、泳がせの道具もないし、と思っていたところにトモで泳がせ釣りをしていた釣り師の方にヒット。

竿が大きく弓なりに曲がっている。船長がタモを持って駆けつける。上がって来たのはいいサイズのサワラだった。

思わず「いいなあ、美味しそう!」と声を上げてしまった。

 

そんなサワラを横目で見ながらも味釣りは続く。あれこれ色々やっていたらエサをスローフォール(ゆっくりエサを落とす)させたときにアタリが出るのがわかった。

竿を大きくしゃくってはスッと竿先を下げてエサをフォールさせるとククッとアタリが出てポツリ、ポツリと釣る。

あと1匹で30匹というときになって二回連続でバラしてしまい、時間も終わりの時間に迫る午後四時過ぎ。節目の30匹、どうしても釣りたい!と欲が出る。気合いを入れながら何度か仕掛けを落とし直していたらやっとアタリが出た。

このやっとこさかかった魚がなかなかいい引きをしているので、独り言で、「でかい、重い」などとブツブツ言いながら上げてきたら30センチはあるいい型のアジだった。この1匹でなんとなく目標達成の気分になり気が緩みそうになるも、残り時間も気合を入れて誘い続ける。

 

すると、コマセが落ちきってしばらく誘っていたところに、モソッというアタリがあり合わせるとグンと重い。

糸を巻き始めるとコココン、コココンと竿を叩く。午前のドチザメの経験があったので素直には信じなかったものの、重さからしてどうやらマダイらしい引き具合。「やったー!マダイだ!」と声をあげた時、コココン!と竿に感じた次の瞬間、ズルッという感覚で軽くなってしまったではないですか!

ありゃあ、バレた!と巻き上げてきたらアジ用の仕掛けに着いた針がぐんにゃり外側を向いて伸び曲がってしまっていた。

実は今まで隠していたのでありますが、この日の付けエサに僕はアオイソメを80グラムも買い込んでいたんですね。

アジ釣り名人の釣り仲間、カワマタさんがいつだかアジ釣り大会で優勝したときにも付けエサはアオイソメだったというのを聞いていて、自分もアジを釣るならアオイソメと決めていた。

アジ釣りの場合釣り宿で用意してくれる付けエサは多くはイカを食紅で赤く染めて2ミリの立方体にした「アカタン」とか「イカタン」と呼ばれるものなのですが、僕は密かに用意していたアオイソメを針にくっつけて1人いい思いをしようと企んでいたのであります。

アカタンにマダイが食いつくことはまずないのでありますが、アオイソメにはよく食ってくるのも承知の上での秘密作戦が成功しかけたのでありますが針の強度が甘かった。

このように魚釣りというのは道具、エサ、腕などすべてのバランスが一つになったときにのみウマくいくものなのでありまして、何か一つが掛けてももダメなのであります。その中でもとりわけ釣りに大事なのは何か?とプロに聞けば二つ返事で針と糸だよ、と帰ってくるほど針は大切な要素だったのですが、僕はそこをヌカッテしまった。

この1匹のバラシには大きく落胆し失望したのでありますが、まだ残り時間は少しだがある、と周囲の釣り師の皆さんがお片づけ始めているのも無視してしゃくり続けたのでありました。

 

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結果は読者の皆様の予想通り釣れなかったのであります。逃した魚は大きいと言いますが、物理的にも精神的にも逃した魚はとても大きく心にのしかかったのでありました。

 

やがて船長の「上がっていきます」の一声がかかりこの日の釣りは終了。

辺りは薄暗くなり始め気が付けば雨がポツリポツリと落ちていた。

 

帰りがけ船長さんから声をかけられ、「えのすさんは釣りが好きなんですねえ、また来てくださいね」と言われたのでちょっと元気になったのでありました。

 

 

 

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2019年10月 8日 (火)

走水の金アジ釣り@広川丸 走水港

みなさん走水の金アジというのをご存知だろうか?

走水というのは東京湾の入り口、横須賀の観音崎の付け根部分位置する街の地名なのでありますが、ここいら辺は東京湾がぎゅっと狭まっていてやたらと潮の流れが速いことからこんな地名がついたそうな。そしてこの流れの速い海で捕れる、あるいは釣れるアジはたいそう美味しく色も金色がかっていることから「金アジ」と呼ばれるアジ界の高級ブランドなのであります。

今回はその高級アジをエサ釣りで爆釣しちゃおうという作戦なのであります。

そもそもこういう話になったのは8月に海の釣り堀に誘っていただいたH夫妻からのお誘いでありまして、H夫妻と申しましてもイニシャルがHなのでエッチな夫妻というわけではありませんので誤解のございませんように。そのH夫妻に走水の広川丸というところで走水の金アジを釣りましょうよ、とお誘いを受けたのが10日ほど前でありました。釣行日は10月7日の月曜日だったのでありますが、この週は木曜日から隠岐の島まで四泊五日で遠征釣行に行くことになっていたため、その週の頭でも釣りしてていいんかい?と心の中で逡巡したのでありました。しかしながら、結果的には数分後に「行きます!」と返事を返してしまったのでもうこの釣りバカ具合は誰にも止められない状態となったので、気分良くアジ釣りにでかられることとなりました。

釣行前日に近所のオフショアルアーショップ、エブアンドフローへ行き、「明日アジ釣りに行くんですよう」と店長に申し上げたら「ロウニンアジですか?」と返され、あ、ここにも手のつけられない釣りバカがいると感じたのでありますがそこはスルーして、付餌のアオイソメを買いに釣具のポイント長後店にバイクで向かったのでありました。

ここでアオイソメ80g(一人分としては結構多め)とビシアジ仕掛け二種に、それらより少し糸の太いライトサバ仕掛けを購入し外道でワラサあたりが食いついても大丈夫なように準備を怠らなかったのでありました。

 

当日、午前4時、車で10分ほどのH夫妻宅にお迎えに行き合流すると一気に保土ヶ谷バイパスから横浜横須賀道路を駆け抜けて終点のインターを出れば数分で走水の広川丸さんに到着です。

時刻はおよそ4時半、これなら一番乗りだろう、と船の釣り座選びの順番になるお店の前にクーラーボックスを速いもの順で置いていくというので真っ暗な中駐車場に着いてみればもう残り1台分しか空いていない状況。車を止めてまだ閉まっている広川丸さんの前にクーラーボックスを持っていくとすでに7個ほどのクーラーボックスが列を作っていいる。

みなさん、月曜日の早朝だというのになんという早起き、というか夕べ寝たの?とお聞きしたくなるほどの出足の早さに驚かされたのでありました。

5時を回ったあたりで広川丸さんのお店が空いたので受付に行きます。クーラーの順番に呼ばれて船の釣り座を選んで行きました。出遅れたか?と思ったものの右舷のミヨシから二番目、三番目、四番目と三人分確保。とは言っても四番目はほぼ船の真ん中胴の間でしたが。

受付が済んだらすぐ向かいにあるファミマで朝ごはんと飲み物を購入、このファミマ、朝6時からの営業なのに売上は全国五番目くらいに入るほどすごい売上らしい。行ってみれば確かに早朝から開店を待ちわびていた釣り人らしきヒトビトがたくさん入っている。

朝食を調達したらほんのちょっと離れた港に向かい、車を止めて船に向かいます。

出船は午前7時半なのですが、6時半くらいの段階で船の上は大にぎわい。片舷9人ずつ、合計18人も釣り人が座っている。本当に今日は月曜日だっけ?と疑いたくなるような人気ぶり。周囲の他の船はそれほど人が混雑している様子はないのに。

 

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H夫妻に聞いてみたら広川丸さんはテレビの取材でよくオンエアされるそうで、彼らもテレビを見て即出掛けたというではないか。なるほどマスコミのせいでこんなに人気なのね、と思ったが受付の時の船長の人当たりの良さを見ていたので人気にも納得できた。

さあああ、やっと7時半になり出船!

船が港を出ると軍港横須賀の至近とあり巡視艇のようなものが二隻沖に浮かんでいる。

なんだか物々しい感じの中を船はポイントに向かい10分ほどで到着。投錨して船を固定したところで船長から「始めてください」と号令がかかる。

 

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アジ釣りは年に一度やるかやらないかな上、ここ数年はおそらくロウニンアジ釣りに出かけている回数の方が多いワタクシにはビシアジは二度目の体験であり全くのどシロウトなのであります。

150号という重さおよそ500gほどの錘が底に付いたコマセを入れる為のナス型のカゴに弓形の金属の針金、テンビンというものがつけられており、その片端に道糸を、反対側にエサを付ける仕掛けをつなぐという構造になっているのであります。わかるかな?

小さめのナスくらいの大きさのコマセカゴにはイワシのミンチをシャベルで入れる。そして先っちょの釣り針二本には付けエサを付けるのであります。

水中に落として魚のいるタナまで仕掛けが到達したら、竿を大きくしゃくるとコマセカゴの中のミンチイワシが煙幕のように散らばり辺りにいるアジちゃんを引き寄せる。腹の空いたアジちゃんたちは狂喜乱舞しながら奪い合うように込めせに食らいついていると、その先の付餌のついた針にも食いついて釣れるという塩梅です。

ゴングななり一斉に18名の仕掛けがスルスルと船べりから落とされていく。水深はおよそ50メートル。潮が流れているので150号の重さも若干流されて落ちるので、落とすタイミングをずらしてしまうと隣の人の糸を釣ってしまいすぐさまオマツリとなるのでありますが、この日は比較的潮の流れが緩かったので、落として即オマツリ、というのは回避できました。

そこから3メートルくらいね!と船長が魚の群れのタナを指示してくださるので、そこまで錘を落としたら3メートルほど巻き上げます。

使用するリールは電動式なので、パネルに水深が表示されているので簡単にタナまで持っていけるのであります。日頃は手動式のリールでジギングなどやってばかりいると、この電動式というのが素晴らしく楽チンなのであります。

さてさて、最初の一投目、落としたところから手で3メートル巻き上げて、竿を大きくあおってコマセを振りまきアジのアタリをじっと待つこと10秒ほどで早くも竿先がブルブル!と震えてアタリがきました。ここで強く合わせるとアジの繊細な口が切れてしまうので、そっと、かかってるかな?と聞いてみるくらいの強さで(どのくらいの強さだ?)竿をそっとやさしく上に振り上げて、魚がブルブルっとしっかり針に掛かったのを確認したところで電動リールの巻き上げスイッチを入れたらあとは竿を持って引き味を楽しむだけ、楽チン楽チン。

アジとはいえ型がいいようで結構良く引く、上がってきたのは30センチほどのいいサイズのアジちゃん。さすがブランドアジ!サイズも引きもいい。早速気分よく一匹釣れたので出足快調であります。

このあと数匹までは仕掛けを落とせば必ずアジが付いてくるいわゆる入れ食い状態となったのでありますが、魚のサイズ(型)がどんどん小さくなってきてアベレージが20センチほどになったところで安定してしまいます。

さらに7〜8匹釣ったあたりからアタリが遠のいて時々しか当たらなくなってしまったではありませんか。

これではイカン!とあの手この手を使ってアジを誘うのですが、僕の出す程度のあの手この手ではアジちゃんたちが反応してくださらない。

 

そんな時あの手この手の誘いを入れた直後にココン!とアタリがあり竿を煽ると明らかにアジより重い。

やった!マダイか!?と慎重に糸を巻きつつ魚の引きを楽しむと、時折竿先を叩くようにココン、ココンと引いてくださる。これはもうマダイに間違いない、しかもそこそこデカイぞ!とすっかりその気になって糸があと2メートルというところまできたら、見えてきた魚がなんだか白くて長細い。

???なんだ???と思いつつさらに糸を巻いたらなんと、サメじゃないですか!船長を呼んですくっていただき針をはずしていただいた。このサメ、ドチザメという歯はないおとなしい種類のサメなのでホッとしましたが、小笠原でつけてしまったサメグセをこんなところで発揮してしまうとは。とほほ。


それからしばらくしてH夫の竿にもドチザメがかかってしまった。その他にも同船者が一匹あげていたのでアジ船がドチザメ船になってしまいそうだったので、こんなことではイカン、とまたしても心はこんなことではイカン状態になりあんなことやそんなこと、いろいろ試してみるのでありました。

 

ドチザメ以外にもミヨシで生きたアジをエサにした泳がせ釣りをやっていた方の竿にワラサがかかって上がってきたのを見て、こんな大きいのの群れに周りを囲まれて睨まれていたらアジの食欲も落ちるよなあ、とアジの食わない原因の一つがわかった気がしたのであります。

 

コマセカゴの中のミンチイワシは竿を二回も煽ると空になってしまうので、かなり頻繁に仕掛けを上げたり下げたりを繰り返すのであります。付エサがついているからといって竿を置いたままジーッと待っていれば釣れる、というほどアジ釣りは甘くなかったのであります。

アジだってアジなりの都合があるんです。エサの煙幕がはられているからといって常に食いまくっているわけじゃあない。外敵に囲まれたり満腹になってしまったり、潮の動きが落ちてしまったりするとエサなんかには目もくれなくなってしまうのでありました。

 

時間を追うにつれてアタリの頻度はさらに落ち、それでも拾うようにポツリ、ポツリとアジを釣り上げ、午前11時半の午前の部終了までに15匹ほど釣り上げたのですが、今一つ満足がいかないワタクシ。H夫妻も同様に満足な釣果が得られなかったらしく、午後も延長してやる、というので僕も激しく同意して午後の部に突入ということになったのでありました。

 

午後の部に続く

 

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2019年10月 2日 (水)

またまた東京湾タチウオジギング@太田屋 金沢八景

東京湾タチウオジギング3戦目であります。

 

今回はこの夏友人の画家の個展で知り合った焼き鳥屋さんの店長を無理やり誘っての釣行です。

店長は釣り経験は豊富らしいのですがオフショアジギングは初めてという事なので、シロウトながら僕が色々アドバイスしての釣行となります。果たしてシロウトアドバイスで太刀魚は釣れるのか?そんなに甘くないぞ!という声が空耳のごとく脳裏に響く毎日を過ごしながらいよいよ当日となりました。

当日は焼き鳥屋氏とその知人を入れて三人での釣行となりました。

焼き鳥屋氏は前日深夜の閉店後、知人氏と寝ないで車を走らせ金沢八景の太田屋さんまできて車内で寝ていたそうです。午前5時前に僕が到着するとすでに来ていて車から出て来てご挨拶。店が空いていないので釣り座だけ確保して二度寝です。

 

店が空いてしばらくしてから準備、船に乗り込み仕掛けを作りしゃくり方などの基本的なことだけお話しして出船を待ちます。

 

午前7時半出船。

あらかじめ船長が浅場からやるよ、と言っていたのでおそらく八景沖からやるんだろうな、と思っていたら案の定港の外に向かって右手にある住友のドックの沖に回り込んで釣り開始。水深は20メートル。浅いのでジグも80gの軽いものを使う。

早々に船のあちこちでヒットし、焼き鳥氏にもヒットするも残念ながら取り込み中にバラしてしまった。

僕の方は全くアタリがなくしゃくりに問題があるのだろうと色々試すもアタリなくポイント移動。

 

船は横須賀の軍港の奥まで入り込んで軍艦や海保の船が並んでいるのをみながら釣りをした。

 

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相変わらず渋く、船長からアナウンスで魚の活性が低いのであまりるジグを動かさないほうがいい。ただ巻きでスピードを色々試してみて、と言われた。

言われた通りにただ巻きで色々やるもアタリなく、ミヨシで入れ食ってる人の釣り方をみていたら竿先を少し上下させながらゆっくり巻いていたのでこれを真似たところでアタリが出た。

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初めはかからなかったがすぐにヒット。やっと一匹釣ってホッとする。このパターンですぐに追加し三匹釣り上げる。焼き鳥氏と知人氏にもこのパターンを教えたらすぐにヒットして釣り上げた。

この日は魚の活性は悪い割には太刀魚特有の群れの移動は早く細かな移動を繰り返す。

移動するたびに拾い釣りという感じでポツリポツリとアタルのだが針がかりが悪くバラシも多かった。

ジグを見ると丁度針のない真ん中あたりに歯型が付いている。また同じジグでやり続けるとスレてしまうようなので、こまめにジグを変えてなんとかアタリをとった。

 

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10時頃までやってやっとこさ5匹。ポイントを大移動して再び八景方面に戻りながら釣る。ここでまたポツリポツリとだったが、昼頃入ったシーパラのすぐ横のポイントで一瞬魚の活性が上がり連発してなんとかツ抜けした。

ところがここからが全くダメで何をやっても釣れない。終了間際の2時過ぎにやっと掛けたがバラしてしまっておしまい。

 

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寝ないで頑張ったお二人さんは5〜8匹くらい釣っていた。ボウズじゃなくて良かった、って人の心配をするほどこちらも余裕はない。

 

無理やり誘ったお二人にはこんな渋い日に誘ってすんませんと頭を下げる。楽しかったですと言っていただきホッとする。

船長に三人で魚を持った写真を撮ってもらって終了。

 

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テクニカル、といえば聞こえがいいがもう少し釣れたらなあ、なんて思っていたらこの日船のトップは26匹も釣っていた。やはり腕の差か!と己の素人ぶりを再認識させられた釣行でございました。負けないぞ!

 

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2019年9月18日 (水)

小笠原遠征2019 その6@恵丸 小笠原父島


遠征4日目、ようやく太陽が戻ってきた。早朝3時半に集合して船に向かうと東の空が薄紅色に染まっていた。しかしながらもうこの日の午後には帰らなければならないので、せっかくの晴れの日なのにお昼までの半日しかない。
昨日まで潮が流れなかったのが今日は幾らかでも流れてくれたら、というのがみんなの願いだった。魚は居る、潮さえ流れれば爆釣もあるのだ。
港を出ると波もおさまっていた。沖に向かう船から太陽が上がってくるのが見える。テンションは上がり期待は膨らむ。
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上がったテンションのまま最初のポイントへ。
潮の感じも良さそうだ。今日は釣れそうだぞう、といきなり330gのでかいジグを落としてしゃくる。
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ところがどっこい、そう簡単には魚は釣れない。船長がポイントを変え、流し変えて魚の活性の良さそうなところを探ってくれる。
最初にヒットさせたのは昆虫大好きさん。小さいながらも立派なカンパチだが、船長が大きさを見てカンパチ「八」(8kg)まではいかないなあ、カン1.5くらいかなあ、と冗談を言って笑わせてくれた。
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次に来たのは大好きブラザースの片割れバイク大好きさん。こちらはカン2くらいだったような。
それでも昨日まであの巨大バラハタを釣るまでバイク大好きさんは今回いまいち乗り切れていなかったので、この一匹を起爆剤にスイッチが入ったようだ。
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ジギング王はいつものように淡々とクールに釣る。この人が釣れない時はみんな釣れる気がしなくなってしまうほど良く釣る。
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ジギング王が釣ると今度は根魚王。
今回の釣行ではカンパチがかからないようにジグを操作していたようだが、ここでついにカンパチを釣ってしまった。根魚専門の王様にはカンパチは無駄に引く外道でしかない。
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起爆装置にスイッチの入ったバイク大好きさんはこの日一人でカンパチを次々に釣っていた。
僕が作った背中に爆釣の文字が入った「爆釣Tシャツ」の効果もあるのか好調にカンパチをかけた。サイズも徐々に上がっていく。
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その中でも一番の一匹がこれ。この日一番のサイズだった。
付いているジグを見て僕も真似して見たが僕には一向にカンパチがかからない。
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根魚王は釣り上げたアカハタが浮き袋を出してしまったのを真似しておどけて写真を撮っていた。
僕らの遠征はいつもこんな感じで楽しい釣りをしている。
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バイク大好きさんのジグを真似て釣っていた僕にもヒットした。しかしジグがそこに付いた途端のヒットだったので根魚に違いない。今回バラハタを一匹も釣っていない僕はとうとうバラハタが釣れたかと喜んであげてきたのだが違う魚がついていた。
アカハタかな?と思ったら船長が地元でドブアカバと呼ぶ魚だった。
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この魚、シモフリハタという名前の魚なのだが、焼いて食うには問題ないのだが、にて出汁をとるとドブの匂いがして不味くて食べられたものではないところから地元父島では「ドブアカバ」という誠に不名誉な名前がつけられていた。
潮の止まっているときに釣れる典型的な魚なのでこの魚が釣れたらそのポイントは諦めるというほどらしい。
昨日ほどではないにしろやはりこの日も潮の流れはイマイチなようで船長も困っていた。
少しでもそこジオの動いていそうな場所を探して流してくれるのだが釣果は今ひとつ盛り上がらない。
そんな潮の動かない中でもさらに潮止まりで、もうこの状況ではカンパチが釣れることはあり得ないだろう、というときにY店長にヒット。
あげてくる魚を見ながら船長が「釣れてはならないものが釣れてしまった」という。カンパチだ。
そもそもY店長にはKYなところがあって、みんなが何時間も釣れてない中でそれまでキャビンで寝ていたところから起きてきていきなりヒットさせて「入れ食いですね」と言ったりしてヒンシュクを買うことがままあるのだ。
さらに船長が驚いていたのは、父島周りにはもうあまりいないと思われていたバラハタの大物をジギング王が釣り上げてしまったことだ。
この日は青物狙いのジギング王に根魚のバラハタ、根魚狙いの根魚王にカンパチと釣れる中身が入れ替わってしまっていて面白かった。
両人とも不本意そうな顔をしているのが笑える。
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そんなこんなで釣りをしていると時間が経つのも早い。時計は早くもお昼近くなっておりそろそろ上がりの時間かな?というときに僕にきた。
でもなんだか小さいし引き方もカンパチとは程遠い。ドブアカバじゃなければいいけど、と思っていたら縦縞の綺麗な魚が釣れた。
Y店長に魚の名前を聞いたが忘れてしまったが黄色の体にコバルト色の縞模様が美しい魚だった。
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この一匹を最後にして父島での釣りは全て終了となった。
四日間しゃくり続けたので両肩が痛い。
僕の釣ったカンパチは初日5キロ、二日目8キロ、三日目10キロ弱の三匹だった。満足できる釣果ではなかったが釣行自体は楽しかった。
ケータ列島に行けなかったのは残念だったがまた挑戦しよう。
港に戻った一同は3時出発のおがさわら丸に乗るべく素早く宿に戻り素早く片付け作業に入った。
写真提供:エブアンドフロー
釣りに関するお問い合わせはエブアンドフロー


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2019年9月17日 (火)

小笠原遠征2019 その5@恵丸 小笠原父島

小笠原遠征三日目。この日も本来だったらケータ列島に行く予定だったが朝から父島も土砂降りで釣りに出られるのかどうかも怪しかった。午前4時半出発を予定していたが、土砂降りなので様子を見ることにして30分出発を遅らせたら奇跡的に雨がやんだ。この好きを逃すなとばかりに船長が素早くやってきて、我々も素早く移動し支度をし素早く出船と、とにかく素早くせねばならなかった。
雷雲から逃げるように沖に出てゆくと父島は雷雲に覆われていた。
船長は雷雲が立たない場所をうまく選んでポイントに向かってくれる。土砂降りと雷の中での釣りはあまりにも危険なのでこの判断はありがたかった。

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まずは島の沖に出たところから始めるが、なかなかアタリがない。
ポイントを次々と移動していくが朝マズメ時なのに魚の活性は今ひとつの様子だ。
船長によると潮が動いていないらしい。船は次々とポイントを変えていくが一向にアタリはない。
雷雲から逃げながらさらに潮が動かないという二重苦の中でなんとか釣れそうなポイントを探さねばならない船長の苦心が思いはかられた。
9時半頃になりようやくジギング王にカンパチが来た。さすが王様、ジギングをやらせると強い。こんな渋い状況の中でもしっかりと良型のカンパチを手にした。

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続いてヒットさせたのはもう一人の王様、根魚王。水深100メートル前後から立派なホウキハタをあげた。
この魚は一昨年の小笠原釣行で僕も釣ったが実に美味しいお魚であった。体の模様も美しく見ていて惚れ惚れしてしまう。

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この後またまたアタリが遠のきひたすらしゃくり続けるも当たらない。船長も雷雲を避けながらポイントを探してくれる。魚群探知機には魚の群れがしっかり写っているのだが、海底にへばりつくように写っており、こういう時は魚はやる気がないという。それでも魚がいればなんとか騙くらかして釣りたいのがルアーでの釣りである。あの手この手と色々試して魚を騙そうと必死になる。
そんなことを二時間ほど続けたところでまたまたジギング王にカンパチがきた。
今度のカンパチもいいサイズ。潮が止まってだめだ、とばかりにキャビンで寝ていたY店長が慌てて起きてきて写真を撮った。

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この時ジギング王が釣ったルアーを僕は見逃さなかった。同じものは持っていなかったがジギング王が長いジグを使っていたので、僕も自分の持っている中では一番長いMGクラフトのスキルガンマ280gに換えてしゃくり始めた。
何度かしゃくっては落とし、良いうのを繰り返していたら10メートルほどしゃくって落とした瞬間にフッ!というアタリがあり一気合わせたらズシンと重みが腕に伝わってきた。

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小雨の中5分ほどファイトして上がってきたのは10キロにわずかに満たないサイズのカンパチだった。
作戦成功!という感じで実に気分のいい一匹だった。
魚の右腹には何者かのつけた傷があった。サメではなさそうだが海の中には釣られて動きの不自由になっている魚を狙っている生き物がたくさんいるのだなあと、弱肉強食の世界を目の当たりにしてあらためて驚いた。

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少し経って根魚王にもヒット。今度は船長も首をかしげる見たことのない魚だった。とても珍しい魚らしいのだが名前がわからない。

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そこから小一時間再びあたりが遠のきながらもしゃくっていたら根魚王に良型がヒット。竿が大きく曲がっているが青ものではないようだ。
今度は何かしら?と眺めていたら、なんと本日二本目のホウキハタだった。さすが根魚王である。

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雷雲から逃げながら移動を繰り返した船だがこの後どうにも逃げきれなくなった。すでに島は雲と雨で見えない。
やがて雨雲と雨が船に近づいてきたので逃げ場を探して雨宿りとなった。
土砂降りの中では流石にしゃくる気力も起こらないので少し休もうと思った。Y店長と昆虫大好きさんはすでにキャビンで寝ていた。
そこで船も揺れないしやることもないのでエノカフェをやろうと決める。船長にお湯を沸かしていただけますか?コーヒーを入れたいんです。と話すと快くお湯を沸かしてくださった。でも船長、船長のイメージしているコーヒーを淹れるのと僕がこれからやろうとしているのには大きなひらきがありますよ。と僕が言ったら船長は??という顔をしていたのだが、バッグからコーヒー豆と見るを用意し始めたら理解できたようで驚いていた。やはり船の上で挽きたてコーヒーを淹れようなどと言うアホは僕くらいしかいないのである。早くギネスに申請しておこう。
などと思いながら支度をしていたら、一瞬雨が上がり魚探にものすごい反応が写っている。
船長からこれを聞いたバイク大好きさんがすかさずジグを投げて横に底をトントン叩いてきたらドスン!と一発ででかいアタリ!
竿は大きく曲がり大好きさんも大声でコーフンしながらファイトしている。
上がってきた魚を見せてもらったら今回一番の大きなバラハタだった。

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父島周辺のバラハタはもういないと思っていたのに、と船長も驚いていた。
エノカフェで一服していたら雨も上がったので釣り再開。
以前魚探にはいい反応が写っていたので気合いを入れて釣り始めたが、なかなかあたりは出ない。
そんな中でも釣り上げるのがジギング王。すぐさまカンパチをあげて本日三匹目。流石である。

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この後一時間ほど移動しながら釣りをしたが相変わらず潮は動かない。ほんの少しでも動いてくれたらその瞬間には入れ食いになることもあるので気を抜けないのだがこの日はとうとう動かずじまいだった。
雨雲が島とその周辺を覆いもう逃げ場もないと船長が言うので早めに上がることにした。
港に向かう船は豪雨に見舞われて海面もよく見えないほど激しい雨が降った。上がって正解だった。

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港に着くと先ほどまでの豪雨が嘘のように一瞬晴れ間が出た。
その隙を狙って道具を片付け宿に移動したので濡れることもなかった。
運がいいのか悪いのかわからない一日はこうして終わった。明日は潮が動いてくれることを祈る。
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2019年9月12日 (木)

小笠原釣行2019 その4@恵丸 小笠原父島

ギュルギュルと音を立てながらリールから引き出されていた糸が止まった。ここからが勝負、根ズレしないうちに早く巻き取らなければいけないのだが、リールのハンドルが重すぎて巻けない。こんな大物は久しぶりの感触。さっきまで半分眠っていた体が一気に目を覚ます。竿を立てて持ち上げては竿先を一気に下ろした分の糸を巻くポンピングをしたら少し巻くことができた。水深は100メートルほど、少しずつ巻きながら100メートル手で巻かなければならない。

この鋭い走りはカンパチに違いない。やっと大物カンパチが来た。魚が弱り少しずつ糸が巻けるようになって来たので、全身の力を込めて竿を立てながら少しずつ糸を巻き間を詰めて行った。

釣りをしない方と釣りの話をしている時に必ず出るのが、電動リールは使わないの?という質問だが、僕らのスタイルはあくまでも人力、自分の力で大物を釣り上げてこそ価値がある、という考え方なのだ。でもそれは楽しくもあり辛くもある。でかい魚程よく引くし重いから当然上げてくるのは苦労する。長大物になると竿ごと投げ出してしまいたくなることもあった。しかしである。これらの試練に耐えて大物を釣り上げてこそ、苦労の分ヨロコビ大きくなるというもの。山登りと同じなのだ。

こういう釣りに関してはスポーツ・フィッシングと呼んでもいいのだろうとおもう。「釣りのどこがスポーツ?」という方もおられるようだがこういう釣りを知らないから起こる疑問なのだろう。

 

屁理屈をこいている間にも大物とのファイトは続きなんとか残り20メートルのところまで引き上げてきた。

船長が横に立ち10キロはあるだろうな、と太鼓判を押してくれた。すでに頭の中には10キロオーバーのカンパチを持ち上げて写真を撮ってもらっている自分の姿があった。

残り10メートル。魚の引きは弱くなり観念したようだ。そして紺碧の海からキラリと光り魚が姿を現して来た。その時だ。船長が「あれえ?カンパチじゃないぞ。サメだよ。」とポツリと言った。

「えええええっ!そんな・・・」

さらに糸を巻いたら船長の言うように1メートルを超えるサメが僕のジグをガッチリくわえていた。

あああ、カンパチだと思って頑張ったのにサメかあ。と大きく落胆するワタシ。全身の力が一気に抜けてフニャフニャになってしまった。見てくれこの顔を!

 

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悔しいので水面に出たところを写真だけ撮ってもらい船長に糸を切ってもらった。このサイズのサメは船にあげるなど危険なので絶対にできない。


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そしてヘロヘロに疲労している僕のすぐ横でバイク大好きさんと根魚王にヒット。サメの次はなんだろう?と思いながら見ていたらこちらも同じくサメらしい。
バイク大好きさんは頑張って水面まで上げて来たがや僕のとほぼ同サイズのサメだった。彼の落胆する気持ちが痛いように分かる。
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一方の根魚王はまだファイトしている。どうやらサメではないらしい様子だ。
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さらにもう一人、大好きブラザースのもう一人である昆虫大好きさんの竿も曲がっている。入れ食いだ。でもサメかもしれない。
なんて思っっていたらしっかり狙い通りの小笠原サイズのバラハタを釣り上げて満面の笑顔だ。

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一方長いファイトを制して魚を上げて来た根魚王にはいいサイズのシマアジがかかっていた。
5〜6キロはあるだろうか?ちょうど食べ頃の美味しそうなシマアジだった。

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サメの猛攻に船長もこれはいかんとポイントを移動する。嫁島のこの辺りには普段はサメがいることはないらしいので船長も首を傾げていた。
島から少し離れたところに回り込み釣りを再開する。
何度か流し変えていたところでジギング王にヒット。竿は大きくしなっている。デカイ!カンパチか!?と注目していたが糸が切れてしまったようだ。この糸が切れたのになんとなく嫌な予感が走った。
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続いてほぼ同時に根魚王、昆虫大好きさん、そして僕にヒット。
僕のアタリはジグが底に落ちた瞬間だったので根魚だとすぐに分かったのだがニヤニヤして巻き上げていたら突然、ドン!という感触とともにドラグを鳴らして糸がリールから引き出された。
嫌な予感が当たってしまった。またしてもサメが、今度は釣れた魚に食らいついたのだ。
しぶしぶファイトしていると突然、フッと軽くなり最初の魚の重さに戻ったので急いで巻き上げたら珍しいアザハタが付いていた。赤旗よりも赤色が濃くて鮮やかな赤が特徴だ。
他の二人はサメにはやられず無事に魚を上げていた。根魚王はアカハタモドキ、昆虫大好きさんはシロブチハタ。この魚は黒い斑点が体全体にあるのだがクロブチハタではなくシロブチハタなのだ。
同じ場所でこんな違う種類のハタが同時に釣れてしまうなんてなかなか考えられない。嫁島周辺の自然の豊かさを痛感させられた。
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さらにこの後もサメに獲物と食いちぎられたのをきっかけに、ここにもまたサメか!と船長は首を傾げながら嫁島周辺を諦めて移動することにした。普段は本当にサメはいないらしいのだが、何かがおかしいらしい。
僕はサメが釣れても他の魚も釣れるのでそれなりに楽しかった。何も釣れないよりは釣れたほうがいいのだ。釣りバカだから。
再び船は父島に戻る方向に大きく移動した。
しばらく走った船が止まるとそこは父島と母島の中間くらいの場所だった。どちらの島も水平線の向こうに見えた。
水深100メートル前後のポイントを流してゆく。
最初にヒットしたのはジギング王。さすが王様。かけるのが早い。
上がってきたのは堂々とした体躯のカンパチだった。

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ジギング王の使っていたジグを見てすぐに僕は真似をした。プロセレのアンチョビットシャープ330gイチゴミルクカラーだ。
このジグは一昨年小笠原の母島に来た時にはまだプロトの段階だったが、これを持っていたY店長が一人だけ釣れていたので、みんなで文句を言って順番に借りて釣りをしたほど良く釣れる。
きっとくるぞ!としゃくっていたら、来た!今度はサメの引ではない。
ドラグも出してくれている、まあまあのサイズのようだ。
上がって来たのは推定8キロクラスのカンパチ。昨日の5キロを超えられた。
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次にきたのはY店長。こちらはデカかった。10キロ越えと思われる見事なカンパチ。
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根魚王はカンパチには目もくれず大型バラハタを釣り上げる。
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船長はこんな僕らの様子を見て、なんだ、嫁島より釣れるじゃない、とポツリと話していた。
船はポイントを変えながら少しづつ父島に近づいていった。
島の向こうには雨雲が立ち込めていて日が差すと虹が現れて僕らの目を楽しませてくれた。
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その後あまりアタリがなくなり船上が静かになっていく。
そんな時ミヨシで釣りをしていたY店長が「あれ、あそこ何かいるぞ。サメかな?背びれが見える」というのでその方向を見たらあちこちに背びれが見えた。
サメだったらどうしようかなりの数だ、まるで因幡の白兎のようだ、と思っていたら数匹がジャンプして、これがイルカだとわかった。
船長がそちらに船を進めると半径2〜300メートルの広範囲にイルカがいる。
船と並走して泳ぐイルカの姿をビデオに撮ったら、親子と思われる個体もいた。
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しばらくイルカの群れの中を走って群れが泳ぐ姿を堪能した後は、群れから離れたポイントに向かった。
しかしながらこの後はパタリとアタリが遠のき二日目の釣りは終了となった。

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2019年9月11日 (水)

小笠原遠征2019 その3@恵丸 小笠原父島

小笠原遠征二日目は小笠原諸島の北部に位置するケータ列島への一泊二日の船中泊の釣りを予定していた。なんでも聞いたところではケータ列島は魚影が濃くバンバン釣れるらしい、さらに大きいのに糸をバチンバチンと切られるらしい、というのでジギングタックル(道具)もPE8号ラインにリーダーはフロロカーボンの100Lbという太いものを用意してきた。あとは行けさえすれば入れ食いが待っているわけであるが、船長の話では海が荒れているのと雷雲が激しく発生していて雷雨の中の船中泊になる可能性もあり、これだけは危険なので避けたいとのこと。

前日まで行けるのかどうかヤキモキしていたが当日になり幾分波が落ちたということで、とりあえず北に向かうということになった。

出発は午前3時半。未明である。

ここで問題になったのが食事をどうするかという問題だった。

朝色、昼食は船長が操船のため作ることができないのであろう。自前で持っていくことになったのであるが、前日の夕方地元のスーパーや生協などを物色したもののカップラーメンくらいしか食事になりそうなものがない。どうしたらいいのか船長に聞いたところ、なんとおにぎり屋さんが3時過ぎからやっているというではないか!

一瞬、なぜおにぎり屋さんが!?それも午前3時過ぎから!?

と思ったが、どうやら島の漁師さん向けに営業しているらしい。どう考えてもその時間におにぎりを買いに来る人など他にはいないのだ。新宿の歌舞伎町あたりならたくさんいそうであるが、ここは東京都内ではあるが南に1000キロも離れた小島なのでキャバクラ帰りの酔っ払いがおにぎりを買いにくる、あるいは従業員たちが疲れ果て空腹を満たすために買いにくる、などということはないのだ。

ということで、我々6人は先に船に荷物を運ぶ隊とおにぎり購入決死隊の3人に分かれて行動に移る。おにぎり屋さんが万んが一閉まっていた時は我々はこの日夕方までお菓子だけで腹を満たし釣りをしなければならないのでそれなりに決死隊だったのだ。

運ぶ隊に入った僕は船にゆき、運んだ荷物を素早く船に積み込み、キャビンにしまっておいた釣竿を出したり道具箱を出したりしていたところに決死隊が到着。無事におにぎりは買えたと言われホッとする。おにぎり屋さんの購買システムが面白く店先に並んだおにぎりを適当に選んだら金額は自分で計算して料金箱に入れて行くというおおらかなものだったという。

午前4時、食料も確保できたので勇んで出船、船は北に向かう。途中二、三箇所波の荒い難所があるらしい。

僕とY店長はキャビンに潜り込んで素早く寝てしまった。僕は昨夜の酒盛りで調子に乗って飲み過ぎてしまい体がだるかったのだ。

夢の中で体が揺れていた。時折気がつくと船のエンジン音と波音が聞こえる。ウトウトすること3時間、体も楽になったのでキャビンから出てみるともうすぐそこに島が近づいていた。嫁島だ。

 

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午前7時過ぎ、釣り開始。

昨日とは打って変わってあっという間に昆虫大好きさんと根魚王にヒット。

昆虫大好きさんは姑息にもライトタックルを持ち込んで根魚を狙っていた。そして狙い通り小笠原らしい3キロはあろうかという大きなバラハタを釣り上げた。

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一方の根魚王の方は竿が大きく曲がり魚がなかなか上がってこない。魚の上がった写真が残っていないところを見るとどうやら糸を切られてしまったらしい。

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開始早々エキサイティングな展開となり船の上は一気に盛り上がった。

僕も間も無くヒット。大きさは大したことは無い様だが魚の引きが心地よい。上がってきたのは30センチほどのアカハタだった。

今回、僕の主な狙いは大物カンパチであり、タックルもそれに合わせて比較的強いものを4セット持ち込んだ。

最も細いのがベイトリールのPE3号タックルでスピニングはPE5号、PE6号、PE8号で揃えた。しかしながら一方で美味しい根魚も釣って帰るミッションがあった。

 

あるお祝い事が釣行後にあり釣った魚をいつもの中華料理屋さん華珍楼に持ち込み高級中華宴会を目論んでいたのだ。そのためには是非小笠原特有の巨大バラハタが必要だった。バラハタは沖縄方面ではシガテラ毒があるので敬遠されるがここ小笠原では中毒が出た前例がないことから普通に流通している。僕自身バラハタは何度も食べたが身は美味しく出汁も濃厚ですばらしい魚だ。当然僕もこの魚を狙い大きなジグをしゃくっていたのだが、バラハタを次々にかけたのはプロセレのゴビアスアンセスターというジグをつけた昆虫大好きさんやスパイ5というジグをつけた根魚王。

次々と上げるのを横目に僕にかかるのは小さなアカハタだった。

 

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バラハタが欲しい僕はジグケースの中にアンセスターがないかどうか探してみたら一本だけあったので即ジグをこれに交換する。

そして落としてみたら一発で何かが食ってきた。しかも大きい。リップルフィッシャーの614(竿)は大きく曲がり魚はなかなか上がってこない。やった!でかいバラハタに違いない!とぬか喜びした瞬間、手元がふっと軽くなり糸が切れてしまった。

たった一つしかないあたりジグを失い一瞬戦意喪失したが、そんな場合ではない。周りは船を流し変えると誰かしらの竿が曲がり魚が釣れてくるという入れ食い状態になっていたのだ。今釣らずにいつ釣る!

 

今度はジグを根魚王の使っていたスパイ5に換える。これも一本だけ入っていたジグだ。

投入して底を取りひとしゃくりするとまたまたヒット。釣り人の使っているジグは釣れる!と思ったら根掛かりだった。色々試してみたが根がきつくこのジグもあえなく失ってしまう。

もう真似っこするジグはないので元の5号タックルに戻してしゃくり始めたらドスン!と重いアタリがありギュルギュルギュル!とドラグが引き出されていった。

<つづく>

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2019年9月 9日 (月)

小笠原遠征2019 その2@恵丸 小笠原父島

小笠原遠征、初日は島に到着後午後から半日の釣りである。


ポイントは島周りに限られるのだがこの日は東風が強く、風の当たる東側は危ないので風裏の西側がポイントの中心となった。

それでも大きな父島の周りなのでそれなりにポイントはたくさんある。

開始早々にY店長にヒット!

さすが小笠原魚影が濃い!上がってきたのは美しい魚体のカンパチだ。

体高が高く色も綺麗な濃い褐色をしていてアンバージャックと英語で呼ばれるのにふさわしい魚体だった。

 

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この一匹でこの日は入れ食いになるか?と期待させられたのだがどうもそのあとの一匹が続かない。

島に近いところから順に攻めて行くのだが船長の表情がイマイチパッとしない。潮が悪いのだ。

海面に近い上の方は動いているのだが我々の狙うカンパチのいる底付近の潮が動いていないらしい。

いわゆる二枚潮というやつだ。これはタチが悪いのは僕もよく知っている。ルアーを落とすと意図はスルスルと潮の流れている上の方でどんどん横に流れされてしまいなかなか底に到達しない。やっとルアーが底についても意図はまっすぐ張られておらず上の方でひらがなの「つ」の字のように流されてしまっているので竿をいくら上下に振ってルアーを動かそうとしても、たるんだ糸に吸収されてしまいうまく動いてくれないのだ。

 

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こういう時の対策は潮の抵抗の少ない細い糸を使うか、早く落ちる重いルアーを使うかだ。Y店長のアドバイスで僕はこんな時のために用意しておいた3号ラインのタックルに300gのジグをつけて落としたらなんとか釣りになった。

船はポイントを細かく攻め、ジグを落としてしゃくっては回収し移動、というのを繰り返していった。

僕は久しぶりの沖釣りしかも小笠原での釣りに期待も大きく胸を膨らますのであるが、なかなか魚の反応は渋くアタリがない。ポイントを変え、ジグ(ルアー)の種類や色を変えながらせめて行くもなかなかアタリが出ない。
魚は魚探に写っているので間違いなくいるのであるが口を使ってくれないのだ。活性が低いのである。

なかなか釣れず、水深100メートルから150メートルくらいまでジグを落としては回収、落としては回収の連続で腕も疲れてしまっていた。久しぶりの釣りに体が慣れていないこともあるのだろう、回収の途中でも写りを休もうかと思うほどなのだが、船がポイントについてみるとまたジグを落としている。バカなのだ。

 

時間は刻々と過ぎあっという間に午後四時近くになっていた。

船は島の南側に回り込みやや浅めのポイントに入った。目の前に現れる島の岩肌が美しい。こんな風景の中で釣りができるのは幸せだが、魚が釣れてくれないと。

 

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Tシャツの背中には爆釣の文字なのだが・・・

 

そんな渋い状況の中で魚をかけたのはジギング王。僕が勝手につけた名前だがこの人は本当にジギングをやらせたら上手い。かけた魚の大きさもまずまずの様子でドラグを鳴らして糸がリールから引き出されている。

上がってきたのは頭の大きい立派なカンパチ。10キロはありそうだった。

 

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ジギング王とほぼ同時にヒットさせていたのは根魚王。
こちらも狙い通り根魚のアカハタモドキを釣り上げた。このアカハタモドキは名前はアカハタより位が下のような名前がについているのだが味はアカハタより美味しいので大歓迎なのだ。アカハタモドキは小笠原の海域や南大東島あたりでしか釣れない魚らしい。沖縄や他の海域では僕も釣れたのを見たことがない。
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ところで、ジギング王が釣り上げたのを見た僕はそのジグの色がブルーとグリーンの中間のような色なのを知った。

僕も似た色を探したのだが同じものはない。この色の魚のエサ(ベイト)は何なのだろうか?と考えていた。南の島の大魚のエサといえばムロアジだ。エサ釣りでも餌にはムロアジを使うくらいだ。そこでジグをアンチョビットシャープ180gの金ムロアジカラーに換えようと手に取った。ちょうど横にいたY店長を見ると偶然にも同じ色のジグに換えようとしているので自分なりに正解かな?と思った。

次の流しで船長から合図がありジグを落とす。するすると糸が出てゆき水深近くでスッと止まった。ジグが底に着いたのだ。

ジグが底についてしゃくり始めたところ船の後ろの方でヒット。昆虫大好きさんがヒットさせている。そしてそれに続いて根魚王の竿も大きく曲がっている。これはチャンスだ!魚の活性が上がっている。

 

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20メートルほどしゃくった僕は再びジグをそこに落とす。「こっちにも来い!」と声に出す。

底から数しゃくりして止めたところに、トン!というアタリ。すかさず糸を巻くと手に魚の重さと動きが伝わってきた。

やった初ヒット!さほどの重さはないようだが時々ドラグを出す。小型のカンパチは針にかかると首をグイグイ振りファイトするので釣っている方には小気味良い。底から20メートルくらいは少し強引に糸を巻いて魚を底から引き離した後は慎重にファイトしながら魚の引きを楽しんだ。

上がってきたのはおよそ5キロの小型カンパチ。小型だが初ヒットとしてはまあまあ満足の一匹だ。次は10キロオーバー、いや20キロオーバーを狙う。

 

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同じジグに換えたY店長にもアタリがあったが針にかからなかったようだ。

とりあえず自分の狙い通りの作戦で一匹釣れたのは嬉しい。

その後も同じジグで誘っては回収し、落として誘っては回収、とロボットのように繰り返したが残念ながら時間となりこの日の釣りは終わりとなった。

 

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2019年9月 7日 (土)

小笠原遠征2019 その1@恵丸 小笠原父島

ここ数日朝晩は涼しく感じる日が増えてきた、8月も終わり今日から9月という日の早朝に我が家を出発し竹芝桟橋に向かう。行き先は小笠原父島。目的はもちろん釣りである。

船が出るのは午前11時なのだが6人のメンバーを一人づつ拾いながら向かうので早い時間となった。

 

小笠原は一昨年の9月に母島へ釣りに行ったが、今回は父島周辺と父島の北に位置するケータ諸島という島への一泊二日の船中泊釣行。

 

メンバーは6名。

毎度おなじみ引率のY店長にジギング王に根魚王のお二人を始め昆虫大好き、バイク大好きの大好きブラザース、そして僕だ。

9時半過ぎ竹芝桟橋着。竿以外の釣り具はあらかじめ送ってしまったものの6人分の荷物は大量になる。素早く下ろしてターミナル内に運び込み出航手続きを待ちながらお弁当の買い出しなどをする。


乗船するおがさわら丸での小笠原父島までの航行時間は24時間。往復するのでつごう48時間も缶詰状態なのだが、船中のレストランとラウンジ売店などにある食べ物は正直言って大して美味しいものはないので事前にコンビニで酒のつまみや弁当などを買い込んだ。
島の人たちが出かける時もそうするらしいので我々は間違っていないのだった。

 

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さて出発の30分前になるとようやく乗船を開始する。大量の荷物を持ち込んで5デッキ(5階)の二等寝台の個々にベッドがあるだけの部屋へ進む。部屋は偶然にも一昨年と同じ場所だった。

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11時、定刻に出船。デッキに出て出船の様子を眺める。普段は見られない高さと場所からの都内の風景はなかなか楽しい。レインボウブリッジをくぐり大井埠頭を過ぎたあたりで日差しの強さに耐えられなくなり部屋に戻りベッドに潜り込む。


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24時間の暇つぶしには各人様々な工夫をしており、DVDを大量に持ち込むもの、酒とつまみを大量に持ち込むもの、分厚い本を持ち込むものなどあったが僕はパソコンを持ち込んでガレージガンドというソフトで曲を作ることにしていた。小笠原で釣っているところの映像を編集した際にBGMで使うものなので曲と言っても大したものではないのだがいい暇つぶしになることは一昨年の経験でわかっていた。

Wi-Fiさえあれば24時間の暇つぶしなど造作ないと思うのだが、快適な旅を提供するというおがさわら丸にはそれが無い。快適では無いのである。

 

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さて今回のターゲットだが、小笠原の大物と言ったら何と言ってもジギングでのカンパチである。漁師はカンパチを捕らないらしいので大物がたくさんいるのだ、といえども父島周辺の魚はそれなりに数が少なくなっているらしく、入れ食いを楽しみたいのならさらに離島へ行くのがいいらしい。

ということで今回は到着した初日は午後から半日島周りで釣りをし、二日目三日目は一泊二日でケータ諸島へ船中泊での釣行、四日目は朝から半日島周りでの釣行、という予定になっていた。

ケータ諸島は事前の情報では大物カンパチにイソマグロがウジャウジャいるらしく、それに合わせて今回は道具も最強のものを用意した。竿は硬くて太いものを。リールには8号のPEラインに26号のフロロカーボンリーダー、そしてジグは200gから500gまでのものを用意し針に結ぶアシストラインには金属を編み込んでいるデビルラインという糸を使った。

根ズレさえしなければ100キロクラスの魚にでも対応できる強靭な道具仕立てだ。

 

これを筆頭に様々に変化する海の状況には対応するため5号タックル、4号タックルと私の場合は全部で4本の竿を持ち込んだ。根魚を狙う根魚王あたりは全く異なる道具となる。

コンビニで買い込んだワインに根魚王手製の鴨のローストなどをいただきながらPCをいじっていると美味しさと酔いにまかせて作業は順調に進む。夕食の頃には”小笠原入れ食いのテーマ”なる曲のあらかたが出来てしまった。

 

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夕食は各自思いおもいにとる。僕はワインとつまみで腹が空いていなかったのでカップラーメンを船内で買って食べて済ませた。

腹くちくなると眠くなたので9時頃には寝てしまった。

翌朝は案の定3時頃に目が覚めてしまったが、しばらくはベッドでゴロゴロし、7時前に朝食をとる。何を食べたかは忘れてしまった。食後は給湯室に行きコーヒーを淹れてエノカフェおがさわら丸店を開店。この日のメニューはグアテマラのハイロースト。

コーヒーを挽いているところにカップ麺を食べに来たおばちゃん二人組がコーヒーの香りにつられて話しかけて来たので少し分けてあげる。

朝食後は朝から残り3分の1ほどあったワインを飲みながら二曲めに取り掛かる。夢中になって作業をしていたらすぐに10時を回り船を降りる時間となった。

船から出ると流石に暑い。湿度が高く一瞬でシャツがベタついて肌に絡みつく。
迎えに来てくださっていたお世話になる民宿ちどりさんのワゴン車と恵丸の船長さんの軽トラに荷物と人を振り分けて乗り込み走れば数分で宿に着く、歩ける距離だ。

 

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素早く荷物を降ろして釣りの支度。
ここでY店長がラインのシステムを組んでいないことに気づいて慌てて組み始めた。24時間の船中で組むはずだったのがDVDを見るのに夢中になって忘れていたらしい。
それでも流石にプロだけあってあっという間に数本のロッド分のシステムを組み上げて滞ることなく船に向かった。

 

 

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2019年8月 9日 (金)

海の釣り堀というのに行ってみた!@みうら海王

海の釣り堀というのがあるのは以前テレビで見て知っていたがさほど興味もわかずその後存在を忘れていたのだけれど、先日、最近知り合った釣り好きのご夫妻から誘われて色々調べてみたらなんだか面白そうだぞ、ともうようになって来た。

 

海の釣り堀というのにもいくつか種類はあるらしいのだが、今回誘われたみうら海王という釣り堀は港の中にある生簀の中で釣りをするタイプで、釣れる魚はシマアジ、マダイ、ワラサ、ヒラマサ、ヒラメ、マハタ、クエと高級魚のオンパレードだ。

これを餌のウキ釣りで釣るのだが、行く前の情報では練りエサや小アジの生き餌での泳がせ釣りなどがあるらしい。

最初に思ったのはヒラメ、マハタ、クエ狙いで美味しい魚を釣りまくってやろう、ということだったがこれはとても安易な考えだということがわかった。生簀は網で囲われていてすり鉢状に深くなっており周囲から真ん中にかけて深くなっている。僕の狙おうとした魚たちは根魚、底物といわれる類の魚ばかりなので一番深いところを狙わなけれなならないのだが、そこが網だからちょっと間違うとすぐ根掛かりしてしまうだろうということに気づいたのでありました。

 

そこで作戦を変えて上の方のタナにいるマダイやシマアジ狙いで行こうと作戦変更し当日を迎えました。

 

当日の朝4時半に同行のご夫婦宅に迎えに行きコンビニで買い物をしてから三崎港に一直線。空いている横横道路を走ったら5時過ぎに着いてしまった。受付は6時過ぎからというので車の中でしばらく待っていたら他の車もぼちぼち集まり始め、6時になったら受付のある建物に入って受付のおじさんがくるのを待つ。

受付のおじさんが来てカウンターを設置するのを眺めつつ待ち、やっと受付。男性成人は13000円、貸し竿は現地で一本1000円、エサや仕掛けも現地調達、ということでサングラスとプライヤーくらいしか入っていない道具入れとでっかいクーラーボックスを持って船が迎えにくる近くの漁港まで移動した。

 

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漁港には次々と車が集まって来て、竿の束を持ったベテラン風のオヂサンなどが集まっている。

竿は出すのは一本だけ、ということなのだが持ち込むのは何本でもいいらしい。

 

出発の7時半になり全員船に乗り込んで出船。消波ブロックの堰堤を越えて外側にある堤防ぎわに向かうとそこに生簀があった。

 

船を降りてすぐに釣りの準備。竿を借りて仕掛けと餌を買うとベテランさん、初心者さんなどに10人程度づつ分けて生簀に入る人を決める。

入る場所はくじ引きで決める。

僕らは、僕が全くの初心者なので初心者組の生簀に入ることになった。

くじ引きは三組いた中で最後のハズレくじだったけれど、そんなに悪い場所ではなかったのでホッとする。と言ってもどこが良くてどこが悪いのかなどよくわかっていないのだけれど。

 

この日は比較的空いているらしく、僕らの生簀は総勢8名だったので四角い生簀の一辺に二人ずつ入り比較的余裕の空間だった。混んでいる時は三人ずつ入るらしい。

 

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釣り堀の規則や基本的な技術を説明してもらった後、係のお兄ちゃんの合図で釣り開始。

仕掛けは三メートルほどの竿にリールがついていて毛羽立った道糸のPEラインは4号くらいの太いもの、これにウキ止めがついていて、これをスライドさせて動かすことで釣るタナを変えていくのだが、とりあえずセットしてあるままの水深で釣りを開始する。

エサは練りエサ、冷凍エビ、ニンニクの匂いをつけた鳥肉?など。ベテランさんは自分の思いおもいに色々なエサを持ち込んでいた。

とりあえず練りエサをつけて生簀の真ん中に仕掛けを投げる。釣り堀は初心者でも釣りは何十年もやってるからこのくらいの送り込みはわけない。

しばらくウキを見つめていると下から食いあげてウキが横に寝るような動きをするのだが、これは合わせてもダメだろうなとおもいながらもエサが取られていると判断し仕掛けを上げてみたらやはりエサはなかった。

エサを付け替えてウキとにらめっこしていると、今度はチョンチョンとアタル。来るぞ来るぞ!と見ていると一気にウキが消しこみ水中に消えたので一気に合わせると、ガツンという気持ちいい感触が手に伝わる。すぐに巻き始めようとしたらリールのハンドルがない。あ、このリール右手巻きだった!普段自分でスピニングリールを使うときは左ハンドルなので一瞬焦ったがすぐに竿を左手に持ち替えて巻き巻きする。

 

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魚はなかなかいい引き味で横にも走ったためこれはマダイではないな、とおもいながらあげてきたら30センチほどのシマアジだった。

シマアジは一昨年、小笠原で10キロの大物を釣ったのが最初で最後なのでこれが人生二匹目のシマアジ。なかなか良く引くので楽しい魚だった。

このあと立て続けにマダイを三匹あげて開始一時間で四匹上げた。

なあんだ、これは楽勝じゃないか!たくさん釣っちゃうぞう。と思った途端あたりがパタリとなくなり、次の一時間は全く何も起こらず。

しばらくしてマダイの放流があり活性が上がると思ったのだが同じ生簀の皆さんはポツポツと釣るものの僕にはアタリが二度あったが一度は早合わせしすぎで乗らず、もう一度はリールのベールが帰っていないで力が入らない合わせをしてしまうという大失態。普通は放流後は一時的に入れ食いになると話を聞いていたのだが、この日はそうはならなかった。

これがいけなかったのかその後全く当たらない。餌をエビに変えてみたりしたがダメ。

さらにしばらくして今度はワラサを放流うするというので生きアジを買い込み仕掛けも太字掛けにして泳がせ釣りでワラサを狙ってみた。

これも餌のアジが捕食されそうになって逃げるのがわかるので、来い来い!とワクワクするのだが、小さいあたりが一度会っただけで食い込まなかった。僕の横で同じ泳がせをやっていたご夫婦の旦那さんにヒット!

青物がかかると生簀の中を走り回ってオマツリをするのでかけた人は「青で〜す」と叫ぶ。すると全員が仕掛けをあげるというシキタリになっていた。

旦那さんのワラサ見た目5キロくらいは無事上がり嬉しそう。

その後もしばらく泳がせを矢田がとうとう食い込むアタリは出なかった。

太陽はすでにすっかり上まで上がってすこぶる暑い。この日は海風が五メートルくらい吹いていたのが救いだったが、この風でウキが流されるので厄介でもある。特に風下に釣り座を取った人は。

一時間ほどして今度はシマアジを放流するのでタナをあげて練りエサに変えて!とお兄さんにアドバイスされて従う。

一瞬で良く分からなかったが十数匹程度のシマアジが放流された。これも放流直後はバタバタっと入れ食うというのだが何も起こらず。

係のお兄さんがきてタナがあってないな深くしてみましょう。というのでヒトヒロタナを下げたがこれまたまったくアタラず。

他の生簀では入れ食いになって賑やかになっているというのに。しばらく何事も怒らなかったのだがとうとう僕にきた!ウキが消し込みあわせるとグン!という手応え。あれぇ、でもなんか引き方が違う。あがってきたのはマダイだった。

 

このあと生簀の角の浅いところを狙っていた旦那さんに突然シマアジがヒット!なんだ浅いところを回遊しているじゃなあないか。とエサを沈めずにちょうど回遊しているタナくらいのところまで糸を出して、ウキも立てずに待っていたら、グイ〜ッと引っ張られ糸が出て行く。きたああ!シマアジ。よく引いて気持ちいい。、その後もこの作戦をしてみたが群れが沈んでしまったのか当たらなくなった。

 

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そこで再びタナを下げて狙うもアタらない。暑いから魚は沈んでいるだろうとタナを下げるのだが中央部の水深がよくわからないので怖々と少しづつ下げていったのだが、網がすり鉢状に入っているため、ちょっとウキが流されると網に根掛かりしてしまう。

魚のいるタナを見つけるのがなかなか難しいままに12時半過ぎに根掛かりして最後の仕掛けを失ったのを機にこの日の釣りは諦めることにした。

結果、マダイ四匹、シマアジ二匹。朝一の勢いでは二〇匹くらいいけるかと思ったけれどそんなに甘くなかった。合わせそこないの三本を逃さなければつ抜けまであと一息までいけたのに〜!と悔しい思いをしたのでありました。

この釣りはヘラブナ釣りと同じように魚のいるタナを釣る釣りなのだなあ、ということがよく分かった。自分にはその辺りが漠然としていて狙いが定まらなかったのが大きな敗因。

この日トップのベテランさんはマダイだけでも十匹以上上げていた上に青物も釣っていた。

さすがだなあと感心しつつも、タナと狙う魚別の竿を持ち込んで餌もそれぞれ自分で用意した方が有利なのだなあと思ったのでありました。

でもこの釣りに竿を三本買う気にはなれないから次に来る時も貸し竿かな?せめてタナの変え方、魚のいるタナの把握をもう少し勉強しておきたいなと思ったのでありました。

釣った魚はスカリに入れて生かしておき、終了したら血抜きしてくれるサービスがあるので便利。

やっぱり道具を揃えて再挑戦しちゃおうかなあ。

 

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