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カテゴリー「Fishing」の記事

Fishing

2019年5月25日 (土)

エノカフェ3周年記念サンライズ男女群島店

毎度、日本全国遊漁船上的出張出前自家焙煎挽立珈琲店を展開するエノ・カフェ(Eno Cafe)でありますが最近まったく同名のお店が大阪の難波にできたらしく、検索するとそちらが大量に出てくるのを少々ニガニガシイ気分で見るのでありますが、まあいい、あちらはあちら、こちらはこちら、お店のコンセプトが全く違うのでありますから競合するわけでもないので、別に競合してもこちらは商売でやっていないのでどうでもいいことなのだけれど、とにかくどうでもいいことなのだけれどちょっと気になるだけのことなのでありますね。
とりわけ検索で出てきたお店の記事を見た知り合いがちゃんと記事を読まないで、僕がとうとう本格的にお店を出したと勘違いした、という話など聞くと、勘違いして大阪に行った時に立ち寄ってくれたら面白いな、などど「ふふふ」とニヤついてしまうこともあるので、それなりにこういう展開を自分で密かに楽しんでいるのであります。
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話を本題に入りましょう。
今回男女群島にて三日間連続でエノカフェを毎日開店できたというお話なのでありますね。
そもそもこのエノカフェの発祥はといえば2016年春、こんかいと同じくサンライズ新海号で男女群島に向かう走る船の船上でコーヒーを淹れて振る舞ったのが発祥であります。
その時は、船の上で大自然に囲まれて美味しいコーヒーが飲めたら美味しいだろうな、という軽気持ちで道具一式を持って船に乗り込み、どこかチャンスがあったらコヒー入れちゃおう、くらいに思って始めたのでありますが、いざやってみると釣り師一同から圧倒的など支持をいただくことになり、持ち込むコーヒー豆の種類を工夫したり道具の携帯性を高めるなどして今日に至るのであります。
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とまあ、大げさに話を書いていますが、なんのことはないコーヒー豆をゴリゴリ挽いてドリップで淹れるだけなのですね。
ちょっと難しいのは船の揺れる中でこぼさないようにうまく淹れるのが難しいくらいかな。
それから船によってお湯を沸かす機器が異なるので、それを予め調べたり予測して道具を揃えることに注意するのも大事ですね。


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コーヒーを蒸らす時にスプーンで混ぜ混ぜするのがエノカフェ流
あ、また話が横にそれた!
そうじゃなくて2016年春にサンライズで初お目見えしたエノカフェが今回の男女群島遠征でメデタクまる三年を迎えた記念の遠征であったことを言いたかったのであります。
古くから石の上にも三年という言葉があるように、三年間一つのことをやり通すというのはそれなりの努力と精進がいるものなのでありましょう、たとえコーヒーを淹れるだけであっても!エノカフェの場合はコーヒー豆も煎りたてをウリにしておりますので僕の遠征準備にはコーヒー焙煎がついて回るのであります。

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コーヒーカップをギンバルに入れる、の図
豆の選択も数種類の豆の中からその海にふさわしいものを想像して選び(どんなんだ?)焙煎の具合も男女群島だから少し苦目に、トカラ列島だから少し酸っぱいのを、などと自分自身んお腹にしかない勝手なモノサシで決めては焙煎して喜んでいるのだからしょうがない。
このような日頃の努力によってエノカフェは開店されているということをみなさんに自慢したかっただけなのですけどね。
さて、今回の男女群島でのエノカフェについて書くと、船長の協力もあり実にコーヒーが淹れやすかった。船の設備がいいというのもあるのですが、船長が1日のスケジュールの中にエノカフェタイムをなんとなく設定してくれているのが僕にも分かり、阿吽の呼吸でコーヒーを入れて味を楽しめたのが良かった。
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それから釣り師の方々も協力的で、釣りをしている手を休めてまでこちらの道楽に付き合ってくださった。
僕的にはこの時間は釣り師に来てるのかコーヒーを淹れに来ているのかわからないのだけれど、そんなことはどうでもいいのだ!楽しければ。
コーヒーが思い通りにはいらないと不満が残ることもあるけれど、今回は全て90点くらいのレベルで入れることができたし。
さらに嬉しかったのは、最近僕は自分のコーヒーカップを持参しているのだが釣り師の皆さんに「今後はカップを持参した方を優遇してコーヒーを淹れましょうか?」と提案したら手をあげて賛成してくださったことだ。
マイカップを持って来ていただければ、荷物も減るしゴミも減るしで良いことばかり、ということでエノカフェは一歩前に前進して今後は「マイカップ持参の方優先」となりますので次回の遠征から同行の皆様、よろしくお願いいたします。
これからも新たな船で絵のカフェを展開していく所存ですので、皆さんよろしく〜。

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2019年5月24日 (金)

男女群島遠征釣行2019 その6@サンライズ 呼子港

遠征三日目の早朝、船の中で目を覚ます。
誰もまだ起きていないのでゴロゴロしながら様子を見ていたら船長が起きた様子なので僕も起き上がった。
船長は朝食の準備があるので邪魔にならないかどうかを聞いてコーヒーを淹れた。
コーヒーの匂いに誘われてか、物音に気付いてか釣り師一同、思い思いにのそのそと布団から出てきた。
外は快晴、昨日の好天が嘘のように晴れ上がっている。波も納まり凪の海が美しい。
船のエンジンが唸りゆっくりと船が動き最初のポイントへ。そう、船中泊は寝ている時と食べている時以外は釣りなのだ。
朝日に照らされた男女群島の岸壁の模様が美しい。
来る前の予報では好天で行けないかもしれない、と悲観的になっていただけにこの風景を間近にできる喜びは大きい。
釣りバカの僕は何度も来ているけれども、一般の観光でここまで来るということはほぼありえないだろう。
ここに来られるのは釣り師の特権ともいうべきありがたいものなのだ。
あらためて島を見ながらこの風景の中にいる自分の幸せを噛みしめる。
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船長が素早く手早く作った朝食は、ご飯にカツオの味噌汁、納豆、野菜、お新香、その他諸々、旅館の朝ごはんのように美味しい。いや昨日のカツオの味噌汁は旅館では食べられない美味しさだった。腹が膨れたらあとは釣りをするのみ。釣りバカの欲望を見切っている船長が船を次のポイントに運ぶ。
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海は凪空も快晴、こういう時は気分はいいが釣り的には厳しい状況のことが多い。
潮もあまり動いていないようでアタリはなかなか出なかったがそれでも男女群島、ヒットする時はダブルヒットでカンパチが釣れた。
さらに下の写真の僕らの後ろに写っている黒づくめのキャスティング王がすぐさまトップでヒット。
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上がってきた10キロクラスの魚はブリとヒラマサのミックスのようだった。顔はヒラマサで体がブリのようなのだ。
最近はこういった魚がよく見られるらしい。食べたら味はどっちに近いのだろう?興味があるところだ。
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最終日のこの日は3時半頃までに唐津の呼子港に戻らないと飛行機の時間に間に合わない。距離にして200キロあまりを走るにはいくら早いとはいえこのサンライズ新海号でも6時間近くはかかる。逆算するとこの日の釣りは午前9時半くらいがリミットとなる。わずかな時間しか残されていないのだ。
僕の狙いは大型カンパチにクエだ。未だどちらも達成していない。
なんとかこの数時間に最後のドラマを起こして見たいと祈るように竿をしゃくり続けた。
船長も残り時間が少ないのを重々承知しているので、アタリが遠のいたポイントは早々に見切りをつけて移動する。
そして移動した先のポイントでは誰かしらの竿が曲がるという的確なフィッシングガイドぶりを見せてくれた。
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太陽は高く上がり時計を見るとすでにくじを回っていた頃、「最後のポイントに行きます」とアナウンスがあり少しの間走った。
大海原に船の止まったポイントは過去に大型カンパチの上がっている実績のあるポイントだった。
最後の勝負!と三日間しゃくり続けて痺れるように痛む右腕に力を込めてしゃくり始める。
この時点で僕はカンパチよりもボトムのクエ狙いに絞って、ボトム付近を細かくジグを落とし続けていた。
心の中で、「クエ来い!クエ来い!」と言いながらそのリズムで竿をしゃくる。
そう言えば、4月に出かけたの輪島のブリジギング釣行の時に、岐阜の帝王がヨッシーさんに向かって、「丹後ジャーク、知ってる?教えたろか?」としゃくって見せた時には、始め素早くハンドルをじゃかじゃか巻くときに「魚ちゃん魚ちゃん・・」と声を上げて、続いて一気に竿を上までしゃくり上げるときに「こ〜〜〜い!」とわざとヒョウキンにやって見せていたっけ。
おバカなようであるけれど、わかりやすい教え方だったので僕も真似してみたっけ。
なんてことをしていたら前の方でヒットの声。
ヒットさせたのはアラさんだった。小型ながらのカンパチをキャッチする。
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一匹釣れたので、もう少し粘ろうということにしたのか船がコースを変えて流しかえす。
するとまたまたアラさんにヒット。しかもそのファイトぶりはどうやら僕の狙っっていたクエ(アラ)のようだ。
ファイトの様子を見ながら僕は「やられちゃった〜!」と落胆してしまった。そう何匹もクエが釣れることは少ないので、もうこれで終わりだな、と思ってしまったのだ。
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しかし、上がってきたクエを見て気が変わった。船長が「最後の一流しをして帰ります」とアナウンスして船を動かしたときには、一匹いるなら二匹いる、と気持ちをポジティブに切り替えたのだ。
そして本当に最後のひと流し。気合いを入れてしゃくっていたところにドン!といいアタリが来た。
やったかも夢は持ち続けるものだ、と一瞬喜んだが引き方がクエのそれでは無かった。カンパチか?何れにしても小型魚だなと思いながら糸を巻く。魚はぐんぐん引いてくれるので気持ちは良い。最後の最後で釣れたというのも気分がいい。もうこれなら何だっていいや!とファイトを楽しんだ。
上がってきたのは4キロくらいの真っ赤な金魚のようなお魚。ハマダイのような魚だがハマダイではなかった。チビキの仲間のようだ。何れにしても狙いと全く違う魚が釣れたことで、このポイントもこれでおしまいとなり、「お疲れ様でした」と船長から声がかかった。
長時間の移動となるのでビールを片手にキャビンに入り、仲間たちとお疲れの乾杯をした。
目標の大型カンパチとクエはいずれも釣れなかったし、昨日の爆釣タイムに体調不良で寝込んでいたという情けないこともあったが僕は満足していた。
何よりもまずこの美しい男女群島にこられたこと、そしていい釣り仲間たち、美味しい料理にコーヒー、小型でも何かしら釣れてくれる豊かな海に心は満たされた。
そして同時に、この次来た時こそ大物を!と次に夢を託したのでありました。
写真提供:サンライズ新海、ルアーショップEbb&Flow
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flow

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2019年5月23日 (木)

男女群島遠征釣行2019 その5@サンライズ 呼子港

午後の狙いは午前中の浅場のトップから深場のジギングでカンパチ狙いでいきましょうとうことになった。
頭痛からも体のだるさからも解放された僕はやっとまともにジグをシャクれるようになっていた。
午前中釣りにならなかった分も取り戻そうと一心にジグをしゃくる。
波も午前中の荒れ目の波が静まってきて次第になぎ天候も回復していくのがわかった。
しかしながら海の中は潮の流れが今ひとつなのか潮がすみ過ぎているのか魚の反応は今ひとつで、時折ポツポツと釣れるものの入れ食いのようなことにはならない。
午前中が派手に釣れただけにその分船の上は波と同様に静まり返ってしまった。
そんな中で僕にアタリがあった。
そこから随分上まで巻いてきたところでドン!とひったくるようにあたり竿を絞り込んだ。
一瞬ドラグも出たので今回一番のサイズかな、と思ったものの重さは大したことない。
釣れない時の一匹は大切にしたいので慎重にやりとりしながら糸を巻く。
カンパチかと思ってたその魚は澄んだ海の中に姿が見えてきたら尻尾が黄色く体色も青いのですぐにヒラマサと分かった。
今回の男女群島では僕にとっての初ヒラマサなので嬉しい。
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5キロくらいはあったろうか、嬉しくないサイズではないはずなのだが、午前中の10キロオーバー多数が目に慣れてしまったせいかひどく小さく見えた。
写真を撮ってすぐにリリースしてあげる。
サンライズ号では船独自のレギュレーションをこの5月から導入し、ヒラマサは一日一人2匹までキープ、それ以外は全てリリースということになっている。大きなヒラマサが減っていると実感した船長の英断とも言えるレギュレーションに僕は大賛成だ。
他の魚にもそういうレギュレーションを導入していいと思うし、これを機に他の船や遊漁業界全体が資源保護のことを考えてくれたらいい。もちろんその根底にあるのは釣り師側の意識だ。釣った魚は俺のもの。
釣った魚は全て食う。釣った魚は全て持ち帰る。昔と違って船のレーダーや魚探、釣り具の進歩で魚はいればそれなりに釣れてしまう。それは間違い無く資源お枯渇に影響していることは東京湾や相模湾をはじめ沿岸での釣りがどんどん釣れなくなっていることを見ればアキラカだろう。近所の海で釣れないからわざわざ男女群島まで来て釣りをしているという現実もある。
すでにアメリカやニュージーランドなどでは一人当たりの魚制限を厳格にすることによって魚の数も大きさも増しており、釣り師にとっても漁師にとっても豊かな海になっている。
豊かであるはずの海に囲まれた日本ではほとんど効果的な漁業規制というものがされていないので魚は枯渇化し、皆さんの食卓に上がる魚も外国産のものや稚魚をとって来て人工的に大きくした養殖魚(ほとんどが人工孵化技術を持たない)が増えているに違いないでしょう。
こういう時代は早く終わらせなければならない。
話が硬くなってしまったが釣りバカだってたまには真面目に物事を考えるのだ。
さて、相変わらず渋目の状況でしゃくり続けた一同だが、なかなか魚のアタリがないので他の釣り師の方々はどんな風に攻めているのだろうか?ととこ目でチラ見しながら釣れたら真似てやろうと姑息なことを考えていた。
そんな時にY店長にヒット。
ミヨシでファイトする船長の後ろ姿を見ていると、いいサイズをかけた時の独特の体の使い方をしているので魚が大きいのがすぐに分かった。
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写真を撮ろうと自分のジグを巻き上げたところにちょうど上がって来たのはカンパチ。今回連れたカンパチの中では頭抜けて大きい。
写真を撮った後素早く重さを測ってリリースしたが惜しくも9.8キロでわずかに10キロにとどかなかった。こういう後少し、というのはよくあるので、見た目で10キロ、という魚はだいたい正確にはわずかに足らなかったりするものだ。
次の流しでヒットさせたのはミヨシにいたドベさん。
なんだか大きそうな感じのファイトの仕方に船長がタモを持って後ろに立つ。
ドベさんはこの釣行でジギングをするために今年発売されたばかりのリール、シマノのニュー・ステラを買って来たのになぜか釣れるときは以前から使っているダイワのソルティガばかり。船長がリールを見て、ドベさんステラじゃないじゃないですか?!と冗談を飛ばす。船長はシマノとイメキャラ契約のようなものを交わしているのをみんな知っているので、その様子を見てニヤニヤしている。
上がって来たのは丸々太ったカンパチだった。
僕と同じで超大物狙いで来ているらしいドベさんには満足のいくサイズではない様子だが、釣れない中で釣れるのは嬉しいものだ。


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この後も流し変えたり場所を移動したりして夕方近くまでしゃくって見たがこれという釣果はなかったので、浅場で根魚を狙うことになった。
男女群島はアカハタをはじめとする根魚も豊富な島だ。
根魚は釣りすぎるとすぐに枯渇してしまうものだが、ここに釣りにくる船は少ない上に釣りに来られる期間も短いのでその資源は保たれているようだ。
いいポイントに入ると次々とヒットしてみんなの竿が曲がり歓声が上がる。
小さな個体や食べない人はそのままリリースしてあげて必要な分だけキープした。
アカハタ釣りも飽きたところでこの日の釣りは終わりにして今夜の宿営場所に船は錨を下ろした。
夕食の支度をする合間を縫って船長がドローンを飛ばしてみんなが手を降る船や、島の頂上にある灯台を撮影した。
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ここの灯台、女島(メジマ)灯台は年配の方はご存知であろう映画「喜びも悲しみもいく年月」という灯台守の夫婦が全国の僻地の灯台守をするという映画の舞台の一つにもなっており、全国の灯台50選とかいう、何を基準に選んでいるのかよくわからないものにも選ばれているらしい。
この話を聞いていつも思うのは、この水も宿もない男女群島に映画スタッフの大人数が寝泊まりして映画を撮った、ということに驚く。
役者さんは一人二人でも映画等のはカメラマン、カメラマン助手、照明、照明助手、メイクさん、衣装さん、監督、助監督、プロデューサーその他諸々の大人数の仕事となる。
僕ら8人がやって来て釣りをするだけでも大変なこの島にそれだけの大人数がやって来るには人だけではなく様々な機材食料などの物資を考えるとどのような大型船で運んだのだろうか?またそれを山の上まで運ぶ苦労など考えると想像を絶するものである。
日本映画が花々しき時代であったからこそ多くの予算をかけてできたであろう撮影だと思うのだ。
そんな灯台をドローンで鮮やかに撮影した船長は子供のように喜びはしゃいでいた。
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この日の夕食は船長お得意のもつ鍋だった。北九州の美味しいもつは関東のその辺のスーパーなどで売られているものとは比較にならないくらい美味しい。さらにそこに船長の料理の腕も加わり本当に美味しい鍋なので、僕は毎回サンライズに乗った時はこのもつ鍋が出るのを楽しみにしている。
具をあらかた食べきったところで汁にちゃんぽんの麺を入れて締めにするのも九州らしい。関東ではちゃんぽんの生麺はなかなか手に入らない。
うまいうまいとあっという間に平らげる。
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さらに美味かったのはスマガツオのタタキだった。
炙った皮からは脂が滲み出てジューシー波が口の中でとろける。
一同、遠慮もせずにふた切れずつつまんでどんどん食べていく。
出遅れたY店長が食卓に着いた時にはすでに一切れも残っていないというほどの売れ行きだった。
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美味しい食事とともに酒も進み、朝は頭痛だった僕もワインを開けて飲んだ。安物だがこういう環境で飲むと味は十倍くらい美味しく感じる。
酔いに任せて取り留めのない話をしながら盛り上がるこの時間も船中泊ならではの好きな時間だ。
僕は体調不良で未消化だったものの他の一同にとっては怒涛の午前中の爆釣があり、午後は難しい中でなりの釣りを堪能し丸一日の長い中日が終わった。流石に一同疲れたのか酔いが全身に回ったのか、食後は順番にシャワーを浴び順番に寝床について行った。

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2019年5月21日 (火)

男女群島遠征釣行2019 その4@サンライズ 呼子港

夜、雨音と船の揺れで眼が覚めた。天気予報では夜のうち雨が降り朝までには上がるという予報だったので、雨音と船底に当たるポチャポチャという波音を聞きながらウトウトしているうちにまた寝てしまった。

二日目の朝、目がさめると頭痛がしていた。頭痛持ちの僕としては軽い頭痛だったのでそのまま頭痛薬も飲まずにいた。
外に出ると空は暗く風も強い。小雨も時折ぱらつく中ではを磨きペットボトルの水を手に取り顔を洗った。

まだ他のみんなは寝静まっていたが船長が起きて朝食の支度を始めるとその音でそのうちちらほら起きてくる。

天気が悪いので様子を見ながらとりあえず朝食をとることになった。朝食はトーストやその他のパンに野菜いっぱいのサラダ、ウインナソーセージ、目玉焼きにヨーグルト。船の上で食べる朝食としては豪勢だ。ここでエノカフェをやって美味しいコーヒーが飲めればいうことないのだが、頭痛の僕はその元気が無くパンとサラダで満腹になるとなんだかぐったりしてしまった。頭痛は起きた時よりも酷くなっている気がしたので偏頭痛の薬を飲んだ。

船はゆっくり走り始め、僕はなんとなく体がだるく感じたが、薬が効いてきたのだろうとそのまま釣りの準備をした。

しばらく走って速度を緩めると黒い波が船体を大きく揺らし北風がビュービュー吹いている。長袖Tシャツにウインドブレーカーがわりのレインウェアで寒いくらいの冷たい風だった。

船長が「あ、飛んだ飛んだ!落ちる落ちる!あ〜食われた〜!」と声を上げるので何事かと思ったらトビウオが姿を波の中に隠す大魚に追われて逃げまどっているらしい。船は止まり「キハダマグロでしょう。右投げ左しゃくりでお願いします」と興奮気味にアナウンスがあると、ほぼ全員が投げる方、つまりキャスティングに向かう。

それはそうだ、表層近くにトビウオを追い回す大魚がウロウロしているのだ。しかもトビウオの飛び跳ねる頻度と数からいって相当大きな群れに違いない。こんな時にトップウォーター(水に浮く)のルアーを投げずしていつ投げる!といった状況だった。

僕も今回初めてキャスティングの竿を手にミヨシのキャスティングデッキに向かい投げ始めた。

前で四人後ろで二人、引率のY店長以外全員がキャスティングを始めた。

しかし僕はキャスティングを数投して投げるのをやめた。

体が重く揺れる船の上でバランスをとるのにも必死で釣りにならないと判断したからだ。そしてそのままキャビンの奥に行って横になってしまった。

 

横になって間も無く、頭の上、ちょうどミヨシのデッキの方から、出た!ヒット、ヒット!の声が甲板を通して聞こえた。

その時ミヨシではキャスティング王の竿が大きく曲がり魚の大きさを示していたらしい。キハダマグロか?!とY店長は思ったらしいがその鋭い引きはヒラマサのものだった。

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さらに続けて声が上がり、甲板の上は大賑わし始めたところで僕は寝てしまった。

 

ウトウトする中で時折歓声が聞こえ、ドタンドタン!と甲板で魚が暴れる音がしたり、またしばらくすると誰かの馬鹿笑いする声が聞こえたり、夢の中でそんな喧騒が現れたり消えたりした。

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その時船上ではヒラマサとキハダマグロが入れ食いだったようだ。

その様子は後で写真で見せられながら話を聞いて知ったのだが凄まじいものだったらしい。

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ジギング王はこれまでの釣り歴で3匹しか釣っていない10キロオーバーのヒラマサを一時間あまりで3本あげてしまい、信じられないと行っていたらしい。


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トップが15キロクラス、13キロ、12キロなど含む10キロオーバーが20本近く釣れたというのだから凄まじい。

こんなにすごい男女群島は初めて!とY店長が言っていたのもうなずけた。こんな状況が午前8時頃から11時頃まで続いたと言うのだからたまらない。

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そんな釣り師にとって人生で一度あるかないかの夢のような瞬間を呑気に夢の中で過ごしていた。

二時間ほどウトウトした僕は喧騒に目覚めデッキに上がるとミヨシで三人が同時にヒットしているところだった。

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船の周りには相変わらず逃げ惑うトビウオが飛び交い、船の上に飛び込んでくるものも数匹いた。

ヒラマサ、キハダマグロ、スマガツオと流し変えて投げ始めたら誰かにヒットする、というほど良く釣れた。

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そんな凄まじい爆釣風景を見ながらも自分で投げる気力がこの時の僕にはなかった。

体はまだだるく羨ましいという気持ちにもなれずただただその有様を傍観するだけだった。

しばらくして薬の効きが和らぎ少し元気が出てきたので僕もキャスティングに加わった時には地合いが去ってしまったようで、海は沈黙してしまった。

 

地合いが去り船はポイントを移動することになった。

次のポイントではやっとジグをシャぐる元気が出てきた僕はカンパチを一本手にした。

空は雨が降り続き地合いも去り潮も流れなくなったので船を風裏に移動して昼食をとることになった。

ようやくこの頃になって少し回復してきた僕はお昼ご飯の後にコーヒーを入れる元気も出てきてエノカフェを男女群島にて開く。

コーヒーを飲んだらすっかり体調が戻り午後の釣りに期待して釣りに臨んだのだった。

 

 

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2019年5月18日 (土)

男女群島遠征釣行2019 その3@サンライズ 呼子港

サンライズ号での男女群島初日、午後3時を回ったあたりで大きくポイントを移動した。
小一時間走ったか、キャビンの奥の船底で寝ていた僕がのそのそと這い上がってくると島が先ほどよりも大きく見えた。
勇壮なギザギザ山で構成される男女群島をみると改めて、ああまぎれもない男女群島がそこにある。遠くまできたものだ。と感慨ひとしお。と言いたいところなのだけれどそんな心の余裕はない。さあああ、釣るぞう!!!と頭の中は釣りのことばかり。バカなのである。
このポイントではキャスティングでキハダマグロ、ジギングでカンパチ、そしてクエを狙う。
僕はもちろんジギングでデカカンパチを狙った。マグロなんかの相手をしているヒマはないのだ。
しゃくり初めて間も無く底のあたりでゴゴゴ!というアタリがあってヒット。
またしても狙っていたクエのあたりではないかと一瞬ほくそ笑む。糸を巻いてくるとあまりひかずに重いだけ。ふふふ今度こそやっちゃったかも。。。と巻いてきたら時々暴れる。あれえ?これはクエじゃない、ひょっとしてアレか?!と思いながらあげてきたら、そばで見ていたY店長にはすでにお見通しだったらしい。
上がってきたのは「うまい棒」と言われるほど食べるとたいそう美味しいアカヤガラだった。赤くておちょぼ口で長細いその姿はユーモラスなものの潮の流れていない時にかかる魚なので釣り人には歓迎されないが、食べると大変美味しい。
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先月のトカラ遠征でもアカヤガラの大きなものが入れ食いになったので何匹か持ち帰り食べてみた。刺身、塩焼き、天ぷらとしてみたがどれも美味しい。特に天ぷらは身がホクホクとして甘みがあり上品な味だった。この魚、出汁も上品なもんがとれるので水揚げされたものは高級料亭などに行ってしまうため魚屋さんでお目にかかれないのだ。トカラの時の船長がいうには1キロ3000円くらいの浜値だというのだから末端価格はいくらになるやら。
アカヤガラが釣れて魚の活性もイマイチかな?と思っていたのを払拭してくれたのはドベさん。
ヒラマサをジグで釣ってご満悦。
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さらにキャスティング王ヤッシーさんが同じくヒラマサにキメジ(キハダマグロの子供)を次々とキャスティングで仕留めた。
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この人はキャスティングが上手いだけでなく魚を見つけるめが天才的に素晴らしい。
海のはるかかなたでポチャリと何かが跳ねただけで、具にそれを見つけるばかりか魚種まで当ててしまう。
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その目の良さは若い頃にカツオ漁船に乗っていたと聞かされたことがあるのだが、なぜカツオ漁船に乗っていたのか、どういう経緯でそうなったのかなどは本人は語らないので謎なのである。
我ら釣り師仲間の間にはもう一つの謎がある。
それは、怪魚ハンターがなぜかサメを釣る、もしくはつった獲物をサメにやられる、ということだった。
先月のトカラ遠征釣行では一体何匹のサメに獲物のキハダマグロを持って行かれただろうか。
今回もその才能を思う存分余すことなく発揮した。
まずはジギングで掛けたヒラマサをやられた。
一部始終をすぐ横で見ていたが、かかったヒラマサはかなりいいサイズのようで、船べりを移動しながら魚とのいいファイトをしていたのだがあるところで突然異常な魚の動きがあった、と思った途端に急に魚が軽くなり、先ほどまで一巻きするのも苦労していたのがスイスイと巻けるようになってしまった。
そして上がってきたのが下の写真である。
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ヒラマサのその姿は魚というよりもすでに肉塊とかしておりサメの一撃の恐ろしさを十分に語っていた。
怪魚ハンター氏自身もなぜ自分にこのようにサメがついて回るのか謎なのだろうが、このような謎は誰も持ちたくはない。
なぜかいつも若いお姉さまに付きまとわれて仕方がない、というような謎などならぜひ一つくらい持っていたいところなのだが世の中そうは都合よくできていないところが悔しい。
サメの出現に船長は素早くその場を去りしばし走ってポイントを変えて流し変えた。
そのポイントが凄かった!最初に船のオオトモ(一番後ろ)でしゃくっていたジギング王にヒット!
すぐにその隣にいた怪魚ハンターにヒット!順番からすると次は俺だ!としゃくっていたらちゃんと順番通りに僕にもヒット!そしてミヨシに向かって順々に全員ヒットとなった。
グイグイといい引きでファイトするのはカンパチ。
オオトモのジギング王から順番にカンパチが上げられていく。
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ところが一人だけあまり竿がぐぐ引き込まれるようなファイトをしていない人がいた。最後に魚をかけたドベさんである。
一番でかいカンパチを釣りたいと思っていたであろうドベさんの魚の引き方は、ああ先ほどまで二度僕が裏切られたクエ(アラ)の引きではないか!それも十分に重そうだ。
カンパチを甲板にあげた一同が注目していると上がってきたのはやはりクエだった。
「なんで俺だけクエなの?」とカンパチを狙っていたドベさんは不満そうなのであるが、他の全員が羨ましそうにその手に持ったクエを見つめていた。
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この後も場所を変えながらポツリポツリと拾い釣りのように釣っていったが、時折ダブルヒットなどあり船上は賑わった。
僕はこれまではベイトロッドでの思いジグのジギングは苦手で、あまりしなかったのだけれど、今回は右肩が痛くて左ハンドルで右竿のスピニングロッドでの釣りがちょっとシンドかった為、右手ハンドルの左手竿のベイトロッドを多用した。使うジグもいつものアンチョビットシャープやスキルガンマなどと変えて、根魚王がよくベイトで使っているスパイファイブというジグを使ってみたところ、普段あまり釣れない魚がいくつか釣れてきた。
下の写真のメダイもその中の一匹。
メダイは昨年夏に初島沖の水深240mで小さいのを釣ったのが初めてだったが、今回はその三倍はあろうかという大型だった。さすが男女群島。
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メダイは表面がヌルヌルの液体で覆われているので触りたくなかったのだけれど、船長や店長が食べたら美味しい、というのでキープして持ち帰ることにした。
実際帰ってから刺身と塩焼きで食べてみたが上品な白身にほのかな甘みがあって美味しい魚だった。
さて、僕が外道を釣ってヨダレを垂らしている間に、他の方々はカツオやらブリやらヒラマサやらの本命青物を次々とキャッチしていた。

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中でも絶好調だったのはクエを釣ったドベさん。大きなぶりに良型のヒラマサと投げてしゃくって大活躍。
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外道寄りになっていた僕も6時半をすぎてこの日3匹目のカンパチが来た。小さいながらも嬉しい一匹となり初日の釣りは終わった。
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船を島影の浅瀬に止めてこの夜は船中泊となる。
船長が仕込んでくれた肉で焼肉をしたら、キャビンの中が煙で覆われて大変なことになる。
焼肉は美味しいし、腹も減っているので釣りし一同は気にせずばくばくと肉に食らいついていたのだが、船長は「もう中ではやりません」と
後悔の様子。
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船が闇に包まれると、船が照らす光に様々な魚たちが集まってくる。
ヤッシーさんが悪ガキに戻ったように嬉々として小魚をすくっていた。それらの魚はモジャコと呼ばれるぶりなどの青物の稚魚がたくさんいた。
中には何者かに尻尾をかじり取られたブリの稚魚がおり、大自然の中で生き抜く厳しさを目の当たりにさせられた。
船の周りには、プランクトン→モジャコなどの稚魚→イカやトビウオなどの小型魚と食物連鎖の縮図があった。
その中にあって、ひときわ美しかったのはトビウオの稚魚。
黄色と黒の縞模様の魚体といい、まるで鳥の翼のような胸びれと尻びれ。
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船長がすくって、初めて見た!と興奮気味に写真を撮ったものだが、実に神秘的な美しい魚だった。
この一匹を見られただけでも男女群島まで来た甲斐があったというもの。
いやいや、これで満足しては釣り師の名が廃る。明日は頑張って釣るぞ!と午後9時過ぎ早々にベッドに入ったのでありました。

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2019年5月16日 (木)

男女群島遠征釣行2019 その2@サンライズ 呼子港

佐賀県唐津市の呼子港から走ることおよそ6時間、男女群島にようやく到着しすでに準備万端でいつでも来い!というものからベッドの中からのそのそ出てくるものまで釣り師一同8名は思い思いに釣りの支度を始めます。
最初に釣り始めたのは男女群島にくること数回目の僕には見覚えのある、どころか記憶に鮮明な岩礁帯周りでした。なぜ記憶に鮮明かと言いますと2016年にここをおとづれた際に19.5キロの大環八を釣り上げた場所だからです。
さらに同じこの場所では昨年は釣友の上州親分が43キロのバケモノカンパチを釣り上げているんです。
さらにさらにここでは僕はクエ(アラ)も釣っっている、というパラダイスのような場所なんですね、自ずと期待は膨れ上がるというものです。船は一旦止まって塩の流れる方向と風向きを船長が見ている。待ちきれずに釣り座を確保してジギングの用意万端、いつでも来い!、てなもんです。
船が向きを決めて止まり船長から「どうぞ」のアナウンスとともに、「最初の一流しが要注意ですからね」とアナウンスが流れると自ずと船上の釣り師たちの心中は緊張と興奮と期待のるつぼとなっていることだろう。一同無言で釣りを始める。
緊張の中の最初の一流しでありましたが誰の竿も曲がることが無くコースを変えて流し返します。
僕は心の中で「デカカンパチ来い!」「クエ来い!」と念じながらジグをしゃくります。
僕は遠征釣行では毎回のテーマを自分なりにあらかじめ作って釣りに臨むことにしているのですが、今回の釣行ではジギングでのデカカンパチとクエをターゲットと決めていたのでした。この時期の男女群島ではどちらも期待できる魚であり夢ではないのであります。
念じながらしゃくっているところに最初に竿を曲げたのはキャスティング王のヤッシーさん。キャスティングだけじゃ無くジギングも上手い。
ボトムでアタってから少し引いたもののその後があまり引かない、と言いながら糸を巻いている。それってクエが釣れた時の典型的な引き方じゃないですか!いきなりファーストヒットからクエか!と注目して見ていたら上がってきた魚はクエにしてはオレンジ色を帯びている。なんだかがっかりするやらホッとするやらで見ていたら大きなボッコ(ウッカリカサゴ)という大型のカサゴでした。
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待望の一匹目の割にはつった本人もクエを期待していたせいか、今一つの笑顔なのでありました。
船はコースを変えたり、少し走ってポイントを変えたりしながら流しますが、なかなか大物のヒットがこない。
二匹目にヒットさせたのは岐阜から参加の棟梁キタさん。グイグイと竿を絞り込み走り回るファイトはヒラマサそのもの。
小型ながら綺麗なヒラマサを釣り上げました。
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さあ、俺にも来い!としゃくっていたところにドン!と小気味良いアタリがあり竿がグイグイと絞り込まれる。
きたか大物!と思ったけれどファイトはグイグイ引くものの重さもないしドラグが出る音もしない。この元気のいい引き具合はカンパチだな。
とその通り小型のカンパチが上がってきたので写真をとってリリース。
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ここで僕が使っていたジグは最近発売されたばかりのプロセレ社のアンチョビットシャープ330gというジグ。
このジグ、一昨年の秋に小笠原に行った時、当時まだプロトタイプだったこのジグで状況の渋い中Y店長が次々と魚を釣り上げるので僕の中ではその時点でもう「釣れるジグ」とインプットされており発売を待つこと一年半でやっと自分の手にすることができたシロモノ。
今回の釣行用に4本買って必釣を狙っていたのですが、小型ながら早速結果が出たのでちょっと嬉しい。
しばらくして竿を大きく曲げたのは怪魚ハンター氏。これはデカそうだ!竿も大きくしなっているしドラグも出て行く。
釣ってる本人も重そうだ。
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ヒラマサかカンパチか?と注目して見ていたら上がってきたのは10キロクラスのブリでした。
こんな魚があっさりと釣れてしまうのだから男女群島はすごい。輪島でこのサイズのブリが釣れたら大騒ぎとなるほどなのに。
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次に来たのは僕のジグが底(ボトム)に落ちた瞬間ドン!というアタリが来てググッと引いたもののファイトは短く重いだけ、というクエ特有のアタリだった。僕らはこれを「ボトムでドン!」と呼んでいるのだがまさにそのボトムでドンだった!
頭の中にはクエが水中から薄茶色の魚体を現してくる様を想像しながらニヤニヤと薄気味悪いツラで糸を巻く。
Y店長が早くも興奮気味に来ちゃいましたか?!と声をかけたが巻いている途中何かクエとは違う違和感を感じた。
一番の違いはクエにしては軽いのである。その引き具合からハタ系の根魚である事は間違い無いのだがクエでは無いような気がする。
と自らが疑心暗鬼になりながら上げて来たらほうらヤッパリ!魚体が茶色すぎる!
なんと釣れたのはホウセキハタというハタで、以前一昨年あたりに五島列島で一度だけ釣ったことがある比較的珍しい魚。
クエほどでは無いにしろ美味しいお魚なので思わず顔がさらににやけてしまったところを写真に撮られた。
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この時のジグは「ボトムでドン!」の実績のあるスキルLの320gというジグ。
狙っていたんだけどなあ。惜しかった。次こそは本命を!と思ったがどうも潮の流れが今一つらしくポイントを大きく変えることになった。

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2019年5月14日 (火)

男女群島遠征釣行2019@サンライズ 呼子港

今や日本中の釣り師の憧れの船となりつつある唐津の呼子港にあるサンライズ新海号に乗っての男女群島遠征です。

なんと豪華な、というか夢のようなというか贅沢なというか僕にはもったいないというか、とにかく乗る船も行き先も最高のシチュエーション、これでいければ魚釣りなんてどうでもいい!、いや良くない、やっぱり釣りに行くのだから爆釣した方がいいに決まっている、と出かける前からテンションが上がりっぱなしなのですが、お天気予報を見るとこのテンションが下がらざるを得ない。そんな釣行前日なのでありました。

話は前後しますが、今回の釣行はなんとスーパーGWの10連休が終わった直後の5月7日からの4日間と言うスケジュール!!!この話があった時にはメンバーが集まるんやろか?と心配されたのですがいつものエブフロ軍団には連休なんか関係ない!というツワモノが揃っていた。数日でメンバー8名が決まり決行となったのであります。

ところが釣行前日の天気予報では男女群島方面は中日の9日が荒れ模様の予報。ひょっとしたら行けないかもしれないのでとりあえず初日は五島列島の福江島まで南下して様子を見ようという話になったので上がっていたテンションは一気に下がってしまったのでありました。

 

釣行当日、午前6時ホテルのロビー集合。男女群島に出かけるには遅すぎる集合時間にメンバーの顔色も冴えなくテンションも上がらない。

船長と合流し呼子港に移動し船に乗り込む。船は漁港で氷を大量に積み込むと出船!呼子港から平戸を経由して五島列島方面に向かいます。

 

今回のメンバーはプロショップ・エブ・アンド・フローの地元横浜からは最近キャスティングばかりしてジギングをあまりしないジギング王、ドベさん、男女群島は初というアラさん、Y店長に僕、東京から怪魚ハンター、東海方面からヤッシーさんと棟梁キタさんの合計8名。10連休をしっかり休んだ上に連続して4連休、いやその後が土日なので6連休、合計16連休となるわけですが、流石に半月以上遊びっぱなしという方は少なく、みなさん連休中に休日出勤するなりして辻褄を合わせての参加なのでありました。

 

船は僕の寝ている間に早くも五島列島の中間部くらいまできていた。キャビンの奥からのそのそと起き上がって上に上がったらなんだか雰囲気が変わっている。船長に話しかけたら天気予報が好転したので男女群島に行ける、というのだ。やったー!男女群島に行ける。なんと運の強いことか!

それからさらに3時間ほど走ると男女群島がぼんやり見えてきた。

遠くからぼんやりでも島のその姿は凛々しく、ああ、本当に男女群島にこられたのだとじ〜んと感動が湧き上がってくる。

 

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何しろ男女群島といえば五島列島の先端の福江島からさらに南西に70キロも離れている島なのでそこまで行く免許を持っている遊漁船自体が少ない上に元々は磯釣りのメッカとして知られてきたので、我々のようにルアーでキャスティングやジギングで釣りをする船となるといよいよ希少なのであります。その中でも最右翼にあるのが我らの乗ったサンライズ新海号(以下サンライズ)。この船は釣りのしやすさ、走り、船長のホスピタリティ全てが超一級の船なので釣り師からは大人気。

 

なんでも予約を取るには元旦の午後からの電話受付のみで、しかも数時間で一年分の予約が埋まってしまうほどの競争率らしい。乗るだけでも大変なのであります。さらにその船で憧れの、幻の秘境男女群島に行けるとなるとどれほど貴重な体験か、ということが読者の皆さんにも感じていただけるでしょう。

その男女群島がもう見えてきている。あと數十分走ればいよいよ男女群島での釣りができるのであります。

男女群島初めてのアラさん、頭領キタさんも島を遠くに見ながらテンション上がりまくり。さあ、いよいよ釣りが始まります。

 

 

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2019年4月27日 (土)

平日はまったり管釣りフィッシング@フィッシュオン王禅寺

昨年大型のオートバイを買ったらバイクで釣りに行ってみたくなり昨秋あたりかな?フライのパックロッドを一本購入したんですよ。

ところが冬の間は寒さに出かける根性がなくてフライロッドはずっとお蔵入りしていたんですが、やっと暖かくなったので出かけてみようという気になったのであります。

お天気のいい日を選んでいこうと思っていたのですが、ここにきて天気の移り変わりは激しく、なかなか晴れの日が続かないので天気のいい日に都合がつかなかったりして出かけられないでいたのですが、先日やっと天気予報が曇りの日に都合がついたので出かけてきました。

 

行き先は御殿場の東山湖、丹沢のリバースポット早戸、川崎のフィッシュオン王禅寺の三つの中から選んだのですが、バイクを楽しむなら遠い方がいい、でも皮のライダーパンツで釣りはシンドイ、などと色々悩んだ挙句釣りを優先して一番近い王禅寺に行くことにしました。

 

当日は、朝もゆっくり食事をとってコーヒーなどもゆっくり飲んでから出発。

王禅寺に行くのは5〜6年ぶりなので何と無くううろ覚えの道を走ること小一時間で無事着きました。

平日とあって釣り場はガラガラ。一号池に数人程度しか人がいない。池の中央を横断するように網が張られていたのを見てすぐにカワウ対策だな、とわかりましたが景観的にはあまりいいものではない。経営側も承知で仕方なく張ったのだと思うのでそれだけカワウの被害が酷いのだろうな、などと思いながら6時間の釣り券を買って二号池のフライ専用エリアに移動。

早速用意して釣りを始めしようとしたらなんだかオカシイ。なんのことは無いリールを左右逆につけていた。(笑)こんなヘマするくらいフライフィッシングは久しぶりという事でありますね。

リールを付け直して釣り開始。

午前7時すぎくらいだったのでまだ朝のライズが盛んにあって、魚は表層を意識しているようだった。

フライはいつもの管釣りマラブーをつけて投げてみたらすぐに表層でバイトがあり一匹目をキャッチ。

久しぶりにニジマスのファイトを楽しんだのですが、ここ王禅寺のニジマスはサイズもまあまああってよく走り、ジャンプし、最後までファイトしてくれた。久しぶりのニジマスのファイトを堪能して二匹目を狙いにかかります。

二匹目がヒットするまでには少し時間がかかったけれど、これもフライが落ちた瞬間にバイトしてきたのをうまく合わせられたので会心の一匹になりいい気分。

この辺りで魚のライズが減ってきたので少しフライを沈めて引いてみた。

そこに上空から小型戦闘機のようなシルエットをした鳥が二羽やって来て上空を旋回したと思ったらサーッと着水したと思いきや、一気に水に潜った。数秒後潜ったところからかなり離れたところにポッカリと水中から鵜が現れ魚をくわえている。おそらく上野の営巣地からはるばるやって来たと思われるのでありますが、コイツら本当に魚を捕るのがうまい。何匹か飲み込んだら飛び立って行った。

やっぱり一号池の網はカワウ対策だったのだな、と思って釣りを続ける。

三匹目がかかったら足元からミャ〜という文字通りの猫なで声が聞こえたのでそっちをみたら、猫ちゃんが釣れた魚を見て、おらに下さい〜!と鳴来ながら近づいて来た。一瞬考えたけれど、猫ちゃんには悪いけど魚はリリース。ここで餌あげて猫ちゃんに増えられても施設も困るだろうと思ったから。

釣りの方は思っていたより魚のアタリは少なく時々ポツリと釣れる程度。

まあ、それでも飽きない程度に連れたのでたまにはサイズも数も気にせずにのんびり釣りをするのもいいかと続ける。

10時すぎくらいから空が暗くなってきたと思ったら、ポツリポツリと降り始めてきてしまった。

自分が濡れるのは気にならないけれどバイクが濡れるのは嫌だなあ、なんて思いながら釣りを続けていたら次第に降りが激しくなり本降りになてしまったので、屋根のある喫煙所に避難して缶コーヒーを飲みながらスマホで雨雲をチェック。

30分くらいで雨雲は抜けるようなので釣り場の風景をのんびり眺めていた。池を囲む周囲の山はちょうど新緑で美しく、これが雨に濡れてしっとりしてこれはこれでなかなかいい風景。時折アオサギがギャー!と鳴くもののウグイスや他の野鳥のさえずりも美しく気持ちを安らげてくれる。

雨雲レーダーは正確で、30分ほどすると小降りになってきたので釣りを再開する。

一つ低い場所にある三号池はどんな具合なんだろうと、遠くぼんやり霞む目で見てみたら池の周りに等間隔に何かが立っている。人にしては小さいし杭ではないし何かしら?とよ〜く見たらアオサギだった。

1メートルくらいあるアオサギが5〜6メートルおきに等間隔で立っている。彼らは身動きひとつせず池の魚を狙っているのでまるで何か像が立っているみたいで可笑しかった。

しばらくすると再び戦闘機の飛来があり、釣りをしているすぐ近くを潜水して魚を捕らえている。

これじゃあ魚もビビってしまって悔いが悪くなるだろうなあ、と思いつつもカワウもわざわざ上野からこんな遠くまでやってきて腹ペコのまま帰るわけにはいかないから必死だよな、などと見ていると、カワウを威嚇してアオサギも飛び回りなんだか騒がしくなってる。

なんだか人工池の釣り堀に居ながらにして野生の王国の一端を見ているような気分になって面白かった。

この池の周りには羽虫→マス類→水鳥・猫・人という食物連鎖が出来上がっているのがなんだか面白い。

そんなことを考えながら時々釣れるニジマスに感謝しながら昼過ぎまで遊んで、再び雨が降り出さぬ内にと食事もとらずにバイクで帰宅したのでありました。

 

数はそんなに釣れなかったけれど気分は満足。久しぶりにゆったりした気分で釣りができた。たまにはこういう釣りもいいもんだなと思ったのでありました。

GWはどこも混雑して居そうなので釣りはお休みかな?

 

 

2019年4月23日 (火)

トカラ列島遠征釣行 その5@マリンチャレンジャー号

二日目の深夜、船が走り始めたのを夢の中で感じた。しばらくうとうとすると船の揺れが次第に大きくなってきた。予報通り海が荒れ始めたのだった。エンジン音と船の波への当たり方から察するに余りスピードは出ていないようだった。
次に目が覚めたのは外が薄明るくなり始めた5時頃だった。船は相変わらず波に当たって揺れており止まる気配はない。まだポイント到着までには時間がかかるのだろうと再び床に入った。
次に目が覚めたのは船が泊まったのに気づいた時だった。波に揺られる船の薄暗い中で人の話し声がする。船長と店長が今日の釣りについて話し合っていた。
当初の予定では口永良部島周辺で釣りをしてから指宿に戻る予定だったが、思いの外波が高く釣りをするには危険なので錦江湾まで戻りましょう、というような話をしていた。ああ、まだしばらくは走り続けるんだな、と思い毛布を頭から被る。
やっととこから出た時にはすでに日も高く上がり青い海が美しかった、しかし波は高い。
それからしばらく走り続けると次第に波が静かになり船が湾内に入ったと気づく。
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錦江湾内の最初のポイントに着いたのは午前10時近くだった。
前夜の0時頃から走り始めたのでおよそ10時間船は走り続けてここまで来たのだ。
外に出ると海も空も青く澄み渡り波は静かになっていた、遠く桜島らしい山が見えたので誰かに聞いた。
やっと釣りが出来る、と思ったのは僕だけではないだろう。一同思いおもいにキャビンから出て来てすぐに釣りの支度を始めた。まだ朝食も食べていないというのに。
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船長曰く、このあたりは当たりはスジアラとクエ、ハズレでもマダイが釣れます、というので一同のエンジンに火が入る。
最初の一流し目、いきなりミヨシのF氏がカンパチを釣り上げる。トモの昆虫大好きさんにもアタリがあった。
僕はマダイを狙っちゃおう、とほくそ笑んでいた。かつてテレビの釣り番組や釣り雑誌で錦江湾のマダイ釣りについて何度か見ているがデカイマダイがたくさん釣れるイメージしか残っていなかった。今日ここでタイを釣らずして何時釣る!的に確信的マダイ釣りを始めたのだが海の神様はなかなか微笑んでくれない。
東京湾のマダイ釣りで実績のあるゴビアス・ブルスリムというジグを落としてタイラバのような使い方で狙ってみたのだが全くアタリが無い。他の釣り師の皆さんもそれぞれに狙いをつけてシャクっていたのだが全くアタリが無い。
「潮が止まっちゃってるなあ」と船長が誰にいうでもなく困った調子でボソリと言いながらポイントを次々と変えて行った。
深いところ、浅いところ、漁礁など次々に場所を変えて攻めてみるものの全くアタリがなかった。


鹿児島出身のバイク大好きさんは船酔いにもめげず釣りをしていたので、「もう大丈夫?」と声をかけたら「地元の錦江湾で釣りをしたことがないので今日どうしても地元で釣りをしておきたかった」というようなことを言いながら竿をしゃくっていた。
お昼近くまであれこれやってみたが、どこを探ってもなんのジグを落としても魚の反応はさっぱりで、時間もなくなってきたので上がることになった。「ああ終わってしまった」と思いながらも疲れた体にどこかホットしながら竿を片付ける。
釣り場から港までは思いの外近く、あっという間に帰港して船は岸壁に横付けさせられた。
すぐに荷物を船からあげてタックルを片付ける。時間に余裕があったので比較的ゆったりと帰り支度をした。
持ち帰る魚を船長に箱に詰めてもらい梱包した。キハダとカンパチにアカヤガラなど詰め込み家に送る。もちろんクエも。ジギング王の釣ったツチホゼリは後日僕の知っている中華料理店で宴会をしましょう、ということになりクエと一緒に我が家に送られた。
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支度が終わると船長の車で近くの温泉に行き汗を流した。船上でのシャワーは使う水の量を気にしなければならないのでふんだんなお湯で全身を洗えるのは嬉しかった。この日は食事を取らずに遊んでいたので食事を取ろうと温泉に併設されたレストランに向かったらちょうど午後の休憩に入ったところでまたまた食事を食べ損なう。仕方ないので港に戻り空港までのバスを待ち、途中で何か買って食べることになった。
三日目はほとんど釣りにならなかったものの初日二日がまる丸一日釣りを満喫できたので僕の心は満たされていた。身体ももうこれ以上は無理、と言っていた。それでも次回来るときにはもっと太いタックルを用意して、今回切られた大物を仕留めてやろうとすでに次回のことを考えていたのでありました。

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2019年4月22日 (月)

トカラ列島遠征釣行 その4@マリンチャレンジャー号

トカラ列島遠征釣行二日目。朝5時に目がさめると船はすでにポイント近くまで移動してきていた。今日は一日ジギングでカンパチを狙う。もちろん大物を。20キロ、30キロ、40キロいや50キロオーバーと夢も欲も尽きない。
船長の作ってくれた朝食を手早に食べると早速釣りを開始する。
最初に釣れたのは7時過ぎ、根魚を狙っていた根魚王にカンパチがきた。カンパチは大きさの割にはよく引く魚なのでファイトは油断ならないし引きを楽しむことができる。
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続いてきたのはトモでシャクっていた昆虫大好きさんに来た。よく走り引きがカンパチと違う。しばし緊張したファイトが続き上がって来たのは10キロ近いイソマグロだった。トカラ周辺には比較的多くいる魚だったが今回の釣行ではイソマグロはこの一匹だけだった。
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このあとはもう入れ食い状態。ジグを落とせばカンパチが掛かる。船上はダブルヒット、トリプルヒット、挙げ句の果てには全員ヒットなどとカンパチだらけ。こんな釣れ方をしたのは初めてかもしれない。ただし大きさはなかなか大きいものが来ない。群れの中には必ず大きいのもいるはずなので小さいものから先にルアーに食いついて来てしまうようだ。
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それでも入れ食いは釣り師にとって楽しくないわけはない。みんながカンパチの引きを満喫している。
中でも絶好調だったのは昨日船酔いでほとんど登場しなかったバイク大好きさん。僕のすぐ右隣で釣りをしていたのでよく見ていたのだが、ジグを落とすたびにカンパチが釣れていた。連続して7回くらいは魚がかかったろうか。使っていたジグを失い別なジグに変えても同じように入れ食いだった。しかもまだ船酔いから完璧に復活はしておらず時折うずくまり背中を震わせながら釣りをしている。
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船酔いをしながらよく釣りができるなあ、とこの時は僕は傍観者で見ていた。僕は船酔いをしたことがないので船酔いを実感できなかったのだ。
ところがこの釣行から帰ってきた後、ある飲み会で日本酒を飲みすぎて久しぶりに二日酔いをしてトイレのお世話になった。その時思ったのはこんなに辛い思いをするのがわかっていても高いお金を払って釣りに行く人たちの執念というか狂気というか、たとえ今はアネロンという強力な酔い止め薬があるとは言っても、このリスクを承知で釣りに出かける人たちの釣りにかける情熱を尊敬せざるを得ない。
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今回の釣行でもアネロンを飲んでいなかったのはおそらく僕とジギング王だけだった。他の釣り師の皆さんは薬を飲みつつ、船の揺れとタタカイつつ魚ともタタカウのだ。Fさんはアネロンが効かないと感じて二錠飲んだら効きすぎて眠くなり一時釣りを中断したとか。船酔いとのタタカイは本当に厄介なものらしい。僕がどうして酔わないのかは不明だけれど、おそらくはかつてスキーで頭から何度も転んで強打しているので三半規管がいかれてしまっているんだろう。ともあれタタカイが一つ少なくて済む僕としてはとても快適な船旅なのだ。
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カンパチは昼頃まで釣れ続いた。もちろん一箇所ではなく、ポイントは移動しながら、さらには同じポイントを流し変えながらではあるがとめどなく釣れた。ジグの色もシルバー、ピンク、ムロアジカラーと、形も様々な形になんでも来た。こう書くと誰が言って何を落としても簡単に釣れてしまうと思われてしまうかもしれないがそれは誤りだ。
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この船に乗っているのはみんなそれなれの経験豊かな手練れの釣り師ばかりだ。各自自分の持つテクニックを駆使しての上での入れ食いである。
初心者でもそれなりに釣れるだろうが、ファイト慣れしていない人がこれだけのカンパチをやり取りしきれようか。
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昼近くなると潮が止まりあたりも遠のいて来た。それと同時にやってきたのがサメだ。釣れなくなった上に釣った魚を横取りするヤツが来たのではたまらない。船長は巧みにポイントを移動してサメの攻撃をかわしてくれた。
昼近くになり当たりが遠のいたので昼食をとり大きく移動することになった。移動はおよそ四時間。また今日もシエスタを味わえる。
思う存分釣りをして、おなかいっぱい食べてビールを飲み昼寝をしてまた釣りをする。釣り師にとってこんな天国のような経験はなかなかできない。
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ゆっくり昼寝して起きた時、まだ船は走っていた。午後5時頃になってようやくポイントにつき再び釣りを始めた。
ここでもまた入れ食いか?と思ったが状況は大きく変わっていた。潮が緩み動かない。魚というのはハッキリしたものでどんなに沢山いても潮が動かない時は活性が落ちてエサやジグに食いついてこなくなる。そしてこんな時に逆に活発になる魚もいる。ヤガラという1メートル近くある細長い魚だ。
この魚は潮が緩んだ時に釣れるので釣り人には嫌がられるが食べると大層美味しく高級魚として取引されている。もちろん市場に流れる量は少ないので魚屋の店頭に並ぶこともないので見たことのある方は少ないと思うのだが。
このヤガラには黒っぽいアオヤガラと赤いアカヤガラがいて後者の方が上手いと言われている、このアカヤガラが入れ食いになってしまった。
午前中のカンパチ全員ヒットよろしくアカヤガラが全員ヒット。みんな長くて太い。美味しい魚と知っているので「うまい棒」などと僕らは言うのだけれど釣ったみんなの表情は微妙だ。
この魚引き味も楽しくなく重いだけ、海中に細長いものが見えてくるとガッカリする。
そんなアカヤガラの猛攻にあいながらもカンパチを求めて釣り続けた中僕に変なアタリがあった。
ジグがそこに落ちた瞬間、ブルン!という生き物のアタル反応があったにも関わらず巻き上げてくるとあまり引かない。またまたアカヤガラか?とも思ったが妙に重い。何だろう?と言いながら上げてきたら姿が浮かび上がってきた途端見ていた一同が声をあげた。
なんと釣れたのは超高級魚のクエだったのだ。
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僕はやったー!と叫び隣の根魚王が悔しがる。船長がタモに入れた後初めて「おめでとうございます」と握手を求めてきた。そのくらい貴重な魚なのだ。思わぬゲストに僕の顔はほころびっぱなし、さぞやだらしない顔になっていたのだろう。
その後、暗闇迫るまで釣ったがあまり大した釣果は得られずに夜になり夕食となる。
この日の夕食は鍋。ビールを飲みながら島も見えない沖の海上で夜を迎えるのは初めての経験だったが海は凪いでいたので不安はなかった。
今日一日の興奮をみんなで反芻しながら鍋をむさぼり食べ腹一杯になる。
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二日目のこの日はこのままこの海上で深夜まで過ごし、午前0時頃から移動して明日のポイントまで行くことになった。予報では明日は少々波が出るようなので沖の海上ではなく島周りを攻めることになりそうだ。
この晩は食後釣りをする元気もないほど遊び疲れていた。ビールとワインにもよっていい気持ちになってしまっていたので釣りはせずにシャワーを浴びて早々に床に入った。

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