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カテゴリー「Fishing」の記事

Fishing

2025年4月 3日 (木)

今年のサクラマスは渋かった@尻屋丸

今年の3月は極めて温度変化の激しい三月でありました。

昨日は4月、5月の気温で半袖Tシャツで過ごしたかと思うと、いきなり翌日はダウンジャケットが欲しくなるような寒さの到来ともう三寒四温なんて余裕こいて行ってう場合じゃないくらい温度変化が激しい。

おかげで桜の開花なんてつい先日の東京地方ですら夏日!みたいな陽気につられて一気に開花したものの翌日には一気に真冬に逆戻りに「オイオイ!聞いてないよ」という声がき超えてきそうなくらいの激変天候。

ちょうどそんな激変の中、本州最北東端の尻屋崎漁港にある尻屋丸さんに毎年恒例となっているサクラマス釣りに行ってまいりました。

今回も初日は移動してむつ市に宿泊し二日間釣りをして最終日は半日釣りで夕方の便で東京に帰るという二泊三日下北の旅だったのであります。

 

今回は直前になって体調を壊したり仕事でいけなくなったりで定員の8名から3人もリタイヤが出て5人にこの旅をいつもコーディネートしてくださるネイチャーボーイズさんの柳さんとテスターの方を加えて合計7人での釣りになりました。

初日の移動日は午前10時過ぎの便で三沢に飛び昼過ぎに到着すると、三沢市内の「バラ焼き発祥の店」と言われるお店で名物バラ焼きを美味しくいただいてからむつ市までおよそ二時間の移動してホテルにチェックインして一休みし、夕食はこれまた毎回行きつけになりつつあるむつ市内の「あじさい」という美味しいお店で美味しいお酒をいただき早めに就寝したのでありました。

 

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さて、釣り当日は5時半港集合ということで、4時半にホテルロビーに集合して車を走らせ港に向かうと北の空はうっすらと白み始めていた。

気温は5度くらいでさほど寒くはない、風もなく凪予想ということで時間より少し早く港に着くと一年ぶりの船長に挨拶して素早く乗船し釣りの支度をします。

6時出船時にはすでに太陽が海から上がっており明るい海の上を走っていくのでありますが、季節柄のスギ花粉に加え黄砂とPM2.5がこの日は大量に日本列島を襲っていたので空はぼんやりと霞みなんとなく薄黄色い、太陽もぼんやりとおぼろ月ならぬおぼろ太陽になってしまっている。

一時間ほど走るというので凪の海をいいことに早速絵のカフェを開店しようとコーヒー豆をゴリゴリと挽いて準備をしてみたら、湯沸かしポットが船の走行中は電気が入らずお湯がないことが判明したので、とりあえず到着したら即コーヒーを淹れようとスタンバイしていたのでありました。

 

先シーズンのサクラマス釣りは我々が来る数日前から爆釣モードに入り、船中50匹、60匹、70匹と日を追うごとに釣果は炸裂して我々の乗った日も船長の好きな69匹を軽く超えてしまうほどの釣果だったのでありますが、今年ときたら、われらの乗船する前の日は船中0匹で先乗りして一人いい思いも先取りしてしまおうと目論んでいたS氏を粉砕し、マスが釣れない人にだけもらえる尻屋丸名物のBOSEステッカーを見事ゲットしておりその前も船中数匹で今シーズン最高の日で船中4匹という有様なのでありました。

そんな渋いシーズンなのでBOSEステッカーは出まくり、マスはまあ釣れない、という中での出船となったのでありますが、この釣りは釣れる釣れないに関わらず非常にテクニカルなので釣りをするだけで楽しいのでワタクシ的には気分はルンルンなのでありました。

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小一時間走って最初のポイントに着き釣り開始。

お湯の沸くまでの間、最初のひと流し目でみんなに釣られちゃうと悔しいのでとりあえずジグを落としてしゃくります。

マスジギングの特徴はしゃくる時の初速を素早く!しゃくり幅をそれなりに!そしてフォールで食う!というものなので、竿は少し長めでティップの柔らかい竿が向いているのでありますね。

我ら横浜のルアーショップ、エブフロ軍団はネイチャー・ボーイズさんがこの釣り専用に開発したアイアン・フリックという竿を使ったのであります。この竿専用ロッドだけにルアーコントロールもし易いし、繊細なティップのおかげで食い込みが良くバレにくい。

あとはできる限り素早く、ビシッ!と竿をしゃくってはサッとフォールさせるだけなのでありますが、このビシッ!が続けているとなかなか体に厳しい。

 

ひと流ししたところで早くもしゃくるのが嫌になりコーヒーを淹れて皆さんに振る舞い、みんなが釣りの手を休めている時を狙って自分だけ釣ってしまおうという作戦に出たのでありますが、ネイチャー・ボーイズさんのテスターの方がコーヒーは苦手、といいワタクシが無理やり進めたコーヒーを一口だけ飲んで釣りを始めたらすぐにマスを釣られてしまった。

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作戦失敗なのでありました。

コーヒーを淹れて、その後の片付けなどしてモタモタしているうちに今度はネイチャー・ボーイズの柳さんもマスを釣り上げガッツポーズをしているではありませんか。

完全に出遅れたワタクシは必死にタナをしゃくり続けるのでありますが、ジグの色や重さを変えて色々やってみるものの全くアタラず、ジグを底まで落としてしまうとサメが釣れてくるばかり、というBOSE街道を一直線に突き進んでいったのでありますね。

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ポイントを津軽海峡を西に移動してマス釣りの大船団に混じって船は流されたのでありますが、10時頃一度だけ魚が食い上げてくるアタリがあっただけで釣れない。

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一度だけフォール中にアタリがあり何か重い魚がかかったのだけれど、ドラグを出すほど重くて糸は巻けない上にマスの引きでは無い。なんだろう?とやりとりしている内に針が外れてバレてしまった。外道のアタリがあるだけでもすごく幸せ!というくらいの渋い釣りだったのでこんな事でも希望を見出せたのでありました。

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そのうち引率のエブフロY店長が1匹釣り上げて「よーし!仕事は終わった」などと呟き余裕をブッこいてカップラーメンのカレー味を食い始め、船上をカレー臭で覆い包み釣れない軍団(我々残されたゲスト釣り師のことね)をイラダタせるではありませんか。

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カレーの香りに意識が朦朧としつつも、こんな挑発に乗るものか!と気持ちを引き締め直してしゃくり続けます。

 

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ベイトロッドをしゃくる左腕はすでに引き攣りそうに疲労し限界を超えているのではないかと思うのでありますが、しゃくらなければ釣れない!とい心の中で呪文のように反芻しながら黙々としゃくったのでありました。

昼を過ぎたあたりで少し移動したら潮が濁っていたので、これはひょっとして何かいい変化があるかも、と思った矢先にY店長が2匹目をかけた。

う〜む、釣るなあ、とみていたら取り込みの時に船長のタモが一瞬早くマスにアタックしてタモドリどころかマスを突き飛ばしてバラしたので思わず笑ってしまった。ヒトゴトだから笑える典型例なのでありました。

それでもその直後、フォールスピードの違うジグに変えたら二度アタリがあったので、これは続けていればそのうち釣れる、という確信めいたものを感じたのでありますね。

とはいえそのジグはその先はアタリはなくなりました。

そんな努力も虚しく時は早くも午後一時を周り船長の次のポイントで最後です、というアナウンスで移動をした後最後の勝負!としゃくり始めた途端にまたまたY店長がマスをかけて3匹目のヒットをした。

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なんで一人だけポンポン釣るのかはなんとなく分かっていたのだけれど、釣り方を真似してもうまくいかないので、とにかく基本の素早くしゃくり落とす、というのをやっていたらズン!と重いアタリがあり魚の手応え、「お!やったか!」と思ったのも一瞬、引きが方がもったりしていてマスのシャープな走る引きではない。タラでもかかったかな?と一応最後まで慎重に上げてきたらサメで、こいつが体をネジネジくねらせて仕掛けを台無しにしてくださり外道をつってがっかりした上にメインタックルも失うという事態になってしまったのでありますね。

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残り時間は後わずか、諦めてやめるか、残されたタックルで釣り続けるか、答えは一つ!

釣り続ける!なのでありました。

サブの竿はタイラバ用ロッドでティップはしなやかなものの長さが短いのでジグをしゃくった時の動く幅が短くなった。

それが良かったのか、何度か落とし直してしゃくったところで待望のアタリがありマスらしくグイグイ走ってくれるではありませんか!

やったあ!最後まで慎重に巻き巻きして上げてきたらマスの姿が見えてきた。あとは船長にすくってもらうだけ、でもさっきタモパンチで一匹吹っ飛ばしてるのを見たから船長!お願いします!と祈る気持ちであげてくると、さすがの船長、同じアヤマチは繰り返さなかった。きっちりとタモどりをして下さり待望のマスキャッチ!あああ、長い道のりでしたあ!でも釣れてラッキー!

アドレナリンが出まくりさっきまで重くのしかかっていた左肩はウソのように軽くなり身体もココロも軽く弾むよう。

さらにもう一匹を狙ってすかさずしゃくり続けます。

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終了間際の一本、いやY店長のと合わせてポイント移動後比較的短い時間に二本釣れたものだから、船長もここでタイムアップ、といえない釣りしの「念」を感じたらしくアドバンスタイムを宣告してくださった。

他の釣り師一同も、ワタクシごときに釣れるんだったら自分だって、と思ったのか気合いを入れ直してアドバンスタイムを心を一つにして闘ったのでありましたが津軽海峡のマスはそんなに甘くはなかった。

その後はノーフィッシュで納竿となり港に向かいます。

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ワタクシは本当にラッキーな一匹のおかげで気持ちも軽かったのですがBOSE組はさぞや悔しかった事でありましょう。

港に着くと言葉少なに道具を上げます。

翌日は大しけの予報が出ており船長から朝から出船中止宣言が出ていたので落胆は大きかった。

むつ市ないの宿に戻り一休みして夕食は船長も交えて船長の馴染みの店で酒宴となったのでありますが、渋いなりに色々考えながらあの手この手を尽くす釣りなので釣れなくてもそれなりに面白く、盛り下がる宴会にはならなかった、どころか船長からBOSEステッカーをもらった皆さんは誇らしげな顔をしていた。

釣れなくてこんなに嬉しそうな釣り師を見るのもなかなかない、船長の粋な演出に感心しつつ夜は更けていったのでありました。

 

 

翌日はシケなのでゆっくりとホテルをチェックアウトして30分ほど走ったところにあるワイナリーを訪問しみんなでぶどうソフトクリームを食べて、ワタクシはワインを二本購入。

 

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ホテルのルームキーを返し忘れたワタクシのヘマのおかげで再びむつ市内に戻り地元の酒蔵で日本酒も購入し、地元の喫茶店でハンバーグライスをいただいたら大間岬まで小一時間一走り。津軽海峡からの爆風の吹き荒ぶ大間岬で写真を撮ってお土産買ったら一気に三沢空港に向かい、時間丁度に空港に入ったところで飛行機の遅延を知らされ膝カックンするも立ち直ってよりより一時間遅れで羽田空港に戻って参りました。

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「今までで一番渋かったけれど、一番面白かった」と言っていたネイチャー・ボーイズの柳さんの言葉通り、しゃくるスピード、フォールスピード、などジギングの色々な要素を見つめ直すことができてとても良い釣行だったと感じたのでありました。

 

写真協力:Ebb&Flow 
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
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2025年2月 8日 (土)

ようやく行けた今年の初釣り@長崎屋 本牧港

年が明けてからあっという間に一月が過ぎて、2月ももう中盤に差し掛かろうというのにまだ今年になって釣りに行ってない。

例年なら一月中にはどんなに寒くてもアマダイ釣りあたりに出かけるところなのですが、今年は時間のある時と時化が重なったり、他の用事が意外と忙しかったりで気持ちが釣りに向いていなかったのでありますが、ようやく1日ぽっかり空いたところにシーバスが釣れ始めているという情報を知り、他の細事をすっぽかして釣りに出かけました。

出かけたのはいつもこの時期にシーバスジギングでお世話になっている本牧の長崎屋さん。

僕にとってはここの船はシーバスジギン具のホームグラウンドで、勝手に師匠と思っているWさんやいつもいろいろ教えていただいているYなどに会えることもあり、この船以外のシーバスジギン具は考えられないのであります。

 

当日、船宿の開く6時を少し回ったあたりに到着し社長の親父さんとお久しぶりの挨拶をしてお金を払い港に向かいます。

ここの船宿は、元々は目の前が海だったと思われるのですが、埋め立てで今は本牧の港が車で5分くらいのところにあるので、受付だけ船宿でしたら港まで大移動するんです。

港に着いたらまだ船には誰もいないかな、と思いつつ荷物を運んでいくと見かけた人影がありすぐにWさんだと分かったので声をかけた。

確か昨シーズンに一度だけ来た時にもお会いできたのでラッキー!

 

釣り座を近くに取らせていただいて釣りの準備をしていたら「珍しい人がいるなあ」と声をかけられたので顔を上げたらYさんだった。

Yさんに会うのはずいぶん久しぶりでコロナ前にあってキリかなあ、それというのも僕がシーバスジギングをサボっていたからなんですけれどね。

遠征ばっかり行っていないでシーバスも来てくださいよ、とYさんに冗談半分に叱られてしまったのも仕方ない。

久しぶりにお会いできて元気そうなので嬉しくなった。今日の釣りは楽しくなるな、と期待も膨らみ準備をしていると功船長がやってきて、これまた久しぶりです、と挨拶されたのでありますね。も少し真面目に通わなくちゃ。

 

という感じで8時前くらいに港を出て、この日は一気に木更津沖のタンカーまで走って攻めることになりました。

移動中横浜のみなとみらいのビル群の向こうに富士山が真っ白な姿を見せて美しい。

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この日は大寒波の襲来で横浜でもかなり冷え込んで、朝車のフロントガラスが凍っていたくらいなんであります。

この時期に船の上から東京湾を見るとシーバスジギングに来たよ〜!というのを実感できてウキウキしてくる。

 

最初のタンカーに到着して魚探をかけたらベイトの反応が全くないのでスルーして次の船に向かいますが、次の船も反応がない。

仕方ないので羽田沖の滑走路の誘導灯の橋脚周りまで移動したもののここも反応なくまたすぐ移動。

ベイトちゃん、シーバスちゃんどこ行っちゃったの〜?という感じなのだけれど、Wさん、Yさんは余裕の表情なのでありますね。

なんでも、この日は下潮が効かないとシーバスの活性も上がらないので潮が下げ始める11時頃までは辛抱の釣りになるとおっしゃっているので、僕も一緒に余裕をかまして居たのだが。

羽田の誘導灯から少し離れたところでベイト反応があったのでやってみると最初の一匹が釣れたので、この辺りを少し粘りつつ近くを移動しながら攻めてみると僕にも二本釣れたのでちょっと満足。

使ったジグはマダイのジギング用に買ったタングステンの80グラムジグ。

最近のシーバスジギングの傾向としてベイトが小さいのでジグの小さめがいいという事前情報を長崎屋さんのホームページで見て持ってきて居たのだ。

タングステンは鉛に比べて比重が高いので同じ重さでも小さなジグが作れる上にフォールさせる時のスピードも速いのが特徴で、この最初の魚もフォールで食ってきたことから、情報通りの釣りになってなるほどと納得してしまった。

タングステンジグを使うジグの小型化は東京湾のタチウオジギングでも顕著で、昨秋出かけたタチウオジギングの時にある船長からタングステン持ってこなければダメだよ、とまで言われるくらいに一般化しているのでありますが、このタングステンジグったら値段が高いんですよ。

そりゃあ素材のタングステンの価格は鉛に比べたら数倍するでしょうから値段が跳ね上がるのも仕方ないんでしょうけれど、釣り師としてはそんな高いジグを何色も揃えるなんて懐に厳しいそでやりたくない。初めてジギングをはじめる人にいきなりこれを買って、とタングステンジグを何本か揃えさせたらおそらくためらってしまうのではないか、と思われるし、その分初心者のジギングへのハードルが高くなてしまうので、僕としてはあまり良い傾向ではないなあ、などと考えながら釣りをしていたのでありました。

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そのうち時計が回って10時を過ぎたくらいに朝イチに行ったタンカーに戻ってみるとベイト反応があるのでやってみるとポツポツ連れ始めた。

地合いが近いな、と思っていたところに隣のタンカー周りで鳥山ができているのを船長が発見して素早く移動すると、ここで入れ食いになる。

ジグはサイズは関係なく釣れたけれどカラーはある程度決まった傾向があり赤キンが良かった。

ここで2匹ほど釣れたところで、ちょっと頼まれていたビデオの編集にシーバスが釣れるシーンを入れたらいいなと思いつき、気分がスイッチして撮影モードになり、釣りまくるW,Y両氏にお願いして釣りの邪魔をしながら撮影させていただいた。

撮影モードに没入してしまった僕がいろいろ注文するもんだからYさんからは早く釣りさせてよ!とお小言までいただくもしっかり無視して気に入る映像が撮れるまで二人の邪魔をしまくったのであります。

 

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それでもこの入れ食いの間にいい感じの映像が釣れたので満足して自分も再び釣りモードにスイッチを切り替えて釣り始めると数匹釣れた。

この日は釣れる魚のサイズがよくて50センチ以下は少ない感じで、かかると引きも良い。しかしながら食いは浅くてバラシも多く最初の入れ食いはこのバラシのせいで魚が警戒して食わなくなってしまったのではないかと後でWさんは分析するほどよくバラした。

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入れ食いが終わってしまい次の船へと移動していくも、このあとはプチ入れ食いがあったくらいで爆発はなかった。

午後になって薄雲がかかると気温が急に低くなってっ寒くなり釣りをするのも辛いくらいになってしまう。

 

それでも入れ食いを求めて船長がポイントを移動してくれるので広い釣りをして行ったのだけれど、最後まで二度めの入れ食いには出会えず、2時半過ぎに沖上がりとなったのでありました。

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この日の僕の釣果は6匹、トップは16匹。長潮の日としては入れ食いタイムもあったので結構楽しめたのでありますね。何よりも僕的には釣りモードと撮影モードでテンション上げ上げだったのですごく短い一日に感じられたのでありました。

 

3時に港に戻って皆さん位お礼を言って帰ったのでありますが、今シーズンはなんとか時間を作ってまた来たいなあ。

シーバスジギン具、楽しい!

 

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2025年1月16日 (木)

アマダイ釣りでやらかした!@沖衛門丸 茅ヶ崎港

遠征の話ばかり書いていますがたまには近場のエサ釣りもやりますよ。一番好きなのはアマダイ釣りですねえ。この釣りは誘いが命なのでルアー釣りにかなり似ているところが好きなのかな。毎シーズン一人ででも出かけるんですが今シーズンも昨年12月の頭に一人で出かけてきました。

お世話になったのは茅ヶ崎の沖衛門丸さん。

ここの船はスマホで釣り座が予約できるので、早起きしてムキになって釣り座を確保する必要もなく便利なんですねえ。他の船もこういう取り組みを是非お願いしたいです。

 

ということで6時半出船のアマダイ船に6時頃船宿についてお金を払ってエサを受け取り乗船しました。

ところが出船間近になって、クーラーに入れる氷がないのに気づいて、船長にいつくれるの?と聞いたら「受付でもらうんだよ」と言われて、ありゃこれは失敗、と思ったら船長がさっさと取りに行って来て下さった。

素人ですみません、とう感じで右舷のトモから二番目の席で仕掛けを作っていざ出船。

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「最初は浅場で白甘鯛をやってみます」と船長のアナウンスがあり、港からちょっと走ったあたりの水深40メートルくらいで釣りを開始した。

「フグが多いから気をつけてくだ足ね」と船長から言われた通りにここではフグの猛攻にあい、すぐに小移動して60メートルくらいのポイントに入ったのだけれどここもフグの猛攻でアマダイ釣りにならなかったんですね。

この間一時間くらい、流石に船長もこれではイカンと思ったらしくアカアマダイに行きます、と言って沖に向かい80メートルくらいのポイントへ大移動したのでありました。

 

釣り始めると、なんだか仕掛けがオマツリしてぐしゃぐしゃになってしまうことが二回連続であったら、船長から何かアドバイス頂いて修正したのだけれどまたしばらくするとオマツリでグシャグシャになるではありませんか。お隣さんは順調にアマダイを釣り上げていて三匹目くらいで50センチ近い大物をかけたのでタモ取して手伝った。

そんな感じで二時間近く魚が釣れずオマツリと戦っていたワタクシなのですが、ふと自分の仕掛けに違和感を感じたのでよ〜く見直してみたら、なんと!天秤に道糸と重りをつける場所が逆になってるじゃないですか!

道糸、重り、ハリスの順番で付けるべきところを重り、道糸、ハリスの順番で付けてた。

こりゃあオマツリするわけだ!なんという初歩的なミス!いくら一年ぶりくらいに来たとはいえ、アマダイ人生15年の中で初めてのデキゴト!とうとうボケが始まったか!と流石にちょっと意気消沈したのでありました。

仕掛けをちゃんと戻して釣り始めるも地合いが過ぎたのかヘタクソだからなのかその後も一匹も釣れず、11時頃になってようやく一匹目の顔を見てボウズを免れホッとした。

ちょうど潮が効いている時間帯でけっこう早く流れており、船長からも「潮が速い時はあまりエサを動かさないほうがいいよ」とアドバイスされたのでエサを止める時間を長めにしたらポツポツと釣れて昼過ぎまでに三匹釣れてなんとか格好になったものの、やはり最初の超凡ミスが影響しているのは否めないのでもう一踏ん張りしようと昼飯のコンビニおにぎりを頬張りながら気合いを入れ直した。

 

時間が午後1時を回ると潮が止まり渋い時間帯に入る。

ここでも船長から「潮が緩いのでしっかり誘って」とアナウンスがありありがたい。

 

潮の速い時は仕掛けも長めで誘いもあまりせずにエサを止める釣りだったのを大幅変更して、仕掛けを短く切って誘いも多めにして少しだけ止める、という釣り方に変えた途端に当たりが連発した。

一時半頃の起き上がりの時間までの間は、落として誘えば当たりが出るというほどの入れ食い状態になり5連続ヒットしたのでありますが、反対側の舷の方と二度オマツリして二匹バレてしまい納竿。

船長が釣果を聞きに来て4匹くらい?と聞かれたので6匹、と答えたら少し驚いてじゃあ写真を撮ろうと、釣果情報用の写真を撮ってくれた。

この日の竿ガシラは反対の弦のトモの方で9匹、お隣さんが7匹だったかな。最初のヘマさえしなければ自分もいいところに行ってたのに、とちょっと悔しかったけれど後半の潮止まりの誘い方を覚えたので良しとして帰って来たのでありました。

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この釣り方が本当に聞くのかどうか再度アマダイ釣りに行きたくて仕方ないのでありますが、色々忙しくて今の所その予定も無く、二月に入ると東京湾のシーバスジギングも魅力なので、また来シーズンまでお預けかな。それでまた同じヘマやらかすんだろうなあ。(笑)

 

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2025年1月15日 (水)

トカラ列島遠征2024その3@マリンチャレンジャー号

トカラ遠征三日目はいよいよ最終日となった。この日は本命のカンパチポイントまで朝一移動して釣りを始めた。
海はそこそこウネリがある。台風の余波がまだ残っていた。
6時頃釣り開始、いきなりジギング王がデカイのをかけたが切られてしまった。さらに立て続けにデカイのをかけたがこれも切られてしまい姿を見ることはできなかった。
僕も隣でしゃくるのだがなかなかアタリが来ない。
この時は海は微妙な二枚潮で表層はそれほど流れていないように見えるのだが底の方がかなりのスピードで潮が流れており、PE8号の太い糸を使っていることもあって、500グラムあるジグを落としても底に着く頃には糸はかなり流されて途中がたるんだ。しゃくり始める前に糸フケを十分にとってからしゃくらないとジグが動かない。釣りを始めて一時間を過ぎた頃に僕はそれにようやく気がついた。
使っていたのはツキジグ330、カラーは松原グロー、よく釣れるジグだ。
これをそこまで落としてから糸フケを取る。かなりの回数を巻いてからしゃくり始めると、いきなりドン!と来た。
重さが腹筋にまで伝わる、竿が引き込まれる。カンパチらしいいい引きは会館だった。
少ないアタリだったので慎重にファイトする。少し時間をかけて上がって来たのは見た目で8キロくらいのカンパチだった。
ようやく本命を見ることができて嬉しい。船上も盛り上がった。
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その後すぐに隣で釣っていたジギング王にヒット。
カンパチ連発!と思ったら引き方がなんか違う。上がったのはキハダマグロだった。
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そのあとはなかなかアタリが出ず、ポイントを小移動、大移動を繰り返し一同しゃくり倒したが午前中は後が続かなかった。
午後一時を回った頃ようやく次の一匹をナベさんがかける。
いいサイズのカンパチだった。
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その後もあたりは散発で、マリチャレでは良くあるカンパチの連続ヒットで全員竿が曲がる、というようなことはなく沈黙の時間が続く。
根魚狙いで底を叩いていた根魚王ににちっこいエソがヒットしたくらいでこれといった釣果が出ない。
二枚潮で糸が激しく流されるのでオマツリも多くなかなか苦労させられる釣りだった。
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時間が過ぎるのは速くいつの間にか夕まずめの時間になる。
5時近くなったところで、昨日悲しい出来事が続いた怪魚ハンターの起死回生のヒットが続いた。
立て続けにいいサイズのカンパチを上げて面目を取り戻す。
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ドヤ顔二連発は昨日の鬱憤が張らせたように見える。
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今回は寝ているか写真を撮っているかであまり釣りをしなかったクワガタ船長もここで抜け目なくヒットさせカンパチをキャッチした。

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比較的出番が少なく目立たなかったオサムシ君にもようやく良いのがヒットしたがファイトの途中でバレてしまった。
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5時半を回ると西の空が焼け始めて美しい。
こんな綺麗な夕焼けをバックにでかいのとファイトがしたくて必死にしゃくり続けるもののあたちは少なく上がるのはこんなのくらいだった。
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サメもそこそこいて折角かけたカンパチを取られてしまうこともある一日だったが根魚王はアカヤガラまでサメに持っていかれてしまった。
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日が落ちると空は燃え上がるように焼けて海まで真っ赤に染まり美しい。
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この日は日没まで釣りをし切ったがとうとうその後のカンパチヒットは無く釣りはこれで終了となった。
海の上で夕食をとった後、夜のうちに船は港に向かって走り続け、翌朝7時頃に指宿半島の山川港に帰着した。
台風の余波のうねりでポイントが限られた中、船長も苦労してなんとか良いポイントにと僕らを運んでくれたおかげで最終日はカンパチを手にすることができたのは嬉しい。
次回来る時はどんな釣りが待っているのだろうか。期待しながら港を去った。

写真協力:Ebb&Flow 
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
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2025年1月14日 (火)

トカラ列島遠征2024その2@マリンチャレンジャー号

マリンチャレンジャー号で行くトカラ列島カンパチ&GT釣りツアー、二日目の朝は島影に係留された船の上で目覚める。キャビンから外に出ると目の前の島の火山岩が様々な形で固まったの異様な形が迫ってきてすごい迫力だった。
この日の朝一は6時頃から釣りを開始、島周りをキャスティングでGTを狙い何度か流したがワンバイトのみに終わり釣れなかった。
ジギング組はオサムシくんのバラハタを皮切りにポツポツと釣れた。
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GTはイマイチだったので気分展開にコーヒーを淹れてエノカフェを開店する。最高のロケーションの中で飲むコーヒーは堪らない。こういうのがあるのでおバカなエノカフェもやめられないのだ。

気分を取り直して再開後間も無く怪魚ハンターにアオヤガラがヒット。クワガタ店長から写真撮影を要求され仕方なさそうにヤガラを手に持って撮影したのだが、これが後に怪魚ハンターにとって大きな不幸を引き起こすことになるとはまだこの時点では知る由もなかった。
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ヤガラが釣れて潮が動かないのかな?と思っていたら10分も経たないうちにまたまた怪魚ハンターにヒット。今度のはデカイ!竿が満月にしなり、他の釣り師がそのファイトを見守るほどの大物、竿先はグイグイと水面に引き込まれそうになるのを必死に堪えるファイト!は見事だった。
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これは行けそう、デカイのが上がるぞ、と一同が注目していたのだが突然竿がフッと軽くなりバレてしまう。
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のけぞってそのままくずれこむ様に船べりに座りこんでしまった怪魚ハンターの落胆ぶりがその魚の大きさを示していた。怪魚ハンターの不幸の始まりだったがまだまだこれは序章に過ぎなかった。
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その後またすぐに今度は根魚王にバラフエダイがヒット。ここで船長はこのポイントに見切りをつけて沖のポイントに大移動した。
水深100メートルくらいのポイントでカンパチを狙ったがアタリは少なかった。

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潮が動かないようで根魚王がドラキュラと呼んでいるハギの仲間を釣ったのと、この日のある意味ヒーローになりつつあった怪魚ハンターがアカヤガラ、そしてまた根魚王がアカヤガラ、とどうもパッとしない。
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さらに怪魚ハンターにとっては決定的な不幸な事件が起こってしまった。しゃくっていた竿に根掛りで一瞬大きなテンションがかかった瞬間に、なんと竿が手からすっぽ抜けて海に落ちてしまったのだ。慌てて掬おうとするにも手元に網もなくなす術がな組み詰めるだけ。海中に消えてゆく中一瞬きらりと光るリールの輝きが悲しみを増幅させる。それは横で傍観していた僕でさえ悲しくなるような光景だった。激しく落ち込む怪魚ハンターにかける言葉さえ失っていた。
長い事釣りをしていると色々な事件が起こる。
良い思い出、悪い思いが出入り混ざる中で、これだけは一生悪れないだろうという悪夢のような思いで、というのもある。怪魚ハンターにとってはそういう最も歓迎したくない思い出を作ってしまったのであろう。このことをブログに書くのも逡巡するほど僕は彼に対して気の毒な思いなのでありますが、今後の自分への気の引き締め直しをすることも踏まえて敢えて書かせていただきました。怪魚ハンターさん、嫌な思い出をまた思い出させてしまってごめんなさいね。
一応怪魚ハンターの名誉のためにも書かせていただくと、竿が手から滑ったのは朝一のヤガラの手持ち撮影でグローブが滑りやすくなっていたらしい。無理矢理ヤガラの写真撮影を要求したクワガタ船長に対して「あんなの写真に撮ったのが悪いんですよー」と抗議をしていたが、落ちた竿はもう戻らないかった。あとは笑い飛ばすしかなかった。
そんなこともあってどうも釣りが盛り上がらなので気分転換に昼食となった。
昨日釣ったキハダを船長が漬け丼にしてくれたのをみんなで舌鼓を打って食べる。海の上での新鮮な魚、最高の食事だった。
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この日は台風の余波で風、波の影響が残っておりなかなか本命ポイントに行くことができず、本来なら沖のポイントをもっと攻めるところなのだが、船長の判断で夕まずめは再び島周りに戻る事にした。
午後3時を回ったあたりでポイントに到着する。
キャスティングでGT狙いとジギング組でカンパチを目らうも釣れてくるのは外道ばかりで盛り上がらない。

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時折手元に来るいいあたりはほとんどが根魚でトカラらしくバラハタが多い。
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そんな中でも根魚王はにとっては本命である美味しいハタ類を立て続けに釣り上げて行くところが凄い。
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早くも夕方5時を回った頃、船の周りにスマガツオとツムブリの群れがあたり連発した。
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そのあとはワフーも回ってきて釣れたところで日没となりこの日の釣りは終了し、再び島影の宿営地に船は投錨した。
二日間釣りをして、まだ本命のカンパチが一匹も釣れないというマリチャレでは珍しい展開だったが、これもポイントを限定されていたからだった。
翌日、最終日は波も落ちて本命のポイントに行けると船長から聞かされたので、僕は夕食後早めに寝てしまった。
船中泊は夜の釣りが面白いのでヨッシーさんがジグを落としていたが、何匹かギンガメアジが入れ喰ったらしい。

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その頃僕はすでに夢の中だった。

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2025年1月13日 (月)

トカラ列島遠征2024その1@マリンチャレンジャー号

またまた昨年の話になりますが、2024年10月の初旬に鹿児島県指宿の山川港にあるマリンチャレンジャーさんでのトカラ列島カンパチ遠征の模様をご報告したいと思います。

 

この遠征は前々日くらいまでの天気予報では台風直撃で遠征は中止だろうと思いなあんにも支度しないでいたら、前日になってルアーショップ 、エブアンドフロー のクワガタ店長から「行けますよー」と軽〜い返事が来たので慌てて釣りの準備をしたというくらい際どい天気状況でした。

10月2日昼過ぎに横浜を出て3時頃の便で鹿児島に飛び、鹿児島空港から迎えに来ているバスで9時頃に山川港へ移動するとすぐに船に荷物を積み込んで釣りの支度を始めるのでありましたが、僕は前日まで中止と勝手に決め込んでいたので気持ちが釣りにいかなくてタックルのセッティングもせずに船の奥のベッドに入って寝てしまった。

夢の中で船が出てゆくエンジン音を聞いたような気がした。

 

翌朝6時頃目がさめると船のエンジン音が下がり船長がポイントに着いたというので仕方なく起きてキャビンを出た。

生暖かい空気が身を包んで来て南にきたんだと実感する。空はどんより曇っていて今にも雨が降り出しそう。

一同起きてきて釣りを始める様子だったが、僕はまだ頭の中が釣りモードにならずにのろのろとコーヒーを淹れてみんなに無理矢理飲ませ田が、幸いというか不幸にもというか僕がコーヒーを淹れている間に早くも連続で大物がかかったがどちらもバレてしまって上がらなかった。

その直後には根魚王がバラハタを釣り上げてリリースする。

 

キャスティング組にはヨッシーさんに太いスマガツオが釣れて夜のおかずを確保してくれた。




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怪魚ハンターにはションベンダイとナンヨウカイワリ、根魚王の二匹目はちっこいションベンダイと次々釣れる中、コーヒーを飲んで体に回ったらようやく体も頭も動き始めて釣りをする気になった僕にもりすぐに何かヒットし、いいサイズのハタが上がってきたのでラッキー!





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そこからはポイントを移動しながら釣りをするが、バラハタ根魚を中心にナンヨウカイワリ、ションベンダイなどが次々上がってくるのはいかにもトカラ列島らしくていいのだが大物が欲しい。


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そんなところにキャスティングにGTかヒット!小柄ながらも立派なGTだ。やはりこういう魚が釣れるとテンションが上がる。続いてヨッシーさんんにもGTがヒット。これも小型だったが嬉しい一匹。




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次のポイントではキャスティング組にギンガメアジが連発した。




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そこからはしばらくアタリが遠のき移動も色々して、地合いが来たのは夕方4時過ぎだった。

根魚王にいい感じの根魚がかかったがあげてくる途中でサメに喰われ針ごと切られる。

そのあとはキメジとスマガツオのラッシュで次々と上がってくるもキメジはほとんどリリースして美味しそうなスマガツオはキープする。



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夕まずめ最後は怪魚ハンターが僕が名前は知らない赤いハタを上げてこの日の昼の部は終了となった。

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夕食にはスマガツオのたたきを船長が作ってくださって、一同舌鼓を打ちながら酒に酔ったりジュースを飲んだり。

今回のメンバーは飲まない人も何人かいたのでこういう展開になる。


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こうして、いろいろ釣れたものの今回の本命であるカンパチは全く釣れずの初日の釣りが終わった。

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2025年1月10日 (金)

今年初釣り遠征が中止になってしまった!

珍しくリアルタイムの内容でブログを書きますが、実は本来なら今頃は南大東島の沖の船の上にいる筈だったのでありますが、昨日からの日本列島を襲っている大寒波のおかげで、港から船が出られないとの事で遠征は中止になり、家のキッチンでストーブにあたりながら淋しくパソコンに向かっているのであります。

 

南大東島の遠征は主な狙いはデカカンパチ、そしてパヤオでのキハダの入れ食いなどと夢のてんこ盛りのような遠征の予定でした。ロケーションも滅多にいけない南大東島で僕自身も初めて訪れる場所だったので楽しみも大きかった。その分中止になった時は落胆が大きかったのでありますが、昨日今日の寒波による大荒れの天気を見たら行かなくてよかった、と中止の判断をして下さった船長に感謝する、というくらい気持ちは180度変わってしまいました。

 

こうして気持ちの切り替えは比較的用意にできたものの、四日間釣りのために空けておいたスケジュールがいきなりぽか〜んと空いてしまったものだから、そちらの木の抜けようと言ったらありゃしない。

四日間何して過ごそうかしら、酒飲んで寝て過ごそうか、スキーにでも出かけようか、近場の釣りもいいな、などと色々考えたのでありますが、海は近場も大時化だし、スキー場は大雪だし(パウダーのチャンスではあるけれど)、一人ぼっちで遠くまで運転するのも面倒だし、正月の酒浸りからようやく抜け出したところだし、というのでなかなか方針が決まらない。

それに、気持ちは切り替えられたというのに、今頃はパヤオで入れ喰ってるんだったのかなあってるんだったのかなあ、などとふと思ってしまったり、夕食には船中泊で食べようと思っていたレトルトカレーを食べながら、このカレーの味も船の上だったらまた格別に美味いんだろうなあ、などと未練タラタラで複雑な思いでいるのであります。

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写真はイメージです(笑)

 

せっかく四日も空いたのだから何か有意義に使いたいなぁと思うものも、考えているうちに時間はどんどん過ぎてゆき早くも一日があっという間にすぎて残りは三日になってしまったし、天気予報では今日も寒波の影響で全国的に大荒れの天気、と報じているし、一日出遅れたおかげでただでさえ重い腰がさらに重くなってしまった。

 

そんで、なんとかこの虚無状態から脱出しようと、とりあえず支度した釣りの荷物を解いて片付け何もなかったことにするところから始めたら、船上で淹れるはずだったはずのコーヒー豆やワインボトルなどが荷物から出てきたりすると、気持ちのグラグラ度がさらなる追い討ちをかけられて腰の力も抜けて虚無状態に陥りそうになる。

せっかく気持ちを切り替えたはずだったのになんだか振り出しに戻された気分でなかなか安定しないのでありますね。早いところ荷物は片付けて、釣り具も見ないようにして暮らそうとさっさと片付けだけして、残った時間はヤケクソでジムに行って筋トレして、さらに空いた時間はレコードいっぱい聴いて、普段サボり気味なサックスの練習をしてみるかという風に気持ちを切り替えて生活を日常に戻してゆく作業に三日かけるということにするしかないのでありますね。

こんな時皆さんならどうやって気分転換するんでしょうか?

 

色々ありますが、もともと何もしなくてもいい時間、という気分に切り替えてみれば、なんとなく気持ちに余裕が出てきて、これはこれでまあいいか、とようやく今朝になって気持ちが落ち着き始めたという話なのでありました。

それでもやっぱり近場でもいいから釣りに行きたくて風予報なんかをみてるのですが、土日は凪だけど船が混むので行きたくない上にその先はまたしばらく敷けるようなので釣りは諦めざるを得ない。

 

もともと優柔不断な僕がさらに優柔不断になっているというつまらない話なのでありました。

 

 

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2025年1月 9日 (木)

隠岐の島遠征2024その3@浜吉丸 海士町

2024年11月2日、隠岐の島遠征3日目は台風崩れの低気圧の通過に伴い前夜から大時化でとてもじゃないが海に出られる状況ではありませんでした。

 

朝早く起きてコーヒーを入れて飲んでいたら釣り師一同が起きてきたので、みんなにコーヒーを淹れてエノカフェを開店し外の嵐の風音を聞きながらみんなあきらめ顔でコーヒーを飲んだ。

7時に梅林船長が朝食の弁当を届けてくださったのでいただいたら、もうやることもなく間が持たなくなり酒を飲み始めたのであります。

朝から宴会をするというのもたまには良いもので、ダラダラ飲みながらとりとめのない話題で盛り上がっているとあっという間に昼になってしまった。

昼食も船長が弁当と味噌汁を食べた。

昼過ぎになると雨が上がったので船に行って昨日釣れた魚を仕分けしたら、船長が宅急便で送る手配をしてくれた。ありがたい。

船長が働いている間もぐずぐず飲んでいたら船長の奥様がシロイカを沢山炙って持ってきてくれたので、日本酒を瓶ごとお燗してのみが加速する。

シロイカは噛めば噛むほど口の中に旨味が広がりたまらない。ガン缶飲み始めてしまいそのうちビールがなくなり船に冷えたのがあるのを取りに行ってまでして飲んでしまった。

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夕方までにはベロベロになってしまい、この日の夕食は隠岐牛のお店で高級なお料理をいただいたのに、出てきた隠岐牛の寿司やらすき焼きやらの記憶は全くなく、締めに出てきたうどんを若手の釣り師に無理強いして食わせたことしか覚えていない。

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そして日が明けて翌日。

流石に二日酔い気味で胸やけがひどく早朝にコーヒーを淹れて飲んだけれど胃の具合は収まらず頭もぼーっとしていた。

5時半には船に行き支度をする。風邪は少し残っていたけれど出船するも僕は酔い覚めの空腹で早朝から弁当を食べたら気持ち悪くなってしまった。ばかだ(笑)

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薄暗い中、ポイントに着いたらキャスティングをしてみたもののこの日も魚の反応はイマイチでなかなか出なかった。陽が上がってきて明るくなるまでの一時間ほど僕は投げ続けたが疲れたので根魚狙いに竿を持ち替えた。

ところがこちらも魚の反応は悪く時おりかかるのは小さいベラかガシラばかりでアコウの反応が全くない。

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昨日の時化で新しい潮が入れば魚の活性も上がり、違うサイズの魚も入ってくるのではないかと期待したのだけれど、潮は濁りぎみでどうもイマイチだった。

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この日は昼までの釣りだったので、時間がどんどん過ぎてゆく。

船長もなんとかいいのを釣らせてくれようとあれこれ悩みながらポイントを選んでくれたがヒラマサも小さいのが一本キャスティングで上がったのみであとはペンペンのチェイスくらいと厳しい状況だった。

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根魚もいろいろやてみたけれど釣れるのはガシラとベラばかりで気持ちも焦ってくる。

 

早くも11時を回理、もうここが最後のポイントです、と船長が言うなか釣り始めたら、ここは潮の色が変わっていて澄んでいた。いけるかな?と思ってジグを落とすとアコウがようやく来て喜ぶ。さらに終了間際にも言い方のアコウが釣れた。根魚王もアコウを釣り潮が変わるとこんなにも魚の活性が変わるものかと驚いた。

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さあ、これから!と言う時にタイムアップとなり残念だったが仕方なく港に戻って帰り支度をする。

道具を片付けて荷物をまとめたら再び船に積み込んで、釣り船でそのまま七類港まで船長に運んでもらう。

二日酔いはだいぶ治まったものの体調はダメダメで寝ている間に七類港に着いた。

 

七類港で船長に三日間のお礼を言い別れる。

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呼んでおいたタクシーに乗り込み美保神社という釣りの神様の総本山的な神社に立ち寄ってお参りして空港に向かった。

 

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2025年1月 8日 (水)

隠岐の島遠征2024その2@浜吉丸 海士町

2024年11月1日、隠岐の島遠征2日目

4時起きして支度をし、船宿から歩いてすぐそこの船まで行くと梅林船長がすでに船の中から釣竿を出して準備していてくれた。こういうところがこの船長の素晴らしいところで、いつも僕ら釣り師に気遣ってくれている。

6時前、まだ薄暗い中出船

最初のポイントまでは15分くらいで着いた。海は凪でこの日の朝一は僕もキャスティングをした。

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薄暗い海にキャストしたルアーが消えて行く。朝まずめのいい時間なので一発大物が出てくれることを期待して投げ続けたのだがバイトは無く、一人根魚を狙っていた根魚王がアオハタを一匹釣るのみに終わったのでやむなく移動となった。

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次のポイントは昨日もやった大物ヒラマサポイント。

ここでもしばらく投げたが魚の反応は薄い。僕は早くも一休みして朝ごはんのお弁当を食べた。船長の奥様が作ってくれた手弁当が美味しい。

他の釣り師の皆さんはしばらく投げていたが反応がないので移動した。

 

三つ目のポイントは魚が出た。ヒラマサが同時に二人にヒットし、一人は一本のルアーに二匹掛かってダブルヒットだったので船上は活気付くもヒラマサのサイズが小さい。

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9時過ぎまでキャスティングポイントを攻めたがどうも魚は小さいし反応もイマイチなので船長の判断でジギングをすることになり大きく移動した。

 

ジギングポイントは水深80~90mあり重めのジグを落とす。狙いはブリ。

しばらくしゃくるが潮が流れず苦戦する。魚の反応が魚探に映るも食ってこないようだ。

小さな移動を何度かしたがダメなのでまたまた大移動するもここも喰わない。

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釣れないのでみんなで記念撮影

 

さらに移動したポイントで大変なことになった。

流すたびにマダイが喰ってきて船の中で寝ていたクワガタ船長ともう一人以外全員がマダイをキャッチするも写真班の店長が寝ていたので写真がないのが残念。

マダイは数だけで無くサイズもデカイ。サイズを選んでキープして小さいのはみんなリリースした。そんな中で一人いいサイズのブリを釣り上げた方がいて盛り上がる。ブリがいないわけではないのを証明してくれたので一同やる気が出るも、引き続き釣れるのはマダイにさらに良いサイズのヒラメも二枚上がった。

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同じポイントを数回流したら流石に食いが落ちたのでヒラマサ狙いに大移動したがここもダメだった。

釣りをしていて僕にはどうも魚の数が全体的に薄い感じがした。まだ群れが入ってきていないのか潮が良くないのか分からないがね魚も含めて反応が悪かった。

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すでに時間は午後3時を回っていてここでまた移動して浅場でヒラマサキャスティングに戻った。

僕はヒラマサはすっかり諦めてアコウ狙いでジグで底をネチネチ探っていたのだけれど、すぐ横で同じくアコウしか狙わない根魚王がゴビアスブルスリムでアコウを次々キャッチしてプレッシャーをかけられる。

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僕はブルスリムの同じカラーをすでに根掛かりで失っていたので作戦を変更したいラバに変えたら途端にいいサイズのアコウを二匹キャッチし満足した。ここでは30センチ以下のアコウは船長が丁寧に空気抜きをしてリリースしてくれる。面倒な作業なのだが資源の確保には大切だ。その効果もあってかいいサイズのアコウが必ず混ざって釣れてくる。

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こういうことは他の船でもやってほしいなあと思う。いまの釣り具や釣り師の技術の発達を考えたら魚よりも人間の方がはるかに分がいいと思う。釣れる魚を制限なくキープしたらたとえ一本釣りの魚釣りでも魚は間違いなく減ると思うのだ。これは魚種に関係なく言えることで釣り師は数釣りすることで未来の自分の釣りの首を絞めていることになっているのではないだろうか。

勿論、漁船による大量捕獲の方が自然へのダメージは大きいだろうけれど、だからと言って釣り師がやり放題というのもどうなんだろうなあ。

何れにしても行政が科学的根拠に基づいた規制をちゃんとやらないとダメだと思う。

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堅い話はこれくらいにして釣りの話に戻しますと、ヒラマサキャスティングの方は結局朝のプチ入れ食いだけで終わってしまい夕まずめもチェイスはあったものの午後5時まで粘ってやったけれど釣れませんでした。



この日は午前11時頃から小雨が降り始めて半日雨に濡れて体が冷えたので宿に戻り熱いシャワーを浴びた。

夕食は居酒屋に船長も一緒に行って焼酎を飲みながら釣り談義をした。

 

明日は時化予報でかなり荒れるようなので一日宿で過ごすことになるという事だった。

 

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2025年1月 7日 (火)

隠岐の島遠征2024その1@浜吉丸 海士町

昨年の話になりますが10月末から11月初めにかけて出かけた隠岐の島遠征の話です。

行き先は山陰の隠岐諸島にある中ノ島の海士町です。釣り船は浜吉丸、いつもお世話になっている梅林船長に今年もお世話になりました。

日程は10月31日出発の11月3日帰りという3泊4日。

初日は朝一の便で羽田から米子空港に飛び、空港から島根県の七類港までタクシーで移動し、そこに海士町から迎えに来てくださっていた浜吉丸さんの船に乗ってビールを飲んでウトウト寝ていると昼前には釣り場まで移動するという極楽スケジュールです。

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当日は風がまあまあ有り波もあったのですが動いていれば寒くないという程度の気温でした。

早速キャスティング組とジギング組に分かれて投げたりしゃくったり始めます。

 

僕はとりあえず魚の活性を見たくてよく釣れるツキジグのプロトを落としてそこをトントン探るとすぐに小さいアヤメカサゴがヒット。梅林船長が丁寧にお腹の空気抜きをしてリリースしてくれた。根魚王も早速良いサイズのアオハタを上げる。

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キャスティングの方はたまにバイトするもののなかなか乗らない。

魚の反応がイマイチなのでポイントを変える。

そのポイントは数年前にクワガタ店長が27キロのデカマサを釣ったポイントだったのでキャスティング一同気を引き締めて投げ始めた。

ところがバイトどころかチェイスもろくにない。

根魚も根魚王がアコウ(キジハタ、この辺りではアカミズ)を連発しただけであとはベラやガシラの小さいのばかりなので仕方なく移動しました。

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次のポイントは磯キワを流すポイントで潮の流れも速く良い感じ。

駆け上がりの上がり切る手前でしゃくっていた手元にドン!というあたりがありグイグイ引くではないですか。

何やら青物らしいのですが、ようやくそれなりの魚をかけて喜んだのもつかの間、ズルん、という手応えとともに魚が外れてしまった。ジグを回収したらなんと針が伸ばされているではありませんか。小物用の針では太刀打ち出来なかったようでなんとも悔しい。

船長が同じところをコースを変えて三回流してくれたけれど後が続かずまた移動しました。

この日最後のポイントになったこの場所では小さなマダイ、ヨコワ、アヤメカサゴが来ましたがいずれもリリース。根魚王はコンスタントにアカミズを釣るも僕はおチビの外道ばかり、もう上がりましょうというところでようやくアオハタのまあまあサイズが上がって終了となりました。

 

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キャスト組はチェイスが何度かあったかあったもののキャッチは小型のヒラマサ一匹で終わってしまいました。

 

なかなか渋い初日でありましたが、この日は丁度大リーグのワールドシリーズで、今日ドジャースが勝てば優勝という試合をやっていて、船の上でも野球好きの何人かが逐一情報をキャッチしながら釣りをしていたのでありました。

ドジャースが勝ち優勝を決めた瞬間には船上でも声が上がりましたが、一方では3日目が時化予報だったので、試合を3日目のお楽しみにとっておいて欲しかった、という意見もあり。

 

ともかく渋い展開になりそうな隠岐の島釣行の一日目なのでありました。

 

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